汚れ・損傷防止用フィルム
【解決手段】透明ないし半透明のポリウレタンエラストマーフィルム１により、汚れ・損傷防止用フィルムＡを構成する。前記ポリウレタンエラストマーフィルム１の裏面に、接着剤層２を備えている。
【効果】ポリウレタンエラストマーフィルム１の裏面に備えられている接着剤層２を利用して、衣類Ｂの襟元ｂ１や袖口ｂ２に直接貼着する。襟元ｂ１や袖口ｂ２が汚れたり汗が染み込むのを防止したり、摩擦などにより損傷するのを防止することができる。
【効果】ポリウレタンエラストマーフィルム１の裏面に備えられている接着剤層２を利用して、衣類Ｂの襟元ｂ１や袖口ｂ２に直接貼着する。襟元ｂ１や袖口ｂ２が汚れたり汗が染み込むのを防止したり、摩擦などにより損傷するのを防止することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、例えば衣類の襟元や袖口などに、あるいはその他の汚れや損傷しやすい物品に直接貼着することにより、そこが汚れたり汗が染み込むのを防止したり、摩擦などにより損傷するのを防止するためのフィルムに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
例えば、ワイシャツその他の衣類を着用すると、皮膚から出る油分、汗、皮脂などが襟元や袖口など肌に直接触れる部分に付着し、その部分が汚れる。そして、やがて洗剤などの残留物と結合して酸化し、衣類に強い染みとして残るため、クリーニングその他の洗濯でも中々汚れが落ちにくくなる。そのために、見た目の不潔感から衣類自体はさほど劣化していないのに、継続して使用するのを断念することもあり、非常に不経済である。
【０００３】
かかる問題点を解決するために、ワイシャツその他の衣類の襟元や袖口など着用時に汚れが予想できるであろう箇所に不織布などからなるテープないしシートを貼着し、汚れや汗を付着させないようにし、さらには、摩擦などにより損傷するのを防止するものが種々提案されている（例えば、特許文献１〜３参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特開２００９−９１７１０号公報
【０００５】
【特許文献２】特開２００９−５２１７６号公報
【０００６】
【特許文献３】登録実用新案第３１０６３７３号公報
【０００７】
ここに提案されているこれらのものは、通常、不織布からなっており、剥離紙を剥がしてその表面となる不織布の裏面を、すなわち、粘着剤層からなる面を衣類の襟元や袖口に単に貼着し、不織布に汚れや汗を吸収させることで極力衣類自体に汚れや汗が付かないようにし、上記の問題を解決しようとしたものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
しかしながら、これらのテープないしシートを衣類、特に、白いカッターシャツに貼着すると、見た目や肌触りなどの面で違和感がある。特に、衣類を着用したときの外側に現れる面に、提案されているテープないしシートを貼着したとき、その現象が顕著に現れる。その主たる原因は、これらが不織布製であってかなり厚く、また、透明性に欠けており、さらに、表面の平滑性にも欠けているからであると考えられる。
【０００９】
本発明は、不織布からなるこの種商品の欠点を解消することを目的とし、衣類を着用したときの外側に現れる面にたとえ貼着しても、貼着されているのがほとんど目立たないように工夫したものである。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
この目的を達成するために、本発明では、透明ないし半透明のポリウレタンエラストマーフィルムにより汚れ・損傷防止用フィルムを構成し、しかも、その裏面に接着剤層を備えたものとする。
本フィルムは、ポリウレタンエラストマーフィルムの裏面に備えられている接着剤層を利用して、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の所定位置に極めて容易かつ簡単に貼着することができ、そこが汚れたり汗が染み込むのを防止したり、摩擦などにより損傷するのを防止することができる。また、このフィルムを透明ないし半透明のポリウレタンエラストマーフィルムとすることにより、極めて薄いものとすることができるのみならず、極めて透明性に優れたものとなり、さらに、表面の平滑性に優れたものとなる。衣類その他の物品の表側に露出する部分に貼着しているのが特に目立たないので、極めて有利である。
【００１１】
本フィルムはテープ状にして用いることができるほか、シート状にして用いることもできる。また、用途、貼着箇所の形に合わせて様々な形状に裁断して用いることもできる。
【００１２】
ポリウレタンエラストマーフィルムの厚さが２０〜５０μｍであることが好ましい。フィルムをこの範囲内の厚さにすると、いわゆる極薄となるので、このフィルムをより薄いものとすることができるのみならず、透明性がさらに増大する。
【００１３】
ポリウレタンエラストマーフィルムの裏面にある接着剤層の裏側に、剥離紙を有するものとすると良い。この場合には、接着剤層を剥離紙で覆ってあるから、接着剤でべた付くこともなく、また、不使用時にはロール状に巻回して収納しておくことができる。
【００１４】
ポリウレタンエラストマーフィルムの表側に剥離紙を有し、この剥離紙には升目ないし衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の貼着箇所の形に対応する目印を施すことが好ましい。ポリウレタンエラストマーフィルムの表側にある剥離紙に升目が施されている場合には、必要に応じて任意の位置で本フィルムを容易に裁断することができる。また、ポリウレタンエラストマーフィルムの表側にある剥離紙に目印が施されている場合には、本フィルムを衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の所定位置に貼着するに当って、貼着箇所の形に対応する目印に沿って本フィルムを裁断できるので、本フィルムを前記貼着箇所のラインに沿わせて容易かつ簡単に貼着することができる。さらに、比較的薄いポリウレタンエラストマーフィルムを、この剥離紙で表側から保護することができる。
【００１５】
ポリウレタンエラストマーフィルムに、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に施されている模様、柄、色に対応する模様、柄、色が施されていることが望ましい。この場合には、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に施されている模様、柄、色に合わせて本フィルムを貼着することができるので、体裁が良くかつファッション性に優れたものとなる。
【００１６】
一方、ポリウレタンエラストマーフィルムに、多数の通気孔が形成されていることが望ましい。ポリウレタンエラストマーフィルムに多数の通気孔が形成されていると、ポリウレタンエラストマーフィルムの通気性がさらに増大するので、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品のフィルム貼着箇所における通気性もさらに増大する。
【発明の効果】
【００１７】
請求項１記載のフィルムを用いれば、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の所定位置に極めて容易かつ簡単に貼着することができ、そこが汚れたり汗が染み込むのを防止したり、摩擦などにより損傷するのを防止することができる。また、本フィルムを極めて薄いものとすることができるのみならず、極めて透明性に優れたものとなり、さらに、表面の平滑性に優れたものとなる。衣類その他の物品の表側に露出する部分に貼着しているのが特に目立たないので、極めて有利である。
【００１８】
請求項２記載の発明によれば、本フィルムをいわゆる極薄とすることができるので、このフィルムをより薄いものとすることができるのみならず、透明性がさらに増大する。
【００１９】
請求項３記載の発明によれば、本フィルムが接着剤でべた付くこともなく、また、不使用時にはロール状に巻回して収納しておくことができ、嵩張らないので有利である。
【００２０】
請求項４記載の発明によれば、必要に応じて任意の位置で本フィルムを容易に裁断することができる。また、本フィルムを衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の貼着箇所のラインに沿わせて容易かつ簡単に貼着することができる。さらに、比較的薄いポリウレタンエラストマーフィルムを、剥離紙で表側から保護することができる。
【００２１】
請求項５記載のフィルムを用いれば、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に施されている模様、柄、色に合わせて本フィルムを貼着することができるので、体裁が良くかつファッション性に優れたものとなる。
【００２２】
請求項６記載の発明によれば、ポリウレタンエラストマーフィルムの通気性がさらに増大するので、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品のフィルム貼着箇所における通気性もさらに増大する。
【図面の簡単な説明】
【００２３】
【図１】本発明による汚れ・損傷防止用フィルムをテープ状にした場合の一例を示すもので、(a)はその平面図、(b)はそのフィルムを４層にした場合の断面図である。
【図２】本発明による汚れ・損傷防止用フィルムをシート状にした場合の一例を示す平面図である。
【図３】図２とは異なる形状にした場合の一例を示す平面図である。
【図４】テープ状の汚れ・損傷防止用フィルムに、多数の通気孔を形成した状態を示す平面図である。
【図５】テープ状の汚れ・損傷防止用フィルムの表側に積層されている剥離紙の表面を示す平面図で、(a)はその表面に目印を施した場合を、(b)はその表面に升目を施した場合を示す。
【図６】本発明による汚れ・損傷防止用フィルムをテープ状にした場合の使用状態の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００２４】
本発明による汚れ・損傷防止用フィルムの一例を、図面に基いて詳細に説明する。
本発明による汚れ・損傷防止用フィルムＡは、透明ないし半透明の熱可塑性のポリウレタンエラストマーフィルム１からなり、図１(b)に示すように、少なくともその裏面に接着剤層２を備えている。
本フィルムＡの最も重要な要素というべきポリウレタンエラストマーフィルム１は、柔軟性、伸縮性、擬態性に優れており、また、肌への違和感も少ないので、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に貼着しても不都合がなく、衣類その他の物品の表側に露出する部分に貼着しているのが特に目立たない。従って、様々な物品に適用できるのみならず、それらに対する汚れや損傷を効果的に防止することができる。ポリウレタンエラストマーフィルム１は極めて透明度の高いので、衣類その他の物品の表側に露出する部分に貼着しているのが特に目立たない。
【００２５】
本フィルムＡは、図１(a)に示すように、テープ状にして用いることができるほか、図２及び図３に示すように、シート状にして用いることもできる。また、用途、貼着箇所の形に合わせて、例えば図２に示すように方形状にしたり、図３に示すように略小判型にするなど、様々な形状に裁断して用いることもできる。
【００２６】
本フィルムＡをテープ状にして用いる場合においては、図６に示すように、例えばカッターシャツＢの襟元ｂ１や袖口ｂ２の裏側に直接貼着すると、そこが汚れたり汗が染み込むのを効果的に防止したり、摩擦などにより損傷するのを効果的に防止することができる。 特に、襟元ｂ１や袖口ｂ２の裏側に貼着するだけでなく、襟元ｂ１や袖口ｂ２の表側にも現れるように、すなわち、図６に示すように、カッターシャツＢの表側に露出する部分に跨って貼着した場合においても、貼着しているのが目立ちにくいので、上記効果は極めて顕著である。特に、白色のカッターシャツに適用すると、上記効果はさらに顕著に現れる。
カッターシャツＢだけでなく、使用頻度は高いが支給枚数の少ないユニホームや、スーツ、ダウンジャケット、ウエディングドレス、または着物など、洗濯やクリーニングが容易でない衣類にも適用することができる。
【００２７】
また、図示はしないが、本フィルムＡをシート状にして用いる場合においては、例えばズボン、パンタロンなどのポケット口に貼着したり、カバン類の持ち手などに貼着することができる。このようにした場合には、貼着箇所付近が汚れたり汗が染み込むのを防止したり、摩擦などにより損傷するのを防止することができる。特に、女性用の衣類に貼着すれば、口紅やファンデーションなど洗濯やクリーニングでは落ちにくい汚れに対しても有効である。
【００２８】
なお、本フィルムＡは、基本的には貼着後所定の時間が経過した時点で剥がされ、捨てられる。例えば、衣類に適用した場合には、洗濯時やクリーニングに出す際に剥がされ、捨てられる。しかしながら、例えばカバン類の持ち手などに貼着した場合には、衣類の場合よりも長い時間貼着したままで使用しても差し支えない。
【００２９】
ポリウレタンエラストマーフィルム１の厚さについて検討したところ、２０〜５０μｍとするのが最も好ましいことが分かった。この範囲内の厚さであれば、いわゆる極薄となるので、本フィルムＡをより薄いものとすることができるのみならず、透明性がさらに増大する。５０μｍ以上になると、肌に直接接触したときの肌触りが悪くなるなど、本フィルムＡを貼着した衣類その他の物品を継続して着用・使用することが難しくなることが予想され、また、衣類その他の物品の表側に露出する部分に貼着しているのが目立つので、不向きである。逆に、２０μｍ以下になると、強度が弱くなるので、これまた好ましくない。
【００３０】
ここには、図１(b)に示すように、ポリウレタンエラストマーフィルム１の裏面にある接着剤２層の裏側に、剥離紙３を有する場合が例示されている。この場合には、接着剤層２を剥離紙３で覆ってあるから、接着剤でべた付くこともなく、また、不使用時にはロール状に巻回して収納しておくことができる。さらに、この場合において、本フィルムＡをテープ状にするに当っては、ポリウレタンエラストマーフィルム１の裏面に接着剤層２を有する剥離紙３を特殊ローラで圧着し、それをスリッターで２０〜２５ｍｍ程度に細く裁断する方式を採ると、テープ状の多数の汚れ・損傷防止フィルムを極めて効率良く製造することができる。
【００３１】
一方、本フィルムＡをシート状にするに当っては、特に、本フィルムＡを様々な形状のものにするには、大判のものを予め製造しておき、それを専用の型枠を用いて型抜きすれば良い。この方式を採ると、多数のシート状の汚れ・損傷防止フィルムを、特に、様々な形状のフィルムを極めて効率良く製造することができる。
【００３２】
さらに、ここには、図１(b)に示すように、ポリウレタンエラストマーフィルム１の表側に剥離紙４を有し、この剥離紙４には図５(b)に示す升目５や、図５(a)に示すように、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の貼着箇所の形に対応する目印６を施した場合が例示されている。ポリウレタンエラストマーフィルム１の表側にある剥離紙４に升目５が施されている場合には、必要に応じて任意の位置で本フィルムＡを容易に裁断することができる。また、ポリウレタンエラストマーフィルム１の表側にある剥離紙４に目印６が施されている場合には、本フィルムＡを衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の所定位置に貼着するに当って、貼着箇所の形に対応する目印６に沿って本フィルムＡを裁断できるので、本フィルムＡを前記貼着箇所のラインに沿わせて容易かつ簡単に貼着することができる。さらに、比較的薄いポリウレタンエラストマーフィルム１を、この剥離紙４で表側から保護することができる。本フィルムＡを衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に貼着する際に、ポリウレタンエラストマーフィルム１に指紋や繊維の汚れが付着するのを防止することもができる。
【００３３】
なお、本フィルムＡを図１(b)に示すように接着剤層２も含めて４層とした場合において、全体の厚さが８０〜１００μｍ程度になるようにするのが最も理想的である。上述したように、本フィルムＡの最も重要な要素であるポリウレタンエラストマーフィルム１の厚さが２０〜５０μｍであるから、それ以外の層の厚さを５０〜６０μｍ程度とするのが最も理想的であるということになる。
【００３４】
図示は省略するが、ポリウレタンエラストマーフィルム１に、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に施されている模様、柄、色に対応する模様、柄、色を施しておくと良い。例えば、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品にプリント柄が施されている場合には、ポリウレタンエラストマーフィルム１にも、前記プリント柄と同じ柄を施しておけば良い。このようにすると、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に施されているプリント柄に合わせて本フィルムＡを貼着することができるので、体裁が良くかつファッション性に優れたものとなる。柄だけでなく、模様、色についても同様である。
【００３５】
一方、ここには、図４に示すように、ポリウレタンエラストマーフィルム１に多数の通気孔７、７を形成した場合が例示されている。ポリウレタンエラストマーフィルム１に多数の通気孔７、７が形成されていると、ポリウレタンエラストマーフィルム１の通気性がさらに増大するので、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品のフィルム貼着箇所における通気性もさらに増大する。
なお、通気孔７の大きさは、好ましくは０．５ｍｍ程度である。
【００３６】
以上述べたように、本発明による汚れ・損傷防止フィルムは、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の汚れや損傷しやすい部分にそれを貼着することにより、そこが汚れたり汗が染み込むのを防止したり、摩擦などにより損傷するのを防止することができる極めて便利なものである。
【産業上の利用可能性】
【００３７】
ここでは、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の汚れや損傷しやすい部分に貼着する場合を例に挙げて、本発明による汚れ・損傷防止フィルムを説明したが、それら以外に、以下の(1)〜(10)に例示する場合などにも本発明による汚れ・損傷防止フィルムを広く適用することができる。
(1) 帽子を着用する際に生じる外側や内側の汚れ・損傷の防止
(2) 着物の襟周りの汚れ・損傷防止および半襟の代用品としての使用
(3) ジャケットやコートまたは学生服などの襟や汚れやすい部分または破損しやすい部分への補強用として使用
(4) 一時的な衣類の孔あきや破損部分の補強用として使用
(5) 壁にある電気スイッチやコンセントなどの周りの汚れ防止用として使用
(6) 壁紙の汚れ・損傷防止用として使用
(7) 精密機器やパーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯ゲーム機、携帯メディアプレーヤー、腕時計、楽器、カーナビゲーション・システム、電化製品などの汚れ・破損防止用として使用
(8) キッチンやお風呂周りの汚れ・破損防止用として使用
(9) オフィスのデスク周りやその他の備品の汚れ・破損防止用として使用
(10) その他、使用可能とされる全ての物品の汚れ・破損防止用として使用
【符号の説明】
【００３８】
１…ポリウレタンエラストマーフィルム、２…接着剤層、３、４…剥離紙、５…升目、６…目印、７…通気孔、Ａ…汚れ・損傷防止フィルム、Ｂ…カッターシャツ、ｂ１…襟元、ｂ２…袖口。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、例えば衣類の襟元や袖口などに、あるいはその他の汚れや損傷しやすい物品に直接貼着することにより、そこが汚れたり汗が染み込むのを防止したり、摩擦などにより損傷するのを防止するためのフィルムに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
例えば、ワイシャツその他の衣類を着用すると、皮膚から出る油分、汗、皮脂などが襟元や袖口など肌に直接触れる部分に付着し、その部分が汚れる。そして、やがて洗剤などの残留物と結合して酸化し、衣類に強い染みとして残るため、クリーニングその他の洗濯でも中々汚れが落ちにくくなる。そのために、見た目の不潔感から衣類自体はさほど劣化していないのに、継続して使用するのを断念することもあり、非常に不経済である。
【０００３】
かかる問題点を解決するために、ワイシャツその他の衣類の襟元や袖口など着用時に汚れが予想できるであろう箇所に不織布などからなるテープないしシートを貼着し、汚れや汗を付着させないようにし、さらには、摩擦などにより損傷するのを防止するものが種々提案されている（例えば、特許文献１〜３参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特開２００９−９１７１０号公報
【０００５】
【特許文献２】特開２００９−５２１７６号公報
【０００６】
【特許文献３】登録実用新案第３１０６３７３号公報
【０００７】
ここに提案されているこれらのものは、通常、不織布からなっており、剥離紙を剥がしてその表面となる不織布の裏面を、すなわち、粘着剤層からなる面を衣類の襟元や袖口に単に貼着し、不織布に汚れや汗を吸収させることで極力衣類自体に汚れや汗が付かないようにし、上記の問題を解決しようとしたものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
しかしながら、これらのテープないしシートを衣類、特に、白いカッターシャツに貼着すると、見た目や肌触りなどの面で違和感がある。特に、衣類を着用したときの外側に現れる面に、提案されているテープないしシートを貼着したとき、その現象が顕著に現れる。その主たる原因は、これらが不織布製であってかなり厚く、また、透明性に欠けており、さらに、表面の平滑性にも欠けているからであると考えられる。
【０００９】
本発明は、不織布からなるこの種商品の欠点を解消することを目的とし、衣類を着用したときの外側に現れる面にたとえ貼着しても、貼着されているのがほとんど目立たないように工夫したものである。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
この目的を達成するために、本発明では、透明ないし半透明のポリウレタンエラストマーフィルムにより汚れ・損傷防止用フィルムを構成し、しかも、その裏面に接着剤層を備えたものとする。
本フィルムは、ポリウレタンエラストマーフィルムの裏面に備えられている接着剤層を利用して、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の所定位置に極めて容易かつ簡単に貼着することができ、そこが汚れたり汗が染み込むのを防止したり、摩擦などにより損傷するのを防止することができる。また、このフィルムを透明ないし半透明のポリウレタンエラストマーフィルムとすることにより、極めて薄いものとすることができるのみならず、極めて透明性に優れたものとなり、さらに、表面の平滑性に優れたものとなる。衣類その他の物品の表側に露出する部分に貼着しているのが特に目立たないので、極めて有利である。
【００１１】
本フィルムはテープ状にして用いることができるほか、シート状にして用いることもできる。また、用途、貼着箇所の形に合わせて様々な形状に裁断して用いることもできる。
【００１２】
ポリウレタンエラストマーフィルムの厚さが２０〜５０μｍであることが好ましい。フィルムをこの範囲内の厚さにすると、いわゆる極薄となるので、このフィルムをより薄いものとすることができるのみならず、透明性がさらに増大する。
【００１３】
ポリウレタンエラストマーフィルムの裏面にある接着剤層の裏側に、剥離紙を有するものとすると良い。この場合には、接着剤層を剥離紙で覆ってあるから、接着剤でべた付くこともなく、また、不使用時にはロール状に巻回して収納しておくことができる。
【００１４】
ポリウレタンエラストマーフィルムの表側に剥離紙を有し、この剥離紙には升目ないし衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の貼着箇所の形に対応する目印を施すことが好ましい。ポリウレタンエラストマーフィルムの表側にある剥離紙に升目が施されている場合には、必要に応じて任意の位置で本フィルムを容易に裁断することができる。また、ポリウレタンエラストマーフィルムの表側にある剥離紙に目印が施されている場合には、本フィルムを衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の所定位置に貼着するに当って、貼着箇所の形に対応する目印に沿って本フィルムを裁断できるので、本フィルムを前記貼着箇所のラインに沿わせて容易かつ簡単に貼着することができる。さらに、比較的薄いポリウレタンエラストマーフィルムを、この剥離紙で表側から保護することができる。
【００１５】
ポリウレタンエラストマーフィルムに、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に施されている模様、柄、色に対応する模様、柄、色が施されていることが望ましい。この場合には、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に施されている模様、柄、色に合わせて本フィルムを貼着することができるので、体裁が良くかつファッション性に優れたものとなる。
【００１６】
一方、ポリウレタンエラストマーフィルムに、多数の通気孔が形成されていることが望ましい。ポリウレタンエラストマーフィルムに多数の通気孔が形成されていると、ポリウレタンエラストマーフィルムの通気性がさらに増大するので、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品のフィルム貼着箇所における通気性もさらに増大する。
【発明の効果】
【００１７】
請求項１記載のフィルムを用いれば、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の所定位置に極めて容易かつ簡単に貼着することができ、そこが汚れたり汗が染み込むのを防止したり、摩擦などにより損傷するのを防止することができる。また、本フィルムを極めて薄いものとすることができるのみならず、極めて透明性に優れたものとなり、さらに、表面の平滑性に優れたものとなる。衣類その他の物品の表側に露出する部分に貼着しているのが特に目立たないので、極めて有利である。
【００１８】
請求項２記載の発明によれば、本フィルムをいわゆる極薄とすることができるので、このフィルムをより薄いものとすることができるのみならず、透明性がさらに増大する。
【００１９】
請求項３記載の発明によれば、本フィルムが接着剤でべた付くこともなく、また、不使用時にはロール状に巻回して収納しておくことができ、嵩張らないので有利である。
【００２０】
請求項４記載の発明によれば、必要に応じて任意の位置で本フィルムを容易に裁断することができる。また、本フィルムを衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の貼着箇所のラインに沿わせて容易かつ簡単に貼着することができる。さらに、比較的薄いポリウレタンエラストマーフィルムを、剥離紙で表側から保護することができる。
【００２１】
請求項５記載のフィルムを用いれば、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に施されている模様、柄、色に合わせて本フィルムを貼着することができるので、体裁が良くかつファッション性に優れたものとなる。
【００２２】
請求項６記載の発明によれば、ポリウレタンエラストマーフィルムの通気性がさらに増大するので、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品のフィルム貼着箇所における通気性もさらに増大する。
【図面の簡単な説明】
【００２３】
【図１】本発明による汚れ・損傷防止用フィルムをテープ状にした場合の一例を示すもので、(a)はその平面図、(b)はそのフィルムを４層にした場合の断面図である。
【図２】本発明による汚れ・損傷防止用フィルムをシート状にした場合の一例を示す平面図である。
【図３】図２とは異なる形状にした場合の一例を示す平面図である。
【図４】テープ状の汚れ・損傷防止用フィルムに、多数の通気孔を形成した状態を示す平面図である。
【図５】テープ状の汚れ・損傷防止用フィルムの表側に積層されている剥離紙の表面を示す平面図で、(a)はその表面に目印を施した場合を、(b)はその表面に升目を施した場合を示す。
【図６】本発明による汚れ・損傷防止用フィルムをテープ状にした場合の使用状態の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００２４】
本発明による汚れ・損傷防止用フィルムの一例を、図面に基いて詳細に説明する。
本発明による汚れ・損傷防止用フィルムＡは、透明ないし半透明の熱可塑性のポリウレタンエラストマーフィルム１からなり、図１(b)に示すように、少なくともその裏面に接着剤層２を備えている。
本フィルムＡの最も重要な要素というべきポリウレタンエラストマーフィルム１は、柔軟性、伸縮性、擬態性に優れており、また、肌への違和感も少ないので、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に貼着しても不都合がなく、衣類その他の物品の表側に露出する部分に貼着しているのが特に目立たない。従って、様々な物品に適用できるのみならず、それらに対する汚れや損傷を効果的に防止することができる。ポリウレタンエラストマーフィルム１は極めて透明度の高いので、衣類その他の物品の表側に露出する部分に貼着しているのが特に目立たない。
【００２５】
本フィルムＡは、図１(a)に示すように、テープ状にして用いることができるほか、図２及び図３に示すように、シート状にして用いることもできる。また、用途、貼着箇所の形に合わせて、例えば図２に示すように方形状にしたり、図３に示すように略小判型にするなど、様々な形状に裁断して用いることもできる。
【００２６】
本フィルムＡをテープ状にして用いる場合においては、図６に示すように、例えばカッターシャツＢの襟元ｂ１や袖口ｂ２の裏側に直接貼着すると、そこが汚れたり汗が染み込むのを効果的に防止したり、摩擦などにより損傷するのを効果的に防止することができる。 特に、襟元ｂ１や袖口ｂ２の裏側に貼着するだけでなく、襟元ｂ１や袖口ｂ２の表側にも現れるように、すなわち、図６に示すように、カッターシャツＢの表側に露出する部分に跨って貼着した場合においても、貼着しているのが目立ちにくいので、上記効果は極めて顕著である。特に、白色のカッターシャツに適用すると、上記効果はさらに顕著に現れる。
カッターシャツＢだけでなく、使用頻度は高いが支給枚数の少ないユニホームや、スーツ、ダウンジャケット、ウエディングドレス、または着物など、洗濯やクリーニングが容易でない衣類にも適用することができる。
【００２７】
また、図示はしないが、本フィルムＡをシート状にして用いる場合においては、例えばズボン、パンタロンなどのポケット口に貼着したり、カバン類の持ち手などに貼着することができる。このようにした場合には、貼着箇所付近が汚れたり汗が染み込むのを防止したり、摩擦などにより損傷するのを防止することができる。特に、女性用の衣類に貼着すれば、口紅やファンデーションなど洗濯やクリーニングでは落ちにくい汚れに対しても有効である。
【００２８】
なお、本フィルムＡは、基本的には貼着後所定の時間が経過した時点で剥がされ、捨てられる。例えば、衣類に適用した場合には、洗濯時やクリーニングに出す際に剥がされ、捨てられる。しかしながら、例えばカバン類の持ち手などに貼着した場合には、衣類の場合よりも長い時間貼着したままで使用しても差し支えない。
【００２９】
ポリウレタンエラストマーフィルム１の厚さについて検討したところ、２０〜５０μｍとするのが最も好ましいことが分かった。この範囲内の厚さであれば、いわゆる極薄となるので、本フィルムＡをより薄いものとすることができるのみならず、透明性がさらに増大する。５０μｍ以上になると、肌に直接接触したときの肌触りが悪くなるなど、本フィルムＡを貼着した衣類その他の物品を継続して着用・使用することが難しくなることが予想され、また、衣類その他の物品の表側に露出する部分に貼着しているのが目立つので、不向きである。逆に、２０μｍ以下になると、強度が弱くなるので、これまた好ましくない。
【００３０】
ここには、図１(b)に示すように、ポリウレタンエラストマーフィルム１の裏面にある接着剤２層の裏側に、剥離紙３を有する場合が例示されている。この場合には、接着剤層２を剥離紙３で覆ってあるから、接着剤でべた付くこともなく、また、不使用時にはロール状に巻回して収納しておくことができる。さらに、この場合において、本フィルムＡをテープ状にするに当っては、ポリウレタンエラストマーフィルム１の裏面に接着剤層２を有する剥離紙３を特殊ローラで圧着し、それをスリッターで２０〜２５ｍｍ程度に細く裁断する方式を採ると、テープ状の多数の汚れ・損傷防止フィルムを極めて効率良く製造することができる。
【００３１】
一方、本フィルムＡをシート状にするに当っては、特に、本フィルムＡを様々な形状のものにするには、大判のものを予め製造しておき、それを専用の型枠を用いて型抜きすれば良い。この方式を採ると、多数のシート状の汚れ・損傷防止フィルムを、特に、様々な形状のフィルムを極めて効率良く製造することができる。
【００３２】
さらに、ここには、図１(b)に示すように、ポリウレタンエラストマーフィルム１の表側に剥離紙４を有し、この剥離紙４には図５(b)に示す升目５や、図５(a)に示すように、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の貼着箇所の形に対応する目印６を施した場合が例示されている。ポリウレタンエラストマーフィルム１の表側にある剥離紙４に升目５が施されている場合には、必要に応じて任意の位置で本フィルムＡを容易に裁断することができる。また、ポリウレタンエラストマーフィルム１の表側にある剥離紙４に目印６が施されている場合には、本フィルムＡを衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の所定位置に貼着するに当って、貼着箇所の形に対応する目印６に沿って本フィルムＡを裁断できるので、本フィルムＡを前記貼着箇所のラインに沿わせて容易かつ簡単に貼着することができる。さらに、比較的薄いポリウレタンエラストマーフィルム１を、この剥離紙４で表側から保護することができる。本フィルムＡを衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に貼着する際に、ポリウレタンエラストマーフィルム１に指紋や繊維の汚れが付着するのを防止することもができる。
【００３３】
なお、本フィルムＡを図１(b)に示すように接着剤層２も含めて４層とした場合において、全体の厚さが８０〜１００μｍ程度になるようにするのが最も理想的である。上述したように、本フィルムＡの最も重要な要素であるポリウレタンエラストマーフィルム１の厚さが２０〜５０μｍであるから、それ以外の層の厚さを５０〜６０μｍ程度とするのが最も理想的であるということになる。
【００３４】
図示は省略するが、ポリウレタンエラストマーフィルム１に、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に施されている模様、柄、色に対応する模様、柄、色を施しておくと良い。例えば、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品にプリント柄が施されている場合には、ポリウレタンエラストマーフィルム１にも、前記プリント柄と同じ柄を施しておけば良い。このようにすると、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に施されているプリント柄に合わせて本フィルムＡを貼着することができるので、体裁が良くかつファッション性に優れたものとなる。柄だけでなく、模様、色についても同様である。
【００３５】
一方、ここには、図４に示すように、ポリウレタンエラストマーフィルム１に多数の通気孔７、７を形成した場合が例示されている。ポリウレタンエラストマーフィルム１に多数の通気孔７、７が形成されていると、ポリウレタンエラストマーフィルム１の通気性がさらに増大するので、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品のフィルム貼着箇所における通気性もさらに増大する。
なお、通気孔７の大きさは、好ましくは０．５ｍｍ程度である。
【００３６】
以上述べたように、本発明による汚れ・損傷防止フィルムは、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の汚れや損傷しやすい部分にそれを貼着することにより、そこが汚れたり汗が染み込むのを防止したり、摩擦などにより損傷するのを防止することができる極めて便利なものである。
【産業上の利用可能性】
【００３７】
ここでは、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の汚れや損傷しやすい部分に貼着する場合を例に挙げて、本発明による汚れ・損傷防止フィルムを説明したが、それら以外に、以下の(1)〜(10)に例示する場合などにも本発明による汚れ・損傷防止フィルムを広く適用することができる。
(1) 帽子を着用する際に生じる外側や内側の汚れ・損傷の防止
(2) 着物の襟周りの汚れ・損傷防止および半襟の代用品としての使用
(3) ジャケットやコートまたは学生服などの襟や汚れやすい部分または破損しやすい部分への補強用として使用
(4) 一時的な衣類の孔あきや破損部分の補強用として使用
(5) 壁にある電気スイッチやコンセントなどの周りの汚れ防止用として使用
(6) 壁紙の汚れ・損傷防止用として使用
(7) 精密機器やパーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯ゲーム機、携帯メディアプレーヤー、腕時計、楽器、カーナビゲーション・システム、電化製品などの汚れ・破損防止用として使用
(8) キッチンやお風呂周りの汚れ・破損防止用として使用
(9) オフィスのデスク周りやその他の備品の汚れ・破損防止用として使用
(10) その他、使用可能とされる全ての物品の汚れ・破損防止用として使用
【符号の説明】
【００３８】
１…ポリウレタンエラストマーフィルム、２…接着剤層、３、４…剥離紙、５…升目、６…目印、７…通気孔、Ａ…汚れ・損傷防止フィルム、Ｂ…カッターシャツ、ｂ１…襟元、ｂ２…袖口。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に貼着するための透明ないし半透明のポリウレタンエラストマーフィルムからなり、その裏面に接着剤層を備えていることを特徴とする汚れ・損傷防止用フィルム。
【請求項２】
ポリウレタンエラストマーフィルムの厚さが２０〜５０μｍである請求項１記載の汚れ・損傷防止用フィルム。
【請求項３】
ポリウレタンエラストマーフィルムの裏面にある接着剤層の裏側に、剥離紙を有することを特徴とする請求項１記載の汚れ・損傷防止用フィルム。
【請求項４】
ポリウレタンエラストマーフィルムの表側に剥離紙を有し、この剥離紙には升目ないし衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の貼着箇所の形に対応する目印を施すことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の汚れ・損傷防止用フィルム。
【請求項５】
ポリウレタンエラストマーフィルムに、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に施されている模様、柄、色に対応する模様、柄、色が施されていることを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の汚れ・損傷防止用フィルム。
【請求項６】
ポリウレタンエラストマーフィルムに、多数の通気孔が形成されていることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の汚れ・損傷防止用フィルム。
【請求項１】
衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に貼着するための透明ないし半透明のポリウレタンエラストマーフィルムからなり、その裏面に接着剤層を備えていることを特徴とする汚れ・損傷防止用フィルム。
【請求項２】
ポリウレタンエラストマーフィルムの厚さが２０〜５０μｍである請求項１記載の汚れ・損傷防止用フィルム。
【請求項３】
ポリウレタンエラストマーフィルムの裏面にある接着剤層の裏側に、剥離紙を有することを特徴とする請求項１記載の汚れ・損傷防止用フィルム。
【請求項４】
ポリウレタンエラストマーフィルムの表側に剥離紙を有し、この剥離紙には升目ないし衣類その他の汚れや損傷しやすい物品の貼着箇所の形に対応する目印を施すことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の汚れ・損傷防止用フィルム。
【請求項５】
ポリウレタンエラストマーフィルムに、衣類その他の汚れや損傷しやすい物品に施されている模様、柄、色に対応する模様、柄、色が施されていることを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の汚れ・損傷防止用フィルム。
【請求項６】
ポリウレタンエラストマーフィルムに、多数の通気孔が形成されていることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の汚れ・損傷防止用フィルム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２０１１−６９０３８（Ｐ２０１１−６９０３８Ａ）
【公開日】平成２３年４月７日（２０１１．４．７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−１０３５００（Ｐ２０１０−１０３５００）
【出願日】平成２２年４月２８日（２０１０．４．２８）
【出願人】（５９２０２４０２２）八商商事株式会社 (8)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年４月７日（２０１１．４．７）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年４月２８日（２０１０．４．２８）
【出願人】（５９２０２４０２２）八商商事株式会社 (8)
【Ｆターム（参考）】
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