説明

橙色蛍光体

【課題】 波長200〜500nmの紫外から可視領域の光で励起して高輝度に発光する新規の橙色蛍光体を提供する。
【解決手段】 一般式
(Sr1−xEuSiO (但し、0<x≦0.10)
で示される、単一相の結晶で構成されたことを特徴とする橙色蛍光体である。本橙色蛍光体は、1250℃以下で焼成される緑色蛍光体(SrSiO:Eu2+蛍光体)とは全く相違して、緑色蛍光体と同じ出発材料・原料配合比でも、焼成条件を変えることにより単相の結晶構造を生成でき、この単相の結晶構造を持つ蛍光体は緑色ではなく、580nm付近にピークを持つ橙色の高輝度発光を示すものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外から可視領域の光励起により、高輝度な橙色発光を示す新規蛍光体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
紫外から可視領域の光を吸収して高輝度発光を示す蛍光体は、様々な照明・表示装置などで使用されている。
【0003】
一般照明として良く知られる蛍光灯には、水銀蒸気中における放電により発する波長254nmの紫外線を主な励起光源として高効率に発光する蛍光体が用いられている。青色蛍光体としてBaMgAl1017:Eu2+(BAM)、Sr10(POCl:Eu2+(SCA)、緑色蛍光体としてLaPO:Ce3+,Tb3+(LAP)、CeMgAl1119:Tb3+(CAT)、赤色蛍光体としてY:Eu3+などがある。
【0004】
また、演色性改善のため、青緑色蛍光体としてBaMgAl1017:Eu2+,Mn2+(BAM:Mn)、SrSi・2SrCl:Eu2+、橙色蛍光体として(Sr,Mg)(PO:Sn2+、深赤色蛍光体として3.5MgO・0.5MgF・GeO:Mn4+なども用いられている(例えば、非特許文献1参照)。
【0005】
一方、波長350〜500nmの近紫外から可視光を放出する発光ダイオードを励起光源にして高効率に発光する蛍光体が近年、非常に盛んに研究開発されている。例えば、青色発光ダイオードにより励起される黄色蛍光体や赤色蛍光体のほか、近紫外発光ダイオードにより励起される青色蛍光体、緑色蛍光体、赤色蛍光体、ピンク色蛍光体など多くの蛍光体の報告が行なわれている。
【0006】
青色蛍光体としては、例えば、BaMgAl1017:Eu2+(BAM)、Sr10(POCl:Eu2+(SCA)が代表的である。また、緑色蛍光体としては、BaMgAl1017:Eu2+,Mn2+(BAM:Mn)が代表的である。更に、赤色蛍光体としては、例えば、YS:Eu3+が代表的である。また、黄色蛍光体としては、例えば、YAl12:Ce3+(YAG:Ce)が代表的である(例えば、非特許文献2参照)。その他、赤色蛍光体LaS:Eu3+,Sm3+(特許文献1参照)やLiEuW(特許文献2参照)、またピンク色蛍光体としてYAl12:Ce3+,Eu3+(特許文献3参照)なども報告されている。
【0007】
ところで、非特許文献3や非特許文献4などに掲載されているように、SrSiO:Eu2+蛍光体は、緑色蛍光体として以前からよく知られている。この緑色蛍光体は、発光ピーク波長が545nm付近にあり、かつ470nm付近に肩を持つ発光スペクトルがそれらの文献に報告されている。
【0008】
【非特許文献1】『蛍光体ハンドブック』蛍光体同学会編、オーム社刊p.192(1987)
【非特許文献2】吉野ほか『白色LED用蛍光体の開発』日本学術振興会、光電相互変換第125委員会(第176回)、ワイドギャップ半導体光・電子デバイス第162委員会(第30回)、合同研究会資料、p.5(2002)
【特許文献1】特開2003−160785号公報
【特許文献2】特開2003−41252号公報
【特許文献3】特開2002−363555号公報
【非特許文献3】Journal of the Electrochemical Society 97, 415(1950)
【非特許文献4】Philips Research Reports 23, 189(1968)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、これまでSrSiO:Eu2+蛍光体として報告されていたものは、実はSrOとSrSiOなど複相の母体で構成されていること、また、このような複相の母体となる場合には発光が緑色になることを本発明者らは見出した。
【0010】
更に、前述の緑色蛍光体と同じ出発材料・原料配合比でも、焼成条件を変えることにより、SrSiOの単相の結晶構造を生成できること、また、この単相の結晶構造を持つ蛍光体は緑色ではなく、580nm付近にピークを持つ橙色の高輝度発光を示すことを本発明者らは世界に先駆けて発見したことにより、本発明を成すに至った。
【0011】
本発明は、波長200〜500nmの紫外から可視領域の光で励起して高輝度に発光する新規の橙色蛍光体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
請求項1に記載された発明に係る橙色蛍光体は、一般式
(Sr1−xEuSiO (但し、0<x≦0.10)
で示される、単一相の結晶で構成されたことを特徴とするものである。
【0013】
請求項2に記載された発明に係る橙色蛍光体は、一般式
(Sr1−xEu(Si1−yGe)O (但し、0<x≦0.10、0≦y≦0.10)
で示される、単一相の結晶で構成されたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項3に記載された発明に係る橙色蛍光体は、一般式
(Sr1−xEuSiO (但し、0<x≦0.10)
で示される単一相の結晶構造を有し、尚且つ、580nm付近にピークを持つ橙色の高輝度発光を示すことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明は以上説明した通り、波長200〜500nmの紫外から可視領域の光で励起して高輝度に発光する新規の橙色蛍光体を得ることができるという効果がある。本発明の橙色蛍光体は、例えば、発光ダイオードにおいて、演色性の向上等が期待される。また、紫外光で励起するランプや近紫外や可視光を放射する発光ダイオードと組み合わせて、高輝度な燈色発光・表示素子、または他の蛍光体などと組み合わせて白色を含むさまざまな色の発光・表示素子を得ることが期待される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明においては、一般式
(Sr1−xEuSiO (但し、0<x≦0.10)
で示される、単一相の結晶で構成された新規の橙色蛍光体である。
【0017】
前述の通り、非特許文献3や非特許文献4などで発表されていた緑色蛍光体(SrSiO:Eu2+蛍光体)は、本発明者等により、SrOとSrSiOなど複相の母体で構成されていることが判明した。より詳しくは、後述する図2に示す通り、1250℃以下で焼成されたものでは、SrOとSrSiOとの混合物であることが判明した。
【0018】
一方、前述緑色蛍光体と同じ出発材料・原料配合比でも、焼成条件を変えることによりSrSiOの単相の結晶構造を生成できること、及び、この単相の結晶構造を持つ蛍光体は緑色ではなく、580nm付近にピークを持つ橙色の高輝度発光を示すことを本発明者らは世界に先駆けて発見した。
【0019】
より詳しくは、焼成温度が1300℃以上の温度、1300℃より高い温度で焼成した場合には、JCPDS(Joint Comittee on Powder Diffraction Standards)カード番号26−984に登録してあるSrSiOの粉末X線回折パターンで示される単一相の結晶構造の蛍光体が得られ、この蛍光体が580nm付近にピークを持つ橙色の高輝度発光を示すものである。
【0020】
この橙色蛍光体については、SrSiOの結晶構造を有し、賦活剤としてSrの一部をEuで置換した構造を有している。Euの置換割合としては、Srの原子量の0%よりも多く、尚且つ、10%以下である。これは、Euが置換されなければ発光せず、10%を超えて置換されると、濃度消光や複相の生成などにより紫外から可視領域の光励起により高い発光輝度を示さなくなるからである。
【0021】
また、本願発明では、結果的にJCPDSカード番号26−984に登録してあるSrSiOのX線回折パターンで示される単一相の結晶構造を有し、尚且つ、580nm付近にピークを持つ橙色の高輝度発光を示すものであれば、Sr原子の一部を別の原子で置換しても、Si原子の一部を別の原子で置換しても良い。
【0022】
例えば、Si原子の一部をGe原子で置換した蛍光体についても、結果的にJCPDSカード番号26−984に登録してあるSrSiOのX線回折パターンで示される単一相の結晶構造を有し、尚且つ、580nm付近にピークを持つ橙色の高輝度発光を示すことが判っている。
【0023】
より具体的には、一般式(Sr1−xEu(Si1−yGe)Oで示される、単一相の結晶で構成される橙色蛍光体である。但し、上記x、yはそれぞれ0<x≦0.10、0≦y≦0.10を満たす数値である。尚、前記一般式のEu量(x)、Ge量(y)を前記範囲に規定したのは、この範囲を逸脱すると紫外から可視領域の光励起により高い発光輝度を示さなくなるからである。
【0024】
また、Si原子の一部を置換したGe原子以外にも、各原子の一部を置換可能な原子としては、価数が同一で尚且つ原子径が近いものが挙げられる。例えば、Sr原子を置換可能な原子としては、Ba原子、Ca原子等が挙げられる。
【実施例】
【0025】
実験例1〜5
原料として、SrCO(セントラル硝子製、純度99.6%)、Eu(信越化学製、純度99.99%)、SiO(日本アエロジル製、純度99.99%)を後述する実験例1〜5に示した蛍光体の化学量論比になるように正確に秤量し、ボールミルで1〜2時間混合した。混合した原料は、還元雰囲気で3〜5時間焼成した。還元ガスはH:N=5:95の割合とした。
【0026】
実験例1〜5として、次の一般式で示される蛍光体を所定の温度で焼成した。
・実験例1:焼成温度が1100℃で得られた(Sr0.99Eu0.01SiO蛍光体
・実験例2:焼成温度が1200℃で得られた(Sr0.99Eu0.01SiO蛍光体
・実験例3:焼成温度が1250℃で得られた(Sr0.99Eu0.01SiO蛍光体
・実験例4:焼成温度が1300℃で得られた(Sr0.99Eu0.01SiO蛍光体
・実験例5:焼成温度が1400℃で得られた(Sr0.99Eu0.01SiO蛍光体
【0027】
水銀キセノンランプ(浜松ホトニクス製L2483)からの光を10cm分光器(Jobin Yvon製H−10)により所定の波長の光に分光してこれを励起光とした。上記合成で得られた実験例1〜5の試料にこの励起光を照射し、試料からの発光を光ファイバー経由で瞬間マルチ測光システム(大塚電子製MCPD−2000)を用いて測定した。
【0028】
結果を表1に示す。また、図1は励起波長254nmにおけるSrSiO:Eu2+蛍光体の発光スペクトルの焼成温度依存性を示す図である。図において、各発光スペクトルは各ピーク強度でそれぞれ規格化してある。
【0029】
【表1】

【0030】
表1において、254nmの紫外光、395nmの近紫外光、470nmの青色光で励起したときの発光強度と発光ピーク波長を示すものである.なお発光強度は、1400℃で焼成した試料の発光ピ−ク強度を100%としたときの相対強度である。尚、実験例1、2で470nm励起での発光ピーク波長が書かれていないのは、発光強度が微弱なため正確な発光ピーク波長が求められなかったためである。
【0031】
前述したようにSrSiO:Eu2+蛍光体はこれまで緑色蛍光体として知られており、発光ピーク波長が545nm付近にあり、かつ470nm付近に肩を持つ発光スペクトルが前述の非特許文献3や非特許文献4などの文献に報告されている。非特許文献3ではこの蛍光体の焼成温度は1100℃、非特許文献4では正確な焼成温度は不明であるが、1100〜1300℃の温度範囲で焼成する旨が記されている。
【0032】
表1の実験例1〜3や図1に示す通り、本発明者らが1100〜1250℃で焼成した試料を測定した場合、それらの文献で報告されているSrSiO:Eu2+蛍光体とほぼ同じ発光スぺクトルを示すことが確認できた。
【0033】
図2はSrSiO:Eu2+蛍光体の粉末X線回折パタ−ンの、焼成温度依存性を示す図である。最上段のグラフはJCPDSカード番号26−984に登録してあるSrSiOのX線回折パターンである。図2に示す通り、1100〜1250℃で焼成して得られたSrSiO:Eu2+蛍光体は、粉末X線回折の測定結果から母体結晶がSrO(JCPDSカード番号6−520)やSrSiO(JCPDSカード番号38−271、39−1256)など複相の結晶で構成されていることがわかった。この場合、SrSiO:Eu2+蛍光体は緑色発光を示す。
【0034】
一方、本発明者らが1300℃以上の焼成温度で得たSrSiO:Eu2+蛍光体は、図2の粉末X線回折パターンに示すように1100〜1250℃で焼成したものとまったく異なった結晶構造を有しており、母体結晶がほぼ単相のSrSiO(JCPDSカード番号26−984、図2の最上段のグラフを参照)で構成されている。この場合、発光スぺクトルは図1や表1の実験例4,5に示すようにピーク波長が580nm付近の高輝度な橙色発光を示している。
【0035】
すなわち、従来緑色に発光する蛍光体として知られていたSrSiO:Eu2+蛍光体は、実はSrOやSrSiOの複相から構成されている蛍光体であり、本発明者らが発見した橙色に発光するSrSiO:Eu2+蛍光体は、SrSiOの単一相の結晶で構成されている蛍光体であることがわかった。
【0036】
実験例6〜11
原料として、SrCO(セントラル硝子製、純度99.6%)、Eu(信越化学製、純度99.99%)、SiO(日本アエロジル製、純度99.99%)を後述する実験例6〜11に示した蛍光体の化学量論比になるように正確に秤量し、ボールミルで1〜2時間混合した。混合した原料は、還元雰囲気で3〜5時間焼成した。還元ガスはH:N=5:95の割合とした。
【0037】
実験例6〜11として、次の一般式で示される蛍光体を所定の温度で焼成した。
・実験例6:焼成温度が1400℃で得られた(Sr0.9999Eu0.0001SiO蛍光体
・実験例7:焼成温度が1400℃で得られた(Sr0.99Eu0.01SiO蛍光体
・実験例8:焼成温度が1400℃で得られた(Sr0.95Eu0.05SiO蛍光体
・実験例9:焼成温度が1400℃で得られた(Sr0.90Eu0.10SiO蛍光体。
・実験例10:焼成温度が1400℃で得られた(Sr0.99Eu0.01(Si0.95Ge0.05)O蛍光体
・実験例11:焼成温度が1400℃で得られた(Sr0.99Eu0.01(Si0.90Ge0.10)O蛍光体
【0038】
また、比較例として、近紫外から可視領域の光を放射する発光ダイオ−ド励起用蛍光体として従来から使用されているYS:Eu3+赤色蛍光体を比較例1、YA112:Ce3+(YAG;Ce)黄色蛍光体を比較例2として用意した。
【0039】
水銀キセノンランプ(浜松ホトニクス製L2483)からの光を10cm分光器(Jobin Yvon製H−10)により所定の波長の光に分光してこれを励起光とした。上記合成で得られた実験例6〜11及び比較例1,2の試料にこの励起光を照射し、照射された試料からの発光を光ファイバー経由で瞬間マルチ測光システム(大塚電子製MCPD−2000)を用いて測定した。
【0040】
結果を表2に示す。また、図3は本発明の橙色蛍光体の395nm光励起下での発光スペクトルを示す図である。図4は本発明の橙色蛍光体の470nm光励起下での発光スペクトルを示す図である。
【0041】
尚、表2において、395nmの近紫外光、470nmの青色光で励起したときの各試料の発光強度と発光ピーク波長を示す。発光強度はYS:Eu3+赤色蛍光体の395nm、470nm光励起下での発光ピーク強度を100%としたときの相対強度である。
【0042】
表2に示す通り、SrSiO:Eu3+(Ge置換量:y=0)においてEu量を増加させていくと(実験例6〜9)、励起波長が395nm、470nmいずれの場合もSr原子のモル比で1%(Eu置換量:x=0.01)の時に発光強度がもっとも強くなる。特に470nm光励起の場合、YS:Eu3+赤色蛍光体の約2倍、YAl12:Ce3+(YAG:Ce)黄色蛍光体の約1.5倍といった非常に高輝度な発光を示す。さらにEu量を増やし、Eu量がSr原子のモル比で10%(x=0.10)より多くなると470nmの光励起でも発光強度がYS:Eu3+赤色蛍光体の50%以下になるため、実用に適さないものと思われる。
【0043】
【表2】

【0044】
一方、EuがSr原子のモル比で1%(x=0.01)の時でも、GeをSi原子のモル比で10%(y=0.10)より多く置換すると発光強度がYS:Eu3+赤色蛍光体の50%以下になるため、実用に適さないものと思われる。
【0045】
以上の実施形態では、粉末原料を用いた焼成温度1300℃以上の、フラックスを用いない固相反応による橙色蛍光体の作製を例として挙げたが、母体結晶が単一相で構成できる方法であれば他の作製法を用いても良い。具体的には粉末原料へのフラックス添加、あるいはゾルゲル法や水熱合成法などにより1300℃以下の低温度で単一相のSr(Si,Ge)O:Eu2+蛍光体を作製する方法を用いても良い。
【0046】
以上説明した通り、本発明により、紫外から可視領域の光励起により高輝度発光を示す橙色蛍光体を提供できる。特に、紫外光で励起するランプや近紫外や可視光を放射する発光ダイオードと組み合わせて、高輝度な燈色発光・表示素子、または他の蛍光体などと組み合わせて白色を含むさまざまな色の発光・表示素子などを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】励起波長254nmにおけるSrSiO:Eu2+蛍光体の発光スペクトルの焼成温度依存性を示す図である。各発光スペクトルは各ピーク強度でそれぞれ規格化してある。
【図2】SrSiO:Eu2+蛍光体の粉末X線回折パタ−ンの、焼成温度依存性を示す図である。最上段のグラフはJCPDSカード番号26−984に登録してあるSrSiOのX線回折パターンである。
【図3】本発明の橙色蛍光体の395nm光励起下での発光スペクトルを示す図である。
【図4】本発明の橙色蛍光体の470nm光励起下での発光スペクトルを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式
(Sr1−xEuSiO (但し、0<x≦0.10)
で示される、単一相の結晶で構成されたことを特徴とする橙色蛍光体。
【請求項2】
一般式
(Sr1−xEu(Si1−yGe)O (但し、0<x≦0.10、0≦y≦0.10)
で示される、単一相の結晶で構成されたことを特徴とする橙色蛍光体。
【請求項3】
一般式
(Sr1−xEuSiO (但し、0<x≦0.10)
で示される単一相の結晶構造を有し、尚且つ、580nm付近にピークを持つ橙色の高輝度発光を示すことを特徴とする橙色蛍光体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate