説明

注入材用の速硬化材、およびこれを用いた速硬性注入材

【課題】注入後5分から60分の任意の短時間で硬化し、かつ透水係数が小さい地盤や岩盤にも良好に浸透し、注入体の強度発現性も良好な速硬化成分を含む速硬性注入材を提供する。
【解決手段】カルシウムアルミネート粉末、石膏、凝結調整剤、およびポルトランドセメント微粉末を含み、該ポルトランドセメントがC3A含有量9重量%以上であってブレーン比表面積10000cm2/g以上および最大粒径12μmの微粉末であることを特徴とする速硬化材、および上記速硬材スラリーに高炉スラグ微粉末、アルカリ刺激剤、分散剤、水を加えてなるセメントミルクを混合してなり、透水係数10×10-3cm/秒〜10×10-2cm/秒の砂充填層に対する注入深さが45cm以上である速硬性注入材。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、注入材用の速硬化材、およびこれを用いた超速硬性の注入材に関する。詳しくは、地盤や岩盤など、例えば、トンネル、ダム、貯水池などの堰堤の亀裂、堤体基礎岩盤、マンホール周辺部などの漏水箇所に注入し、止水可能な超速硬性を有する注入材用の速硬化材およびこれを用いた速硬化性注入材に関し、注入後5分から60分の任意の短時間で硬化するとともに、透水係数が小さい地盤や岩盤にも良好に浸透し、注入体の強度発現性も良好な速硬化材、およびこれを用いた速硬性注入材に関する。
【背景技術】
【0002】
地盤や岩盤などの軟弱箇所や漏水箇所には速硬性材料を注入して止水工事が行われる。この速硬性注入材として、従来、以下の注入材が知られている。
【0003】
(イ)急硬性スラリー(カルシウムアルミネート、石膏、凝結調整剤)と非急硬性スラリー(セメント、スラグ)の二液混合による地盤注入材が知られている(特開2006−16453号公報)。
(ロ)アルミナセメントを除く水硬性スラリー(A液)とアルミナセメントおよび石膏からなる速硬材液(B液)を混合して用いる土質安定用薬液が知られている(特開平07−118635号公報)。
【0004】
しかし、上記地盤注入材(イ)および地盤注入薬液(ロ)は、何れも、例えば0.1MPaの圧力で地盤に圧入する場合、透水係数が大きな地盤(例えば、透水係数10×10-2cm/秒以上)には良好な浸透性を示すものの、透水係数がこれより小さい地盤には良好な浸透性が得られず、岩盤中の500μm以下の狭隘な隙間には注入できないという問題がある。
【0005】
(ハ)最大粒径12μm以下またはブレーン比表面積10000〜20000cm2/gの何れかの粒度を有する高炉スラグ微粉末を主成分とする水硬性材料微粉末に分散剤および水を混合した微粉末水硬性材料スラリー(A)と、最大粒径45μm以下であって85%粒径25μm以下のカルシウムアルミネート組成物に石膏、水酸化カルシウム、酸化カルシウムのうちの一種又は二種以上、および凝結調整剤を混合した超速硬性混和材を水で混練した超速硬性混和材スラリー(B)の二液を注入開始時に混合する超速硬型注入材が知られている(特開2001−234167号公報)。
【0006】
上記超速硬型注入材は、ゲルタイムを10分以内に制御することができる利点を有しているが、硬化後の強度が低く、材齢7日、28日の一軸圧縮強度は超微粒子セメント注入材の1/6程度であり、サンドゲルの一軸圧縮強度も材齢28日で1N/mm2未満である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−16453号公報
【特許文献2】特開平07−118635号公報
【特許文献3】特開2001−234167号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、速硬性注入材において、従来の上記問題を解決したものであり、注入後5分から60分の任意の短時間で硬化し、かつ、透水係数が小さい地盤(例えば、透水係数10×10-2cm/秒未満)や微細な岩盤のひび割れにも良好に浸透し、注入体の強度発現性も良好な速硬性注入材を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、以下の構成を有することによって上記課題を解決した速硬化材、およびこれを用いた速硬性注入材に関する。
〔1〕カルシウムアルミネート粉末、石膏、凝結調整剤、およびポルトランドセメントを含み、該ポルトランドセメントがC3A含有量9重量%以上であってブレーン比表面積10000cm2/g以上、および最大粒径12μmの微粉末であることを特徴とする速硬化材。
〔2〕カルシウムアルミネート粉末、石膏、凝結調整剤の合量100重量部に対して、ポルトランドセメント微粉末(C3A含有量9質量%以上、ブレーン比表面積10000cm2/g以上、最大粒径12μm)の含有量が50〜400重量部である上記[1]に記載する速硬化材。
〔3〕上記[1]または上記[2]に記載する速硬化材100重量部に対して水を100〜1000重量部を混合してなる硬化促進スラリーと、高炉スラグ微粉末、アルカリ刺激剤、および分散剤に水を加えてなるセメントミルクとを混合してなる速硬性注入材。
〔4〕上記[3]に記載する速硬性注入材において、セメントミルクがC3A含有量9重量%以上であってブレーン比表面積10000cm2/g以上および最大粒径12μmのポルトランドセメント微粉末を含有する速硬性注入材。
〔5〕上記[4]に記載する速硬性注入材において、セメントミルクのポルトランドセメント微粉末含有量が高炉スラグ微粉末100重量部に対して10重量部以下である速硬性注入材。
〔6〕透水係数10×10-3cm/秒〜10×10-2cm/秒の砂充填層に対して、0.1MPaの圧力で注入したときの注入深さが45cm以上である上記[3]〜上記[5]の何れかに記載する速硬性注入材。
〔7〕注入地盤の硬化部分について材齢7日における一軸圧縮強度が1N/mm2以上である上記[3]〜上記[6]の何れかに記載する速硬性注入材。
【発明の効果】
【0010】
本発明の速硬性注入材は、速硬化成分のカルシウムアルミネートの一部が最大粒径12μmのポルトランドセメント微粉末で置換されているので、注入スラリーに含まれる硬化成分粒子が微細化し、透水係数の小さい地盤や、岩盤の微細ひび割れに対して深く注入することができる。
【0011】
従来の注入材は、速硬成分としてカルシウムアルミネートと石膏を主成分としている。一般に、12CaO・7Al23〔C127〕やCaO・Al23〔CA〕に代表されるカルシウムアルミネート系のクリンカーは硬いため、最大粒径25μm以下に微細化するのが難しい。このため、注入材スラリー中の懸濁物質の粒度分布において、粒径25μm以上の粒子径の比率が大きくなり、これが透水係数の小さい地盤や微細な岩盤のひび割れに対する注入性を阻害する原因になっている。
【0012】
一方、本発明の速硬化材は、C127やCAのカルシウムアルミネートの一部が最大粒径12μmのポルトランドセメント微粉末で置換されているので、注入材スラリー中の懸濁物質の粒度分布において、25μm以上の粒子径の比率が小さくなり、透水係数の小さい地盤や微細な岩盤へのひび割れに対する注入性を高めることができる。具体的には、例えば、透水係数10×10-3cm/秒〜10×10-2cm/秒の砂充填層に対して、0.1MPaの圧力で注入したときの注入深さが45cm以上である。
【0013】
また、本発明の速硬化材に含まれるポルトランドセメント微粉末はC3A含有量が9重量%以上であるので、その微粉化によって活性が高まり、注入部分の硬化強度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】速硬性注入材の注入深さの測定方法を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施形態に基づいて具体的に説明する。
本発明の速硬化材は、カルシウムアルミネート粉末、石膏、凝結調整剤、およびポルトランドセメント微粉末を含み、該ポルトランドセメントがC3A含有量9重量%以上であって最大粒径12μmの微粉末であることを特徴とする。
【0016】
本発明の速硬化材に含まれるカルシウムアルミネートはC127、またはCA、あるいはこれらの混合物を用いることができる。カルシウムアルミネートはブレーン比表面積4000cm2/g以上、最大粒径25μm以下の粉末が好ましい。
【0017】
本発明の速硬化材に含まれる石膏は、無水石膏が好ましく、ブレーン比表面積10000cm2/g以上、最大粒径11μm以下の微粉末が好ましい。
【0018】
本発明の速硬化材に含まれる凝結調整剤は、アルカリ刺激剤として炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、アルミン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、炭酸リチウム、蟻酸カルシウムなどのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を用いることができ、硬化遅延剤として酒石酸、グルコン酸、クエン酸などのオキシカルボン酸の単独または複数の混合物を用いることができる。例えば、炭酸ナトリウムと酒石酸の等量混合物を用いることができる。
【0019】
本発明の速硬化材はポルトランドセメント微粉末を含む。該ポルトランドセメント微粉末は、C3A含有量が9重量%以上であって、ブレーン比表面積10000cm2/g以上、最大粒径12μmの微粉末である。具体的には、例えば、C3A含有量が11.5重量%、ブレーン比表面積10500cm2/g、最大粒径12μmの早強ポルトランドセメントなどが用いられる。
【0020】
本発明の速硬化材において、各成分の含有量は、カルシウムアルミネート100重量部に対して、石膏は50〜200重量部、凝結調整剤は10〜40重量部が好ましい。上記ポルトランドセメント微粉末の含有量は、カルシウムアルミネート粉末、石膏、凝結調整剤の合量100重量部に対して50〜400重量部が好ましい。
【0021】
本発明の速硬性注入材は、上記速硬化材100重量部に対して水を100〜1000重量部を混合してなる硬化促進スラリーと、高炉スラグ微粉末を主体とするセメントミルクを混合してなるものである。この高炉スラグ微粉末は、ブレーン比表面積10000cm2/g以上であって最大粒径10μmのものが好ましい。
【0022】
セメントミルクには高炉スラグ微粉末と共にアルカリ刺激剤、分散剤、水が含まれる。アルカリ刺激剤としては炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウムなどが用いることができる。分散剤は一般に使用されるナフタレンスルフォン酸塩、リグニンスルフォン酸、メラミンスルフォン酸などが用いることができる。
【0023】
セメントミルクにおいて、各成分の含有量は、高炉スラグ微粉末100重量部に対して、アルカリ刺激剤は1〜10重量部、分散剤は0.1〜10重量部が好ましい。
【0024】
また、セメントミルクは、高炉スラグ微粉末、アルカリ刺激剤、分散剤と共に、上記速硬化材の主成分であるポルトランドセメント微粉末(C3A含有量9重量%以上、ブレーン比表面積10000cm2/g以上、最大粒径12μm)を少量含むことができる。このポルトランドセメント微粉末の含有量は、高炉スラグ微粉末100重量部に対して10重量部以下が好ましい。セメントミルク中のポルトランドセメント微粉末含有量が多過ぎると速硬性注入材の注入深さが伸びない傾向がある。
【0025】
セメントミルクは、所要の浸透性および強度を考慮して,高炉スラグ微粉末やポルトランドセメント微粉末などの粉体合計量100重量部に対して水100〜1000重量部を混合して調製するとよい。
【実施例】
【0026】
以下、本発明の実施例を比較例と共に示す。使用材料を以下に示す。
(A)高炉スラグ微粉末(住金鹿島鉱化製品、ブレーン比表面積11500cm2/g、最大粒径10μm)
(B)早強ポルトランドセメント微粉末(三菱マテリアル製品)、以下のC3A含有量、ブレーン比表面積、最大粒径のものを用いた。
(B-a) C3A=11.5%、ブレーン比表面積10500cm2/g、最大粒径12μm
(B-b) C3A=10.6%、ブレーン比表面積10500cm2/g、最大粒径12μm
(B-c) C3A=9.2%、ブレーン比表面積10500cm2/g、最大粒径12μm
(B-d) C3A=8.5%、ブレーン比表面積10500cm2/g、最大粒径12μm
(C)超微粉炭カル(菱光石灰工業製品、ブレーン比表面積12100cm2/g。最大粒径10μm)
(D)アルカリ刺激剤:硫酸ナトリウム(フジボウ製品、無水中性芒硝)
(E)分散剤(花王社製品、マイティ150R,ナフタレンスルフォン酸塩)
(F)水(水道水)
(G)C127粉砕品(三菱マテリアル製品、ブレーン比表面積4850cm2/g、最大粒径25μm)
(H)無水石膏粉砕品(三菱マテリアル製品、ブレーン比表面積10800cm2/g、最大粒径11μm)
(I)凝結調整剤(炭酸ナトリウム:酒石酸=1:1)
【0027】
表1に示す重量比に従って主材のセメントミルク(A−1)〜(A−3)を調製した。表2に示す重量比に従って硬化促進スラリー(B−1)〜(B−8)を調製した。なお、セメントミルク(A−3)、硬化促進スラリー(B−8)〜(B−11)は比較品である。
【0028】
主材のセメントミルク(A−1)〜(A−3)に対して、硬化促進スラリー(B−1)〜(B−11)を3:1の割合で混合して速硬性注入材を調製した。混合したセメントミルクの種類と硬化促進スラリーの種類を表3に示し、その可使時間、ゲルタイム、注入性を表3に示した。なお、実施例において、セメントミルクおよび硬化促進スラリーの水/結合材比は400%を中心に記載したが、何れの水/結合材比とも、浸透性や強度性状に合せて、100〜1000%の範囲で調整することができる。
【0029】
表3に示す速硬性注入材を、透水係数10×10-3cm/秒に調整した砂充填層に0.1MPaの圧力で注入し、その注入深さを測定した。試験装置の概要を図に示す。また速硬性注入材のホモゲル強度およびサンドゲル強度(注入硬化部分の強度に対応)を表3に示した。
【0030】
可使時間、ゲルタイム、注入性、ホモゲル強度およびサンドゲル強度の測定方法を以下に示す。
〔可使時間〕セメントミルクの粘度をB型粘度計により測定し,粘度が10mPa・sに達する時間を可使時間とした。
〔ゲルタイム〕セメントミルクの粘度をB型粘度計により測定し,粘度が60mPa・sに達する時間を可使時間とした。
〔注入性〕懸濁液型薬液の浸透距離測定による浸透性の判定方法例(社団法人日本薬液注入協会)に準拠して、速硬性注入材の注入深さを測定した。試験は、図1に示すように、透水係数を10×10-3cm/秒に調整した砂充填層の下部から速硬性注入材を注入して注入深さを測定した。
〔ホモゲル強度〕直径5cmおよび長さ100cmの下端を塞いだポリエチレン袋に速硬性注入材を投入し、材齢7日および材齢28日で取り出し、硬化物を長さ10cmに切断した後に、規格(JIS A 1216「土の一軸圧縮試験方法」)に準拠して圧縮強度を測定し、この測定値をホモゲル強度とした。
〔サンドゲル強度〕注入性試験に用いた砂充填層より、材齢7日で注入材が浸透した部分を取り出し、規格(JIS A 1216「土の一軸圧縮試験方法」)に準拠して圧縮強度を測定し、この測定値をサンドゲル強度とした。
【0031】
表3に示すように、本発明の実施例1〜実施例8は、十分な可使時間とゲルタイムを有しており、しかも透水係数の小さい地盤に対して何れも45cm以上の注入深さを達成している。一方、比較例1〜5の可使時間とゲルタイムは実施例1〜8と同程度であるが、注入深さは何れも28cm以下であり、透水係数の小さい地盤に対する注入性が格段に小さい。なお、比較例5はセメントミルクに含まれるセメント量が多すぎるので、本発明の速硬化材と組み合わせても、注入深さが28cmに止まる。
【0032】
また、サンドゲルの強度は、実施例1〜8は何れも材齢7日における一軸圧縮強度が1N/mm2以上であって、実施例7〜8は2N/mm2前後であり、大きな圧縮強度を有している。一方、比較例1〜6は何れも1N/mm2以下であり、比較例2〜4は0.6N/mm2以下であって、圧縮強度が格段に小さい。
【0033】
表4に、セメントミルクおよび硬化促進スラリーの水/結合材比を変化させた場合の浸透性とサンドゲルの強度性状を示す。セメントミルクは、表1の配合(A−2)を基準に水/結合材比が100%と1000%のものを用いた。硬化促進成分ミルクは,表2の(配合B−1)を基準に水/結合材比が100%と1000%のものを用いた。水/結合材比が100%ではサンドゲル強度が高くなり、一方、水/結合材比が1000%では注入深さが長くなった。
【0034】
【表1】

【0035】
【表2】

【0036】
【表3】

【0037】
【表4】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
カルシウムアルミネート粉末、石膏、凝結調整剤、およびポルトランドセメントを含み、該ポルトランドセメントがC3A含有量9重量%以上であってブレーン比表面積10000cm2/g以上、および最大粒径12μmの微粉末であることを特徴とする速硬化材。
【請求項2】
カルシウムアルミネート粉末、石膏、および凝結調整剤の合量100重量部に対して、ポルトランドセメント微粉末(C3A含有量9質量%以上、ブレーン比表面積10000cm2/g以上、最大粒径12μm)の含有量が50〜400重量部である請求項1に記載する速硬化材。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載する速硬化材100重量部に対して水を100〜1000重量部を混合してなる硬化促進スラリーと、高炉スラグ微粉末、アルカリ刺激剤、および分散剤に水を加えてなるセメントミルクとを混合してなる速硬性注入材。
【請求項4】
請求項3に記載する速硬性注入材において、セメントミルクがC3A含有量9重量%以上であってブレーン比表面積10000cm2/g以上および最大粒径12μmのポルトランドセメント微粉末を含有する速硬性注入材。
【請求項5】
請求項4に記載する速硬性注入材において、セメントミルクのポルトランドセメント微粉末含有量が高炉スラグ微粉末100重量部に対して10重量部以下である速硬性注入材。
【請求項6】
透水係数10×10-3cm/秒〜10×10-2cm/秒の砂充填層に対して、0.1MPaの圧力で注入したときの注入深さが45cm以上である請求項3〜請求項5の何れかに記載する速硬性注入材。
【請求項7】
注入地盤の硬化部分について材齢7日における一軸圧縮強度が1N/mm2以上である請求項3〜請求項6の何れかに記載する速硬性注入材。

【図1】
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【公開番号】特開2011−57481(P2011−57481A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−206801(P2009−206801)
【出願日】平成21年9月8日(2009.9.8)
【出願人】(000006264)三菱マテリアル株式会社 (4,417)
【Fターム(参考)】