説明

波板積載装置

【課題】波板の梱包出荷作業の合理化を図ることができる波板積載装置を提供する。
【解決手段】波板70を搬送する搬送部19と、波板70を搬送部19から連続的に落下させて積載する積載部21とを備えた波板積載装置10において、搬送部19に、波板70の搬送経路を幅方向に所定量ずらすことができるガイド部材33が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、波板積載装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、波形に加工された後、搬送コンベアで送られてくる波板を、損傷することなく自動的に積載し、梱包するに際して人手により揃える必要のない積載装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、波板を落下させて積載する装置において、積載台、落下する波板の先端を受け止める停止板および積載された波板の最上面の高さを検出する高さ検出器を備え、積載台は高さ検出器よりの信号を受けて下降し、波板の落差を常に所定範囲に保つというものである。
【特許文献1】実開平7−40638号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、特許文献1などの波板積載装置では、波板を自動的に複数枚積載することが可能であるが、波板の端部が全て揃った状態で積載される。その後、一般的には、波板が積載された状態から所定枚数(例えば10枚)ずつ作業員が計数して取り分けて梱包テープなどで結束して梱包し、出荷していた。したがって、この梱包出荷作業において、作業員が波板の枚数を計数ミスしてしまう虞があった。また、梱包出荷作業自体に時間がかかり、効率が悪いという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、波板の梱包出荷作業の合理化を図ることができる波板積載装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、波板を搬送する搬送部と、前記波板を前記搬送部から連続的に落下させて積載する積載部とを備えた波板積載装置において、前記搬送部に、前記波板の搬送経路を幅方向に所定量ずらすことができるガイド部材が設けられていることを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載した発明は、前記所定量が、前記波板の一山分に相当することを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載した発明は、前記ガイド部材が、前記搬送部の側部に設けられ、前記波板の進行方向先端部または側部に当接して前記所定量ずらして案内できるように構成された板状部材であることを特徴としている。
【0008】
請求項4に記載した発明は、前記ガイド部材が、前記搬送部の一方の側部のみに設けられていることを特徴としている。
【0009】
請求項5に記載した発明は、前記ガイド部材が、前記波板が所定枚数通過するごとに移動可能に構成されていることを特徴としている。
【0010】
請求項6に記載した発明は、前記ガイド部材が、エアシリンダに接続されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載した発明によれば、ガイド部材により連続的に積載される波板を幅方向にずらしながら積載することができる。したがって、波板を所定枚数ごとに所定量ずらすことで、その後の作業員による計数作業を省略することができ、作業員の計数間違いの虞もなくなり、波板の梱包出荷作業の合理化を図ることができる効果がある。また、梱包出荷作業の時間を短縮でき、作業効率を向上することができる効果がある。
【0012】
請求項2に記載した発明によれば、波板が積載される際に、幅方向のずれ量を最小限にすることができるため、波板をずらしながら積載しても積載スペースの増大を最小限に抑えることができる効果がある。
【0013】
請求項3に記載した発明によれば、簡易な構成のガイド部材を設けるだけで確実に波板を幅方向にずらすことができる効果がある。
【0014】
請求項4に記載した発明によれば、従来の装置に費用をかけることなく、より簡易な構成のガイド部材を設けるだけで確実に波板を幅方向にずらすことができる効果がある。
【0015】
請求項5に記載した発明によれば、波板を容易に所定枚数ずつ交互にずらしながら積載することができる。したがって、波板を所定枚数ごとに所定量ずらすことで、その後の作業員による計数作業を省略することができ、作業員の計数間違いの虞もなくなり、波板の梱包出荷作業の合理化を図ることができる効果がある。また、梱包出荷作業の時間を短縮でき、作業効率を向上することができる効果がある。
【0016】
請求項6に記載した発明によれば、ガイド部材を自動制御することができるため、確実に波板を所望の枚数ずつ交互に振り分けながら積載することができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
(第一実施形態)
次に、本発明の第一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1に示すように、波板製造ライン10は、波板70の原料となる硬質塩化ビニルを製造ラインへと押し出す押出機11と、押出機11から供給された原料を板状に成形する成形機13と、板状の原料を波形に加工する波付ロール機15と、波板70を適正な長さに切断する切断機17と、切断された波板70を搬送する搬送コンベア19と、製造された波板70を積載する積載リフター21と、を備えている。なお、本実施形態で形成される波板は、いわゆる丸波形状の波板であるが、角波やリブ波形状のものでもよい。
【0018】
押出機11は、例えば丸ダイがその先端に取り付けられており、硬質塩化ビニルを成形機13に向かって押し出すように構成されている。成形機13では、波板70の原料である硬質塩化ビニルを成形して厚さ1mm程度のシートを得るように構成されている。
【0019】
波付ロール機15には、上下方向に配置された複数のロール対16(本実施形態では7対)が配置されている。成形機13で得られたシートがロール対16の間を通過することで、徐々に所望の波板形状になるようにロール対16には型が形成されている。つまり、全てのロール対16の間を通過すると、所望の波板形状が形成されるようになっている。
【0020】
切断機17では、波板70の搬送速度と同じ速度で移動するカッター18が設けられている。そして、カッター18により波板70を所望の長さごとに切断可能に構成されている。
【0021】
図2に示すように、搬送コンベア19では、切断された波板70を水平にしてベルトコンベア方式で搬送し、積載リフター21へと導くように構成されている。搬送コンベア19の両側には波板70の進行方向に直交する方向(幅方向)の位置を調整するためのガイド部材31が設けられている。
【0022】
ここで、ガイド部材31の波板70の進行方向における途中には、幅方向に移動可能に構成された移動ガイド部材33(33L,33R)が設けられている。移動ガイド部材33は、搬送コンベア19の両側に設けられている。また、移動ガイド部材33にはエアシリンダ35(35L,35R)が接続されており、エアシリンダ35の動きに合わせて移動ガイド部材33が幅方向に移動可能に構成されている。なお、搬送コンベア19の両側に設けられた一対のエアシリンダ35L,35Rは、同期して可動するように構成されており、一対の移動ガイド部材33L,33Rの距離は常に一定に保たれるように構成されている。
【0023】
図3に示すように、移動ガイド部材33は、例えばSUS304で形成され、平面視において波板70の進行方向と反対側の端部37が折曲した板状部材で構成されている。一対の移動ガイド部材33L,33Rは、略対象に加工形成されており、進行方向左側の移動ガイド部材33Lは、端部37が左側に折曲しており、進行方向右側の移動ガイド部材33Rは、端部37が右側に折曲している。また、移動ガイド部材33の折曲角度は、折曲部38においてR300程度の曲面をもって折曲されている。
【0024】
図4に示すように、エアシリンダ35には、圧縮空気を送り込むための配管41が接続され、配管41の他端には圧縮空気を生成するためのコンプレッサ43が接続されている。また、配管41の途中に圧縮空気の供給量を制御するための制御バルブ45が設けられている。このエアシリンダ35に接続される配管41、コンプレッサ43および制御バルブ45は、一対のエアシリンダ35L,35Rのそれぞれに設けられている。制御バルブ45が開状態になるとエアシリンダ35に圧縮空気が供給されて、シリンダが駆動するように構成されている。一方、制御バルブ45が閉状態になるとエアシリンダ35は、元の位置に戻るように構成されている。
【0025】
制御バルブ45およびコンプレッサ43は、搬送コンベア19の近傍に設置された制御装置51に制御線53を介して接続されている。つまり、制御装置51からの信号(指示)により制御バルブ45の開閉およびコンプレッサのON/OFFができるように構成されている。また、切断機17のカッター18の切断回数をカウントできるように切断信号が制御装置51に入力されるように構成されている。つまり、制御装置51とカッター18の制御部46とが制御線53を介して接続されている。
【0026】
さらに、制御装置51では、制御バルブ45を開閉するタイミングを入力できるようになっている。具体的には、波板70が所定枚数搬送された後に制御バルブ45を開閉するように波板70の枚数を設定できるようになっている。また、切断された波板70が搬送コンベア19を通過するまでの遅延時間を設定できるようになっている。この枚数設定と遅延時間設定は、制御バルブ45を開にするタイミングと閉にするタイミングのそれぞれについて設定できるように構成されている。
【0027】
そして、エアシリンダ35により移動ガイド部材33は、幅方向に約32mm移動するように構成されている。このように構成することで、波板70の一山分だけ幅方向にずれるようになる。なお、移動ガイド部材33の幅方向の移動量は波板の波形状に合わせて設定すればよい。
【0028】
図1に戻り、積載リフター21は、搬送コンベア19から自然落下してきた波板70をパレット55上に積載するように構成されている。パレット55は、図示しない駆動装置により上下方向に移動可能に構成されており、波板70の落下距離が所定範囲内に保たれるようになっている。このように構成することで、搬送コンベア19から送られてきた波板70が前後方向および左右方向にずれることなく所望の積載状態に積載することができる。
【0029】
(作用)
上述の構成の波板製造ライン10を用いて波板70を製造し、それらを積載する場合について説明する。
まず波板70の製造を開始する前に、制御装置51の各種設定を行う。制御装置51では、移動ガイド部材33を移動させるタイミングを設定する。具体的には、図5に示すように移動ガイド部材33が通常位置(通常側)に配置されているときに通過する波板70の枚数(通常側枚数)および、図6に示すように移動ガイド部材33を移動させた位置(移動側)に配置されているときに通過する波板70の枚数(移動側枚数)と、制御装置51で通常側枚数を検知した後エアシリンダ35を移動させるまでの遅延時間(移動ガイド部材の出遅延時間)および制御装置51で移動側枚数を検知した後エアシリンダ35を元の位置に戻すまでの遅延時間(移動ガイド部材の戻遅延時間)とを設定する。例えば、通常側枚数および移動側枚数をともに10枚と設定し、移動ガイド部材の出遅延時間および戻遅延時間をともに2秒と設定する。
【0030】
上述のように制御装置51の各パラメータを設定した後、波板70の製造を開始する。
押出機11より押し出された波板70の原料となる硬質塩化ビニルを、成形機13において板状に加工し、その後、波付ロール機15において断面が所望の波形状になるように成形する。断面波状に成形された板部材を所定の長さに切断機17で切断することで波板70が成形される。この波板70を搬送コンベア19で搬送する。
【0031】
ここで、搬送コンベア19の移動ガイド部材33は通常側に位置している。このとき、波板70の進行方向左側のエアシリンダ35には圧縮空気が供給されておらず、進行方向右側のエアシリンダ35には圧縮空気が供給されている。すると、波板70は、ガイド部材31に案内されて、そのままほぼ直進して自然落下するように積載リフター21のパレット55上に載置される。
【0032】
この動作を波板70が10枚通過するまで繰り返される。波板70の切断信号で10枚目が切断された信号を制御装置51が受信すると、その2秒後に波板70の進行方向左側の制御バルブ45に開信号が入力されるとともに、コンプレッサ43を起動して配管41内に圧縮空気が供給される。圧縮空気は配管41からエアシリンダ35Lに供給され、移動ガイド部材33Lが移動側に移動する。同時に、波板70の進行方向右側の制御バルブ45に閉信号が入力されるとともに、コンプレッサ43を停止する。すると、移動ガイド部材33Rは移動側に移動する。
【0033】
移動ガイド部材33Lが移動側に位置した後に、切断されて搬送されてきた波板70は、ガイド部材31に案内されて搬送コンベア19上を搬送された後、移動ガイド部材33Lの側面に当接して、移動ガイド部材33Lの形状に沿うように案内されて、幅方向に約32mmずれるようにして搬送される。そして、搬送コンベア19から自然落下するように積載リフター21のパレット55上に積載される。このとき波板70の一山分(約32mm)幅方向にずれて落下してくるため、通常側の位置よりも一山分ずれて積載される。
【0034】
この動作を波板70が10枚通過するまで繰り返される。波板70の切断信号で10枚目が切断された信号を制御装置51が受信すると、その2秒後に波板70の進行方向左側の制御バルブ45に閉信号が入力されるとともに、コンプレッサ43の運転をOFFにして配管41内の圧縮空気の供給が停止される。すると、エアシリンダ35Lが元の通常側に戻り、併せて移動ガイド部材33Lが通常側に移動する。同時に、波板70の進行方向右側の制御バルブ45に開信号が入力されるとともに、コンプレッサ43を起動する。すると、移動ガイド部材33Rは通常側に移動する。
【0035】
図7に示すように、この動作を繰り返すことで、波板70をパレット55上に10枚ずつ一山分ずらすように交互に積載することができる。なお、この枚数は適宜制御装置51で設定することで、変更することができる。
【0036】
このように所定枚数ずつ交互にずらして積載することで、この次に行う梱包出荷作業の際に作業員自身が数えて取り分ける必要がなくなり、取り分け作業にかかる時間を短縮することができる。また、波板70が、機械的に所定枚数ずつ交互に積載されているため、人が計数することによる計数間違いが起こらなくなり、作業効率を格段に向上することができる。
【0037】
本実施形態によれば、波板70を搬送する搬送コンベア19と、波板70を搬送コンベア19から連続的に落下させて積載する積載リフター21とを備えた波板積載装置において、搬送コンベア19に、波板70の搬送経路を幅方向に所定量ずらすことができる移動ガイド部材33を設けた。
【0038】
このように構成したため、移動ガイド部材33により連続的に積載される波板70を幅方向にずらしながら積載することができる。したがって、波板70を所定枚数ごとに所定量ずらすことで、その後の作業員による計数作業を省略することができ、作業員の計数間違いの虞もなくなり、波板70の梱包出荷作業の合理化を図ることができる。また、梱包出荷作業の時間を短縮でき、作業効率を向上することができる。
【0039】
また、所定量を、波板70の一山分に相当するように設定した。
このように構成したため、波板70が積載される際に、幅方向のずれ量を最小限にすることができ、波板70をずらしながら積載しても積載スペースの増大を最小限に抑えることができる。
【0040】
また、移動ガイド部材33を、搬送コンベア19の側部に設け、波板70の進行方向先端部または側部に当接して所定量ずらして案内できるように構成された板状部材とした。
このように構成したため、簡易な構成の移動ガイド部材33を設けるだけで確実に波板70を幅方向にずらすことができる。
【0041】
さらに、移動ガイド部材33を、波板70が所定枚数通過するごとに移動可能に構成した。
このように構成したため、波板70を容易に所定枚数ずつ交互にずらしながら積載することができる。したがって、波板70を所定枚数ごとに所定量ずらすことで、その後の作業員による計数作業を省略することができ、作業員の計数間違いの虞もなくなり、波板70の梱包出荷作業の合理化を図ることができる。また、梱包出荷作業の時間を短縮でき、作業効率を向上することができる。
【0042】
そして、移動ガイド部材33を、エアシリンダ35に接続した。
このように構成したため、移動ガイド部材33を自動制御することができ、確実に波板70を所望の枚数ずつ交互に振り分けながら積載することができる。
【0043】
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態を図8に基づいて説明する。なお、本実施形態は第一実施形態と移動ガイド部材の構成が異なるのみで、他は略同一の構成であるため、同一部分に同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0044】
図8に示すように、搬送コンベア19には移動ガイド部材33が設けられている。ここで、移動ガイド部材33は、搬送コンベア19の側部の一方のみに設けられている(本実施形態では波板70の進行方向左側のみ)。
【0045】
また、切断機17と搬送コンベア19との間に、切断された波板70に商品名や規格サイズなどをシールするための図示しないシール装置が設けられている。なお、シール装置により波板70における進行方向右側斜面の面に押さえつけるようにしてシールされるように構成されている。つまり、波板70が進行方向左側のガイド部材31側に押されるようにシールされる。
【0046】
このように構成された波板製造ライン10で波板70を製造し、それらを積載する場合について説明する(切断後のみ)。
切断された波板70は、搬送コンベア19にて搬送されるが、搬送コンベア19上に載置する際に、シール装置により波板70にシールが施される。このとき、波板70は進行方向左側のガイド部材31に当接される。そして、シールされた波板70は搬送コンベア19にて搬送される。移動ガイド部材33が通常側に位置している場合は、そのまま直進して積載リフター21のパレット55上に載置される。
【0047】
一方、移動ガイド部材33が移動側に位置している場合は、進行方向左側のガイド部材31に沿うように搬送されてきた波板70が移動ガイド部材33に当接し、移動ガイド部材33に案内されて幅方向に波板70の一山分ずれながら搬送される。このとき、波板70は搬送コンベア19において、進行方向の左側のガイド部材31および移動ガイド部材33に当接し、案内されながら搬送されるため、進行方向右側の移動ガイド部材33が無くても、確実に左側の移動ガイド部材33に案内されながら搬送される。
【0048】
そして、図5に示すように、第一実施形態と同様に、波板70の一山分ずれるようにして積載リフター21のパレット上に波板70を交互に積載させることができる。
【0049】
本実施形態においては、移動ガイド部材33を、搬送コンベア19の一方の側部のみに設けるようにした。
このように構成したため、第一実施形態と略同等の作用効果があり、さらに、第一実施形態よりも装置に費用をかけることなく、より簡易な構成で確実に波板70を幅方向にずらすことができる。
【0050】
尚、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な材料や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態において、移動ガイド部材を片側に設ける場合に進行方向左側に設けたが、右側に設けてもよい。このとき、波板が右側のガイド部材に案内されるように構成すればよい。
また、本実施形態において、移動ガイド部材をエアシリンダで移動できるように構成したが、モータなどを用いて移動できるように構成してもよい。
さらに、本実施形態において、一つのエアシリンダにコンプレッサを単独に設置した場合の説明をしたが、二つのエアシリンダにコンプレッサを一台のみ設置し、制御バルブの切替制御で移動ガイド部材を制御してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の実施形態における波板製造ラインの概略構成図である。
【図2】本発明の第一実施形態における搬送コンベアの平面図である。
【図3】本発明の実施形態における移動ガイド部材の斜視図である。
【図4】本発明の実施形態における移動ガイド部材の移動機構の制御系を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態における移動ガイド部材が通常側に位置しているときの正面図である。
【図6】本発明の実施形態における移動ガイド部材が移動側に位置しているときの正面図である。
【図7】本発明の実施形態における波板の積載状態を示す正面図である。
【図8】本発明の第二実施形態における搬送コンベアの概略構成図である。
【符号の説明】
【0052】
10…波板製造ライン(波板積載装置) 19…搬送コンベア(搬送部) 21…積載リフター(積載部) 33…移動ガイド部材(ガイド部材) 35…エアシリンダ 70…波板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
波板を搬送する搬送部と、
前記波板を前記搬送部から連続的に落下させて積載する積載部とを備えた波板積載装置において、
前記搬送部に、前記波板の搬送経路を幅方向に所定量ずらすことができるガイド部材が設けられていることを特徴とする波板積載装置。
【請求項2】
前記所定量が、前記波板の一山分に相当することを特徴とする請求項1に記載の波板積載装置。
【請求項3】
前記ガイド部材が、前記搬送部の側部に設けられ、前記波板の進行方向先端部または側部に当接して前記所定量ずらして案内できるように構成された板状部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の波板積載装置。
【請求項4】
前記ガイド部材が、前記搬送部の一方の側部のみに設けられていることを特徴とする請求項3に記載の波板積載装置。
【請求項5】
前記ガイド部材が、前記波板が所定枚数通過するごとに移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の波板積載装置。
【請求項6】
前記ガイド部材が、エアシリンダに接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の波板積載装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−40596(P2009−40596A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−210106(P2007−210106)
【出願日】平成19年8月10日(2007.8.10)
【出願人】(000190116)信越ポリマー株式会社 (1,394)
【Fターム(参考)】