説明

歯科用プローブ

【課題】患者に苦痛を与えることなく、歯周ポケットの深さを測定し、更に歯周ポケット内における歯根面の歯石や異物の存在、及びその付着位置を目視で確認できるようにする。
【解決手段】エア供給管路を内蔵したグリップ部2と、グリップ部2の先端に設けられた探針部3と、先端にエア噴射口4を有し探針部3の先端方向に添って曲折されかつ後端が前記グリップ部2の固定部に一体的に固定されたノズル部6とからなり、ノズル部6のエア噴射口4から探針部3に添って歯周ポケットにエアを噴射する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯周ポケットの深さ測定や歯根面の歯石その他の異物を診断する際に用いられる歯科用プローブに関する。
【背景技術】
【0002】
歯周疾患は、歯肉炎が進行して炎症が歯肉の深部に波及すると歯肉組織が破壊され、歯肉と歯牙との間に歯周ポケットという溝が形成される。この歯周疾患の治療のためには歯周ポケットの深さや歯肉炎の進行状態を知る必要がある。このために従来から棒状の金具からなる把持部の先端に、くの字状に曲折したステンレス等の硬質金属からなる探針部が取り付けられた構成の歯周ポケットの深さ測定用プローブが用いられている。
【0003】
このプローブは、探針部にその先端部から一定間隔の目盛りが付されており、歯周ポケット内に探針部を挿入した際に目盛りを読み取ることで歯周ポケットの深さを測定することができるようになっている。またこの歯周ポケットの診断は、開業医の日常臨床において患者の約6割が健康保険の診察として義務付けられている頻度の高い医療行為であり、日常の診療では有用性が極めて高いものである。
【0004】
しかるに、歯周ポケットの深さを測定する従来の技術として特許文献 1に示される深さ測定器の発明が公知となっている。この発明は、筒状の目盛りカバー内に配されかつ光源に接続されたウエッジプリズム及び複数本の投光用ファイバを介して歯周ポケットの底面に投光し、その反射光をウエッジプリズム及び複数の受光用ファイバを介して受光し、その受光量を予め測定しておいた最大受光量や、隣り合う受光用ファイバの受光量と比較して空間の深さを非接触で測定するというものである。
【0005】
しかしながら、前記特許文献1に示された従来の発明は、歯周ポケットの底面に投光した際の反射光の量を検知することにより歯周ポケットの深さを非接触で測定できるものではあるが、光の反射は歯周ポケット内の環境で大きく影響され、常に正確に測定することが困難である。更に目盛りカバーを歯周ポケット内に挿入したときにぶれないように保持することは術者にとっては熟練を要し、操作が容易でないなどの問題がある。また歯周ポケット内に水もしくはエアを噴射することがあるが、噴射量や詳細な作動方法が記載されていない。更に、歯周ポケット内にエアを噴射する際に、歯肉の軟組織内に気泡が発生することが想定されるが、これを防止する対策も記載されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3019857号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
解決しようとする問題点は、歯牙とその周囲の歯肉との間に生じる歯周ポケットの深さを、患者に苦痛を与えることなく測定し、更に歯周ポケット内における歯根面の歯石や異物の存在、及びその付着位置などを目視で確認できるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の歯科用プローブは、前記課題を解決するために、
請求項1は、患部に触診可能な探針部とグリップ部とを備えた歯科用プローブにおいて、後端部にエア供給管路が接続されかつ先端部にエア噴射口を有するノズル部を前記探針部の軸方向に添って設けたことを特徴とするものである。
請求項2の歯科用プローブは、請求項1において、ノズル部を前記探針部に添わせるとともに該ノズルの後端部を前記グリップに一体的に固定したことを特徴とするものである。
請求項3の歯科用プローブは、請求項1において、ノズル部を前記探針部に添わせるとともに該ノズル部の後端部を前記グリップに着脱自在に固定したことを特徴とするものである。
請求項4の歯科用プローブは、請求項1、2または3において、ノズル部の後端部に接続するエア供給管路を前記グリップ部に内蔵したことを特徴とするものである。
請求項5の歯科用プローブは、患部に触診可能な探針部とグリップ部とを備えた歯科用プローブにおいて、前記探針部を中空に形成するとともに先端にエア噴射口を有し、かつ前記グリップにエア供給管路を内蔵し、該探針部の後端部を前記グリップのエア供給管路に連結したことを特徴とするものである。
請求項6の歯科用プローブは、請求項5において、前記探針部の後端部を前記グリップに一体的に固定し前記エア供給管路に接続したことを特徴とするものである。
請求項7の歯科用プローブは、請求項5において、前記探針部の後端部を前記グリップに着脱自在に固定し前記エア供給管路に接続したことを特徴とするものである。
請求項8の歯科用プローブは、患部に触診可能な探針部とグリップ部とを備えた歯科用プローブにおいて、エア供給管路に接続されかつ先端部にエア噴射口を有するノズル部を、噴射エアが歯牙の面に反射して歯周ポケット内に向かう方向に設けたことを特徴とするものである。
請求項9の歯科用プローブは、請求項8において、前記ノズル部の後端部を前記グリップに一体的に固定したことを特徴とするものである。
請求項10の歯科用プローブは、請求項8において、前記ノズル部の後端部を前記グリップに着脱自在に固定したことを特徴とするものである。
請求項11の歯科用プローブは、請求項1から10のいずれかに記載の請求項において、前記エア供給管路に、エア噴射のON,OFF制御機構を設けたことを特徴とするものである。
請求項12の歯科用プローブは、請求項1から10のいずれかに記載の請求項において、前記エア供給管路に、エアの供給量を制御する流量制御機構を設けたことを特徴とするものである。
請求項13の歯科用プローブは、請求項1から10のいずれかに記載の請求項において、前記エア供給管路に、噴射エアを体温に近似した温度に過熱する加熱制御機構を設けたことを特徴とするものである。
請求項14の歯科用プローブは、請求項1から10のいずれかに記載の請求項において、 前記エア供給管路に、供給エアの異常圧を検知して正常圧に制御する圧力制御機構を設けたことを特徴とするものである。
請求項15の歯科用プローブは、請求項1から10のいずれかに記載の請求項において、 前記グリップ部の後端部に圧縮空気源からのエア供給管路を接続する接続部を設けたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の歯科用プローブは、探針部に添ってエア噴射ノズルを設けたことにより歯周ポケットに対して噴射する気流にコアンダ効果が得られ、または中空の探針部先端からエアを噴射するなどにより、噴射エアで歯周ポケットを開くことができ、しかも噴射エアの圧力を制御しかつエアの温度を体温に近似した温度に制御して噴射することにより、患者に苦痛を与えることなく歯周ポケットの深さ測定ができ、また歯周ポケット内における歯根面の歯石や異物の存在、及びその付着位置などを目視で確認することが可能になる。また、歯石や異物の有無をあらかじめ目視にて確認可能になるため、歯周ポケット内の障害物を避けて正確な歯周ポケットの深さを探針にて測定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】はエア供給管路を内蔵したグリップ部にノズル部を一体的に固定したことを示すプローブの断面図である。(実施例1)
【図2】はプローブに各種制御機構を設けたことを示す図である。(実施例1)
【図3】はプローブに各種制御機構を設けたことを示す図である。(実施例1)
【図4】はプローブに各種制御機構を設けたことを示す図である。(実施例1)
【図5】はプローブに各種制御機構を設けたことを示す図である。(実施例1)
【図6】はエア供給管路を内蔵したグリップ部にノズル部を着脱自在に固定したプローブの断面図である。(実施例2)
【図7】はノズル部の後端部に接続したエア供給管路をグリップ部の側面に添って着脱自在に固定したことを示すプローブの側面図である。(実施例3)
【図8】はエア供給管路を内蔵したグリップ部に中空の探針部を一体的に固定したことを示すプローブの断面図である。(実施例4)
【図9】はエア供給管路を内蔵したグリップ部に中空の探針部を着脱自在に固定したことを示すプローブの断面図である。(実施例5)
【図10】はエア供給管路を内蔵したグリップ部に直線状のノズル部を一体的に固定したことを示すプローブの断面図である。(実施例6)
【発明を実施するための形態】
【0011】
歯牙とその周囲の歯肉との間に生じる歯周ポケットの深さを、患者に苦痛を与えることなく測定し、更に歯周ポケット内における歯根面の歯石や異物の存在、及びその付着位置を確認するという目的を、プローブの探針にエア噴射ノズルを添わせ、あるいは探針自身を中空に形成してそれぞれの先端に有する噴射口から体温に近似した温度に加熱したエアを歯周ポケット内に噴射する構成にしたことにより患者に苦痛を与えないで歯周ポケットを広げ、歯周ポケット内を目視で診断することを実現した。
【実施例1】
【0012】
図1に示す本実施例のプローブは、エア供給管路1を内蔵したグリップ部2と、グリップ部2の先端に設けられた探針部3と、先端にエア噴射口4を有し探針部3の先端方向に添って曲折されかつ後端部が前記グリップ部2の固定部5に一体的に固定されたノズル部6とからなり、グリップ部2の後端部には圧縮空気源エア供給管路7から圧縮空気を供給するエアチューブ8が接続部9を介して接続されている。
【0013】
探針部3の曲折形状は基本的には1種類であるが、仮に多種類の形状であってもノズル部6は探針部先端方向に添わせ、かつエア噴射口4の位置を探針部の先端よりやや上方、例えば5 〜10mm上方に位置するように設定することにより探針部3に添ってエアを噴射するコアンダ効果(物体表面に添って流体が流れる現象)が得られる。
【0014】
またプローブ10に接続された圧縮空気源エア供給管路7は図2に示すように、空気圧源11から供給される圧縮空気が手動弁12を開くことにより圧力制御弁13に送られ、所望の圧力に制御され、その圧力は圧力計14に表示される。更にエア噴射のON,OFF制御用フットスイッチ15の開閉によりエアはその先の流量制御コック16にて流量が制御され、その流量が流量計17に表示される。そしてこの構成の圧縮空気源からのエア供給管路7は接続部18を介してプローブ10に接続されている。プローブ10の先方には探針部3が設けられ、探針部3の先端方向に添ってノズル部6が設けられている。更にノズル部6にはエアの流量制御機構としてエアを逃がす開口部19が設けられていて、圧縮空気をノズル部6の噴射口4から噴射する圧力が異常圧にならないようにこの開口部19にて異常圧を逃がす構成になっている。
【0015】
例えば、エア噴射口4が歯肉などの軟組織に接触し、または埋没してエア噴射口4が閉ざされ、エア供給管路1内が異常圧になったとしても開口部19にて異常圧が開放され歯周ポケット内には異常圧のエアが噴射されない。これにより軟組織内の気泡発生が防止することができる。なお開口部19の形状は円形に限らず楕円やその他の形状でもよく、その面積はエア噴射口4の面積に近似した値とすることが好ましい。なお開口部19の面積はエア噴射口4の面積より小さいとエアの放出量が減少し過ぎ、大きいと放出量が増大し過ぎる。また開口部19の面積がエア噴射口4の面積に近似していれば、通常のエア噴射中において開口部19からエアが漏れても漏れ量は微小であるので正常圧の噴射に支障はない。
【0016】
図3は、図2において圧縮空気源エア供給管路7にフットスイッチ15を設けたことに替えてプローブ10のグリップ部2にハンドスイッチ20を設けた例である。その他の構成は前記図2と同様であり、同様な効果を奏することができる。
図4は、図2においてノズル部6に開口部19を設けたことに替えて、圧縮空気源エア供給管路7に圧力制御機構として安全弁21を設けた例である。その他の構成は図3と同様であり、同様な効果を奏することができる。
【0017】
図5は、図4において圧縮空気源エア供給管路7にフットスイッチを設けたことに替えてハンドスイッチ20をプローブ10のグリップ部2に設けた例であり、その他の構成は前記図4の構成と同様であり、同様な効果を奏することができる。
更に、上記に加えて、供給エアを体温に近似した温度に加熱する図示しない過熱制御機構を設けて、加熱されたエアを歯周ポケットに噴射する。
【0018】
以上に述べた本発明のプローブ10は、探針部3に添ってエアを噴射するノズル部6を設けたことで、探針部3に添ってエアが噴射され、噴射されたエアは歯牙側面に沿って流れるコアンダ効果が得られるために、噴射エアにて歯周ポケットを開くこが可能になる。更に流量制御機構にて噴射エアの圧を制御し、また噴射エアの温度を体温に近似した温度に制御して噴射することにより、診療時に温度差による違和感や疼痛を与えることなく歯周ポケットの深さを測定し、更に歯周ポケット内における歯根面の歯石や異物の存在、及びその付着位置を目視で確認することが可能となる。
【実施例2】
【0019】
図6に示す本実施例のプローブ22は、前記実施例1においてノズル部6をグリップ部2に対して一体的に固定したことに替えて、ノズル部6をグリップ部2の先端側に設けられた着脱部23を介して着脱自在型に構成したものである。その他の構成は前記実施例1と同様であるので同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0020】
この場合、着脱部23には、エア漏れをシールするOリングが設けられており、ノズル部6の後端部をこの着脱部23に差し込んだ際にOリング24の接触圧にて抜け止めされる構成になっている。
【0021】
以上の構成の着脱型プローブ22は前記実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
【実施例3】
【0022】
図7に示す本実施例のプローブ25は、前記実施例2における着脱型プローブの変形例であり、探針部3とグリップ部2とを備えた従来型歯科用プローブのグリップ部2に対し、探針部3の先端方向に添って曲折されかつ先端にエア噴射口4を有するノズル部6の後端部をエア供給管路1に一体的に接続し、このエア供給管路1を従来型プローブのグリップ部2における軸方向外周に添って着脱自在に固定する構成である。この場合、グリップ部2に対するエア供給管路1の固定は、本実施例では、例えばグリップ部2における軸方向2箇所をクランプ26で固定しているが、クランプ26に限らずグリップ部2に対してぐらつかないように固定できれば他の固定手段でもよい。
【0023】
本実施例によれば、従来型プローブの探針部3にエアを噴射するノズル6を添わせて固定することにより噴射エアにコアンダ効果が得られ、しかも従来型のプローブが使用できるので経済的である。
【実施例4】
【0024】
図8に示す本実施例のプローブ27は、エア供給管路1を内蔵したグリップ部2と、中空かつ曲折され、先端にエア噴射口4を有し、後端がグリップ部2の先端側における固定部28を介して一体的に固定された探針部3とからなるものであり、グリップ部2の後端側に圧縮空気源エア供給管路7から圧縮空気を供給するエアチューブ8が接続部9を介して接続されている。
【0025】
本実施例は、探針部3が前記実施例1及び2におけるエアを噴射するノズル部6を兼ねたもので、探針部3は中空に形成され、先端に開口したエア噴射口4からエアを噴射するように構成されている。なお前記探針部のエア噴射口は歯周ポケット内面に当たったときに歯周組織に傷つけないように、または当たっても痛くないようにするために噴射口端部を丸めることが望ましい。その他、エアのON,OFF制御機構、流量制御機構及びエアの加熱制御機構等の設置は前記実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
【0026】
本実施例のプローブ27は、中空の探針部3先端に開口したエア噴射口4からエアを噴射する構成であり、前記実施例1および2に比べてエア噴射ノズル部6が存在しない簡単な構成であるので、廉価に提供することができる他、前記実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
【実施例5】
【0027】
図9に示す本実施例のプローブ29は、前記実施例4において探針部3の後端部がグリップ部2の先端側に固定部28を介して一体的に固定されていたことに替えて、グリップ部2の先端側に設けられた着脱部30を介して着脱自在に固定されたものである。この場合、着脱部30にはエア漏れをシールするOリング24が設けられており、この着脱部30に差し込まれた探針部3はこのOリング24の接触圧にて抜け止めされている。その他の構成は前記実施例4と同様であるので同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。以上により本実施例のプローブも前記実施例4と同様な作用効果を奏することができる。
【実施例6】
【0028】
図10に示す本実施例のプローブ31 は、前記実施例1から3において後端部をエア供給管路に固定したノズル部6先端方向を探針部3の軸方向に添って曲折したことに替えて、
前記固定部5から直線状に延伸したノズル部6のエア噴射口4を歯牙32の面に対向させ、噴射口6から噴射されたエアが矢印で示すように歯牙面に反射して歯周ポケット33内に向かう方向にノズル6の取り付け角度を設定している。また、噴射されたエアは歯牙面だけでなく、探針部に沿っても流れて歯周ポケットを開口させる。その他の構成は前記実施例1と同様であるので同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。なお、図10ではノズルの後端部がグリップ部2の先端側に固定部5を介して一体的に固定されているが、これに替えて、前記実施例2に示すようにOリング24を介して着脱自在に構成してもよい。以上により本実施例のプローブも前記実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
【0029】
以上、実施例1から6にて述べた効果に加え、実施例1の図1、実施例2の図6、実施例3の図7、実施例6の図10においては、探針部3もノズル部6と同様に図6に示すような着脱可能な構成にすることにより探針部先端部分を取り外して滅菌することが可能になる。これによりプローブ全体を滅菌にかけなくてもよいという利点が得られる。
【符号の説明】
【0030】
1 エア供給管路
2 グリップ部
3 探針部
4 エア噴射口
5,28 固定部
6 ノズル部
7 圧縮空気源エア供給管路
8 エアチューブ
9 接続部
10,22,27,29,31 プローブ
11 空気圧源
12 手動弁
13 圧力制御弁
14 圧力計
15 フットスイッチ
16 流量制御コック
17 流量計
18 接続部
19 開口部
20 ハンドスイッチ
21 安全弁
23、30 着脱部
24 Oリング
26 クランプ
32 歯牙
33 歯周ポケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
患部に触診可能な探針部とグリップ部とを備えた歯科用プローブにおいて、後端部がエア供給管路に接続されかつ先端部にエア噴射口を有するノズル部を前記探針部の軸方向に添って設けたことを特徴とする歯科用プローブ。
【請求項2】
前記ノズル部を前記探針部に添わせるとともに該ノズルの後端部を前記グリップに一体的に固定したことを特徴とする請求項1記載の歯科用プローブ。
【請求項3】
前記ノズル部を前記探針部に添わせるとともに該ノズル部の後端部を前記グリップに着脱自在に固定したことを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の歯科用プローブ。
【請求項4】
前記ノズル部の後端部に接続するエア供給管路を前記グリップ部に内蔵したことを特徴とする請求項1、2または3記載の歯科用プローブ。
【請求項5】
患部に触診可能な探針部とグリップ部とを備えた歯科用プローブにおいて、前記探針部を中空に形成するとともに先端にエア噴射口を有し、かつ前記グリップ部にエア供給管路を内蔵し、該探針部の後端部を前記グリップ部のエア供給管路に連結したことを特徴とする歯科用プローブ。
【請求項6】
前記探針部の後端部を前記グリップに一体的に固定し前記エア供給管路に接続したことを特徴とする請求項5記載の歯科用プローブ。
【請求項7】
前記探針部の後端部を前記グリップに着脱自在に固定し前記エア供給管路に接続したことを特徴とする請求項5記載の歯科用プローブ。
【請求項8】
患部に触診可能な探針部とグリップ部とを備えた歯科用プローブにおいて、後端部がエア供給管路に接続されかつ先端にエア噴射口を有するノズル部を、噴射エアが歯牙の面に反射して歯周ポケット内に向かう方向に設けたことを特徴とする歯科用プローブ。
【請求項9】
前記ノズル部の後端部を前記グリップに一体的に固定したことを特徴とする請求項8記載の歯科用プローブ。
【請求項10】
前記ノズル部の後端部を前記グリップに着脱自在に固定したことを特徴とすることを特徴とする請求項8記載の歯科用プローブ。
【請求項11】
前記エア供給管路に、エア噴射のON,OFF制御機構を設けたことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の歯科用プローブ。
【請求項12】
前記エア供給管路に、エアの供給量を制御する流量制御機構を設けたことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の歯科用プローブ。
【請求項13】
前記エア供給管路に、噴射エアを体温に近似した温度に過熱する加熱制御機構を設けたことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の歯科用プローブ。
【請求項14】
供給エアの異常圧を検知して正常圧に制御する圧力制御機構を設けたことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の歯科用プローブ。
【請求項15】
前記グリップ部の後端部にエア供給源側管路を接続する接続部を設けたことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の歯科用プローブ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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