説明

書籍の配送システム、書籍の返品システム

【課題】非接触ICタグを利用した書籍の配送システム、書籍の返品システム等を提供する。
【解決手段】必要な管理データが記録された非接触ICタグを有する書籍と、書店において上記ICタグが貼付された複数の書籍のデータを非接触で読込みするリーダ付き書棚55と、書籍の入出庫時、売上時、返品時に上記非接触ICタグが付された複数の書籍のデータを非接触で読込みするリーダライタ付きターミナル53と、上記非接触ICタグが付された複数の書籍のデータを非接触で読みかつ書込みするハンディー端末54と、からなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、非接触ICタグを利用した書籍の配送システム、書籍の返品システムに関する。詳しくは非接触でリーダーライタと交信する非接触ICタグを書籍に付することによりその配送、返品の各プロセスを効率的に行うシステム等に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、書籍の配送や返品、書店における販売管理には多大な人手を要し、流通コストや販売コストが高くなるという問題があった。例えば、書籍の出荷段階である配送過程では、一点ずつの書籍の品名の確認や価格の確認、出版元の確認等、各流通箇所において目視やバーコードにより行うため、人手がかかることのほか、錯誤による間違いから不正確な管理となる問題があった。これは書籍の返品の場合も同様であって、返品書籍の清算のためには同様に書籍の品名や価格の一点ずつの確認を欠かすことができず多大な人手を要していた。同様な問題は書籍の販売過程においても同様であり、在庫本を正確に把握することができず広い店内のどこにどの本があるのか顧客が困るほか、店側でも調査に手間取る問題がある。そのため、取引きに時間がかかったり効率が上がらない問題がある。このことは書店における在庫管理や棚卸しの際も同様であって比較的に低価格のものに長時間がかかる問題から管理が不十分になって、品切れや長期在庫品が生じるような問題もあった。
【0003】
ここで、書籍の流通形態について検討してみる。わが国の書籍販売の特徴は委託販売制度を採っていることにある。書店で売れ残った本は一定期間を経て返品できるのが特徴で書店は勢いたくさんの本を仕入れてしまうことになる。その結果、書籍の3割強、雑誌の2割ほどが返品になる。中には店頭に並べないまま返品されてしまう本もあるといわれる。出版社から取次ぎ店に書籍を納めることを納本といい、書店に書籍を配本するのは取次ぎ会社で、配本数は書店の売上実績をもとに決定される。これをパターン配本といっている。本の発行部数によっては、小さな書店では配本されないこともある。本の種類によっては出版社が書店を指定するケースもあり、買い切り制だけの本もある。書店から取次会社への注文は購買管理や在庫管理にも使用される注文票(書籍用短冊)によって行われ、この場合は買い切りとなっている。
【0004】
書籍等の出版物は定価販売の再販制度が取られ、かつ返品を認める委託商品となっている。そのため、年間の新刊書籍発行点数が4万点前後、年間の出回り冊数が書籍で約14億冊、雑誌が46億冊、合計で60億冊程度となっている。また、このうちの実買は約16億冊で返品が14億冊となっている。そのため、取次全体では約74億冊の物流を扱うことになる(平成4年頃の状況)。これらの出版物の取扱にはオンライン出版情報検索システム(NOCS「日販オンライン・コミュニケーション・システム」)が採用されており、書店・出版社・取次ぎ店をオンラインネットワークで結ぶシステムが形成されている。取次ぎ店(日販)に集まる注文短冊は、1日に42万枚程度でこのうちNOCSやPOSレジ等によるオンライン注文が45%、ISBNコードの機械読み取りを行うトレース入力が36%、残り27%が手仕分けといわれる(「出版業界・岐路と選択」(柏書房))。このように出版物の扱いの改善には努力が払われているが完全オンライン化には遠い状況にある。
【0005】
かかる問題点を部分的に解決するため、書籍に非接触ICタグ(「RF−IDラベル」ともいう。)を貼付して管理するシステムが一部提案されている。例えば、特開平11−130213号公報には、書棚における書籍の管理システムが提案され、特開平11−283123号公報では同様なシステム装置の提案がされている。また、特開平10−275183号公報には図書館におけるRF−IDラベルの使用が提案されている。しかし、これらの管理システムは書籍管理の部分的な内容のものであって、書籍の発行から在庫および返品の各プロセスを通じて、非接触ICタグを利用することにより総合的に管理しようとするシステムは提案されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平11−130213号公報
【特許文献2】特開平11−283123号公報
【特許文献3】特開平10−275183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明では書籍の発行時点で、書名や発行日等を記録した非接触ICタグを各書籍に付するとともに、取次ぎ店における配本や返品時にリーダライタで当該内容を読みかつ記録すること、各書店における売上時、返品時にリーダライタで当該内容を読み記録すること、および必要により書店での書棚にリーダ機能を持たせることにより在庫中のデータを把握して書籍の管理を行うことで、配送から返品に至る総合的な管理システムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第1は、書籍に非接触ICタグを付しかつ必要なデータを記録して発行し取次ぎ店に納本するとともに、取次ぎ店は当該記録された非接触ICタグのデータを非接触リーダライタで読込みすることと追加のデータを非接触ICタグに書込みした後に、当該書籍を書店に配本することを特徴とする書籍の配送システム、にある。かかる配送システムであるため書籍の配送管理を正確かつ迅速に行うことができる。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第2は、書籍に付された非接触ICタグの必要なデータを書店が非接触リーダライタで読み取って取次ぎ店に返品するとともに、取次ぎ店は当該記録された非接触ICタグのデータを読込みした後に、当該書籍を出版社に返品することを特徴とする書籍の返品システム、にある。かかる返品システムであるため書籍の返品処理を正確かつ迅速に行うことができる。
【発明の効果】
【0010】
上述のように本発明の書籍の配送システム、書籍の返品システムによれば、書籍に非接触ICタグが付されているので、リーダライタにより管理に必要な事項を非接触で交信してデータを読み取り記録することができるので、従来のバーコードによる場合に較べて格段に迅速かつ正確にデータを把握することができ省力や作業の迅速化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】書籍の奥付け部分に非接触ICタグを貼付した例である。
【図2】書籍内に挿入する販売管理等の短冊に非接触ICタグを形成した例である。
【図3】非接触ICタグの例を示す図である。
【図4】取次ぎ店におけるシステム装置の例を示す図である。
【図5】書店における端末管理システム系統を示す図である。
【図6】書店におけるシステムラック装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明は書籍に非接触ICタグを貼付または添付することにより、書籍の配送、返品までの全過程を確実かつ効率的に管理しようとするシステム等に関する。
【0013】
はじめに、書籍に貼付または添付する非接触ICタグについて説明することとする。非接触ICタグを書籍に貼付する場合は、書籍が電磁遮蔽効果のある金属製の表紙等をもつ場合の他、いずれの箇所に貼付しても構わない。図1は、書籍の奥付け部分に非接触ICタグを貼付した例である。非接触ICタグ11は表紙とか裏表紙とか書籍の外面部分に貼付しても良いが、他の書籍との接触や取り扱い時の物理的外力により剥離することもあるので、直接外面に表れない部分が好ましいと考えられる。実際には表紙面や表紙裏面、裏表紙面や裏表紙裏面、奥付け部、その他の書籍内の任意な紙面、あるいは表紙カバーやブックケース等に貼付することになる。
【0014】
非接触ICタグ11は、通常は金属層を積層した紙やプラスチック基材にアンテナ用のコイルパターン112を金属層にエッチング形成しICチップ111を接続することにより形成できる。ICチップのメモリー容量が1キロビットであれば、128文字の記録ができるので、図書館における閲覧記録のように過大の記録を必要とする場合の他、通常の配送、返品、在庫管理では1から数キロビットのメモリー容量であれば十分と考えられる。
【0015】
図2は、書籍内に挿入する販売管理等用の短冊に非接触ICタグを形成した例である。非接触ICタグ11は30mm×30mm程度の小サイズに形成できるので、2つ折りした短冊の一面にのる形状にすることもできる。この場合は短冊の基材自体を非接触ICタグ用基材として使用することができるがICタグを別に製造して貼付するものであってもよい。短冊の場合は書籍の紙葉に挟んで使用するが、物流時点で脱落が生じる問題や書店における閲覧時に紛失する等の問題があるので、弱粘着程度の強度で書籍の紙葉に接着させることが好ましいと考えられる。
【0016】
非接触ICタグに記録する事項としては、書名、発行所名、発行日、著者名、版数、売価等の通常の奥付けに記載する事項の他、ICタグ自体の識別コード、書籍の識別コードが必要となる。これらは、タグまたは書籍毎に重複したコードを付することを避けるのが好ましいので、コード付与の統一した管理基準を設ける必要がある。また、単価、税金額、納本または委託日、取次ぎ店名、書店名、配本日、返品日、取り扱い手数料等通常の管理項目の記録が必要である。なお、雑誌の場合はさらに国際コード番号(ISSN)を付与してもよい。販売管理用の短冊を基に書店が発注する場合は、発注または取次ぎ店の受注日、発注書店名等が記録される。
【0017】
図3は、非接触ICタグの例を示す図である。非接触ICタグ11は非接触データキャリアともいわれ、プラスチック等の基材110にコイルパターン112を形成し、当該コイルと容量素子とにより共振回路を形成して一定周波数の電波を受信し送信することができる。一般的には135kHz(中波)、13.56MHz、2.45GHz(マイクロ波)の周波数帯が使用される。図示例の場合、コイルパターン112は導通部材114により基材110の裏面でジャンピング回路を形成してコイル接続端子112cによりICチップ111の裏面のバンプに接続している。図示例では、容量素子はICチップに内蔵されている。このようなICタグは樹脂基材にラミネートしたアルミ箔等の金属箔をフォトエッチングやレジスト印刷後のエッチングによりコイルパターン112を形成し、ICチップを装着し、保護用の被覆を設けることにより形成することができる。その大きさも30mm×30mm程度以下のサイズとすることができる。
【0018】
ICタグに使用する樹脂基材110としては、PETやポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ナイロン等の各種材料を使用することができ紙であってもよい。厚みは15〜300μmが使用できるが、強度、加工作業性、コスト等の点から20〜100μmがより好ましい。金属箔としては銅箔やアルミ箔あるいは鉄箔を使用できるが、コスト、加工性からアルミ箔が好ましく、その厚みは6〜50μm程度が好ましい。
【0019】
これらの記録した情報の読み取りは、タグに対して共振する呼び出し信号を発信し、数cmから数十cmの距離でタグからの応答信号を読みかつタグに記録することができる。装置としては固定した常設のリーダライタ付きターミナルやのほか、無線式のハンディー端末等を使用することができる。
【0020】
図4は、取次ぎ店におけるシステム装置の例を示す図である。図中、41はホストコンピュータである。42は処理用コンピュータ、43は納本、配本、返品本のデータを読み取りかつ必要なデータを記録するリーダライタ、44は無線式ハンディー端末、45は親機、46は中継用ハブである。親機45にはそれぞれ数台のリーダライタ43またはハンディー端末44を接続することができる。ホストコンピュータ41は、これらの全ての情報を記録管理し必要なデータの出力を行う。これらの書籍に記録したデータの読み取りは、コンベアラインで流れるものを逐次的に記録することもできるが、本発明システムの利点は山積みした書籍のそれぞれの非接触ICタグデータを同時に漏れなく読みかつ記録することができる点にある。従来のPOS端末によるバーコード読み取りでは光学的な特性から数点の書物を同時に識別することはできないのに対して、本システムでは数十冊であっても実質的に瞬時に識別することができ格段に効率を高めることができる。
【0021】
図5は、書店における端末管理システム系統を示す図である。複数の親機52は、ホストコンピュータ51に接続して統括した管理をすることができる。親機52にはリーダライタ53やハンディー端末54を接続することができ、無線または有線で親機に接続される。また、非接触リーダライタが組み込まれた書籍用システムラック装置55にも接続して在庫する書籍を常時把握することができる。端末により同一の重複したデータが複数回読み取られた場合でも同一識別コードの重複が排除されるので重複したデータが誤認識されることはない。リーダライタ付きターミナル53は販売管理用のPOS端末または返品本用のリーダライタとすることができ、これらのデータと合わせれば、当該書店にける閉店時の在庫も迅速に把握することができる。書店に配本等により入庫した書籍はホストコンピュータに登録され、販売または返品した書籍は登録を削除することになる。ホストコンピュータ51は、これらの全ての情報を台帳として記録管理し必要なデータの出力を行う。これらの書籍に記録したデータの読み取りは、取次ぎ店におけると同様に山積みした状態で読みかつ記録することができる。
【0022】
図6は、書店におけるシステムラック装置の例を示す図である。システムラック装置55は通常の書棚に非接触ICタグと通信するためのスキャナ551およびアンテナ552を組み込んだラックである。アンテナはラックの側面に形成して書籍の紙面と平行なコイル面となるようにしても良いし、図6のように各ラックの開口面に形成して書籍の紙面と直交するコイル面としても良い。スキャナは通信距離により各書棚に、1〜数個を組み込むことができる。これらの各スキャナは、親機を介して書店のホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータから順次呼び出し信号を送信することにより広い店内であっても目的の書籍がどの書棚に配置されているかを検索することができる。すなわち、各書籍に配置した書棚の管理番号を記録しておけば、ホストコンピュータのディスプレイやハンディー端末には当該管理番号が表示される。あるいはまた、該当する書籍が検出された書棚では、発光ダイオード(LED)が点灯表示されるようにしてもよい。これにより店員は容易に書籍の所在位置を知ることがてきる。
【0023】
書籍の在庫管理に使用するハンディー端末はバーコードリーダと同様に、非接触ICタグとの交信距離内においてICタグに共振周波数の電波を送信して応答を得ることができる。端末に液晶表示画面を設けておけば探知した書籍の記録データ内容を順次表示することができ、書籍の識別コードまたは書籍の題名を指定して入力すれば、交信距離内に該当する書籍があるか無いかの応答を得ることができる。ハンディー端末は無線で親機にデータを送信することができ、棚卸し等の在庫管理時にはラック毎の読み取りデータを親機に送信して在庫管理を確実迅速に行うことができる。
【0024】
多数の書籍からの応答波を読み出す場合には、データの衝突(コリジョン)が起き得るので、それを回避する必要がある。コリジョン回避には各種の方法があるが、一例として以下の方法を採用することもできる。例えば、非接触ICタグ識別コード(識別ID)が、ビット表示で表1のように4ビットからなる場合は、まず0ビット目が「1」か「0」かにより信号レベルが「1」以上となるハイレベルのものを呼び出し、その際、応答のないローレベルの「0」のものの応答をしばらく禁止する。順次このような操作を1ビット目、2ビット目、3ビット目について行い最後に目的とする識別コードを検索することができる。表1の場合は、ビット表示で1101、1110、0100、0001と4種の識別コードがあるなかから、1回目から3回目までハイレベルの信号を呼び出し、4回目でローレベルの信号を呼び出した際に、識別コード「1110」のものを検索することができた。
【0025】
【表1】

【0026】
このように目標の識別コードのICタグを検索した後に、当該ICタグに対してデータの書込みや読み取りが行われる。上記のように既述すると手間がかかるように見えるが、実際には数百点の書籍のデータの読み取り書込みを瞬時に行うことができる。
【0027】
非接触ICタグは本来的には盗難防止用ラベルとしての機能をもつため、書店の出入口に非接触ICタグが貼付されたままの書籍が搬出されるような場合には、共振タグに共鳴する電磁波を発する検出装置を設けておけば盗難を検出することができ、盗難防止の目的としても有用である。この場合は、正規に販売された書籍が書店から搬出される際、ICタグが機能しなくなるような店員による処置が必要となる。
【0028】
次に、実際に書籍に非接触ICタグを付して利用する手順について説明する。まず、発行所では(これは実際には製本所で書籍が完成する際に行われることになるが)、完成した書籍に、書名、発行所名、発行日、著者名、版数、売価等の通常の奥付けに記載する事項の他、ICタグ自体の識別コード、書籍の識別コードを記録する。ICタグ自体の識別コードは、ICタグを製造した時点で別に記録済みのものであって良い。タグ自体の識別コードは、タグに不良品が発生した場合等の追跡調査の目的のためであり省略することもできる。
【0029】
書籍が発行所から取次ぎ店に納本された際には、納本または委託日、取次ぎ店名、配本先書店名、配本日が記録される。また、書籍が書店から返品された場合は、返品日、取り扱い手数料等が記録される。取次ぎ店では納本された書籍、配本された書籍、返品された書籍の識別コードと対応して書名、発行所名等が記録され、各扱い日毎の取り扱い量を迅速に集計することができる。
【0030】
書店では、配本された書籍、返品した書籍を識別コード毎に入力し、販売した書籍は売上処理することによりPOSレジ端末から把握できるので、在庫すべき書籍の内容を常時把握することができる。また、適時に行われる在庫管理(棚卸し)により在庫すべき書籍との不一致は盗難等がされたものとして処理することになる。さらに、その他のデータの食い違いがある場合は、現物を確認して人手によって解消する。
【0031】
また書店では、在庫情報を基に、入庫から期間の長い在庫書籍をリストアップし、適正な基準に基づいて返品処理をする。返品処理の内容把握にもハンディー端末を使用することができる。上述のような書籍の取り扱いは、雑誌、単行本、マンガ本、辞典等の書籍自体に限らずMD、CD、AV等の関連した出版物に同様に適用できることは当業者に自明であり、本発明の適用範囲外とするものではない。
【符号の説明】
【0032】
1 書籍の奥付け部分
2 書籍用短冊
11 非接触ICタグ
41,51 ホストコンピュータ
42,52 親機
43 リーダライタ付きターミナル
53 リーダライタ
44,54 ハンディー端末
46,56 ハブ
55 システムラック装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
書籍に非接触ICタグを付しかつ必要なデータを記録して発行し取次ぎ店に納本するとともに、取次ぎ店は当該記録された非接触ICタグのデータを非接触リーダライタで読込みすることと追加のデータを非接触ICタグに書込みした後に、当該書籍を書店に配本することを特徴とする書籍の配送システム。
【請求項2】
非接触ICタグが書籍の表紙面、表紙裏面、裏表紙面、裏表紙裏面、奥付け部、表紙カバー、その他の書籍内の紙面、のいずれかの箇所に貼付されていることを特徴とする請求項1記載の書籍の配送システム。
【請求項3】
非接触ICタグが書籍内の書籍用短冊に付されていることを特徴とする請求項1記載の書籍の配送システム。
【請求項4】
書籍に付された非接触ICタグの必要なデータを書店が非接触リーダライタで読込みして取次ぎ店に返品するとともに、取次ぎ店は当該記録された非接触ICタグのデータを読込みした後に、当該書籍を出版社に返品することを特徴とする書籍の返品システム。
【請求項5】
非接触ICタグが書籍の表紙面、表紙裏面、裏表紙面、裏表紙裏面、奥付け部、表紙カバー、その他の書籍内の紙面、のいずれかの箇所に貼付されていることを特徴とする請求項4記載の書籍の返品システム。
【請求項6】
非接触ICタグが書籍内の書籍用短冊に付されていることを特徴とする請求項4記載の書籍の返品システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−116269(P2010−116269A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−291141(P2009−291141)
【出願日】平成21年12月22日(2009.12.22)
【分割の表示】特願2000−51566(P2000−51566)の分割
【原出願日】平成12年2月28日(2000.2.28)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】