説明

昇降搬送装置

【課題】長尺部材をなしで十分な昇降ストロークを確保する。
【解決手段】水平方向の第1支持軸12と、第1支持軸12に平行に配置された第2支持軸15と、第2支持軸15を第1支持軸12に接近離間移動自在とする可動軸受部材13およびガイドレール14と、第2支持軸15に支持されたクランクアーム2と、第1支持軸12に支持されて先端部がクランクアーム2の中間位置に連結軸16を介して連結された揺動アーム3と、クランクアーム2の遊端部に遊端支持軸17を介して回動自在に支持されて車体Mを搬送台車7を介して保持可能な可動搬送レール装置5と、クランクアーム2を第2支持軸15を中心に回動させるアーム駆動装置21と、可動搬送レール装置5を遊端支持軸17を中心に回動して水平姿勢を保持可能な姿勢調整装置51とを具備した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高さ位置が異なる搬送ライン間や搬送ラインと処理作業部との間で、被搬送体を直接、あるいは搬送機を介して昇降移送する昇降搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、高さ位置の異なる搬送ライン間を接続するものとして、たとえば特許文献1に示される昇降搬送装置がある。この昇降搬送装置は、基板と上部フレームとの間に複数の支柱を立設し、前記支柱間に沿って昇降自在なキャリッジとカウンタウェイトを配置するとともに、キャリッジの昇降駆動装置を配設し、前記キャリッジに、上下位置の搬送用ガイドレールにそれぞれ接続可能なガイドレールを設けたものである。
【特許文献1】特開平5−162985号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来構成によれば、通常、スムーズな昇降、設置時のレベル合わせの労力、メンテナンスなどを考慮して、一体ものの支柱が使用される。しかし、昇降ストロークが大きい場合、支柱が長尺となり、製造工場から据付現場(工場)への輸送(トラック輸送)が困難となったり、輸送コストが嵩むという問題があった。
【0004】
本発明は上記問題点を解決して、長尺支柱を使用しなくても昇降ストロークを十分に確保することができる昇降搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明は、高さ位置の異なる搬送経路と搬送経路の間、または高さ位置の異なる搬送経路と処理作業位置の間を接続する昇降部に配置されて被搬送体を直接または搬送機を介して昇降搬送する昇降搬送装置であって、水平方向の第1支持軸と、該第1支持軸に平行に配置された第2支持軸と、前記第1支持軸と第2支持軸の少なくとも一方を他方に対して接近離間移動自在にするガイド手段と、前記第2支持軸に支持されたクランクアームと、前記第1支持軸に支持されて先端部が前記クランクアームの中間位置に連結軸を介して連結された揺動アームと、前記クランクアームの遊端部に遊端支持軸を介して回動自在に支持されて被搬送体を直接または搬送機を介して保持可能な搬送体支持手段と、前記クランクアームを第2支持軸を中心に回動させるアーム駆動装置と、前記搬送体支持手段を遊端支持軸を中心に回動して水平姿勢を保持可能な姿勢調整装置とを具備したものである。
【0006】
請求項2記載の発明は、アーム駆動装置は、第1支持軸を回動し揺動アームを介してクランクアームを回動する装置、または第2支持軸を回転駆動してクランクアームを回動する装置、あるいは第1支持軸および第2支持軸の少なくとも一方を他方に接近離間し揺動アームを介してクランクアームを回動する装置の少なくとも1つから選択されるものである。
【0007】
請求項3記載の発明は、アーム駆動装置は、第1支持軸に固定された第1受動レバーと、該第1受動レバーの遊端部を押し引き駆動する直線駆動装置とを具備したものである。
請求項4記載の発明は、姿勢調整装置は、第2支持軸に固定された第2受動レバーと、該第2受動レバーを押し引き駆動する直線駆動装置と、第2支持軸と遊端支持軸とを連結連動する伝動装置とを具備したものである。
【0008】
請求項5記載の発明は、搬送体支持手段は、搬送経路の搬送レールに接続可能な昇降レールを有するレール装置と、被搬送体を保持して前記搬送レールおよび昇降レールを走行する搬送機とにより構成されたものである。
【0009】
請求項6記載の発明は、搬送体支持手段は、搬送経路に移動自在に配置された搬送機に対して被搬送体を受渡し可能な移載装置により構成されたものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の発明によれば、クランクアームを第2支持軸を中心に上下方向に回動させることにより、昇降搬送装置の部材として長尺となるクランクアームの長さに対して搬送体支持手段の昇降ストロークを最大約2倍近くまで大きく設定することができる。したがって、この昇降搬送装置で長尺となる部材、クランクアームを昇降ストロークに比較して十分に短くすることができ、部品の取扱いや製造工場から据付現場(工場)へのトラック輸送を容易に行うことができ、輸送コストを大幅に低減することができる。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、この昇降搬送装置のアーム駆動装置を、第1支持軸を回動する装置、または第2支持軸を回動する装置、あるいは第1支持軸および第2支持軸の少なくとも一方を他方に接近離間する装置から任意に選択できることから、多様な設置状態や使用目的に応じて、任意の形式で単数または複数のアーム駆動装置を選択して装備することができ、設計の自由度が高い。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、直線駆動装置により第1受動レバーの遊端部を押し引きして第1支持軸を回転駆動することで、クランクアームを上下方向に回動して搬送体支持手段を下限から上限までスムーズに昇降搬送することができる。
【0013】
請求項4記載の発明によれば、クランクアームの回動に伴って回転姿勢が変化する遊端支持軸に対して、姿勢調整装置の直線駆動装置により第2受動レバー、第2支持軸および伝動装置を介して角度位置を調整することにより、搬送体支持手段の姿勢を調整して被搬送体を保持することができ、安定した昇降搬送が可能となる。
【0014】
請求項5記載の発明によれば、レール装置と共に搬送機ごと被搬送体を昇降搬送することで、搬送機を高さ位置の異なる搬送経路間または高さ位置の異なる搬送経路と処理作業位置との間で移送することができる。
【0015】
請求項6記載の発明によれば、移載装置により、搬送経路を移動する搬送機に対して被搬送体を受渡しすることにより、高さ位置の異なる搬送経路間または高さ位置の異なる搬送経路と処理作業位置の間で被搬送体の搬送が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、高さ位置の異なる搬送経路と搬送経路の間で、被搬送体Mを昇降移送する昇降搬送装置について説明する。
[実施の形態1]
本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態1を図1〜図7を参照して説明する。
たとえば1階フロアの下位面F1に下位搬送ライン(搬送経路)L1に沿って敷設された下位搬送レールR1と、天井部や2,3階フロアなどの上位面F2に上位搬送ライン(搬送経路)L2に沿って敷設された上位搬送レールR2とを接続する昇降部Lmに設置されるものである。
【0017】
図1,図2に示すように、下位床面F1に設置された架台1上には、クランクアーム2と揺動アーム3とを有するクランク式の昇降搬送装置4が設置されている。また前記昇降搬送装置4のクランクアーム2の遊端部に、下位搬送レールR1および上位搬送レールR2にそれぞれ接続可能な昇降レール6を有する可動搬送レール装置(搬送体支持手段)5が片持ち状に支持され、前記搬送レールR1,R2および昇降レール6を走行自在な搬送台車(搬送機)7を介して被搬送体Mが保持されて昇降搬送される。
【0018】
前記昇降搬送装置4は、架台1の搬送方向の一端側に左右一対の固定軸受部材11が立設され、前記固定軸受部材11に搬送ライン方向に直交する水平方向の第1支持軸12が回転自在に支持されている。また架台1の他端側から一端側に、搬送ラインL1,L2に平行に複数ガイドレール(ガイド手段)13が敷設され、前記ガイドレール13にそれぞれスラストベアリングを介して案内される可動軸受部材(ガイド手段)14が移動自在に配置されている。そして、前記可動軸受部材14に搬送ラインL1,L2に直交する水平方向の第2支持軸15が回転自在に支持され、前記第1支持軸12と第2支持軸15とは同一水平面上に位置されている。そして、前記第1支持軸12の前端側(搬送レールR1,R2側)には、揺動アーム3の固定端部が固定されており、また第2支持軸15の前端側には、クランクアーム2の固定端部が軸受2aを介して回転自在に支持されている。
【0019】
前記クランクアーム2の中間部に連結軸16を介して揺動アーム3の遊端部が回動自在に連結され、またクランクアーム2の遊端部に遊端支持軸17を介して可動搬送レール装置5が回動自在に支持されている。ここで好ましくは、第2支持軸15から連結軸16までのクランクアーム2の長さ:S1と、連結軸16から遊端支持軸17までのクランクアーム2の長さ:S2と、第1支持軸12から連結軸16までの揺動アーム3の長さ:S3とすると、S1:S2:S3=1:1:1が最適な設定である。なぜなら、図1に示すように、第1支持軸12を回転駆動して揺動アーム3を、最大角θ°(図ではたとえば160°)の範囲で回動させ連結軸16を第1円弧軌跡H上でA⇔B間移動させると、可動軸受部材14を介して第2支持軸15が搬送ライン方向の直線軌跡I上を往復移動されつつクランクアーム2をC,Dの間で回動して遊端支持軸17を昇降搬送ラインJに沿ってC⇔D間で鉛直方向に移動させることができる。なお、ここでS1:S2:S3≒1:1:1でも略鉛直方向の軌跡を形成することができ、所定の許容範囲内であれば問題がない。
【0020】
なお、このクランク式の昇降搬送装置4を駆動するアーム駆動装置として、(1)第1支持軸12を回動する回転駆動装置、(2)第2支持軸15を回動する回転駆動装置、(3)固定軸受部材11または可動軸受部材14の一方または両方を搬送ライン方向に移動させ第1支持軸12と第2支持軸15とを互いに接近離間させる直線移動装置があるが、ここでは(1)の第1支持軸12を回動する回転駆動装置をアーム駆動装置21に採用している。
【0021】
すなわち、前記アーム駆動装置21は、第1支持軸12から突設された昇降用の第1受動レバー22と、架台1に配設されて第1受動レバー22を回動させるねじ式の第1直線駆動装置(直線駆動装置)23と、アーム駆動装置21を支援する蓄圧式の昇降支援装置24とで構成されている。
【0022】
図3に示すように、前記第1直線駆動装置23は、昇降用回転駆動装置31に回転駆動される第1ボールねじ軸32に雌ねじ部材33を介して第1受動レバー22の遊端部が連結連動されたもので、詳細には、架台1の後部側で搬送ライン方向に所定間隔をあけて架台1に取り付けられた軸受部材34,34間に回転自在に支持された水平方向の第1ボールねじ軸32と、架台1のガイドレール35に移動自在に案内され前記第1ボールねじ軸32に螺合された雌ねじ部材33を有する第1可動体36と、第1受動レバー22の遊端部と前記第1可動体36との間に水平ピンを介して回動自在に連結された第1中間リンクバー37と、前記第1ボールねじ軸33の一端部に連結されて第1ボールねじ軸33を回転駆動する昇降用回転駆動装置31とで構成されている。
【0023】
したがって、昇降用回転駆動装置31により第1ボールねじ軸32が回転されると、雌ねじ部材33を介して第1可動体36が搬送ライン方向にストロークK1の範囲で往復移動され、第1可動体36に第1中間リンクバー37を介して第1受動レバー22が実線と仮想線で示す範囲Q1(=θ度)で往復回動される。そして揺動アーム3をA−B間でθ度回動させ、第1支持軸12を直線軌跡Iに沿って移動させるとともに、第1支持軸12を介してクランクアーム2を回動させ、遊端支持軸17を昇降搬送ラインJに沿ってC−D間で昇降移動させる。これにより、可動搬送レール装置5を昇降ストロークSA分昇降移動させて昇降レール6を下位搬送レールR1の接続位置と上位搬送レールR2の接続位置との間で変位させることができる。
【0024】
前記アーム駆動装置21において、第1直線駆動装置21の負荷を軽減する昇降支援装置24は、中間部材(第1可動体36、第1中間リンクバー37、第1受動レバー22)を介して第1支持軸12を駆動方向に回動付勢するエア式の付勢用シリンダ41と、前記付勢用シリンダ41に所定圧のエアを供給する蓄圧タンク(蓄圧器)42とを具備している。すなわち、第1可動体36にピストンロッド41aが連結されたエア式の付勢用シリンダ41と、付勢用シリンダ41に所定圧のエアを供給する蓄圧タンク(蓄圧器)42とを有しており、図6に示すように、付勢用シリンダ41の収縮室41aに、蓄圧タンク42からのエア供給管43が接続され、進展室41bは消音器を介して大気側に開放されている。また蓄圧タンク42にはポート44aから逆止弁を介してエアを補給する蓄圧補充管44が接続されている。また蓄圧補充管44に接続された排気管45には、蓄圧タンク42のエア圧を検出する圧力計46と、蓄圧タンク42のエア圧を所定値に保持する安全弁47と、放出口に取付けられた消音器とが設けられており、蓄圧タンク42のエア圧が所定圧以下になると、エア供給ユニット(図示せず)からポート44aを介して蓄圧タンク42にエアが補充される。したがって、蓄圧タンク42のエア圧により、付勢用シリンダ41、第1可動体36、が揺動され、第2支持軸15を可動搬送レール装置5を上昇させる方向に回動付勢される。
【0025】
遊端支持軸17を介して可動搬送レール装置5を水平姿勢に保持する姿勢調整装置51は、図4に示すように、第2支持軸15に突設された第2受動レバー52と、第2受動レバー52を回動させる第2直線駆動装置53と、クランクアーム2に装備された姿勢調整用の伝動装置54とで構成される。
【0026】
前記第2直線駆動装置53は、姿勢調整駆動装置55に回転駆動される第2ボールねじ軸56に第2雌ねじ部材57を介して第2受動レバー52の遊端部が連結されたもので、詳細には、可動軸受部材14のベース部に取り付けられた軸受部材58,58間に回転自在に支持されて搬送ライン方向に沿う第2ボールねじ軸56と、可動軸受部材14のベース部に敷設されたガイドレール59に移動自在に案内され前記第2ボールねじ軸93に螺合された雌ねじ部材57を有する第2可動体61と、前記第2受動レバー52の遊端部と前記第2可動体61との間に水平ピンを介して回動自在に連結された第2中間リンクバー62と、前記第2ボールねじ軸93の後端部に連結された姿勢調整駆動装置55とで構成されている。姿勢調整用の伝動装置54は、図1に示すように、第2支持軸15の取付けられたスプロケット54aと遊端支持軸17に取付けられたスプロケット54bがチェーン54cを介して連結され、第2支持軸15と遊端支持軸17とが連結連動されている。
【0027】
したがって、姿勢調整駆動装置55により第2ボールねじ軸56が回転されると、雌ねじ部材60を介して第2可動体61が前後方向に実線と仮想線で示すS2の範囲を移動され、第2可動体61に第1中間リンクバー62を介して第2受動レバー52がQ2の範囲で揺動され第2支持軸15が回動される。そして、姿勢調整用の伝動装置54を介して遊端支持軸17が回動され、可動搬送レール装置5が水平姿勢に保持される。
【0028】
前記可動搬送レール装置5は、図1,図2に示すように、奥側中央部に遊端支持軸17が連結された昇降プレート71に、下位搬送レールR1および上位搬送レールR2に連続可能な昇降レール6が支持部材を介して配設されている。この昇降レール6は、左右一対で開口面が互いに対向して配置されたチャンネル形断面に形成されており、搬送方向に所定間隔をあけて2基配置された加圧ローラ72aと、この加圧ローラ72aを回転駆動する走行駆動モータ72bからなる加圧ローラ式の走行駆動装置72と、架台1と昇降プレート71の間に接続されて回転駆動モータ72bへの電源や検出信号を送受するためのケーブルベヤ74が配設されている。また下位搬送レールR1および上位搬送レールR2の接続端には、それぞれ昇降レール6を位置決めおよび固定するための連結装置73A,73Bが配設されており、この連結装置73A,73Bは、固定側に位置決めピン73aと、これを出退するピン出退シリンダ73bが設けられ、昇降プレート71に位置決めピン73aが嵌合離脱自在なピン受け部材73cがそれぞれ設けられている。
【0029】
搬送台車7は、図7に示すように、走行車輪76を有する複数の車輪支持体75aと、車輪支持体75aを上下方向および左右方向に折り曲げ自在に連結する複数の連結リンク75bからなる台車本体75に、昇降レール6の開口部に走行自在に嵌合される左右一対で複数組の走行車輪76とが設けられており、台車本体75が走行車輪76を介して昇降レール6間に移動自在に配置されている。そして、走行駆動装置72の加圧ローラ72aが車輪支持体75aおよび連結リンク75bの一側面に当接されて搬送台車7が走行駆動される。また中間位置の2つの車輪支持体75aには被搬送体Mを支持する左右一対の荷受台77がそれぞれ設けられ、前後の荷受台77が連結部材78により連結されている。
【0030】
上記構成において、被搬送体Mを搭載した搬送台車7が下位搬送レールR1に案内されて下位搬送ラインL1に沿って移動され、昇降レール6に移動されて停止されると、連結装置73Aが解除された後、第1直線駆動装置23が駆動されて第1受動レバー22を介して第1支持軸12を回転させ、揺動アーム3およびクランクアーム2を回動させて可動搬送レール装置5を、図8(a)〜(c)に示すように、下位搬送レールR1の接続位置から上位搬送レールR2の接続位置に上昇させる。次いで、連結装置73Bを作動して昇降レール6と上位可動レールR2とを連結し、搬送台車7を昇降レール6から発進させて上位搬送ラインL2に沿って走行させる。もちろん、被搬送体Mを搭載した搬送台車7を、逆の手順で上位搬送ラインL2から下位搬送ラインL1に移送することもできる。
【0031】
上記実施の形態によれば、クランクアーム2を第2支持軸15を中心に上下方向に回動させることにより、可動搬送レール装置5の昇降ストロークSAをクランクアーム2の長さの最大約2倍近くまで長く設定することができる。したがって、この昇降搬送装置の長尺部材であるクランクアーム2をその昇降ストロークSAに比較して十分に短くすることができ、部品の取扱いと製造工場から据付現場(工場)へのトラック輸送とを容易に行うことができ、輸送コストを大幅に低減することができる。
【0032】
また、第2支持軸15から連結軸16までのクランクアーム2の長さ:S1、連結軸16から遊端支持軸17までのクランクアーム2の長さ:S2、第1支持軸12から連結軸16までの揺動アーム3の長さ:S3とすると、S1:S2:S3=1:1:1またはS1:S2:S3≒1:1:1とすることで、遊端支持軸17を介して可動搬送レール装置5を鉛直軌跡Iまたは略鉛直方向の軌跡に沿って昇降移動させることができ、設置スペースの削減や搬送時間の短縮に寄与することができる。
【0033】
さらに、アーム駆動装置21は、第1直線駆動装置23により第1受動レバー22の遊端部を押し引きして第1支持軸12を回動し、揺動アーム3を介してクランクアーム2を回動するように構成したので、第1支持軸12または/および第2支持軸15を互いに接近離間移動させた場合、転位点の前後で折返し移動させる必要がある場合に比較して、下限から上限までのスムーズな昇降搬送が可能となる。
【0034】
さらにまた、蓄圧タンク42と付勢用シリンダ41を有する昇降支援装置24により、第1直線駆動装置23の駆動力を補助するので、昇降用回転駆動装置31の負荷を低減することができ、カウンタウェイトなどに比較して調整が容易で全体をコンパクトに構成することができる。
【0035】
また、クランクアーム2の回動に伴って回転位置が変化する遊端支持軸17に対して、姿勢調整装置51の第2直線駆動装置53により第2受動レバー52、第2支持軸15および伝動装置54を介して角度位置を調整することにより、可動搬送レール装置5の姿勢を任意に調整、保持することができ、安定した昇降搬送が可能となる。
【0036】
さらに、可動搬送レール装置5を介して搬送台車7ごと被搬送体Mを昇降搬送することで、搬送台車7を高さ位置の異なる搬送経路間で連続移動させることができ、被搬送体Mの搬送をスムーズに行うことができる。
【0037】
[第2の実施の形態]
本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態2を図9〜図11を参照して説明する。なお、実施の形態1と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0038】
実施の形態1では、レールR1,R2,6上を走行自在な搬送台車7としたが、実施の形態2では、レールR1,R2,昇降レール83に案内されて移動自在な吊下式搬送機81としたものである。
【0039】
すなわち、昇降搬送装置4のクランクアーム2の遊端部には、昇降レール83を有する可動搬送レール装置82が設けられている。
前記可動搬送レール装置82は、遊端支持軸17に固定された支持プレート84に吊下部材を介してI形断面の昇降レール83が支持されている。また支持プレート84の搬送ライン方向の前後端部と下位搬送レールR1および上位搬送レールR2の端部には、下限位置および上限位置で昇降レール83を位置決め固定するためのガイド装置85A,85Bと連結装置73A,73Bが設けられている。前記ガイド装置85A,85Bは、支持プレート84の前後端部に設けられた位置決めローラ85aと、下位搬送レールR1および上位搬送レールR2の端部に設けられて位置決めローラ85aがそれぞれ嵌合離脱自在なガイド部85bとで構成されている。
【0040】
吊下式搬送機81は、昇降レール83に複数の走行車輪88を介して移動自在に吊下支持された走行体86と、この走行体86から両側に拡開されて被搬送体Mを下方から支持する左右一対で前後2組のハンガーアーム88とで構成されている。
【0041】
上記構成によれば、実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。
[第3の実施の形態]
本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態3を図12〜図14を参照して説明する。
【0042】
実施の形態1,2では搬送体支持手段として可動搬送レール装置5を設けたが、実施の形態3では、搬送体支持手段として被搬送体Mを下位搬送ラインL1および上位搬送ラインL2にそれぞれ移動自在に配置された搬送機91A,91Bに移送可能な移載装置により構成されたものである。
【0043】
すなわち、この移載装置は、遊端支持軸17に固定された支持プレート92に、左右一対で前後3段に出退自在な出退部材93aを有するテレスコピックタイプのフォーク装置93により構成されている。このフォーク装置93の出退駆動機構は、ラック・ピニオンやワイヤ掛けなどの機構が採用される。
【0044】
搬送機91A,91Bは詳細には図示しないが、出退部材93aが被搬送体Mの下方に差込可能な空間を有し、出退部材93aの原点位置(後退位置)で下限位置と上限位置の前方に下位搬送ラインL1および上位搬送ラインL2の停止位置が設定されている。
【0045】
したがって、被搬送体Mを搭載した搬送機91Aが下位搬送ラインL1に沿って移動され停止位置に停止されると、昇降搬送装置4のフォーク装置93が駆動されて出退部材93aが突出され、搬送機91Aの被搬送体M下部に差込まれる。そしてアーム駆動装置21によりフォーク装置93が所定距離上昇され出退部材93a上に被搬送体Mが受け取られると、フォーク装置93により出退部材93aが後退されて下位受渡し位置eから下位原点位置fに復帰される。次いで、アーム駆動装置21によりフォーク装置93が上限位置まで上昇されて上位原点位置gに停止された後、フォーク装置93が駆動されて出退部材93aが空の搬送機91Bに向って上位受渡し位置hまで突出される。そしてアーム駆動装置21によりフォーク装置93が所定距離下降されることで、被搬送体Mが上位搬送ラインL2の搬送機91Bに受け渡される。出退部材93aが原点位置に後退された後、搬送機91Bが上位搬送ラインL2に沿って移動される。なお、テレスコピックタイプのフォーク装置93の場合、上位後退位置iの搬送機91Cにも被搬送体Mを受け渡すことができる。
【0046】
上記実施の形態によれば、先の実施の形態と同様の効果を奏するとともに、フォーク装置93により、高さの異なる搬送ラインL1,L2を移動する搬送機91A,91Bの間で被搬送体Mを直接移載することができる。
【0047】
次に、高さ位置の異なる搬送経路と処理作業位置の間で、被搬送体Mを昇降移送する昇降搬送装置について説明する。
[実施の形態4]
本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態4を図15を参照して説明する。なお、先の実施の形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0048】
上位搬送ライン(搬送経路)L3に沿って配設された搬送レールR3に案内される吊下式搬送機110と、上位搬送ラインL3の下方に配置された下位処理作業位置P1とが具備されている。上位搬送ラインL3と処理作業位置P1との間の昇降空間Lmには、架台1上に先の実施の形態と同様な昇降搬送装置4が配設されており、昇降搬送装置4のクランクアーム2の遊端部には、姿勢調整装置51により遊端支持軸17を介して姿勢調整可能な荷受部材(搬送体支持装置)111が設けられている。
【0049】
したがって、吊下式搬送機110により搬入された被搬送体Mを、上昇位置の荷受部材111上に受取り、昇降搬送装置4を駆動して被搬送体Mを昇降搬送ラインJに沿って下位処理作業位置P1まで下降させる。この下位処理作業位置P1では、作業員による手動動作や専用機械、または作業ロボットなどにより、被搬送体Mに対して必要な部材、部品の組み付けや除去、清掃処理などが行われる。この時、姿勢調整装置51により、被搬送体Mを荷受部材111を介して任意の作業・処理姿勢に調整することができる。処理作業後の被搬送体Mは、昇降搬送装置4を駆動して被搬送体Mを下位処理作業位置P1から昇降搬送ラインJに沿って上位搬送ラインL3まで上昇され、荷受部材111上から吊下式搬送機110に受け渡された後、吊下式搬送機110が駆動されて上位搬送ラインL3に沿って搬出される。
【0050】
なお、ここでは、吊下式搬送機110から被搬送体Mを荷受部材111に受取って昇降搬送したが、第2の実施の形態と同様に、吊下式搬送機110と昇降レールを有する可動搬送レール装置とを共に昇降させるように構成してもよい。
【0051】
上記実施の形態によれば、上位搬送ラインL3の下方に設けられた下位処理作業位置P1の昇降部Lmに、本発明に係る昇降搬送装置を設けることで、被搬送体Mを上位搬送ラインL3から容易に取出して作業や処理を行うことができる。
【0052】
また従来の平行リンクを多段に使用したパンタグラフ式リフターに比較して、1)同一の昇降ストロークを有する場合、リンクやアームの数が少ないとともに、その回動中心となる回転軸部も少ないため、組立や精度調整が容易で、磨耗も少なく、メンテナンス性が高い。2)床部に大きい駆動部の収納空間が不要で、また荷受部材111の下方空間もその通過時を除いて開放されるため、設備配置の自由度が高い。3)被搬送体の姿勢を任意に調整することができ、下位処理作業位置P1における作業性・処理能力を向上させることができる。
[実施の形態5]
本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態5を図16を参照して説明する。なお、先の実施の形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0053】
下位搬送ラインL4と、下位搬送ラインL4の上方位置に設けられた上位処理作業位置P2との間の昇降部Lmに、昇降搬送装置4を設けたもので、この実施の形態5では、クランクアーム2の遊端部に、吊下部材121を介して昇降レール6を有する可動搬送レール装置(搬送体支持手段)5が設けられている。
【0054】
上記実施の形態5によれば、実施の形態4と同様の作用効果を奏することができる。
[実施の形態6]
本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態5を図17,18を参照して説明する。なお、先の実施の形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0055】
この実施の形態6は、搬送体支持手段として実施の形態3と同様の多段式のフォーク装置93を設けたものである。
すなわち、図18には、上位搬送ラインL3に移動自在に配置された吊下式搬送装置81により搬送される被搬送体Mを、昇降搬送装置4のフォーク装置93に受取り、下位処理作業位置P1に昇降搬送するものを示している。
【0056】
また図19には、下位搬送ラインL4に移動自在に配置された搬送台車7により搬送される被搬送体Mを、昇降搬送装置4のフォーク装置93に受取り、上位処理作業位置P2に昇降搬送するものを示している。
【0057】
実施の形態6によれば、吊下式搬送装置81や搬送台車7上の被搬送物Mを受渡し自在なフォーク装置93を、クランクアーム2の遊端部に設けることにより、高さの異なる搬送ラインL3,L4と処理作業位置P1,P2の間で被搬送体Mをスムーズに昇降搬送することができる。また実施の形態5と同様の作用効果を奏することができる。
[実施の形態7]
上記実施の形態1〜6における姿勢制御装置51は、姿勢調整駆動装置55をにより可動搬送レール装置5,82やフォーク装置93を傾動して被搬送体Mの姿勢を任意に調整可能に構成したものであるが、この実施の形態7の姿勢調整装置111は、図20に示すように、可動搬送レール装置5,82またはフォーク装置93を平行移動させる平行リンク機構としたものである。
【0058】
すなわち、姿勢調整装置111は、第2支持軸15の前端部に回転自在に支持されて可動軸受部材14に固定された固定アーム112と、遊端支持軸17に固定された可動アーム113と、前記固定アーム112と可動アーム113とを回動自在に連結するリンクアーム114とで構成される。
【0059】
上記実施の形態によれば、平行リンク機構からなる姿勢調整装置111により、可動搬送レール装置5,82やフォーク装置93を常に水平状態を保持することができ、姿勢の制御も不要で、簡単な構成で実施することができる。
【0060】
なお、上記実施の形態7において、固定アーム112に代えて、リンクアーム114を可動軸受部材14に直接、または連結部材を介して回動自在に連結してもよい。また可動アーム113に代えて、リンクアーム114を可動レール装置5(または可動レール装置82やフォーク装置93)に直接、または連結部材を介して回転自在に連結してもよい。
[実施の形態8]
この実施の形態8の姿勢調整装置121は、図21に示すように、可動搬送レール装置5,82またはフォーク装置93を平行移動させるチェーン式連動機構としたものである。
【0061】
すなわち姿勢調整装置121は、第2支持軸15に回転自在に支持されて連結固定された可動軸受部材14に連結固定された固定スプロケット122と、遊端支持軸17に固定された可動スプロケット123と、固定スプロケット122と可動スプロケット123とに巻張されたチェーン124とで構成されている。
【0062】
上記実施の形態8によれば、実施の形態7と同様の作用効果を奏することができる。
なお、上記各実施の形態1〜8において設けられた昇降支援装置24に替えて、図19に示すように、第1支持軸12に固定されたレバー101と、このレバー101の遊端部に取付けられて第1支持軸12を上昇方向に回動付勢するバランスウエイト102を有する昇降支援装置100としても、同様の効果を奏することができる。
【0063】
また直線駆動装置をねじ軸式ジャッキ構造としたが、これに限るものではなく、ラック・ピニオン機構やスプロケットとチェーンを有する巻き掛け伝動機構、シリンダ装置などを採用して直線駆動可能なものであればよい。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態1を示す全体正面図である。
【図2】同昇降搬送装置の全体平面図である。
【図3】図2に示すII−II断面図である。
【図4】図2に示すI−I断面図である。
【図5】同昇降搬送装置の全体側面図である。
【図6】同昇降搬送装置の昇降支援装置を示す構成図である。
【図7】同昇降搬送装置の搬送台車を示し、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図8】(a)〜(c)はそれぞれ同昇降搬送装置の昇降動作を示す正面図である。
【図9】本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態2を示す全体正面図である。
【図10】同昇降搬送装置の全体平面図である。
【図11】同昇降搬送装置の全体側面図である。
【図12】本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態3を示す全体正面図である。
【図13】同昇降搬送装置の全体平面図である。
【図14】同昇降搬送装置の全体側面図である。
【図15】本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態4を示す全体側面図である。
【図16】本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態5を示す全体側面図である。
【図17】本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態6を示す全体側面図である。
【図18】同昇降搬送装置の使用状態の変形例を示す全体側面図である。
【図19】上記各昇降搬送装置における昇降支援装置の変形例を示す正面断面図である。
【図20】本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態7を示す姿勢調整装置を示す概略正面図である。
【図21】本発明に係る昇降搬送装置の実施の形態8を示す姿勢調整装置を示す概略正面図である。
【符号の説明】
【0065】
L1,L4 下位搬送ライン
L2,L3 上位搬送ライン
R1 下位搬送レール
R2 上位搬送レール
P1 下位処理作業位置
P2 上位処理作業位置
1 架台
2 クランクアーム
3 揺動アーム
4 昇降搬送装置
5 可動搬送レール装置
6 昇降レール
7 搬送台車
11 固定軸受部材
12 第1支持軸
13 ガイドレール
14 可動軸受部材
15 第2支持軸
16 連結軸
17 遊端支持軸
21 アーム駆動装置
22 第1受動レバー
23 第1直線駆動装置
24 昇降支援装置
51 姿勢調整装置
52 第2受動レバー
53 第2直線駆動装置
54 伝動装置
81 吊下式搬送機
82 可動搬送レール装置
83 昇降レール
87 支持アーム
91A,91B 搬送機
93 フォーク装置
100 昇降支援装置
102 バランスウエイト
111 姿勢調整装置
121 姿勢調整装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高さ位置の異なる搬送経路と搬送経路の間、または高さ位置の異なる搬送経路と処理作業位置の間を接続する昇降部に配置されて被搬送体を直接または搬送機を介して昇降搬送する昇降搬送装置であって、
水平方向の第1支持軸と、該第1支持軸に平行に配置された第2支持軸と、前記第1支持軸と第2支持軸の少なくとも一方を他方に対して接近離間移動自在にするガイド手段と、前記第2支持軸に支持されたクランクアームと、前記第1支持軸に支持されて先端部が前記クランクアームの中間位置に連結軸を介して連結された揺動アームと、前記クランクアームの遊端部に遊端支持軸を介して回動自在に支持されて被搬送体を直接または搬送機を介して保持可能な搬送体支持手段と、前記クランクアームを第2支持軸を中心に回動させるアーム駆動装置と、前記搬送体支持手段を遊端支持軸を中心に回動して水平姿勢を保持可能な姿勢調整装置とを具備した昇降搬送装置。
【請求項2】
アーム駆動装置は、第1支持軸を回動し揺動アームを介してクランクアームを回動する装置、または第2支持軸を回転駆動してクランクアームを回動する装置、あるいは第1支持軸および第2支持軸の少なくとも一方を他方に接近離間し揺動アームを介してクランクアームを回動する装置の少なくとも1つから選択される
請求項1記載の昇降搬送装置。
【請求項3】
アーム駆動装置は、第1支持軸に固定された第1受動レバーと、該第1受動レバーの遊端部を押し引き駆動する直線駆動装置とを具備した
請求項1または2記載の昇降搬送装置。
【請求項4】
姿勢調整装置は、第2支持軸に固定された第2受動レバーと、該第2受動レバーを押し引き駆動する直線駆動装置と、第2支持軸と遊端支持軸とを連結連動する伝動装置とを具備した
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の昇降搬送装置。
【請求項5】
搬送体支持手段は、搬送経路の搬送レールに接続可能な昇降レールを有するレール装置と、被搬送体を保持して前記搬送レールおよび昇降レールを走行する搬送機とにより構成された
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の昇降搬送装置。
【請求項6】
搬送体支持手段は、搬送経路に移動自在に配置された搬送機に対して被搬送体を受渡し可能な移載装置により構成された
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の昇降搬送装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate


【公開番号】特開2006−21858(P2006−21858A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−199951(P2004−199951)
【出願日】平成16年7月7日(2004.7.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ケーブルベア
【出願人】(000003643)株式会社ダイフク (1,209)
【Fターム(参考)】