新規Aβ配座異性体選択的抗Aβグロブロマーモノクローナル抗体
本発明は、アルツハイマー病の治療及び診断において使用され得るモノクローナル抗体に関する。特に、本発明は、10F4及び3C5と表記されるモノクローナル抗体並びにこれらと類似の特性を有する他のモノクローナル抗体(例えば、マウス、ヒト又はヒト化)に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
脳脊髄液(CSF)中に存在するAβ(1−42)ペプチド及びb)CSF中に存在するAβ(1−40)ペプチドからなる群から選択される少なくとも1つのアミロイドβタンパク質よりAβ(1−42)グロブロマーに対してより高い親和性を有する単離された抗体。
【請求項2】
a)Aβ(1−42)単量体、b)Aβ(1−40)単量体、c)Aβ(1−42)原繊維及びd)可溶性アミロイド前駆体タンパク質α(sAPPα)からなる群から選択される少なくとも1つのアミロイドβタンパク質に対する結合親和性より大きい、Aβ(1−42)グロブロマーに対する結合親和性を有する単離された抗体。
【請求項3】
前記抗体が、非CSF中に存在するアミロイドβタンパク質に対し、CSF中に存在するアミロイドβタンパク質に対するよりも低い親和性で結合する、請求項2の単離された抗体。
【請求項4】
抗体がモノクローナル抗体である、請求項1又は請求項2の単離された抗体。
【請求項5】
抗体が組換え抗体である、請求項4の単離された抗体。
【請求項6】
抗体がヒト又はヒト化である、請求項1又は2の単離された抗体。
【請求項7】
前記抗体がアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体10F4及びアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体3C5からなる群から選択されるモノクローナル抗体として、少なくとも1つのエピトープに結合する、請求項1又は請求項2の単離された抗体。
【請求項8】
配列番号5を含む単離された抗体。
【請求項9】
配列番号6を含む単離された抗体。
【請求項10】
配列番号5をさらに含む、請求項9の単離された抗体。
【請求項11】
配列番号7を含む単離された抗体。
【請求項12】
配列番号8を含む単離された抗体。
【請求項13】
配列番号7をさらに含む、請求項12の単離された抗体。
【請求項14】
a)アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(10F4)の重鎖CDR3のアミノ酸配列及び軽鎖CDR3のアミノ酸配列並びにb)アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(3C5)の重鎖CDR3のアミノ酸配列及び軽鎖CDR3のアミノ酸配列からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1又は請求項2の単離された抗体。
【請求項15】
a)アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(10F4)の重鎖CDR2のアミノ酸配列及び軽鎖CDR2のアミノ酸配列並びにb)アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(3C5)の重鎖CDR2のアミノ酸配列及び軽鎖CDR2のアミノ酸配列からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1又は請求項2の単離された抗体。
【請求項16】
a)アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(10F4)の重鎖CDR1のアミノ酸配列及び軽鎖CDR1のアミノ酸配列並びにb)アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(3C5)の重鎖CDR1のアミノ酸配列及び軽鎖CDR1のアミノ酸配列からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1又は請求項2の単離された抗体。
【請求項17】
アミノ酸配列:a)SHYAWN;b)YIDYSGSTRYLPSLKS;C)GSGYFYGMDY;d)HASQNINVWLS;e)KASNLHT;f)QQGQSYPYT;g)NYLIE;h)VINPGSGDTNYNENFKG;i)GVITTGFDY;j)RASGNIHNYLA;k)NAKTLAD及びl)QHFWSSPRTからなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む単離された抗体。
【請求項18】
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマ。
【請求項19】
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(10F4)。
【請求項20】
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマ。
【請求項21】
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(3C5)。
【請求項22】
請求項1又は請求項2の抗体をコードする単離された核酸分子。
【請求項23】
前記分子のヌクレオチド配列が配列番号1、配列番号2、配列番号3及び配列番号4からなる群から選択される少なくとも1つの配列を含む、請求項22の単離された核酸分子。
【請求項24】
請求項23の前記単離された核酸分子を含むベクター。
【請求項25】
請求項24の前記ベクターを含む宿主細胞。
【請求項26】
抗体を産生する方法であって、前記抗体の産生に適した時間及び条件下で、培地中において請求項25の前記宿主細胞を培養することを含む、方法。
【請求項27】
請求項26の前記方法によって産生された単離された抗体。
【請求項28】
請求項1の前記抗体、請求項2の前記抗体又はこれらの組み合わせを含む組成物。
【請求項29】
組成物が医薬組成物であり、及び医薬として許容される担体をさらに含む、請求項28の組成物。
【請求項30】
配列番号1、配列番号2、配列番号3及び配列番号4からなる群から選択される少なくとも1つのヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体。
【請求項31】
前記抗体が、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマによって産生されるモノクローナル抗体及びアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマによって産生されるモノクローナル抗体からなる群から選択される、請求項30の単離された抗体。
【請求項32】
配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項30の単離された抗体。
【請求項33】
アミロイドーシスの治療又は予防を必要としている患者において、アミロイドーシスを治療又は予防する方法であって、前記治療又は予防を実施するのに十分な量で、請求項1又は請求項2の前記抗体を前記患者に投与することを含む、方法。
【請求項34】
前記アミロイドーシスがアルツハイマー病であり、又はダウン症候群のアミロイドーシスである、請求項33の方法。
【請求項35】
アミロイドーシスを有する患者の脳内のアミロイドβタンパク質の少なくとも1つのエピトープに結合する単離された抗体。
【請求項36】
前記抗体がPTA−7406及びPTA−7808からなる群から選択されるATCC寄託番号を有するハイブリドーマによって産生される、請求項35の単離された抗体。
【請求項37】
アルツハイマー病を有すると疑われる患者においてアルツハイマー病を診断する方法であって、
a.前記患者から生物学的試料を単離する工程;
b.抗原/抗体複合体の形成に十分な時間及び条件下で、請求項1又は請求項2の前記単離された抗体と、前記生物学的試料を接触させる工程;並びに
c.前記試料中の前記抗原/抗体複合体の存在を検出する工程(前記複合体の存在は前記患者中のアルツハイマー病の診断を示す。)
を含む、方法。
【請求項38】
前記抗原がグロブロマーである、請求項37の方法。
【請求項39】
アルツハイマー病を有すると疑われる患者においてアルツハイマー病を診断する方法であって、
a.前記患者から生物学的試料を単離する工程;
b.抗体/抗原複合体の形成に十分な時間及び条件下で、前記生物学的試料を抗原と接触させる工程;
c.得られた抗体/抗原複合体に連結体を、結合された抗体へ前記連結体が結合するのに十分な時間及び条件下で添加する工程(前記連結体は、検出可能なシグナルを生成することができるシグナル生成化合物に付着された請求項1又は請求項2の前記単離された抗体を含む。);並びに
d.前記シグナル生成化合物によって生成されたシグナルを検出することによって、前記生物学的試料中に存在し得る抗体の存在を検出する工程(前記シグナルは前記患者中のアルツハイマー病の診断を示す。)
を含む、方法。
【請求項40】
前記抗原がグロブロマーである、請求項28の方法。
【請求項41】
アルツハイマー病を有すると疑われる患者においてアルツハイマー病を診断する方法であって、
a.前記患者から生物学的試料を単離する工程;
b.抗抗体/抗体複合体(前記複合体は前記生物学的試料中に存在する抗体を含有する。)の形成を可能とするのに十分な時間及び条件下で、前記生物学的試料中を抗抗体(前記抗抗体は請求項1又は請求項2の前記抗体に対して特異的である。)と接触させる工程;
c.得られた抗抗体/抗体複合体に連結体を、結合された抗体へ前記連結体が結合するのに十分な時間及び条件下で添加する工程(前記連結体は、検出可能なシグナルを生成することができるシグナル生成化合物に結合する抗原を含む。);並びに
d.前記シグナル生成化合物によって生成されたシグナルを検出する工程(前記シグナルは前記患者中のアルツハイマー病の診断を示す。)
を含む、方法。
【請求項42】
a)請求項1の前記単離された抗体、請求項2の前記単離された抗体又はこれらの組み合わせと及びb)医薬として許容されるアジュバントとを含むワクチン。
【請求項43】
アルツハイマー病を発症すると予測された患者の能動免疫に適した化合物を同定する方法であって、
a)目的とする1つ以上の化合物を、前記1つ又は以上の化合物が請求項1又は請求項2の前記単離された抗体に結合するのに十分な時間及び条件下で、請求項1又は請求項2の前記単離された抗体に曝露する工程;及び
b)請求項1又は請求項2の前記単離された抗体に結合する化合物を同定する工程(前記同定された化合物がアルツハイマー病を発症すると予測された患者中での能動免疫において使用される。)
を含む、方法。
【請求項44】
a)請求項1又は請求項2の前記単離された抗体、及びb)シグナル生成化合物に付着された抗体を含む連結体を含み、前記連結体の前記抗体が前記単離された抗体とは異なる、キット。
【請求項45】
a)請求項1又は請求項2の前記単離された抗体に対する抗抗体及びb)シグナル生成化合物に付着された抗原を含む連結体を含むキット。
【請求項46】
前記抗原がグロブロマーである、請求項46のキット。
【請求項1】
脳脊髄液(CSF)中に存在するAβ(1−42)ペプチド及びb)CSF中に存在するAβ(1−40)ペプチドからなる群から選択される少なくとも1つのアミロイドβタンパク質よりAβ(1−42)グロブロマーに対してより高い親和性を有する単離された抗体。
【請求項2】
a)Aβ(1−42)単量体、b)Aβ(1−40)単量体、c)Aβ(1−42)原繊維及びd)可溶性アミロイド前駆体タンパク質α(sAPPα)からなる群から選択される少なくとも1つのアミロイドβタンパク質に対する結合親和性より大きい、Aβ(1−42)グロブロマーに対する結合親和性を有する単離された抗体。
【請求項3】
前記抗体が、非CSF中に存在するアミロイドβタンパク質に対し、CSF中に存在するアミロイドβタンパク質に対するよりも低い親和性で結合する、請求項2の単離された抗体。
【請求項4】
抗体がモノクローナル抗体である、請求項1又は請求項2の単離された抗体。
【請求項5】
抗体が組換え抗体である、請求項4の単離された抗体。
【請求項6】
抗体がヒト又はヒト化である、請求項1又は2の単離された抗体。
【請求項7】
前記抗体がアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体10F4及びアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体3C5からなる群から選択されるモノクローナル抗体として、少なくとも1つのエピトープに結合する、請求項1又は請求項2の単離された抗体。
【請求項8】
配列番号5を含む単離された抗体。
【請求項9】
配列番号6を含む単離された抗体。
【請求項10】
配列番号5をさらに含む、請求項9の単離された抗体。
【請求項11】
配列番号7を含む単離された抗体。
【請求項12】
配列番号8を含む単離された抗体。
【請求項13】
配列番号7をさらに含む、請求項12の単離された抗体。
【請求項14】
a)アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(10F4)の重鎖CDR3のアミノ酸配列及び軽鎖CDR3のアミノ酸配列並びにb)アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(3C5)の重鎖CDR3のアミノ酸配列及び軽鎖CDR3のアミノ酸配列からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1又は請求項2の単離された抗体。
【請求項15】
a)アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(10F4)の重鎖CDR2のアミノ酸配列及び軽鎖CDR2のアミノ酸配列並びにb)アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(3C5)の重鎖CDR2のアミノ酸配列及び軽鎖CDR2のアミノ酸配列からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1又は請求項2の単離された抗体。
【請求項16】
a)アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(10F4)の重鎖CDR1のアミノ酸配列及び軽鎖CDR1のアミノ酸配列並びにb)アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(3C5)の重鎖CDR1のアミノ酸配列及び軽鎖CDR1のアミノ酸配列からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1又は請求項2の単離された抗体。
【請求項17】
アミノ酸配列:a)SHYAWN;b)YIDYSGSTRYLPSLKS;C)GSGYFYGMDY;d)HASQNINVWLS;e)KASNLHT;f)QQGQSYPYT;g)NYLIE;h)VINPGSGDTNYNENFKG;i)GVITTGFDY;j)RASGNIHNYLA;k)NAKTLAD及びl)QHFWSSPRTからなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む単離された抗体。
【請求項18】
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマ。
【請求項19】
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(10F4)。
【請求項20】
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマ。
【請求項21】
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマから取得可能なモノクローナル抗体(3C5)。
【請求項22】
請求項1又は請求項2の抗体をコードする単離された核酸分子。
【請求項23】
前記分子のヌクレオチド配列が配列番号1、配列番号2、配列番号3及び配列番号4からなる群から選択される少なくとも1つの配列を含む、請求項22の単離された核酸分子。
【請求項24】
請求項23の前記単離された核酸分子を含むベクター。
【請求項25】
請求項24の前記ベクターを含む宿主細胞。
【請求項26】
抗体を産生する方法であって、前記抗体の産生に適した時間及び条件下で、培地中において請求項25の前記宿主細胞を培養することを含む、方法。
【請求項27】
請求項26の前記方法によって産生された単離された抗体。
【請求項28】
請求項1の前記抗体、請求項2の前記抗体又はこれらの組み合わせを含む組成物。
【請求項29】
組成物が医薬組成物であり、及び医薬として許容される担体をさらに含む、請求項28の組成物。
【請求項30】
配列番号1、配列番号2、配列番号3及び配列番号4からなる群から選択される少なくとも1つのヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体。
【請求項31】
前記抗体が、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7406によって指定されるハイブリドーマによって産生されるモノクローナル抗体及びアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション寄託番号PTA−7808によって指定されるハイブリドーマによって産生されるモノクローナル抗体からなる群から選択される、請求項30の単離された抗体。
【請求項32】
配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項30の単離された抗体。
【請求項33】
アミロイドーシスの治療又は予防を必要としている患者において、アミロイドーシスを治療又は予防する方法であって、前記治療又は予防を実施するのに十分な量で、請求項1又は請求項2の前記抗体を前記患者に投与することを含む、方法。
【請求項34】
前記アミロイドーシスがアルツハイマー病であり、又はダウン症候群のアミロイドーシスである、請求項33の方法。
【請求項35】
アミロイドーシスを有する患者の脳内のアミロイドβタンパク質の少なくとも1つのエピトープに結合する単離された抗体。
【請求項36】
前記抗体がPTA−7406及びPTA−7808からなる群から選択されるATCC寄託番号を有するハイブリドーマによって産生される、請求項35の単離された抗体。
【請求項37】
アルツハイマー病を有すると疑われる患者においてアルツハイマー病を診断する方法であって、
a.前記患者から生物学的試料を単離する工程;
b.抗原/抗体複合体の形成に十分な時間及び条件下で、請求項1又は請求項2の前記単離された抗体と、前記生物学的試料を接触させる工程;並びに
c.前記試料中の前記抗原/抗体複合体の存在を検出する工程(前記複合体の存在は前記患者中のアルツハイマー病の診断を示す。)
を含む、方法。
【請求項38】
前記抗原がグロブロマーである、請求項37の方法。
【請求項39】
アルツハイマー病を有すると疑われる患者においてアルツハイマー病を診断する方法であって、
a.前記患者から生物学的試料を単離する工程;
b.抗体/抗原複合体の形成に十分な時間及び条件下で、前記生物学的試料を抗原と接触させる工程;
c.得られた抗体/抗原複合体に連結体を、結合された抗体へ前記連結体が結合するのに十分な時間及び条件下で添加する工程(前記連結体は、検出可能なシグナルを生成することができるシグナル生成化合物に付着された請求項1又は請求項2の前記単離された抗体を含む。);並びに
d.前記シグナル生成化合物によって生成されたシグナルを検出することによって、前記生物学的試料中に存在し得る抗体の存在を検出する工程(前記シグナルは前記患者中のアルツハイマー病の診断を示す。)
を含む、方法。
【請求項40】
前記抗原がグロブロマーである、請求項28の方法。
【請求項41】
アルツハイマー病を有すると疑われる患者においてアルツハイマー病を診断する方法であって、
a.前記患者から生物学的試料を単離する工程;
b.抗抗体/抗体複合体(前記複合体は前記生物学的試料中に存在する抗体を含有する。)の形成を可能とするのに十分な時間及び条件下で、前記生物学的試料中を抗抗体(前記抗抗体は請求項1又は請求項2の前記抗体に対して特異的である。)と接触させる工程;
c.得られた抗抗体/抗体複合体に連結体を、結合された抗体へ前記連結体が結合するのに十分な時間及び条件下で添加する工程(前記連結体は、検出可能なシグナルを生成することができるシグナル生成化合物に結合する抗原を含む。);並びに
d.前記シグナル生成化合物によって生成されたシグナルを検出する工程(前記シグナルは前記患者中のアルツハイマー病の診断を示す。)
を含む、方法。
【請求項42】
a)請求項1の前記単離された抗体、請求項2の前記単離された抗体又はこれらの組み合わせと及びb)医薬として許容されるアジュバントとを含むワクチン。
【請求項43】
アルツハイマー病を発症すると予測された患者の能動免疫に適した化合物を同定する方法であって、
a)目的とする1つ以上の化合物を、前記1つ又は以上の化合物が請求項1又は請求項2の前記単離された抗体に結合するのに十分な時間及び条件下で、請求項1又は請求項2の前記単離された抗体に曝露する工程;及び
b)請求項1又は請求項2の前記単離された抗体に結合する化合物を同定する工程(前記同定された化合物がアルツハイマー病を発症すると予測された患者中での能動免疫において使用される。)
を含む、方法。
【請求項44】
a)請求項1又は請求項2の前記単離された抗体、及びb)シグナル生成化合物に付着された抗体を含む連結体を含み、前記連結体の前記抗体が前記単離された抗体とは異なる、キット。
【請求項45】
a)請求項1又は請求項2の前記単離された抗体に対する抗抗体及びb)シグナル生成化合物に付着された抗原を含む連結体を含むキット。
【請求項46】
前記抗原がグロブロマーである、請求項46のキット。
【図1a】
【図1b】
【図2a】
【図2b】
【図2c】
【図2d】
【図2e】
【図3a】
【図3b】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図4d】
【図4e】
【図4f】
【図4g】
【図4h】
【図5a】
【図5b】
【図5c】
【図5d】
【図5e】
【図5f】
【図5g】
【図5h】
【図5i】
【図6a】
【図6b】
【図6c】
【図6d】
【図7a】
【図7b】
【図7c】
【図7d】
【図1b】
【図2a】
【図2b】
【図2c】
【図2d】
【図2e】
【図3a】
【図3b】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図4d】
【図4e】
【図4f】
【図4g】
【図4h】
【図5a】
【図5b】
【図5c】
【図5d】
【図5e】
【図5f】
【図5g】
【図5h】
【図5i】
【図6a】
【図6b】
【図6c】
【図6d】
【図7a】
【図7b】
【図7c】
【図7d】
【公表番号】特表2010−511386(P2010−511386A)
【公表日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−539484(P2009−539484)
【出願日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際出願番号】PCT/US2007/085932
【国際公開番号】WO2008/067464
【国際公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【出願人】(502104228)アボット ゲーエムベーハー ウント カンパニー カーゲー (89)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際出願番号】PCT/US2007/085932
【国際公開番号】WO2008/067464
【国際公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【出願人】(502104228)アボット ゲーエムベーハー ウント カンパニー カーゲー (89)
【Fターム(参考)】
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