説明

樹脂製締付ブロックの除去装置

【課題】 ワークから樹脂製締付ブロックを分離・除去する作業の作業性を高める。
【解決手段】 タービンブレード11の一部を覆うように成型された樹脂製締付ブロック12を座部22aに載置した状態で、座部22aを挟んで両側に配置された一対のスライダ23を樹脂製締付ブロック12に対して接近させると、一対のスライダ23にそれぞれ設けられた一対の楔部材23aが樹脂製締付ブロック12の相互に対向する一対の側面にそれぞれ形成したノッチ13m,13nに係合してクラックを発生させるので、樹脂製締付ブロック12を少なくとも2個のピースに分割してタービンブレード11から確実に分離することができる。しかも樹脂製締付ブロック12に機械的打撃を加えて破壊するものでないため、打撃の力加減を誤ってタービンブレード11を傷つける虞がない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タービンブレードの一部を覆うように成型された樹脂製締付ブロックをクランプ治具に固定した状態で該タービンブレードに機械加工を施した後に、前記樹脂製締付ブロックを前記タービンブレードから分離して除去するための樹脂製締付ブロックの除去装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ガスタービンエンジンのタービンブレードを研磨装置で研磨加工するには、タービンブレードを加工テーブルにクランプする必要があるが、複雑な形状のタービンブレードを直接クランプすると傷や変形の原因となる可能性がある。そこで、タービンブレードの一部を覆うように樹脂製締付ブロックをモールドし、この樹脂製締付ブロックをクランプした状態でタービンブレードの研磨加工を行うものが、下記特許文献1により公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭60−118441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、タービンブレードの研磨加工が終了した後、不要となった樹脂製締付ブロックをタービンブレードから分離して除去する必要がある。上記特許文献1に記載された発明は、脆弱化温度以下に冷却した樹脂製締付ブロックに機械的打撃を加えることで、タービンブレードを傷付けることなく、かつ樹脂製締付ブロックの破片をタービンブレード側に残留させずに除去するようになっている。
【0005】
しかしながら、機械的打撃を加えて樹脂製締付ブロックをタービンブレードから分離する場合、その力加減が難しく、樹脂製締付ブロックがスムーズに破断しなかったり、タービンブレードを傷付けたりする可能性があった。
【0006】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、タービンブレードから樹脂製締付ブロックを分離・除去する作業の作業性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、タービンブレードの一部を覆うように成型された樹脂製締付ブロックをクランプ治具に固定した状態で該タービンブレードに機械加工を施した後に、前記樹脂製締付ブロックを前記タービンブレードから分離して除去するための樹脂製締付ブロックの除去装置であって、前記樹脂製締付ブロックを載置する座部と、前記座部を挟んで両側に配置され、前記樹脂製締付ブロックに対して接近・離間可能な一対のスライダと、前記一対のスライダにそれぞれ設けられ、前記樹脂製締付ブロックの相互に対向する一対の側面にそれぞれ形成した第1ノッチに係合してクラックを発生させる一対の楔部材とを備えることを特徴とする樹脂製締付ブロックの除去装置が提案される。
【0008】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記座部は所定距離離間して2個設けられており、前記2個の座部に跨がるように載置された前記樹脂製締付ブロックの下面および上面にはそれぞれ第2ノッチが形成されており、前記2個の座部に対して昇降可能に設けられ、前記樹脂製締付ブロックを上方から押圧して前記第2ノッチを基端とするクラックを発生させる昇降部材を備えることを特徴とする樹脂製締付ブロックの除去装置が提案される。
【0009】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記昇降部材に設けた駆動カム面と、前記一対のスライダにそれぞれ設けた従動カム面とを当接させ、前記昇降部材の下降に連動して前記一対のスライダを相互に接近させることを特徴とする樹脂製締付ブロックの除去装置が提案される。
【0010】
尚、実施の形態の第1基準面13bおよび第2基準面13cはそれぞれ本発明の下面および上面に対応し、実施の形態の第1端面13dおよび第2端面13eは本発明の側面に対応し、実施の形態のノッチ13m,13nは本発明の第1ノッチに対応し、実施の形態のノッチ13j,13kは本発明の第2ノッチに対応する。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の構成によれば、タービンブレードの一部を覆うように成型された樹脂製締付ブロックを座部に載置した状態で、座部を挟んで両側に配置された一対のスライダを樹脂製締付ブロックに対して接近させると、一対のスライダにそれぞれ設けられた一対の楔部材が樹脂製締付ブロックの相互に対向する一対の側面にそれぞれ形成した第1ノッチに係合してクラックを発生させるので、樹脂製締付ブロックを少なくとも2個のピースに分割してタービンブレードから確実に分離することができる。しかも樹脂製締付ブロックに機械的打撃を加えて破壊するものでないため、打撃の力加減を誤ってタービンブレードを傷つける虞がない。
【0012】
また請求項2の構成によれば、所定距離離間して2個設けた座部に跨がるように載置された樹脂製締付ブロックの下面および上面にそれぞれ第2ノッチを形成したので、昇降部材で樹脂製締付ブロックを上方から押圧して曲げモーメントを発生させることで、第2ノッチを基端とするクラックを発生させることが可能となり、樹脂製締付ブロック2個の第1ノッチおよび2個の第2ノッチから4個のピースに分割して確実に分離することができる。
【0013】
また請求項3の構成によれば、昇降部材に設けた駆動カム面と、一対のスライダにそれぞれ設けた従動カム面とを当接させたので、昇降部材を下降させるだけの単純な動作を行うだけで、昇降部材を下降させるとともに一対のスライダを相互に接近させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】タービンブレードの斜視図。
【図2】タービンブレードをインサートした樹脂製締付ブロックの斜視図。
【図3】図2の3−3線断面図。
【図4A】クランプ治具の分解状態の斜視図。
【図4B】クランプ治具の組立状態の斜視図。
【図5A】樹脂除去装置の構造および作用を示す図(その1)。
【図5B】樹脂除去装置の構造および作用を示す図(その2)。
【図5C】樹脂除去装置の構造および作用を示す図(その3)。
【図6A】図4Bの6A方向矢視図および作用説明図。
【図6B】図6Aに対応する作用説明図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図1〜図6Bに基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0016】
図1はガスタービンエンジンの高圧タービンの鍛造製のタービンブレード11の半製品を示すもので、そのタービンブレード11は、図示せぬロータに固定される基端部11aと、ロータを中心とする円周方向に延びる先端部11bと、基端部11aおよび先端部11bをロータの径方向に接続する翼部11cとを備える。タービンブレード11の基端部11aには、それをロータに結合するための所謂クリスマスツリーが研削加工される。
【0017】
図2および図3に示すように、タービンブレード11の基端部11aにクリスマスツリーを研削加工する際に、タービンブレード11を傷付けたり変形させたりすることなく加工テーブルに固定するために、タービンブレード11の翼部11cを覆うように樹脂製締付ブロック12が一体に成形される。樹脂製締付ブロック12の成形は、金型の内部にタービンブレード11を固定し、タービンブレード11および金型間に区画されたキャビティに溶融樹脂を射出することで行われる。
【0018】
樹脂製締付ブロック12は、翼部11cの基端部11a側を覆う第1ブロック13と、翼部11cの先端部11b側を覆う第2ブロック14とで構成される。第1ブロック13は、上底、下底および二つの斜辺を有する台形状に形成された2個の側面13a,13aと、2個の側面13a,13aの下底間に挟まれた第1基準面13bと、2個の側面13a,13aの上底間に挟まれた第2基準面13cと、2個の側面13a,13aの一方の斜辺間に挟まれた第1端面13dと、2個の側面13a,13aの他方の斜辺間に挟まれた第2端面13eとを備える。
【0019】
第1基準面13bには、正方形を成す1個の位置決め孔13fと、その両側に位置する長方形を成す2個の肉抜き孔13g,13gとが形成され、第2基準面13cには正方形を成す1個の位置決め孔13hと、その両側に位置する長方形を成す2個の肉抜き孔13i,13iとが形成される。位置決め孔13f,13hおよび肉抜き孔13g,13g;13i,13iは、その深さ方向に寸法が縮小するように僅かにテーパーしている。
【0020】
また第2ブロック14の相互に対向する二つの面には、それぞれ肉抜き孔14a,14aが形成される。前記位置決め孔13f,13hおよび前記肉抜き孔13g,13g;13i,13i;14a,14aにより樹脂製締付ブロック12の各部の肉厚は最大で3mm程度に抑えられており、樹脂製締付ブロック12を射出成形したときに発生する樹脂のヒケを最小限に抑えて寸法精度を高めることができる。
【0021】
また第1基準面13bの長手方向中央部にV字状のノッチ13jが形成されるとともに、第2基準面13cの長手方向中央部にV字状のノッチ13kが形成される。更に、第1端面13dおよび第2端面13にそれぞれノッチ13m,13nが形成される。
【0022】
図4Aおよび図4Bに示すように、図示せぬ加工テーブルに固定されたクランプ治具15は、矩形板状の底壁部15aと、底壁部15aの一側縁から起立する側壁部15bと、底壁部15aに着脱自在に固定される正方形の板状に形成された位置決め突起15cと、側壁部15bに近い底壁部15aに形成したボルト孔15dに螺合するボルト16と、ボルト16が貫通するボルト孔17aが形成されたクランプ部材17とを備える。位置決め突起15cは樹脂製締付ブロック12の位置決め孔13f,13hに隙間なく嵌合可能な形状に形成される。
【0023】
図5A〜図5Cに示すように、タービンブレード11から樹脂製締付ブロック12を除去する樹脂除去装置21は、ベースプレート22と、ベースプレート22の上面に突設された2個の座部22a,22aと、ベースプレート22に相互に接近・離間可能に支持された一対のスライダ23,23と、各スライダ23,23の対向端にそれぞれ設けられた楔部材23a,23aと、図示せぬ駆動源でベースプレート22に対して昇降可能な昇降部材24と、昇降部材24の下面に突設された押圧部24aと、昇降部材24の両端部に相互に対向するように形成された駆動カム面24b,24bと、一対のスライダ23,23にそれぞれ設けられて駆動カム面24b,24bに当接する従動カム面23b,23bとを備える。
【0024】
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
【0025】
図4Aおよび図4Bに示すように、タービンブレード11の基端部11aにクリスマスツリーを研削するとき、タービンブレード11の翼部11cを覆うように一体に成形した樹脂製締付ブロック12の第1基準面13bの位置決め孔13fを、図示せぬ加工テーブルに設けたクランプ治具15の底壁部15aの位置決め突起15cに嵌合させた状態で、ボルト16を底壁部15aのボルト孔17aに螺合することで、一端が側壁部15bの上面に当接するクランプ部材17の他端で樹脂製締付ブロック12の第2基準面13cを下向きに押圧する。その結果、共にテーパーする位置決め孔13fおよび位置決め突起15cが相互に嵌合するとともに、平坦な第1基準面13bがクランプ治具15の平坦な底壁部15aに密着することで、クランプ治具15に対して樹脂製締付ブロック12が位置決めされた状態で固定される。
【0026】
この状態で、研削加工機の回転砥石25を用いて、タービンブレード11の基端部11aにクリスマスツリーを加工することができる。タービンブレード11はクランプ治具15に対して精度良く位置決めされているので、タービンブレード11の基端部11aの加工精度を高めることができる。しかも三次元曲面よりなる複雑な形状のタービンブレード11を直接クランプする必要がないため、タービンブレード11の表面を傷付けたり、タービンブレード11を変形させたりする虞がない。
【0027】
またタービンブレード11の基端部11aの反対側の面を加工するには、樹脂製締付ブロック12を表裏反転させて第2基準面13cを下向きにし、第2基準面13cの位置決め孔13hをクランプ治具15の底壁部15aの位置決め突起15cに嵌合させた状態で、クランプ部材17の他端で第1基準面13bを下向きに押圧すれば良い。
【0028】
また図6Aおよび図6Bに示すように、樹脂製締付ブロック12を水平面内で180°回転させた状態で、位置決め孔13fあるいは位置決め孔13hを位置決め突起15cに嵌合させて固定すれば、タービンブレード11の先端部11bを加工機に対向させて研削加工を行うことができる。位置決め孔13f,13hおよび位置決め突起15cは正方形であるため、樹脂製締付ブロック12を90°ずつ異なる4つの姿勢(第1、第2基準面13b,13cを反転すれば8つの姿勢)でクランプすることが可能となり、タービンブレード11の任意の部分を容易に加工することができる。
【0029】
このようにしてタービンブレード11の加工が終了すると、タービンブレード11から不要になった樹脂製締付ブロック12を分離・除去する必要がある。そのために、図5Aに示すように、樹脂除去装置21のベースプレート22の2個の座部22a,22aに樹脂製締付ブロック12の第1基準面13b(あるいは第2基準面13c)の両端部を支持した状態で、図示せぬ油圧ハンドプレス装置を用いて昇降部材24をベースプレート22に向けて下降させる。すると図5Bに示すように、ベースプレート22の駆動カム面24b,24bに従動カム面23b,23bを押圧された一対のスライダ23,23が相互に接近する方向に移動し、その楔部材23a,23aが樹脂製締付ブロック12の第1、第2端面13d,13eのノッチ13m,13nに係合して押し開くことで、ノッチ13m,13nを基端とするクラックを発生させる。
【0030】
図5Cに示すように、昇降部材24をベースプレート22に向けて更に下降させると、その押圧部24aが樹脂製締付ブロック12の第2基準面13cを下向きに押圧するため、第1基準面13bの両端を座部22a,22aで支持された樹脂製締付ブロック12に曲げモーメントが作用し、第1、第2基準面13b,13cのノッチ13j,13kに応力が集中することで、ノッチ13j,13kを基端とするクラックが発生する。
【0031】
その結果、4個のノッチ13j,13k,13m,13nを基端とする4本のクラックが樹脂製締付ブロック12の内部をタービンブレード11の翼部11cに達する位置まで延び、樹脂製締付ブロック12は4個のピースに割れてタービンブレード11から分離する。翼部11cが三次元形状を成していても、樹脂製締付ブロック12を4個のピースに分割することで、翼部11cから確実に分離することができる。
【0032】
このように、昇降部材24を下降させるだけの単純な動作で、樹脂製締付ブロック12に四つの方向からクラックを発生させることができるので、樹脂製締付ブロック12をタービンブレード11から分離する作業を効率的に行うことができるだけでなく、樹脂製締付ブロック12の破片をタービンブレード11に残留させることなく完全に除去することができる。また樹脂製締付ブロック12に機械的打撃を加えて破壊するものでないため、打撃の力加減を誤ってタービンブレード11を傷つける虞がない。
【0033】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0034】
例えば、位置決め孔13f,13hおよび位置決め突起15cの形状は実施の形態の正方形に限定されず、正多角形のような回転対称な形状(所定角度回転させると重なる形状)であれば良い。
【0035】
また実施の形態では樹脂製締付ブロック12を4個のピースに分割することでタービン11から分離しているが、ワークの形状が単純でアンダーカットが生じない場合には、樹脂製締付ブロック12を2個のピースに分割することでタービン11から分離することができる。
【符号の説明】
【0036】
11 タービンブレード
12 樹脂製締付ブロック
13b 第1基準面(下面)
13c 第2基準面(上面)
13d 第1端面(側面)
13e 第2端面(側面)
13j ノッチ(第2ノッチ)
13k ノッチ(第2ノッチ)
13m ノッチ(第1ノッチ)
13n ノッチ(第1ノッチ)
15 クランプ治具
22a 座部
23 スライダ
23a 楔部材
23b 従動カム面
24 昇降部材
24b 駆動カム面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タービンブレード(11)の一部を覆うように成型された樹脂製締付ブロック(12)をクランプ治具(15)で固定した状態で該タービンブレード(11)に機械加工を施した後に、前記樹脂製締付ブロック(12)を前記タービンブレード(11)から分離して除去するための樹脂製締付ブロックの除去装置であって、
前記樹脂製締付ブロック(12)を載置する座部(22a)と、
前記座部(22a)を挟んで両側に配置され、前記樹脂製締付ブロック(12)に対して接近・離間可能な一対のスライダ(23)と、
前記一対のスライダ(23)にそれぞれ設けられ、前記樹脂製締付ブロック(12)の相互に対向する一対の側面(13e,13d)にそれぞれ形成した第1ノッチ(13m,13n)に係合してクラックを発生させる一対の楔部材(23a)とを備えることを特徴とする樹脂製締付ブロックの除去装置。
【請求項2】
前記座部(22a)は所定距離離間して2個設けられており、前記2個の座部(22a)に跨がるように載置された前記樹脂製締付ブロック(12)の下面(13b)および上面(13c)にはそれぞれ第2ノッチ(13j,13k)が形成されており、前記2個の座部(22a)に対して昇降可能に設けられ、前記樹脂製締付ブロック(12)を上方から押圧して前記第2ノッチ(13j,13k)を基端とするクラックを発生させる昇降部材(24)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の樹脂製締付ブロックの除去装置。
【請求項3】
前記昇降部材(24)に設けた駆動カム面(24b)と、前記一対のスライダ(23)にそれぞれ設けた従動カム面(23b)とを当接させ、前記昇降部材(24)の下降に連動して前記一対のスライダ(23)を相互に接近させることを特徴とする、請求項2に記載の樹脂製締付ブロックの除去装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図5C】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate


【公開番号】特開2012−13068(P2012−13068A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−90859(P2011−90859)
【出願日】平成23年4月15日(2011.4.15)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】