説明

業務研修システム

【課題】 姿勢や、話し方などが大きな意味を持つ秘書業務のような業務における効果的な業務研修システムを提供する。
【解決手段】 研修システム装置2と、受講者研修装置3とを備え、研修システム装置2は、研修マニュアルを格納するデータベース5と、受講者情報を格納するデータベース6と、受講者の画像とデータベース5の画像とを合成する画像合成手段7と、音声を合成画像に同期した研修情報として出力する画像音声出力手段8と、画像合成手段7及び画像音声出力手段8を制御し、データベース5とデータベース6を管理する制御手段9とを有し、受講者研修装置3は、受講者を撮像する撮像手段11と、音声入力手段12と、撮像された画像と入力された音声とを含む受講者情報を研修システム装置2に送信し、研修情報を受信する送受信制御手段15と、研修情報を出力表示する画像音声表示手段15とを有する業務研修システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを利用した業務研修システムに関し、特に、研修を受ける者(受講者)が文字情報で表示・出力した情報に基づいて研修を受ける者のスキルレベル、研修内容習得状態・レベルを判定できるだけでなく、研修を受ける者(受講者)が表示・出力する画像・音声情報に基づいて研修を受ける者のスキルレベル、研修内容習得状態・レベルを判定する業務研修システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
企業等における新入社員研修や人事異動後の社員研修では、書面によるマニュアル化がなされているものの、配置部署によってはベテラン社員、先輩社員による直接指導という人手を要する研修が不可欠であるのが現状である。
【0003】
そのため、社員研修には教える側の多数のベテラン社員の人員配置が不可欠であり、業務人員数の削減化、スリム化の要請に反するものとなっている。
【0004】
そこで社員研修の人手を削減するために、ビデオ等の機器を用いた研修を試みているが、これらは一方通行的な教育、研修となり、十分な研修の効果を期待することが難しい。
【0005】
上記の問題点を解消すべく、例えば、研修において電話の応答を録音し、応答態度を項目ごとに診断したのち、アドバイスを添えた診断書と録音したカセットテープを送付する教育システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−108200号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1によれば、受講者一人一人をチェックすることにより効果が期待できるものの、チェックに手間がかかり、さらに社員研修は電話会話の指導という狭い範囲のものでなく、多岐に亘るものであるところ、前記の提案では、多岐の業務範囲にわたる研修の要望に十分応えることができない。
【0007】
例えば、姿勢や、話し方などが大きな意味を持つ秘書業務などの研修は、マニュアル化しにくく、教育する側の人員に頼らざるを得ないのが現状であるが、前述したような従来の提案では、このような業務範囲にわたる研修の要望に十分応えることができない。特に、研修を受ける者(受講者)のスキルレベル、研修内容習得状態・レベルを、文章などの文字情報によって判定する研修システムのみでは、秘書業務のように姿勢や、話し方などが大きな意味を持つ業務における受講者のスキルレベル、研修内容習得状態・レベルを判定することが困難である。
【0008】
本発明は、姿勢や、話し方などが大きな意味を持つ秘書業務のような業務における研修においても、研修を受ける者(受講者)のスキルレベル、研修内容習得状態・レベルを容易に把握、判定することができ、なおかつ、業務の研修において、人手を削減し、かつ効果的な研修を可能にする業務研修システムを提供することを目的にしている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために本発明が提案する業務研修システムは、画像及び音声を含む情報を入力、合成及び出力する研修システム装置と、該研修システム装置と前記情報を送受信する受講者研修装置とを備えてなる業務研修システムである。
【0010】
ここで、前記の研修システム装置は、業務研修のマニュアルである画像及び音声を含むマニュアル情報を格納する研修マニュアルデータベースと、前記受講者研修装置から受信する受講者の画像及び音声を含む受講者情報を格納する受講者情報データベースと、前記受講者情報データベースに格納された受講者の画像と前記研修マニュアルデータベースに格納された画像とを合成する画像合成手段と、前記受講者情報データベースに格納された受講者の音声と前記研修マニュアルデータベースに格納されている音声とを前記画像合成手段により合成された画像に同期させて研修情報として出力する画像音声出力手段と、前記画像合成手段及び前記画像音声出力手段を制御すると共に前記研修マニュアルデータベース及び前記受講者情報データベースへ受信した情報を登録し、管理する制御手段とを備えている。
【0011】
そして、前記受講者研修装置は、受講者の研修状態を撮像する撮像手段と、受講者の音声を入力する音声入力手段と、撮像手段により撮像された画像と音声入力手段により入力された音声とを含む受講者情報を前記研修システム装置に送信すると共に前記研修システム装置から送信された前記研修情報を受信する送受信制御手段と、該送受信制御手段が受信した前記研修情報を出力表示する画像音声表示手段とを備えている。
【0012】
受講者研修装置において撮像手段により撮像された画像と音声入力手段により入力された音声とを含む受講者情報が受講者研修装置から研修システム装置に送信され、研修システム装置において、前記受講者情報に含まれる受講者の画像と研修マニュアルデータベースに格納されている画像(例えば、業務研修の講師による模範、モデルとなる画像)とが合成され、また、前記受講者情報に含まれる受講者の音声と前記研修マニュアルデータベースに格納されている音声(例えば、業務研修の講師による模範、モデルとなる音声)とを、当該合成された画像に同期させて研修情報として出力する処理が行われる。
【0013】
そこで、この合成された画像及び、これに同期して出力される、受講者情報に含まれる受講者の音声と前記研修マニュアルデータベースに格納されている音声を検討することにより、受講者の姿勢や、話し方などが大きな意味を持つ秘書業務のような業務における研修において、研修を受ける者(受講者)のスキルレベル、研修内容習得状態・レベルを容易に把握、判定することができる。
【0014】
例えば、受講者研修装置を操作していて、前記の受講者情報を入力した受講者が、前記の合成された画像及び、これに同期して出力される、受講者情報に含まれる受講者の音声と前記研修マニュアルデータベースに格納されている音声を検討することにより、自己の画像・音声と業務研修の講師による模範、モデルとなる画像・音声とを比較し、不備な点を容易に発見することができ、研修の効果を向上させることができる。
【0015】
すなわち従来の一方通行的な情報の流れと異なり、情報のやり取りができかつ、業務研修の講師による模範、モデルとなる画像と音声付きで比較することができる。そのため研修の効果を自己採点することが容易にできるので、教育する側の人員削減にも対処することができる。
【0016】
前記本発明の業務研修システムにおいて、研修マニュアルデータベースに格納されているマニュアル情報には文字情報が含まれており、前記研修情報には文字情報が含まれる構成にすることが望ましい。
【0017】
画像や音声を介して理解度、習熟度を判定する際に必要と思われるチェック事項、注意事項等の情報を文字情報として、また、業務に必要な規則、法令などの理解度を判定するための問題・回答などの文字情報、定式化・規格化されているあいさつ文、報告文の例文などの文字情報も、マニュアルデータベースに格納されたマニュアル情報に含めておくことにより、例えば、画像や音声を介して理解度、習熟度を判定する際に、チェック事項、注意事項等を表示して業務研修の効果を向上させたり、従来の、文字情報(業務に必要な規則、法令などの理解度を判定するための問題・回答などの文字情報、定式化・規格化されているあいさつ文、報告文の例文などの文字情報)を利用した理解度、習熟度判定を行うことができる。
【0018】
また前記研修システム装置と前記受講者研修装置とは、通信ネットワークを介して前記受講者情報及び前記研修情報とを送受信することが好ましい。通信ネットワークを介することで、本社と支社間での研修や、グループ企業間での研修を容易に行うことができ、広範囲での利用ができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、姿勢や、話し方などが大きな意味を持つ秘書業務のような業務における研修においても、研修を受ける者(受講者)のスキルレベル、研修内容習得状態・レベルを容易に把握、判定することができ、なおかつ、業務の研修において、人手を削減し、かつ効果的な研修を可能にする業務研修システムを提供することができる。また、双方向の情報のやり取りが可能となり、受講者が研修の効果を容易にチェックできるので、研修の実効を図ることが容易となった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態に係る業務研修システム1の構成概念図、図2は業務研修システム1の動作を示す図、図3は業務研修の選択項目の一覧図、図4は研修情報の表示画面を示した図である。
【0021】
図1に示すように、業務研修システム1は、研修システム装置2と、受講者研修装置3とを備えている。
【0022】
本実施形態では説明を簡単にするために研修システム装置2及び受講者研修装置3を各1台としているが、研修システム装置2の1台設置に対して受講者研修装置3を2台以上直接、あるいは通信回線を介して接続することができる。
【0023】
研修システム装置2は、研修マニュアルデータベース5と、受講者情報データベース6と、画像合成手段7と、画像音声出力手段8と、制御手段9とを備えている。この研修システム装置2は専用装置を用いることもできるが、通常は汎用装置であるパーソナルコンピュータ又はワークステーションを本実施形態用のアプリケーションプログラムで作動させて行うものである。
【0024】
研修マニュアルデータベース5にはマニュアル情報、例えば、各職種、各部門の業務研修のためのマニュアルが、画像及び音声を含む情報で出力できるように格納されている。すなわち、受講者の姿勢や、話し方などが大きな意味を持つ業務、例えば、秘書業務、受付業務、あるいは、スチュワーデス等の接客等の動作訓練が必要なものに関しては、業務研修の講師による模範、モデルとなる画像、音声情報からなる動画(サンプル画像)がマニュアル情報として格納されている。また、前記のサンプル画像(画像や音声)を介して理解度、習熟度を判定する際に必要と思われるチェック事項、注意事項等の情報からなる文字情報、業務に必要な規則、法令などの理解度を判定するための問題・回答などの文字情報、定式化・規格化されているあいさつ文、報告文の例文などの文字情報もマニュアル情報として格納されている。
【0025】
受講者情報データベース6は、受講者研修装置3から受信した受講者情報、例えば、受講者の研修における動作訓練の画像情報及び音声情報が格納されている。この他に、業務に必要な規則、法令などの理解度を判定するための問題(文字情報)に対して、受講者研修装置3から受信した文字情報からなる受講者情報が格納されている。
【0026】
画像合成手段7は、受講者情報データベース6に格納された受講者の画像と研修マニュアルデータベース5に格納されている受講内容に該当するサンプル画像とを比較対比できるように並べ組み合わせた合成画像を作成するものである。
【0027】
画像音声出力手段8は、画像合成手段7により合成された画像情報に、研修マニュアルデータベース5及び受講者情報データベース6に格納された音声情報をそれぞれ同期させた研修情報を作成し、受講者研修装置3に出力するものである。
【0028】
制御手段9は、画像合成手段7及び画像音声出力手段8を制御すると共に研修マニュアルデータベース5及び受講者情報データベース6へ、受信した情報を登録し、管理する処理と、さらに該当する情報の抽出等の処理を行うものである。
【0029】
受講者研修装置3は、受講者の研修中の動作を撮像する撮像手段11、受講者の研修で発する音声を入力する音声入力手段12、研修システム装置2から送信される研修情報から画像と音声を再生して表示する画像音声表示手段13と、撮像手段11が撮像した画像や音声入力手段12により入力された音声を受講者情報として研修システム装置2に送信すると共に研修システム装置2から研修情報を受信する送受信制御装置15と、研修項目や表示項目の選択等に情報入力する情報入力手段16とを有している。
【0030】
受講者研修装置3は、専用装置を用いることもできるが、通常は汎用装置であるパーソナルコンピュータ等に、例えば撮像手段11であるビデオカメラ、音声入力手段であるマイクロフォン、画像音声表示手段13であるスピーカ付液晶ディスプレイ、情報入力手段であるキーボード及びポインティングディバイスを直接或いは専用機器を介して接続してなるものである。なお画像音声表示手段13であるスピーカ付液晶ディスプレイは、スピーカと液晶ディスプレイとが別々であってもよい。
【0031】
次に業務研修システム1の動作の一例を、流れ図を示した図2を参照して説明する。この業務研修システム1は、各種の業務研修に対応することが可能であるが、以下では、特に受講者の姿勢や、話し方などが大きな意味を持つ秘書業務の研修の場合について説明する。
【0032】
本システムを起動させると、秘書業務の内容が項目ごとに画像音声表示手段15に一覧表示され、受講者は研修対象となる項目を選択する(S1)。画像音声表示手段15に表示される研修項目は、図3の研修選択画面に示すように秘書業務に必要な研修がジャンルごとにまとめられており、受講者は該当する欄をマウスでクリックして選択する。
【0033】
画像音声表示手段13に表示される図3の研修選択画面では、接遇マナー、文書作成、スケジュール管理、基本法令・社則、英会話挨拶、取締役会事務局、リスク対策、冠婚葬祭、株主総会等の選択対象の各項目欄が記載されている。
【0034】
ここで、業務に必要な規則、法令などの理解度や、定式化・規格化されているあいさつ文、報告文の作成能力などを文字情報に基づいて判定する場合には、文書作成、スケジュール管理、基本法令・社則などを選択し、文字情報からなる問題文を研修システム装置2から受講者研修装置3に取得し、受講者研修装置3から文字情報で回答して研修システム装置2へ送信し、理解度、習熟度判定を行うようになる。
【0035】
一方、受講者の姿勢や、話し方などが大きな意味を持つ秘書業務の研修の場合であって、その姿勢、話し方などについてのスキルレベルの判定のを行うときには、以下のように研修が行われる。
【0036】
例えば、項目の接遇マナーを選択すると、応接室での席順・所作、敬語の使い方、挨拶の動作・会話、湯茶の入れ方・配置、所定場所への案内等の各事項についての基本動作、基本会話等の基本事項の研修内容が動画及び音声とともに画像音声表示手段13に表示される(S2)。このとき研修内容によっては注意事項、基本事項として文字情報も表示される。
【0037】
接遇マナーの基本事項の研修を受けた後、受講者は業務研修システム1の指示に従って実際の接遇マナーの実演を行い、この実演動作を撮像手段11により撮像すると共に、音声を音声入力手段13により録音して送受信制御手段15が研修システム装置2に送信し、研修システム装置2ではこれを受講者情報として受講者情報データベース6に入力する(S3)。
【0038】
画像合成手段7は、研修マニュアルデータベース5に格納されている秘書業務研修の接遇マナーの該当するサンプル画像を抽出し、受講者情報データベースに格納された受講者の接遇マナーの入力画像と合成する。比較検討が容易とするように合成画像は、モデルを使ったサンプル画像と受講者の画像とを並べたものであるが、これに限定するものではなく用途に応じた合成とすることができる。
【0039】
この合成画像にサンプルと受講者との音声をそれぞれ同期させ、画像と音声からなる研修情報として画像音声出力手段8が制御手段9の指示により受講者研修装置3に送信する。この研修情報を受講者研修装置3の送受信制御手段13が受信して、画像音声表示手段13の画面上に画像がスピーカによる音声とともに表示される(S4)。
【0040】
上記画像音声表示手段13での表示内容は、図4に示すように画面向かって左からサンプル画像、受講者画像、文字によるチェック事項の順に表示されている。音声は研修マニュアルのサンプルの音声が流れるが、選択欄の選択により受講者の録音した音声のみを取り出すように切り替えることもできる。画像もサンプル画像と受講者画像の並列表示であるが、いずれか単独の画像表示に切り替えることができる。また画面右端に研修内容に応じたチェック事項が文字表示されるが、この表示の要、不要の選択欄で表示の有無を選択できる。なおチェック事項には選択項目によって基本動作ごとの基準点を設け(図示せず)、受講者が自己採点可能としてある。
【0041】
受講者はサンプル画像と受講者画像とを比較対比することで、不備な点を解消できるので研修効果を向上させることができ、再度自己の受講者画像を入力したいときは再度入力の欄をクリックし、終了希望は終了の欄をクリックして終了する(S5)。
【0042】
上記再度入力の欄を選択すると、研修情報で発見された不備な点を解消すべく再度入力することで研修効果を人手を要せずに、かつ迅速に確認することができる。
【0043】
なお研修項目を接遇マナーのほかに、例えば英会話挨拶を選択すると外人教師によるサンプル画像と外人教師の発音とが出力されるので、受講者の発音と比較することができ、文書作成では秘書として必要な挨拶状、礼状、内外ビジネス文書、慶弔文書等の研修が文書の画像で研修ができ、冠婚葬祭では服装、挨拶、敬語、手順等が同じく画像比較しながら研修を受けることができる。また基本法令・社則、株主総会、スケジュール管理、リスク対策等の分野では、研修者の姿態画像に代えて、研修者の作成書類の画像とサンプル画像とが対比表示される。
【0044】
本実施形態では、受講者自身の研修画像をサンプル画像と直接対比できるので、不備な点や不足な点が容易に発見できるとともに、その場で再度実演して入力し、繰り返し比較できるので研修効果が迅速に向上する。また研修に際しては教師側の人員を特に必要としないので、人員数のスリム化ができ、関連グループ企業等も容易に利用することができる。
【0045】
本実施形態では、秘書業務の研修を例にあげて説明したが、これに限定するものでなく、各分野にわたる研修システムとして利用できることはいうまでもなく、また対象も新入社員ばかりでなく、配置変換後の未経験社員等への研修として使用できる。さらにチェック事項を採点するために、各基本姿態ごとの配点を記載した評価基準データテーブルを作成し自己採点できるようにしてもよい。例えば接遇マナーにおいて、応接室への案内、湯茶の接待において、案内動作、座席位置手配、湯茶の配置順等を各動作を細部に区分けしてそれぞれ配点をし、これを一覧表としたデータテーブルを作成することで採点の客観性を得ることができる。
【0046】
更に、受講者情報データベース6に格納された受講者情報はそれぞれ受講者ごとに記録されているため、研修システム装置2が配備されていて、本発明のシステムを実施している者、すなわち、主催者側、教育側にも、研修が行われた時間経過による研修の効果を容易に把握、判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の実施形態に係る業務研修システムの構成概念図。
【図2】業務研修システムの動作の一例を示す図。
【図3】業務研修の選択項目の一覧図。
【図4】研修情報の表示画面の一例を示した図。
【符号の説明】
【0048】
1 業務研修システム
2 研修システム装置
3 受講者研修装置
5 研修マニュアルデータベース
6 受講者情報データベース
7 画像合成手段
8 画像音声出力手段
9 制御手段
11 撮像手段
12 音声入力手段
13 画像音声表示手段
15 送受信手段
16 情報入力手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像及び音声を含む情報を入力、合成及び出力する研修システム装置と、該研修システム装置と前記情報を送受信する受講者研修装置とを備えてなる業務研修システムであって、
前記研修システム装置は、
業務研修のマニュアルである画像及び音声を含むマニュアル情報を格納する研修マニュアルデータベースと、
前記受講者研修装置から受信する受講者の画像及び音声を含む受講者情報を格納する受講者情報データベースと、
前記受講者情報データベースに格納された受講者の画像と前記研修マニュアルデータベースに格納された画像とを合成する画像合成手段と、
前記受講者情報データベースに格納された受講者の音声と前記研修マニュアルデータベースに格納されている音声とを前記画像合成手段により合成された画像に同期させて研修情報として出力する画像音声出力手段と、
前記画像合成手段及び前記画像音声出力手段を制御すると共に前記研修マニュアルデータベース及び前記受講者情報データベースへ受信した情報を登録し、管理する制御手段とを有し、
前記受講者研修装置は、
受講者の研修状態を撮像する撮像手段と、
受講者の音声を入力する音声入力手段と、
撮像手段により撮像された画像と音声入力手段により入力された音声とを含む受講者情報を前記研修システム装置に送信すると共に前記研修システム装置から送信された前記研修情報を受信する送受信制御手段と、
該送受信制御手段が受信した前記研修情報を出力表示する画像音声表示手段と
を有することを特徴とする業務研修システム。
【請求項2】
研修マニュアルデータベースに格納されているマニュアル情報には文字情報が含まれており、前記研修情報には文字情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の業務研修システム。
【請求項3】
研修システム装置と受講者研修装置とは、通信ネットワークを介して前記受講者情報及び前記研修情報とを送受信することを特徴とする請求項1又は2に記載の業務研修システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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