構造体および構造体を備える照明装置
【課題】 効率よく放熱できるとともに工数の増加を防止でき、コスト面で有利にできるとともに品質の低下を防止できる構造体および構造体を備える照明装置を提供する。
【解決手段】 構造体10および構造体10を備える照明装置21は、放熱筺体11と、基材13にLEDチップ14が実装されたLEDパッケージ12と、熱伝導性と電気絶縁性とを兼ね備え、放熱筺体11にLEDパッケージ12を取り付ける際に放熱筺体11とLEDパッケージ12との間に介在される材料16と、熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体18または接着剤とから構成され、材料16は、外形がLEDパッケージ12の外形よりも小さく、LEDパッケージ12を密着させる面において余分な塑性流体18または接着剤を逃がすための溝19を有する。
【解決手段】 構造体10および構造体10を備える照明装置21は、放熱筺体11と、基材13にLEDチップ14が実装されたLEDパッケージ12と、熱伝導性と電気絶縁性とを兼ね備え、放熱筺体11にLEDパッケージ12を取り付ける際に放熱筺体11とLEDパッケージ12との間に介在される材料16と、熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体18または接着剤とから構成され、材料16は、外形がLEDパッケージ12の外形よりも小さく、LEDパッケージ12を密着させる面において余分な塑性流体18または接着剤を逃がすための溝19を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放熱筺体にLEDパッケージを固定する構造体および構造体を備える照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、造営物に取り付けられる金属製取付部材と、LEDパッケージから放射される光を制御する制光体と、基板が金属製取付部材と制光体とにより挟持されるカバー体とを備える構造体および構造体を備える照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−71711号公報(図3、請求項1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構造体および構造体を備える照明装置は、LEDパッケージからの熱を放熱でき、基板を所定の位置に位置決めできる。
ところで、図13に示すように、前述した特許文献1に記載された構造体および構造体を備える照明装置と同様に、LEDパッケージ151がはんだ付けにより樹脂製や金属製の基材152に実装され、これらを筺体153上に取り付けた構造体150が提案されている。
また、図14に示すように、前述した特許文献1に記載された構造体および構造体を備える照明装置と同様に、基材161にLEDチップ162を実装したLEDパッケージ163がはんだ付けにより実装され、これらを熱伝導シート164や接着剤等により筺体165に取り付けた構造体160が提案されている。
【0005】
しかし、このような従来の構造体150,160は、筺体153,165が放熱性を上げるためにアルミニウム等の金属製であり、基材152,161がガラスエポキシ等の樹脂製である場合、基材152,161の熱伝導率が悪く、筺体153,165に熱が効率よく伝わらないために、LEDパッケージ151,163の温度が上昇してLEDパッケージ151,163の発光効率が低下する問題がある。
【0006】
このような従来の問題を解決するために、銅やアルミニウムの材料を用いた金属製の基材を適用した場合、LEDパッケージの放熱性能は改善されるものの、基材の絶縁層の厚みが薄いために、耐電圧性能が劣るものになる。
そして、このような場合、耐電圧が高い熱伝導シートを基材の裏面に取り付けるようにするが、この熱伝導シートは、それ自体が柔らかいために、ねじの固定部分とねじの固定部分ではない部分との間に撓みが生じ、それにより、基材に歪を発生させることになって長期的な信頼性の問題になる。加えて、耐電圧が高い熱伝導シートは、熱伝導率が高くないために、熱伝導の妨げになることがある。
【0007】
LEDパッケージは、消費電力が低い場合、さほど問題にならないが、消費電力が高くなるとともにLEDパッケージを機械的に固定すると、LEDパッケージの発熱に伴って金属製の材料自体に熱膨張による伸びが発生し、熱伝導性と電気絶縁性とを兼ね備えた硬体材料との間に微小な隙間が生じ、空気の断熱効果により放熱が妨げられる。
さらに、強固な機械的な固定に伴い、熱膨張による伸びが抑制されていたとしても、金属製の基材のわずかな歪等により微小な隙間が生じ、放熱が妨げられる。
このような問題を改善するために、微小な隙間を埋めるように熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体または接着剤を用いることが考えられるが、余分な塑性流体または接着剤がLEDパッケージの外形からはみ出すために、後工程においてふき取る等の追加工程が必要になって工数が増加する。
加えて、従来の構造体150,160は、基材152,161へはんだ付けする際に、専用のリフロー装置等の大掛かりな設備が必要である。
従って、従来の構造体150,160は、コスト面で不利である。
さらに、従来の構造体150,160は、リフローにおいて、260℃程度の熱履歴がかかる。
従って、従来の構造体150,160は、LEDパッケージ151,163を構成する部材の熱劣化により、LEDパッケージ151,163の初期光束が落ちて品質が低下することがある。
【0008】
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、効率よく放熱できるとともに工数の増加を防止でき、コスト面で有利にできるとともに品質の低下を防止できる構造体および構造体を備える照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る構造体は、放熱筺体と、基材にLEDチップが実装されたLEDパッケージと、熱伝導性と電気絶縁性とを兼ね備え、前記放熱筺体に前記LEDパッケージを取り付ける際に前記放熱筺体と前記LEDパッケージとの間に介在される材料と、熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体または接着剤とから構成され、前記材料は、外形が前記LEDパッケージの外形よりも小さく、前記LEDパッケージを密着させる面において余分な前記塑性流体または前記接着剤を逃がすための溝を有する。
【0010】
本発明に係る構造体は、前記材料が、熱輻射性を兼ね備える。
【0011】
本発明に係る構造体は、前記材料が、セラミクスである。
【0012】
本発明に係る構造体は、前記材料が、樹脂である。
【0013】
本発明に係る構造体は、前記材料が、表面に絶縁処理を施された金属である。
【0014】
本発明に係る構造体は、前記LEDパッケージの電気充電部と前記放熱筺体との沿面距離が1.2mm以上である。
【0015】
本発明に係る照明装置は、構造体を搭載した。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る構造体および構造体を備える照明装置によれば、効率よく放熱できるとともに工数の増加を防止でき、コスト面で有利にできるとともに品質の低下を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係る第1実施形態の構造体を備える照明装置の縦断面図
【図2】本発明に係る第1実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図3】本発明に係る第1実施形態のLEDパッケージの材料への取付手順を説明する縦断面図
【図4】本発明に係る第2実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図5】本発明に係る第3実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図6】本発明に係る第4実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図7】本発明に係る第5実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図8】本発明に係る第6実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図9】本発明に係る第7実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図10】本発明に係る第8実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図11】本発明に係る第9実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図12】本発明に係る第10実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図13】従来の構造体の縦断面図
【図14】図13とは異なる従来の構造体の縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る複数の実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について図面を参照して説明する。
【0019】
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明に係る第1実施形態の構造体(LEDモジュール)10を搭載する照明装置21は、器具本体22と、器具本体22の内側に取り付けられた反射板23と、器具本体22の前面に取り付けられた透明や乳白色等の樹脂製のパネル24と、放熱筺体11上に取り付けられる構造体10と、構造体10に給電するための電線25と、構造体10を放熱筺体11に取り付けるためのねじ26とを備える。
【0020】
図2に示すように、構造体10は、放熱筺体11と、メタル基材13上にLEDチップ14が実装されて封止材15により封止されたLEDパッケージ12と、放熱筺体11とLEDパッケージ12との間に介在される熱伝導性および電気絶縁性を兼ね備えた材料部材(材料)16と、LEDパッケージ12の回路パターンである電気充電部17と、熱伝導率の高い粒子を添加していて接合性を有する塑性流体18とから構成される。電気充電部17には、電線25がはんだ付けにより電気的に接続されている。
なお、塑性流体18に代えて、接着剤を適用することもできる。
【0021】
構造体10は、LEDパッケージ12の電気充電部17と放熱筺体11との沿面距離が1.2mm以上である。
従って、LEDパッケージ12の電気充電部17と放熱筺体11との沿面距離が1.2mm以上であるために、電気用品上で十分な絶縁性を取得できる。
【0022】
材料部材16は、外形寸法L1がLEDパッケージ12の外形寸法L2よりも小さく、LEDパッケージ12を密着させる上面において余分な塑性流体18を逃がすための溝19を有する。溝19は、予め定められた深さおよび幅を有し、円形や四角形の無端状に形成される。
【0023】
材料部材16は、熱輻射性、すなわち、熱放射性が高い。
従って、熱伝導に加えて気中への熱輻射ができるために、LEDパッケージ12自体の発熱を抑制できる。
【0024】
図3に示すように、LEDパッケージ12を材料部材16に取り付けるに際しては、メタル基材13と材料部材16との間に塑性流体18を封入させてから、LEDパッケージ12を材料部材16に圧着させることにより、塑性流体18によりLEDパッケージ12と材料部材16とが接合される。
従って、メタル基材13と材料部材16とが、熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体18を介して熱的に接続されるために、効率よく放熱できる。
このとき、LEDパッケージ12を材料部材16に圧着させた際に、塑性流体18がメタル基材13と材料部材16との間において流動していき、余分な塑性流体18が溝19に入り込む。
従って、材料部材16の溝19の外形寸法L1がLEDパッケージ12の外形寸法L2よりも小さいために、余分な塑性流体18が溝19に入り込んでLEDパッケージ12の外形からはみ出さないので、後工程においてふき取る等の追加工程を実施する必要がなく、工数を大幅に減少できる。
【0025】
このような構造体10は、専用のリフロー装置等の大掛かりな設備が不要である。
従って、構造体10は、コスト面で有利にできる。
また、このような構造体10は、リフローにおいて、熱履歴がかからない。
従って、構造体10は、LEDパッケージ12を構成する部材の熱劣化により、LEDパッケージ12の初期光束が落ちることがなく、品質の低下を防止できる。
【0026】
以上、説明したように第1実施形態の構造体10によれば、材料部材16の溝19の外形寸法L1がLEDパッケージ12の外形寸法L2よりも小さいために、材料部材16とLEDパッケージ12との接合時に余分な塑性流体18が溝19に入り込んでLEDパッケージ12の外形からはみ出さないので、後工程においてふき取る等の追加工程を実施する必要がなく、工数を大幅に減少できる。また、第1実施形態の構造体10によれば、メタル基材13と材料部材16とが、熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体18を介して熱的に接続されるために、効率よく放熱できる。そして、第1実施形態の構造体10によれば、専用のリフロー装置等の大掛かりな設備が不要であるために、コスト面で有利にできる。さらに、第1実施形態の構造体10によれば、リフローにおいて、熱履歴がかからないために、LEDパッケージ12を構成する部材の熱劣化により、LEDパッケージ12の初期光束が落ちることがなく、品質の低下を防止できる。さらに、第1実施形態の構造体10によれば、熱伝導率の高い粒子を添付した塑性流体(接着剤)は、一般的に高価であるが、メタル基材13と材料部材16との微小な隙間に封入されるために、使用する量はわずかでよく、そのために、製造費を抑えることができる。このとき、比較的熱伝導率の低い粒子を添付した塑性流体(接着剤)を適用したとしても、封入される隙間が微小であるために、熱伝導に影響を与えることはない。
【0027】
また、第1実施形態の構造体10によれば、材料部材16が、熱輻射性、すなわち、熱放射性が高いために、熱伝導に加えて気中への熱輻射ができるので、LEDパッケージ12自体の発熱を抑制できる。
【0028】
そして、第1実施形態の構造体10によれば、LEDパッケージ12の電気充電部17と放熱筺体11との沿面距離が1.2mm以上であるために、電気用品上で十分な絶縁性を取得できる。
【0029】
第1実施形態の照明装置21によれば、効率よく放熱できるとともに工数の増加を防止でき、コスト面で有利にできるとともに品質の低下を防止できる。
【0030】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
なお、以下の各実施形態において、前述した第1実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素については、図中に同一符号あるいは相当符号を付することによって説明を簡略化あるいは省略する。
【0031】
図4に示すように、本発明に係る第2実施形態の照明装置30に装備される構造体31は、アルミナ系セラミクス製の材料部材32を備える。
【0032】
第2実施形態の構造体31によれば、アルミナ系セラミクスは、耐電圧破壊性能が高く、寸法変化の原因となる経年劣化がないために、材料部材32の信頼性を長期的に確保できる。また、第2実施形態の構造体31によれば、LEDパッケージ12が発熱したとしても、メタル基材13と材料部材32との間の微小な隙間が熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体18を介して熱的に接続されるために、効率よく放熱できる。
【0033】
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図5に示すように、本発明に係る第3実施形態の照明装置40に装備される構造体41は、樹脂製の材料部材42を備える。
【0034】
第3実施形態の構造体41によれば、熱伝導性および電気絶縁性を兼ね備える材料部材42が樹脂製であることにより、成形を容易にできる。
【0035】
(第4実施形態)
次に、本発明に係る第4実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図6に示すように、本発明に係る第4実施形態の照明装置50に装備される構造体51は、表面にアルマイト処理等の絶縁処理を施された金属製の材料部材52を備える。
【0036】
第4実施形態の構造体51によれば、熱伝導性および電気絶縁性を兼ね備える材料部材52が表面に絶縁処理を施された金属製であることにより、コスト面で有利にできる。
【0037】
(第5実施形態)
次に、本発明に係る第5実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図7に示すように、本発明に係る第5実施形態の照明装置60に装備される構造体61は、アルミナ系セラミクス製の材料部材62を備え、メタル基材13側から材料部材62にねじ込まれたねじ63により、LEDパッケージ12が材料部材62に取り付けられる。
【0038】
(第6実施形態)
次に、本発明に係る第6実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図8に示すように、本発明に係る第6実施形態の照明装置70に装備される構造体71は、アルミナ系セラミクス製の材料部材72を備え、材料部材72側からメタル基材13を貫通させたボルト73にナット74がねじ込まれることにより、LEDパッケージ12が材料部材62に取り付けられる。
【0039】
(第7実施形態)
次に、本発明に係る第7実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図9に示すように、本発明に係る第7実施形態の照明装置80に装備される構造体81は、アルミナ系セラミクス製の材料部材82を備え、メタル基材13側から材料部材82を貫通させたボルト83にナット84がねじ込まれることにより、LEDパッケージ12が材料部材82に取り付けられる。
【0040】
(第8実施形態)
次に、本発明に係る第8実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図10に示すように、本発明に係る第8実施形態の照明装置90に装備される構造体91は、アルミナ系セラミクス製の材料部材92を備え、この材料部材92を貫通して放熱筺体11にねじ93がねじ込まれることにより、構造体91が放熱筺体11に取り付けられる。
【0041】
(第9実施形態)
次に、本発明に係る第9実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図11に示すように、本発明に係る第9実施形態の照明装置100に装備される構造体101は、アルミナ系セラミクス製の材料部材102を備え、接着剤103を介して材料部材102が放熱筺体11に接合される。
【0042】
(第10実施形態)
次に、本発明に係る第10実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図12に示すように、本発明に係る第10実施形態の照明装置110に装備される構造体111は、アルミナ系セラミクス製の材料部材112を備え、メタル基材13の端部を押えるカバー113がねじ114の放熱筺体11へのねじ込みにより放熱筺体11に固定されることにより、構造体111が放熱筺体11に取り付けられる。
【0043】
なお、本発明の構造体および構造体を備える照明装置は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形や改良等が可能である。
【符号の説明】
【0044】
10,31,41,51,61,71,81,91,101,111 構造体
11 放熱筺体
12 LEDパッケージ
13 メタル基材(基材)
14 LEDチップ
16,32,42,52,62,72,82,92,102,112 材料部材(材料)
17 電気充電部
18 塑性流体(接着剤)
19 溝
21,30,40,50,60,70,80,90,100,110 照明装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、放熱筺体にLEDパッケージを固定する構造体および構造体を備える照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、造営物に取り付けられる金属製取付部材と、LEDパッケージから放射される光を制御する制光体と、基板が金属製取付部材と制光体とにより挟持されるカバー体とを備える構造体および構造体を備える照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−71711号公報(図3、請求項1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構造体および構造体を備える照明装置は、LEDパッケージからの熱を放熱でき、基板を所定の位置に位置決めできる。
ところで、図13に示すように、前述した特許文献1に記載された構造体および構造体を備える照明装置と同様に、LEDパッケージ151がはんだ付けにより樹脂製や金属製の基材152に実装され、これらを筺体153上に取り付けた構造体150が提案されている。
また、図14に示すように、前述した特許文献1に記載された構造体および構造体を備える照明装置と同様に、基材161にLEDチップ162を実装したLEDパッケージ163がはんだ付けにより実装され、これらを熱伝導シート164や接着剤等により筺体165に取り付けた構造体160が提案されている。
【0005】
しかし、このような従来の構造体150,160は、筺体153,165が放熱性を上げるためにアルミニウム等の金属製であり、基材152,161がガラスエポキシ等の樹脂製である場合、基材152,161の熱伝導率が悪く、筺体153,165に熱が効率よく伝わらないために、LEDパッケージ151,163の温度が上昇してLEDパッケージ151,163の発光効率が低下する問題がある。
【0006】
このような従来の問題を解決するために、銅やアルミニウムの材料を用いた金属製の基材を適用した場合、LEDパッケージの放熱性能は改善されるものの、基材の絶縁層の厚みが薄いために、耐電圧性能が劣るものになる。
そして、このような場合、耐電圧が高い熱伝導シートを基材の裏面に取り付けるようにするが、この熱伝導シートは、それ自体が柔らかいために、ねじの固定部分とねじの固定部分ではない部分との間に撓みが生じ、それにより、基材に歪を発生させることになって長期的な信頼性の問題になる。加えて、耐電圧が高い熱伝導シートは、熱伝導率が高くないために、熱伝導の妨げになることがある。
【0007】
LEDパッケージは、消費電力が低い場合、さほど問題にならないが、消費電力が高くなるとともにLEDパッケージを機械的に固定すると、LEDパッケージの発熱に伴って金属製の材料自体に熱膨張による伸びが発生し、熱伝導性と電気絶縁性とを兼ね備えた硬体材料との間に微小な隙間が生じ、空気の断熱効果により放熱が妨げられる。
さらに、強固な機械的な固定に伴い、熱膨張による伸びが抑制されていたとしても、金属製の基材のわずかな歪等により微小な隙間が生じ、放熱が妨げられる。
このような問題を改善するために、微小な隙間を埋めるように熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体または接着剤を用いることが考えられるが、余分な塑性流体または接着剤がLEDパッケージの外形からはみ出すために、後工程においてふき取る等の追加工程が必要になって工数が増加する。
加えて、従来の構造体150,160は、基材152,161へはんだ付けする際に、専用のリフロー装置等の大掛かりな設備が必要である。
従って、従来の構造体150,160は、コスト面で不利である。
さらに、従来の構造体150,160は、リフローにおいて、260℃程度の熱履歴がかかる。
従って、従来の構造体150,160は、LEDパッケージ151,163を構成する部材の熱劣化により、LEDパッケージ151,163の初期光束が落ちて品質が低下することがある。
【0008】
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、効率よく放熱できるとともに工数の増加を防止でき、コスト面で有利にできるとともに品質の低下を防止できる構造体および構造体を備える照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る構造体は、放熱筺体と、基材にLEDチップが実装されたLEDパッケージと、熱伝導性と電気絶縁性とを兼ね備え、前記放熱筺体に前記LEDパッケージを取り付ける際に前記放熱筺体と前記LEDパッケージとの間に介在される材料と、熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体または接着剤とから構成され、前記材料は、外形が前記LEDパッケージの外形よりも小さく、前記LEDパッケージを密着させる面において余分な前記塑性流体または前記接着剤を逃がすための溝を有する。
【0010】
本発明に係る構造体は、前記材料が、熱輻射性を兼ね備える。
【0011】
本発明に係る構造体は、前記材料が、セラミクスである。
【0012】
本発明に係る構造体は、前記材料が、樹脂である。
【0013】
本発明に係る構造体は、前記材料が、表面に絶縁処理を施された金属である。
【0014】
本発明に係る構造体は、前記LEDパッケージの電気充電部と前記放熱筺体との沿面距離が1.2mm以上である。
【0015】
本発明に係る照明装置は、構造体を搭載した。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る構造体および構造体を備える照明装置によれば、効率よく放熱できるとともに工数の増加を防止でき、コスト面で有利にできるとともに品質の低下を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係る第1実施形態の構造体を備える照明装置の縦断面図
【図2】本発明に係る第1実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図3】本発明に係る第1実施形態のLEDパッケージの材料への取付手順を説明する縦断面図
【図4】本発明に係る第2実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図5】本発明に係る第3実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図6】本発明に係る第4実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図7】本発明に係る第5実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図8】本発明に係る第6実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図9】本発明に係る第7実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図10】本発明に係る第8実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図11】本発明に係る第9実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図12】本発明に係る第10実施形態の照明装置の構造体周りの縦断面図
【図13】従来の構造体の縦断面図
【図14】図13とは異なる従来の構造体の縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る複数の実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について図面を参照して説明する。
【0019】
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明に係る第1実施形態の構造体(LEDモジュール)10を搭載する照明装置21は、器具本体22と、器具本体22の内側に取り付けられた反射板23と、器具本体22の前面に取り付けられた透明や乳白色等の樹脂製のパネル24と、放熱筺体11上に取り付けられる構造体10と、構造体10に給電するための電線25と、構造体10を放熱筺体11に取り付けるためのねじ26とを備える。
【0020】
図2に示すように、構造体10は、放熱筺体11と、メタル基材13上にLEDチップ14が実装されて封止材15により封止されたLEDパッケージ12と、放熱筺体11とLEDパッケージ12との間に介在される熱伝導性および電気絶縁性を兼ね備えた材料部材(材料)16と、LEDパッケージ12の回路パターンである電気充電部17と、熱伝導率の高い粒子を添加していて接合性を有する塑性流体18とから構成される。電気充電部17には、電線25がはんだ付けにより電気的に接続されている。
なお、塑性流体18に代えて、接着剤を適用することもできる。
【0021】
構造体10は、LEDパッケージ12の電気充電部17と放熱筺体11との沿面距離が1.2mm以上である。
従って、LEDパッケージ12の電気充電部17と放熱筺体11との沿面距離が1.2mm以上であるために、電気用品上で十分な絶縁性を取得できる。
【0022】
材料部材16は、外形寸法L1がLEDパッケージ12の外形寸法L2よりも小さく、LEDパッケージ12を密着させる上面において余分な塑性流体18を逃がすための溝19を有する。溝19は、予め定められた深さおよび幅を有し、円形や四角形の無端状に形成される。
【0023】
材料部材16は、熱輻射性、すなわち、熱放射性が高い。
従って、熱伝導に加えて気中への熱輻射ができるために、LEDパッケージ12自体の発熱を抑制できる。
【0024】
図3に示すように、LEDパッケージ12を材料部材16に取り付けるに際しては、メタル基材13と材料部材16との間に塑性流体18を封入させてから、LEDパッケージ12を材料部材16に圧着させることにより、塑性流体18によりLEDパッケージ12と材料部材16とが接合される。
従って、メタル基材13と材料部材16とが、熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体18を介して熱的に接続されるために、効率よく放熱できる。
このとき、LEDパッケージ12を材料部材16に圧着させた際に、塑性流体18がメタル基材13と材料部材16との間において流動していき、余分な塑性流体18が溝19に入り込む。
従って、材料部材16の溝19の外形寸法L1がLEDパッケージ12の外形寸法L2よりも小さいために、余分な塑性流体18が溝19に入り込んでLEDパッケージ12の外形からはみ出さないので、後工程においてふき取る等の追加工程を実施する必要がなく、工数を大幅に減少できる。
【0025】
このような構造体10は、専用のリフロー装置等の大掛かりな設備が不要である。
従って、構造体10は、コスト面で有利にできる。
また、このような構造体10は、リフローにおいて、熱履歴がかからない。
従って、構造体10は、LEDパッケージ12を構成する部材の熱劣化により、LEDパッケージ12の初期光束が落ちることがなく、品質の低下を防止できる。
【0026】
以上、説明したように第1実施形態の構造体10によれば、材料部材16の溝19の外形寸法L1がLEDパッケージ12の外形寸法L2よりも小さいために、材料部材16とLEDパッケージ12との接合時に余分な塑性流体18が溝19に入り込んでLEDパッケージ12の外形からはみ出さないので、後工程においてふき取る等の追加工程を実施する必要がなく、工数を大幅に減少できる。また、第1実施形態の構造体10によれば、メタル基材13と材料部材16とが、熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体18を介して熱的に接続されるために、効率よく放熱できる。そして、第1実施形態の構造体10によれば、専用のリフロー装置等の大掛かりな設備が不要であるために、コスト面で有利にできる。さらに、第1実施形態の構造体10によれば、リフローにおいて、熱履歴がかからないために、LEDパッケージ12を構成する部材の熱劣化により、LEDパッケージ12の初期光束が落ちることがなく、品質の低下を防止できる。さらに、第1実施形態の構造体10によれば、熱伝導率の高い粒子を添付した塑性流体(接着剤)は、一般的に高価であるが、メタル基材13と材料部材16との微小な隙間に封入されるために、使用する量はわずかでよく、そのために、製造費を抑えることができる。このとき、比較的熱伝導率の低い粒子を添付した塑性流体(接着剤)を適用したとしても、封入される隙間が微小であるために、熱伝導に影響を与えることはない。
【0027】
また、第1実施形態の構造体10によれば、材料部材16が、熱輻射性、すなわち、熱放射性が高いために、熱伝導に加えて気中への熱輻射ができるので、LEDパッケージ12自体の発熱を抑制できる。
【0028】
そして、第1実施形態の構造体10によれば、LEDパッケージ12の電気充電部17と放熱筺体11との沿面距離が1.2mm以上であるために、電気用品上で十分な絶縁性を取得できる。
【0029】
第1実施形態の照明装置21によれば、効率よく放熱できるとともに工数の増加を防止でき、コスト面で有利にできるとともに品質の低下を防止できる。
【0030】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
なお、以下の各実施形態において、前述した第1実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素については、図中に同一符号あるいは相当符号を付することによって説明を簡略化あるいは省略する。
【0031】
図4に示すように、本発明に係る第2実施形態の照明装置30に装備される構造体31は、アルミナ系セラミクス製の材料部材32を備える。
【0032】
第2実施形態の構造体31によれば、アルミナ系セラミクスは、耐電圧破壊性能が高く、寸法変化の原因となる経年劣化がないために、材料部材32の信頼性を長期的に確保できる。また、第2実施形態の構造体31によれば、LEDパッケージ12が発熱したとしても、メタル基材13と材料部材32との間の微小な隙間が熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体18を介して熱的に接続されるために、効率よく放熱できる。
【0033】
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図5に示すように、本発明に係る第3実施形態の照明装置40に装備される構造体41は、樹脂製の材料部材42を備える。
【0034】
第3実施形態の構造体41によれば、熱伝導性および電気絶縁性を兼ね備える材料部材42が樹脂製であることにより、成形を容易にできる。
【0035】
(第4実施形態)
次に、本発明に係る第4実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図6に示すように、本発明に係る第4実施形態の照明装置50に装備される構造体51は、表面にアルマイト処理等の絶縁処理を施された金属製の材料部材52を備える。
【0036】
第4実施形態の構造体51によれば、熱伝導性および電気絶縁性を兼ね備える材料部材52が表面に絶縁処理を施された金属製であることにより、コスト面で有利にできる。
【0037】
(第5実施形態)
次に、本発明に係る第5実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図7に示すように、本発明に係る第5実施形態の照明装置60に装備される構造体61は、アルミナ系セラミクス製の材料部材62を備え、メタル基材13側から材料部材62にねじ込まれたねじ63により、LEDパッケージ12が材料部材62に取り付けられる。
【0038】
(第6実施形態)
次に、本発明に係る第6実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図8に示すように、本発明に係る第6実施形態の照明装置70に装備される構造体71は、アルミナ系セラミクス製の材料部材72を備え、材料部材72側からメタル基材13を貫通させたボルト73にナット74がねじ込まれることにより、LEDパッケージ12が材料部材62に取り付けられる。
【0039】
(第7実施形態)
次に、本発明に係る第7実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図9に示すように、本発明に係る第7実施形態の照明装置80に装備される構造体81は、アルミナ系セラミクス製の材料部材82を備え、メタル基材13側から材料部材82を貫通させたボルト83にナット84がねじ込まれることにより、LEDパッケージ12が材料部材82に取り付けられる。
【0040】
(第8実施形態)
次に、本発明に係る第8実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図10に示すように、本発明に係る第8実施形態の照明装置90に装備される構造体91は、アルミナ系セラミクス製の材料部材92を備え、この材料部材92を貫通して放熱筺体11にねじ93がねじ込まれることにより、構造体91が放熱筺体11に取り付けられる。
【0041】
(第9実施形態)
次に、本発明に係る第9実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図11に示すように、本発明に係る第9実施形態の照明装置100に装備される構造体101は、アルミナ系セラミクス製の材料部材102を備え、接着剤103を介して材料部材102が放熱筺体11に接合される。
【0042】
(第10実施形態)
次に、本発明に係る第10実施形態の構造体および構造体を備える照明装置について説明する。
図12に示すように、本発明に係る第10実施形態の照明装置110に装備される構造体111は、アルミナ系セラミクス製の材料部材112を備え、メタル基材13の端部を押えるカバー113がねじ114の放熱筺体11へのねじ込みにより放熱筺体11に固定されることにより、構造体111が放熱筺体11に取り付けられる。
【0043】
なお、本発明の構造体および構造体を備える照明装置は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形や改良等が可能である。
【符号の説明】
【0044】
10,31,41,51,61,71,81,91,101,111 構造体
11 放熱筺体
12 LEDパッケージ
13 メタル基材(基材)
14 LEDチップ
16,32,42,52,62,72,82,92,102,112 材料部材(材料)
17 電気充電部
18 塑性流体(接着剤)
19 溝
21,30,40,50,60,70,80,90,100,110 照明装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放熱筺体と、
基材にLEDチップが実装されたLEDパッケージと、
熱伝導性と電気絶縁性とを兼ね備え、前記放熱筺体に前記LEDパッケージを取り付ける際に前記放熱筺体と前記LEDパッケージとの間に介在される材料と、
熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体または接着剤とから構成され、
前記材料は、外形が前記LEDパッケージの外形よりも小さく、前記LEDパッケージを密着させる面において余分な前記塑性流体または前記接着剤を逃がすための溝を有する構造体。
【請求項2】
請求項1に記載の構造体において、
前記材料が、熱輻射性を兼ね備える構造体。
【請求項3】
請求項1に記載の構造体において、
前記材料が、セラミクスである構造体。
【請求項4】
請求項1に記載の構造体において、
前記材料が、樹脂である構造体。
【請求項5】
請求項1に記載の構造体において、
前記材料が、表面に絶縁処理を施された金属である構造体。
【請求項6】
請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1項に記載の構造体において、
前記LEDパッケージの電気充電部と前記放熱筺体との沿面距離が1.2mm以上である構造体。
【請求項7】
請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1項に記載の構造体を搭載した照明装置。
【請求項1】
放熱筺体と、
基材にLEDチップが実装されたLEDパッケージと、
熱伝導性と電気絶縁性とを兼ね備え、前記放熱筺体に前記LEDパッケージを取り付ける際に前記放熱筺体と前記LEDパッケージとの間に介在される材料と、
熱伝導率の高い粒子を添加した塑性流体または接着剤とから構成され、
前記材料は、外形が前記LEDパッケージの外形よりも小さく、前記LEDパッケージを密着させる面において余分な前記塑性流体または前記接着剤を逃がすための溝を有する構造体。
【請求項2】
請求項1に記載の構造体において、
前記材料が、熱輻射性を兼ね備える構造体。
【請求項3】
請求項1に記載の構造体において、
前記材料が、セラミクスである構造体。
【請求項4】
請求項1に記載の構造体において、
前記材料が、樹脂である構造体。
【請求項5】
請求項1に記載の構造体において、
前記材料が、表面に絶縁処理を施された金属である構造体。
【請求項6】
請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1項に記載の構造体において、
前記LEDパッケージの電気充電部と前記放熱筺体との沿面距離が1.2mm以上である構造体。
【請求項7】
請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1項に記載の構造体を搭載した照明装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2012−109405(P2012−109405A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−257173(P2010−257173)
【出願日】平成22年11月17日(2010.11.17)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年11月17日(2010.11.17)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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