説明

殺真菌剤

一般化学式(1)であって、式中、WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYはがともにCR8であり、R8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、または、ハロ(Cl-4)アルキルであり、;RおよびR2が独立に、H、ハロ、C1-8アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、シアノ、または、NR34であり、但し、RおよびR2の少なくとも1つはNR34であり、;R1が、ハロ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、アリール(C1-4)アルキル、アリール(C1-4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1-4)アルキル、ヘテロアリール(C1-4)アルコキシ、アリール(C1-4)アルキルチオ、ヘテロアリール(C1-4)アルキルチオ、モルフォリノ、ピペリジノ、または、ピロリジノである、一般化学式(1)を有する殺真菌性組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピリドピリミジンの新規な誘導体、それらの調製方法、それらの製造において使用されるいくつかの中間体化学物質、それらを含む組成物、および、真菌類、特に、植物への真菌類の感染を防止するためのそれらの使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
窒素含有5,6環系のs−1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンは病原性真菌類の制御に有用であるとして、特許文献より知られている。最近の特許刊行物の例は、EP−A−1249452、WO02/051845、WO02/083676、WO02/083677、WO02/088125、WO02/088126、WO02/088127を含む。いくつかのピリドピリミジンの誘導体は、例えば、US5597776およびWO01/17972において、除草剤拮抗剤として説明されている。他のものは、医薬的散布剤として知られている(例えば、J. Med. Chem. (1983), 26 (3), 403 を参照のこと)。
【発明の開示】
【0003】
本発明は、植物および収穫した食用穀物における病原性疾患を防止するための新規なピリドピリミジンの供給に関する。
【0004】
このように、本発明に従い、一般化学式(1)の化合物:
【化1】

を供し、式中、
WおよびYはともにNであり、且つ、XおよびZはともにCR8であり、または、XおよびZはともにNであり、且つ、WおよびYはともにCR8であり、;
8は、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、または、ハロ(Cl-4)アルキルであり、;
RおよびR2は、独立に、H、ハロ、C1-8アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、シアノ、または、NR34であり、但し、RおよびR2の少なくとも1つはNR34であり、;
1は、ハロ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、アリール(C1-4)アルキル、アリール(C1-4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1-4)アルキル、ヘテロアリール(C1-4)アルコキシ、アリール(C1-4)アルキルチオ、ヘテロアリール(C1-4)アルキルチオ、モルフォリノ、ピペリジノ、または、ピロリジノであり、;
3およびR4は、独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-8)アルキル、NR56であり、但し、R3およびR4がともに、HまたはNR56であることはなく、あるいは、
3およびR4はともに、1以上のC1-4アルキル基またはC1-4アルコキシ基により任意的に置換されたC3-7アルキレン鎖、または、C3-7アルケニレン鎖を形成し、あるいは、
それらが結合している窒素原子と一緒になって、R3およびR4は、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド、若しくは、チオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン、若しくは、ピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;そして、
5およびR6は、独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、または、ヘテロアリール(C1-8)アルキルであり、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニル、若しくは、シクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかは、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノ、またはC1-6ジアルキルアミノで任意的に置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジンおよびピロリジン環のいずれかは、C1-4アルキル(特にメチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール若しくはヘテロアリール基または該部分のいずれかは、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’、または、−N=CR’’’R’’’’から選択される1以上の置換基で任意的に置換されており、式中、R’’’およびR’’’’は、独立に、水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニル、または、ベンジルであり、そのフェニルおよびベンジル基は、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されており、;
但し、WがCHであり、XおよびZがNであり、RがNHCH3であり、R1が2、6−ジクロロフェニルであり、且つ、R2がHである場合、Yは、CCH3ではない。
【0005】
本発明は、以下を除く先の定義の通りの一般化学式(1)の化合物を含む:RおよびR2の値として、C1-8アルコキシおよびC1-8アルキルチオは除外され、;R3およびR4により形成される鎖として、C7アルキレンおよびC3-7アルケニレンは除外され、;R3およびR4が形成できるC3-6鎖は、1以上のメチル基で任意的に置換されていてもよく、;R3およびR4が形成できる環として、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド、チオモルフォリンS−ジオキド、および、ピペラジンは除外され、;いかなる、アルキル、アルケニル、アルキニル、若しくは、シクロアルキル基または該部分の置換基として、トリ(C1-4)アルキルシリルは除外され、そして、いかなるモルフォリン、ピペリジン、または、ピロリジン環は非置換型である。
【0006】
また、本発明は、R2がH以外である上述の定義の通りの一般化学式(1)の化合物、および、R8がHである上述の定義の通りの一般化学式(1)の化合物を含む。
【0007】
本発明の化合物は、1以上の不斉炭素原子を含んでよく、そして、エナンチオマーとして(またはジアステレオマーの対として)、あるいは、それらの混合体として存在してもよい。また、それらは、制限された結合の回転のおかげで、ジアステレオマーとしても存在できる。しかしながら、エナンチオマーまたはジアステレオマーの混合体は、個々の異性体または異性体対に分離することができ、そして、本発明は、それらの異性体および全ての割合におけるその混合物を包含する。いかなる与えられた化合物のためにも、ある異性体が他の異性体よりもより殺真菌活性であることは予期されるべきである。
【0008】
他に条件を定めない限り、アルキル基、および、アルコキシ、アルキルチオ等のアルキル部分は、直鎖または分岐鎖の形態において、1から8の、適当には、1から6の、一般的には、1から4の炭素原子を含む。例は、メチル、n−およびiso−プロピル、n−、sec−、iso−およびtert−ブチル、n−ペンチル、および、n−へキシルである。シクロアルキル基は、3から8、一般的には3から6の炭素原子を含み、そして、ビシクロアルキル基、例えば、ビシクロ[2,2,1]ヘプチル基を含む。ハロアルキル基または該部分は、一般的に、トリクロロメチルまたはトリフルオロメチルであり、あるいは、トリクロロメチルまたはトリフルオロメチル末端基を含む。
【0009】
他に条件を定めない限り、アルケニルおよびアルキニル部分もまた、直鎖または分岐鎖において、2から8、適当には2から6、一般的には2から4の炭素原子を含む。例は、アリル、2−メチルアリル、および、プロパルギルである。任意的な置換基は、ハロ、一般的には、フルオロを含む。ハロ置換化アルケニルの例は、3,4,4−トリフルオロ−n−ブテニルである。
【0010】
ハロは、フルオロ、クロロ、ブロモ、および、ヨードを含む。最も一般的には、フルオロ、クロロ、またはブロモであり、通常、フルオロまたはクロロである。
【0011】
アリールは通常フェニルであるが、ナフチル、アントリル、および、フェナントリルも含む。
【0012】
ヘテロアリールは、一般的に、1以上のO,NまたはSへテロ原子を含む5員または6員芳香環であり、それは、1以上の他の芳香環またはヘテロ芳香環、例えば、ベンゼン環と融合していてもよい。例は、チエニル、フリル、ピロリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、イソチアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ジベンゾフリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリル、ベンズイミダゾリル、インドリル、キノリニル、および、キノキサリニル基であり、適当なものは、そのN−オキシドである。
【0013】
一般化学式(1)により包含される6,6−環系は、ピリド[2,3−d]ピリミジン(WおよびYがともにCR8であり、且つ、XおよびZがともにNである場合)およびピリド[3,2−d]ピリミジン(WおよびZがともにCR8であり、且つ、WおよびYがともにNである場合)。
【0014】
8は、W、X、YおよびZの2つのCR8の値において、同じでも、異なっていてもよく、H、ハロ(例えば、ブロモ)、C1-4アルキル(例えば、メチル)、C1-4アルコキシ(例えば、メトキシ)、または、ハロ(C1-4)アルキル(例えば、トリフルオロメチル)である。通常R8はHであろう。
【0015】
RおよびR2の1つ、好ましくは、R2は、NR34である。その他は、一般的に、ハロ、特に、クロロまたはフルオロである。ピリド[3,2−d]ピリミジン環系の場合、より活性な化合物は、R2がNR34であるものである。R3は、一般的に、C1-8アルキル(例えば、エチル、n−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル(S−若しくはR−異性体、または、ラセミ体)および、tert−ブチル)、ハロ(C1-8)アルキル(例えば、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル(S−若しくはR−異性体、または、ラセミ体)、3,3,3−トリフルオロプロピル、および、4,4,4−トリフルオロブチル)、ヒドロキシ(C1-8)アルキル(例えば、ヒドロキシエチル)、C1-4アルコキシ(C1-8)アルキル(例えば、メトキシメチル、および、メトキシ−iso−ブチル)、C1-4アルコキシハロ(C1-8)アルキル(例えば、2−メトキシ−2−トリフルオロメチルエチル)、トリ(C1-4)アルキルシリル(C1-6)アルキル(例えば、トリメチルシリルメチル)、C1-4アルキルカルボニル(C1-8)アルキル(例えば、1−アセチルエチル、および、1−tert−ブチルカルボニルエチル)、C1-4アルキルカルボニルハロ(C1-8)アルキル(例えば、1−アセチル−l−2,2,2−トリフルオロエチル)、フェニル(1-4)アルキル(例えば、ベンジル)、C2-8アルケニル(例えば、アリルおよびメチルアリル)、ハロ(C2-8)アルケニル(例えば、3−メチル−4,4−ジフルオロブト−3−エニル)、C2-8アルキニル(例えば、プロパルギル)、クロロ、フルオロまたはメチルで任意的に置換されたC3-8シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、および、シクロへキシル)、C3-8シクロアルキル(C1-4)アルキル(例えば、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、および、シクロへキシルメチル)、フェニルアミノ、ピペリジノ、または、モルフォリノであり、上記フェニルアルキルまたはフェニルアミノのフェニル環は、ハロ(一般的に、フルオロ,クロロ、または、ブロモ)、C1-4アルキル(一般的に、メチル)、ハロ(C1-4)アルキル(一般的に、トリフルオロメチル)、C1-4アルコキシ(一般的に、メトキシ)、および、ハロ(C1-4)アルコキシ(一般的に、トリフルオロメトキシ)から選択される、1、2または3の置換基により任意的に置換されている。R4は、一般的に、H、C1-4アルキル(例えば、エチルおよびn−プロピル)、ハロ(C1-4)アルキル(例えば、2,2,2−トリフルオロエチル)またはアミノである。あるいは、R3およびR4はともに、メチルで任意的に置換されたC4-6アルキレン鎖、例えば、3−メチルペンチルを形成し、あるいは、それらと結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4は、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド、若しくは、チオモルフォリンS−ジオキド環、または、ピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、そこでモルフォリンまたはピペラジン環は、メチルで任意的に置換されている。
【0016】
一般的に、R1は、1から5のハロゲン原子、特に、フッ素および塩素原子、そして、特にはフッ素原子で、あるいは、ハロ(例えば、フルオロおよびクロロ)C1-4アルキル(例えば、メチル)、ハロ(C1-4)アルキル(例えば、トリフルオロメチル)、C1-4アルコキシ(例えば、メトキシ)またはハロ(C1-4)アルコキシ(例えば、トリフルオロメトキシ)から選択される1から3の置換基で、任意的に置換されているフェニルである。例は、2,6−ジフルオロフェニル、2−フルオロ−6−クロロフェニル、2,5,6−トリフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル、ペンタフルオロフェニル、2−フルオロフェニル、2,3,5,6−テトラフルオロフェニル、2−クロロ−4,6−ジフルオロフェニル、2−クロロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2,4,6−トリクロロフェニル、2,3,6−トリクロロ−フェニル、ペンタクロロフェニル、2−フルオロ−4,6−ジクロロフェニル、4−フルオロ−2,6−ジクロロフェニル、2−ブロモフェニル、2−フルオロ−6−ブロモフェニル、2−ブロモ−4,6−ジフルオロフェニル、2−フルオロ−6−メチルフェニル、2−クロロ−6−メチルフェニル、2−メトキシフェニル、2,6−ジメトキシフェニル、2−フルオロ−6−メトキシフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、2−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニル、2,6−ジ−(トリフルオロメチル)フェニル、2−クロロ−6−トリフルオロメチルフェニル、2,4−ジフルオロ−6−トリフルオロメチルフェニル、2,4−ジフルオロ−6−メトキシフェニル、および、2,4−ジフルオロ−6−メチルフェニルである。
【0017】
また、特に注目のものは、R1が、1から4のハロゲン原子で、あるいは、ハロ(例えば、フルオロおよびクロロ)、C1-4アルキル(例えば、メチル)、ハロ(C1-4)アルキル(例えば、トリフルオロメチル)、C1-4アルコキシ(例えば、メトキシ)またはハロ(C1-4)アルコキシ(例えば、トリフルオロメトキシ)から選択される1から3の置換基で任意的に置換されているピリジルである化合物である。例は、2,4−ジフルオロピリド−3−イル、3,5−ジフルオロピリド−4−イル、テトラフルオロピリド−4−イル、3−フルオロピリド−2−イル、4−フルオロピリド−3−イル、3−フルオロピリド−4−イル、2−フルオロ−ピリド−3−イル、2,4,6−トリフルオロピリド−3−イル、3,5−ジフルオロピリド−2−イル、2,6−ジフルオロピリド−3−イル、2,4−ジフルオロ−6−メトキシピリド−3−イル、2−フルオロ−4−クロロピリド−3−イル、3−フルオロ−5−クロロピリド−4−イル、2−クロロ−4−フルオロピリド−3−イル、2,4−ジクロロピリド−3−イル、3−クロロピリド−2−イル、4−クロロピリド−3−イル、3−クロロピリド−4−イル、2−クロロピリド−3−イル、3−トリフルオロメチルピリド−2−イル、4−トリフルオロメチルピリド−3−イル、3,5−ジクロロピリド−2−イル、4,6−ジクロロピリド−3−イル、3−トリフルオロメチルピリド−4−イル、2−トリフルオロ−メチルピリド−3−イル、2−フルオロ−4−トリフルオロメチルピリド−3−イル、3−フルオロ−5−トリフルオロメチルピリド−4−イル、4−フルオロ−2−トリフルオロメチルピリド−3−イル、2,6−ジクロロピリド−3−イル、3,5−ジクロロピリド−4−イル、3−クロロ−6−トリフルオロメチルピリド−2−イル、3−フルオロ−6−トリフルオロメチルピリド−2−イル、ピリド−2−イル、ピリド−3−イル、および、ピリド−4−イルである。
【0018】
また、特に注目のものは、R1が1から3のハロゲン原子で、あるいは、ハロ(例えば、フルオロおよびクロロ)、C1-4アルキル(例えば、メチル)、ハロ(C1-4)アルキル(例えば、トリフルオロメチル)、C1-4アルコキシ(例えば、メトキシ)またはハロ(C1-4)アルコキシ(例えば、トリフルオロメトキシ)から選択される1から3の置換基で、任意的に置換された2−または3−チエニルである化合物である。例は、3−フルオロチエン−2−イル、3−クロロチエン−2−イル、2,4−ジフルオロチエン−3−イル、2,4−ジクロロチエン−3−イル、および、2,4,5−トリクロロチエン−3−イルである。
【0019】
特に注目のR1の他の値の例は、置換されていないピペリジノおよびモルフォリノ、2−メチルピペリジノ、2,6−ジメチルピペリジノ、および、2,6−ジメチルモルフォリノである。
【0020】
ある観点において、本発明は、式中、WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
RおよびR2の1つ(好ましくは、R2)が、NR34であり、且つ、他がハロであり;
1がハロ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、アリール(C1-4)アルキル、アリール(C1-4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1-4)アルキル、ヘテロアリール(C1-4)アルコキシ、アリール(C1-4)アルキルチオ、ヘテロアリール(C1-4)アルキルチオ、モルフォリノ、ピペリジノ、または、ピロリジノであり、;
3およびR4が、独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-8)アルキル、NR56であり、但し、R3およびR4はともには、HまたはNR56ではなく、あるいは、
3およびR4がともに、1以上のC1-4アルキルまたはC1-4アルコキシ基で任意的に置換されたC3-7アルキレン鎖またはC3-7アルケニレン鎖を形成し、または、
それらと結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド、若しくは、チオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン、若しくは、ピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;そして、
5およびR6が、独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、または、ヘテロアリール(C1-8)アルキルであり、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニル若しくはシクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノ、または、C1-6ジアルキルアミノで置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジン、および、ピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特に、メチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、ヘテロアリール基のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、Cl-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’または−N=CR’’’R’’’’から選択される1以上の置換基で任意的に置換されており、上記R’’’およびR’’’’が、独立に、水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニルまたはベンジルであり、そのフェニルおよびベンジル基が、ハロゲン、Cl-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されている、一般化学式(1)の化合物を供する。
特に注目のものは、式中、R8がHである化合物である。
【0021】
本発明は、以下を除き前述の定義の通りの一般化学式(1)の化合物を含む:R3およびR4により形成される鎖として、C7アルキレンおよびC3-7アルケニレンが除外され、;R3およびR4が形成できるC3-6鎖は、1以上のメチル基で任意的に置換されていてもよく、;R3およびR4が形成できる環として、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド、チオモルフォリンS−ジオキド、および、ピペラジンは除外され、;いかなる、アルキル、アルケニル、アルキニル、若しくは、シクロアルキ基また部分の置換基としてトリ(C1-4)アルキルシリルは除外され、そして、いかなるモルフォリン、ピペリジン、または、ピロリジン環も非置換型である。
【0022】
他の観点において、本発明は、式中、WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCR8であり;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
RおよびR2の1つ(好ましくは、R2)が、NR34であり、そして、他がハロであり、;
1が、ハロ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、アリール(C1-4)アルキル、アリール(C1-4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1-4)アルキル、ヘテロアリール(C1-4)アルコキシ、アリール(C1-4)アルキルチオ、ヘテロアリール(C1-4)アルキルチオ、モルフォリノ、ピペリジノ、または、ピロリジノであり、;
3が、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C2-4アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキルまたはフェニルアミノであり、そのフェニル環は、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシおよびハロ(C1-4)アルコキシから選択される1、2または3の置換基で任意的に置換されており、;そして、
4が、H、C1-4アルキルまたはアミノであり、または、
3およびR4がともに、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されたC4-6アルキレン鎖を形成し、あるいは、
それらと結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド若しくはチオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニルまたはシクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノまたはC1-6ジアルキルアミノで任意的に置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジンおよびピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特に、メチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール若しくはヘテロアリール基または該部分のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、Cl-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’または−N=CR’’’R’’’’から選択される、1以上の置換基により、任意的に置換されており、上記R’’’およびR’’’’は、独立に、水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニル、または、ベンジルであり、そのフェニルおよびベンジル基は、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されている、一般化学式(1)の化合物を供する。
特に注目のものは、R8がHである化合物である。
【0023】
本発明は、以下を除き、先ほどの定義の通りの一般化学式(1)の化合物を含む:R3およびR4が形成できるC4-6鎖はメチルで任意的に置換されることのみができ、;R3およびR4が形成できる環として、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド、チオモルフォリンS−ジオキシドおよびピペラジンは除外され、;いかなるアルキル、アルケニル、アルキニル若しくはシクロアルキル基または該部分の置換基として、トリ(C1-4)アルキルシリルは、除外され、そして、いかなるモルフォリン、ピペリジンまたはピロリジン環も非置換型である。
【0024】
更に他の観点において、式中、WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
RおよびR2が、独立に、H、ハロ、C1-8アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、シアノまたはNR34であり、但し、RおよびR2の少なくとも1つ(好ましくは、R2)がNR34であり、;
1が任意的に置換されたフェニルであり、;
3およびR4が、独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-8)アルキル、NR56であり、但し、R3およびR4がともにHまたはNR56であることはなく、または、
3およびR4がともに、1以上のC1-4アルキルまたはC1-4アルコキシ基で任意的に置換されたC3-7アルキレンまたはC3-7アルキにレン鎖を形成し、あるいは、
それらと結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド若しくはチオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;そして、
5およびR6が、独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C1-8)アルキルであり、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニル若しくはシクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノまたはC1-6ジアルキルアミノで任意的に置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジンおよびピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特に、メチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール若しくはヘテロアリール基または該部分のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’または−N=CR’’’R’’’’から選択される1以上の置換基で任意的に置換されているR1のフェニル基を含み、上記R’’’およびR’’’’は独立に水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニルまたはベンジルであり、そのフェニルおよびベンジル基は、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されており、;
但し、WがCHであり、XおよびZがNであり、RがNHCH3であり、R1が2、6−ジクロロフェニルであり、且つ、R2がHである場合、Yは、CCH3ではない、一般化学式(1)の化合物を供する。
【0025】
本発明は、以下を除き、先の定義の通りの一般化学式(1)の化合物を含む:RおよびR2の値として、C1-8アルコキシおよびC1-8アルキルチオが除外され、;R3およびR4により形成される鎖として、C7アルキレンおよびC3-7アルケニレンが除外され、;R3およびR4が形成できるC3-6鎖は、1以上のメチル基で任意的に置換されることのみができ、;R3およびR4が形成できる環として、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド、チオモルフォリンS−ジオキド、および、ピペラジンは除外され、;いかなるアルキル、アルケニル、アルキニル若しくはシクロアルキ基また部分の置換基として、トリ(C1-4)アルキルシリルは除外され、そして、いかなるモルフォリン、ピペリジン、または、ピロリジン環も非置換型である。
【0026】
より更なる他の観点において、本発明は、式中、WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、またはXおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCR8であり、;
8が、H、ハロ(例えば、フルオロ、クロロまたはブロモ)、C1-4アルキル(例えば、メチル)、C1-4アルコキシ(例えば、メトキシ)またはハロ(C1-4)アルキル(例えば、トリフルオロメチル)であり、;
Rが、H、ハロ(例えば、フルオロ、クロロまたはブロモ)、C1-4アルキル(例えば、メチル)、C1-4アルコキシ(例えば、メトキシ)またはシアノであり、;
1が、1から5のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたフェニル、1から4のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたピリジニル、1から3のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換された2−チエニルまたは−チエニル、あるいは、1若しくは2のメチル基により、ともに任意的に置換されたピペリジノまたはモルフォリノであり、;
2が、NR34であり、;
3が、C1-8アルキル、ハロ(C1-8)アルキル、ヒドロキシ(C1-8)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-8)アルキル、C1-4アルコキシハロ(C1-8)アルキル、トリ(C1-4)アルキルシリル(C1-6)アルキル、C1-4アルキルカルボニル(C1-8)アルキル、C1-4アルキルカルボニルハロ(C1-8)アルキル、フェニル(C1-4)アルキル、C2-8アルケニル、ハロ(C2-8)アルケニル、C2-8アルキニル、クロロ、フルオロ若しくはメチルで任意的に置換されたC3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニルアミノ、ピペリジノまたはモルフォリノであり、そのフェニルアルキルまたはフェニルアミノのフェニル環は、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシおよびハロ(C1-4)アルコキシから選択される1、2または3の置換基で任意的に置換されており、;そして、
4が、H、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキルまたはアミノであり、あるいは、
3およびR4がともに、メチルで任意的に置換されたC3-7アルキレンまたはC3-7アルケニレン鎖を形成し、または、
それらと結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド若しくはチオモルフォリンS−ジオキシド環またはピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、そこで、該モルフォリンまたはピペラジン環はメチルで任意的に置換されており、;
但しWがCHであり、XおよびZがNであり、RがNHCH3であり、R1が2、6−ジクロロフェニルであり、且つ、R2がHである場合、YはCCH3ではない、一般化学式(1)の化合物を供する。
特に注目のものは、R8がHである化合物である。
【0027】
更なる他の観点において、本発明は、式中、
WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCR8であり、;
8がH,ハロ,C1-4アルキル,C1-4アルコキシorハロ(C1-4)アルキルであり、

Rが、ハロであり、;
1が、1から5のハロゲン原子で、あるいは、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたフェニルであり、;
2がNR34であり、;
3が、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C2-4アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキルまたはフェニルアミノであり、そこで、そのフェニル環はハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシおよびハロ(C1-4)アルコキシから選択される1、2または3の置換基により任意的に置換されており、;そして、
4が、H、C1-4アルキルまたはアミノであり、あるいは、R3およびR4がともに、メチルで任意的に置換されたC4-6アルキレン鎖を形成し、あるいは、それらと結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4がともにモルフォリン環を形成する、一般化学式(1)の化合物を供する。
特に注目のものは、R8がHである化合物である。
【0028】
本発明の一部を形成する化合物は、以下の表1から126において説明される。特徴付けるデータは、実施例および表132において後に与えられる。
【0029】
表1において、化合物は、一般化学式(1A)を有し、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはClであり、R1は2、4、6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4は、表中に示される通りである。
【化2】

表1
【0030】
【表1】

【0031】
【表2】

【0032】
【表3】

【0033】
【表4】

【0034】
【表5】

【0035】
【表6】

【0036】
【表7】

【0037】
【表8】

【0038】
【表9】

【0039】
【表10】

【0040】
表2
表2は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはClであり、R1は2,5,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表2の化合物1は、表2の化合物1において、R1が2,5,6−トリフルオロフェニルであることを除き、表1の化合物1と同じである。同様に、表2の化合物2から662は、表2の化合物において、R1が2,5,6−トリフルオロフェニルであることを除き、表1の化合物2から662と同じである。
【0041】
表3
表3は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはClであり、R1は2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表3の化合物1は、表3の化合物1において、R1が2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルであることを除き、表1の化合物1と同じである。同様に、表3の化合物2から662は、表3の化合物において、R1が2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルであることを除き、表1の化合物2から662と同じである。
【0042】
表4
表4は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはClであり、R1は2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表4の化合物1は、表4の化合物1において、R1が2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニルであることを除き、表1の化合物1と同じである。同様に、表4の化合物2から662は、表4の化合物において、R1が2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニルであることを除き、表1の化合物2から662と同じである。
【0043】
表5
表5は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはClであり、R1は2−フルオロ−6−クロロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表5の化合物1は、表5の化合物1において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルであることを除き、表1の化合物1と同じである。同様に、表5の化合物2から662は、表5の化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルであることを除き、表1の化合物2から662と同じである。
【0044】
表6
【化3】

表6は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはClであり、R1は2,4,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表6の化合物1は、表6の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表1の化合物1と同じである。同様に、表6の化合物2から662は、表6の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表1の化合物2から662と同じである。
【0045】
表7
表7は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはClであり、R1は2,5,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表7の化合物1は、表7の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表2の化合物1と同じである。同様に、表7の化合物2から662は、表7の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表2の化合物2から662と同じである。
【0046】
表8
表8は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはClであり、R1は2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表8の化合物1は、表8の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表3の化合物1と同じである。同様に、表8の化合物2から662は、表8の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表3の化合物2から662と同じである。
【0047】
表9
表9は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはClであり、R1は2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表9の化合物1は、表9の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表4の化合物1と同じである。同様に、表9の化合物2から662は、表
9の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表4の化合物2から662と同じである。
【0048】
表10
表10は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはClであり、R1は2−フルオロ−6−クロロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表10の化合物1は、表10の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表5の化合物1と同じである。同様に、表10の化合物2から662は、表10の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表5の化合物2から662と同じである。
【0049】
表11
表11は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはClであり、R1は2,4,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表11の化合物1は、表11の化合物1において、その化合物が、WおよびYがCHであり、XおよびZがNである、一般化学式(1A)を有することを除き、表1の化合物1と同じである。同様に、表11の化合物2から662は、表11の化合物において、その化合物が、WおよびYがCHであり、XおよびZがNである、一般化学式(1A)を有することを除き、表1の化合物2から662と同じである。
【0050】
表12
表12は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはClであり、R1は2,5,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表12の化合物1は、表12の化合物1において、その化合物が、WおよびYがCHであり、XおよびZがNである、一般化学式(1A)を有することを除き、表2の化合物1と同じである。同様に、表12の化合物2から662は、表12の化合物において、その化合物が、WおよびYがCHであり、XおよびZがNである、一般化学式(1A)を有することを除き、表2の化合物2から662と同じである。
【0051】
表13
表13は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはClであり、R1は2,3,4,5,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表13の化合物1は、表13の化合物1において、その化合物が、WおよびYがCHであり、XおよびZがNである、一般化学式(1A)を有することを除き、表3の化合物1と同じである。同様に、表13の化合物2から662は、表13の化合物において、その化合物が、WおよびYがCHであり、XおよびZがNである、一般化学式(1A)を有することを除き、表3の化合物2から662と同じである。
【0052】
表14
表14は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはClであり、R1は2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表14の化合物1は、表14の化合物1において、その化合物が、WおよびYがCHであり、XおよびZがNである、一般化学式(1A)を有することを除き、表4の化合物1と同じである。同様に、表14の化合物2から662は、表14の化合物において、その化合物が、WおよびYがCHであり、XおよびZがNである、一般化学式(1A)を有することを除き、表4の化合物2から662と同じである。
【0053】
表15
表15は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはClであり、R1は2−フルオロ−6−クロロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表15の化合物1は、表15の化合物1において、その化合物が、WおよびYがCHであり、XおよびZがNである、一般化学式(1A)を有することを除き、表5の化合物1と同じである。同様に、表15の化合物2から662は、表15の化合物において、その化合物が、WおよびYがCHであり、XおよびZがNである、一般化学式(1A)を有することを除き、表5の化合物2から662と同じである。
【0054】
表16
表16は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはClであり、R1は2,4,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表16の化合物1は、表16の化合物1において、その化合物が、一般化学式(1B)を有することを除き、表11の化合物1と同じである。同様に、表16の化合物2から662は、表16の化合物において、その化合物が、一般化学式(1B)を有することを除き、表11の化合物2から662と同じである。
【0055】
表17
表17は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはClであり、R1は2,5,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表17の化合物1は、表17の化合物1において、その化合物が、一般化学式(1B)を有することを除き、表12の化合物1と同じである。同様に、表17の化合物2から662は、表17の化合物において、その化合物が、一般化学式(1B)を有することを除き、表12の化合物2から662と同じである。
【0056】
表18
表18は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはClであり、R1は2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表18の化合物1は、表18の化合物1において、その化合物が、一般化学式(1B)を有することを除き、表13の化合物1と同じである。同様に、表18の化合物2から662は、表18の化合物において、その化合物が、一般化学式(1B)を有することを除き、表13の化合物2から662と同じである。
【0057】
表19
表19は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはClであり、R1は2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表19の化合物1は、表19の化合物1において、その化合物が、一般化学式(1B)を有することを除き、表14の化合物1と同じである。同様に、表19の化合物2から662は、表19の化合物において、その化合物が、一般化学式(1B)を有することを除き、表14の化合物2から662と同じである。
【0058】
表20
表20は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはClであり、R1は2−フルオロ−6−クロロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表20の化合物1は、表20の化合物1において、その化合物が、一般化学式(1B)を有することを除き、表15の化合物1と同じである。同様に、表20の化合物2から662は、表20の化合物において、その化合物が、一般化学式(1B)を有することを除き、表15の化合物2から662と同じである。
【0059】
表21
表21は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはFであり、R1は2,4,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表21の化合物1は、表21の化合物1において、RがClの代わりにFであることを除き、表1の化合物1と同じである。同様に、表21の化合物2から662は、表21の化合物において、RがClの変わりにFであることを除き、表1の化合物2から662と同じである。
【0060】
表22
表22は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはFであり、R1は2,5,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表22の化合物1は、表22の化合物1において、RがClの代わりにFであることを除き、表2の化合物1と同じである。同様に、表22の化合物2から662は、表22の化合物において、RがClの変わりにFであることを除き、表2の化合物2から662と同じである。
【0061】
表23
表23は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはFであり、R1は2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表23の化合物1は、表23の化合物1において、RがClの代わりにFであることを除き、表3の化合物1と同じである。同様に、表23の化合物2から662は、表23の化合物において、RがClの変わりにFであることを除き、表3の化合物2から662と同じである。
【0062】
表24
表24は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはFであり、R1は2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表24の化合物1は、表24の化合物1において、RがClの代わりにFであることを除き、表4の化合物1と同じである。同様に、表24の化合物2から662は、表24の化合物において、RがClの変わりにFであることを除き、表4の化合物2から662と同じである。
【0063】
表25
表25は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、XおよびZはCHであり、RはFであり、R1は2−フルオロ−6−クロロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表25の化合物1は、表25の化合物1において、RがClの代わりにFであることを除き、表5の化合物1と同じである。同様に、表25の化合物2から662は、表25の化合物において、RがClの変わりにFであることを除き、表5の化合物2から662と同じである。
【0064】
表26
表26は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはFであり、R1は2,4,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表26の化合物1は、表26の化合物1において、RがClの代わりにFであることを除き、表11の化合物1と同じである。同様に、表26の化合物2から662は、表26の化合物において、RがClの変わりにFであることを除き、表11の化合物2から662と同じである。
【0065】
表27
表27は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはFであり、R1は2,5,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表27の化合物1は、表27の化合物1において、RがClの代わりにFであることを除き、表12の化合物1と同じである。同様に、表27の化合物2から662は、表27の化合物において、RがClの変わりにFであることを除き、表12の化合物2から662と同じである。
【0066】
表28
表28は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはFであり、R1は2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表28の化合物1は、表28の化合物1において、RがClの代わりにFであることを除き、表13の化合物1と同じである。同様に、表28の化合物2から662は、表28の化合物において、RがClの変わりにFであることを除き、表13の化合物2から662と同じである。
【0067】
表29
表29は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはFであり、R1は2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表29の化合物1は、表29の化合物1において、RがClの代わりにFであることを除き、表14の化合物1と同じである。同様に、表29の化合物2から662は、表29の化合物において、RがClの変わりにFであることを除き、表14の化合物2から662と同じである。
【0068】
表30
表30は、一般化学式(1A)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、XおよびZはNであり、RはFであり、R1は2−フルオロ−6−クロロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表30の化合物1は、表30の化合物1において、RがClの代わりにFであることを除き、表15の化合物1と同じである。同様に、表30の化合物2から662は、表30の化合物において、RがClの変わりにFであることを除き、表15の化合物2から662と同じである。
【0069】
表31
表31は、3972の化合物から成る。表31の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,6−ジフルオロフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0070】
表32
表32は、3972の化合物から成る。表32の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−フルオロフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0071】
表33
表33は、3972の化合物から成る。表33の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,3,5,6―テトラフルオロフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0072】
表34
表34は、3972の化合物から成る。表34の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−クロロ−4,6−ジフルオロフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0073】
表35
表35は、3972の化合物から成る。表35の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−クロロフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0074】
表36
表36は、3972の化合物から成る。表36の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,6−ジクロロフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0075】
表37
表37は、3972の化合物から成る。表37の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,4−ジクロロフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0076】
表38
表38は、3972の化合物から成る。表38の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,4,6−トリクロロフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0077】
表39
表39は、3972の化合物から成る。表39の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,3,6−トリクロロフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0078】
表40
表40は、3972の化合物から成る。表40の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、ペンタクロロフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0079】
表41
表41は、3972の化合物から成る。表41の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−フルオロ−4,6−ジクロロフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0080】
表42
表42は、3972の化合物から成る。表42の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、4−フルオロ−2,6−ジクロロフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0081】
表43
表43は、3972の化合物から成る。表43の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−ブロモフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0082】
表44
表44は、3972の化合物から成る。表44の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−フルオロ−6−ブロモフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0083】
表45
表45は、3972の化合物から成る。表45の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−ブロモ−4,6−ジフルオロフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0084】
表46
表46は、3972の化合物から成る。表46の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−フルオロ−6−メチルフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0085】
表47
表47は、3972の化合物から成る。表47の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−クロロ−6−メチルフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0086】
表48
表48は、3972の化合物から成る。表48の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−メトキシフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0087】
表49
表49は、3972の化合物から成る。表49の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,6−ジメトキシフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0088】
表50
表50は、3972の化合物から成る。表50の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−フルオロ−6−メトキシフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0089】
表51
表51は、3972の化合物から成る。表51の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−トリフルオロメチルフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0090】
表52
表52は、3972の化合物から成る。表51の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0091】
表53
表53は、3972の化合物から成る。表53の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,6−ジ−(トリフルオロメチル)フェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0092】
表54
表54は、3972の化合物から成る。表54の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−クロロ−6−トリフルオロメチルフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0093】
表55
表55は、3972の化合物から成る。表55の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,4−ジフルオロ−6−トリフルオロメチルフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0094】
表56
表56は、3972の化合物から成る。表56の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,4−ジフルオロ−6−メトキシフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0095】
表57
表57は、3972の化合物から成る。表57の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,4−ジフルオロ−6−メチルフェニルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0096】
表58
表58は、3972の化合物から成る。表58の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,4−ジフルオロピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0097】
表59
表59は、3972の化合物から成る。表59の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3,5−ジフルオロピリド−4−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0098】
表60
表60は、3972の化合物から成る。表60の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、テトラフルオロピリド−4−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0099】
表61
表61は、3972の化合物から成る。表61の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3−フルオロピリド−2−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0100】
表62
表62は、3972の化合物から成る。表62の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、4−フルオロピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0101】
表63
表63は、3972の化合物から成る。表63の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3−フルオロピリド−4−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0102】
表64
表64は、3972の化合物から成る。表64の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−フルオロピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0103】
表65
表65は、3972の化合物から成る。表65の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,4,6−トリフルオロピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0104】
表66
表66は、3972の化合物から成る。表66の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3,5−ジフルオロピリド−2−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0105】
表67
表67は、3972の化合物から成る。表67の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,6−ジフルオロピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0106】
表68
表68は、3972の化合物から成る。表68の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,4−ジフルオロ−6−メトキシピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0107】
表69
表69は、3972の化合物から成る。表69の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−フルオロ−4−クロロピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0108】
表70
表70は、3972の化合物から成る。表70の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,4−フルオロ−5−クロロピリド−4−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0109】
表70
表70は、3972の化合物から成る。表70の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−クロロ−4−フルオロピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0110】
表72
表72は、3972の化合物から成る。表72の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,4−ジクロロピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0111】
表73
表73は、3972の化合物から成る。表73の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3−クロロピリド−2−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0112】
表74
表74は、3972の化合物から成る。表74の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、4−クロロピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0113】
表75
表75は、3972の化合物から成る。表75の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3−クロロピリド−4−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0114】
表76
表76は、3972の化合物から成る。表76の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−クロロピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0115】
表77
表77は、3972の化合物から成る。表77の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3−トリフルオロメチルピリド−2−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0116】
表78
表78は、3972の化合物から成る。表78の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、4−トリフルオロメチルピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0117】
表79
表79は、3972の化合物から成る。表79の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3,5−ジクロロピリド−2−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0118】
表80
表80は、3972の化合物から成る。表80の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、4,6−ジクロロピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0119】
表81
表81は、3972の化合物から成る。表81の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3−トリフルオロメチルピリド−4−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0120】
表82
表82は、3972の化合物から成る。表82の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−トリフルオロメチルピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0121】
表83
表83は、3972の化合物から成る。表83の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−フルオロ−4−トリフルオロメチルピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0122】
表84
表84は、3972の化合物から成る。表84の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3−フルオロ−5−トリフルオロメチルピリド−4−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0123】
表85
表85は、3972の化合物から成る。表85の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、4−フルオロ−2−トリフルオロメチルピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0124】
表86
表86は、3972の化合物から成る。表86の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,6−ジクロロピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0125】
表87
表87は、3972の化合物から成る。表87の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3,5−ジクロロピリド−4−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0126】
表88
表88は、3972の化合物から成る。表88の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3−クロロ−6−トリフルオロメチルピリド−2−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0127】
表89
表89は、3972の化合物から成る。表89の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3−フルオロ−6−トリフルオロメチルピリド−2−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0128】
表90
表90は、3972の化合物から成る。表90の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、ピリド−2−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0129】
表91
表91は、3972の化合物から成る。表91の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、ピリド−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0130】
表92
表92は、3972の化合物から成る。表92の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、ピリド−4−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0131】
表93
表93は、3972の化合物から成る。表93の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3−フルオロチエン−2−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0132】
表94
表94は、3972の化合物から成る。表94の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、3−クロロチエン−2−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0133】
表95
表95は、3972の化合物から成る。表95の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,4−ジフルオロチエン−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0134】
表96
表96は、3972の化合物から成る。表96の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,4−ジクロロチエン−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0135】
表97
表97は、3972の化合物から成る。表97の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,4,5−トリクロロチエン−3−イルであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0136】
表98
表98は、3972の化合物から成る。表98の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、ピペリジノであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0137】
表99
表99は、3972の化合物から成る。表99の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2−メチルピペリジノであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0138】
表100
表100は、3972の化合物から成る。表100の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,6−ジメチルピペリジノであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0139】
表101
表101は、3972の化合物から成る。表101の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、モルフォリノであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0140】
表102
表102は、3972の化合物から成る。表102の全ての化合物において、R1が2−フルオロ−6−クロロフェニルの代わりに、2,6−ジメチルモルフォリノであることを除き、化合物1から662は、それぞれ表5の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物663から1324は、それぞれ表10の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1325から1986は、それぞれ表15の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物1987から2648は、それぞれ表20の化合物1から662と厳密に同じであり、化合物2649から3310は、それぞれ表25の化合物1から662と厳密に同じであり、そして、化合物3311から3972は、それぞれ表30の化合物1から662と厳密に同じである。
【0141】
表103
表103は、305,844の化合物から成る。これらの各化合物は、表103の全ての化合物において、RがClまたはFである代わりにエチルであることを除き、表1から102中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表103の化合物1は、表1の化合物1と同じであり、表103の化合物663は、表2の化合物1と同じであり、表103の化合物19,861は、表31の化合物1と同じであり、表103の化合物305,844は、表102の化合物3,972と同じである)。
【0142】
表104
表104は、305,844の化合物から成る。これらの各化合物は、表104の全ての化合物において、RがClまたはFである代わりにBrであることを除き、表1から102中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表104の化合物1は、表1の化合物1と同じであり、表104の化合物663は、表2の化合物1と同じであり、表104の化合物19,861は、表31の化合物1と同じであり、表104の化合物305,844は、表102の化合物3,972と同じである)。
【0143】
表105
表105は、305,844の化合物から成る。これらの各化合物は、表105の全ての化合物において、RがClまたはFである代わりにメチルであることを除き、表1から102中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表105の化合物1は、表1の化合物1と同じであり、表105の化合物663は、表2の化合物1と同じであり、表105の化合物19,861は、表31の化合物1と同じであり、表105の化合物305,844は、表102の化合物3,972と同じである)。
【0144】
表106
表106は、305,844の化合物から成る。これらの各化合物は、表106の全ての化合物において、RがClまたはFである代わりにHであることを除き、表1から102中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表106の化合物1は、表1の化合物1と同じであり、表106の化合物663は、表2の化合物1と同じであり、表106の化合物19,861は、表31の化合物1と同じであり、表106の化合物305,844は、表102の化合物3,972と同じである)。
【0145】
表107
表107は、305,844の化合物から成る。これらの各化合物は、表107の全ての化合物において、RがClまたはFである代わりにシアノであることを除き、表1から102中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表107の化合物1は、表1の化合物1と同じであり、表107の化合物663は、表2の化合物1と同じであり、表107の化合物19,861は、表31の化合物1と同じであり、表107の化合物305,844は、表102の化合物3,972と同じである)。
【0146】
表108
表108は、305,844の化合物から成る。これらの各化合物は、表108の全ての化合物において、RがClまたはFである代わりにメトキシであることを除き、表1から102中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表108の化合物1は、表1の化合物1と同じであり、表108の化合物663は、表2の化合物1と同じであり、表108の化合物19,861は、表31の化合物1と同じであり、表108の化合物305,844は、表102の化合物3,972と同じである)。
【0147】
表109
表109は、6620の化合物から成る。これらの各化合物は、表109の全ての化合物において、XがCHある代わりにCFであることを除き、表1から10中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表109の化合物1は、表1の化合物1と同じであり、表109の化合物663は、表2の化合物1と同じである)。
【0148】
表110
表110は、6620の化合物から成る。これらの各化合物は、表110の全ての化合物において、XがCHある代わりにCClであることを除き、表1から10中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表110の化合物1は、表1の化合物1と同じであり、表110の化合物663は、表2の化合物1と同じである等)。
【0149】
表111
表111は、6620の化合物から成る。これらの各化合物は、表111の全ての化合物において、XがCHある代わりにCBrであることを除き、表1から10中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表111の化合物1は、表1の化合物1と同じであり、表111の化合物663は、表2の化合物1と同じである等)。
【0150】
表112
表112は、6620の化合物から成る。これらの各化合物は、表112の全ての化合物において、XがCHある代わりにCCH3であることを除き、表1から10中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表111の化合物1は、表1の化合物1と同じであり、表111の化合物663は、表2の化合物1と同じである等)。
【0151】
表113
表113は、6620の化合物から成る。これらの各化合物は、表113の全ての化合物において、YがCHある代わりにCFであることを除き、表11から20中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表113の化合物1は、表11の化合物1と同じであり、表113の化合物663は、表12の化合物1と同じである等)。
【0152】
表114
表114は、6620の化合物から成る。これらの各化合物は、表114の全ての化合物において、YがCHある代わりにCClであることを除き、表11から20中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表114の化合物1は、表11の化合物1と同じであり、表114の化合物663は、表12の化合物1と同じである等)。
【0153】
表115
表115は、6620の化合物から成る。これらの各化合物は、表115の全ての化合物において、YがCHある代わりにCBrであることを除き、表11から20中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表115の化合物1は、表11の化合物1と同じであり、表115の化合物663は、表12の化合物1と同じである等)。
【0154】
表116
表116は、6620の化合物から成る。これらの各化合物は、表116の全ての化合物において、YがCHある代わりにCCH3であることを除き、表11から20中の対応する化合物と厳密に同じである(例えば、表116の化合物1は、表11の化合物1と同じであり、表116の化合物663は、表12の化合物1と同じである等)。
【0155】
表117
表117は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、そして、XおよびZはCHであり、RはFであり、R1は2,4,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表117の化合物1は、表117の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表21の化合物1と同じである。同様に、表117の化合物2から662は、表117の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表21の化合物2から662と同じである。
【0156】
表118
表118は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、そして、XおよびZはCHであり、RはFであり、R1は2,5,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表118の化合物1は、表118の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表22の化合物1と同じである。同様に、表118の化合物2から662は、表118の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表22の化合物2から662と同じである。
【0157】
表119
表119は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、そして、XおよびZはCHであり、RはFであり、R1は2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表119の化合物1は、表119の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表23の化合物1と同じである。同様に、表119の化合物2から662は、表119の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表23の化合物2から662と同じである。
【0158】
表120
表120は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、そして、XおよびZはCHであり、RはFであり、R1は2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表120の化合物1は、表120の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表24の化合物1と同じである。同様に、表120の化合物2から662は、表120の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表24の化合物2から662と同じである。
【0159】
表121
表121は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはNであり、そして、XおよびZはCHであり、RはFであり、R1は2−フルオロ−6−クロロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表121の化合物1は、表121の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表25の化合物1と同じである。同様に、表121の化合物2から662は、表121の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表25の化合物2から662と同じである。
【0160】
表122
表122は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、そして、XおよびZはNであり、RはFであり、R1は2,4,6−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表122の化合物1は、表122の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表26の化合物1と同じである。同様に、表122の化合物2から662は、表122の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表26の化合物2から662と同じである。
【0161】
表123
表123は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、そして、XおよびZはNであり、RはFであり、R1は2,4,5−トリフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表123の化合物1は、表123の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表27の化合物1と同じである。同様に、表123の化合物2から662は、表123の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表27の化合物2から662と同じである。
【0162】
表124
表124は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、そして、XおよびZはNであり、RはFであり、R1は2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表124の化合物1は、表124の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表28の化合物1と同じである。同様に、表124の化合物2から662は、表124の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表28の化合物2から662と同じである。
【0163】
表125
表125は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、そして、XおよびZはNであり、RはFであり、R1は2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表125の化合物1は、表125の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表29の化合物1と同じである。同様に、表125の化合物2から662は、表125の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表29の化合物2から662と同じである。
【0164】
表126
表126は、一般化学式(1B)の662の化合物から成り、式中、WおよびYはCHであり、そして、XおよびZはNであり、RはFであり、R1は2−フルオロ−6−クロロフェニルであり、そして、R3およびR4の値は、表1に挙げる通りである。このように、表126の化合物1は、表126の化合物1において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表30の化合物1と同じである。同様に、表126の化合物2から662は、表126の化合物において、その化合物が一般化学式(1B)を有することを除き、表30の化合物2から662と同じである。
【0165】
化学式(7)または(8)の化合物(一般化学式(1)の化合物の例であり、式中RおよびR2の1つがNR34である)は、スキーム1に示すように製造することができる(式中、W,X,Y,Z,R1,R3およびR4は上記において与えられた意味を有し、そして、R7はC1-4アルキルである)。
スキーム1
【化4】

【0166】
一般化学式(4)の化合物は、一般化学式(2)の化合物(商業的に入手可能であるか、あるいは、文献において既知の方法により製造される)から、標準的なカップリング法を使用して、例えば、塩素化剤、例えば、塩化チオニルを使用して酸塩化物に変換し、続いて、生じた酸塩化物を、任意的な塩基、例えば、トリエチルアミンの存在下において、適当な溶媒、例えば、ジクロロメタンまたはトルエン中で反応させることによる、一般化学式(3)の酸との反応により調製することができる。一般化学式(5)の化合物は、ルイス酸、例えば、酸化マグネシウムの任意的な存在下において、適当な溶媒、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)またはトルエン中で、室温から150℃において、好ましくは、60−90℃において、一般化学式(4)の化合物を塩基、例えば、水酸化ナトリウムで処理することにより調製できる。一般化学式(6)の化合物は、一般化学式(5)の化合物と塩素化剤、例えば、オキシ塩化リンとを、そのまま、または、適当な溶媒、例えば、トルエン中で、50から150℃において、好ましくは、80から110℃において、あるいは、マイクロ波反応器中で、150から300℃において、好ましくは、200から250℃において反応させることにより調製することができる。一般化学式(7)および(8)の化合物は、一般化学式(6)の化合物を、アミンR34NHで、そのまま、または、適当な溶媒、例えば、DMF中で、室温から150℃において、好ましくは、50から80℃において反応させることにより調製することができる。化合物(7)および(8)が混合物として産出される場合、それらは、適当な手段、例えば、結晶化または順相若しくは逆相条件下でのクロマトグラフィーにより分離することができる。
【0167】
一般化学式(5)、(6)、(7)および(8)の化合物は、一般化学式(1)の他の化合物を形成するために、クロロまたはヒドロキシ置換基を介し、日常的な化学技術を使用して誘導体化することができる。あるいは、一般化学式(1)の他の化合物は、化合物(5)から(8)の調製のために説明したものと類似の方法論を使用して、そして、化学文献から知られる調製技術を利用して調製することができる。
【0168】
また、化学式(7)の化合物は、スキーム2に示されるように製造できる。
スキーム2
【化5】

【0169】
一般化学式(10)の化合物は、商業的に入手でき、または、文献において既知な方法により製造される、一般化学式(9)の化合物から、標準的なカップリング、例えば、塩素化剤、例えば、塩化チオニルを使用する酸塩化物への変換、続いて、生じた酸塩化物を、任意的な塩基、例えば、トリエチルアミンの存在下において、適当な溶媒、例えば、ジクロロメタンまたはトルエン中での反応を使用して一般化学式(3)の酸との反応により調製することができる。一般化学式(11)の化合物は、ルイス酸、例えば、酸化マグネシウムの任意的な存在下において、適当な溶媒、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)またはトルエン中で、室温から150℃において、好ましくは、60−90℃において、一般化学式(10)の化合物を、塩基、例えば、水酸化ナトリウムで処理することにより調製できる。一般化学式(12)の化合物は、一般化学式(11)の化合物と塩素化剤、例えば、オキシ塩化リンとを、そのまま、または、適当な溶媒、例えば、トルエン中で、50から150℃において、好ましくは、80から110℃において、あるいは、マイクロ波反応器中で、150から300℃において、好ましくは、200から250℃において反応させることにより調製することができる。化学式(7)の化合物は、化学式(12)の化合物から、還元アミノ化、例えば、適当な溶媒、例えば、エタノールまたはトルエン中で、室温から還流温度において、酸触媒、例えば、パラ−トルエンスルホン酸または乾燥剤、例えば、分子ふるいの存在下において、ケトンまたはアルデヒドとの反応、続いて、−20℃から40℃において、好ましくは、室温において、適当な還元剤、例えば、ホウ化水素ナトリウムで処理することにより調製することができる。上記アルデヒドまたはケトンは、所望されるR3およびR4基が、アミン(12)との反応生成物の還元後に形成されるように選択される。例えば、化学式(12)の化合物が、1当量のプロピオンアルデヒド、それから、ホウ化水素ナトリウムと反応すると、R3がn−プロピルであり、そして、R4が水素である化学式(7)の化合物が形成される。必要ならば、その反応は、異なるアルデヒドまたはケトンで繰り返すことができる。例えば、2番目の反応にアセトンを使用する場合、R3がn−プロピルであり、そして、R4がイソプロピルである化学式(7)の化合物が形成される。
【0170】
あるいは、化学式(7)の化合物は、−78℃から100℃において、好ましくは、室温から60℃において、溶媒、例えば、DMF中において、適当な塩基、例えば、水酸化ナトリウムで、あるいは、溶媒、例えば、アセトンまたはDMF中で塩基、例えば、炭酸カリウムで処理することによるR3LG基(LGは離核基である)でのアルキル化により、続いて、2番目の工程において、要求される場合には同じ条件下において、R4LGで処理することにより、化学式(12)の化合物から形成することができる。
【0171】
スキーム3
【化6】

化学式(13)の化合物は、スキーム3に示されたとおり、化学式(6)の化合物から、適当な溶媒、例えば、スルホラン中で、50℃から200℃において、好ましくは、80−150℃において、フッ化物イオン、例えば、フッ化カリウムとの反応により調製することができる。化学式(14)の化合物および/または化学式(15)の化合物は、化学式(13)のジフルオロ化合物から、適当な溶媒、例えば、DMFまたはCH2Cl2中で、0℃から100℃において、好ましくは、室温において、化学式R34NHのアミンとの反応により調製することができる。
【0172】
スキーム4
【化7】

一般化学式(16)の化合物(式中、Hal1は塩素またはフッ素である)は、スキーム4において示される通り、化学式(17)、(18)、(19)、(20)、(21)、(22)および(23)に変換することができる。一般化学式(17)の化合物(式中、Hal2は臭素またはヨウ素である)は、適当な溶媒、例えば、DMF中で、室温から155℃において、好ましくは、70℃から155℃において、一般化学式(16)の化合物と金属ハロゲン化物、例えば、臭化銅との反応により形成することができる。一般化学式(18)の化合物(式中、Vは酸素または硫黄であり、そして、R9はC1-8アルキルである)は、適当な溶媒、例えば、メタノール中のナトリウムメトキシド中で、室温から65℃において、一般化学式(16)の化合物と金属アルコキシドまたはチオアルコキシドMVR9との反応により形成することができる。一般化学式(19)の化合物は、適当な溶媒、例えば、DMF中のシアン化銅中で、室温から155℃において、好ましくは、50℃から155℃において、一般化学式(16)の化合物と金属シアン化物との反応により形成することができる。一般化学式(20)の化合物(式中、R10はC1-8アルキルである)は、適当な溶媒、例えば、THF中のメチルマグネシウムブロミド中で、触媒、例えば、臭化銅またはPd(Ph)4の任意的な存在下で、−40℃から50℃において、一般化学式(16)の化合物とアルキル金属誘導体との反応により形成することができる。一般化学式(21)の化合物は、一般化学式(16)の化合物(式中、Hal1は塩素である)の還元により、例えば、適当な溶媒、例えば、エタノール中で、室温において、水素ガスと金属触媒、例えば、炭素上のパラジウムでの水素化分解により形成することができる。一般化学式(22)の化合物(式中、R11は水素またはC1-6アルキルである)は、Sonogashira条件下において、一般化学式(16)の化合物とアルキルアセチレンとの反応により、例えば、銅塩、例えば、ヨウ化銅およびパラジウム触媒、例えば、Pd(Ph)4の存在下において、トリエチルアミン中で、室温から70℃において、1−プロピンとの反応により、形成することができる。一般化学式(23)の化合物(式中、R12は水素またはC1-6アルキルである)は、適当な溶媒、例えば、パラジウム触媒、例えば、Pd(Ph)4および塩基、例えば、炭酸セシウムの存在下において、THF中のエチニルボロン酸中で、室温から65℃において、一般化学式(16)の化合物とアルケニル金属誘導体との反応により形成することができる。
【0173】
スキーム5
【化8】

スキーム5において、一般化学式(24)の化合物(式中、2つのR34N基は同一である)は、適当な溶媒、例えば、DMF中で、0℃から150℃において、好ましくは、室温から100℃において、過剰量のアミンR34NHとの反応により、一般化学式(13)の化合物から製造することができる。
【0174】
化学式(1)の化合物の調製における更なる補助は、以下の刊行物に由来してもよい:Emilio, Toja, et. al., J. Heterocyclic Chezn., 23,1955 (1986), H. Schafer, et. al., J f prakt. Chemie, 321 (4), 695 (1970) and H. Bredereck et al., Chem. Ber. 96,1868-1872 (1993)。
【0175】
一般化学式(4)、(5)、(6)および(13)を有する中間体化学物質:
【化9】

(式中、W,X,Y,Z,R1およびR7は、上述において定義した通りである)は、新規な化合物であると信じられ(H. Bredereck et. al., Chem. Ber. 96,1868- 1872 (1993) )において開示される化合物であって、式中、WおよびYがともにCHであり、XおよびZがともにNであり、且つ、R1がCH3、C25またはC65である化学式(5)の3つの化合物以外)、そして、本発明の更なる部分を形成する。
【0176】
一般化学式(5)の中間体は、互変異性形態(a)、(b)および(c)、並びに、化学式(5)において示される形態において存在できることに注目すべきである:
【化10】

【0177】
一般化学式(5)の化合物により定義される本発明は、それらの全ての互変異性体を包含する。
【0178】
特に注目のものは、以下の表127から134に挙げる中間体である。表127において、化合物は、R7がメチルであり、そして、W,X,Y,ZおよびR1が表中に示される値を有する、一般化学式(4)を有する。
【0179】
表127
【表11】

【表12】

【0180】
表128
表128は、式中、W,X,Y,ZおよびR1が表127において与えられた値を有する、一般化学式(5)の24の化合物から成る。このように、例えば、表128の化合物1は、表127の化合物1と同じW,X,Y,ZおよびR1の値を有する。
【0181】
表129
表129は、式中、W,X,Y,ZおよびR1が表127において与えられた値を有する、一般化学式(6)の24の化合物から成る。このように、例えば、表129の化合物1は、表127の化合物1と同じW,X,Y,ZおよびR1の値を有する。
【0182】
表130
表130は、式中、W,X,Y,ZおよびR1が表127において与えられた値を有する、一般化学式(13)の24の化合物から成る。このように、例えば、表130の化合物1は、表127の化合物1と同じW,X,Y,ZおよびR1の値を有する。
【0183】
表131
表131は、式中、W,X,Y,ZおよびR1が表127において与えられた値を有し、且つ、R7がエチルである、一般化学式(4)の24の化合物から成る。このように、表131の化合物1は、表131の化合物1において、R7がメチルの代わりにエチルであることを除き、表127の化合物1と同じである。同様に、表131の化合物2から24は、表131の化合物において、R7がエチルであることを除き、表127の化合物2から24と同じである。
【0184】
化学式(I)の化合物は活性な殺真菌剤であり、そして、1以上の以下の病原体を制御するために使用できる:稲および小麦におけるピリキュラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)(マグナポルセ・グリセア(Magnaporthe grisea))、並びに、他の宿主における他のピリキュラリア種(Pyricularia spp);小麦におけるプッシニア・トリチシナ(Puccinia triticina)(またはレコンジタ(recondita))、プッシニア・ストリイホルミス(Puccinia striiformis)および他のサビ菌、大麦におけるプッシニア・ホルデイ(Puccinia hordei)、プッシニア・ストリイホルミス(Puccinia striiformis)および他のサビ菌、および他の宿主(例えば、芝生、ライ麦、コーヒー、ナシ、リンゴ、ピーナッツ、シュガービート、野菜および観賞植物)におけるサビ菌;ウリ科植物(例えば、メロン)におけるエリシフェ・シコラセアラム(Erysiphe cichoracearum);大麦、小麦、ライ麦および芝生におけるブルメリア(Blumeria)(またはエリシフェ(Erysiphe))グラミニス(graminis)(うどん粉病)および様々な宿主における他のうどん粉菌、例えばホップにおけるファエロセカ・マキュラリス(Sphaerotheca macularis)、ウリ科植物(例えば、キュウリ)におけるファエロセカ・フスカ(Sphaerotheca fusca)(ファエロセカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea))、トマト、ナスおよびピーマンにおけるレベイルラ・タウリカ(Leveillula taurica)、リンゴにおけるポドスファエラ・レウコトリカ(Podosphaera leucotricha)およびブドウにおけるアンシヌラ・ネカター(Uncinula necator);穀草類(例えば、小麦、大麦、ライ麦)、芝生および他の宿主におけるコクリオボラス種(Cochliobolus spp)、ヘルミントスポリウム種(Helminthosporium spp)、ドレチスレラ種(Drechslera spp)(ピレノフォラ種(Pyrenophora spp))、リンコスポリウム種(Rhynchosporium spp)、ミコスファエレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)(セプトリア・トリチシ(Septoria tritici))およびファエロスファエリア・ノドラム(Phaeosphaeria nodorum)(スタゴノスポラノドラム(Stagonospora nodorum)またはセプトリア・ノドラム(Septoria nodorum))、セウドセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)およびガエウマノミセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis);ピーナッツにおけるセルコサポラ・アラチジコラ(Cercospora arachidicola)およびセルコスポリジウム・ペルソナタム(Cercosporidium personatum)および他の宿主、例えば、シュガービート、バナナ、エダマメおよび稲における他のセルコスポラ種(Cercospora spp);トマト、イチゴ、野菜、ブドウおよび他の宿主におけるボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰色かび病)および他の宿主における他のボトリチス種(Botrytis spp);野菜(例えば、ニンジン)、アブラナ、リンゴ、トマト、ジャガイモ、穀草類(例えば、小麦)および他の宿主におけるオータナリア種(Alternaria spp);リンゴ、ナシ、核果、木の実および他の宿主におけるベンツリア種(Venturia spp)(ベンツリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis)(腐敗病)を含む);穀草類(例えば、小麦)およびトマトを含む宿主の範囲におけるクラドスポリウム種(Cladosporium spp);核果、木の実および他の宿主におけるモニリニア種(Monilinia spp);トマト、芝生、小麦、ウリ科植物および他の宿主におけるジジメラ種(Didymella spp);アブラナ、芝生、稲、ジャガイモ、小麦および他の宿主におけるフォマ種(Phoma spp);小麦、材木および他の宿主におけるアスペルギラス種(Aspergillus spp)およびアウレオバシジウム種(Aureobasidium spp);ナシ、小麦、大麦および他の宿主におけるアスコチタ種(Ascochyta spp);リンゴおよびナシにおける夏病(例えば、炭疽病(グロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata))、黒菌病または斑点病(ボトリオスファエリア・オブツサ(Botryosphaeria obtusa))、黒点病(ミコスファエレラ・ポミ(Mycosphaerella pomi))、リンゴ赤星病(ギムノスポランギウム・ジュニペリ-ビルギニアナエ(Gymnosporangium juniperi-virginianae))、すす点病(グロエオデス・ポミゲナ(Gloeodes pomigena))、黒点病(シュイゾチリウム・ポミ(Schizothyrium pomi))および白腐れ病(ボトリオスファエリア・ドチデア(Botryosphaeria dothidea)));ブドウにおけるプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola);他のベト病菌、例えば、レタスにおけるブレミア・ラクタカエ(Bremia lactucae)、大豆、タバコ、タマネギおよび他の宿主におけるペロノスポラ種(Peronospora spp)、ホップにおけるシュードペロノスポラ(Pseudoperonospora)およびウリ科植物におけるシュードペロノスポラ・キュベンシス(Pseudoperonospora cubensis);芝生および他の宿主におけるピチウム種(Pythium spp)(ピチウムウルチマム(Pythium ultimum)を含む);ジャガイモおよびトマトにおけるフィトフトラ・インフェタンス(Phytophthora infestans)および野菜、イチゴ、アボカド、コショウ、観賞植物、タバコおよび他の宿主におけるフィトフトラ種(Phytophthora spp);稲および芝生におけるサナテフォラス・キュキュメリス(Thanatephorus cucumeris)および様々な宿主、例えば、小麦、大麦、ピーナッツ、野菜、綿、および芝生における他のリゾクタニア種(Rhizoctonia spp);芝生、ピーナッツ、アブラナ、および他の宿主におけるスクレロチニア種(Sclerotinia spp);芝生、ピーナッツおよび他の宿主におけるスクレロチウム種(Sclerotium spp);稲におけるギベレラ・フジクロイ(Gibberella fujikuroi);芝生、コーヒーおよび野菜を含む宿主の範囲におけるコレトトリキュム種(Colletotrichum spp)、芝生におけるラエチサリア・フシフォルミス(Laetisaria fuciformis);バナナ、ピーナッツ、柑橘類、パパイアおよび他の宿主におけるミコスファエレラ(Mycosphaerella);柑橘類、大豆、メロン、ナシ、ルピナスおよび他の宿主におけるジアポルセ種(Diaporthe spp);柑橘類、ブドウ、オリーブ、ペカン、バラおよび他の宿主におけるエルシノエ種(Elsinoe spp);ホップ、ジャガイモおよびトマトを含む宿主の範囲におけるベルチシリウム種(Verticillium spp);アブラナおよび他の宿主におけるピレノペジザ種(Pyrenopeziza spp);維管束の草枯れをおこす、ココアにおけるオンコバシジウム・セオブロマエ(Oncobasidium theobromae);様々な宿主、特に、小麦、大麦、芝生およびトウモロコシにおけるフサリウム種(Fusarium spp)、チフラ種(Typhula spp)、ミクロドチウム・ニバレ(Microdochium nivale)、ウスチラゴ種(Ustilago spp)、ウロシスチス種(Urocystis spp)、チレチア種(Tilletia spp)およびクラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea);シュガービート、大麦および他の宿主におけるラムラリア種(Ramularia spp);収穫後の、特に果実の病気(例えば、オレンジにおけるペニシリウム・ジギタタム(Penicillium digitatum)、ペニシリウム・イタリカム(Penicillium italicum)およびトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、バナナにおけるコレトリキュム・ムサエ(Colletotrichum musae)およびグロエオスポリウム・ムサラム(Gloeosporium musarum)およびブドウにおけるブトリチス・シネレア(Botrytis cinerea));ブドウにおける他の病原体、特に、エウチパ・ラタ(Eutypa lata)、グイグナルジア・ビドウェリイ(Guignardia bidwellii)、フェリナス・イグニアラス(Phellinus igniarus)、フォモプシス・ビチコラ(Phomopsis viticola)、セウドペジザ・トラケイフィラ(Pseudopeziza tracheiphila)およびステレウム・ヒルスタム(Stereum hirsutum);木における他の病原体(例えば、ロフォデルム・セジチオサム(Lophodermium seditiosum))または材木における他の病原体、特に、セファロアスカス・フラグランス(Cephaloascus fragrans)、セラトシスチス種(Ceratocystis spp)、オフィオストマピセアエ(Ophiostoma piceae)、ペニシリウム種(Penicillium spp)、トリコデルマ・セウドコニンギイ(Trichoderma pseudokoningii)、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum)、アスペルギラス・ニゲル(Aspergillus niger)、レプトグラフィウム・リンドベルギ(Leptographium lindbergi)およびアウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans);およびウイルスによる病気の真菌類のベクター(例えば、大麦黄色モザイクウイルスのベクターとしての、穀草類におけるピリミクサ・グラミニス(Plymyxa graminis)(BYMV)およびリゾマニア(rhizomania)のベクターとしてのシュガービートにおけるポリミクサ・ベタエ(Polymyxa betae))。
【0185】
化学式(1)の化合物は、1以上の真菌類に対して、活性となるために、植物の組織において求頂的に、求底的に、または局部的に移動できる。さらに、化学式(1)の化合物は植物における1以上の真菌類に対して、蒸気層において十分に活性であるために、揮発性であってよい。
【0186】
このため、本発明は、化学式(1)の化合物、または化学式(1)の化合物を含む組成物、例えば、栄養液の殺真菌的な有効量の、植物、植物の種子、植物もしくは種子の局部または土壌または植物の育成培地への適用を含んで成る病原性真菌類の殺菌または制御する方法を供する。
【0187】
本明細書において使用する「植物」の語は苗木、低木および木を含む。さらに、本発明の殺真菌的方法は、保護剤、治療剤、浸透性農薬、除草剤および抗胞子剤的処理を含む。
【0188】
化学式(1)の化合物は、好ましくは、組成物の形態において、農業、園芸および芝草に使用される。
【0189】
植物、植物の種子、植物もしくは種子の一部または土壌もしくは他の育成培地への化学式(1)の化合物を適用するために、化学式(1)の化合物は通常、該化学式(1)の化合物に追加して、適当な不活性な希釈剤または担体および、任意的な表面活性剤(SFA)を含む組成物に調製される。SFAは、境界面(例えば、液体/固体、液体/気体または液体/液体境界面)の張力を低下させることにより、そして、これにより他の特性(例えば、分散、乳化および湿潤)を変化させることを誘導することにより、境界面の特性を改変させることができる化学物質である。好ましくは、すべての組成物(固形および液体製剤ともに)は0.0001から95重量%、より好ましくは、1から85重量%、例えば5から60重量%の化学式(1)の化合物を含んで成る。該組成物は一般に、化学式(1)の化合物を、ヘクタール当たり0.1gから10kg、好ましくは、ヘクタール
当たり1gから6kg、さらに好ましくは、ヘクタール当たり1gから1kgの割合で適用して、真菌類の制御のために使用される。
【0190】
種子のドレッシングにおいて使用する場合、化学式(1)の化合物は、種子のキログラム当たり0.0001gから10g(例えば、0.001gまたは0.05g)、好ましくは0.005gから10g、より好ましくは0.005gから4gの割合で使用される。
【0191】
他の観点において、本発明は化学式(1)の化合物およびその適当な担体または希釈剤の殺真菌的な有効量を含んで成る殺真菌性組成物を供する。
【0192】
より更なる観点において、本発明は、その場所における、真菌類の駆除および制御の方法を供し、それは、真菌類または、真菌類の場所を殺真菌的有効量の化学式(1)の化合物を含んで成る組成物で処理することを含んで成る。
【0193】
上記組成物は、いくつかの製剤のタイプ、例えば、粉塵性粉末(DP)、溶解性粉末(SP)、水溶性顆粒(SG)、水分散性顆粒(WG)、湿潤性粉末(WP)、顆粒(GR)(遅いまたは速い放出)、溶解性濃縮物(SL)、油混和性液体(OL)、超低容量の液体(UL)、乳化性濃縮物(EC)、分散性濃縮物(DC)、乳化物(水中油(EW)および油中水(EO)の両方)、微細−乳化物(ME)、懸濁濃縮物(SC)、エーロゾル、霧/煙状製剤、カプセル化懸濁液(CS)および種子トリートメント製剤から選択することができる。いかなる例において選択された製剤のタイプも、特に、意図した目的並びに化学式(1)の化合物の物理的、化学的および生物学的特性に依存するであろう。
【0194】
粉塵性粉末(DP)は化学式(1)の化合物と1以上の固形希釈剤(例えば、天然の粘土、高陵土、葉蝋石、ベントナイト、アルミナ、モンモリロナイト、珪藻土、チョーク、珪藻類土、リン酸カルシウム、炭酸カルシウムおよびマグネシウム、硫黄、石灰、小麦粉、タルクおよび他の有機および無機の個体の担体)を混合し、そして、細かい粉末になるまで該混合物を機械的に粉砕することにより調製できる。
【0195】
溶解性粉末(SP)は化学式(1)の化合物と1以上の水に溶解可能な無機塩(例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウム)、または1以上の水に溶解可能な有機固形物(例えば、ポリサッカライド)および、任意的に、1以上の湿潤剤、1以上の分散剤、または、水の分散能/溶解能を向上させるための上記の混合物を混合することにより調製できる。それから、該混合物を細かい粉末になるまで粉砕する。また、同様の組成物を、水溶解可能性顆粒(SG)を形成するために粒状にできる。
【0196】
湿潤性粉末(WP)は、液体での分散を容易にするため、化学式(1)の化合物と1以上の固形希釈剤または担体、1以上の湿潤剤、および好ましくは、1以上の分散剤および、任意的な、1以上の懸濁剤を混合することにより調製できる。また、同様の組成物を、水分散性顆粒(WG)を形成するために粒状にできる。
【0197】
顆粒(GR)は、化学式(1)の化合物および1以上の粉末にした固形希釈剤または担体の混合物を粒状にするか、あるいは、多孔性の顆粒材料(例えば、軽石、アタパルジャイト粘土、フラー土、珪藻土、珪藻類の土、顆粒状のトウモロコシの穂軸)において、化学式(1)の化合物(または適当な製剤における該溶液)を吸収させることにより、または、硬質材料(例えば、砂、ケイ酸塩、無機カルボネート、硫酸塩、またはリン酸塩)において、化学式(1)の化合物(または適当な製剤における該溶液)を吸着させ、必要であれば乾燥することにより予備形成した顆粒素材片から形成することができる。一般的に、吸収または吸着を助けるために使用される薬剤は、溶媒(例えば、脂肪族および芳香族石油溶媒、アルコール、エーテル、ケトンおよびエステル)および吸着剤(例えば、酢酸ポリビニル、ポリビニルアルコール、デキストリン、砂糖および植物性油)を含む。また、顆粒中に1以上の他の添加剤(例えば、乳化剤、湿潤剤または分散剤)を含んでもよい。
【0198】
分散性濃縮物(DC)は、化学式(1)の化合物を、水または有機溶媒、例えば、ケトン、アルコールまたはグリコールエーテルに溶かすことにより調製できる。これらの溶液は、表面活性剤(例えば、水の希釈度を向上させるため、あるいはスプレー缶中での結晶化を防止するため)を含んでもよい。
【0199】
乳化性濃縮物(EC)または水中油乳化物(EW)は、化学式(1)の化合物を有機溶媒(任意的な1以上の湿潤剤、1以上の乳化剤または上記薬剤の混合物を含む)に溶かすことで調製できる。ECにおける使用のための適当な有機溶媒は芳香族炭化水素(例えば、アルキルベンゼンまたはアルキルナフタレン、例えば、SOLVESSO 100、SOLVESSO 150およびSOLVESSO 200;SOLVESSOは登録商標である)、ケトン(例えば、シクロヘキサノンまたはメチルシクロヘキサノン)、アルコール(例えば、ベンジルアルコール、フルフリルアルコールまたはブタノール)、N−アルキルピロリドン(例えば、N−メチルピロリドンまたはN−オクチルピロリドン)、脂肪酸のジメチルアミド(例えば、C8−C10脂肪酸ジメチルアミド)および塩素化炭化水素を含む。EC生成物は、水に加えることにより自発的に乳化でき、適当な器具を使用するスプレー散布を可能にするのに十分な安定性を有する乳化物を生成する。EWの調製は、液体(もし室温において液体でないならば、適当な温度、一般的には70℃以下で溶かすことができる)としての、または溶液中(適当な溶媒中に溶かす)の化学式(1)の化合物を得ること、それから、乳化物を生成するために、生じた液体または溶液を高剪断力下において、1以上のSFAを含む水中において乳化することを必要とする。EWにおける使用のための適当な溶媒は、植物性油、塩酸化炭化水素(例えば、クロロベンゼン)、芳香族溶媒(例えば、アルキルベンゼンまたはアルキルナフタレン)および水において低い溶解度を有する他の適当な有機溶媒を含む。
【0200】
微細乳化物(ME)は、自発的に、熱力学的に安定な等方性の液体製剤を生産するために、1以上の溶媒と1以上のSFAとの混合体と水を混合することにより調製できる。化学式(1)の化合物は、最初に、水または溶媒/SFA混合体中のいずれかに存在する。MEにおける使用のための適当な溶媒は、ECまたはEWにおける使用のために本明細書において前述したものを含む。MEは水中油または油中水系(上記系は伝導性の測定により決定される)のいずれであってもよく、同じ薬剤中で、水溶性および油溶性の殺虫剤を混合するのに適しているであろう。MEは、水への希釈のために安定であり、微細乳化物として残るか、あるいは慣用の水中油乳化物を形成する。
【0201】
懸濁濃縮物(SC)は、微細に分割された化学式(1)の化合物の不溶性固体微粒子の水性または非水性懸濁液を含んで成ってよい。SCは、化合物の微細な微粒子を生産するために任意的な1以上の分散剤を伴う適当な媒体中で、固体の化学式(1)の化合物のボールまたはビーズミリングにより調製できる。1以上の湿潤剤を、上記組成物中に含ませてよく、そして微粒子が沈殿する割合を減少させるために懸濁剤を含んでもよい。あるいは、所望する最終生成物を生産するために化学式(1)の化合物を乾燥粉末化し、そして前述した薬剤を含む水に加えてもよい。
【0202】
エーロゾル製剤は化学式(1)の化合物および適当な推進剤(例えば、n−ブタン)を含んで成る。また、加圧されていない手動のスプレーポンプにおける使用のための組成物を供するために、化学式(1)の化合物を適当な媒体(例えば、水、水と混和できる液体、例えば、n−プロパノール)において溶解させ、あるいは分散させてもよい。
【0203】
化学式(1)の化合物は、密閉された場所において、上記化合物を含む煙を発生させるための安定な組成物を形成するために、乾燥状態において花火用の混合物と混ぜてもよい。
【0204】
カプセル化懸濁液(CS)は、EW製剤の調製と同様の方法で、ただし、油滴の水性の分散剤を得る付加重合工程により調製することができる。該工程で、各油小滴はポリマーシェルによりカプセル化され、そして、化学式(1)の化合物および、任意的な、担体または希釈剤を含む。ポリマーシェルは、境界面の重縮合反応、または、コアセルベーションの手順のいずれかにより生成できる。上記組成物は化学式(1)の化合物の調節された放出を供することができ、それらは種子のトリートメントのために使用できる。また、化学式(1)の化合物は、生物分解性ポリマー基質において、化合物の徐放を供するために調合できる。
【0205】
組成物は、組成物の生物学的性能(例えば、湿潤、保持または表面上の分布、処理した表面上の雨への耐性、あるいは化学式(1)の化合物の吸収または流動性を向上させることにより)を向上させるために、1以上の添加剤を含んでよい。そのような添加剤は、表面活性剤、油に基づくスプレー添加剤、例えば、ある無機油または天然植物油(例えば、大豆およびアブラナの油)、および他の生物−増強アジュバント(化学式(1)の化合物の作用を助け、または変化させる成分)を伴うこれらの混合体を含んでよい。
【0206】
また、化学式(1)の化合物は、種子のトリートメント剤、例えば、乾燥した種子のトリートメント剤用粉末(DS)、水溶性粉末(SS)またはスラリーのトリートメント剤用水分散性粉末(WS)を含む粉末組成物として、あるいは、流動性濃縮物(FS)、溶液(LS)またはカプセル化懸濁液(CS)を含む液体組成物としての使用のために調合できる。DS、SS、WS、FSおよびLSの組成物の調製は、それぞれ前述したDP、SP、WP、SCおよびDCの組成物の調製と極めて類似している。種子を処理するための組成物は、組成物の種子に対する付着を補助するための薬剤を含んでよい(例えば、無機油またはフィルムを形成する障壁)。
【0207】
湿潤剤、分散剤および乳化剤は、陽イオン、陰イオン、両性イオンまたは非イオン型のSFAであってよい。
【0208】
陽イオン型の適当なSFAは、第4級アンモニウム化合物(例えば、セチルトリメチルアンモニウムブロミド)、イミダゾリンおよびアミン塩を含む。
【0209】
適当な陰イオンSFAは、脂肪酸のアルカリ金属塩、硫酸の脂肪族モノエルテルの塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、スルホン化芳香族化合物の塩(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、ブチルナフタレンスルホネート並びにジイソプロピル−ナフタレンスルホン酸ナトリウムおよびトリイソプロピル−ナフタレンスルホン酸ナトリウムの混合体)、硫酸エーテル、硫酸アルコールエーテル(例えば、ラウレス−3−硫酸ナトリウム)、カルボン酸エーテル(例えば、ラウレス−3−カルボン酸ナトリウム)、リン酸エステル(1以上の脂肪族アルコールおよびリン酸の間の反応由来の生産物(主にモノエステル)または五酸化リン(主にジエステル)、例えばラウリルアルコールとテトラリン酸の間の反応;追加的に、これらの生成物はエトキシ化されてもよい)、スルホスクシナメート、パラフィンまたはオレフィンスルホネート、タウリンおよびリグノスルホネートを含む。
【0210】
両性イオン型の適当なSFAは、ベタイン、プロピオン酸塩およびグリシン酸塩を含む。
【0211】
非イオン型の適当なSFAは、脂肪族アルコール(例えば、オレイルアルコールまたはセチルアルコール)またはアルキルフェノール(例えば、オクチルフェノール、ノニルフェノールまたはオクチルクレゾール)とのアルキレンオキシド、例えば、エチレンオキシド、ブチレンオキシドまたはその混合体の濃縮生成物、;長鎖の脂肪酸またはヘキシトール無水物由来の部分エステル、;エチレンオキシドと上記部分エステルの濃縮生成物、;ブロックポリマー(エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを含んで成る)、;アルカノールアミド、;単純エステル(例えば、脂肪酸ポリエチレングリコールエステル)、アミンオキド(例えば、ラウリルジメチルアミンオキシド);および、レシチンを含む。
【0212】
適当な懸濁剤は親水性コロイド(例えば、ポリサッカライド、ポリビニルピロリドンまたはカルボキシメチルセルロースナトリウム)および膨潤性粘土(例えば、ベントナイトまたはアタパルジャイト)を含む。
【0213】
化学式(1)の化合物は、いかなる既知の殺真菌的化合物の適用方法によっても、適用することができる。例えば、葉、茎、枝、または根を含むいかなる植物の器官に対して、栽培する前の種子に対して、または植物が育っている、あるいは、育つべき媒体(例えば、根のまわりの土壌、一般的な土壌、水田の水または水栽培の培養系)に対して、調合したもの、または未調合のものを直接適用してもよく、あるいは、スプレーしたり、振りかけたり、浸すことにより適用したり、クリームまたはペースト状の製剤として適用したり、蒸気として適用したり、あるいは土壌、または水性の環境において、組成物の分布または組み込み(例えば、顆粒組成物または水に溶ける袋に入れた組成物)を通して適用してもよい。
【0214】
また、化学式(1)の化合物を電動散布技術または他の低容量方法を使用して植物に注入または植物にスプレーし、あるいは地面または空気の灌漑系により適用できる。
【0215】
水性調製剤(水性溶液または分散剤)としての使用のための組成物は一般に、高い活性成分の比率を含む濃縮物の形態において供され、該濃縮物は、使用前に水に加える。これらの濃縮物(DS、SC、EC、EW、ME、SG、SP、WP、WGおよびCSを含んでもよい)は、しばしば、長期間の保管に耐えること、そして、そのような保管後に慣習的なスプレー器具でそれらを適用できるように十分な期間、均質性を維持する水性調製剤を形成するために水に添加できることが必要とされる。これらの水性調製剤は、これらの使用目的に依存して様々な量で化学式(1)の化合物を含んでもよい(例えば、0.0001から10重量%)。
【0216】
化学式(1)の化合物は、肥料(例えば、窒素−、カリウム−またはリン−含有肥料)との混合物において使用できる。適当な製剤は肥料の顆粒を含む。該混合体は、好ましくは、25重量%以下の化学式(1)の化合物を含む。
【0217】
またこのため、本発明は肥料および化学式(1)の化合物を含んで成る肥料組成物を供する。
【0218】
本発明の組成物は、生物学的活性を有する他の化合物、例えば、微量栄養素、または同様の若しくは補足的な殺真菌活性を有するまたは植物の成長の調整、除草、殺虫、線虫駆除、ダニ駆除活性を有する化合物を含んでよい。
【0219】
他の殺真菌剤を含むことにより生じる組成物は、化学式(1)の化合物単独よりも、広い活性スペクトルまたは高い本質的な活性レベルを有することができる。さらに、他の殺真菌剤は、化学式(1)の化合物の殺真菌活性において、相乗効果を有することができる。
【0220】
化学式(1)の化合物は、上記組成物の唯一の活性成分であってもよく、あるいは、適当な場合に、1以上の追加的な活性成分、例えば、殺虫剤、殺真菌剤、相乗剤、除草剤または植物成長調整剤と混合してもよい。追加的な活性成分は、より広い活性スペクトルを有し、あるいは、持続が増大された組成物を供し、化学式(1)の化合物の活性を強化または補強し(例えば、効果の速度を増加すること、あるいは忌避性を解消することにより)、あるいは、個々の成分に対する耐性の発達を解消すること若しくは防止することを助けることができる。特に、追加的な活性成分は、該組成物の示された実用性に依存するであろう。
【0221】
本発明の組成物において含んでもよい殺真菌性化合物の例は、AC382042(N−(1−シアノ−1,2−ジメチルプロピル)−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)プロピオンアミド)、アシベンゾラル−S−メチル、アラニカルブ、アルジモルフ、アニルアジン、アザコナゾール、アザフェニジン、アゾキシストロビン、ベナラキシル、ベノミル、ベンチアバリカルブ、ビロキサゾール、ビテルタノール、ブラスチシジンS、ボスカリド(ニコビフェンの新名)、ブロムコナゾール、ブピリメート、カプタフォル、カプタン、カルベンダジム、カルベンダジムクロルハイドレート、カルボキシン、カルプロパミド、カルボン、CGA41396、CGA41397、チノメチオネート、クロルベンズチアゾン、クロロタロニル、クロロゾリネート、クロジラコン、銅含有化合物、例えば、銅酸塩化物、銅オキシキノレート、硫酸銅、銅タレート(tallate)、および、ボルドー混液、シアミダゾスルファミド、シアゾファミド(IKF−916)、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、デバカルブ、ジ−2−ピリジルジスルフィド1,1’−ジオキド、ジクロフルアニド、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジフェンゾコット、ジフルメトリム、O,O−ジ−イソ−プロピル−S−ベンジルチオホスフェート、ジメフルアゾール、ジメトコナゾール、ジメチリモール、ジメトモルフ、ジモキシストロビン、ジニコナゾール、ジノカップ、ジチアノン、ドデシルジメチルアンモニウムクロライド、ドデモルフ、ドジン、ドグアジン、エジフェンホス、エポキシコナゾール、エタボキサム、エチリモール、エチル(Z)−N−ベンジル−N([メチル(メチル−チオエチルイデンアミノオキシカルボニル)アミノ]チオ)−β−アラニネート、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェナミドン、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェノキサニル(AC382042)、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェンチンアセテート、フェンチンヒドロキシド、フェルバム、フェリムゾン、フルアジナム、フルジオキソニル、フルメトオベル、フルモルフ、フルオロイミド、フルオキサストロビン、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルサルファミド、フルトラニル、フルトリアフォル、フォルペット、フォセチル−アルミニウム、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、グアザチン、ヘキサコナゾール、ヒドロキシイソキサゾール、ヒメキサゾール、イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジン、イミノクタジントリアセテート、イプコナゾール、イプロベンフォス、イプロジオン、イプロバリカルブ、イソプロパニルブチルカルバメート、イソプロチオラン、カスガミシン、クレソキム−メチル、LY186054、LY211795、LY248908、マンコゼブ、マネブ、メフェノキサム、メパニピリム、メプロニル、メタラキシル、メタラキシルM、メトコナゾール、メチラム、メチラム−ジンク、メトミノストロビン、メトラフェノン、MOM65500(N−アリル−4,5−ジメチル−2−トリメチルシリルチオフェン−3−カルボキサミド)、ミクロブタニル、NTN0301、ネオアソジン、ニッケルジメチルジチオカルバメート、ニトロサル−イソプロピル、ヌアリモル、オフレース、有機水銀化合物、オリサストロビン、オキサジキシル、オキサスルフロン、オキサリン酸、オキシポコナゾール、オキシカルボキシン、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、フェナジンオキシド、リン酸、フタライド、ピコキシストロビン、ポリオキシンD、ポリラム、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロパモカルブヒドロクロリド、プロピコナゾール、プロピネブ、プロピオン酸、プロキナジド、プロチオコナゾール、ピラクロストロビン、ピラゾフォス、ピリフェノックス、ピリメタニル、ピロキロン、ピロキシフル、ピロルニトリン、第4級アンモニウム化合物、キノメチオネート、キノキシフェン、キノトゼン、シルチオファム(MON65500)、S−イマザリル、シメコナゾール、ナトリウムペンタクロロフェネート、スピロキサミン、ストレプトマイシン、硫黄、テブコナゾール、テクロフタラム、テクナゼン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール、チオファネート−メチル、チラム、チアジニル、チミベンコナゾール、トルクロフォス−メチル、トリルフルアニド、トリアジメホン、チリアジメノール、トリアズブチル、トリアゾキシド、トリシクラゾール、トリエモルフ、トリフロキシストロビン、トリフルミゾール、トリフォリン、トリチコナゾール、バリダマイシンA、ベイパム、ビンクロゾリン、XRD−563、ジネブ、ジラム、ゾキサミドおよび化学式の化合物である。
【化11】

【0222】
種子系、土壌系、または葉系の真菌性疾患に対する植物の保護のために、化学式(1)の化合物を土壌、泥炭または、他の発根培地と混合してもよい。
【0223】
いくつかの混合物は、同じ慣用の製剤に容易にすることのできない明らかに異なる物理的、化学的または生物学的特性を有する活性成分を含んで成ってよい。これらの場合において、他の製剤を調製できる。例えば、1つの活性成分が水に不溶な固体であり、他方が水に不溶な液体である場合、それにもかかわらず、固体の活性成分を懸濁液として分散することにより(SCの場合と類似した製剤を使用して)、一方で、液体の活性成分を乳化物として分散することにより(EWの場合と類似した調製を使用する)、同じ連続的な水層中でそれぞれの活性成分を分散することが可能である。その結果生じる組成物は懸濁乳化(SE)製剤である。
【0224】
本発明は、以下の略語を使用して、以下の実施例により説明する。
ml=ミリリットル m.p.=融点
g=グラム THF=テトラヒドロフラン
ppm=100万分率 DCM=ジクロロメタン
s=単項 DMF=N,N−ジメチルホルムアミド
d=二重項 DMSO=ジメチルスルホキシド
t=三重項 DMAP=4−ジメチルアミノピリジン
q=四重項 NMR=核磁気共鳴
m=多重項 EDC=1−メチル−3−N,N−ジメチル− b=ブロード アミノプロピルカルボジイミドヒドロクロリド
【実施例1】
【0225】
本実施例は、[6−クロロ−7−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−8−イル]−イソプロピルアミン、表1由来の化合物No.3の調製について説明する。
【化12】

【0226】
工程1
5−ニトロ−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリミジン−4−カルボン酸カリウム(40.0g)を、濃硫酸(60ml)を含むエタノール(400ml)中で8時間還流させた。該混合物を冷却し、そして、ろ過し、そして、該固形物をエタノールで洗浄し、白色粉末(49.54g)、m.p.259℃として、5−ニトロ−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリミジン−4−カルボン酸エチルエステルを得た。
1H NMR(d6−DMSO)δppm:1.28(t,3H),4.35(q,2H),5.10(bs,1H),12.0(s,1H)。
【0227】
工程2
オキシ塩化リン(156ml)を工程1由来の生成物の混合物(15.4g)およびN,N−ジエチルアニリン(20ml)に加え、室温で30分間撹拌した。それから、該反応物を1.5時間還流させ、そして、上記オキシ塩化リンを蒸発させ、そして、残渣を氷上に置き、そして、ジエチルエーテルで抽出した。該エーテル画分を2Mの塩酸、飽和炭酸水素ナトリウムおよび水で洗浄し、それから、上記エーテルを蒸発させた。残渣を、ヘキサン:酢酸エチル(4:1)で溶出するシリカゲル(40−60)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡褐色油として、2,4−ジクロロ−6−ニトロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル(15.5g)を得た。
1H NMR(d6−DMSO)δppm:1.4(t,3H),4.5(q,2H)。
【0228】
工程3
工程2由来の生成物(2.64g)を、室温で、3.75バールの水素ガスの圧力において、ジオキサン(180ml)中、酸化マグネシウム(1.96g)および炭素上の5%パラジウム(2.44g)の存在下において5時間水素付加した。該反応混合物を、セライトを通してろ過し、ジオキサン、酢酸エチル、およびメタノールで洗浄した。該溶媒を混合し、蒸発させ、そして、該反応混合物を酢酸エチルで溶出するシリカゲル(40−60)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色の固形物(1.38g)として5−アミノ−2−クロロ−ピリミジン−4−カルボン酸エチルエステルを得た。
1H NMR(CDCl3)δppm:1.45(t,3H),4.5(q,2H),5.75(bs,2H),8.3(s,1H)。
【0229】
工程4
メタノール(60ml)およびトリエチルアミン(0.66ml)中の工程3由来の生成物(0.64g)を、3.50バールの水素ガスの圧力において、炭素上の5%パラジウム(0.64g)の存在下において、3時間水素付加した。該反応混合物を、セライトを通してろ過し、そして、メタノールで洗浄し、そして、該メタノールを蒸発させた。残渣を、ヘキサン:酢酸エチル(1:2)で溶出するシリカゲル(40−60)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色の固形物(0.150g)として、5−アミノ−ピリミジン−4−カルボン酸メチルエステルを得た。
1H NMR(CDCl3)δppm:1.48(t,3H),4.48(q,2H),5.71(bs,2H),8.41(s,1H),8.68(s,1H)。
【0230】
工程5
氷浴中の乾燥DCM(50ml)中の工程4由来の生成物(0.755g)に、ピリジン(0.73ml)を加え、続いて、5分後に、乾燥DCM(10ml)中の2,4,6−トリフルオロフェニルアセチルクロリド(1.41g)をゆっくりと添加した。該反応混合物を3時間撹拌し、そして、室温まで温めた。更に、2,4,6−トリフルオロフェニルアセチルクロリド(0.3g)を加え、そして、該反応物を室温で1時間撹拌した。上記DCMを蒸発させ、そして、残渣を、ヘキサン:酢酸エチル(1:1)で溶出するシリカゲル(40−60)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色の固形物(1.1g)として、5−[2−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−アセチルアミノ]−ピリミジン−4−カルボン酸エチルエステルを得た。
1H NMR(CDC13)δppm:1.48(t,3H),3.88(s,2H),4.5(q,2H),6.78(m,2H),9.06(s,1H),10.2(s,1H),10.8(s,1H)。
【0231】
工程6
工程5由来の生成物(0.55g)を、乾燥DMF(25ml)中の炭酸カリウム(0.056g)と共に、125℃で1時間加熱した。上記DMFを蒸発させ、そして、残渣を水で処理し、希釈水性塩酸で酸性化し、それから、酢酸エチルで洗浄した。該酢酸エチルを硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、蒸発させた。残渣を、酢酸エチル:メタノール(1:1)で溶出するシリカゲル(40−60)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製し、それから、ジエチルエーテルで粉末化し、褐色の固形物(0.083g)として、6−ヒドロキシ−7−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−5H−ピリド[3,2−d]ピリミジン−8−オンを得た。
1H NMR(d6−DMSO)δppm:7.12(m,2H),8.71(s,1H),8.87(bs,1H),10.82(bs,1H)。
【0232】
工程7
工程6由来の生成物(0.015g)をフェニルホスホン酸ジクロリド(1.5ml)と共に、165℃で一昼夜加熱し、それから冷却し、そして、氷上に注ぎ、そして、酢酸エチルで抽出した。その有機画分を硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして、蒸発させた。残渣を、ヘキサン:酢酸エチル(1:1)で溶出するシリカゲル(40−60)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製し、6,8−ジクロロ−7−(2,4,6−トリフルオロフェニルl)−ピリド[3,2−d]ピリミジン(0.007g)を得た。
1H NMR(CDC13)δppm:6.9(m,2H),9.58(s,1H),9.68(s,1H)。
【0233】
工程8
工程7由来の生成物(0.007g)を、密封したチューブ中において、イソプロピルアミン(2ml)中で、室温において一昼夜撹拌した。該反応混合物を蒸発させ、そして、残渣を、ヘキサン:酢酸エチル(2:1)で溶出するシリカゲル(40−60)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製し、表題の化合物である[6−クロロ−7−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−8−イル]−イソプロピルアミン(0.004g)を得た。
1H NMR(CDCl3)δppm:1.12(d,6H),3.32(m,1H),6.82(t,2H),6.92(m,1H),9.2(s,1H),9.38(s,1H)。
【実施例2】
【0234】
本実施例は、sec−ブチル−[7−クロロ−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−アミン(表11由来の化合物No.23)およびsec−ブチル−[5−クロロ−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−7−イル]−アミン(表16由来の化合物No.23)の調製について説明する。
【化13】

【0235】
工程1
4−アミノ−ピリミジン−5−カルボン酸ヒドロクロリド(10.4g)をエタノール(300ml)中で室温において懸濁した。DMAP(14.6g)を加え、そして、該反応物を撹拌し、透明な黄色の固形物を得た。それから、EDC(11.5g)を加え、そして、該反応物を室温で17時間撹拌した。上記溶媒を除去し、固形物を残こし、それを水に溶解させて、DCM(2×200ml)で抽出した。該DCM画分を硫酸マグネシウムで乾燥させ、それから、蒸発させ、淡黄色の固形物(16.2g)として、DMAPとの1:1の混合物として、4−アミノ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルを得た。それは、更に精製することなく使用した。
1H NMR(CDCl3)δppm:1.35(t,3H),4.35(q,2H),6.7(bs,1H),7.8(bs,1H),8.5(s,1H),8.9(s,1H)。
【0236】
工程2
工程1由来の粗生成物(13.5g)を乾燥DCM(100ml)中に溶解させ、それから、ピリジン(10ml)を加え、黒褐色の溶液を得た。該撹拌した溶液を氷浴中で冷却し、そして、乾燥DCM(100ml)中の2,4,6−トリフルオロフェニルアセチルクロリド(9.0g)を滴下した。該混合物を6時間撹拌し、そして、一昼夜静置させた。更に酸塩化物(3.0g)を加え、そして、反応物を更に10時間撹拌した。上記溶媒を蒸発させ、オレンジ色のスラッジを得た。水を加え、そして、該固形物を酢酸エチル中に溶解させ、それから、炭酸水素ナトリウム溶液および少量の1Mの塩酸(10ml)溶液で洗浄した。該水および酢酸エチル画分を硫酸マグネシウムで乾燥させた。上記溶媒を蒸発させ、固形物を産出した。それをエーテルで粉末化し、淡黄色の固形物(10.3g)として、4−[2−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−アセチルアミノ]−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステルを得た。
1H NMR(CDCl3)δppm:1.45(t,3H),4.2(s,2H),4.45(q,2H)6.75(t,2H),9.05(bs,1H),9.2(s,1H),11.0(s,1H)。
【0237】
工程3
工程2由来の生成物(0.90g)をDMF(10ml)中に溶解させ、そして、DMF(20ml)中の水素化ナトリウムの撹拌した懸濁液(0.32gの油中60%分散)に加えた。該反応物を室温で2時間撹拌し、それから、80℃に8時間加熱した。該反応混合物を冷却し、そして、上記DMFを蒸発させ、黄色の固形物を得た。それから、それを希釈水性塩酸で酸性化した。該白色の懸濁液をろ過し、集収し、ジエチルエーテルで洗浄し、そして、乾燥させ、6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−8H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−5,7−ジオン(0.30g)を得た。
1H NMR(CD3OD)δppm:7.0(t,2H),9.0(s,1H),9.25(s,1H)。
【0238】
工程4
工程3由来の生成物(0.12g)を、オキシ塩化リン(5.0ml)中で懸濁し、そして、室温で撹拌した。五塩化リン(0.10g)を加え、そして、反応物を17時間還流させた。該反応物を冷却し、溶媒を蒸発させ、褐色の油を得た。それを氷上に注ぎ、そして10分間撹拌した。該粗混合物を酢酸エチルで抽出し、そして、該有機分画を飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄し、それから、硫酸マグネシウムで乾燥させた。上記溶媒を蒸発させて、褐色の固形物(0.075g)として、5,7−ジクロロ−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジンを得た。
1H NMR(CDCl3)δppm:6.5(bs,H),6.75(t,2H),9.1(bs,1H),11.4(s,1H)。
【0239】
工程5
工程4由来の生成物(0.1g)をDMF(2ml)中に溶解させた。Sec−ブチルアミン(0.05ml)およびDMAP(0.01g)を加え、そして、該混合物を密封したチューブ中で、40℃で14時間撹拌した。黄色の反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、ブラインで洗浄し、そして、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を蒸発後、2つの異性体の混合物として生じた黄色のゴムを、トルエン:ジエチルエーテル 1:1のシリカゲル(40−60)におけるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し、2つの異性体を得た:
黄色の固形物(0.04g)、m.p.193℃として、sec−ブチル−[7−クロロ−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−アミン:
1H NMR(CDCl3)δppm:0.79(td,3H),1.11(d,3H),1.49(m,2H),4.49(m,1H),4.61(m,1H),6.74(t,2H),9.15(s,1H),9.30(s,1H);
白色の固形物(0.035g)、m.p.179℃として、sec−ブチル−[5−クロロ−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−7−イル]−アミン:
1HNMR(CDCl3)δppm:0.79(t,3H),1.15(d,3H),1.51(m,2H),3.68(m,1H),4.49(m,1H),6.68(t,2H),9.32(s,1H),9.48(s,1H)。
【実施例3】
【0240】
本実施例は、sec−ブチル−[7−フルオロ−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−アミン(表26由来の化合物No.23)の調製について説明する。
【化14】

【0241】
工程1
5,7−ジクロロ−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン(0.3g)を、乾燥スルホラン(2ml)中に溶解させた。スプレー乾燥させたフッ化カリウム(0.16g)を加え、該混合物を、密封したチューブ中で、100℃で14時間加熱した。該ハチミツ色の反応混合物を外界温度に冷却し、ジエチルエーテルで希釈し、それから、水で洗浄し、黄色の油を得た。それをトルエン:ジエチルエーテル 1:1のシリカゲル(40−60)におけるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色の固形物、m.p.248℃として、5,7−ジフルオロ−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジンを得た。
1H NMR(CDCl3)δppm:6.82(td,2H),9.58(s,1H),9.79(s,1H)。
【0242】
工程2
工程1由来の生成物(0.13g)をDMF(4ml)中に溶解させた。sec−ブチルアミン(0.2ml)およびDMAP(0.01g)を加え、該混合物を、密封したチューブ中で、40℃で14時間撹拌した。該淡黄色の反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、ブラインで洗浄し、そして、硫酸ナトリウムで乾燥させた。上記溶媒を蒸発後、生じた無色のゴムを、トルエン:ジエチルエーテル 1:1のシリカゲル(40−60)におけるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色の固形物(0.08g)、m.p.199℃として、sec−ブチル−[7−フルオロ−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル]−アミンを得た:
1H NMR(CDCl3)δppm:0.78(m,3H),1.21(t,3H),1.51(m,2H),4.02(m,2H),6.71(t,2H),9.09(s,1H),9.21(s,1H)。
【0243】
表132
【表13】

【表14】

【実施例4】
【0244】
本実施例は、一般化学式(1)の化合物の殺真菌特性について説明する。
【0245】
化合物は、以下に説明する方法により、葉のディスクアッセイにおいて試験した。試験化合物は、DMSO中に溶解させ、そして、200ppmとなるよう水に希釈した。
【0246】
エリシフェ・グラミニスf種 ホルデイ(Erysiphe graminis f.sp.hordei)(大麦うどん粉病):大麦の葉の断片を24−ウェルプレート中の寒天に置き、そして試験化合物の溶液をスプレーした。12から24時間かけて、完全に乾燥させた後、上記葉の円盤に上記真菌の胞子の懸濁液を接種した。適当なインキュベーション後、予防的な殺真菌活性として、接種4日後、化合物の活性をアッセイした。
【0247】
エリシフェ・グラミニスf種トリチシ(Erysiphe graminis f.sp.tritici)(小麦うどん粉病):小麦の葉の断片を24−ウェルプレート中の寒天に置き、そして試験化合物の溶液をスプレーした。12から24時間かけて、完全に乾燥させた後、上記葉の円盤に上記真菌の胞子の懸濁液を接種した。適当なインキュベーション後、予防的な殺真菌活性として、接種4日後、化合物の活性をアッセイした。
【0248】
ピリキュラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)(稲いもち病):稲の葉の断片を24−ウェルプレート中の寒天に置き、そして試験化合物の溶液をスプレーした。12から24時間かけて、完全に乾燥させた後、上記葉の円盤に上記真菌の胞子の懸濁液を接種した。適当なインキュベーション後、予防的な殺真菌活性として、接種4日後、化合物の活性をアッセイした。
【0249】
以下の化合物は、60%以上の疾患の制御を得た(化合物番号が最初、続いて括弧中の表番号):
エリシフェ・グラミニスf種 ホルデイ(Erysiphe graminis f.sp.hordei)、化合物3(1);
エリシフェ・グラミニスf種トリチシ(Erysiphe graminis f.sp.tritici)、化合物3(1);
ピリキュラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)、化合物3(1);

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般化学式(1)の化合物であって、:
【化1】

上記式中、
WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYはがともにCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、または、ハロ(Cl-4)アルキルであり、;
RおよびR2が独立に、H、ハロ、C1-8アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、シアノ、または、NR34であり、但し、RおよびR2の少なくとも1つはNR34であり、;
1が、ハロ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、アリール(C1-4)アルキル、アリール(C1-4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1-4)アルキル、ヘテロアリール(C1-4)アルコキシ、アリール(C1-4)アルキルチオ、ヘテロアリール(C1-4)アルキルチオ、モルフォリノ、ピペリジノ、または、ピロリジノであり、;
3およびR4が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-8)アルキル、NR56であり、但し、R3およびR4がともに、HまたはNR56であることはなく、あるいは、
3およびR4がともに、1以上のC1-4アルキル基またはC1-4アルコキシ基で任意的に置換されたC3-7アルキレン鎖、または、C3-7アルケニレン鎖を形成し、あるいは、
それらが結合している窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド、若しくは、チオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン、若しくは、ピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;そして、
5およびR6が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、または、ヘテロアリール(C1-8)アルキルであり、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニル、若しくは、シクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノ、またはC1-6ジアルキルアミノで任意的に置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジンおよびピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特にメチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール若しくはヘテロアリール基または該部分のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’、または、−N=CR’’’R’’’’から選択される1以上の置換基で任意的に置換されており、式中、R’’’およびR’’’’は独立に、水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニル、または、ベンジルであり、該フェニルおよびベンジル基は、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されており、;
但し、WがCHであり、XおよびZがNであり、RがNHCH3であり、R1が2、6−ジクロロフェニルであり、且つ、R2がHである場合、YがCCH3ではない、化合物。
【請求項2】
上記式中、WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCHであり、または、XおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
上記式中、R2がNR34である、請求項1または2のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項4】
上記式中、Rがハロである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
上記式中、
3が、C1-8アルキル、ハロ(C1-8)アルキル、ヒドロキシ(C1-8)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-8)アルキル、C1-4アルコキシハロ(C1-8)アルキル、トリ(C1-4)アルキルシリル(C1-6)アルキル、C1-4アルキルカルボニル(C1-8)アルキル、C1-4アルキルカルボニルハロ(C1-8)アルキル、フェニル(C1-4)アルキル、C2-8アルケニル、ハロ(C2-8)アルケニル、C2-8アルキニル、クロロ、フルオロまたはメチルで任意的に置換されたC3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニルアミノ、ピペリジノまたはモルフォリノであり、該フェニルアルキルまたはフェニルアミノのフェニル環は、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシおよびハロ(C1-4)アルコキシから選択される1、2または3の置換基で任意的に置換されており、;そして、
4が、H、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキルまたはアミノであり、あるいは、
3およびR4がともに、メチルで任意的に置換されたC3-7アルキレンまたはC3-7アルケニレン鎖を形成し、または、
該R3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド若しくはチオモルフォリンS−ジオキシド環またはピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、該モルフォリンまたはピペラジン環がメチルで任意的に置換されている、上記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
上記式中、
1が、1から5のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたフェニル、1から4のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたピリジニル、1から3のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換された2−チエニル若しくは3−チエニル、あるいは、1若しくは2のメチル基により、ともに任意的に置換されたピペリジノまたはモルフォリノである、上記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
上記式中、R1が2,6−ジフルオロフェニル、2−フルオロ−6−クロロフェニル、2,5,6−トリフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル、または、ペンタフルオロフェニルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
上記式中、
WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
RおよびR2の1つ(好ましくは、R2)が、NR34であり、且つ、他がハロであり;
1がハロ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、アリール(C1-4)アルキル、アリール(C1-4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1-4)アルキル、ヘテロアリール(C1-4)アルコキシ、アリール(C1-4)アルキルチオ、ヘテロアリール(C1-4)アルキルチオ、モルフォリノ、ピペリジノ、または、ピロリジノであり、;
3およびR4が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-8)アルキル、NR56であり、但し、R3およびR4はともには、HまたはNR56ではなく、あるいは、
3およびR4がともに、1以上のC1-4アルキルまたはC1-4アルコキシ基で任意的に置換されたC3-7アルキレンまたはC3-7アルキレン鎖を形成し、または、
3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド、若しくは、チオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン、若しくは、ピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;そして、
5およびR6が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、または、ヘテロアリール(C1-8)アルキルであり、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニル若しくはシクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノ、または、C1-6ジアルキルアミノで置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジン、および、ピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特に、メチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、ヘテロアリール基のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、Cl-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’または−N=CR’’’R’’’’から選択される1以上の置換基で任意的に置換されており、該R’’’およびR’’’’が独立に、水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニルまたはベンジルであり、該フェニルおよびベンジル基が、ハロゲン、Cl-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
上記式中、
WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCR8であり;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
RおよびR2の1つ(好ましくは、R2)が、NR34であり、そして、他がハロであり、;
1が、ハロ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、アリール(C1-4)アルキル、アリール(C1-4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1-4)アルキル、ヘテロアリール(C1-4)アルコキシ、アリール(C1-4)アルキルチオ、ヘテロアリール(C1-4)アルキルチオ、モルフォリノ、ピペリジノ、または、ピロリジノであり、;
3が、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C2-4アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキルまたはフェニルアミノであり、該フェニル環は、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシおよびハロ(C1-4)アルコキシから選択される1、2または3の置換基で任意的に置換されており、;そして、R4が、H、C1-4アルキルまたはアミノであり、あるいは、
3およびR4がともに、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されたC4-6アルキレン鎖を形成し、または、
3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド若しくはチオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニルまたはシクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノまたはC1-6ジアルキルアミノで任意的に置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジンおよびピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特に、メチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール若しくはヘテロアリール基または該部分のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、Cl-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’または−N=CR’’’R’’’’から選択される、1以上の置換基により、任意的に置換されており、該R’’’およびR’’’’は独立に、水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニル、または、ベンジルであり、該フェニルおよびベンジル基は、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
上記式中、
WおよびX、WおよびZ、XおよびY、または、YおよびZがNであり、且つ、他の2つがCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
RおよびR2が独立に、H、ハロ、C1-8アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、シアノまたはNR34であり、但し、RおよびR2の少なくとも1つ(好ましくは、R2)がNR34であり、;
1が任意的に置換されたフェニルであり、;
3およびR4が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-8)アルキル、NR56であり、但し、R3およびR4がともにHまたはNR56であることはなく、または、
3およびR4がともに、1以上のC1-4アルキルまたはC1-4アルコキシ基で任意的に置換されたC3-7アルキレンまたはC3-7アルキにレン鎖を形成し、あるいは、
3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド若しくはチオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;そして、
5およびR6が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C1-8)アルキルであり、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニル若しくはシクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノまたはC1-6ジアルキルアミノで任意的に置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジンおよびピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特に、メチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール若しくはヘテロアリール基または該部分のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’または−N=CR’’’R’’’’から選択される1以上の置換基で任意的に置換されているR1のフェニル基を含み、該R’’’およびR’’’’は独立に水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニルまたはベンジルであり、該フェニルおよびベンジル基は、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されており、;
但し、WがCHであり、XおよびZがNであり、RがNHCH3であり、R1が2、6−ジクロロフェニルであり、且つ、R2がHである場合、Yは、CCH3ではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
上記式中、
WおよびX、WおよびZ、XおよびY、または、YおよびZがNであり、且つ、他の2つがCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
Rが、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはシアノであり、;
1が、1から5のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたフェニル、1から4のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたピリジニル、1から3のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換された2−チエニルまたは3−チエニル、あるいは、1若しくは2のメチル基により、ともに任意的に置換されたピペリジノまたはモルフォリノであり、;
2が、NR34であり、;
3が、C1-8アルキル、ハロ(C1-8)アルキル、ヒドロキシ(C1-8)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-8)アルキル、C1-4アルコキシハロ(C1-8)アルキル、トリ(C1-4)アルキルシリル(C1-6)アルキル、C1-4アルキルカルボニル(C1-8)アルキル、C1-4アルキルカルボニルハロ(C1-8)アルキル、フェニル(C1-4)アルキル、C2-8アルケニル、ハロ(C2-8)アルケニル、C2-8アルキニル、クロロ、フルオロ若しくはメチルで任意的に置換されたC3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニルアミノ、ピペリジノまたはモルフォリノであり、該フェニルアルキルまたはフェニルアミノのフェニル環は、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシおよびハロ(C1-4)アルコキシから選択される1、2または3の置換基で任意的に置換されており、;そして、
4が、H、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキルまたはアミノであり、あるいは、
3およびR4がともに、メチルで任意的に置換されたC3-7アルキレンまたはC3-7アルケニレン鎖を形成し、または、
3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド若しくはチオモルフォリンS−ジオキシド環またはピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、該モルフォリンまたはピペラジン環はメチルで任意的に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
上記式中、
WおよびX、WおよびZ、XおよびY、または、YおよびZがNであり、且つ、他の2つがCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
Rが、ハロであり、;
1が、1から5のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたフェニルであり、;
2がNR34であり、;
3が、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C2-4アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキルまたはフェニルアミノであり、該フェニル環はハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシおよびハロ(C1-4)アルコキシから選択される1、2または3の置換基により任意的に置換されており、;そして、
4が、H、C1-4アルキルまたはアミノであり、あるいは、R3およびR4がともに、メチルで任意的に置換されたC4-6アルキレン鎖を形成し、あるいは、R3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4がともにモルフォリン環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
上記式中、RおよびR2の1つがクロロまたはフルオロであり、且つ、他がNR34であり、且つ、W、X、Y、Z、R1、R3およびR4が、請求項1において定義した通りである、請求項1に記載の一般化学式(1)の化合物の調製方法であって、一般化学式NR34のアミンと一般化学式(6)または(13)の化合物:
【化2】

との反応を含んで成る方法。
【請求項14】
一般化学式(4)、(5)、(6)および(13)を有する中間体化学物質であって:
【化3】

上記式中、W、X、Y、ZおよびR1が請求項1において定義した通りであり、且つ、R7がC1-4アルキルである中間体化学物質であり、それから一般化学式(5)の化合物の化合物であって、式中、WおよびYがともにCHであり、且つ、XおよびZがともにNであり、且つ、R1がメチル、エチルまたはフェニルである化合物以外の中間体化学物質。
【請求項15】
殺真菌的有効量の請求項1に定義する化合物およびその適当な担体または希釈剤を含んで成る、植物の殺真菌性組成物。
【請求項16】
植物に対して、植物の種子に対して、植物若しくは種子の場所に対して、または、土壌若しくはいかなる他の植物育成培地に対して、殺真菌的有効量の請求項1に記載の化合物、または、請求項15に記載の組成物を適用することを含んで成る、病原性真菌類の駆除または制御方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般化学式(1)の化合物であって、:
【化1】

上記式中、
WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYはがともにCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、または、ハロ(Cl-4)アルキルであり、;
RおよびR2が独立に、H、ハロ、C1-8アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、シアノ、または、NR34であり、但し、RおよびR2の少なくとも1つはNR34であり、;
1が、ハロ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、アリール(C1-4)アルキル、アリール(C1-4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1-4)アルキル、ヘテロアリール(C1-4)アルコキシ、アリール(C1-4)アルキルチオ、ヘテロアリール(C1-4)アルキルチオ、モルフォリノ、ピペリジノ、または、ピロリジノであり、;
3およびR4が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-8)アルキル、NR56であり、但し、R3およびR4がともに、HまたはNR56であることはなく、あるいは、
3およびR4がともに、1以上のC1-4アルキル基またはC1-4アルコキシ基で任意的に置換されたC3-7アルキレン鎖、または、C3-7アルケニレン鎖を形成し、あるいは、
それらが結合している窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド、若しくは、チオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン、若しくは、ピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;そして、
5およびR6が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、または、ヘテロアリール(C1-8)アルキルであり、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニル、若しくは、シクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノ、またはC1-6ジアルキルアミノで任意的に置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジンおよびピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特にメチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール若しくはヘテロアリール基または該部分のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’、または、−N=CR’’’R’’’’から選択される1以上の置換基で任意的に置換されており、式中、R’’’およびR’’’’は独立に、水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニル、または、ベンジルであり、該フェニルおよびベンジル基は、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されており、;
但し、WがCHであり、XおよびZがNであり、RがNHCH3であり、R1が2、6−ジクロロフェニルであり、且つ、R2がHである場合、YがCCH3ではない、化合物。
【請求項2】
上記式中、WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCHであり、または、XおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
上記式中、R2がNR34である、請求項1または2のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項4】
上記式中、Rがハロである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
上記式中、
3が、C1-8アルキル、ハロ(C1-8)アルキル、ヒドロキシ(C1-8)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-8)アルキル、C1-4アルコキシハロ(C1-8)アルキル、トリ(C1-4)アルキルシリル(C1-6)アルキル、C1-4アルキルカルボニル(C1-8)アルキル、C1-4アルキルカルボニルハロ(C1-8)アルキル、フェニル(C1-4)アルキル、C2-8アルケニル、ハロ(C2-8)アルケニル、C2-8アルキニル、クロロ、フルオロまたはメチルで任意的に置換されたC3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニルアミノ、ピペリジノまたはモルフォリノであり、該フェニルアルキルまたはフェニルアミノのフェニル環は、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシおよびハロ(C1-4)アルコキシから選択される1、2または3の置換基で任意的に置換されており、;そして、
4が、H、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキルまたはアミノであり、あるいは、
3およびR4がともに、メチルで任意的に置換されたC3-7アルキレンまたはC3-7アルケニレン鎖を形成し、または、
該R3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド若しくはチオモルフォリンS−ジオキシド環またはピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、該モルフォリンまたはピペラジン環がメチルで任意的に置換されている、上記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
上記式中、
1が、1から5のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたフェニル、1から4のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたピリジニル、1から3のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換された2−チエニル若しくは3−チエニル、あるいは、1若しくは2のメチル基により、ともに任意的に置換されたピペリジノまたはモルフォリノである、上記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
上記式中、R1が2,6−ジフルオロフェニル、2−フルオロ−6−クロロフェニル、2,5,6−トリフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル、または、ペンタフルオロフェニルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
上記式中、
WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
RおよびR2の1つ(好ましくは、R2)が、NR34であり、且つ、他がハロであり;
1がハロ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、アリール(C1-4)アルキル、アリール(C1-4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1-4)アルキル、ヘテロアリール(C1-4)アルコキシ、アリール(C1-4)アルキルチオ、ヘテロアリール(C1-4)アルキルチオ、モルフォリノ、ピペリジノ、または、ピロリジノであり、;
3およびR4が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-8)アルキル、NR56であり、但し、R3およびR4はともには、HまたはNR56ではなく、あるいは、
3およびR4がともに、1以上のC1-4アルキルまたはC1-4アルコキシ基で任意的に置換されたC3-7アルキレンまたはC3-7アルキレン鎖を形成し、または、
3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド、若しくは、チオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン、若しくは、ピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;そして、
5およびR6が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、または、ヘテロアリール(C1-8)アルキルであり、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニル若しくはシクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノ、または、C1-6ジアルキルアミノで置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジン、および、ピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特に、メチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、ヘテロアリール基のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、Cl-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’または−N=CR’’’R’’’’から選択される1以上の置換基で任意的に置換されており、該R’’’およびR’’’’が独立に、水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニルまたはベンジルであり、該フェニルおよびベンジル基が、ハロゲン、Cl-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
上記式中、
WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCR8であり;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
RおよびR2の1つ(好ましくは、R2)が、NR34であり、そして、他がハロであり、;
1が、ハロ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、アリール(C1-4)アルキル、アリール(C1-4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1-4)アルキル、ヘテロアリール(C1-4)アルコキシ、アリール(C1-4)アルキルチオ、ヘテロアリール(C1-4)アルキルチオ、モルフォリノ、ピペリジノ、または、ピロリジノであり、;
3が、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C2-4アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキルまたはフェニルアミノであり、該フェニル環は、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシおよびハロ(C1-4)アルコキシから選択される1、2または3の置換基で任意的に置換されており、;そして、R4が、H、C1-4アルキルまたはアミノであり、あるいは、
3およびR4がともに、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されたC4-6アルキレン鎖を形成し、または、
3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド若しくはチオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニルまたはシクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノまたはC1-6ジアルキルアミノで任意的に置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジンおよびピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特に、メチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール若しくはヘテロアリール基または該部分のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、Cl-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’または−N=CR’’’R’’’’から選択される、1以上の置換基により、任意的に置換されており、該R’’’およびR’’’’は独立に、水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニル、または、ベンジルであり、該フェニルおよびベンジル基は、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
上記式中、
WおよびX、WおよびZ、XおよびY、または、YおよびZがNであり、且つ、他の2つがCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
RおよびR2が独立に、H、ハロ、C1-8アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、シアノまたはNR34であり、但し、RおよびR2の少なくとも1つ(好ましくは、R2)がNR34であり、;
1が任意的に置換されたフェニルであり、;
3およびR4が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-8)アルキル、NR56であり、但し、R3およびR4がともにHまたはNR56であることはなく、または、
3およびR4がともに、1以上のC1-4アルキルまたはC1-4アルコキシ基で任意的に置換されたC3-7アルキレンまたはC3-7アルキにレン鎖を形成し、あるいは、
3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド若しくはチオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;そして、
5およびR6が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C1-8)アルキルであり、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニル若しくはシクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノまたはC1-6ジアルキルアミノで任意的に置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジンおよびピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特に、メチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール若しくはヘテロアリール基または該部分のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’または−N=CR’’’R’’’’から選択される1以上の置換基で任意的に置換されているR1のフェニル基を含み、該R’’’およびR’’’’は独立に水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニルまたはベンジルであり、該フェニルおよびベンジル基は、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されており、;
但し、WがCHであり、XおよびZがNであり、RがNHCH3であり、R1が2、6−ジクロロフェニルであり、且つ、R2がHである場合、Yは、CCH3ではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
上記式中、
WおよびX、WおよびZ、XおよびY、または、YおよびZがNであり、且つ、他の2つがCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
Rが、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはシアノであり、;
1が、1から5のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたフェニル、1から4のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたピリジニル、1から3のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換された2−チエニルまたは3−チエニル、あるいは、1若しくは2のメチル基により、ともに任意的に置換されたピペリジノまたはモルフォリノであり、;
2が、NR34であり、;
3が、C1-8アルキル、ハロ(C1-8)アルキル、ヒドロキシ(C1-8)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-8)アルキル、C1-4アルコキシハロ(C1-8)アルキル、トリ(C1-4)アルキルシリル(C1-6)アルキル、C1-4アルキルカルボニル(C1-8)アルキル、C1-4アルキルカルボニルハロ(C1-8)アルキル、フェニル(C1-4)アルキル、C2-8アルケニル、ハロ(C2-8)アルケニル、C2-8アルキニル、クロロ、フルオロ若しくはメチルで任意的に置換されたC3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニルアミノ、ピペリジノまたはモルフォリノであり、該フェニルアルキルまたはフェニルアミノのフェニル環は、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシおよびハロ(C1-4)アルコキシから選択される1、2または3の置換基で任意的に置換されており、;そして、
4が、H、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキルまたはアミノであり、あるいは、
3およびR4がともに、メチルで任意的に置換されたC3-7アルキレンまたはC3-7アルケニレン鎖を形成し、または、
3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド若しくはチオモルフォリンS−ジオキシド環またはピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、該モルフォリンまたはピペラジン環はメチルで任意的に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
上記式中、
WおよびX、WおよびZ、XおよびY、または、YおよびZがNであり、且つ、他の2つがCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
Rが、ハロであり、;
1が、1から5のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたフェニルであり、;
2がNR34であり、;
3が、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C2-4アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキルまたはフェニルアミノであり、該フェニル環はハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシおよびハロ(C1-4)アルコキシから選択される1、2または3の置換基により任意的に置換されており、;そして、
4が、H、C1-4アルキルまたはアミノであり、あるいは、R3およびR4がともに、メチルで任意的に置換されたC4-6アルキレン鎖を形成し、あるいは、R3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4がともにモルフォリン環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
上記式中、RおよびR2の1つがクロロまたはフルオロであり、且つ、他がNR34であり、且つ、W、X、Y、Z、R1、R3およびR4が、請求項1において定義した通りである、請求項1に記載の一般化学式(1)の化合物の調製方法であって、一般化学式NR34のアミンと一般化学式(6)または(13)の化合物:
【化2】

との反応を含んで成る方法。
【請求項14】
一般化学式(4)、(5)、(6)および(13)を有する中間体化学物質であって:
【化3】

上記式中、W、X、Y、ZおよびR1が請求項1において定義した通りであり、且つ、R7がC1-4アルキルである中間体化学物質であり、それから一般化学式(5)の化合物であって、式中、WおよびYがともにCHであり、且つ、XおよびZがともにNであり、且つ、R1がメチル、エチルまたはフェニルである化合物以外であり、それから一般化学式(5)の化合物であって、式中、WがCHであり、YがCH3−Cであり、且つ、XおよびZがともにNであり、且つ、R1がメチル、エチルまたはフェニルである化合物以外であり、それから一般化学式(4)の化合物であって、式中、WおよびYがともにCH3−Cであり、且つ、XおよびZがともにNであり、且つ、R1がメチルであり、且つ、R7がエチルである化合物以外の中間体化学物質。
【請求項15】
殺真菌的有効量の請求項1に定義する化合物およびその適当な担体または希釈剤を含んで成る、植物の殺真菌性組成物。
【請求項16】
植物に対して、植物の種子に対して、植物若しくは種子の場所に対して、または、土壌若しくはいかなる他の植物育成培地に対して、殺真菌的有効量の請求項1に記載の化合物、または、請求項15に記載の組成物を適用することを含んで成る、病原性真菌類の駆除または制御方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般化学式(1)の化合物であって、:
【化1】

上記式中、
WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYはがともにCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、または、ハロ(Cl-4)アルキルであり、;
RおよびR2が独立に、H、ハロ、C1-8アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、シアノ、または、NR34であり、但し、RおよびR2の少なくとも1つはNR34であり、;
1が、ハロ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、アリール(C1-4)アルキル、アリール(C1-4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1-4)アルキル、ヘテロアリール(C1-4)アルコキシ、アリール(C1-4)アルキルチオ、ヘテロアリール(C1-4)アルキルチオ、モルフォリノ、ピペリジノ、または、ピロリジノであり、;
3およびR4が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-8)アルキル、NR56であり、但し、R3およびR4がともに、HまたはNR56であることはなく、あるいは、
3およびR4がともに、1以上のC1-4アルキル基またはC1-4アルコキシ基で任意的に置換されたC3-7アルキレン鎖、または、C3-7アルケニレン鎖を形成し、あるいは、
それらが結合している窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド、若しくは、チオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン、若しくは、ピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;そして、
5およびR6が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、または、ヘテロアリール(C1-8)アルキルであり、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニル、若しくは、シクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノ、またはC1-6ジアルキルアミノで任意的に置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジンおよびピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特にメチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール若しくはヘテロアリール基または該部分のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’、または、−N=CR’’’R’’’’から選択される1以上の置換基で任意的に置換されており、式中、R’’’およびR’’’’は独立に、水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニル、または、ベンジルであり、該フェニルおよびベンジル基は、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されており、;
但し、WがCHであり、XおよびZがNであり、RがNHCH3であり、R1が2、6−ジクロロフェニルであり、且つ、R2がHである場合、YがCCH3ではない、化合物。
【請求項2】
上記式中、WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCHであり、または、XおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
上記式中、R2がNR34である、請求項1または2のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項4】
上記式中、Rがハロである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
上記式中、
3が、C1-8アルキル、ハロ(C1-8)アルキル、ヒドロキシ(C1-8)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-8)アルキル、C1-4アルコキシハロ(C1-8)アルキル、トリ(C1-4)アルキルシリル(C1-6)アルキル、C1-4アルキルカルボニル(C1-8)アルキル、C1-4アルキルカルボニルハロ(C1-8)アルキル、フェニル(C1-4)アルキル、C2-8アルケニル、ハロ(C2-8)アルケニル、C2-8アルキニル、クロロ、フルオロまたはメチルで任意的に置換されたC3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニルアミノ、ピペリジノまたはモルフォリノであり、該フェニルアルキルまたはフェニルアミノのフェニル環は、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシおよびハロ(C1-4)アルコキシから選択される1、2または3の置換基で任意的に置換されており、;そして、
4が、H、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキルまたはアミノであり、あるいは、
3およびR4がともに、メチルで任意的に置換されたC3-7アルキレンまたはC3-7アルケニレン鎖を形成し、または、
該R3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド若しくはチオモルフォリンS−ジオキシド環またはピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、該モルフォリンまたはピペラジン環がメチルで任意的に置換されている、上記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
上記式中、
1が、1から5のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたフェニル、1から4のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換されたピリジニル、1から3のハロゲン原子で、または、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロ(C1-4)アルコキシから選択される1から3の置換基で任意的に置換された2−チエニル若しくは3−チエニル、あるいは、1若しくは2のメチル基により、ともに任意的に置換されたピペリジノまたはモルフォリノである、上記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
上記式中、R1が2,6−ジフルオロフェニル、2−フルオロ−6−クロロフェニル、2,5,6−トリフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル、または、ペンタフルオロフェニルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
上記式中、
WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびZがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCR8であり、;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
RおよびR2の1つ(好ましくは、R2)が、NR34であり、且つ、他がハロであり;
1がハロ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、アリール(C1-4)アルキル、アリール(C1-4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1-4)アルキル、ヘテロアリール(C1-4)アルコキシ、アリール(C1-4)アルキルチオ、ヘテロアリール(C1-4)アルキルチオ、モルフォリノ、ピペリジノ、または、ピロリジノであり、;
3およびR4が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-8)アルキル、NR56であり、但し、R3およびR4はともには、HまたはNR56ではなく、あるいは、
3およびR4がともに、1以上のC1-4アルキルまたはC1-4アルコキシ基で任意的に置換されたC3-7アルキレンまたはC3-7アルキレン鎖を形成し、または、
3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド、若しくは、チオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン、若しくは、ピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;そして、
5およびR6が独立に、H、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、アリール(C1-8)アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリール、または、ヘテロアリール(C1-8)アルキルであり、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニル若しくはシクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノ、または、C1-6ジアルキルアミノで置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジン、および、ピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特に、メチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、ヘテロアリール基のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、Cl-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’または−N=CR’’’R’’’’から選択される1以上の置換基で任意的に置換されており、該R’’’およびR’’’’が独立に、水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニルまたはベンジルであり、該フェニルおよびベンジル基が、ハロゲン、Cl-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
上記式中、
WおよびYがともにNであり、且つ、XおよびZがともにCR8であり、または、XおよびがともにNであり、且つ、WおよびYがともにCR8であり;
8が、H、ハロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはハロ(C1-4)アルキルであり、;
RおよびR2の1つ(好ましくは、R2)が、NR34であり、そして、他がハロであり、;
1が、ハロ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキル(C1-6)アルキル、C1-8アルコキシ、C1-8アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、アリール(C1-4)アルキル、アリール(C1-4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1-4)アルキル、ヘテロアリール(C1-4)アルコキシ、アリール(C1-4)アルキルチオ、ヘテロアリール(C1-4)アルキルチオ、モルフォリノ、ピペリジノ、または、ピロリジノであり、;
3が、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C2-4アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキルまたはフェニルアミノであり、該フェニル環は、ハロ、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシおよびハロ(C1-4)アルコキシから選択される1、2または3の置換基で任意的に置換されており、;そして、R4が、H、C1-4アルキルまたはアミノであり、あるいは、
3およびR4がともに、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されたC4-6アルキレン鎖を形成し、または、
3およびR4と結合する窒素原子と一緒になって、R3およびR4が、モルフォリン、チオモルフォリン、チオモルフォリンS−オキシド若しくはチオモルフォリンS−ジオキシド環、または、ピペラジン若しくはピペラジンN−(C1-4)アルキル(特に、N−メチル)環を形成し、;
上記アルキル、アルケニル、アルキニルまたはシクロアルキル基または該部分(R8以外)のいずれかが、ハロゲン、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6ハロアルコキシ、C1-6アルキルチオ、トリ(C1-4)アルキルシリル、C1-6アルキルアミノまたはC1-6ジアルキルアミノで任意的に置換されており、
上記モルフォリン、チオモルフォリン、ピペリジン、ピペラジンおよびピロリジン環のいずれかが、C1-4アルキル(特に、メチル)で任意的に置換されており、そして、
上記アリール若しくはヘテロアリール基または該部分のいずれかが、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、Cl-6アルコキシ、C2-6アルケニルオキシ、C2-6アルキニルオキシ、ハロ(C1-6)アルキル、ハロ(C1-6)アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ(C1-6)アルキルチオ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-6)アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェノキシ、ベンジルオキシ、ベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、−NR’’’R’’’’、−NHCOR’’’、−NHCONR’’’R’’’’、−CONR’’’R’’’’、−SO2R’’’、−OSO2R’’’、−COR’’’、−CR’’’=NR’’’’または−N=CR’’’R’’’’から選択される、1以上の置換基により、任意的に置換されており、該R’’’およびR’’’’は独立に、水素、C1-4アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル(C1-4)アルキル、フェニル、または、ベンジルであり、該フェニルおよびベンジル基は、ハロゲン、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシで任意的に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
上記式中、RおよびR2の1つがクロロまたはフルオロであり、且つ、他がNR34であり、且つ、W、X、Y、Z、R1、R3およびR4が、請求項1において定義した通りである、請求項1に記載の一般化学式(1)の化合物の調製方法であって、一般化学式NR34のアミンと一般化学式(6)または(13)の化合物:
【化2】

との反応を含んで成る方法。
【請求項11】
一般化学式(4)、(5)、(6)および(13)を有する中間体化学物質であって:
【化3】

上記式中、W、X、Y、ZおよびR1が請求項1において定義した通りであり、且つ、R7がC1-4アルキルである中間体化学物質であり、それから一般化学式(5)の化合物であって、式中、WおよびYがともにCHであり、且つ、XおよびZがともにNであり、且つ、R1がメチル、エチルまたはフェニルである化合物以外であり、それから一般化学式(5)の化合物であって、式中、WがCHであり、YがCH3−Cであり、且つ、XおよびZがともにNであり、且つ、R1がメチル、エチルまたはフェニルである化合物以外であり、それから一般化学式(4)の化合物であって、式中、WおよびYがともにCH3−Cであり、且つ、XおよびZがともにNであり、且つ、R1がメチルであり、且つ、R7がエチルである化合物以外の中間体化学物質。
【請求項12】
殺真菌的有効量の請求項1に定義する化合物およびその適当な担体または希釈剤を含んで成る、植物の殺真菌性組成物。
【請求項13】
植物に対して、植物の種子に対して、植物若しくは種子の場所に対して、または、土壌若しくはいかなる他の植物育成培地に対して、殺真菌的有効量の請求項1に記載の化合物、または、請求項12に記載の組成物を適用することを含んで成る、病原性真菌類の駆除または制御方法。

【公表番号】特表2006−516131(P2006−516131A)
【公表日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−561605(P2004−561605)
【出願日】平成15年12月4日(2003.12.4)
【国際出願番号】PCT/GB2003/005273
【国際公開番号】WO2004/056826
【国際公開日】平成16年7月8日(2004.7.8)
【出願人】(501008820)シンジェンタ リミテッド (33)
【出願人】(500584309)シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト (352)
【Fターム(参考)】