説明

標的分子を決定するためのライゲーション反応および増幅反応

本発明は、コード化反応およびデコード反応を使用して少なくとも1つのサンプルにおける標的のポリヌクレオチド配列およびタンパク質の存在または非存在を検出(または定量)するための方法、試薬およびキットに関する。例えば、特定の標的ポリヌクレオチドがサンプルに存在するとき、アドレス可能なプライマー部分を含む反応生成物がコード化反応において形成される。少なくとも1つの標識化プローブおよび少なくとも1つのアドレスプライマーがデコード増幅反応において用いられ得、それにより、配列が存在するか、または非存在であるかに依存して、検出可能なシグナル値を提供し得る。いくつかの実施形態において、コード化は、リンカープローブとのライゲーション反応を包含し、そして単一ヌクレオチド多型(SNP)が分析される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも二つのサンプルから少なくとも一つの標的ポリヌクレオチド配列を決定するための方法であって、該方法は、以下の工程:
少なくとも第1の反応容器1および第1の反応容器2を提供する工程であって、
ここで、該第1の反応容器1は、第1のサンプル、少なくとも一種の第1のライゲーションプローブ、少なくとも一種の第2のライゲーションプローブ、およびユニバーサルなループ状リンカーを含有し、ここで、該少なくとも一種の第1のライゲーションプローブは、標的特異的部分および順方向のアドレス可能なプライマー部分を備え、ここで、該少なくとも一種の第2のライゲーションプローブは、標的特異的部分および逆方向のアドレス可能なプライマー部分を備え、ここで、該リンカープローブのうちの少なくとも一つは、第1の同定部分をさらに備え、ここで、該第2のライゲーションプローブは、該ユニバーサルなループ状リンカー上に存在する対応するユニバーサルなスプリントに対して相補的であるユニバーサルなスプリントを備え、
ここで、該第1の反応容器2は、第2のサンプル、少なくとも一種の第1のライゲーションプローブ、および少なくとも一種の第2のライゲーションプローブを含有し、ここで、該少なくとも一種の第1のライゲーションプローブは、標的特異的部分および順方向のアドレス可能なプライマー部分を備え、ここで、該少なくとも一種の第2のライゲーションプローブは、標的特異的部分および逆方向のアドレス可能なプライマー部分を備え、ここで、少なくとも一種のリンカープローブは、第2の同定部分をさらに備え、ここで、該第2のライゲーションプローブは、該ユニバーサルなループ状リンカー上に存在する対応するユニバーサルなスプリントに対して相補的であるユニバーサルなスプリントを備える、工程、
該第1の反応容器1中で第1のコード化ライゲーション反応を行い、それによって、第1のコード化ライゲーション反応生成物の混合物を形成する工程であって、該混合物は、少なくとも一種の第1のコード化ライゲーション反応生成物を含有し、ここで、該少なくとも一種の第1のコード化ライゲーション反応生成物は、該順方向のアドレス可能なプライマー部分、該同定部分、該標的特異的部分、該逆方向のアドレス可能なプライマー部分、および該ユニバーサルなループ状リンカーの該ユニバーサルなスプリントを含有し、それによって、該少なくとも一つの標的ポリヌクレオチド配列の正体は、該順方向のアドレス可能なプライマー部分および該逆方向のアドレス可能なプライマー部分でコードされ、そしてそれによって、該第1のコード化ライゲーション反応における該サンプルの正体は、該第1の同定部分によってコードされる、工程、
該第1の反応容器2中で第2のコード化ライゲーション反応を行い、それによって、第2のコード化ライゲーション反応生成物の混合物を形成する工程であって、該混合物は、少なくとも一種の第2のコード化ライゲーション反応生成物を含有し、ここで、該少なくとも一種の第2のコード化ライゲーション反応生成物は、該順方向のアドレス可能なプライマー部分、該同定部分、該標的特異的部分、該逆方向のアドレス可能なプライマー部分、および該ユニバーサルなループ状リンカーの該ユニバーサルなスプリントを含有し、それによって、該少なくとも一つの標的ポリヌクレオチド配列の正体は、該順方向のアドレス可能なプライマー部分および該逆方向のアドレス可能なプライマー部分でコードされ、そしてそれによって、該第2のコード化ライゲーション反応における該サンプルの正体は、該第2の同定部分によってコードされる、工程、
該第1の反応容器1からの該第1のコード化ライゲーション反応生成物の混合物と、該第1の反応容器2からの該第2のコード化ライゲーション反応生成物の混合物とを組み合わせ、それによってコード化ライゲーション反応生成物の混合物を形成する工程、
該コード化反応生成物の混合物を、5’−作用ヌクレアーゼ、3’−作用ヌクレアーゼ、または5’−作用ヌクレアーゼおよび3’−作用ヌクレアーゼの両方で処理し、それによってライゲーションしていない分子を除去する工程、
少なくとも第2の反応容器1および第2の反応容器2を提供する工程であって、
ここで、該第2の反応容器1は、少なくとも一種の順方向アドレスプライマー、少なくとも一種の逆方向アドレスプライマー、ならびに少なくとも第1の標識化プローブ1および第2の標識化プローブ1を含有し、ここで、該第1の標識化プローブ1は、該第1の反応容器1からの該少なくとも一種のコード化ライゲーション反応生成物の該第1の同定部分に相補的であるか、またはその相補体に対して相補的であって、そしてここで、該第2の標識化プローブ1は、該第1の反応容器2からの該少なくとも一種のコード化ライゲーション反応生成物の該第2の同定部分に対して相補的であるか、またはその相補体に対して相補的であって、
ここで、第2の反応容器2は、少なくとも一種の順方向アドレスプライマー、少なくとも一種の逆方向アドレスプライマー、ならびに少なくとも第1の標識化プローブ1および少なくとも第2の標識化プローブ1を含有し、ここで、該第1の標識化プローブ1は、該第1の反応容器1からの該少なくとも一種のコード化ライゲーション反応生成物の該第1の同定部分に相補的であるか、またはその相補体に対して相補的であって、そしてここで、該第2の標識化プローブ1は、該第1の反応容器2からの該少なくとも一種のコード化ライゲーション反応生成物の該第2の同定部分に対して相補的であるか、またはその相補体に対して相補的である、工程、
該コード化ライゲーション反応生成物の混合物のアリコートを、該少なくとも一つの第2の反応容器1に加え、それによって該第2の反応容器1中で第1のデコード増幅反応物を形成する工程、
該第2の反応容器1中で第1のデコード増幅反応を行う工程であって、
ここで、該第1のデコード増幅反応物は、該第1のコード化ライゲーション反応および該第2のコード化ライゲーション反応の間に該少なくとも一種のコード化ライゲーション反応生成物中へ導入された該少なくとも一種の順方向アドレス可能なプライマー部分の相補体にハイブリダイズし得る少なくとも一種の識別可能な順方向アドレスプライマーを含有し、ここで、該少なくとも一種の逆方向アドレスプライマーは、該第1のコード化ライゲーション反応および該第2のコード化ライゲーション反応の間に該少なくとも一種のコード化ライゲーション反応生成物中に導入された、該少なくとも一種の逆方向のアドレス可能なプライマー部分にハイブリダイズし、ここで、該少なくとも一種のコード化ライゲーション反応生成物の増幅は、該コード化ライゲーション反応生成物が該第1のコード化ライゲーション反応に由来する場合、該第1の標識化プローブ1からのシグナルを生じ、ここで、該少なくとも一種のコード化ライゲーション反応生成物の増幅は該コード化ライゲーション反応生成物が、該第2のコード化反応に由来する場合、該第2の標識化プローブ1からのシグナルを生じる、工程、
該少なくとも二つのサンプル中の該少なくとも一つの標的ポリヌクレオチドを、該第1のデコード反応物中の該第1の標識化プローブ1および該第2の標識化プローブ1からのシグナルの存在および量に基づいて決定する工程、
該コード化ライゲーション反応生成物の混合物のアリコートを、該少なくとも一つの第2の反応容器2に加え、それによって該第2の反応容器2中で第2のデコード増幅反応物を形成する工程、
該第2の反応容器2中で第2のデコード増幅反応を行う工程であって、
ここで、該第2のデコード増幅反応物は、該第1のコード化ライゲーション反応および該第2のコード化ライゲーション反応の間に該少なくとも一種のコード化ライゲーション反応生成物中へ導入された該少なくとも一種の順方向のアドレス可能なプライマー部分の相補体にハイブリダイズし得る少なくとも一種の識別可能な順方向アドレスプライマーを含有し、ここで、該少なくとも一種の逆方向アドレスプライマーは、該第1のコード化ライゲーション反応および該第2のコード化ライゲーション反応の間に該少なくとも一種のコード化ライゲーション反応生成物中に導入された該少なくとも一種の逆方向のアドレス可能なプライマー部分にハイブリダイズし、ここで、該少なくとも一種のコード化ライゲーション反応生成物の増幅は、該コード化ライゲーション反応生成物が該第1のコード化ライゲーション反応に由来する場合、該第1の標識化プローブ1からのシグナルを生じ、ここで、該少なくとも一種のコード化ライゲーション反応生成物の増幅は、該コード化ライゲーション反応生成物が該第2のコード化反応に由来する場合、該第2の標識化プローブ1からのシグナルを生じる、工程、
該少なくとも二つのサンプル中の該少なくとも一つの標的ポリヌクレオチドを、該第1のデコード反応物中の該第1の標識化プローブ1および該第2の標識化プローブ1からのシグナルの存在および量に基づいて決定する工程、
を包含する、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2007−530051(P2007−530051A)
【公表日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−505241(P2007−505241)
【出願日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【国際出願番号】PCT/US2005/010184
【国際公開番号】WO2005/098040
【国際公開日】平成17年10月20日(2005.10.20)
【出願人】(500069057)アプレラ コーポレイション (120)
【住所又は居所原語表記】850 Lincoln Centre Drive Foster City CALIFORNIA 94404 U.S.A.
【Fターム(参考)】