説明

梱包用緩衝装置

【課題】
例えば洗面化粧台等のような物品を物流に供するのに用いて好適であって、しかも緩衝体の主原料である段ボールの使用量を最小限に抑えるようにし、これによって低コスト化を図るようにした梱包用緩衝装置を提供する。
【解決手段】
上下一対の保持板15、19を用意し、これらの保持板15、19の両側端の部分を折曲げ線16、20のところで直角に折曲げ、これらの折曲げ線16、20の内側に上下の緩衝体18、22を装着し、これらの緩衝体18、22の凹部から成る受け部60、90によって洗面化粧台10の本体11の上端の両側部および架台12の下部のコーナをそれぞれ受け、さらに上下からカバー23、24を装着し、結束バンド25によって結束して物流に供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は梱包用緩衝装置に係り、とくに段ボールを複数の切断線および/または折曲げ線によって交互に逆方向に折畳んで組立てられる段ボール製の緩衝体を用いた梱包用緩衝装置に関する。
【背景技術】
【0002】
各種の物品を梱包して物流に供する際に、物流段階において外部からの力によって物品が衝撃を受けて破損する可能性がある。そこで従来より各種の物品を物流に供する際には、これらの物品を包装箱に収納している。そして包装箱と物品との間の隙間の部分に発泡スチロール樹脂の緩衝体を配し、外部からの衝撃を上記緩衝体によって吸収し、これによって物品を衝撃から保護するようにしている。
【0003】
従来のこのような発泡スチロール樹脂を用いた緩衝体は、使用後に廃棄した場合に、自然崩壊性を有していないために、そのままの状態で長期間にわたって残存し、廃棄物公害の原因となる。焼却処分を行なうと、発泡スチロール樹脂の緩衝体が高熱を発して炉を損傷したり、あるいはまた黒煙を発して大気汚染の原因になる。このような環境上の問題から、発泡スチロール樹脂の緩衝体の使用が制限される傾向にある。
【0004】
そこで自然崩壊性を有する段ボールを用いて緩衝体を組立てることが提案されている。段ボールはセルロースを原料とするものであるために、廃棄してもやがてバクテリヤによって分解されて水と炭酸ガスとになり、環境破壊の原因にはならない。また水で分解して再生することができ、リサイクル可能であることから、資源の有効利用につながる。
【0005】
そこで本願発明者らは、特開2001−6376号公報、特開2001−72134号公報、特開2001−72138号公報等によって、連結部によって部分的に連結された切断線を有する段ボールを切断線のところで交互に逆方向に折曲げて接合して成る緩衝クッションを用いた緩衝装置を提案している。
【0006】
このような緩衝装置によって物品を完全に包囲しようとすると、大きな緩衝体を必要とするとともに、このような緩衝体を構成する段ボールの使用量が非常に増加する。しかも緩衝効果が不要な部分についても、段ボールを折曲げて積層した緩衝体によって保護することになるために、段ボールの使用が合理的でなくなる問題がある。またこのような緩衝体は、従来の発泡スチロール樹脂の緩衝体に比べてコストが増大する欠点がある。
【特許文献1】特開2001−63765号公報
【特許文献2】特開2001−72134号公報
【特許文献3】特開2001−72138号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願発明の課題は、段ボールの使用量が少なく、しかも被梱包物を確実に梱包することが可能な梱包用緩衝装置を提供することである。
【0008】
本願発明の別の課題は、段ボールの使用量が少なく、これによって低コストで提供することができる梱包用緩衝装置を提供することである。
【0009】
本願発明の別の課題は、段ボール製の緩衝体と板状体とを組合わせて、外装をも兼ねるようにした梱包用緩衝装置を提供することである。
【0010】
本願発明のさらに別の課題は、用いる段ボール製の緩衝体の数を少なくして梱包の合理化を図るようにした梱包用緩衝装置を提供することである。
【0011】
本願発明の上記の課題および別の課題は、以下に述べる本願発明の技術思想および実施の形態によって明らかにされる。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本願の主要な発明は、被梱包物の外側部の所定の位置を覆うように取付けられ、かつ側端がほぼ直角に折曲げられる保持板と、
連結部によって部分的に連結された切断線および/または折曲げたときに内側に位置するライナのみが連結された半切り線のところで交互に逆方向に折畳んで組立てられ、前記被梱包物の所定の部位を受ける受け部を有する段ボール製の緩衝体と、
を具備し、前記緩衝体が前記保持板の折曲げ線の内側に保持されることを特徴とする梱包用緩衝装置に関するものである。
【0013】
ここで前記緩衝体の受け部が凹部であって、前記被梱包物の所定の部位を受入れてよい。また前記緩衝体の長さが前記保持板の折曲げられる側端の長さとほほ等しくてよい。また前記保持板の折曲げ部分の近傍に係合片が連設され、該係合片が前記緩衝体の係合用凹部に係合されてよい。また前記係合片は先端側の幅が根元側よりも広くなっており、かつ前記緩衝体の係合用凹部は奥の方が入口側よりも幅が広くなっていてよい。また前記保持板の前記折曲げ線に対して前記係合片とは反対側に係止片が連設され、前記係合用凹部に係合された前記係合片の先端部を前記係止片によって係止されてよい。
【発明の効果】
【0014】
本願の主要な発明は、被梱包物の外側部の所定の位置を覆うように取付けられ、かつ側端がほぼ直角に折曲げられる保持板と、連結部によって部分的に連結された切断線および/または折曲げたときに内側に位置するライナのみが連結された半切り線のところで交互に逆方向に折畳んで組立てられ、被梱包物の所定の部位を受ける受け部を有する段ボール製の緩衝体と、を具備し、緩衝体が保持板の折曲げ線の内側に保持されるようにしたものである。
【0015】
従ってこのような梱包用緩衝装置によれば、保持板と、この保持板の側端の直角に折曲げられる部分の内側に保持される緩衝体とによって梱包用緩衝装置を組立てることが可能になり、少ない数の緩衝体によって効果的に被梱包物を梱包して緩衝することが可能になる。従ってこの緩衝装置の主要原材料である段ボールの使用量が少なくなり、軽量でしかも低コストの梱包用緩衝装置が提供される。また外装箱を省略して梱包の簡略化を図ることが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1および図2は本実施の形態の梱包用緩衝装置の全体の構成を示すものであって、本実施の形態の緩衝装置は、洗面化粧台10を緩衝しながら梱包して物流に供するためのものである。ここで洗面化粧台10は、水を流すための凹部を上面に備えたセラミック製の本体11と、この本体11を支える直方体状の架台12とから組合わされて構成される。
【0017】
このような洗面化粧台10は図1および図2に示すように、上下一対の保持板15、19によって上下から挟着されるようになっている。ここで上側の保持板15は両側の折曲げ線16によって側端17が主面に対して下方に直角に折曲げられるようになっており、折曲げ線16の内側に左右一対の緩衝体18を備えている。同様に下側の保持板19は一対の折曲げ線20によってその両側端の部分を直角に上方に折曲げるようにしており、折曲げ線20の内側に緩衝体22を保持するようにしている。
【0018】
このように洗面化粧台10は一対の上側の緩衝体18を保持する保持板15と下側の一対の緩衝体22を保持する保持板19とによって上下から挟着される。しかもさらに上側には下方が開放された偏平な箱状のカバー23が装着され、下側には上面が開放された偏平な箱型のカバー24が装着されるようになっており、このようなカバー23、24の外側から上下に結束バンド25が掛渡され、これによって上下カバー23、24、保持板15、19が洗面化粧台10の上下に固定されるようになっている。
【0019】
次に上側の保持板15の構成について図3により説明する。保持板15はその左右両側端から所定の距離を離れた位置にそれぞれ互いに平行な折曲げ線16を備えるとともに、これらの折曲げ線16から両側端側に向けてそれぞれ2対の切込み29を斜めに形成している。なおこれらの切込み29の終端は折曲げ線30によって連結されている。そして切込み29と折曲げ線30と折曲げ線16とによって囲まれる領域が係合片31を構成する。
【0020】
また上記係合片31と折曲げ線16を介して対向するように互いに平行な2対の切込み33が折曲げ線16に対して切込み29と反対側に向けて形成されるとともに、切込み33の終端が折曲げ線34になっている。そして切込み33、折曲げ線34、および折曲げ線16によって形成される領域が係止片35を構成する。そして係合片31の先端部と係止片35の先端部であって上記折曲げ線16と重複される位置が切断線36に構成され、部分的に連結された部分を破断することによって係合片31と係止片35とが互いに分離されるようになっている。
【0021】
図4はこのような保持板15によって一対の緩衝体18を保持した状態を示しており、上記折曲げ線16によってこの保持板15の左右両側端をそれぞれ上方に直角に折曲げるとともに、折曲げ線16の内側に緩衝体18を装着し、しかも背面側から係合片31を後述する緩衝体18の係合用凹部61に係合させ、さらに係止片35によって係合片31を係止することにより、保持板15に緩衝体18を取付けた状態で固定するようにしている。
【0022】
同様に下側の保持板19についても、図5に示すように、両側の折曲げ線20によって側端21を上方に直角に折曲げる。そして折曲げ線20の内側に左右一対の緩衝体22を保持させる。ここでもこの保持板19の折曲げ線20の部分に形成される係合片31を緩衝体22の係合用凹部91に係合させ、しかも係止片35によって係合片31を係止することにより、緩衝体22を保持板19に保持して固定させるようにする。
【0023】
次に上側の保持板15の折曲げ線16の内側に保持される緩衝体18の構成を説明すると、この緩衝体18は図6に示す段ボール40を折曲げて組立てられる。段ボール40は段目の方向に沿って12枚の板状部41〜52を備え、これらの板状部41〜52の間に切断線54が形成される。そしてこれらの切断線53は部分的に連結部54によって連結される。連結部54は切断線53を遮断する互いに平行な切込みを備え、これらの切込み間の部分が連結されるようになっている。そして板状部41〜43にはその側端側に矩形の一対の切込み58が形成される。また板状部45〜52には横長の切込み59が形成される。これらの切込み59は板状部45〜52にわたって順次その形状が次第に変化するようになっている。
【0024】
このような段ボール40を上記切断線53のところで交互に逆方向に図7に示すように折曲げる。このときに切断線53の部分は連結部54によって互いに連結される。また板状部41〜52には、互いに接合される位置に予め澱粉糊等の接合手段が塗布されている。従ってこのような段ボール40を板状部41〜52が互いに重合うように折曲げて圧縮すると、図8に示すような緩衝体18が完成する。
【0025】
この緩衝体18は上記板状部45〜52に形成される切込み59によって、外側面に臨むように受け部を構成する凹部60か形成される。凹部60が上記洗面化粧台10の本体11の湾曲する側端を受けるようになっている。またこのような緩衝体18は図9に示すように、その背面側であってコーナの部分に、上記板状部41〜44の切込み58によって係合用凹部61が形成される。係合用凹部61はその奥の部分の方が側端側の入口よりも幅が広くなっており、上から見ると台形状に形成される。
【0026】
このような緩衝体18を保持板15に保持する際に、図10に示すように保持板15の折曲げ線16の内側に緩衝体18を装着する。そして保持板15の係合片31を折曲げ線30のところで内側へ折曲げ、緩衝体18の背面側の係合用凹部61に係合させる。係合片31はその形状がほぼ台形であって、上記係合用凹部61の形状とほぼ一致しているために、この係合用凹部61に正しく整合される。そしてこの状態で折曲げ線34のところで係止片35を内側へ折曲げることによって、係止片35の先端部が既に内側へ折曲げられている係合片31の先端側の側部を上から押えることになり、これによって係合片31による係合をより確実に維持する。なお保持板15の左側端であって折曲げ線16の内側には図10とは対称にもう1つの互いに対称な緩衝体18が同様の係止構造によって収納保持される(図4参照)。
【0027】
次に下側の緩衝体22の構造について説明する。下側の緩衝体22は図11に示す段ボール70を用いて組立てられる。段ボール70は12枚の板状部71〜82を備え、これらの板状部71〜82が連結部84を有する切断線85によって順次連結されるようになっている。すなわち切断線83はその1〜3箇所において部分的に連結部84によってその両側の板状部71〜82を連結している。
【0028】
板状部71〜74にはコ字状をなす小さな切込み88が一対ずつ形成される。また板状部76〜82には横長の切込み89が形成される。また板状部82の切込み89には受け板94が連結部95を介して連結される。受け板94はその先端に係止片96を備え、この係止片96が板状部75の係止孔97に係止されるように整合される。また板状部81にはその側端に押え板98が連結部99を介して連設されるようになっている。押え板98はその側端に突部100を備え、突部100が板状部75に形成されている矩形の係止孔101によって係止されるように組立てられる。
【0029】
次に図11に示す段ボール70を用いて緩衝体22を組立てる動作について説明する。図12に示すように板状部71〜82を連結部84を有する切断線83のところで互いに逆方向に順次折曲げる。そして予め板状部71〜82の接合部に塗布された澱粉糊によって接着して接合する。これによって図13および図14に示すような細長い直方体状をなす緩衝体22が組立てられる。そして上記板状部76〜82に形成されている切込み89によって受け部を構成する凹部90が形成される。この凹部90が上記洗面化粧台10の架台12の下面のコーナの稜線部分を受入れる。なお板状部82の受け板94が連結部95によって凹部90の上面に折曲げられるとともに、先端側の係止片96が板状部75の係止孔97に係止される。さらに凹部90の側部に位置する押え板98が連結部99のところで側方に折曲げられるとともに、先端側の突部100が板状部75の係止孔101に係止される。
【0030】
またこのような緩衝体20には図14に示すように、その背面側に、上記板状部71〜74のコ字状の切込み88によって係合用凹部91が形成される。この係合用凹部91には図15に示すように、保持板19の係合片31が折曲げ線30のところで折曲げられて係合される。係合片31はほぼ台形状をなし、奥の方が広くなっている係合用凹部91とほぼ整合する形状になっている。そして係合片31を内側に折込んだならば、この後に係止片35を折曲げ線34のところで内側へ折曲げ、これによって係止片35が係合片31の先端部を側方から押える。これによって係合片31が係合部91に確実に係合した状態に維持されるようになり、緩衝体22が保持板19の折曲げ線20の内側の部分に確実に保持され、脱落することがない。
【0031】
このように本実施の形態の梱包用緩衝装置は、上側の保持板15の折曲げ線16の内側に左右一対の緩衝体18を保持し、下側の保持板19の折曲げ線20の内側に左右一対の緩衝体22を保持する。そしてこれらの保持板15、19を図1および図2に示すように、洗面化粧台10の上下に装着する。ここで上側の保持板15にに取付けられる緩衝体18の受け部60が洗面化粧台10の本体11の上側縁の湾曲した部分を受入れる。また下側の保持板19に取付けられている緩衝体22が洗面化粧台10の架台12の下端の稜線部分を受入れることになる。このような状態において、上下から上側カバー23と下側カバー24とを装着し、しかも結束バンド25によって上記上側カバー23および下側カバー24の外側から結束する。このような状態において洗面化粧台10は物流に供されることになる。
【0032】
このような梱包用緩衝装置によれば、物流に供される洗面化粧台10に対して外部から衝撃が加わっても、衝撃は上下の保持板15、19に保持されている緩衝体18、22によって緩衝され、洗面化粧台10を衝撃から保護することが可能になる。しかも洗面化粧台10は上下のカバー23、24を装着した状態で結束バンド25によって結束された状態で物流に供されるために、外装箱を必要とせず、これによって梱包のためのコストを大幅に低減できるようになる。またこのような梱包形態は、段ボールから成る4つの緩衝体18、22を主たる構成体とするものであって、包装用梱包装置の構成部材が非常に少なくなり、梱包の大幅な合理化が可能になる。
【0033】
以上本願発明を図示の実施の形態によって説明したが、本願発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願に含まれる発明の技術的思想の範囲内で各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態は洗面化粧台10の梱包用緩衝装置に関するものであるが、本願発明はその他の各種の物品のための梱包用緩衝装置に広く適用可能である。また梱包される物品の形状や寸法に応じて、緩衝体18、22の構成や、その受け部60、90の構造についても任意に変更可能である。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本願発明は各種の物品の梱包用緩衝装置に広く利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】梱包用緩衝装置の全体の構成を示す分解斜視図である。
【図2】同梱包装置の縦断面図である。
【図3】上側の保持板の展開平面図である。
【図4】上側の保持板と緩衝体との組立てを示す斜視図である。
【図5】下側の保持板と緩衝体との組立てを示す斜視図である。
【図6】上側の緩衝体を組立てるための段ボールの展開平面図である。
【図7】同段ボールによる上側緩衝体の組立て動作を示す外観斜視図である。
【図8】組立てられた緩衝体の外観斜視図である。
【図9】同緩衝体の反対側から見た斜視図である。
【図10】緩衝体と保持板との結合構造を示す要部拡大縦断面図である。
【図11】下側緩衝体を構成する段ボールの展開平面図である。
【図12】同緩衝体の組立て動作を示す外観斜視図である。
【図13】組立てられた緩衝体の外観斜視図である。
【図14】この緩衝体を反対側から見たときの斜視図である。
【図15】同緩衝体と保持板との結合構造を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
【0036】
10 洗面化粧台
11 本体
12 架台
15 保持板(上)
16 折曲げ線
17 側端
18 緩衝体(上)
19 保持板(下)
20 折曲げ線
21 側端
22 緩衝体(下)
23 上側カバー
24 下側カバー
25 結束バンド
29 切込み
30 折曲げ線
31 係合片
33 切込み
34 折曲げ線
35 係止片
36 切断線
40 段ボール
41〜52 板状部
53 切断線
54 連結部
58、59 切込み
60 凹部(受け部)
61 係合用凹部
70 段ボール
71〜82 板状部
83 切断線
84 連結部
88、89 切込み
90 凹部(受け部)
91 係合用凹部
94 受け板
95 連結部
96 係止片
97 係止孔
98 押え板
99 連結部
100 突部
101 係止孔



【特許請求の範囲】
【請求項1】
被梱包物の外側部の所定の位置を覆うように取付けられ、かつ側端がほぼ直角に折曲げられる保持板と、
連結部によって部分的に連結された切断線および/または折曲げたときに内側に位置するライナのみが連結された半切り線のところで交互に逆方向に折畳んで組立てられ、前記被梱包物の所定の部位を受ける受け部を有する段ボール製の緩衝体と、
を具備し、前記緩衝体が前記保持板の折曲げ線の内側に保持されることを特徴とする梱包用緩衝装置。
【請求項2】
前記緩衝体の受け部が凹部であって、前記被梱包物の所定の部位を受入れることを特徴とする請求項1に記載の梱包用緩衝装置。
【請求項3】
前記緩衝体の長さが前記保持板の折曲げられる側端の長さとほほ等しいことを特徴とする請求項1に記載の梱包用緩衝装置。
【請求項4】
前記保持板の折曲げ部分の近傍に係合片が連設され、該係合片が前記緩衝体の係合用凹部に係合されることを特徴とする請求項1に記載の梱包用緩衝装置。
【請求項5】
前記係合片は先端側の幅が根元側よりも広くなっており、かつ前記緩衝体の係合用凹部は奥の方が入口側よりも幅が広くなっていることを特徴とする請求項4に記載の梱包用緩衝装置。
【請求項6】
前記保持板の前記折曲げ線に対して前記係合片とは反対側に係止片が連設され、前記係合用凹部に係合された前記係合片の先端部を前記係止片によって係止することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の梱包用緩衝装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2006−56532(P2006−56532A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−237715(P2004−237715)
【出願日】平成16年8月17日(2004.8.17)
【出願人】(593004108)合資会社日栄紙工社 (11)
【出願人】(000223193)東罐興業株式会社 (90)
【Fターム(参考)】