説明

検診用被服

【課題】乳癌の検診を受けるときの受診者の羞恥心や不安感を和らげることができ、しかも、構造を簡単にして低コスト化しながら隠蔽機能を強化して、使い捨て使用に好適な検診用被服を提供する。
【解決手段】素材シートに頭を通すための装着穴1を形成し、装着穴1の前後に胸部を覆う前面部2と、少なくとも肩山を覆う肩部3とを形成する。前面部2の下端から装着穴1の近傍にわたって切断線4を形成して、前面部2を左右の身頃2R・2Lに分割する。以て、左右の身頃2R・2Lを独立して肩部3の外面側へ反転状に折り返すことができるようにする。シート面には、隠蔽性を向上するためのエンボス突起13・14を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乳房の触診やマンモグラフィーによる検診などを行なう際に着用するための検診用被服に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明の検診用被服に関して、特許文献1の手術用ガウンが公知である。そこでは、撥水性を備えた不織布で手術用ガウンを構成している。手術用ガウンは、主に手術の執刀者や介助者が着用するために滅菌包装されており、手術が終わるごとに廃棄される。特許文献2には、受診者が使用するための介護用衣服が開示されている。そこでは、吸湿性があって肌触りのよい生地で介護用衣服を構成している。
【0003】
【特許文献1】特許第2999983号公報(段落番号0015、図1)
【特許文献2】特開平9−119006号公報(段落番号007、図4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在の乳癌検診の手法として、医師による触診、あるいはマンモグラフィーによるX線撮影が広く行なわれている。いずれの場合にも、受診者は上半身の着衣を脱いで触診を受け、あるいは専用のX線撮影装置によって乳房内部の状態を撮影する。しかし、たとえ医療行為であるとしても、検診が終了するまでの間、上半身を裸にしておくことが求められることから、受診者に羞恥心や不安感を与えやすく、受診者にとって心理的に大きな負担となっていた。先のような、いわゆる使い捨てできるガウンや被服を着用することで、受診者の羞恥心や不安感を取り除くことはできる。しかし、従来のこの種の被服は、下半身まで覆う被服本体や袖など、不必要な被服パーツを多く含んでいて全体構造が複雑であり、さらに、縫製あるいはそれに類する生地連結が不可欠であるため全体としてコストが嵩み、乳癌検診のための使い捨て被服とするにはコストが高すぎる。さらに、乳房の触診あるいは、X線撮影を行ううえで被服が邪魔になるのを避けられない。
【0005】
本発明の目的は、検診を受ける受診者の心理的な負担を著しく軽減でき、しかも、構造が簡単で低コスト化でき、乳癌検診用の被服として使い捨て使用を行なうのに好適な検診用被服を提供することにある。この発明の目的は、材料コストが少なくて済むより薄い不織布を素材にして構成してあるにもかかわらず、肌が被服を介して透けて見えるのを確実に防止でき、したがって検診用被服の低コスト化と被服の隠蔽機能の強化とを両立できる検診用被服を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の検診用被服は、素材シートに頭を通すための装着穴1が形成され、装着穴1の前後に胸部を覆う前面部2と、少なくとも肩を覆う肩部3とが形成してある。前面部2の下端から装着穴1の近傍にわたって、前面部2を左右の身頃2R・2Lに分割する切断線4を形成する。以て、左右の身頃2R・2Lを独立して肩部3の外面側へ反転状に折り返すことができることを特徴とする。
【0007】
切断線4の装着穴1側の端部に、切断線4から遠ざかる左右一対の第1切込み5・5を形成する。
【0008】
装着穴1の複数個所に頭の通過を容易化する第2切込み6・6・7を形成する。
【0009】
素材シートは不織布11と、不織布11の片面にラミネートされる樹脂フィルム12とで形成する。素材シートのシート面にはエンボス加工が施してある。
【0010】
不織布11は着色する。樹脂フィルム12は透明フィルムで形成する。
【0011】
装着穴1および切断線4などの切断加工が施された複数枚の被服ブランク20を積層して、ブランク積層体21を形成する。前記ブランク積層体21にエンボス加工を施す。
【発明の効果】
【0012】
本発明では、素材シートに頭を通すための装着穴1を形成し、装着穴1の前後に胸部を覆う前面部2と、少なくとも肩を覆う肩部3とを形成して検診用被服を貫頭衣状に形成した。また、前面部2の下端から装着穴1の近傍にわたって切断線4を形成して、前面部2を左右の身頃2R・2Lに分割することにより、左右の身頃2R・2Lを独立して肩部3の外面側へ反転状に折り返せるようにした。上記のように構成した検診用被服によれば、受診者の胸部を前面部2で覆うことにより、乳房が不必要に露出するのを防止して、受診者の羞恥心や不安感を和らげることができる。また、触診を行ない、あるいは乳房をX線撮影装置で撮影する場合には、図1に想像線で示すように、左右いずれか一方の身頃2Rのみを肩部3の外面側へ反転状に折り返して、検診を受ける側の乳房のみを露出させ、他方の乳房は残る身頃2Lで覆い隠すことにより、検診を受ける受診者の心理的な負担を著しく軽減できる。
【0013】
また、検診を受ける側の乳房を露出させた状態では、それまで乳房を覆っていた身頃2Rを背中の側へ反転状に折り返して胸部を開放できるので、乳房の触診あるいは、X線撮影を行ううえで検診用被服が邪魔になるのを一掃できる。さらに、検診用被服を1枚の素材シートで貫頭衣状に形成するので、従来の検診用被服に比べて全体構造を簡素化して、その製造に要するコストを大幅に削減でき、乳癌検診用の被服として使い捨て使用を行なうのに好適な検診用被服とすることができる。
【0014】
切断線4の装着穴1側の端部に左右一対の第1切込み5・5が形成してある検診用被服によれば、左右いずれかの身頃2R(または2L)を背中の側へ折り返す際の折り返し基端を、切断線4から遠ざけることができる。これにより、折り返した身頃部分が受診者の首と緩衝するのを避けながら、身頃部分を肩を介して背中の側へ斜めに折り返すことができる。したがって、左右の身頃2R・2Lをそれぞれ背中の側へ簡便に折り返すことができるうえ、折り返された身頃2Rが胸部側へ滑り落ちるのを防止できる。
【0015】
装着穴1の複数個所に第2切込み6・6・7を形成する検診用被服によれば、受診者が検診用被服を着用する際に、第2切込み6・6・7が拡がることで装着穴1の開口量を拡大して頭の通過を容易化できるので、検診用被服をフリーサイズ化することができ、たとえ髪の量が多い受診者であっても検診用被服の着脱をより簡便に行える。また、第2切込み6・6・7が拡がることで頭の通過を容易化するので、装着穴1の開口面積を大きくして頭の通過を容易化する場合に比べて、着用状態において検診用被服がずれ動くのをよく防止して、身体にフィットさせやすい。
【0016】
不織布11と、不織布11の片面にラミネートされる樹脂フィルム12とで素材シートを形成し、素材シートのシート面にエンボス加工を施すと、エンボス突起13・14の凸面および凹面で光を乱反射させて、検診用被服が透けて見えるのを阻止できる。したがって、材料コストが少なくて済むより薄い不織布11を基布にして素材シートを形成した場合でも、肌が被服を介して透けて見えるのを確実に防止でき、したがって使い捨て使用される検診用被服の低コスト化を実現しながら、被服の隠蔽機能を強化できる。
【0017】
着色された不織布11に透明な樹脂フィルム12をラミネートした素材シートで検診用被服を構成すると、不織布11が無着色(白色)である場合に比べて、被服の外観上の印象を和らげながら清潔感や美観を向上できる。加えて、肌が被服を介して透けて見えるのを不織布11で抑止できる利点もある。
【0018】
切断加工が施された複数枚の被服ブランク20を積層して得られるブランク積層体21にエンボス加工を施すと、個々の被服ブランク20に対してエンボス加工を行なう場合に比べて、エンボス加工に要する手間を著しく削減できる。また、エンボス加工を行なうことによって、隣接する被服ブランク20どうしを塑性変形されたエンボス突起13・14で一体化して、被服積層体23とすることができるので、流通過程や検診現場において検診用被服がばらばらになるのを防いで、被服積層体23の取り扱いを簡便化できる。被服積層体23が占める体積を小さくして、輸送や保管に要するスペースを小さくできる利点もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
(実施例) 図1ないし図7は本発明に係る検診用被服の実施例を示す。図2において検診用被服は、縦長四角形状の素材シートの上辺近傍に頭を通すための装着穴1を開口して、貫頭衣状に形成してある。図2に向かって装着穴1より下側の部分は、胸部を覆う前面部2となり、装着穴1より上側の部分は、肩山および背中上部を覆う肩部3となる。
【0020】
前面部2の下端から装着穴1の近傍にわたって切断線4を形成して、前面部2が左右の身頃2R・2Lに分割してある。さらに、切断線4の装着穴1側の端部に、切断線4から肩部3へ向かって斜めに上り傾斜する左右一対の第1切込み5・5が形成してある。装着穴1は、左右方向に沿う長軸を備えた楕円穴で形成されており、その左右および背面側中央のそれぞれに、頭の通過を容易化する3個の第2切込6・7が形成してある。
【0021】
図3に示すように素材シートは、着色された不織布11と、不織布11の外面(片面)にラミネートされる樹脂フィルム12とで形成してあり、肌と接触する側に不織布11が配置してある。不織布11はパルプなどの植物繊維を素材にしてティッシュペーパー状に形成してあり、その平均的な厚み寸法は0.1から0.2mmである。また、樹脂フィルム12は厚みが7μmの透明なポリエチレンフィルムで形成してあり、着色された不織布11の色を視認することができる。着色された不織布11の色は、美観と清潔感を発揮するために淡い色で着色されており、例えば彩度を落とした青、ピンク、クリーム色などに着色してある。
【0022】
上記のように、不織布11の外面に透明の樹脂フィルム12をラミネートした素材シートは、不織布11が薄いこともあって使用状態において肌が透けて見え、検診用被服を着用する意義が薄れる。このような半透明状の検診用被服の隠蔽性を向上するために、検診用被服のシート面には、全面にわたってエンボス加工が施される。
【0023】
詳しくは、図3および図4に示すように、シート面の表裏のそれぞれに、直径寸法が2ないし3mmの半球殻状のエンボス突起13・14を形成している。このように、エンボス突起13・14を形成すると、検診用被服を外面から見るとき、エンボス突起13・14の凸面および凹面において樹脂フィルム12が乱反射し、磨りガラスを介して見る時のように輪郭を大きくぼかすことができ、したがって、検診用被服の隠蔽性を大幅に向上できる。因みに、不織布11の厚みを大きくすることによっても、肌が透けて見えるのを防止できるが、その場合には検診用被服のコストが嵩むことになる。
【0024】
検診用被服を使用する場合には、図1に示すように、装着穴1に頭を通して、前面部2で受診者の胸部を覆う。このように、受診者の胸部を前面部2で覆うことにより、乳房が不必要に露出するのを防止して、受診者の羞恥心や不安感を和らげることができる。さらに触診を行ない、あるいは乳房をX線撮影装置で撮影する場合には、図1に想像線で示すように、左右いずれかの身頃2R(または2L)のみを肩部3の外面側へ反転状に折り返すことで、露出する乳房を片側のみに限ることができる。
【0025】
片方の身頃2Rを肩部3の外面側へ折り返す場合には、第1切込み5の上端と身頃2Rの肩山寄りの側縁を結ぶ折返し線8に沿って、身頃2Rを首部を避けながら谷折り状に斜めに折り返し、折り返された身頃部分を背中側へ垂れ下がらせることができる。したがって、身頃2Rを背中側へ簡便に折り返すことができるうえ、折り返された身頃2Rが胸部側へ滑り落ちてくるのを防止できる。因みに、第1切込み5がない場合には、身頃2R(または2L)の折り返し基端が切断線4の上端となるため、折り返した身頃2Rの切断線4が首部に当たるのを避ける必要上、切断線4側の折り返し部分の湾曲半径を大きくする必要があり、折り返した身頃2Rが上腕側へ滑り落ちやすい。片側の乳房の触診やX線撮影装置による撮影が終了したら、折り返した身頃2Rを元に戻し、他方の身頃2Lを同様にして折り返す。
【0026】
以上に様に構成した検診用被服は、図5に示す過程を経て製造することができる。不織布11を連続して繰り出しながら、その表面に連続して繰り出される樹脂フィルム12を積層し、上下一対のラミネートローラー18で樹脂フィルム12を不織布11に固定する。次に、上下一対のロータリーカッター19で切断加工を施して、装着穴1、切断線4、および第1・第2の切込み5・6・7を形成する。同時に、被服ブランク20の外形も長方形状に成形する。得られた複数枚(5枚前後)の被服ブランク20を積層して、ブランク積層体21を形成する。さらにブランク積層体21を上下一対のエンボスローラー22の間に通してエンボス加工を施し、図6に示すように複数枚の検診用被服が積層された被服積層体23を完成する。
【0027】
上記のように、ブランク積層体21に対してエンボス加工を施すと、個々の被服ブランク20に対してエンボス加工を行なう場合に比べて、エンボス加工に要する手間を著しく削減できる。さらに、エンボス加工を行なうことによって、図7に示すように隣接する被服ブランク20どうしを塑性変形されたエンボス突起13・14で一体化して、流通時あるいは検診現場での被服積層体23の取り扱いを簡便化できる。検診現場では、検診用被服を被服積層体23から1枚ずつ剥離して受診者に渡す。
【0028】
図8は検診用被服の別の実施例を示す。そこでは、素材シートの中央部に頭を通すための装着穴1を開口し、装着穴1より下側の部分を胸部を覆う前面部2とし、装着穴1より上側の部分を肩および背中を覆う背面部26とした。前面部2は等脚台形状に形成してあり、背面部26は肩部3を含んで逆等脚台形状に形成してある。検診用被服を左右の第2切込み6・6に沿って折り畳んだ状態における前面部2と背面部26の外形形状は一致している。このように背面部26を備えた検診用被服によれば、肩部および背中を背面部26で覆い隠して、受診者の羞恥心を和らげることができる。他は、先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同じとする。
【0029】
図9および図10は検診用被服のさらに別の実施例を示す。そこでは、図2で説明した検診用被服と同様に、素材シートを縦長四角形状に形成して、装着穴1の下部および上部に前面部2と背面部26を設けた。さらに、前面部2と背面部26の左右両側のそれぞれに切断線を入れて紐部27を形成した。使用時には、図10に示すように、前面部2と背面部26の紐部27を受診者の腋の下で結んで、検診用被服のずれ動きを規制できる。また、身頃2Rを背中側へ折り返した状態において、折り返された身頃部分が上腕側へずれ落ちるのもよく防止できる。
【0030】
上記の実施例以外に、エンボス突起13・14は半球殻形状である必要はなく、円筒状や、四角錘状など任意のエンボス形状に形勢できる。背中側へ折り返した状態の身頃部分は、面ファスナーや粘着テープで肩部3や背面部26に止め付けることができる。同様に左右の身頃2R・2Lは予め不織布11に固定してある粘着材シートを介して、肌面に止着することができる。折返し線8は予めくせ付けしておくことができる。あるいは、予め、好ましい折返し線8に沿って切り込みを断続的に形成しておいて、身頃部分の折り返し形状を一定に揃えることができる。
【0031】
検診用被服の外形形状は四角形状である必要はなく、円形や楕円形、あるいは蝶や木の葉を模した形状など、任意形状に形成することができる。第1切込み5は切断線4に対して直交し、両者4・5がT字状に交差するように形成できる。装着穴1の穴形状は楕円である必要はなく、円形や菱形など必要に応じて自由に選定できる。また、第2切込み6・7は、装着穴1の周縁の2個所以上に形成してあればよい。不織布11にラミネートされる樹脂フィルム12は、ポリエチレン以外の汎用樹脂を素材とするフィルムを使用することができる。また、樹脂フィルム12は不透明フィルムであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】検診用被服の使用状態を示す正面図である。
【図2】検診用被服の展開図である。
【図3】エンボス構造を示す断面図である。
【図4】エンボス構造を示す斜視図である。
【図5】検診用被服の製造手順を示す説明図である。
【図6】被服積層体の斜視図である。
【図7】被服積層体の断面図である。
【図8】検診用被服の別の実施例を示す展開図である。
【図9】検診用被服のさらに別の実施例を示す展開図である。
【図10】図9に係る検診用被服の使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 装着穴
2 前面部
3 肩部
4 切断線
5 第1切込み
6 第2切込み
7 第2切込み
11 不織布
12 樹脂フィルム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
素材シートに頭を通すための装着穴(1)が形成され、装着穴(1)の前後に胸部を覆う前面部(2)と、少なくとも肩を覆う肩部(3)とが形成されており、
前面部(2)の下端から装着穴(1)の近傍にわたって、前面部(2)を左右の身頃(2R・2L)に分割する切断線(4)が形成されており、
左右の身頃(2R・2L)を独立して肩部(3)の外面側へ反転状に折り返すことができることを特徴とする検診用被服。
【請求項2】
切断線(4)の装着穴(1)側の端部に、切断線(4)から遠ざかる左右一対の第1切込み(5・5)が形成してある請求項1に記載の検診用被服。
【請求項3】
装着穴(1)の周縁の複数個所に頭の通過を容易化する第2切込み(6・6・7)が形成してある請求項1または2に記載の検診用被服。
【請求項4】
素材シートが不織布(11)と、不織布(11)の片面にラミネートされる樹脂フィルム(12)とで形成されて、シート面にエンボス加工が施してある請求項1、2または3に記載の検診用被服。
【請求項5】
不織布(11)が着色されており、
樹脂フィルム(12)が透明フィルムで形成してある請求項4に記載の検診用被服。
【請求項6】
装着穴(1)および切断線(4)などの切断加工が施された複数枚の被服ブランク(20)を積層して、ブランク積層体(21)が形成されており、
前記ブランク積層体(21)にエンボス加工が施してある請求項4または5に記載の検診用被服。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−31429(P2010−31429A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−197528(P2008−197528)
【出願日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【出願人】(504373864)明広商事株式会社 (43)
【Fターム(参考)】