説明

板ばね

【課題】 円盤状の板ばねのラジアル方向の剛性の低下を抑えつつ、スラスト方向のばね定数を小さくできる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】 板ばね10は、外形形状が円形であって、その中心に中心孔を有する円盤状の板ばねである。この板ばね10は、外リング12と内リング14と複数の梁16を備えている。外リング12は、リング状であって板ばね10の外縁に沿って伸びる。内リング14は、リング状であって板ばねの中心孔14aに沿って伸びる。複数の梁16のそれぞれは、内リング14から外リング12まで伸びる。そして、各々の梁16は、内リング14から径方向外側に伸びる第1部分と、第1部分から少なくとも二手に分岐した分岐路を有する第2部分を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、円盤状の板ばねに関する。特に、板ばねのスラスト方向のばね定数を小さくする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、外リングと内リングと複数の梁を備えている円盤状の板ばねが開示されている。特許文献1の板ばねは、自動車のエンジンと車体とを連結する能動防振支持装置に用いられている。能動防振支持装置は、エンジンの振動に応じて振動し、エンジンの振動が車体に伝達されることを防止している。図8は、円盤状の板ばねが用いられている能動防振支持装置の一部を模式的に示す縦断面図である。図8に示すように、円盤状の板ばね100は、外リングがハウジング102によって支持されている。板ばね100の中心孔には、アーマチュア104の回転軸が貫通されて固定されている。板ばね100は、アーマチュア104をハウジング102に対して上下動可能に支持している。能動防振支持装置のコイル106に通電されると、アーマチュア104は、コイル106に発生した磁力によって上方に移動する。コイル106への通電が停止されると、アーマチュア104は下方に移動する。能動防振支持装置は、アーマチュア104の上下動を繰り返すことによって振動し、エンジンの振動が車体に伝達されることを防止している。
【0003】
【特許文献1】特開2001−1764号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
能動防振支持装置は、配置されるスペースや重量の問題から、サイズを大きくすることが難しい。このことから、コイルの磁力をあまり強くすることができず、板ばねのスラスト方向のばね定数を小さくする必要がある。
板ばねのスラスト方向のばね定数を小さくするためには、梁の幅を小さくしたり、梁の厚みを薄くすることが考えられる。しかしながら、梁の幅を小さくしたり、梁の厚みを薄くすると、板ばねのラジアル方向の剛性も低下してしまう。この場合、アーマチユアの軸ぶれが発生し、アーマチユアがハウジング等と干渉する虞がある。
【0005】
本発明は、前記した事情を鑑みてなされたものであり、円盤状の板ばねのラジアル方向の剛性の低下を抑えつつ、スラスト方向のばね定数を小さくできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
梁の幅を小さくせず、板厚を薄くせずに板ばねのスラスト方向のばね定数を小さくするには、梁の全長を長くする必要がある。本発明者らは、外リングと内リングとの間の限られた面積の中で、梁の全長を長くすることができる技術を見出した。
本発明の板ばねは、外形形状が円形であって、その中心に中心孔を有する円盤状の板ばねである。この板ばねは、外リングと内リングと複数の梁を備えている。外リングは、リング状であって板ばねの外縁に沿って伸びる。内リングは、リング状であって板ばねの中心孔に沿って伸びる。複数の梁のそれぞれは、内リングから外リングまで伸びる。そして、各々の梁は、内リングから径方向外側に伸びる第1部分と、第1部分から少なくとも二手に分岐した分岐路を有する第2部分を有する。
この板ばねでは、比較的に面積の小さい径方向内側の第1部分において、各々の梁は、内リングから径方向外側に伸びている。一方において、比較的に面積の大きい径方向外側の第2部分おいて、各々の梁は、少なくとも二手に分岐した分岐路を有している。比較的に面積の大きい径方向外側の第2部分では、分岐路を設けることによって、梁の全長が長くされている。この構成によれば、外リングと内リングとの間の限られた面積の中で、梁の全長を長くすることができる。これにより、板ばねのスラスト方向のばね定数を小さくすることができる。この板ばねでは、各々の梁の幅を小さくしたり、板厚を薄くする必要がない。これにより、板ばねのラジアル方向の剛性が低下されることを抑制することができる。
この板ばねでは、各々の梁は、第2部分の分岐路が合流して外リングへと伸びる第3部分を有していてもよい。
【0007】
各々の梁の第2部分では、少なくとも二手に分岐した分岐路が、径方向に関して対称に形成されていることが好ましい。
この構成では、板ばねがスラスト方向に変位しているときの各々の梁から内リングに付与される力が径方向と同一の方向となる。これにより、例えば、中心孔にアーマチュアの中心軸が固定されている場合に、梁から付与される力によって、中心軸に周方向の力が付与されることを防止することができる。これにより、中心軸がねじれることを防止することができる。
【0008】
この板ばねでは、少なくとも3本の梁が互いに同一形状で等角度間隔に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、板ばねのラジアル方向の剛性を全周に亘って略均一にすることができる。
【0009】
各々の梁の第2部分では、内リングへと連なる端から外リングへと連なる端までたどったときに、分岐路の少なくとも一部が板ばねの内リングに向かって伸びていることが好ましい。
この構成によれば、分岐路の全長を長くすることができる。これにより、梁のスラスト方向のばね定数を小さくすることができる。
【0010】
この板ばねでは、各々の梁の分岐路が、隣接する他の梁の分岐路と連結する連結部を有していることが好ましい。
この構成によれば、板ばねのラジアル方向の剛性を高くすることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、ラジアル方向の剛性の低下が抑えられるとともに、スラスト方向のばね定数が小さい円盤状の板ばねを実現することが可能となる。本発明の板ばねを利用すれば、アーマチュアの応答性が高く、かつ、アーマチュアの傾きが抑えられている能動防振支持装置を実現することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の好適な実施形態を列記する。
(形態1) 各々の梁は、その内側の端部が内リングから板ばねの径方向に沿って伸びており、その外側の端部が内側の端部の延長上に伸びている。
【実施例】
【0013】
(第1実施例)
本発明を具現化した実施例にかかる円盤状の板ばねを図面に基づいて説明する。以下の実施例で示される板ばねは、例えば、自動車のエンジンと車体とを連結する能動防振支持装置に用いることができる。図1は、第1実施例にかかる板ばね10の平面図である。板ばね10は、外形形状が円形である。板ばね10は、外リング12と内リング14と複数の梁16を備えている。外リング12は、リング状であって、板ばね10の外縁に沿って伸びて板ばね10の外形を画定している。内リング14は、リング状であって、外リング12と同心上に配置されている。内リング14は、板ばね10の中心孔14aに沿って伸びている。
【0014】
各々の梁16は、第1梁部16aと2本の第2梁部16bと2本の第3梁部16cと2本の第4梁部16dと2本の第5梁部16eと第6梁部16fで構成されている。以下の各実施例では、梁を内リングから外リングに向かってたどったときに、各梁部の始めに表れる端を各梁部の始端とし、最後に表れる端を各梁部の終端とする。第1梁部16aの始端は、内リング14に接続されている。第1梁部16aは、板ばね10の径方向に沿って外側に伸びている。第1梁部16aの終端では、梁16が二手に分岐している。即ち、第1梁部16aが2本の第2梁部16bに分岐している。第2梁部16bの始端は、第1梁部16aの終端に接続されている。第2梁部16bは、板ばね10の周方向に沿って伸びている。第2梁部16bの終端は、第3梁部16cの始端に接続されている。第3梁部16cは、その始端から終端まで、板ばね10の外側から内側に向かって伸びている。第3梁部16cは、第1梁部16aに平行に伸びている。第3梁部16cの終端は、第4梁部16dの始端に接続されている。第4梁部16dは、板ばね10の半径方向外側に伸びている。第4梁部16dの終端は、第5梁部16eの始端に接続されている。第5梁部16eは、板ばね10の周方向に沿って伸びている。
【0015】
第5梁部16eは、第1梁部16aの延長上において、もう一方の第5梁部16eと合流している。合流した2本の第5梁部16eは、第6梁部16fの始端に接続されている。第6梁部16fは、第1梁部16aの延長上に沿って伸びている。第6梁部16fの終端は、外リング12に接続されている。第1梁部16aの終端で分岐された一方の第2梁部16bと第3梁部16cと第4梁部16dと第5梁部16eは、もう一方の第2梁部16bと第3梁部16cと第4梁部16dと第5梁部16eのそれぞれと第1梁部16aの中心を通る板ばね10の径方向に関して対称となっている。即ち、梁16は、第1梁部16aの中心を通る板ばね10の径方向に関して対称となっている。
板ばね10では、内リング14から3本の梁16が外リング12に向かって伸びている。3本の梁16は、同一の形状である。梁16は、板ばね10の中心に関して等角度間隔で配置されている。
【0016】
板ばね10では、各々の梁16が第1梁部16aの終端で二手に分岐している。即ち、比較的面積の大きい径方向外側で梁16が分岐されている。板ばね10では、内リング14と外リング12との間の限られた面積の中で、各々の梁16の全長を長くするように梁16が形成されている。これにより、板ばね10のスラスト方向のばね定数を小さくすることができる。この板ばね10によれば、スラスト方向のばね定数を小さくするために、梁16の幅を小さくしたり、梁16の厚みを薄くしなくてもよい。板ばね10のラジアル方向の剛性が低下することを抑えることができる。
また、板ばね10では、梁16の第3梁部16cが、板ばね10の外側から内側に向かって伸びている。この構成によれば、外リング12と内リング14との間の限られた面積の中で、梁16の全長をより長くすることができる。
また、梁16は、第1梁16aの中心を通る板ばね10の径方向に関して対称となっている。この構成によれば、板ばね10がスラスト方向に変位したときに、中心孔14aに固定された軸等が、梁16からねじり方向の力を受けることを防止することができる。
また、板ばね10では、梁16が内リング14から外リング12に向かって、3本伸びている。3本の梁16は、等角度間隔に配置されている。この構成によれば、板ばね10のラジアル方向の剛性のバランスを取ることができる。
【0017】
(第1実施例の変形例)
図2は、上記した板ばね10の変形例である板ばね20の平面図である。板ばね20は、外リング22と内リング24と複数の梁26を備えている。外リング22は外リング12と同一の形状であり、内リング24は内リング14と同一の形状である。
梁26は、梁16と同様に、第1梁部26aと2本の第2梁部26bと2本の第3梁部26cと2本の第4梁部26dと2本の第5梁部26eと第5梁部26fで構成されている。第1梁部26aと第2梁部26bと第3梁部26cと第4梁部26dと第5梁部26eと第5梁部26fのそれぞれは、第1梁部16aと第2梁部16bと第3梁部16cと第4梁部16dと第5梁部16eと第6梁部16fのそれぞれと同じ向きに伸びている。第1梁部26aと第2梁部26bと第3梁部26cと第4梁部26dと第5梁部26eと第5梁部26fのそれぞれの形状は、第1梁部16aと第2梁部16bと第3梁部16c、第4梁部16dと第5梁部16eと第6梁部16fのそれぞれの形状と同一であってもよいし、異なっていてもよい。第4梁部26dは、連結部26gによって、隣接する梁26の第4梁部26dと連結されている。
【0018】
板ばね20は、板ばね10と同様の効果を得ることができる。
また、板ばね20では、第4梁部26dは、連結部26gによって隣接する梁26の第4梁部26dと連結されている。この構成によれば、板ばね20のラジアル方向の剛性を高くすることができる。また、この構成によれば、板ばね20がスラスト方向に高速に振動された場合に、第2梁部26bと第3梁部26cと第4梁部26dと第5梁部26eが共振することを抑制することができる。
【0019】
(第2実施例)
図3は、第2実施例にかかる板ばね30の平面図である。板ばね30は、外形形状が円形である。板ばね30は、外リング32と内リング34と複数の梁36を備えている。外リング32は、リング状であって、板ばね30の外縁に沿って伸びて板ばね30の外形を画定している。内リング34は、リング状であって、外リング32と同心上に配置されている。内リング34は、板ばね30の中心孔34aに沿って伸びている。
【0020】
梁36は、第1梁部36aと2本の第2梁部36bと2本の第3梁部36cと2本の第4梁部36dと2本の第5梁部36eで構成されている。第1梁部36aの始端は、内リング34と連結している。第1梁部36aは、板ばね30の径方向に沿って外側に伸びている。第1梁部36aの終端では、梁36が二手に分岐している。即ち、第1梁部36aが2本の第2梁部36bに分岐している。第2梁部36bの始端は、第1梁部36aの終端に接続されている。第2梁部36bは、板ばね30の内側から外側に向かって伸びている。第2梁部36bの終端は、第3梁部36cの始端に接続されている。第3梁部36cは、周方向に沿って伸びている。第3梁部36cの終端は、第4梁部36dの始端に接続されている。第4梁部36dは、その始端から終端に向かって、板ばね30の外側から内側に向かって伸びている。第4梁部36dの終端は、第5梁部36eの始端に接続されている。第5梁部36eは、その始端から終端に向かって、湾曲しながら板ばね30の内側から外側に向かって伸びている。第5梁部36eの終端は、外リング32に接続されている。第1梁部36aの終端で分岐された一方の第2梁部36bと第3梁部36cと第4梁部36dと第5梁部36eは、もう一方の第2梁部36bと第3梁部36cと第4梁部36dと第5梁部36eとそれぞれ第1梁部36aの中心軸に関して対称となっている。梁36は、第1梁部36aの中心を通る板ばね30の径方向に関して対称となっている。
【0021】
(第2実施例の変形例)
図4は、上記した板ばね30の変形例である板ばね40の平面図である。板ばね40は、外リング42と内リング44と複数の梁46を備えている。外リング42は外リング32と同一であり、内リング44は内リング34と同一である。
梁46は、梁36と同様に、第1梁部46aと2本の第2梁部46bと2本の第3梁部46cと2本の第4梁部46dと2本の第5梁部46eで構成されている。第1梁部46aと第2梁部46bと第3梁部46cと第4梁部46dと第5梁部46eのそれぞれは、第1梁部36aと第2梁部36bと第3梁部36cと第4梁部36dと第5梁部36eのそれぞれと同じ向きに伸びている。
上記した板ばね30,40では、板ばね10と同様の効果を得ることができる。
【0022】
(第3実施例)
上記した板ばね10,20,30,40では、内リングから伸びる梁が3本である。しかしながら、内リングから伸びる梁は、3本以外であってもよい。図5に示すように、板ばね50は、外形形状が円形である。板ばね50は、外リング52と内リング54と複数の梁56を備えている。外リング52は、リング状であって、板ばね50の外縁に沿って伸びて板ばね50の外形を画定している。内リング54は、リング状であって、外リング52と同心上に配置されている。内リング54は、板ばね50の中心孔54aに沿って伸びている。
梁56は、内リング54から外リング52に向かって4本伸びている。4本の梁56は、等角度間隔に配置されている。梁56は、第1梁部56aの他端で二手に分岐している。分岐した梁56は、板ばね50の内側から外側に向かって伸びてから、板ばね50の外側から内側に向かって伸び、そして、板ばね50の内側から外側に向かって伸びて外リング52と接続されている。
【0023】
(第3実施例の変形例)
図6は、上記した板ばね50の変形例である板ばね60の平面図である。板ばね60は、外リング62と内リング64と4本の梁66を備えている。外リング62は外リング52と同一であり、内リング64は内リング54と同一である。
梁66は、梁56と同様に、内リング64から外リング52に向かって4本伸びている。それぞれの梁66は、梁56と同様の形状を有している。即ち、第1梁部66aの他端で二手に分岐し、その後、板ばね60の内側から外側、外側から内側、内側から外側に向かって伸び、外リング62に接続されている。
上記した板ばね50,60では、板ばね10と同様の効果を得ることができる。
【0024】
(第4実施例)
図7は、第4実施例にかかる板ばね70の平面図である。板ばね70は、外形形状が円形である。板ばね70は、外リング72と内リング74と複数の梁76を備えている。外リング72は、リング状であって、板ばね70の外縁に沿って伸びて板ばね70の外形を画定している。内リング74は、リング状であって、外リング72と同心上に配置されている。内リング74は、板ばね70の中心孔74aに沿って伸びている。
板ばね70では、内リング74から4本の第1梁部76aが外リング72に向かって伸びている、4本の第1梁部76aは、分岐と合流を繰り返しながら内リング74から外リング72に伸びている。
各々の梁76は、第1梁部76aの中心を通る板ばね70の径方向に関して対称となっている。
上記した板ばね70では、板ばね10と同様の効果を得ることができる。
【0025】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】第1実施例にかかる板ばねの平面図。
【図2】第1実施例の変形例にかかる板ばねの平面図。
【図3】第2実施例にかかる板ばねの平面図。
【図4】第2実施例の変形例にかかる板ばねの平面図。
【図5】第3実施例にかかる板ばねの平面図。
【図6】第3実施例の変形例にかかる板ばねの平面図。
【図7】第4実施例にかかる板ばねの平面図。
【図8】能動防振支持装置の一部を模式的に示す縦断面図。
【符号の説明】
【0027】
10,20,30,40,50,60,70:板ばね
12,22,32,42,52,62,72:外リング
14,24,34,44,54,64,74:内リング
16,26,36,46,56,66,76:梁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外形形状が円形であって、その中心に中心孔を有する円盤状の板ばねであって、
板ばねの外縁に沿って伸びるリング状の外リングと、
板ばねの中心孔に沿って伸びるリング状の内リングと、
内リングから外リングまで伸びる複数の梁、
を備えており、
各々の梁は、内リングから径方向外側に伸びる第1部分と、第1部分から少なくとも二手に分岐した分岐路を有する第2部分を有する板ばね。
【請求項2】
各々の梁の第2部分では、少なくとも二手に分岐した分岐路が、径方向に関して対称に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の板ばね。
【請求項3】
少なくとも3本の梁が互いに同一形状で等角度間隔に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の板ばね。
【請求項4】
各々の梁の第2部分では、内リングへと連なる端から外リングへと連なる端までたどったときに、分岐路の少なくとも一部が板ばねの内リングに向かって伸びていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の板ばね。
【請求項5】
各々の梁は、第2部分の分岐路が合流して外リングへと伸びる第3部分を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の板ばね。
【請求項6】
各々の梁の分岐路は、隣接する他の梁の分岐路と連結する連結部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の板ばね。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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