説明

梱包材

【課題】結束バンドの張力により生じる上トレーまたは下トレーの折り返し部のたわみを軽減することにある。
【解決手段】梱包材1は、緩衝材を介して梱包対象2を両面から覆う梱包材1であって、上トレー10と、下トレー20と、結束バンドとを備える。上トレー10および下トレー20は、ダンボールから成る矩形状の部材であって、短手方向に沿う2辺において折り返される短辺側折返部と、長手方向に沿う2辺において折り返される長辺側折返部とを有し、梱包対象2の上部および下部を覆う。結束バンドは、長辺側折返部の外側から、梱包対象2、緩衝材、上トレー10、および下トレー20を結束する。短辺側折返部は、折り込み構造である。長辺側折返部は、非折り込み構造である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
緩衝材を介して、上方および下方から梱包対象を挟み込んで、結束バンドで結束する梱包材に関する。
【背景技術】
【0002】
空気調和装置などの梱包対象を梱包する梱包部材として、特許文献1(特開2007−197025号公報)のようなものがある。特許文献1(特開2007−197025号公報)では、梱包対象を上側から覆う上部梱包部材が、天板の周縁から下方に向かって延びる上側板を有している。また、同様に、梱包対象を下側から覆う下部梱包部材が、底板の周縁から上方に向かって延びる下側板を有している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1(特開2007−197025号公報)では、上部梱包部材および下部梱包部材は紙ダンボール製であり、持ち運んで移動する際に、上部梱包部材および下部梱包部材がたわみやすく、持ち運びにくくなるおそれがある。
【0004】
本発明の課題は、結束バンドの張力により生じる上トレーまたは下トレーの折り返し部のたわみを軽減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1発明に係る梱包材は、緩衝材を介して梱包対象を両面から覆う梱包材であって、上トレーと、下トレーと、結束バンドとを備える。上トレーは、ダンボールから成る矩形状の部材であって、短手方向に沿う2辺において折り返される短辺側折返部と、長手方向に沿う2辺において折り返される長辺側折返部とを有し、梱包材の上部を覆う。下トレーは、ダンボールから成る矩形状の部材であって、短手方向に沿う2辺において折り返される短辺側折返部と、長手方向に沿う2辺において折り返される長辺側折返部とを有し、梱包材の下部を覆う。結束バンドは、上トレーの長辺側折返部および下トレーの長辺側折返部の外側から、梱包対象、緩衝材、上トレー、および下トレーを結束する。上トレーおよび/または下トレーの短辺側折返部は、折り込み構造である。上トレーおよび/または下トレーの長辺側折返部は、非折り込み構造である。
【0006】
本発明の梱包材では、緩衝材を覆って傷が付くことを防止する役割のある上トレーおよび下トレーの構造を、その矩形状の4辺に折返部を設けるものとしている。4辺に設けられる折返部には、上トレーまたは下トレーのたわみ防止に効果がある。また、本発明の梱包材では、緩衝材および梱包対象を上トレーおよび下トレーにより挟み込んだ状態で、上トレーおよび下トレーの長辺側に交差する方向に、結束バンドを巻き付けて結束している。すなわち、結束バンドによる張力は、上トレーまたは下トレーの短手方向に沿って掛かることになる。そして、4辺の折返部うちの短手方向の2辺の折返部である短辺側折返部を2回以上折り込む折り込み構造とし、長手方向の2辺の折返部である長辺側折返部を非折り込み構造としている。すなわち、短辺側折返部は、ダンボールが例えば少なくとも2枚以上重なる構造となっており、長辺側折返部は、ダンボールが1枚の構造となっている。
【0007】
このため、本発明の梱包材では、結束バンドによる張力が掛かってたわみやすい短辺側折返部の構造を折り込み構造としているため、短辺側折返部の強度を上げることができる。したがって、本発明の梱包材では、結束バンドによる張力が原因となる上トレーまたは下トレーにおけるたわみを防止することができる。これにより、例えば、上トレーのみを持って移動するだけの強度を確保することができ、梱包対象の持ち運びを容易にでき、また、持ち運ぶ際に梱包材が破損して梱包対象が落下するようなリスクを低減することができる。さらに、短辺側折返部の強度を上がるため、短辺側折返部自体がたわみにくくなっており、長手方向に沿うように結束バンドをしなくとも強度を確保することができる。
【0008】
また、本発明の梱包材では、短辺側折返部よりもたわみにくい長辺側折返部を非折り込み構造としているため、長辺側折返部も共に折り込み構造とする場合や、長辺側折返部のみを折り込み構造として短辺側折返部を非折り込み構造とする場合よりもコストを削減することができる。
【0009】
第2発明に係る梱包材は、第1発明に係る梱包材であって、折り込み構造は、少なくとも2重に折り返されている。
【0010】
本発明の梱包材では、短辺側折返部は、ダンボールが例えば少なくとも2枚以上重なる構造となっており、長辺側折返部は、ダンボールが1枚の構造となっている。
【0011】
このように、本発明の梱包材では、結束バンドによる張力が掛かってたわみやすい短辺側折返部の構造を折り込み構造としているため、比較的容易に短辺側折返部の強度を上げることができる。
【0012】
第3発明に係る梱包材は、第1発明または第2発明に係る梱包材であって、上トレーおよび/または下トレーの短い方の2辺は、1m程度の長さである。
【0013】
したがって、本発明の梱包材では、短辺側折返部も1m程度の長さということになる。このため、短辺側折返部の折り込み構造の製造時に、1人が作業するのみで容易に折り込み構造を作成することができる。
【0014】
第4発明に係る梱包材は、第1発明から第3発明のいずれかに係る梱包材であって、型紙材をさらに備える。型紙材は、上トレーと緩衝材との間に配置され、断面がコの字状である。
【0015】
したがって、型紙材は、上トレーの短手側または長手側の強度を上げることができ、上トレーがいずれかの方向にたわむことを防止することができる。
【0016】
第5発明に係る梱包材は、第4発明に係る梱包材であって、型紙材は、断面のコの字形状が長手方向に延びる。
【0017】
本発明の梱包材では、長手方向に断面コの字形状が延びる型紙材が上トレーと緩衝材との間に配置されている。このため、上トレーの長辺側折返部の強度を上げることができ、上トレーが長手方向に沿ってたわむことを防止することができる。
【発明の効果】
【0018】
第1発明に係る梱包材では、結束バンドによる張力が掛かってたわみやすい短辺側折返部の構造を折り込み構造としているため、短辺側折返部の強度を上げることができる。したがって、本発明の梱包材では、結束バンドによる張力が原因となる上トレーまたは下トレーにおけるたわみを防止することができる。また、本発明の梱包材では、短辺側折返部よりもたわみにくい長辺側折返部を非折り込み構造としているため、長辺側折返部も共に折り込み構造とする場合や、長辺側折返部のみを折り込み構造として短辺側折返部を非折り込み構造とする場合よりもコストを削減することができる。
【0019】
第2発明に係る梱包材では、結束バンドによる張力が掛かってたわみやすい短辺側折返部の構造を折り込み構造としているため、比較的容易に短辺側折返部の強度を上げることができる。
【0020】
第3発明に係る梱包材では、短辺側折返部も1m程度の長さということになる。このため、短辺側折返部の折り込み構造の製造時に、1人が作業するのみで容易に折り込み構造を作成することができる。
【0021】
第4発明に係る梱包材では、型紙材は、上トレーの短手側または長手側の強度を上げることができ、上トレーがいずれかの方向にたわむことを防止することができる。
【0022】
第5発明に係る梱包材では、上トレーの長辺側折返部の強度を上げることができ、上トレーが長手方向に沿ってたわむことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の一実施形態に係る梱包対象を梱包した状態の梱包材の斜視図。
【図2】梱包材の分解斜視図。
【図3】上トレーおよび下トレーの折り込み構造部分の拡大図。
【図4】図3のIV−IV断面図。
【図5】上トレーおよび下トレーの展開図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の第一実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。図1は、本発明の一実施形態に係る梱包対象を梱包した状態の梱包材の概略斜視図であり、ず2は、梱包材の分解斜視図である。
【0025】
<梱包材>
梱包材1は、空気調和装置などの製品を梱包して、輸送の際の衝撃や傷つきから製品を保護するための部材である。以下は、空気調和装置の室内機2を梱包する梱包材を例に説明する。なお、ここで、室内機2は、長手方向が2m程度であって、短手方向が1m程度の薄型の室内機である。
【0026】
<梱包材の構成>
梱包材1は、主として、上トレー10と、下トレー20と、型紙材30と、各種緩衝材41〜46と、板材50と、結束バンド60とにより構成される。
【0027】
上トレー10は、主に、室内機2の上面を完全に覆う長方形状の面部11からなり、室内機2の上方を保護する部材である。面部11の4辺には、面部11を形成している素材(本実施形態では、この素材はダンボールである)を垂直に折り曲げた折返部12がそれぞれ4つ形成されている。折返部12は、面部11の4辺のうちの短手方向側の2辺に形成される2つの短辺側折返部12aと、面部11の4辺のうちの長手方向側の2辺に形成される2つの長辺側折返部12bとに分類される。なお、この折返部12は、面部11に対して下側に折り曲げられて形成されている。すなわち、上トレー10は、面部11に対して室内機2が配置される側に折返部12が折り曲げられて形成されている。そして、上トレー10には、長辺側折返部12bの1つに対して3カ所ずつ結束バンド60を引っかけるための切り欠き部13が形成されている。
【0028】
下トレー20は、上トレーと同様に主に、室内機2の上面を完全に覆う長方形状の面部21からなり、室内機2の上方を保護する部材である。面部21の4辺には、面部21を形成している素材を垂直に折り曲げた折返部22がそれぞれ4つ形成されている。折返部22は、面部21の4辺のうちの短手方向側の2辺に形成される2つの短辺側折返部22aと、面部21の4辺のうちの長手方向側の2辺に形成される2つの長辺側折返部22bとに分類される。なお、この折返部22は、面部21に対して上側に折り曲げられて形成されている。すなわち、下トレー20は、面部21に対して室内機2が配置される側に折返部22が折り曲げられて形成されている。そして、下トレー20には、長辺側折返部22bの1つに対して3カ所ずつ結束バンド60を引っかけるための切り欠き部23が形成されている。
【0029】
型紙材30は、上トレー10と緩衝材41〜43との間に配置され、主に、上トレー10の面部11とほぼ同形状であって、面部11よりも小さ面部31により成る。型紙材30には、面部31の長辺側に沿って垂直に折り曲げた折返部32が形成されている。すなわち、型紙材30は、その断面がコの字状に折り曲げられて形成されており、コの字状の断面が上トレー10および下トレー20の長手方向に沿って延びる形状となっている。なお、折返部32は、面部31に対して下側に折り曲げられて形成されている。すなわち、型紙材30は、面部31に対して室内機2が配置される側に折返部32が折り曲げられて形成されている。
【0030】
各種緩衝材41〜46は、室内機2の上面側と上トレー10との間に配置され、室内機2の主に上側からの衝撃を和らげる上部緩衝材41〜43と、室内機2の主に下側からの衝撃を和らげる下部緩衝材44〜46とに分類される。なお、各種緩衝材41〜46は、例えば、スチロール樹脂から成る部材である。
【0031】
上部緩衝材41〜43は、図2における室内機2の正面側から視て左側を保護する左側上部緩衝材41と、図2における室内機2の正面側から視て右側を保護する右側上部緩衝材42と、左側上部緩衝材41と右側上部緩衝材42との間に配置される中央上部緩衝材43とにさらに分類される。
【0032】
また、下部緩衝材44〜46は、図2における室内機2の正面側から視て左側を保護する左側下部緩衝材44と、図2における室内機2の正面側から視て右側を保護する右側下部緩衝材45と、左側下部緩衝材44と右側下部緩衝材45との間に配置される中央下部緩衝材46とにさらに分類される。
【0033】
板材50は、中央上部緩衝材43の上部に沿って配置される木製の板状部材である。板材50は、中央上部緩衝材43の強度を補強して、中央上部緩衝材43がたわむことを防止する。
【0034】
結束バンド60は、ポリプロピレンなどでできた平紐状の部材であり、図2のようにビニル製の部材により覆われた室内機2を、上トレー10、下トレー20、型紙材30、および各緩衝材41〜46により挟み込んだ状態で、各部材が密着するように、上トレー10および下トレー20の短手方向に沿って3カ所を結束する。なお、結束バンド60が結束する3カ所の位置は、上述したように、上トレー10に形成されている3カ所の切り欠き部13と、下トレー20に形成されている3カ所に切り欠き部23とに一致する。すなわち、結束バンド60は、切り欠き部13および切り欠き部23を結んでできる線に沿って配置されることになる。
【0035】
<折り込み構造>
上トレー10と下トレー20とに形成される短辺側折返部12a,22aは、図3,4のように面部11,21を形成する素材を2重に重なるように折り曲げて形成されており、その構造が折り込み構造とされている。なお、図3は、折り込み構造の拡大図であり、図4は、図3の一点鎖線の面で切った部分のIV−IV断面図である。その一方で、上トレー10と下トレー20とに形成される長辺側折返部12b,22bは、面部11,21を形成する素材を1回折り返したのみの構造である。そして、長辺側折返部12b,22bには、図5のように、面部11,21の長辺よりも長手方向に延長された延長部14,24を有している。上トレー10および下トレー20は、短辺側折返部12a,22aを形成する際に、短辺側折返部12a,22aの折り込み構造の内部に延長部14,24を巻き込むような構造としている。これにより、上トレー10および下トレー20の折返部12,22は、短辺側折返部12a,22aと長辺側折返部12b,22bとが接続された状態となっている。
【0036】
<特徴>
(1)
本実施形態の梱包材1では、各緩衝材41〜46を覆って傷が付くことを防止する役割のある上トレー10および下トレー20の構造を、その矩形状の4辺に折返部12,22を設けるものとしている。4辺に設けられる折返部12,22には、上トレー10または下トレー20のたわみ防止に効果がある。また、本発明の梱包材1では、各緩衝材41〜46および梱包対象である空気調和装置の室内機2を上トレー10および下トレー20により挟み込んだ状態で、上トレー10および下トレー20の長辺側に交差する方向に、結束バンド60を巻き付けて結束している。すなわち、結束バンド60による張力は、上トレー10または下トレー20の短手方向に沿って掛かることになる。そして、4辺の折返部12,22うちの短手方向の2辺の折返部である短辺側折返部12a,22aを2回折り曲げる折り込み構造とし、長手方向の2辺の折返部である長辺側折返部12b,22bを2回以上折り曲げずに1回のみ折り曲げる非折り込み構造としている。すなわち、短辺側折返部12a,22aは、ダンボールが2枚重なる構造となっており、長辺側折返部12b,22bは、ダンボールが1枚のみの構造となっている。
【0037】
このため、本実施形態の梱包材1では、結束バンド60による張力が掛かってたわみやすい短辺側折返部12a,22aの構造を上述した折り込み構造としているため、短辺側折返部12a,22aの強度を上げることができる。したがって、この梱包材1では、結束バンド60による張力が原因となる上トレー10または下トレー20におけるたわみを防止することができる。これにより、例えば、上トレー10のみを持って移動するだけの強度を確保することができ、梱包された室内機2の持ち運びを容易にでき、また、持ち運ぶ際に梱包材が破損して梱包対象(ここでは室内機2)が落下するようなリスクを低減することができる。さらに、短辺側折返部12a,22aの強度を上げたため、短辺側折返部12a,12a自体がたわみにくくなっており、長手方向に沿うように結束バンドをしなくとも強度を確保することができる。
【0038】
また、この梱包材1では、短辺側折返部12a,22aよりもたわみにくい長辺側折返部12b,22bを上述した非折り込み構造としているため、長辺側折返部12b,22bも共に折り込み構造とする場合や、長辺側折返部12b,22bのみを折り込み構造として短辺側折返部12a,22aを非折り込み構造とする場合よりもコストを削減することができる。
【0039】
(2)
本実施形態の梱包材1は、室内機2の上方を上トレー10で覆い、室内機2の下方を下トレー20で覆っている。このため、上トレー10および下トレー20の身近手方向の長さは、室内機2の短手方向の長さよりも少し長い程度であるが1m程度と言うことになる。すなわち、短辺側折返部12a,22aも1m程度の長さということになる。
【0040】
このため、短辺側折返部12a,22aの折り込み構造の製造時に、1人が作業するのみで容易に折り込み構造を作成することができる。
【0041】
(3)
本実施形態の梱包材1は、上トレーと緩衝材との間に断面がコの字状型紙材30が配置される。この型紙材30は、断面のコの字形状が長手方向に延びる。
【0042】
したがって、上トレー10の長辺側折返部12bの強度を上げることができ、上トレー10が長手方向に沿ってたわむことを防止することができる。
【0043】
<変形例>
上記実施形態の梱包材1は、短辺側折返部12a,22aの折り込み構造は、2重構造であるが、これに限らず、3重構造、4重構造などであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明によれば、梱包対象の持ち運びの容易さの向上、梱包対象の持ち運びリスクの低減、製造の容易さ、および製造時のコストの削減等を実現でき、緩衝材を介して、上方および下方から梱包対象を挟み込んで、結束バンドで結束する梱包材等として有用である。
【符号の説明】
【0045】
1 梱包材
2 室内機(梱包対象)
10 上トレー
11 面部
12 折返部
12a 短辺側折返部
12b 長辺側折返部
20 下トレー
21 面部
22 折返部
22a 短辺側折返部
22b 長辺側折返部
30 型紙材
41〜46 緩衝材
60 結束バンド
【先行技術文献】
【特許文献】
【0046】
【特許文献1】特開2007−197025号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
緩衝材(41〜46)を介して梱包対象(2)を両面から覆う梱包材(1)であって、
ダンボールから成る矩形状の部材であって、短手方向に沿う2辺において折り返される短辺側折返部(12a)と、長手方向に沿う2辺において折り返される長辺側折返部(12b)とを有し、前記梱包材の上部を覆う上トレー(10)と、
ダンボールから成る矩形状の部材であって、短手方向に沿う2辺において折り返される短辺側折返部(22a)と、長手方向に沿う2辺において折り返される長辺側折返部(22b)とを有し、前記梱包材の下部を覆う下トレー(20)と、
前記上トレーの前記長辺側折返部および前記下トレーの前記長辺側折返部の外側から、前記梱包材、前記緩衝材、前記上トレー、および前記下トレーを結束する結束バンド(60)と、
を備え、
前記上トレーおよび/または前記下トレーの前記短辺側折返部は、折り込み構造であり、
前記上トレーおよび/または前記下トレーの前記長辺側折返部は、非折り込み構造であり、
梱包材(1)。
【請求項2】
前記折り込み構造は、少なくとも2重に折り返されている、
請求項1に記載の梱包材(1)。
【請求項3】
前記上トレーおよび/または前記下トレーの短い方の2辺は、1m程度の長さである、
請求項1または2に記載の梱包材(1)。
【請求項4】
前記上トレーと前記緩衝材との間に配置され、断面がコの字状の型紙材(30)をさらに備える、
請求項1から3のいずれかに記載の梱包材(1)。
【請求項5】
前記型紙材は、断面のコの字形状が前記長手方向に延びる、
請求項4の記載の梱包材(1)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−247882(P2010−247882A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−101453(P2009−101453)
【出願日】平成21年4月17日(2009.4.17)
【出願人】(000002853)ダイキン工業株式会社 (7,604)
【Fターム(参考)】