説明

梅の種の炭を練りこんだ再生ダンボールUMEZUMI(梅炭)を使った植物の栽培キット

【課題】クレープ紙の有効利用は限定されており、また梅の種の産業廃棄物の減少にはつながっていない現状や産業廃棄物の有効利用方法がないことからこの活用を図る。
【解決手段】梅炭を練りこんだクレープ紙を細かい網目上に組み立てて植物種子が挟まる大きさの空洞をつくるステップと、梅炭の不純物吸着力を利用して純水を種子に与えるステップと、根の伸長を抑えるために網目状の箱を高さ1センチメートルに裁断するステップを特徴とする形状の網目上の箱を利用した梅炭を使った植物の栽培キットとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、梅炭を使った植物の栽培方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、クレープ紙の製造方法や用途については、様々提案されている。
【特許文献1】特開2009−12826号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
クレープ紙の有効利用は限定されており、梅の種の産業廃棄物の減少にはつながっていない現状がある。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、植物の栽培に利用でき、梅の種の産業廃棄物を減少させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明により、梅の種の炭を練りこんだ再生ダンボールを細かい網の目状に細工を行い1センチメートルの高さに切断をして根の徒長を防ぐことを特徴とする。
【0006】
さらに、梅炭のもつ不純物吸着力に注目し、純水を種子に与えることにより、種子の発芽を促進することを特徴とする。
【0007】
またクレープ紙を網目上に編みこむことで種子の設置後の落下を防ぐことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、梅炭紙を用いることにより種子の水耕栽培が家庭で簡単にできるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明に係る部分について、図1及び図2を参照して説明する。
【産業上の利用可能性】
【0010】
梅の種の産業廃棄物の有効利用方法の発明であり、産業廃棄物の新たな利用方法となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態に係る網目上の箱の断面である。下図のようにクレープ紙をライナーと波板とで形成される積層にする。
【図2】本発明の一実施形態に係る網目上の箱の外面である。積層梅炭ダンボールを適当な大きさにカットすることで根の伸長を防ぐことができる。
【図3】本発明の代表図面である。種子が発芽した様子を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
産業廃棄物である梅の種を炭化するステップと、
炭化した梅炭を粉末にし、古紙、水などを加え製紙する(梅炭クレープ紙)ステップと、
出来たクレープ紙(梅炭クレープ紙)をライナーと波板とで形成される積層にして種子の落下を防ぐステップと、
この積層梅炭ダンボールを1センチメートルにカットして根の徒長を防ぐステップと、
水分を含ませる事により黒くして乾燥させることにより、水分中の不純物を吸着しやすくするステップ、
を備えていることを特徴とする梅の種の炭を練りこんだ再生ダンボールUMEZUMI(梅炭)を使った植物の栽培キット

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−10644(P2011−10644A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−173663(P2009−173663)
【出願日】平成21年7月3日(2009.7.3)
【出願人】(507330844)株式会社マイファーム (1)
【出願人】(506409181)巽製函株式会社 (2)
【出願人】(509209524)
【Fターム(参考)】