説明

植物の健康を改善する方法

植物の健康を改善する方法であって、植物および/または該植物が生長しているかもしくは生長しようとしている場所および/または植物繁殖体を、植物の健康を改善する量の少なくとも1種の式I(式中、可変部は本明細書に定義される)で表されるベンゾイル置換アラニン化合物(A)で処理することを含んでなる、上記方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
作物の健康を改善する方法であって、作物および/または該作物が生長しているかもしくは生長しようとしている場所および/または植物繁殖体を、植物の健康を改善する量の少なくとも1種の式I:
【化1】

(式中、可変部は以下に定義するとおりである:
Qは、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシから選択される1個のオルト置換基を有し、さらに部分的にもしくは完全にハロゲン化されていてよく、および/またはシアノ、ニトロ、C1-C6-アルキル、C3-C6-シクロアルキル、C1-C6-ハロアルキル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アルキルスルフィニル、およびC1-C6-アルコキシ-C1-C4-アルキルからなる群から選択される1〜3個の基を有していてよいフェニル環であり;
R1、R2は、水素またはヒドロキシルであり;
R3は、C1-C6-アルキル、C1-C4-シアノアルキルまたはC1-C6-ハロアルキルであり;
R4は、水素、C1-C6-アルキル、ハロアルキルまたはC1-C6-アルコキシ-C1-C6-アルキルであり;
R5は、水素、C1-C6-アルキル、C2-C6-アルケニル、C2-C6-アルキニル、C1-C6-ハロアルキル、C2-C6-ハロアルケニル、C2-C6-ハロアルキニル、C1-C6-シアノアルキル、C2-C6-シアノアルケニル、C2-C6-シアノアルキニル、C1-C6-ヒドロキシアルキル、C2-C6-ヒドロキシアルケニル、C2-C6-ヒドロキシアルキニル、C3-C6-シクロアルキル、C3-C6-シクロアルケニル、3〜6員のヘテロシクリル(この場合、上記のシクロアルキル、シクロアルケニルまたは3〜6員のヘテロシクリル基は、部分的にもしくは完全にハロゲン化されていてよく、および/またはオキソ、シアノ、ニトロ、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、ヒドロキシル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、ヒドロキシカルボニル、C1-C6-アルコキシカルボニル、ヒドロキシカルボニル-C1-C6-アルコキシ、C1-C6-アルコキシカルボニル-C1-C6-アルコキシ、アミノ、C1-C6-アルキルアミノ、ジ(C1-C6-アルキル)アミノ、C1-C6-アルキルスルホニルアミノ、C1-C6-ハロアルキルスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、(C1-C6-アルキルアミノ)カルボニルアミノ、ジ(C1-C6-アルキル)-アミノカルボニルアミノからなる群から選択される1〜3個の基を有していてよい)、
C1-C6-アルコキシ-C1-C4-アルキル、C2-C6-アルケニルオキシ-C1-C4-アルキル、C2-C6-アルキニルオキシ-C1-C4-アルキル、C1-C6-ハロアルコキシ-C1-C4-アルキル、C2-C6-ハロアルケニルオキシ-C1-C4-アルキル、C2-C6-ハロアルキニルオキシ-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルコキシ-C1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルキルチオ-C1-C4-アルキル、C2-C6-アルケニルチオ-C1-C4-アルキル、C2-C6-アルキニルチオ-C1-C4-アルキル、C1-C6-ハロアルキル-C1-C4-チオアルキル、C2-C6-ハロアルケニル-C1-C4-チオアルキル、C2-C6-ハロアルキニル-C1-C4-チオアルキル、C1-C6-アルキルスルフィニル-C1-C4-アルキル、C1-C6-ハロアルキルスルフィニル-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルキルスルホニル-C1-C4-アルキル、C1-C6-ハロアルキルスルホニル-C1-C4-アルキル、アミノ-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルキルアミノ-C1-C4-アルキル、ジ(C1-C6-アルキル)アミノ-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルキルスルホニルアミノ-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルキルスルホニル(C1-C6-アルキル)アミノ-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルキルカルボニル、ヒドロキシカルボニル、C1-C6-アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1-C6-アルキルアミノカルボニル、ジ(C1-C6-アルキル)アミノカルボニル、ホルミルアミノ-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルコキシカルボニルアミノ-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルキルカルボニル-C1-C6-アルキル、ヒドロキシカルボニル-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルコキシカルボニル-C1-C4-アルキル、C1-C6-ハロアルコキシカルボニル-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルキルカルボニルオキシ-C1-C4-アルキル、アミノカルボニル-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルキルアミノカルボニル-C1-C4-アルキル、ジ(C1-C6-アルキル)アミノカルボニル-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルキルカルボニルアミノ-C1-C4-アルキル、C1-C6-アルキルカルボニル-(C1-C6-アルキルアミノ)-C1-C4-アルキル、(C1-C6-アルキル)アミノカルボニルオキシ-C1-C4-アルキル、ジ(C1-C6-アルキル)アミノカルボニルオキシ-C1-C4-アルキル、[(C1-C6-アルキル)アミノカルボニルアミノ]C1-C4-アルキル、[ジ(C1-C6-アルキル)アミノカルボニルアミノ]C1-C4-アルキル;
フェニル、フェニル-C1-C4-アルキル、フェニル-C2-C4-アルケニル、フェニル-C2-C4-アルキニル、フェニル-C1-C4-ハロアルキル、フェニル-C2-C4-ハロアルケニル、フェニル-C2-C4-ハロアルキニル、フェニル-C1-C4-ヒドロキシアルキル、フェニル-C2-C4-ヒドロキシアルケニル、フェニル-C2-C4-ヒドロキシアルキニル、フェニルカルボニル-C1-C4-アルキル、フェニルカルボニルオキシ-C1-C4-アルキル、フェニルオキシカルボニル-C1-C4-アルキル、フェニルオキシ-C1-C4-アルキル、フェニルチオ-C1-C4-アルキル、フェニルスルフィニル-C1-C4-アルキル、フェニルスルホニル-C1-C4-アルキル、
ヘテロアリール、ヘテロアリール-C1-C4-アルキル、ヘテロアリール-C2-C4-アルケニル、ヘテロアリール-C2-C4-アルキニル、ヘテロアリール-C1-C4-ハロアルキル、ヘテロアリール-C2-C4-ハロアルケニル、ヘテロアリール-C2-C4-ハロアルキニル、ヘテロアリール-C1-C4-ヒドロキシアルキル、ヘテロアリール-C2-C4-ヒドロキシアルケニル、ヘテロアリール-C2-C4-ヒドロキシアルキニル、ヘテロアリールカルボニル-C1-C4-アルキル、ヘテロアリールカルボニルオキシ-C1-C4-アルキル、ヘテロアリールオキシカルボニル-C1-C4-アルキル、ヘテロアリールオキシ-C1-C4-アルキル、ヘテロアリールチオ-C1-C4-アルキル、ヘテロアリールスルフィニル-C1-C4-アルキル、ヘテロアリールスルホニル-C1-C4-アルキル(ここで上記のフェニルおよびヘテロアリール基は、部分的にもしくは完全にハロゲン化されていてよく、および/またはシアノ、ニトロ、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、ヒドロキシル、C1-C6-ヒドロキシアルキル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、ヒドロキシカルボニル、C1-C6-アルコキシカルボニル、ヒドロキシカルボニル-C1-C6-アルコキシ、C1-C6-アルコキシカルボニル-C1-C6-アルコキシ、アミノ、C1-C6-アルキルアミノ、ジ(C1-C6-アルキル)アミノ、C1-C6-アルキルスルホニル、C1-C6-アルキルスルフィニル、C1-C6-アルキルチオ、C1-C6-アルキルスルホニルアミノ、C1-C6-ハロアルキルスルホニルアミノ、(C1-C6-アルキルアミノ)カルボニルアミノ、ジ(C1-C6-アルキル)-アミノカルボニルアミノ、アリールおよびアリール(C1-C6-アルキル)からなる群から選択される1〜3個の基を有していてよい)であり;あるいは
R4およびR5は、一緒になって1〜4個の窒素原子、1〜3個の窒素原子および1個の酸素もしくは硫黄原子、1個の酸素もしくは硫黄原子、または2個の酸素原子を含有していてよい3〜10員環を形成し、ここで該環は部分的にもしくは完全にハロゲン化されていてよく、および/またはシアノ、C1-C6-アルキル、C3-C6-シクロアルキル、C1-C6-ハロアルキル、C1-C6-アルコキシまたはC1-C6-ハロアルコキシおよびC1-C6-アルコキシ-C1-C4-アルキルからなる群から選択される1〜3個の基を有していてよく;
R6は、OR7またはNR8R9であり、
R7は、水素、C1-C6-アルキル、C3-C6-シクロアルキル、C3-C6-アルケニル、C3-C6-アルキニル、C3-C6-ハロアルケニル、C3-C6-ハロアルキニル、ホルミル、C1-C6-アルキルカルボニル、C3-C6-シクロアルキルカルボニル、C2-C6-アルケニルカルボニル、C2-C6-アルキニルカルボニル、C1-C6-アルコキシカルボニル、C3-C6-アルケニルオキシカルボニル、C3-C6-アルキニルオキシカルボニル、アミノカルボニル、C1-C6-アルキルアミノカルボニル、C3-C6-アルケニルアミノカルボニル、C3-C6-アルキニルアミノカルボニル、C1-C6-アルキルスルホニルアミノカルボニル、ジ(C1-C6-アルキル)アミノカルボニル、N-(C3-C6-アルケニル)-N-(C1-C6-アルキル)アミノカルボニル、N-(C3-C6-アルキニル)-N-(C1-C6-アルキル)アミノカルボニル、N-(C1-C6-アルコキシ)-N-(C1-C6-アルキル)アミノカルボニル、N-(C3-C6-アルケニル)-N-(C1-C6-アルコキシ)アミノカルボニル、N-(C3-C6-アルキニル)-N-(C1-C6-アルコキシ)アミノカルボニル、C1-C6-アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C1-C6-アルキル)アミノチオカルボニル、(C1-C6-アルキル)シアノイミノ、(アミノ)シアノイミノ、[(C1-C6-アルキル)アミノ]シアノイミノ、ジ(C1-C6-アルキル)アミノシアノイミノ、C1-C6-アルキルカルボニル-C1-C6-アルキル、C1-C6-アルコキシイミノ-C1-C6-アルキル、N-(C1-C6-アルキルアミノ)イミノ-C1-C6-アルキル、N-[ジ(C1-C6-アルキル)アミノ]イミノ-C1-C6-アルキルまたはトリ-C1-C4-アルキルシリル(この場合、上記のアルキル、シクロアルキルおよびアルコキシ基は、部分的にもしくは完全にハロゲン化されていてよく、および/または1〜3個の以下の基:シアノ、ヒドロキシル、C3-C6-シクロアルキル、C1-C6-アルコキシ-C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-アルキルチオ、ジ(C1-C4-アルキル)アミノ、C1-C4-アルキル-C1-C6-アルコキシカルボニルアミノ、C1-C4-アルキルカルボニル、ヒドロキシカルボニル、C1-C4-アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1-C4-アルキルアミノカルボニル、ジ(C1-C4-アルキル)アミノカルボニルまたはC1-C4-アルキルカルボニルオキシを有していてよい);
フェニル、フェニル-C1-C6-アルキル、フェニルカルボニル-C1-C6-アルキル, フェノキシカルボニル、フェニルアミノカルボニル、フェニルスルホニルアミノカルボニル、N-(C1-C6-アルキル)-N-(フェニル)アミノカルボニル、フェニル-C1-C6-アルキルカルボニル、フェニルカルボニル(ここで該フェニル基は部分的にもしくは完全にハロゲン化されていてよく、および/または1〜3個の以下の基:ニトロ、シアノ、C1-C4-アルキル、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-アルコキシまたはC1-C4-ハロアルコキシを有していてよい)であり;
R8は、水素、C1-C6-アルキル、C3-C6-シクロアルキル、C3-C6-アルケニル、C3-C6-アルキニル、C3-C6-ハロアルケニル、C3-C6-ハロアルキニル、ホルミル、C1-C6-アルキルカルボニル、C3-C6-シクロアルキルカルボニル、C2-C6-アルケニルカルボニル、C2-C6-アルキニルカルボニル、C1-C6-アルコキシカルボニル、C3-C6-アルケニルオキシカルボニル、C3-C6-アルキニルオキシカルボニル、アミノカルボニル、C1-C6-アルキルアミノカルボニル、C3-C6-アルケニルアミノカルボニル、C3-C6-アルキニルアミノカルボニル、C1-C6-アルキルスルホニルアミノカルボニル、ジ(C1-C6-アルキル)アミノカルボニル、N-(C3-C6-アルケニル)-N-(C1-C6-アルキル)アミノカルボニル、N-(C3-C6-アルキニル)-N-(C1-C6-アルキル)アミノカルボニル、N-(C1-C6-アルコキシ)-N-(C1-C6-アルキル)アミノカルボニル、N-(C3-C6-アルケニル)-N-(C1-C6-アルコキシ)アミノカルボニル、N-(C3-C6-アルキニル)-N-(C1-C6-アルコキシ)アミノカルボニル、ジ(C1-C6-アルキル)アミノチオカルボニル、(C1-C6-アルキル)シアノイミノ、(アミノ)シアノイミノ、[(C1-C6-アルキル)アミノ]シアノイミノ、ジ(C1-C6-アルキル)アミノシアノイミノ、C1-C6-アルキルカルボニル-C1-C6-アルキル、C1-C6-アルコキシイミノ-C1-C6-アルキル、N-(C1-C6-アルキルアミノ)イミノ-C1-C6-アルキル、N-[ジ(C1-C6-アルキル)アミノ]イミノ-C1-C6-アルキル(この場合、上記のアルキル、シクロアルキルおよびアルコキシ基は、部分的にもしくは完全にハロゲン化されていてよく、および/または1〜3個の以下の基:シアノ、ヒドロキシル、C3-C6-シクロアルキル、C1-C6-アルコキシ-C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-アルキルチオ、ジ(C1-C4-アルキル)アミノ、C1-C4-アルキル-C1-C6-アルコキシカルボニルアミノ、C1-C4-アルキルカルボニル、ヒドロキシカルボニル、C1-C4-アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1-C4-アルキルアミノカルボニル、ジ(C1-C4-アルキル)アミノカルボニルまたはC1-C4-アルキルカルボニルオキシを有していてよい);
フェニル、フェニル-C1-C6-アルキル、フェニルカルボニル-C1-C6-アルキル、フェノキシカルボニル、フェニルアミノカルボニル、フェニルスルホニルアミノカルボニル、N-(C1-C6-アルキル)-N-(フェニル)アミノカルボニル、フェニル-C1-C6-アルキルカルボニル、フェニルカルボニル(ここで該フェニル基は部分的にもしくは完全にハロゲン化されていてよく、および/または1〜3個の以下の基:ニトロ、シアノ、C1-C4-アルキル、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-アルコキシまたはC1-C4-ハロアルコキシを有していてよい)であり;
R9は、水素、C1-C6-アルキル、C3-C6-シクロアルキル、C3-C6-アルケニル、C3-C6-アルキニル、C3-C6-ハロアルケニル、C3-C6-ハロアルキニル、ヒドロキシルまたはC1-C6-アルコキシである)
で表されるベンゾイル置換アラニン化合物(A)またはその農業上有用な塩で処理することを含んでなる、前記方法。
【請求項2】
式Iの化合物(A)が、メチル-カルバミン酸2-(4-フルオロ-2-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-1-メチル-2-メチルカルバモイル-エチルエステル、ジメチル-カルバミン酸2-(4-フルオロ-2-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-2-メチルカルバモイル-1-(テトラヒドロ-ピラン-4-イル)-エチルエステル、メチル-カルバミン酸2-(4-フルオロ-2-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-2-メチルカルバモイル-1-(テトラヒドロ-ピラン-4-イル)-エチルエステル、4-フルオロ-N-[2-ヒドロキシ-1-メチルカルバモイル-2-(テトラヒドロ-ピラン-4-イル)-エチル]-2-トリフルオロメチル-ベンズアミド、4-フルオロ-N-(2-ヒドロキシ-1-メチルカルバモイル-2-フェニル-エチル)-2-トリフルオロメチル-ベンズアミド、メチル-カルバミン酸2-(4-フルオロ-2-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-2-メチルカルバモイル-1-フェニル-エチルエステル、ジメチル-カルバミン酸2-(4-フルオロ-2-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-2-メチルカルバモイル-1-フェニル-エチルエステル、ジメチル-カルバミン酸1-(3-フルオロ-2-メチル-フェニル)-2-(4-フルオロ-2-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-2-メチルカルバモイル-エチルエステル、メチル-カルバミン酸1-(3-フルオロ-2-メチル-フェニル)-2-(4-フルオロ-2-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-2-メチルカルバモイル-エチルエステル、4-フルオロ-N-[2-(3-フルオロ-2-メチル-フェニル)-2-ヒドロキシ-1-メチルカルバモイル-エチル]-2-トリフルオロメチル-ベンズアミド、メチル-カルバミン酸1,1-ジメチル-2-メチルカルバモイル-2-(2-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-エチルエステル、およびメチル-カルバミン酸2-(4-フルオロ-2-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-1,1-ジメチル-2-メチルカルバモイル-エチルエステルからなるベンゾイル置換アラニン類の群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
作物の収穫量を増加させる、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
作物の植物体の活力を増加させる、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも1種の式Iの化合物(A)またはその農業上有用な塩を、作物および/または該作物が生長しているかもしくは生長しようとしている場所に、1ヘクタール当たり活性成分0.1g〜100gの量で施用する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
少なくとも1種の式Iの化合物(A)またはその農業上有用な塩を反復施用する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも1種の式Iの化合物(A)またはその農業上有用な塩を、BBCH主要成長段階00(種子処理)およびBBCH主要成長段階6(開花)またはBBCH主要成長段階7(果実の発育)に施用する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも1種の式Iの化合物(A)またはその農業上有用な塩を、種子処理(BBCH主要成長段階00)として植物繁殖体に施用する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも1種の式Iの化合物(A)またはその農業上有用な塩と、少なくとも1種の農業上活性な化合物(B)またはその農業上有用な塩とを含む混合物の施用を含んでなる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
少なくとも1種の式Iの化合物(A)またはその農業上有用な塩と、以下:N-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-ジフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、フルオキサストロビン、クレソキシムメチル、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、トリフロキシストロビン、ビキサフェン、ボスカリド、、イソピラザム、イソチアニル、メタラキシル、メタラキシル-M(メフェノキサム)、ペンチオピラド、ジメトモルフ、ゾキサミド、マンジプロパミド、シルチオファム、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、エポキシコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトリアホール、メトコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、テブコナゾール、トリチコナゾール、プロクロラズ、シプロジニル、ピリメタニル、フルジオキソニル、フェンプロピモルフ、フェンプロピジン、イプロジオン、ファモキサドン、プロベナゾール、プロキナジド、キノキシフェン、アシベンゾラル-S-メチル、メチラム、チラム、グアザチン、ジチアノン、ホセチルアルミニウム、クロロタロニル、フタリド、チオファナートメチル、シモキサニル、メトラフェノン、スピロキサミン、クロルメコート(クロルメコートクロリド)、シクラニリド、エテホン、メピコート(メピコートクロリド)、N-6-ベンジルアデニン、プロヘキサジオン(プロヘキサジオンカルシウム)、トリネキサパックエチル、1-ナフタレンアセトアミド、ジメタクロル、ジメテナミド、フルフェナセット、メフェナセット、メタザクロル、グリホサート、グルホシネート、フェノキサプロップ、フルアジホップ、プロパキザホップ、キザロホップ-P-テフリル、デスメジファム、フェンメジファム、プロスルホカルブ、クレトジム、シクロキシジム、セトキシジム、テプラロキシジム、トラルコキシジム、ペンジメタリン、アシフルオルフェン、ビフェノックス、ブロモキシニル、アイオキシニル、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、2,4-D、ジクロルプロップ、MCPA、メコプロップ、クロリダゾン、クロピラリド、ジフルフェニカン、フルロキシピル、ピクロラム、ピコリナフェン、アミドスルフロン、フルピルスルフロン、ホラムスルフロン、ヨードスルフロン、メトスルフロン-メチル、ニコスルフロン、プロスルフロン、リムスルフロン、スルホスルフロン、チフェンスルフロン、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリトスルフロン、アトラジン、メタミトロン、メトリブジン、シマジン、テルブチラジン、クロルトルロン、イソプロツロン、フロラスラム、ベンタゾン、クロマゾン、ジカンバ、ジフルフェンゾピル、エトフメセート、イソキサフルトール、プロピザミド、キンクロラック、キンメラック、メソトリオン、スルコトリオン、トプレマゾン、トリクロピル、ピリデート、チエンカルバゾン、テフリルトリオン、ジメトエート、メチオカルブ、ピリミカルブ、ビフェントリン、シフルトリン、シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファ-シペルメトリン、ベータ-シペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、デルタメトリン、エスフェンバレレート、テフルトリン、クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム、アセタミプリド、チアクロプリド、エチプロール、フィプロニル、メタフルミゾン、フロニカミド、ピメトロジン、クロラントラニリプロール、ビニルグリシンの誘導体類、ヒドロキシルアミン類、オキシムエーテル誘導体類、没食子酸n-プロピル、プトレシン、スペルミン、スペルミジン、サリチル酸、アシベンゾラル-S-メチル、シクロプロペン、1-メチルシクロプロペン(1-MCP)、2,5-ノルボルナジエン、3-アミノ-1,2,4-トリアゾール、Co2+イオンおよびAg+イオンからなる群から選択される少なくとも1種の農業上活性な化合物(B)またはその農業上有用な塩とを含む混合物の施用を含んでなる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
作物が、それぞれ天然のまたは遺伝子改変形態の農作物、林業植物および園芸植物から選択される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
作物が、アルファルファ、一年草、竹、オオムギ、カカオ、キャノーラ、トウゴマ、ココナツ、コーヒー、ワタ、ナス、ユーカリ、亜麻、ジャトロファ、亜麻仁、トウモロコシ、マニホット、マニオク/キャッサバ、ミスカンサス属種、オートムギ、アブラヤシ、パニカム属種、エンドウ、ラッカセイ、多年生牧草、マツ、ポプラ/ハコヤナギ、ジャガイモ、アブラナ、イネ、ライムギ、ベニバナ、ヤナギ属種、ウラジロサトウカエデ、ダイズ、トウヒ、テンサイ、サトウキビ、ヒマワリ、サツマイモ、チャ、タバコ、トマト、ライコムギ、ソラマメ属種、ブドウ類およびコムギからなる群から選択される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
作物および/またはその繁殖体の健康を改善する、請求項1または2に定義される少なくとも1種の式Iの化合物(A)またはその農業上有用な塩の使用。
【請求項14】
作物および/またはその繁殖体の収穫量を、未処理の各対照植物と比較して少なくとも5%増加させる、少なくとも1種の式Iの化合物(A)またはその農業上有用な塩の使用。
【請求項15】
作物および/またはその繁殖体の植物体の活力を、未処理の各対照植物と比較して少なくとも5%増加させる、少なくとも1種の式Iの化合物(A)またはその農業上有用な塩の使用。
【請求項16】
請求項1、2、9または10のいずれか1項において定義される少なくとも1種の式Iの化合物(A)またはその農業上有用な塩で処理した作物から生産される果実。
【請求項17】
請求項1、2、9または10のいずれか1項において定義される少なくとも1種の式Iの化合物(A)またはその農業上有用な塩で処理した種子。

【公表番号】特表2012−506892(P2012−506892A)
【公表日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−533704(P2011−533704)
【出願日】平成21年10月27日(2009.10.27)
【国際出願番号】PCT/EP2009/064136
【国際公開番号】WO2010/049414
【国際公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】