説明

水薬瓶と共に使用する針保護装置

【課題】水薬瓶から延びる汚染された針が環境に曝されるのを防止する付加型装置の提供。
【解決手段】水薬瓶16用の針保護装置2が基部に幾つかのフィンガグリッパー6が延びているカラー4をもつ。カラー4は水薬瓶16のハブ10の回りに置かれ、グリッパーフィンガ6が針ハブ10の底面にスナップ嵌着するまで押されて、カラー4を水薬瓶16の針ハブ10に固定するようになす。カラー4から可撓状に延びているハウジング6は水薬瓶16の長手方向軸線に沿って整列する位置まで旋回して、針12を包囲し、それによって針12が環境に曝されるのを防止することができる。ハウジング6の内側に合体されているフック18は、ハウジング6がその整列位置へ旋回させられて、一旦フック18が針12にスナップ嵌着してその針を閉じ込めると、針12とハウジング6がお互いに相対的に移動できなくなることを保証する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は患者に注射すべき薬剤を入れている水薬瓶と共に使用される針保護装置に関し、更に詳細には、水薬瓶中の薬剤が患者に注射されて針が患者から抜き取られたときその汚染された針がそれ以上露出するのを防止するための針保護装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
医療分野では、針保護装置は周知である。発明者Hollisterによって本発明の譲受人に譲渡されたかかる装置の多くは、汚染された針を覆うための針保護装置の使用に関している。これらは注射器及び針組立体と共に使用する一般的安全アダプタを開示するU.S.特許第4,982,842号、及びU.S.特許第5,139,489号、第5,154,285号、第5,277,311号を含む。これらはすべて、特に、VACUTAINER二重端付き針をもつ針保護装置の使用を開示している。針保護装置を記載している他のHollister特許は、U.S.特許第5,232,454号、第5,232,455号、第5,423,765号、第5,615,771号、及び第5,649,622号を含む。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在市場には例えばヘパリンの如き薬剤で前密封された幾つかの、患者に注射されるべき水薬瓶が出ている。薬剤を入れている水薬瓶の使用は水薬瓶中に蓄えられた薬剤の量が前測定されている限り、幾つかの手法では注射器の使用より有効であり、また水薬瓶は密封されているので、汚染の問題は実質上排除される。患者に水薬瓶の薬剤を注射するために針が使用されるという事実は依然として残っている。しばしばかかる針は水薬瓶の製造中に水薬瓶に取り付けられる。かかる針取り付け水薬瓶の例には、Tubex 及びCarpujet アプリケーターと共に使用されるものが含まれる。これらの針付き型の水薬瓶は何れも、水薬瓶中の薬剤が患者に注射されて針が患者から抜き取られたとき、その汚染した針を環境に曝すのを防止する予防装置をもたない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
発明の要約
水薬瓶に取り付けられた汚染された針によって偶発的に刺されないよう保護するために、針カバーが針から除去される前に針ハブに摺動可能に嵌合するよう形作られたカラーが針ハブ上に嵌挿される。このカラーはその下側まで延びる幾つかのフィンガ延長部をもち、その延長部の各々は水薬瓶の針ハブの底部と連結するためのフック状グリッパーをもつ。かくしてカラーが針ハブに沿って適当な距離移動させられたとき、フィンガ(finger)延長部は針ハブの底部の縁上にスナップ嵌着し、その結果フィンガ延長部の端にあるフックがハブの底面を掴持する。カラーはこうして確保されても、水薬瓶のハブの回りに回転することはできる。
【0005】
一旦汚染された針が患者から引き抜かれそしてハウジングが水薬瓶の長手方向軸線に沿って整列した位置に旋回させられると、カラーの頂部から撓み得るように延びるハウジングは水薬瓶から延びる針を覆うための包囲体を提供する。一旦ハウジングが水薬瓶と整列した位置へ旋回させられそしてフック機構が針と接触してその上にスナップ嵌着すると、ハウジング内のフック機構は針を鎖錠する。
【0006】
カラーの代わりに本発明の第2実施例は閉ざされていない実質上円形の基部をもつ。この基部は基部から離れるように延びる2つのアーム又は耳部をもつ。これらの2つのアームはそれらがお互いの方に向かって加圧されたとき、お互いに接触する。一方のアームは他方のアームの鈍い形状の延長部と相互作用するフック付き延長部をもち、2つのアームが押し合わされたとき、フック付き延長部は鈍い形状の延長部にスナップ嵌着し、そして2つのアームは相互鎖錠する。本発明のこの実施例は針ハブが薬剤を入れている本体から実質上滑らかに延びる水薬瓶用に使用される。第2実施例の基部はそれ故水薬瓶の本体上に嵌合するよう形作られ、その結果一旦上記本体上に適切に置かれると、基部のアームは水薬瓶の回りの所定位置に基部を鎖錠するために圧迫される。
【0007】
第1実施例に使用されるものと類似のハウジングは基部から延びるネックに固定状に連結される。前述の如く、汚染された針を覆うために、ハウジングは基部が取り付けられる水薬瓶の長手方向軸線に沿って整列する位置へ旋回させられ、その結果、針はハウジングによって覆われる。ハウジング中の一体のフックは、針を掴持し、そして一旦フックが針にスナップ嵌着するのに十分なだけハウジングが旋回させられると、針とハウジング間の相対的移動を防止する。
【0008】
それ故、本発明の目的は、水薬瓶から延びる汚染された針が環境に曝されるのを防止する付加型装置を提供することにある。
【0009】
本発明のもう1つの目的は、保護装置であって、一旦それが水薬瓶に嵌合されると、水薬瓶に固定状に取り付けられる保護装置を提供することにある。
【0010】
本発明の更に他の目的は、取り付けられた針が偶発的に刺さるのを防止する保護装置を提供するよう慣例の水薬瓶を改装する安価な手法を提供することにある。
本発明の上記及び他の目的と利点は、添付図面を参照してなされた以下の本発明の実施例の説明から明らかになるだろう。
【実施例】
【0011】
発明実施例の詳細な説明
図1a乃至1dを参照すれば、本発明の針保護装置2が示され、これはカラー4と、このカラーにリビング(living)ヒンジ8によって固定されたハウジング6を含んでいる。図1d、1e及び1fに明示されている如く、カラー4は主セクションをもち、この主セクションから幾つかのフィンガ6が延びている。フィンガ6の各々の頂部にはフック先端部7がある。カラー6の寸法は例えば図2に示すハブ10の如き針ハブの上に嵌合するように決められる。
【0012】
本発明の針保護装置の第2素子はハウジング6であり、このハウジングはリビングヒンジ8によってカラー4に固定される。図示の如く、ハウジング6は長手方向スロット12をもち、ハウジング6が水薬瓶16の長手方向軸線と整列した位置まで方向矢印14で示される方向に沿って旋回させられたとき、例えば図2に示す如き針12が上記スロットを通過することができる。更にハウジング6はその内側に合体されたフック18をもち、その結果一旦ハウジング6が水薬瓶16と長手方向に整列するよう旋回させられると、フック18の湾曲部分18a(図1b)は針12とハウジング6間のそれ以上の相対的移動を阻止するように針12上にスナップ嵌着する。一旦針12がフック18によって確保されると、針12はハウジング6によって包囲されたままに留まるので、環境に曝されるのを防止される。
【0013】
特に図2を参照すれば、装置2を水薬瓶16に確保するために、カラー4は水薬瓶16の針組立体のハウジング10の回りに嵌挿され、そしてカラー4のフック頂部7がハブ10の底面10a上にスナップ嵌着するまで、押し下げられる。該装置2は所定の撓み量をもつプラスチック材料から作られ、カラー4はハブ10に密接嵌合するよう形作られ、カラー4がハブ10の回りに嵌挿されたときその弾性によりフィンガ6は、それらのフック先端部がハブ10の底面10a上にスナップ嵌着するまで、拡張することができる。そのとき、フィンガ6はその本来の形態に戻り、フック先端部7が底面10aの背後に維持されて、カラー4を水薬瓶16のハブ10に 固定連結するようになる。 カラー4はハブ10にフック先端部7とハブ10の底面10a間の接触のみによって連結されるので、該装置2はハブ10の回りに回転することができる。
【0014】
図2に示す水薬瓶16は例えば20で示されるものの如きTubex 型式の注射(injection)アプリケーターに連結するよう適用される慣例型式の水薬瓶である。図示の如く、水薬瓶16は主体16aをもち、この主体の中に例えばヘパリンの如き薬剤を蓄えることができる。水薬瓶16はハブ10により一端を閉鎖され、針12がそれから延びている。水薬瓶16は、ねじ24を型成形されている水薬瓶16の長さに沿って動くことができるゴムガスケット22によってその他端で密封される。ねじ24は注射アプリケーター20のねじ山付き端部26に螺合される。この注射アプリケーター20はまた、破線30で示す如く、水薬瓶16の端部に嵌合することができる回転可能の連結器をもつ。一旦水薬瓶16が連結されると、連結器28は注射器20を水薬瓶16に押し込んで確保するように回される。一旦注射器20が水薬瓶16にしっかり固定されると、水薬瓶/注射アプリケーターの組み合わせ体は慣例の注射器と同じ手法で機能する。これは、注射アプリケーター20が更に、ねじ山付き部分26によってゴムガスケット22に螺合されるプランジャ32をもち、従ってプランジャ32を水薬瓶16の長手方向軸線に沿ってハブ10に向かって押すことによって主体16a中に蓄えられた薬剤は針12を挿入される患者に注射されることができるという事実に起因する。
【0015】
上述の如く、一旦針12が、水薬瓶16内の薬剤が患者に注入された後、患者から引き抜かれると、汚染された針12が環境にそれ以上曝されるのを防止するために、ハウジング6が針12を包囲するように矢印14で示す方向に旋回させられる。フック18が針12上にスナップ嵌着して、針12をハウジング6内に保持したとき、針12はフック18と針12間の相互作用によってハウジング6内に確保される。
【0016】
本発明の第2実施例は図3、4a、4bに示されている。図3の斜視図に示す様に、針保護装置は閉じていない基部34をもち、この基部は2つのアーム又はそこから延びる耳部38をもつ。図示の如く、アーム36は鈍い形状の先端部36aをもつが、アーム38はフック付き先端部38aをもつ。アーム36と38をお互いの方に加圧して、フック先端部38aが鈍い形状の先端部36a上にスナップ嵌着するようになすことによって、アーム38と36はお互いに関して所定位置に鎖錠される。アーム38、36が、基部34の内側周囲の形状を実質的に変形させるようお互いに向かって十分接近するように押しつけられないことは肩部40と42によって保証される。更に、肩部40、42は、これらのアームをお互いに向かって更に圧縮することによってアーム38、36がお互いから偶発的に離れるのを防止する。
【0017】
図3、4bに明示する如く、基部34から延びているのはネック44であり、このネックの端に、リビングヒンジ46によってハウジング6が取り付けられている。図3、4に示すハウジング6が図1、2に示すものと同じである限り、前に述べたのと同じ素子が図3、4に示す本発明の実施例のハウジング6に同様に存在する。従って、同じ名称が用いられている。
【0018】
図5は図3の実施例の針保護装置を使用できる型式の水薬瓶を示す。図示の如く、水薬瓶46は主体と、これから実質上滑らかに延びるハブ48をもつ。ハブ48と水薬瓶46は、ハブ48が水薬瓶46に滑らかに合体しているので、実質的に単一体を形成しており、そのため第1実施例のカラーはここでは使用できない。水薬瓶16と同様に、水薬瓶46もまた、その開放端に可動のゴムガスケット22をもち、このガスケットは環境から水薬瓶46の薬剤内容物を密封する作用をなす。針50はハブ48の端部から延在する。
【0019】
カーピュゼット(Carpujet)型式の注射アプリケーター(applicator)52は図5に示されている。図示の如く、アプリケーター52は本体54をもち、その一側は環境に対して開放している。開口部53は本体54の対向側に形成される。ハウジング54はフィンガグリップ基部56をもつ。基部56を通して挿入されているのはシリンダ58であり、このシリンダは基部56の形状を実質上写す形状をもつ基部60から延びている。シリンダ58は溝62をもち、基部56の裏側に形成されたこぶ突出部(図示せず)と番い連結する。かくして、臨床医は基部60を時計回り又は反時計回りに夫々回すことによって基部56に相対的にシリンダ58を上下させることができる。プランジャロッド64は基部16とシリンダ58に可動状に嵌合される。ロッド64は一体のヘッド66をもち、このヘッドはその中に水薬瓶46のねじ24と螺合するねじ山付き部分68をもつ。押しロッドのヘッド66はロッド64の移動に応答して本体54内で長手方向に動くことができる。
【0020】
図5に示す如く、水薬瓶46は図3の針保護装置を嵌着される。図3、4の針保護装置は以下の通りにして水薬瓶46に取り付けられる。先ず、基部34が水薬瓶46上に滑り込まされる。一旦水薬瓶46の長さに沿う任意の場所に関して基部34が所望位置に配置されると、アーム36、38は、協働するフック付き端部と鈍い形状の端部がスナップ嵌合しそれによって基部42を水薬瓶46に確保するに至るまで、一緒に押し合わされる。こうして確保されると、針を覆う鞘(図示せず)は取り除くことができる。基部34の水薬瓶46への確保は勿論、水薬瓶46が注射アプリケーター52のハウジング54内に嵌合される前に、行われる。
【0021】
水薬瓶46をアプリケーター52に組み立てるために、基部60は、シリンダ58を本体54内でその最下位置まで下げるように反時計回りに回される。リーダー(reader)に面する保護装置のネック44と共に、水薬瓶46は噛み合いアーム36、38が開口部53を通して延びるように、本体54内に挿入される。その後、ロッド64が回されて、ねじ24が押しロッド64のヘッド66に螺合させられる。基部60は次いで時計回りに回されて、シリンダ58を上昇させ、それによって水薬瓶46のハブ48を本体54の頂部内面に押しつけるようになす。一旦基部60が時計回りに完全に回されると、溝62と図示していない基部56の突出部間の協働によって水薬瓶46は本体54内にしっかり嵌合される。その後、図5に示す水薬瓶装置は使用可能となる。水薬瓶46を捨てるためには、このプロセスが逆に行われる。
【0022】
作業に際して、臨床医は針50を患者に刺し、注射アプリケーター52のアプリケーターヘッド64を前進させて、ゴムガスケット22が水薬瓶46内に蓄えられた薬剤を押し、それ故患者に注入するようになす。針50が患者から引き抜かれた後、図1、2の実施例装置でなされた如く、ハウジング6が針50を包囲するよう旋回させられる。ハウジング6内のフック18は、一旦針50上にスナップ嵌着されると、針50をハウジング6内に固定保持し、それによって針50がそれ以上環境に曝されるのを防止する。その後、水薬瓶46は押しロッド64を反時計回りに回すことによってねじ外される。シリンダ58は次いで基部60を反時計回りに回すことによって下げられる。一旦シリンダ58がその最下位置に移動させられると、水薬瓶46は、ハウジング6内に維持されかつ隔離されているその汚染された針50と共に、本体54から取り除かれて適切な手法で捨てられる。
【0023】
本発明には細部に多くの変形、変更及び変化をなし得ることは認められるべきである。従って本明細書に説明され、図示されたすべての事項は単なる例示に過ぎず、本発明は、それらに限定されるものではなく、請求の範囲の精神と範囲のみによって限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】(a)装置のカラーに直角に旋回させられたハウジングをもつ、本発明の第1実施例の上面図、(b)フックを示す図1aのハウジングの横断面図、(c)図1aの装置のハウジングの横断面側面図、(d)本発明の第1実施例装置の断面側面図、(e)図1dに示すカラーの横断面図、(f)図1dの装置の端面図である。
【図2】水薬瓶に連結された本発明装置を示す図で、使用者が水薬瓶中に蓄えられた薬剤を放出できるように水薬瓶と共に使用される注射アプリケーターを示す図である。
【図3】ハウジングを除外した本発明装置の第2実施例の斜視図である。
【図4】(a)第2実施例装置の上面図、(b)本発明の第2実施例装置の横断面側面図である。
【図5】図3、4に示す本発明の第2実施例と一緒に使用される水薬瓶と注射アプリケーターを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
針保護装置において、
針ハブで塞がれた一方の端部を有する水薬瓶であって、上記針ハブは長手方向軸線に沿って上記針ハブから離れるよう延びている針を有するものとした水薬瓶と、
針ハウジングで、上記針ハブに摺動可能に嵌合されるよう形作られたカラーがそのハウジングから延びている針ハウジングとを含み、上記カラーは上記針ハブを掴持するために前記ハウジングから離れるように延びる少なくとも1つのグリッパー手段をもっていて、上記カラーは一旦それが上記ハブに嵌合させられると、上記ハブに除去不能に取り付けられるようになされた針保護装置において、
上記ハウジングは、上記針を覆うために上記長手方向軸線と整列する位置に旋回できるように上記カラーにヒンジ結合されていることを特徴とする針保護装置。
【請求項2】
上記水薬瓶は、この水薬瓶の長さに沿って移動可能なゴムガスケットで密封される第2の端をもち、このゴムガスケットに押しロッド装置を除去可能に取り付け、上記ゴムガスケットを押し込み可能にし、一旦上記押しロッド装置が上記水薬瓶に連結されると、上記押しロッド装置の上記押しロッドが上記ゴムガスケットを上記針ハブに向かって押し込むとき、上記水薬瓶に蓄えられた流体が上記針から放出されることができることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
上記グリッパー手段は、一旦上記ハブが上記グリッパー手段によって掴持されると、上記カラーはたとえそれが上記ハブに除去不能に取り付けられていても、上記ハブの回りに回動できるように形作られていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
上記ハウジングは、一旦上記ハウジングが上記針を覆うよう上記長手方向軸線に沿って整列する位置へ旋回させられると上記針と上記ハウジングの間の相対的移動を防止するためのフック機構を含み、そして上記針は上記フック機構によって保持されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項5】
グリッパー手段は上記カラーから延びる複数のフィンガで、各フィンガがその端から延びるフック状部材をもって成るフィンガを含み、一旦上記フィンガの上記フック状部材が上記ハブの下縁上にスナップ嵌着しそして少なくとも上記ハブの底面と掛合したままに留まると、上記フック状部材が上記ハブの底面と接触したままに留まっている間、上記カラーは上記ハブの回りに回転できることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項6】
針保護装置において、
水薬瓶に固定したハブであって、このハブから針が突出しており、上記水薬瓶の一部をなし、この水薬瓶から取り外し不能である該ハブに対して摺動可能に嵌合するよう形作られたカラーを含み、上記カラーは、複数のフック状フィンガを含み、一旦上記カラーが上記ハブと連結されると、上記フィンガが上記ハブの底面にスナップ嵌着してその底面を掴持して、上記カラーを上記ハブに除去不能に取り付け、更に、上記カラーに固定されかつそのカラーから延びている針ハウジングを含み、上記ハウジングは上記針を覆うため上記水薬瓶と整列する位置へ旋回することができることを特徴とする針保護装置。
【請求項7】
上記カラーは一旦上記カラーが上記ハブに取り付けられると、上記ハブの回りに回転することができることを特徴とする請求項6に記載の針保護装置。
【請求項8】
上記ハウジングは、一旦上記ハウジングが上記水薬瓶と整列する位置へ旋回させられそして上記フック手段が上記針上にスナップ嵌着すると上記針を上記ハウジング内に固定状に保持するために、上記ハウジング内に合体されたフック手段を含むことを特徴とする請求項6に記載の針保護装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−22778(P2009−22778A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−243027(P2008−243027)
【出願日】平成20年9月22日(2008.9.22)
【分割の表示】特願2000−593358(P2000−593358)の分割
【原出願日】平成12年1月10日(2000.1.10)
【出願人】(505397690)スミスズ メディカル エイエスディー インコーポレイテッド (20)
【Fターム(参考)】