説明

水耕栽培用培地シート

【課題】 従来品より、さらに安価で保水性を有し、作業性、廃棄性に優れる自然素材を用いた水耕栽培用培地であり、さらに植物の根上がりを防止可能な水耕栽培用培地を得ることを課題とする。
【解決手段】パルプ繊維、もしくはパルプ繊維と合成繊維から構成された不織布に、3〜10mm間隔で開孔部が設けられている水耕栽培用培地シート。開孔部が、不織布の片面より針状突起物を貫通させることにより形成された前記水耕栽培用培地シート。開孔部の長径が1〜5mmである前記水耕栽培用培地シート。不織布が乾式不織布である前記水耕栽培用培地シート。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カイワレ大根、蕎麦、ヒマワリ、クレソン、紅花、タデ、大豆モヤシ、緑豆モヤシ、その他各種の芽物野菜、及び水稲苗等の植物の水耕栽培に適した水耕栽培用培地シートである。
【背景技術】
【0002】
従来、各種植物の水耕栽培においては、ウレタンマットに培養液を含浸させ、このウレタンマットの表面に種を蒔くことにより、植物の根をウレタンマット内に保持させて栽培する方法が知られている。(特許文献1)
【0003】
ウレタンマットは、安価であることから、広く用いられているが、使用後廃棄する際に、地中に埋めても自然に分解することがなく、焼却処理を行った場合、高温になって炉を傷めたりするおそれがあるなど、廃棄に多くコストを要する。
【0004】
また、ウレタンマットは、水分吸収性が弱い。そのため、ウレタンマット全体に培養液を均一に含浸させることが困難である。そのため、同一のウレタンマットであっても、場所毎に培養液の含浸状態の偏りが生じ、その結果、植物の均一な発芽及び育成に支障を生じる。また、含浸保持する培養液の量が少ないため、特に、高温多湿期の栽培においては、根元の培養液中の酸素量が少なくなり、培養液の交換が少ないため、雑菌等の増加が多く成育環境を悪いものとしている。
【0005】
また、ウレタンマットの培地は、特に太い根の植物の場合に根が貫通しにくいため、根が培地中に張らず、表面を覆うだけになる現象(本発明中では根上がりと呼ぶ)が起こる。その結果、植物が倒れたり、また生育に支障をきたしたりする。また、植物が培地から分離しやすいため、包装作業性等に劣るという問題があった。
【0006】
上記のような問題があるため、ウレタンマットの替わりに、廃棄性に考慮した、自然素材や生分解性を有する培地シートが求められている。
たとえば、培地として綿を使用したものや、生分解性繊維を用いた不織布を用いたものが存在する。
綿の培地は、保水性があり、また自然物であるため廃棄性に優れるが、素材に腰がないのでハンドリング適性に劣る。またコスト的に問題があった。また、生分解性繊維は地中で分解するため廃棄性に優れるが、合成樹脂であるのでそれ自体に保水性がない。また高価でコスト面でも問題があった。
【0007】
さらに、上記のような素材でも、前述した植物の根上がりという問題は発生する。この問題を防止するために、生分解繊維の不織布に、さらに孔を空けたものが存在する(特許文献2、特許文献3)。孔を開けることで植物の根が培地に入りやすくなるという目的である。
【0008】
【特許文献1】特開2000−83481号公報
【特許文献2】特許第2940608号公報
【特許文献3】特開2002−209460号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、従来品より、さらに安価で保水性を有し、作業性、廃棄性に優れる自然素材を用いた水耕栽培用培地であり、さらに植物の根上がりを防止可能な水耕栽培用培地を得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は上記課題を解決するために、以下の手段をとる。
すなわち、本発明の第1は、パルプ繊維、もしくはパルプ繊維と合成繊維から構成された不織布に、3〜10mm間隔で開孔部が設けられている水耕栽培用培地シートである。
【0011】
本発明の第2は、開孔部が、不織布の片面より針状突起物を貫通させることにより形成された本発明の第1に記載の水耕栽培用培地シートである。
【0012】
本発明の第3は、開孔部の長径が1〜5mmである本発明の第1〜2のいずれかに記載の水耕栽培用培地シートである。
【0013】
本発明の第4は、不織布が乾式不織布である本発明の第1〜3のいずれかに記載の水耕栽培用培地シートである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によって、安価で保水性を有し、作業性、廃棄性に優れる自然素材を用いた水耕栽培用培地であり、さらに植物の根上がりを防止可能な水耕栽培用培地の提供が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を具体的に説明する。
発明者らは、安価で保水性を有し、作業性、廃棄性に優れた水耕栽培用培地として、パルプ繊維からなる不織布を用いることを検討した。
【0016】
パルプ繊維の原料としては、木材パルプ(針葉樹、広葉樹)、ラグパルプ、リンターパルプ、リネンパルプ、楮・三椏・雁皮パルプ等の非木材パルプ、古紙パルプ等が存在する。また、その製法から、機械パルプであるGP、RGP、TMP、化学パルプである亜硫酸パルプ、クラフトパルプ等が存在する。
本発明に使用するパルプ繊維としては、供給量、品質の安定性、コスト等の問題から、クラフトパルプが特に好適に用いられる。
また、本発明で使用するパルプ繊維はいわゆる短繊維であり、その繊維長は、繊維長測定機FS-200(カヤーニ社製)による測定で、長さ加重平均繊維長が10mm以下、好ましくは6mm以下である。
【0017】
本発明で水耕栽培用培地として用いる不織布としては、乾式不織布が好適に用いられる。本発明においては、特にパルプ繊維を乾燥状態で機械的に解して単繊維化し、走行するワイヤ上に連続的にパルプ繊維によるウエブを形成(エアレイ法)し、さらに水性バインダーをスプレーして乾燥することによって、ウエブのパルプ繊維間を接着する方式(ラテックスボンド法)による乾式不織布を用いることが好適である。
また、後述するように、合成樹脂繊維をパルプ繊維と併用する場合、サーマルボンド法、もしくはラテックスボンド法とサーマルボンド法を組み合わせたマルチボンド法により乾式不織布を得ることも可能である。
【0018】
上記方法によって得られた本発明の培地シートとして使用する不織布は、10〜200g/m、さらに望ましくは80〜160g/mである。10g/m未満の場合は培地としては薄すぎて植物の根を支えることが困難であり、また保水性が十分でないため生育に支障をきたすおそれがある。また、200g/mを越える場合は、植物の根の貫通性が悪くなるおそれがある。また、培養液を含浸させた場合、全体の質量が重くなりすぎて、作業性が悪い。また培地シートが厚すぎて不経済である。
また、不織布の密度は、0.02〜0.10g/cmの範囲が好ましく、さらに好ましくは0.04〜0.07g/cmの範囲ある。0.02g/cm未満の場合は、植物の根を支えることが困難となるおそれがあり、また、0.10g/cmを越える場合は、植物の根の貫通性が悪くなって根上がりが起こる可能性がある。
【0019】
なお、本発明においては、上記パルプ繊維のみならず、本件発明の趣旨を損ねない範囲において、合成繊維を添加して使用することが可能である。即ち、不織布を構成する全繊維質量に対し、25質量%以下の範囲において添加することが可能である。
添加する合成繊維としては、状況に応じて任意の素材のものを用いることが可能である。例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル(PET)繊維、ナイロン繊維等が挙げられる。また、融点の異なる合成樹脂を組み合わせてなる複合繊維を使用することができる。複合繊維の樹脂の組合せとしては、PE/PP、PE/PET、PP/PET、低融点PET/PET、低融点PP/PP、ナイロン-6/ナイロン66等が存在し、その種類は任意に選択可能である。また、複合繊維には異なる樹脂を並列に紡糸したサイドバイサイド型複合繊維、低融点樹脂が外側、高融点樹脂が内側として紡糸した芯鞘型複合繊維等が存在し、そのいずれも使用可能である。
なお、各種合成繊維の繊維長、及び繊維径は任意に選択可能であるが、繊維長2〜6mmの範囲、繊維径1〜72dtの範囲のものが、最も好適に用いられる。
熱融着性の合成繊維を添加した場合は、不織布を製造する際にサーマルボンド法を用いることができる。特に、複合繊維を添加した場合、サーマルボンド法による製造を好適に行うことができる。また、ラテックスボンド法とサーマルボンド法を組み合わせたマルチボンド法による製造も行うことができる。
【0020】
なお、本発明の不織布をエアレイ法で製造する場合には、繊維同士を固着させるために水性バインダーを必要とする。使用するバインダーは、必要に応じて適宜選択可能であり、たとえば、カゼイン、アルギン酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアクリル酸ソーダ等の水溶液タイプのバインダーや、ポリアクリル酸エステル、アクリル・スチレン共重合体、ポリ酢酸ビニル、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アクリルニトリル・ブタジエン共重合体、メチルメタアクリレート・ブタジエン共重合体等の各エマルジョン、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス等のエマルジョンタイプのバインダー等が使用可能である。
【0021】
なお、本発明においては、不織布シートに、必要に応じて、保水剤、抗菌剤、防臭剤等、各種機能性物質を添加することも可能である。添加方法としては、水性バインダーに混ぜて散布する、水性バインダーと別に散布する、パルプ繊維原料に予め混合しておく等の方法が任意に用いられる。
【0022】
本発明は、前述で得られたパルプ繊維不織布に、開孔部を形成することで、水耕栽培用培地シートとして使用する際に、植物の根の貫通性を向上させるものである。培地シートに孔を開けて根の貫通性を向上させる技術としては、特許文献2、及び特許文献3が示すように既に存在する。これらにおいて開孔部を設ける方法としては、ウオータージェット方式が用いられているが、この方法は本発明の短繊維ベースの不織布には適さない。即ち、ウォータージェット方式は孔を開けるのと同時に、繊維を交絡させることにより繊維同士を結合させシート化することができるという利点がある。本発明のような短繊維の場合、シートに孔を開けることはできるが繊維が交絡しないのでシート化はできず、別途バインダー等により繊維を結合する必要がある。しかし、ウォータージェット方式は、設備、及び変動費が高価で、メンテナンスも複雑であるため、本発明においては事実上採用することは出来ない。
【0023】
本発明で用いることが可能な、機械的な手段でシート状物に開孔する方法としては、穿孔機(パンチ)がある。穿孔機でシートを打ち抜いた場合、シートの一部から円形状等の小片が切り取られ、切り取られた部分が開孔する。この方法によれば、開孔部分の断面が滑らかになり穴の形状も一定となるので、一般によく用いられている。なおパンチによる開孔部は一般的に円形であるが、刃の形状の選択によって、楕円形や多角形等必要に応じて任意の形状とすることが可能である。
【0024】
しかし、本発明である水耕栽培用培地となる不織布の場合、根の貫通を助ける目的で開ける穴の大きさは最大でも長径で5mm程度とごく小さい。また不織布自体も嵩高で繊維同士が絡まり易いため、切り取られた小片を不織布本体から完全に取り去ることは困難である。従って、不織布本体に切断された小片が無数に付着した状態になるが、この状態の不織布を水耕栽培用培地シートとして使用した場合、不織布の小片が、発芽した野菜類や、栽培容器に付着して汚れの原因となる。これは、消費者が直接購入する商品である芽物野菜を栽培する場合においては問題となっていた。
【0025】
上記の問題を解決するためには、本発明において開孔部を設ける方法として、不織布の片面より針状突起物を貫通させるという手段を採用することが更に望ましい。針状突起物とは、パンチのような打抜き刃とは異なり、不織布を容易に貫通する程度に尖った先端を有する部材であればよい。また、針状突起物の形状は任意である。
このような針状突起物を片側から貫通させることにより開孔を設けた場合、パンチにより打ち抜く場合と異なり、針の先端が当てられた部分の不織布の繊維が開孔部周縁から裏側へ押し込まれ、裏側の開孔部の周縁部分の繊維が盛り上がった状態で開孔が起こる。従って、開孔部分の小片の切り取りは起こらないので、水耕栽培用培地シートとして用いた場合、野菜や栽培容器等の汚れが起こらない。
なお、不織布に針状突起物により開孔を設けたものを表面から撮影したものを図1として示す。
【0026】
本発明において、不織布に設ける開孔部の形状は、パンチ刃、もしくは針状突起物の形状の選択により、円形、楕円形、多角形、スリット状、十字状等、必要に応じて任意の形状とすることができる(図2〜4参照)。またそれらの大きさは、適用する野菜の品種等によって適した大きさに任意に定めることが可能であるが、各開孔部の長径(形状を問わず開孔部の最長部分の径)が、5mm以下であるものとする。5mmを越える大きさになると、開孔が大きすぎるので、種が小さい場合は培地の下に種が落ちるという問題が発生する。
また、開孔部の配置及びその数、密度は、使用目的に応じて適宜定めることが可能であるが、一般には不織布全体に一定の間隔で均一に配置することが望ましい。隣接する各開孔部の間隔(本発明では中心間隔を意味する)は、3〜10mmとする。3mm未満の場合は、植物の生育などの品質上の問題はないが、突起部数が多くなることにより孔あけ用の機器が高価になる、あるいはメンテナンスの負荷が大きくなるという問題があり、また、10mmを越えた場合には、植物の根の貫通を助けるという機能を十分に果たさない。なお、各開孔部の末端間隔は2mm以上あることが望ましい。2mm未満の場合は、シートの強度が弱くなるおそれがある。
なお、上記の不織布に設ける開孔部の大きさ、形状については、用いる針状突起物の形状、大きさを選択することで自由に定めることができる。
また、開孔部の配置、及び密度についても、例えば一枚の平板、あるいはロールに多数の針状体を任意の配列で配置して剣山状にしたものを用いて開孔部を設けることで、不織布に任意の配置、密度で開孔を設けることが可能である。
以上のようにして開孔部を設けた不織布が、本発明の水耕栽培用培地シートとなる。
【実施例】
【0027】
以下、本発明を実施例に基づいて、さらに具体的に説明する。
<実施例1>
乾式解繊機により市販のNBKPを解繊し、走行する無端のメッシュ状コンベア上に、エアレイ方式のウェブフォーミング機によって空気流と共に落下させ、80g/m2のウェブを形成する。
同ウェブ上に、水性バインダー液を、固型分20g/mとなるようにエアナイフノズルにより散布し、同時にメッシュ状のコンベアの下側より吸引機にて吸引する。
なお、水性バインダー液は、エチレン酢酸ビニル共重合体エマルジョン(住化ケムテック社製H601、濃度8%)に、吸水剤として、ジオクチルスルホサクシネート・ナトリウム塩を、バインダー固形分に対し0.3質量%添加したものを使用する。
前記バインダーを散布したウェブを、さらに雰囲気温度を170℃に設定したボックス型熱風乾燥機の中を通過させて繊維相互間を結合させる。該ウェブを反転させ、最初にバインダー散布を施した面の反対面に、同様にバインダー散布を施して熱風乾燥機を通過させ、100g/mの乾式パルプ不織布を得て、該不織布を60×60cmの平版状に裁断した。
上記で得た平版状不織布に、断面が1mm径の円形である針状突起物を各列中心距離4mmの等間隔で配列し、各列の針状突起物が互い違いになるように、列同士の距離が4mmで配置したロールを回転させながら押し付けることによって、不織布全体に円形の開孔部を設けたものを得て、本発明の水耕栽培用培地シートを得た(図2参照)。
【0028】
<実施例2>
使用する繊維として、NBKP80部、合成繊維(PE/PET複合繊維、繊維径2.2dt、繊維長5mm;チッソ製)を20部混ぜた以外は、実施例1と同様にして本発明の水耕栽培用培地シートを得た。
【0029】
<実施例3>
実施例1で得た平版状不織布に、長径5mmのスリット状の針状突起物を各列中心距離10mmの等間隔で配列し、各列の針状突起物が互い違いになるように、列同士の距離が8mmで配置したロールを回転させながら押し付けることによって、不織布全体にスリット状の開孔部を設けたものを得て、水耕栽培用培地シートとした(図4参照)。
【0030】
<実施例4>
実施例1で得た平版状不織布に、断面が1mm径の円筒刃を各列中心距離4mmの等間隔で配列し、各列の円筒刃が互い違いになるように、列同士の距離が4mmで配置した平版状のパンチを押し付けることによって、不織布全体に円形の開孔部を設けたものを得て、水耕栽培用培地シートとした。
【0031】
<比較例1>
実施例1で得た不織布に穴を開けず、そのまま水耕栽培用培地シートとした。
【0032】
<評価方法>
実施例、及び比較例で得た60×60mm大の水耕栽培用培地シートに、カイワレダイコンの種子を約500個蒔き、水を与えて暗所で発芽させ、発芽後は光に当てて7日間栽培した。その結果、得たカイワレ大根の汚れ、発根状態を観察した。
その結果、実施例1〜3においては、カイワレ大根に汚れはなく、また、根が培地シートの裏面まで完全に貫通していた。実施例4においては、根上がりは起こっていなかったが、カイワレ大根に不織布から発生した繊維片による汚れが付着していた。従って、水耕栽培用培地シートとして使用は可能である。但し、芽物野菜等、消費者が直接購入する商品など、特に美観や衛生面での要求が厳しいものの培地には適さない。
一方比較例1においては、カイワレ大根の根が培地シートの裏面まで一部貫通しておらず、根上がりが起こっていた。
以上、結果を表1に示す。
【0033】
【表1】

【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施例を撮影したものである。
【図2】シート開孔部が円形の場合の模式図である。
【図3】シート開口部が四角形の場合の模式図である。
【図4】シート開口部がスリット状の場合の模式図である。
【図5】シート開口部が十字形の場合の模式図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パルプ繊維、もしくはパルプ繊維と合成繊維から構成された不織布に、3〜10mm間隔で開孔部が設けられていることを特徴とする水耕栽培用培地シート。
【請求項2】
開孔部が、不織布の片面より針状突起物を貫通させることにより形成されたことを特徴とする請求項1記載の水耕栽培用培地シート。
【請求項3】
開孔部の長径が1〜5mmであることを特徴とする請求項1〜2に記載の水耕栽培用培地シート。
【請求項4】
不織布が乾式不織布であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水耕栽培用培地シート。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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