説明

検査装置

【課題】照明光が対物レンズを通過した後の分光スペクトルを取得し、照明光の劣化を自動的に補償する。
【解決手段】検査装置1は、分光特性が既知の被照明物から対物レンズ121を経て撮像素子123に入射される照明光の分光スペクトルを取得する分光計測部13と、撮像素子123の分光感度及び分光計測部13によって取得した照明光の分光スペクトルの積で表されるシステム関数を、予め定められたターゲット値となるように補正する制御部14とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査物を照明して検査する検査装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の検査装置では、検査物を照明する照明光の分光スペクトルを計測する場合に、分光計を使用している。特許文献1には、照明光の照明放射分布の不均一性に起因する分光特性の推定誤差を軽減でき、被写体の分光特性の推定精度を向上させるために、照明画像の分割領域の分光放射特性を計測する画像処理装置が開示されている。また、特許文献2には、義歯を製作する際に、撮像装置により異なる波長の複数の照明光LEDを発光させながら患者の歯部の撮像を行い、患者の歯部の色合いに合致する義歯を製作するために、照明光をスペクトル検出センサで計測する画像処理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009―25147号公報
【特許文献2】国際公開第02004/036162号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の技術では、検査物を検査する際に、照明光の劣化による影響を防止することはできなかった。
【0005】
本発明の目的は、上記問題を解決するため、照明光の劣化を正確に判定し、自動的に照明光の劣化を補償することができる検査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る検査装置は、光源を有する照明部と、対物レンズ及び撮像素子を有する検査部とを備え、前記光源からの照明光により検査物を照明し、該検査物の像を前記撮像素子に結像して該検査物を検査する検査装置であって、分光特性が既知の被照明物から前記対物レンズを経て前記撮像素子に入射される照明光の分光スペクトルを取得する分光計測部と、前記撮像素子の分光感度及び前記分光計測部によって取得した照明光の分光スペクトルの積で表されるシステム関数を、予め定められたターゲット値となるように補正する制御部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る検査装置において、前記制御部は、予め記憶された照明光の分光スペクトル及び前記分光計測部により取得した照明光の分光スペクトルの差が所定の閾値より大きい場合に、前記システム関数を補正することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る検査装置において、前記制御部は、前記検査部により検査物を撮像する度に、前記比較を行ない、前記差が所定の閾値より大きい場合に、前記システム関数を補正することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る検査装置において、前記制御部は、前記光源の点灯後に照明光が安定する所定時間を経過するまでの間、前記検査部により検査物を撮像する度に、前記比較を行い、前記差が所定の閾値より大きい場合に、前記システム関数を補正することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る検査装置において、前記制御部は、前記光源の点灯時間が所定の時間を経過する度に、前記比較を行い、前記差が所定の閾値より大きい場合に、前記システム関数を補正することを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る検査装置において、前記制御部は、前記光源の累積点灯時間が寿命予想時間を超えた場合に、前記比較を行い、前記差が所定の閾値より大きい場合に、前記システム関数を補正することを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る検査装置において、前記ターゲット値は、通常モード用のターゲット値、及び前記通常モード用のターゲット値よりも小さい値である省エネモード用のターゲット値を含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る検査装置において、前記検査物はプレパラートに保持され、前記被照明物は該プレパラートの検査物が存在しない部分であることを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る検査装置において、前記検査部は、顕微鏡であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、対物レンズを通過後の照明光の分光スペクトルから得られるシステム関数を、予め定められたターゲット値となるように補正することにより、照明光の劣化を正確に判定し、照明光の劣化を自動的に補償することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明による第1の実施形態の検査装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明による第1の実施例の検査装置の制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明による第1の実施形態の検査装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明による第1の実施形態の検査装置の変形例を示すブロック図である。
【図5】本発明による第2の実施形態の検査装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明による第2の実施形態の検査装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】プレパラートの構成を示す図である。
【図8】本発明による第2の実施形態の検査装置の分光計測を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明による検査装置の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
(第1の実施形態)
図1は、本発明による第1の実施形態の検査装置の構成を示すブロック図である。検査装置1は、照明部11と、検査部12と、分光計測部13と、制御部14とを備える。
【0019】
照明部11は、ステージ16上に載置された検査物15を照射するために、光源111を点灯させて照明光を発する。本実施形態では、照明部11から発せられた照明光は、検査部12のハーフミラー122及び対物レンズ121を介して検査物15に照射される。また、照明部11は、対物レンズ121を通過して検査部12から入射される光を、ハーフミラー112を介して分光計測部13に導く。
【0020】
検査部12は、対物レンズ121を通過した検査物15の像を、CCDやCMOS等の撮像素子123によって撮像する。また、検査部12は、対物レンズ121を通過した光を、ハーフミラー122を介して照明部11に導く。
【0021】
例えば、検査部12は顕微鏡であり、検査物15は病理標本である。この場合、検査部12は、ハーフミラー122と撮像素子123との間に接眼レンズを有し、検査物15の拡大画像を取得する。また、検査部12は画像処理部を有する構成としてもよい。この場合、画像処理部は、撮像素子123により撮像した画像を画像処理し、画像の解析を行う。
【0022】
分光計測部13は、照明部11のハーフミラー122を介して入射された照明光の分光計測を行い、分光スペクトルを取得する。分光スペクトルは、対物レンズ121を通過すると色収差等により変化が生じるため、分光計測部13は、対物レンズ121を通過した後の照明光の分光計測を行う。分光計測を行う際には、被照明物(本実施形態では検査物15)は分光特性が既知なものが使用される。例えば、図1に示すように照明光が落射照明の場合には、反射率が既知の検査物15が使用され、照明光が透過照明の場合には、透過率が既知の検査物15が使用される。
【0023】
制御部14は、照明部11、検査部12、及び分光計測部13の動作を制御する。
【0024】
図2は、制御部14の構成を示すブロック図である。制御部14は、分光計測部13の動作を制御する分光計測制御部141と、照明部11の照明光のデータが劣化しているか否かを判定する照明データ判定部142と、照明光が劣化した場合に警告を発する警告部143と、照明部11の動作を制御する照明制御部144と、検査部12の動作を制御する検査制御部145とを備える。
【0025】
制御部14の動作を、図3を参照して説明する。図3は、検査装置1の制御部14の動作を示すフローチャートである。ステップS101にて、制御部14は、照明制御部144により照明部11の光源111を点灯させ、分光計測制御部141により、照明部11から照射され対物レンズ121を通過した後の照明光の分光計測を行い、分光スペクトルを取得する。
【0026】
ステップS102にて、制御部14は、照明データ判定部142により、ステップS102にて取得した照明光の分光スペクトルと、予め記憶された対物レンズ121を通過後の理想状態の分光スペクトルとを比較し、分光スペクトルの差が所定の閾値より大きい場合には、照明光が劣化していると判定する。理想状態の分光スペクトルは、照明データ判定部142にて記憶してもよいし、他の記憶部(図示せず)から読み出してもよい。
【0027】
ここで、差とは、分散、差の絶対値の和、差の絶対値の積、差の絶対値の最小値、又は差の二乗和など、種々の方法によって定まる差の値を包含するものとする。
【0028】
ステップS102にて、照明部11の照明光が劣化していると判定した場合には、必要に応じて、ステップS103にて、制御部14は、警告部143により警告を発する。例えば、警告音などを鳴らす、制御部14が警告用のLEDを有する場合にはLEDを点滅させる、制御部14が表示部を有する場合には警告メッセージを表示するなどの方法により警告を発する。
【0029】
ステップS104にて、制御部14は、照明制御部144により、システム関数H(λ)を算出し、算出したシステム関数H(λ)を予め定められたシステム関数のターゲット値HT(λ)に合致するように補正する。システム関数のターゲット値HT(λ)は、照明制御部144にて記憶してもよいし、他の記憶部(図示せず)から読み出してもよい。
【0030】
ここで、システム関数H(λ)とは、撮像素子123の分光感度をS(λ)、対物レンズ121を通過して撮像素子123に入射される照明光の分光スペクトルをI(λ)とすると、H(λ)=S(λ)×I(λ)で表される関数のことをいう。分光スペクトルI(λ)が変化(劣化)すると、システム関数H(λ)も変化するため、撮像素子123から出力される信号を補正することにより、光源111の照明光の劣化を補償する。すなわち、HT(λ)/H(λ)を掛けることにより、システム関数H(λ)をシステム関数のターゲット値HT(λ)に合致させる。分光スペクトルI(λ)のパワーのみが低下していた場合には、光源111の照明光のパワーを増大させ、I(λ)を増大させることにより、システム関数H(λ)をターゲット値HT(λ)に合致させてもよい。
【0031】
なお、システム関数のターゲット値HT(λ)を複数設けることも可能である。例えば、通常モード時のターゲット値HT1(λ)と省エネモード時のターゲット値HT2(λ)を設け、省エネモード時のターゲット値HT2(λ)は通常モード時のターゲット値HT1(λ)よりも小さい値とし、照明光のパワーが必要最小限となるようにしてもよい。以上の動作により照明光を補正する。
【0032】
その後、ステップS105にて、制御部14は、検査制御部145により検査物15を撮像する。
【0033】
このフローチャートでは、制御部14は、検査物15を撮像する際に毎回照明光の判定を行うが、照明光の判定を行うタイミングはこれに限られるものではない。例えば、光源111が点灯してから照明光が安定するまでには所定時間(例えば1時間)を要するため、制御部14は、検査物15を撮像する度に、照明光が安定する所要時間を経過しているか否かを判定し、経過していないと判定した場合には照明光の判定を行うようにしてもよい。また、制御部14は、光源111の点灯時間を計測し、24時間、1週間、1ヵ月など、所定の時間を経過する度に照明光の判定を行うようにしてもよい。また、制御部14は、光源111の点灯累積時間を記憶し、寿命予測時間を越えた場合に照明光の判定を行い、光量が小さくなるにつれ、又は寿命予測時間を越えるにつれ、短い間隔で照明光の判定を行うようにしてもよい。
【0034】
さらに、照明光の判定を行うタイミングは、上記時間の経過に基づくものだけでなく、レンズやフィルターなどの光学部品を交換した場合、検査部12のフォーカスを合わせた場合に照明光の判定を行うようにしてもよい。
【0035】
なお、検査装置1は図1に示す構成に限られるものではなく、図4に示すように、照明部11が分光計測部13を備える構成としてもよい。このような一体化した構成とすることにより、検査装置1の大きさを小型化することができる。
【0036】
特に、分光計測部13は、光を拡散する光拡散部材131と、複数領域を有し領域毎に異なるカラーフィルターを配したセンサ132とを有するのが好適である。このようなセンサ132を用いることにより、回転色カラーフィルターを用いる場合と比較して、分光計測部13を小型化でき、検査装置1の大きさを小型化することができる。
【0037】
このように、第1の実施形態の検査装置1によれば、システム関数H(λ)をシステム関数のターゲット値HT(λ)に合致するように補正することにより、照明を常に検査物15の検査に適切な状態に維持することができ、撮像画像を画像解析する場合などに照明光の劣化による影響を防止することができるようになる。また、対物レンズ121を通過した後の照明光の分光スペクトルを計測することにより、撮像素子123に入射される照明光の分光スペクトルを正確に計測することができるようになる。
【0038】
また、時間の経過に基づいて照明光の判定を行うことにより、その時々の照明状態が検査に適切かどうかを自動的に判断して適切な照明にすることができる。レンズやフィルターを交換した時に、照明光の判定を行うことにより、それぞれのレンズやフィルターに適した照明状態で検査することができる。検査部12のフォーカスを合わせた時に、照明光の判定を行うことにより、そのフォーカスに適切な照明状態で検査することができる。
【0039】
また、省エネモード用に、システム関数のターゲット値HT2(λ)を設けることにより、電力コストを必要最低限にすることが可能となる。
【0040】
(第2の実施形態)
次に、本発明による第2の実施形態の検査装置2について説明する。図5は、本発明による第2の実施形態の検査装置の構成を示すブロック図である。検査装置2の検査部12は顕微鏡であり、接眼レンズ124を備える。照明部11から発せされた照明光は、ハーフミラー112及び集光レンズ113を介してステージ16上の照明箇所aに集光され、透過光が撮像素子123に入射される。なお、図5に示すように照明光が透過型の場合について以下説明するが、照明光は落射型であってもよい。
【0041】
検査装置2は、検査物移動部17を備える。検査物移動部17は、制御部14の制御により、ステージ16又は検査部12を水平方向に移動させ、検査物15を検査部12に対して相対的に移動させる。
【0042】
検査物15は、ステージ16上にセットされるプレパラートに保持される。図7に示すように、プレパラート3は、スライドグラス31とカバーグラス32で構成され、検査物15は、スライドグラス31とカバーグラス32との間で静止状態に保持される。
【0043】
本実施形態の検査装置2は、分光計測を行う際には、プレパラート3上の検査物15の存在しない部分を被照明物とし、検査物15の存在しない部分に照射された照明光の分光計測を行う。
【0044】
図6は、検査装置2の制御部14の動作を示すフローチャートである。ステップS201にて、制御部14は、検査物移動部17により検査物15を移動し、図8(a)に示すように、照明箇所aに、検査物15が存在しないスライドグラス31部分が配置されるように制御する。あるいは、定期的に検査物15が存在しないプレパラート3が配置されている場合には、制御部14は、図8(b)に示すように、照明箇所aに、検査物15が存在しないプレパラート3のカバーグラス32部分が配置されるように制御してもよい。
【0045】
ステップS202からステップS205における動作は、図3に示すステップS101からステップS104における動作と同様である。以上の動作により照明光を補正する。なお、ステップS204にて警告した後に、ユーザにプレパラート3を交換するように促し、再度分光計測をし直すようにしてもよい。
【0046】
その後、ステップS206にて、制御部14は、検査物移動部17により検査物15を移動し、照明箇所aに検査物15が保持されたカバーグラス32部分が配置されるように制御する。そして、ステップS207にて、制御部14は、検査制御部145により検査物15を撮像する。
【0047】
なお、分光計測は検査物15が存在しない複数の個所で行うようにしてもよい。また、図8(c)に示すように、スライドグラス31部分とプレパラート3の無い部分とで透過光の分光スペクトル計測を行うようにすれば、プレパラート3の無い部分の分光スペクトルにより、スライドグラス31部分の分光スペクトルが変動したのか、検査物移動部17の移動ミスかを区別することができる。
【0048】
このように、第2の実施形態の検査装置2によれば、検査物15の存在しないガラス部分の透過光の分光スペクトルと、既知の理想状態の分光スペクトルとを比較することにより、検査物15に影響されること無く、すなわち検査物15の分光特性を考慮することなく、システム関数H(λ)をシステム関数のターゲット値HT(λ)に合致するように補正することができるようになる。
【0049】
上述の各実施形態は、個々に代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。従って、本発明は、上述の実施例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
【符号の説明】
【0050】
1,2 検査装置
11 照明部
12 検査部
13 分光計測部
14 制御部
15 検査物
16 ステージ
17 検査物移動部
111 光源
112,122 ハーフミラー
113 集光レンズ
121 対物レンズ
123 撮像素子
131 光拡散部材
132 センサ
141 分光計測制御部
142 照明データ判定部
143 警告部
144 照明制御部
145 検査制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源を有する照明部と、対物レンズ及び撮像素子を有する検査部とを備え、前記光源からの照明光により検査物を照明し、該検査物の像を前記撮像素子に結像して該検査物を検査する検査装置であって、
分光特性が既知の被照明物から前記対物レンズを経て前記撮像素子に入射される照明光の分光スペクトルを取得する分光計測部と、
前記撮像素子の分光感度及び前記分光計測部によって取得した照明光の分光スペクトルの積で表されるシステム関数を、予め定められたターゲット値となるように補正する制御部と、
を備えることを特徴とする検査装置。
【請求項2】
前記制御部は、予め記憶された照明光の分光スペクトル及び前記分光計測部により取得した照明光の分光スペクトルの差が所定の閾値より大きい場合に、前記システム関数を補正することを特徴とする、請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記検査部により検査物を撮像する度に、前記比較を行ない、前記差が所定の閾値より大きい場合に、前記システム関数を補正することを特徴とする、請求項2に記載の検査装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記光源の点灯後に照明光が安定する所定時間を経過するまでの間、前記検査部により検査物を撮像する度に、前記比較を行い、前記差が所定の閾値より大きい場合に、前記システム関数を補正することを特徴とする、請求項2に記載の検査装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記光源の点灯時間が所定の時間を経過する度に、前記比較を行い、前記差が所定の閾値より大きい場合に、前記システム関数を補正することを特徴とする、請求項2に記載の検査装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記光源の累積点灯時間が寿命予想時間を超えた場合に、前記比較を行い、前記差が所定の閾値より大きい場合に、前記システム関数を補正することを特徴とする、請求項2に記載の検査装置。
【請求項7】
前記ターゲット値は、通常モード用のターゲット値、及び前記通常モード用のターゲット値よりも小さい値である省エネモード用のターゲット値を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の検査装置。
【請求項8】
前記検査物はプレパラートに保持され、前記被照明物は該プレパラートの検査物が存在しない部分であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の検査装置。
【請求項9】
前記検査部は、顕微鏡であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の検査装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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