核酸(siRNA)送達用の酵母細胞壁粒子(YCWP)多層状ナノ粒子
本明細書では、酵母細胞壁粒子を使用して物質(例えば、遺伝子サイレンシング物質)および分子を細胞に送達するための方法および組成物が提示される。本発明の態様は、核酸(例えば、siRNA)を細胞に送達するために特に有用である。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
酵母細胞壁粒子(YCWP)外部および多層状ナノ粒子内部を含むsiRNA送達系であって、前記多層状ナノ粒子内部がコア、少なくとも1つのペイロード層、および少なくとも1つの捕捉層を含み、前記ペイロード層はsiRNAを含む、siRNA送達系。
【請求項2】
捕捉層がコアおよびペイロード層の間にある、請求項1記載のsiRNA送達系。
【請求項3】
捕捉層がペイロード層の外側にある、請求項1記載のsiRNA送達系。
【請求項4】
少なくとも第2捕捉層を含む、請求項1記載のsiRNA送達系。
【請求項5】
第2捕捉層がペイロード層およびYCWP外部の間である、請求項4記載のsiRNA送達系。
【請求項6】
前記ペイロード層および捕捉層が静電相互作用によって結び付いている、請求項1〜5のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項7】
コアおよび捕捉層が静電相互作用によって結び付いている、請求項1〜6のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項8】
コアがカチオン性界面活性剤を含む、請求項1〜7のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項9】
捕捉層がカチオン性である、請求項1〜8のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項10】
コアが表面上でカチオン性である、請求項8記載のsiRNA送達系。
【請求項11】
コアがカチオン性界面活性剤を含む、請求項8記載のsiRNA送達系。
【請求項12】
siRNAがMap4k4 siRNAである、請求項1〜11のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項13】
siRNAが炎症性サイトカインsiRNAである、請求項1〜11のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項14】
siRNAがTNF-αsiRNAである、請求項1〜11のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項15】
siRNAがRIP140 siRNAである、請求項1〜11のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項16】
siRNAがTLR4シグナリングsiRNAである、請求項1〜11のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項17】
siRNAがaP2 siRNAである、請求項1〜11のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項18】
コアがペイロードをさらに含むペイロードコアである、請求項1〜17のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項19】
ペイロードがsiRNAである、請求項18記載のsiRNA送達系。
【請求項20】
ペイロードコアおよびペイロード層が同一siRNAを含む、請求項18または19記載のsiRNA送達系。
【請求項21】
ペイロードコアおよびペイロード層が別個のsiRNAを含む、請求項18または19記載のsiRNA送達系。
【請求項22】
siRNAがYCWPに付き約0.1×10-7〜100×10-7pmolのsiRNAの比率で存在している、請求項1〜20のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項23】
ペイロードが非siRNAペイロードである、請求項18記載のsiRNA送達系。
【請求項24】
非siRNAペイロードがDNA、タンパク質、非siRNA RNA、アンチセンスDNA、および低分子からなる群より選択される、請求項23記載のsiRNA送達系。
【請求項25】
DNAが発現ベクターである、請求項24記載のsiRNA送達系。
【請求項26】
捕捉層が荷電ポリマー、荷電界面活性剤またはそれらの混合物を含む、請求項1〜24のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項27】
捕捉層がカチオン性ポリマー、カチオン性界面活性剤またはそれらの混合物を含む、請求項1〜24のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項28】
コアがカチオン性ポリマー、カチオン性界面活性剤またはそれらの混合物を含む、請求項1〜24のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項29】
カチオン性ポリマーがキトサン、ポリ-L-リシンおよびポリエチレンイミン(PEI)からなる群より選択される、請求項27または28記載のsiRNA送達系。
【請求項30】
カチオン性ポリマーがタンパク質、ポリペプチド、短鎖合成ペプチド、ヘリカル両親媒性ペプチド、カチオン性デンドリマー類、グルカラミド(glucaramide)ポリマー、N置換グリシンオリゴマー、ポリ(2-メチル-アクリル酸2-[(2-ジメチルアミノ)-エチル)-メチル-アミノ]-エチルエステル)(poly(2-methyl-acrylic acid 2-[(2- dimethylamino)-ethyl)-methyl-amino]-ethy- 1 ester))、ポリ(2-ジメチルアミノエチル)-メタクリレートおよびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項27または28記載のsiRNA送達系。
【請求項31】
カチオン性ポリマーがポリエチレンイミン(PEI)である、請求項29記載のsiRNA送達系。
【請求項32】
非siRNAペイロードをさらに含む、請求項1〜24のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項33】
コアがアニオン性ポリマー、アニオン性界面活性剤またはそれらの混合物を含む、請求項1〜24のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項34】
アニオン性ポリマーがアルギネートまたはキサンタンである、請求項32または33記載のsiRNA送達系。
【請求項35】
コアが核酸、タンパク質、生体ポリマー、無機塩、およびそれらの混合物からなる群より選択される生体適合性物質をさらに含む、請求項1〜34のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項36】
生体適合性物質が核酸である、請求項35記載のsiRNA送達系。
【請求項37】
生体適合性物質がトランスファーRNA(tRNA)である、請求項36記載のsiRNA送達系。
【請求項38】
YCWPが細胞または組織特異的ターゲティング物質を含むように化学修飾されている、請求項1〜37のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項39】
ペイロード核酸が109粒子のYCWPに付き約1μg〜約2,000μgの核酸の比率で存在している、前記請求項のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項40】
ペイロード核酸が109粒子のYCWPに付き約1μg〜約12μgの核酸の比率で存在している、前記請求項のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項41】
ペイロード核酸が1mgのYCWPに付き4μgの比率で存在している、請求項39のsiRNA送達系。
【請求項42】
siRNAを食細胞へ送達する方法であって、siRNAの送達が発生するように、前記細胞を、siRNA送達系の食作用を促進する条件下で前記請求項のいずれか一項記載の前記siRNA送達系と接触させる工程を含む、方法。
【請求項43】
食細胞が単球、好中球および樹状細胞からなる群より選択される、請求項42記載の方法。
【請求項44】
食細胞がマクロファージである、請求項42記載の方法。
【請求項45】
siRNA送達系を作製する方法であって、前記siRNA送達系が形成されるような条件下で、YCWPを
(a)少なくとも1つのコア成分;
(b)少なくとも1つのペイロード層の形成を促進する条件下で、ペイロード成分;および
(c)少なくとも1つの捕捉層の形成を促進する条件下で、捕捉成分と接触させる工程を含む、方法。
【請求項46】
疾患または障害を治療する方法であって、それを必要とする被験者に、前記疾患または障害が治療されるように、ペイロードの送達を促進する条件下で、前記請求項のいずれか一項記載のsiRNA送達系を投与する工程を含む、方法。
【請求項47】
TLR4-媒介性疾患または障害を治療する方法であって、それを必要とする被験者に、請求項1〜36のいずれか一項記載のsiRNA送達系を投与する工程を含み、siRNAが、前記疾患または障害が治療されるように、前記siRNAの送達およびTLR4シグナリングの変調を促進する条件下でTLR4シグナリング成分を標的とする、方法。
【請求項48】
siRNA送達系が経口投与される、請求項46または47記載の方法。
【請求項49】
siRNA送達系が全身性投与される、請求項46または47記載の方法。
【請求項50】
疾患または障害が炎症性疾患または障害である、請求項46〜49のいずれか一項記載の方法。
【請求項51】
疾患または障害が自己免疫障害、敗血症、腸の障害、感染性疾患、悪性腫瘍、肺障害、心障害、および神経障害からなる群より選択される、請求項46〜49のいずれか一項記載の方法。
【請求項52】
疾患または障害がクローン(Crohn)病、HIV、関節炎、心血管疾患および癌からなる群より選択される、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
疾患が代謝性疾患または障害である、請求項46〜49のいずれか一項記載の方法。
【請求項54】
疾患または障害が耐糖能、インスリン感受性、糖尿病および肥満症からなる群より選択される、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
インスリン感受性を増強する方法であって、それを必要とする被験者に、請求項1〜11および請求項17〜36のいずれか一項記載のsiRNA送達系を投与する工程を含み、siRNAがsiRNAのマクロファージへの送達を促進する条件下でaP2を標的とし、aP2のサイレンシングは結果として前記被験者における増強されたインスリン感受性を生じさせる、方法。
【請求項56】
インスリン感受性を増強する方法であって、それを必要とする被験者に、請求項1〜12および請求項17〜36のいずれか一項記載のsiRNA送達系を投与する工程を含み、siRNAがsiRNAのマクロファージへの送達を促進する条件下でMap4K4を標的とし、Map4K4のサイレンシングは結果として前記被験者における増強されたインスリン感受性を生じさせる、方法。
【請求項57】
siRNA送達系が経口投与される、請求項55または56記載の方法。
【請求項58】
siRNA送達系が全身性投与される、請求項55または56記載の方法。
【請求項59】
被験者が2型糖尿病を有する、請求項55〜58のいずれか一項記載の方法。
【請求項60】
経口薬物送達の方法であって、被験者に前記請求項のいずれか一項記載のsiRNA送達系を、siRNAがマクロファージへ送達されるように、siRNA薬物送達系と前記被験者内のマクロファージとの接触を促進する条件下で投与する工程を含む、方法。
【請求項61】
マクロファージ媒介性siRNA送達法であって、siRNAの送達が発生するように、マクロファージを、siRNA送達系の食作用を促進する条件下で前記請求項のいずれか一項記載の前記siRNA送達系と接触させる工程を含む、方法。
【請求項62】
マクロファージがインビトロで接触させられる、請求項61記載の方法。
【請求項63】
マクロファージがインビボで接触させられる、請求項61記載の方法。
【請求項1】
酵母細胞壁粒子(YCWP)外部および多層状ナノ粒子内部を含むsiRNA送達系であって、前記多層状ナノ粒子内部がコア、少なくとも1つのペイロード層、および少なくとも1つの捕捉層を含み、前記ペイロード層はsiRNAを含む、siRNA送達系。
【請求項2】
捕捉層がコアおよびペイロード層の間にある、請求項1記載のsiRNA送達系。
【請求項3】
捕捉層がペイロード層の外側にある、請求項1記載のsiRNA送達系。
【請求項4】
少なくとも第2捕捉層を含む、請求項1記載のsiRNA送達系。
【請求項5】
第2捕捉層がペイロード層およびYCWP外部の間である、請求項4記載のsiRNA送達系。
【請求項6】
前記ペイロード層および捕捉層が静電相互作用によって結び付いている、請求項1〜5のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項7】
コアおよび捕捉層が静電相互作用によって結び付いている、請求項1〜6のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項8】
コアがカチオン性界面活性剤を含む、請求項1〜7のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項9】
捕捉層がカチオン性である、請求項1〜8のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項10】
コアが表面上でカチオン性である、請求項8記載のsiRNA送達系。
【請求項11】
コアがカチオン性界面活性剤を含む、請求項8記載のsiRNA送達系。
【請求項12】
siRNAがMap4k4 siRNAである、請求項1〜11のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項13】
siRNAが炎症性サイトカインsiRNAである、請求項1〜11のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項14】
siRNAがTNF-αsiRNAである、請求項1〜11のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項15】
siRNAがRIP140 siRNAである、請求項1〜11のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項16】
siRNAがTLR4シグナリングsiRNAである、請求項1〜11のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項17】
siRNAがaP2 siRNAである、請求項1〜11のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項18】
コアがペイロードをさらに含むペイロードコアである、請求項1〜17のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項19】
ペイロードがsiRNAである、請求項18記載のsiRNA送達系。
【請求項20】
ペイロードコアおよびペイロード層が同一siRNAを含む、請求項18または19記載のsiRNA送達系。
【請求項21】
ペイロードコアおよびペイロード層が別個のsiRNAを含む、請求項18または19記載のsiRNA送達系。
【請求項22】
siRNAがYCWPに付き約0.1×10-7〜100×10-7pmolのsiRNAの比率で存在している、請求項1〜20のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項23】
ペイロードが非siRNAペイロードである、請求項18記載のsiRNA送達系。
【請求項24】
非siRNAペイロードがDNA、タンパク質、非siRNA RNA、アンチセンスDNA、および低分子からなる群より選択される、請求項23記載のsiRNA送達系。
【請求項25】
DNAが発現ベクターである、請求項24記載のsiRNA送達系。
【請求項26】
捕捉層が荷電ポリマー、荷電界面活性剤またはそれらの混合物を含む、請求項1〜24のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項27】
捕捉層がカチオン性ポリマー、カチオン性界面活性剤またはそれらの混合物を含む、請求項1〜24のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項28】
コアがカチオン性ポリマー、カチオン性界面活性剤またはそれらの混合物を含む、請求項1〜24のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項29】
カチオン性ポリマーがキトサン、ポリ-L-リシンおよびポリエチレンイミン(PEI)からなる群より選択される、請求項27または28記載のsiRNA送達系。
【請求項30】
カチオン性ポリマーがタンパク質、ポリペプチド、短鎖合成ペプチド、ヘリカル両親媒性ペプチド、カチオン性デンドリマー類、グルカラミド(glucaramide)ポリマー、N置換グリシンオリゴマー、ポリ(2-メチル-アクリル酸2-[(2-ジメチルアミノ)-エチル)-メチル-アミノ]-エチルエステル)(poly(2-methyl-acrylic acid 2-[(2- dimethylamino)-ethyl)-methyl-amino]-ethy- 1 ester))、ポリ(2-ジメチルアミノエチル)-メタクリレートおよびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項27または28記載のsiRNA送達系。
【請求項31】
カチオン性ポリマーがポリエチレンイミン(PEI)である、請求項29記載のsiRNA送達系。
【請求項32】
非siRNAペイロードをさらに含む、請求項1〜24のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項33】
コアがアニオン性ポリマー、アニオン性界面活性剤またはそれらの混合物を含む、請求項1〜24のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項34】
アニオン性ポリマーがアルギネートまたはキサンタンである、請求項32または33記載のsiRNA送達系。
【請求項35】
コアが核酸、タンパク質、生体ポリマー、無機塩、およびそれらの混合物からなる群より選択される生体適合性物質をさらに含む、請求項1〜34のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項36】
生体適合性物質が核酸である、請求項35記載のsiRNA送達系。
【請求項37】
生体適合性物質がトランスファーRNA(tRNA)である、請求項36記載のsiRNA送達系。
【請求項38】
YCWPが細胞または組織特異的ターゲティング物質を含むように化学修飾されている、請求項1〜37のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項39】
ペイロード核酸が109粒子のYCWPに付き約1μg〜約2,000μgの核酸の比率で存在している、前記請求項のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項40】
ペイロード核酸が109粒子のYCWPに付き約1μg〜約12μgの核酸の比率で存在している、前記請求項のいずれか一項記載のsiRNA送達系。
【請求項41】
ペイロード核酸が1mgのYCWPに付き4μgの比率で存在している、請求項39のsiRNA送達系。
【請求項42】
siRNAを食細胞へ送達する方法であって、siRNAの送達が発生するように、前記細胞を、siRNA送達系の食作用を促進する条件下で前記請求項のいずれか一項記載の前記siRNA送達系と接触させる工程を含む、方法。
【請求項43】
食細胞が単球、好中球および樹状細胞からなる群より選択される、請求項42記載の方法。
【請求項44】
食細胞がマクロファージである、請求項42記載の方法。
【請求項45】
siRNA送達系を作製する方法であって、前記siRNA送達系が形成されるような条件下で、YCWPを
(a)少なくとも1つのコア成分;
(b)少なくとも1つのペイロード層の形成を促進する条件下で、ペイロード成分;および
(c)少なくとも1つの捕捉層の形成を促進する条件下で、捕捉成分と接触させる工程を含む、方法。
【請求項46】
疾患または障害を治療する方法であって、それを必要とする被験者に、前記疾患または障害が治療されるように、ペイロードの送達を促進する条件下で、前記請求項のいずれか一項記載のsiRNA送達系を投与する工程を含む、方法。
【請求項47】
TLR4-媒介性疾患または障害を治療する方法であって、それを必要とする被験者に、請求項1〜36のいずれか一項記載のsiRNA送達系を投与する工程を含み、siRNAが、前記疾患または障害が治療されるように、前記siRNAの送達およびTLR4シグナリングの変調を促進する条件下でTLR4シグナリング成分を標的とする、方法。
【請求項48】
siRNA送達系が経口投与される、請求項46または47記載の方法。
【請求項49】
siRNA送達系が全身性投与される、請求項46または47記載の方法。
【請求項50】
疾患または障害が炎症性疾患または障害である、請求項46〜49のいずれか一項記載の方法。
【請求項51】
疾患または障害が自己免疫障害、敗血症、腸の障害、感染性疾患、悪性腫瘍、肺障害、心障害、および神経障害からなる群より選択される、請求項46〜49のいずれか一項記載の方法。
【請求項52】
疾患または障害がクローン(Crohn)病、HIV、関節炎、心血管疾患および癌からなる群より選択される、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
疾患が代謝性疾患または障害である、請求項46〜49のいずれか一項記載の方法。
【請求項54】
疾患または障害が耐糖能、インスリン感受性、糖尿病および肥満症からなる群より選択される、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
インスリン感受性を増強する方法であって、それを必要とする被験者に、請求項1〜11および請求項17〜36のいずれか一項記載のsiRNA送達系を投与する工程を含み、siRNAがsiRNAのマクロファージへの送達を促進する条件下でaP2を標的とし、aP2のサイレンシングは結果として前記被験者における増強されたインスリン感受性を生じさせる、方法。
【請求項56】
インスリン感受性を増強する方法であって、それを必要とする被験者に、請求項1〜12および請求項17〜36のいずれか一項記載のsiRNA送達系を投与する工程を含み、siRNAがsiRNAのマクロファージへの送達を促進する条件下でMap4K4を標的とし、Map4K4のサイレンシングは結果として前記被験者における増強されたインスリン感受性を生じさせる、方法。
【請求項57】
siRNA送達系が経口投与される、請求項55または56記載の方法。
【請求項58】
siRNA送達系が全身性投与される、請求項55または56記載の方法。
【請求項59】
被験者が2型糖尿病を有する、請求項55〜58のいずれか一項記載の方法。
【請求項60】
経口薬物送達の方法であって、被験者に前記請求項のいずれか一項記載のsiRNA送達系を、siRNAがマクロファージへ送達されるように、siRNA薬物送達系と前記被験者内のマクロファージとの接触を促進する条件下で投与する工程を含む、方法。
【請求項61】
マクロファージ媒介性siRNA送達法であって、siRNAの送達が発生するように、マクロファージを、siRNA送達系の食作用を促進する条件下で前記請求項のいずれか一項記載の前記siRNA送達系と接触させる工程を含む、方法。
【請求項62】
マクロファージがインビトロで接触させられる、請求項61記載の方法。
【請求項63】
マクロファージがインビボで接触させられる、請求項61記載の方法。
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20a】
【図20b】
【図20c】
【図20d】
【図20e】
【図20f】
【図20g】
【図20h】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24a】
【図24b】
【図24c】
【図24d】
【図24e】
【図25】
【図26】
【図27a】
【図27b】
【図27c】
【図27d】
【図27e】
【図27f】
【図27g】
【図28a】
【図28b】
【図28c】
【図28d】
【図28e】
【図28f】
【図28g】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36a】
【図36b】
【図36c】
【図36d】
【図37】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20a】
【図20b】
【図20c】
【図20d】
【図20e】
【図20f】
【図20g】
【図20h】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24a】
【図24b】
【図24c】
【図24d】
【図24e】
【図25】
【図26】
【図27a】
【図27b】
【図27c】
【図27d】
【図27e】
【図27f】
【図27g】
【図28a】
【図28b】
【図28c】
【図28d】
【図28e】
【図28f】
【図28g】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36a】
【図36b】
【図36c】
【図36d】
【図37】
【公表番号】特表2011−517279(P2011−517279A)
【公表日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−532222(P2010−532222)
【出願日】平成20年10月29日(2008.10.29)
【国際出願番号】PCT/US2008/081653
【国際公開番号】WO2009/058913
【国際公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【出願人】(505231659)ユニバーシティ オブ マサチューセッツ (23)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年10月29日(2008.10.29)
【国際出願番号】PCT/US2008/081653
【国際公開番号】WO2009/058913
【国際公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【出願人】(505231659)ユニバーシティ オブ マサチューセッツ (23)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]