説明

注文システム、店舗サーバ装置およびプログラム

【課題】 顧客にとって使い易い注文システムを提供する。
【解決手段】 注文システムは、顧客が注文を入力する携帯電話10と、携帯電話10と無線通信するリーダライタ20と、リーダライタ20と接続され、携帯電話10に入力された注文を受ける店舗サーバ30とを備える。携帯電話10のメニュー表示アプリ11は、顧客の属性情報を記憶しており、メニューリスト要求を店舗サーバ30に送信し、この要求の返信としてメニューリスト情報を受信すると、受信したメニューリスト情報と属性情報に基づき、メニューを表示する。店舗サーバ30は、メニューデータベース31とメニュー生成手段32とを備える。メニューデータベース20は、メニューリスト情報を記憶している。メニュー生成手段32は、携帯電話10からメニューリスト要求を受信すると、メニューデータベース31からメニューリスト情報を取得して、携帯電話10に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲食店などのサービスもしくは商品を提供する店舗において、顧客の属性情報に基づきメニューを表示し、該メニューを参照して顧客が注文を入力する注文システム、店舗サーバ装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の飲食店用の注文システムは、POS(Point Of Sales)センタなどの店舗サーバ装置と、店舗サーバ装置とLAN(Local Area Network)などの通信回線で接続され、客席テーブルに設置された客席端末などの端末とからなり、店舗サーバ装置が、自装置内に記憶しているメニュー画面の情報を、端末からの要求に応じて端末に送出する。端末は、このメニュー画面を自装置が備えるタッチパネルなどに表示している。顧客が端末のタッチパネルなどを操作してメニュー画面を閲覧し、所望のメニューを選択することで、注文が端末に入力される。端末は、入力された注文を、通信回線を介して店舗サーバ装置に通知し、店舗サーバ装置は、この注文に基づき、店員への調理指示や配膳、会計のための伝票発行を行っている。(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2000−123088号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に示す注文システムにあっては、店舗が用意したメニューであるため、このメニューの中から、カロリー、塩分量やアレルギーといった顧客よって異なる都合にあてはまるものや、顧客よって異なる嗜好にあったものを、初めてメニューに接する顧客が探し出すのは、困難もしくは煩雑な作業が必要となり、顧客にとって使い難いことがあるという問題がある。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、顧客の嗜好や体調にあったメニューを表示することができ、顧客にとって使い易い注文システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、顧客が注文を入力する端末と、該端末と無線通信する無線通信装置と、該無線通信装置と接続され、前記端末に入力された注文を受ける店舗サーバ装置とを備える注文システムにおいて、前記端末は、前記顧客の属性情報を記憶しており、前記無線通信装置を介して、メニューリスト要求を前記店舗サーバ装置に送信し、該要求の返信としてメニューリスト情報を受信すると、該受信したメニューリスト情報と前記属性情報に基づき、メニューを表示するメニュー表示手段を備え、前記店舗サーバ装置は、メニューリスト情報を記憶しているメニューデータベースと、前記無線通信装置を介して、前記端末からメニューリスト要求を受信すると、前記メニューデータベースから前記メニューリスト情報を取得して、前記端末に前記無線通信装置を介して送信するメニュー生成手段とを備えることを特徴とする注文システムである。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、顧客が所有する端末と、該端末と無線通信する無線通信装置と、該無線通信装置と接続された店舗サーバ装置とを備える注文システムにおいて、前記端末は、前記顧客の属性情報を記憶しており、前記無線通信装置を介して、前記属性情報を記載したメニューリスト要求を前記店舗サーバ装置に送信し、該要求の返信としてメニューリスト情報を受信すると、該受信したメニューリスト情報に基づき、メニューを表示するメニュー表示手段を備え、前記店舗サーバ装置は、メニューリスト情報を記憶しているメニューデータベースと、前記無線通信装置を介して、前記端末からメニューリスト要求を受信すると、前記受信したメニューリスト要求から前記ユーザの属性情報を取得し、前記メニューデータベースから前記メニューリスト情報を取得して、該取得したメニューリスト情報を、前記取得した属性情報に基づき変更したメニューリスト情報を生成し、前記生成したメニューリスト情報を、前記端末に前記無線通信装置を介して送信するメニュー生成手段とを備えることを特徴とする注文システムである。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の注文システムであって、前記端末は、プログラムを記憶するアプリ記憶手段と、携帯電話用のプログラムを配信するアプリ配信サーバ装置から、携帯電話基地局を介してダウンロードしたプログラムを前記アプリ記憶手段に格納する通信手段と、前記アプリ記憶手段に格納されたプログラムを実行する制御手段とを備える携帯電話であり、前記メニュー表示手段の機能は、前記アプリ記憶手段に格納したプログラムを、前記制御手段が実行することにより、実現されることを特徴とする。
【0008】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の注文システムであって、前記端末は、プログラムを記憶するアプリ記憶手段と、無線通信手段を備え、該無線通信手段を介して携帯電話用のプログラムを配信するアプリ配信サーバ装置から、該無線通信手段を介してダウンロードしたプログラムを前記アプリ記憶手段に格納する通信手段と、前記アプリ記憶手段に格納されたプログラムを実行する制御手段とを備える携帯電話であり、前記メニュー表示手段の機能は、前記アプリ記憶手段に格納したプログラムを、前記制御手段が実行することにより、実現されることを特徴とする。
【0009】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの項に記載の注文システムであって、前記メニュー表示手段は、前記表示したメニューに対する前記顧客の操作指示に基づき、注文情報を生成して、前記無線通信装置を介して前記店舗サーバ装置に送信し、前記店舗サーバ装置は、前記無線通信装置を介して、前記送信された注文情報を受信する注文受付手段を備えることを特徴とする。
【0010】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の注文システム前記メニュー表示手段は、前記メニュー表示手段が生成した注文情報の履歴に基づき、前記属性情報を生成することを特徴とする。
【0011】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの項に記載の注文システムであって、前記メニュー表示手段は、前記顧客の操作指示に基づき、前記属性情報を生成することを特徴とする。
【0012】
また、請求項8に記載の発明は、無線通信装置を介して、店舗サーバと無線通信し、ユーザが所有する携帯電話が備えるコンピュータを、前記ユーザの属性情報を記憶しており、前記無線通信装置を介して、メニューリスト要求を前記店舗サーバに送信し、該要求の返信としてメニューリスト情報を受信すると、該受信したメニューリスト情報と前記属性情報に基づき、メニューを表示するメニュー表示手段として機能させるプログラムである。
【0013】
また、請求項9に記載の発明は、無線通信装置を介して、店舗サーバと無線通信し、ユーザが所有する携帯電話が備えるコンピュータを、前記ユーザの属性情報を記憶しており、前記無線通信装置を介して、前記属性情報を記載したメニューリスト要求を前記店舗サーバに送信し、該要求の返信としてメニューリスト情報を受信すると、該受信したメニューリスト情報に基づき、メニューを表示するメニュー表示手段として機能させるプログラムである。
【0014】
また、請求項10に記載の発明は、端末と無線通信する無線通信装置と接続され、前記端末に入力された注文を受ける店舗サーバ装置において、メニューリスト情報を記憶しているメニューデータベースと、前記無線通信装置を介して、前記端末からメニューリスト要求を受信すると、前記メニューデータベースから前記メニューリスト情報を取得して、前記端末に前記無線通信装置を介して送信するメニュー生成手段とを備えることを特徴とする店舗サーバ装置である。
【0015】
また、請求項11に記載の発明は、端末と無線通信する無線通信装置と接続され、前記端末に入力された注文を受ける店舗サーバ装置において、メニューリスト情報を記憶しているメニューデータベースと、前記無線通信装置を介して、前記端末からメニューリスト要求を受信すると、前記受信したメニューリスト要求から前記ユーザの属性情報を取得し、前記メニューデータベースから前記メニューリスト情報を取得して、該取得したメニューリスト情報を、前記取得した属性情報に基づき変更したメニューリスト情報を生成し、前記生成したメニューリスト情報を、前記端末に前記無線通信装置を介して送信するメニュー生成手段とを備えることを特徴とする店舗サーバ装置である。
【0016】
また、請求項12に記載の発明は、端末と無線通信する無線通信装置と接続され、前記端末に入力された注文を受ける店舗サーバ装置が備えるコンピュータを、メニューリスト情報を記憶しているメニューデータベース、前記無線通信装置を介して、前記端末からメニューリスト要求を受信すると、前記メニューデータベースから前記メニューリスト情報を取得して、前記端末に前記無線通信装置を介して送信するメニュー生成手段として機能させるプログラムである。
【0017】
また、請求項13に記載の発明は、端末と無線通信する無線通信装置と接続され、前記端末に入力された注文を受ける店舗サーバ装置が備えるプログラムを、メニューリスト情報を記憶しているメニューデータベース、前記無線通信装置を介して、前記端末からメニューリスト要求を受信すると、前記受信したメニューリスト要求から前記ユーザの属性情報を取得し、前記メニューデータベースから前記メニューリスト情報を取得して、該取得したメニューリスト情報を、前記取得した属性情報に基づき変更したメニューリスト情報を生成し、前記生成したメニューリスト情報を、前記端末に前記無線通信装置を介して送信するメニュー生成手段として機能させるプログラムである。
【発明の効果】
【0018】
この発明によれば、端末のメニュー表示手段は、顧客の属性情報に基づき、メニューを表示するので、メニュー表示手段は、該顧客の都合や嗜好にあったもののみを表示する、もしくは、優先的に表示することができ、顧客にとって使い易い注文システムを提供できる。
【0019】
また、本発明によれば、端末として、顧客が携帯している携帯電話を用いるので、店舗は費用をかけて多数の端末を用意する必要がなく、また、顧客は使い慣れた自分の携帯電話から注文することができるため、顧客にとって使い易くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態による注文システムの構成を示す概略ブロック図である。10は、本システムにおいて端末として用いられ、おサイフケータイ(登録商標)などの非接触型のICカード機能を備える携帯電話であり、アプリ配信サーバ40からダウンロードしたメニュー表示アプリ11と決済アプリ12などのアプリケーションが格納される。携帯電話10の概略ハードウェア構成を図2に示す。101は、携帯電話網の携帯電話基地局42と無線通信する通信部である。102は、数字キー、マイクなどの入力装置と、ディスプレイ、スピーカなどの出力装置からなるユーザインターフェース部である。103は、携帯電話10を制御する制御部である。104は、非接触型のICカード機能などにおいて暗号通信をする際にデータを暗号化あるいは復号する暗号処理部である。105は、非接触型のICカード機能の通信処理を行う非接触ICカード処理部である。106は、非接触型のICカード機能による通信のための電波を送受信するアンテナ部である。110は、メモリ部であり、制御部103が携帯電話10を制御するためのプログラムを格納しているプログラム領域111、制御部103が動作する際の作業領域112および通信部101を介してダウンロードしたアプリケーション(以下、アプリと呼ぶ)を複数記憶するアプリ記憶領域113からなる。
【0021】
メニュー表示アプリ11は、実行されると属性情報として、例えば、図4に示すように、過去に注文されたメニューのメニュー番号と注文日時と該メニューの属性ビット(No.1〜4)、嗜好情報の属性ビット(No.6)、選択情報の属性ビット(No.7)をアプリ記憶領域113のうち、当該アプリに割り当てられている領域に記憶する。属性ビットの各ビットには、例えば、1ビット目は、カロリーが0Kcal〜100Kcal、2ビット目は、101Kcal〜300Kcal、・・・、5ビット目は、卵を不使用、6ビット目は、小麦を不使用、・・・9ビット目は、イタリア料理、10ビット目は、和食、・・・といったように、属性情報の内容が割り付けられており、該ビットが1の場合は、そのメニューが割り付けられている属性情報の内容に合致することを意味する。
【0022】
過去に注文されたメニューは、メニュー表示アプリ11を利用して、ユーザが注文をする度に、注文したメニューのメニュー番号と注文した日時と該メニューの属性ビットが、メニュー表示アプリ11により追加されることで、生成される。
嗜好情報の属性ビットの各ビットは、メニュー表示アプリ11を利用して、ユーザが注文をする度に、過去に注文されたメニューの属性ビットで、1が立てられている個数がメニュー表示アプリ11が持つ所定の閾値以上であれば1を立てることで、メニュー表示アプリ11により生成される。例えば、過去に注文されたメニューとして図4のNo.1〜4を記憶しており、所定の閾値が「3」であったとすると、1ビット目が1のメニューは0、2ビット目が1のメニューは1、3ビット目は3、4ビット目は0、5ビット目は0、6ビット目は3・・・なので、嗜好情報の属性ビットは、001001・・・となる。
選択情報の属性ビットの各ビットは、設定値をユーザに選択させることで、メニュー表示アプリ11により生成される。
このように、ビットで表現することで、文字情報として扱うと情報量が大きくなりがちな属性情報の情報量を抑えることができるので、計算性能やメモリ量に制限のある携帯電話においても、属性情報を扱い易くなる。
その他、メニュー表示アプリ11の詳細については、動作の説明にて述べる。
決済アプリ12は、メニュー表示アプリ11により起動され、メニュー表示アプリ11に指示された金額の決済要求を、リーダライタ20を介して、店舗サーバ30に送信する。
【0023】
リーダライタ20は、携帯電話10と無線通信する無線通信装置であり、本実施形態においては、飲食店の客席テーブルに設置されている非接触型ICカード用のリーダライタである。リーダライタ20の概略ハードウェア構成を図3に示す。201は、店舗サーバ30と接続され、通信を行うI/F(InterFace)部である。202は、I/F部201を介して、店舗サーバ30から受けたデータに基づき、送信データを生成して変調回路203に出力し、また、復調回路205から受けたデータに基づき、受信データを生成して、I/F部201を介して店舗サーバ30に送信する制御部である。変調回路203は、制御部202から受けた送信データを変調して得た信号をアンテナ部204に出力する。復調回路205は、アンテナ部204から受けた信号を復調して得た受信データを制御部202に出力する。アンテナ部204は、電波の受発信を行う。
【0024】
店舗サーバ30は、メニューデータベース31、メニュー生成手段32、注文受付手段33、決済手段34からなる。メニューデータベース31は、例えば図5に示すように、メニューリスト情報として、本実施形態にて扱う全てのメニューのメニュー番号、メニュー名、価格、属性情報、説明を記憶している。メニュー生成手段32は、メニューリスト要求を受信すると、メニューデータベース31から各メニューの情報を取得し、各メニューの属性情報を属性ビットに変換したメニューリスト情報を生成して、リーダライタ20を介して携帯電話10に送信する。属性情報から属性ビットへの変換は、メニュー生成手段32の内部に、属性情報と属性ビットの対応関係の情報を保持しており、該情報に基づき行ってもよいし、属性情報と属性ビットの対応関係の情報をメニュー生成手段32の外部に保持しており、該情報を参照して行ってもよい。
【0025】
注文受付手段33は、メニュー番号と個数からなる注文情報を受信すると、該情報に基づき、店舗サーバ30とLANなどの通信回線で接続されており、厨房などに設置されている厨房端末(図示せず)に調理指示を通知する。決済手段34は、決済要求を受けると、これを蓄えておき、予め設定されている営業時間終了後に、その日に蓄えた全ての決済要求を纏めて決済サーバ50に送信して、決済を行う。
また、この店舗サーバ30には、周辺機器として入力装置、表示装置等(いずれも図示せず)が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とはCRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことをいう。
【0026】
決済サーバ50は、クレジットカード会社などが運営しており、店舗サーバ30から受けた決済要求に基づき、銀行口座からの引き落としなどの処理を行う。51は、店舗サーバ30と決済サーバ50を接続する通信回線である。
40は、携帯電話網41と接続されており、携帯電話10からの要求に基づき、携帯電話用のアプリケーションを配信するアプリ配信サーバである。本実施形態では、メニュー表示アプリ11および決済アプリ12を保持しており、要求に応じてこれらを配信する。42は、携帯電話基地局である。
【0027】
次に、この注文システムの動作を、図6に示すシーケンス図を参照して説明する。まず、携帯電話10の所有者であるユーザによる、アプリ配信サーバ40のURL(Uniform Resource Locator)を入力などのメニュー表示アプリ11取得の指示を受けて、携帯電話10は、メニュー表示アプリ要求を、携帯電話基地局42を介して、アプリ配信サーバ40に送信する(S1、S2)。アプリ配信サーバ40は、メニュー表示アプリ要求を受けると、保持しているメニュー表示アプリ11を、携帯電話基地局42を介して、携帯電話10に送信する(S3、S4)。携帯電話10は、メニュー表示アプリ11を受けると、これをアプリ記憶領域113に格納する。
決済アプリ12についても、同様にして、アプリ配信サーバ40から受けて、これをアプリ記憶領域13に格納する。なお、ここで、メニュー表示アプリ11と決済アプリ12を同じアプリ配信サーバ40から受けるとしたが、それぞれ別のアプリ配信サーバにより配信されていてもよく、その場合は、携帯電話10は、各々のアプリ配信サーバに対して要求を送信し、各々のアプリ配信サーバからアプリを取得する。
【0028】
また、アプリ配信サーバ40がLANなどを介して、リーダライタ20に接続されている、あるいは、アプリ配信サーバ40の機能を店舗サーバ30が備えており、携帯電話10は、リーダライタ20を介して、アプリ配信サーバ40あるいは店舗サーバ30からメニュー表示アプリ11もしくは決済アプリ12を取得してもよい。また、無線LANなどの無線通信手段を携帯電話10が備え、アプリ配信サーバ40あるいは店舗サーバ30は該無線通信手段と通信する無線LANのハブなどと接続されており、携帯電話10は、該無線通信手段にて、メニュー表示アプリ11あるいは決済アプリ12を、アプリ配信サーバ40あるいは店舗サーバ30から取得してもよい。
【0029】
このメニュー表示アプリ11および決済アプリ12の取得は、ユーザが店舗を訪れる前でもよいし、店舗を訪れてから、その場で行ってもよい。また、アプリ配信サーバ40の機能を、店舗サーバ30が備えており、店舗サーバ30がリーダライタ20もしくは専用のリーダライタを介して、メニュー表示アプリ11もしくは決済アプリ12を携帯電話10に送信するようにしてもよい。
【0030】
次に、ユーザは、携帯電話10を操作して、メニュー表示アプリ11を起動するメニュー表示アプリ11を起動した際の携帯電話10のディスプレイへの表示例を図8の(a)に示す。ここで、ディスプレイに表示されている選択情報設定ボタンB7がユーザ操作により選択されたことを、メニュー表示アプリ11は取得すると、属性ビットの各項目について、表示させたいメニューの条件をユーザに設定させる画面を表示する。例えば、属性ビットの1ビット目は、カロリーが0Kcal〜100Kcal、2ビット目は、101Kcal〜300Kcal、3ビット目は、301〜800Kcal、4ビット目は801Kcal以上である場合、カロリーが0Kcal〜100Kcal、101Kcal〜300Kcal、301〜800Kcal、801Kcal以上の4つの選択肢を表示し、この中から1つ選択させる。また、属性ビットの5ビット目は、卵を不使用、6ビット目は、小麦を不使用、7ビット目は、蕎麦を不使用である場合は、卵を不使用、小麦を不使用、蕎麦を不使用の3つの選択肢を表示し、この中から任意個数を選択させる。ユーザの選択操作の情報を取得すると、メニュー表示アプリ11は、ユーザの選択内容に従って、選択情報の属性ビットを生成し、これをアプリ領域113に記憶する。ユーザは、これらの選択情報の設定を終えると、携帯電話10を操作して、メニュー表示アプリ11を終了させる。
【0031】
次に、ユーザが本システムを備える飲食店を訪れたときの携帯電話10の概略フローを図7に示す。ユーザ操作により、携帯電話10は、メニュー表示アプリ11を起動する(Sa1)。メニュー表示アプリ11を起動した際の携帯電話10のディスプレイへの表示例を図8の(a)に示す。ここで、ユーザ操作によるメニュー取得ボタンB1選択の情報を、携帯電話10は取得すると(Sa2)、リーダライタ20と通信可能状態となり(Sa3)、例えば、図8の(b)のように、携帯電話10をリーダライタ20へかざすように指示される。ユーザにより、リーダライタ20へかざされた携帯電話10は、メニューリスト要求を、リーダライタ20を介して、店舗サーバ30に送信する(図6のS5、S6)。店舗サーバ30は、メニューリスト要求を受信すると、そのメニュー生成手段32がそのメニューリスト要求を受けて、メニューデータベース31を参照して、各メニューの情報を取得する。メニュー生成手段32は、取得した各メニューの情報の属性情報を属性ビットに変換し、図9に示す例のようなメニューリスト情報を生成し、リーダライタ20を介して、携帯電話10に送信する(S7、S8)。
【0032】
携帯電話10が、メニューリスト情報を受信すると、そのメニュー表示アプリ11がそのメニューリスト情報を受ける。メニュー表示アプリ11は、受けたメニューリスト情報に含まれるメニューのうち、属性ビットが、図4のNo.7に例を示した選択情報の属性ビットと完全に一致するものだけを抽出して、カスタマイズしたメニューとして携帯電話10のディスプレイに表示する(図7のSa4)。本実施形態においては、このように選択情報と一致するものを抽出したメニューをユアセレクトメニューと呼び、その表示例を図10の(a)に示す。このとき、図10の(a)に示したユアトレンドメニューボタンB2がユーザにより選択されると、これを検出したメニュー表示アプリ11は、選択情報の属性ビットではなく、図4のNo.6に例を示した嗜好情報の属性ビットと完全に一致するメニューだけをメニューリスト情報から抽出して、ディスプイに表示する。本実施形態においては、このように嗜好情報と一致するものを抽出したメニューを、ユアトレンドメニューと呼び、その表示例を図10の(b)に示す。
なお、嗜好情報は、過去に注文したメニューに基づき、メニュー表示アプリ11が生成するため、最初に注文するときは、未だ情報が生成されていないが、ここでは、既に生成されているとして説明した。嗜好情報の生成に関する動作については、後述する。
【0033】
なお、本実施形態においては、ユアセレクトメニューおよびユアトレンドメニューには、選択情報もしくは嗜好情報の属性ビットと、属性ビットが完全に一致するもののみをメニュー表示アプリ11がメニューリスト情報から抽出して表示するとしたが、部分一致するものも抽出して、一致するビットの数が多いものから順に表示するようにしてもよい。
【0034】
ユーザによる、ユアトレンドメニューもしくはユアセレクトメニューから所望のメニュー(ここでは、例としてタラバガニグラタンボタンB3)の選択の情報を取得すると、メニュー表示アプリ11は、図11に示すように注文数の入力を促す画面を表示する。ユーザによる所望の注文数の入力エリアB4への入力を検出し、その他の所望のメニューについても、選択して注文数を入力し(Sa5)、さらに注文確定ボタンB5を選択すると(Sa6)、メニュー表示アプリ11は、図12に例を示すような、選択されたメニューのメニュー番号と入力された注文数とからなる注文情報を生成し、図13の(a)に例を示すように、リーダライタ20に携帯電話10をかざすと発注が行われる旨を記載した発注画面を表示する。携帯電話10は、通信可能状態となり、ユーザにより、携帯電話10がリーダライタ20にかざされると(Sa7)、メニュー表示アプリ11は、先に生成した注文情報を、リーダライタ20を介して、店舗サーバ30に送信する(図6のS9、S10)。
【0035】
店舗サーバ30は、注文情報を受信すると、その注文受付手段33がこれを受けて、厨房などに設置した厨房端末(図示せず)に調理指示を通知する。さらに、注文受付手段33は、リーダライタ20を介して、注文情報を受付けた旨を、注文応答にて携帯電話10に送信する(S11、S12)。
携帯電話10は、注文応答を受信すると、そのメニュー表示アプリ11がこれを受ける。メニュー表示アプリ11は、注文情報に記載したメニュー番号、注文情報を送信した日時と該メニュー番号のメニューの属性ビットを、過去に注文したメニューとして、アプリ記憶領域113のうち、当該アプリに割り当てられている領域に記憶する。なお、メニュー表示アプリ11にて、メニューを注文するのが始めての場合は、過去に注文したメニューは何も記憶されていないが、2回目以降の場合は、既に過去に注文したメニューが記憶されているので、該記憶されているメニューに追加する形で、今回注文したメニューを記憶する。次に、メニュー表示アプリ11は、いま記憶したメニューも含め、全ての記憶している過去に注文されたメニューを参照し、属性情報の各ビットについて、1が立てられている個数が所定の閾値以上であるか確認する、閾値以上であったビット位置を1、その他のビット位置を0とするビット列を生成し、これを嗜好情報の属性ビットとして、アプリ記憶領域113のうち、当該アプリに割り当てられている領域に記憶する。これらの処理が終わると、メニュー表示アプリ11は、図8の(a)に例を示すような、起動画面を表示する。
【0036】
一方、飲食店の厨房では、先の調理指示にしたがって、料理が調理されて、店員により配膳される(Sa8)。ユーザが、これらの料理を食べ終わり、ユーザ操作による決済ボタンB6の選択の情報を取得すると(Sa9)、メニュー表示アプリ11は、図13の(b)に例を示すような注文内容と金額などと、リーダライタ20に携帯電話10をかざすと支払いが行われる旨を記載したお支払い画面を表示するとともに、決済アプリ12を起動して、決済アプリ12に支払い金額を通知する。携帯電話10は、ユーザにより、リーダライタ20にかざされると(Sa10)、決済アプリ12は、支払い金額を記載した決済要求を生成して、リーダライタ20を介して、店舗サーバ30に送信する(図6のS13、S14)。店舗サーバ30は、決済要求を受信すると、その決済手段34がこの決済要求を受けて、支払い金額を自処理内に記憶するとともに、リーダライタ20を介して、携帯電話10に支払いを受付けた旨を記載した決済応答を送信する(S15、S16)。携帯電話10は、決済応答を受信すると、その決済アプリ12がこれを受け、図14に例を示すような、支払いが終わった旨を通知する支払い終了画面を表示する。
【0037】
支払い金額を自処理内に記憶した決済手段34は、予め設定されている営業時間終了後に、その日に蓄えた全ての決済要求を纏めて決済サーバ50に送信して、決済を行う(S17)決済サーバ50は、受けた決済要求に基づき、銀行口座からの引き落としなどの処理を行う。
【0038】
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。本発明の第2の実施形態における注文システムの構成は、第1の実施形態と同様に、図1に示す概略ブロック図の構成をとる。各ブロックの機能は、メニュー表示アプリ11とメニュー生成手段32を除き、第1の実施形態と同じであるので、ここでは、その説明を省略し、メニュー表示アプリ11とメニュー生成手段32のみを説明する。メニュー表示アプリ11およびメニュー生成手段32の機能は、第1の実施形態と比較すると、図6のシーケンスS5(メニューリスト要求)からシーケンスS8(メニューリスト情報)をメニュー表示アプリ11を受信して、メニューを表示するまでが、異なる。
【0039】
メニュー表示アプリ11は、ステップSa3(図7)にて、携帯電話10がリーダライタ20にかざされると、記憶している選択情報の属性ビットを記載したメニューリスト要求を、リーダライタ20を介して、店舗サーバに送信する(図6のS5、S6)。店舗サーバ30は、メニューリスト要求を受信すると、そのメニュー生成手段32がそのメニューリスト要求を受けて、該メニューリスト要求から選択情報の属性ビットを抽出する。次に、メニュー生成手段32は、メニューデータベース31を参照して、各メニューの情報を取得し、これらのメニューの情報の属性情報を属性ビットに変換する。メニュー生成手段32は、取得したメニューの情報のうち、属性ビットが先にメニューリスト要求から抽出した選択情報の属性ビットと一致するもののみからなる、図9に示す例のようなメニューリスト情報を生成し、リーダライタ20を介して、携帯電話10に送信する(S7、S8)。
【0040】
携帯電話10が、メニューリスト情報を受信すると、そのメニュー表示アプリ11がそのメニューリスト情報を受ける。メニュー表示アプリ11は、受けたメニューリスト情報に記載されたメニューを携帯電話10のディスプレイに表示する(図7のSa4)。本実施形態においては、このようにメニュー生成手段32が選択情報と一致するものを抽出したメニューをユアセレクトメニューと呼び、その表示例を図10の(a)に示す。このとき、図10の(a)に示したユアトレンドメニューボタンB2がユーザに選択されたことを検出すると、選択情報の属性ビットではなく、図4のNo.6に例を示した嗜好情報の属性ビットを記載したメニューリスト要求を、リーダライタ20を介して、店舗サーバに送信する(図6のS5、S6)。
【0041】
店舗サーバ30は、メニューリスト要求を受信すると、そのメニュー生成手段32がそのメニューリスト要求を受けて、該メニューリスト要求から嗜好情報の属性ビットを抽出する。次に、メニュー生成手段32は、メニューデータベース31を参照して、各メニューの情報を取得し、これらのメニューの情報の属性情報を属性ビットに変換する。メニュー生成手段32は、取得したメニューの情報のうち、属性ビットが先にメニューリスト要求から抽出した嗜好情報の属性ビットと一致するもののみからなる、図9に示す例のようなメニューリスト情報を生成し、リーダライタ20を介して、携帯電話10に送信する(S7、S8)。
【0042】
携帯電話10が、メニューリスト情報を受信すると、そのメニュー表示アプリ11がそのメニューリスト情報を受ける。メニュー表示アプリ11は、受けたメニューリスト情報に記載されたメニューを携帯電話10のディスプレイに表示する(図7のSa4)。本実施形態においては、このようにメニュー生成手段32が嗜好情報と一致するものを抽出したメニューをユアトレンドメニューと呼び、その表示例を図10の(b)に示す。
なお、本実施形態においては、ユアセレクトメニューおよびユアトレンドメニューには、選択情報もしくは嗜好情報の属性ビットと、属性ビットが一致するもののみをメニュー生成手段32が抽出し、これをメニュー表示アプリ11が表示するとしたが、一致するビットの数が多いものから順に並んで記載されたメニューリスト情報をメニュー生成手段32が生成し、メニュー表示アプリ11が、該順に基づき、メニューを表示するようにしてもよい。
【0043】
このように、メニューリスト要求に属性情報を記載し、メニュー生成手段32にて、属性情報に基づく、メニューの抽出もしくは並び替えを行ったメニューリスト情報を生成することで、計算能力およびメモリ量に制限のある携帯電話10の処理負荷を抑えることができる。
【0044】
また、第1の実施形態および第2の実施形態では、単品のメニューのみを対象としていたが、図15の(a)(b)に例を示すように単品メニューに付随するメニューとして、サブメニューを用意したり、図15の(c)に例を示すように単品メニューとサブメニューを組み合わせて、コースメニューを用意したりしてもよい。このとき、メニューデータベース31は、単品メニュー、サブメニュー、コースメニュー各々について、メニュー番号、メニュー名、価格、属性情報を格納している。
【0045】
また、第1および第2の実施形態において、店舗サーバ30のメニュー生成手段32にて文字で表現された属性情報を属性ビットに変換して送信し、これを取得した携帯電話10のメニュー表示アプリ11は、属性ビットを扱うとしたが、メニュー生成手段32にて、文字で表現された属性情報を、属性ビットへの変換しない、或いは、別の形式に変換するなどして、携帯電話10のメニュー表示アプリ11において属性情報を文字で表現された形式あるいは別の形式にて扱うようにしてもよい。
【0046】
また、図1におけるメニュー生成手段32、注文受付手段33および決済手段34の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりメニュー生成、注文受付および決済などの処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0047】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0048】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】この発明の第1の実施形態による注文システムの構成を示す概略ブロック図である。
【図2】同実施形態における携帯電話10の構成を示す概略ブロック図である。
【図3】同実施形態におけるリーダライタ20の構成を示す概略ブロック図である。
【図4】同実施形態における属性情報の例を示す図である。
【図5】同実施形態におけるメニューデータベース31の内容例を示す図である。
【図6】同実施形態における注文システムの動作を説明するシーケンス図である。
【図7】同実施形態における携帯電話10の操作例を説明するフローチャートである。
【図8】同実施形態におけるメニュー表示アプリ11の表示画面例を示す図である。
【図9】同実施形態におけるメニューリスト情報の内容例を示す図である。
【図10】同実施形態におけるメニュー表示アプリ11の表示画面例を示す図である。
【図11】同実施形態におけるメニュー表示アプリ11の表示画面例を示す図である。
【図12】同実施形態における注文情報の内容例を示す図である。
【図13】同実施形態におけるメニュー表示アプリ11の表示画面例を示す図である。
【図14】同実施形態における決済アプリ11の表示画面例を示す図である。
【図15】第1および第2の実施形態におけるメニュー構成の他の例である。
【符号の説明】
【0050】
10…携帯電話
11…メニュー表示アプリ
12…決済アプリ
20…リーダライタ
30…店舗サーバ
31…メニューデータベース
32…メニュー生成手段
33…注文受付手段
34…決済手段
40…アプリ配信サーバ
41…携帯電話網
42…携帯電話基地局
50…決済サーバ
51…通信回線
101…通信部
102…ユーザインターフェース部
103…制御部
104…暗号処理部
105…非接触ICカード処理部
106…アンテナ部
110…メモリ部
111…プログラム領域
112…作業領域
113…アプリ記憶領域
201…I/F部
202…制御部
203…変調回路
204…アンテナ部
205…復調回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客が注文を入力する端末と、該端末と無線通信する無線通信装置と、該無線通信装置と接続され、前記端末に入力された注文を受ける店舗サーバ装置とを備える注文システムにおいて、
前記端末は、
前記顧客の属性情報を記憶しており、前記無線通信装置を介して、メニューリスト要求を前記店舗サーバ装置に送信し、該要求の返信としてメニューリスト情報を受信すると、該受信したメニューリスト情報と前記属性情報に基づき、メニューを表示するメニュー表示手段を備え、
前記店舗サーバ装置は、
メニューリスト情報を記憶しているメニューデータベースと、
前記無線通信装置を介して、前記端末からメニューリスト要求を受信すると、前記メニューデータベースから前記メニューリスト情報を取得して、前記端末に前記無線通信装置を介して送信するメニュー生成手段と
を備えることを特徴とする注文システム。
【請求項2】
顧客が所有する端末と、該端末と無線通信する無線通信装置と、該無線通信装置と接続された店舗サーバ装置とを備える注文システムにおいて、
前記端末は、
前記顧客の属性情報を記憶しており、前記無線通信装置を介して、前記属性情報を記載したメニューリスト要求を前記店舗サーバ装置に送信し、該要求の返信としてメニューリスト情報を受信すると、該受信したメニューリスト情報に基づき、メニューを表示するメニュー表示手段を備え、
前記店舗サーバ装置は、
メニューリスト情報を記憶しているメニューデータベースと、
前記無線通信装置を介して、前記端末からメニューリスト要求を受信すると、前記受信したメニューリスト要求から前記ユーザの属性情報を取得し、前記メニューデータベースから前記メニューリスト情報を取得して、該取得したメニューリスト情報を、前記取得した属性情報に基づき変更したメニューリスト情報を生成し、前記生成したメニューリスト情報を、前記端末に前記無線通信装置を介して送信するメニュー生成手段と
を備えることを特徴とする注文システム。
【請求項3】
前記端末は、
プログラムを記憶するアプリ記憶手段と、
携帯電話用のプログラムを配信するアプリ配信サーバ装置から、携帯電話基地局を介してダウンロードしたプログラムを前記アプリ記憶手段に格納する通信手段と、
前記アプリ記憶手段に格納されたプログラムを実行する制御手段と
を備える携帯電話であり、
前記メニュー表示手段の機能は、前記アプリ記憶手段に格納したプログラムを、前記制御手段が実行することにより、実現されること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の注文システム。
【請求項4】
前記端末は、
プログラムを記憶するアプリ記憶手段と、
無線通信手段を備え、該無線通信手段を介して携帯電話用のプログラムを配信するアプリ配信サーバ装置から、該無線通信手段を介してダウンロードしたプログラムを前記アプリ記憶手段に格納する通信手段と、
前記アプリ記憶手段に格納されたプログラムを実行する制御手段と
を備える携帯電話であり、
前記メニュー表示手段の機能は、前記アプリ記憶手段に格納したプログラムを、前記制御手段が実行することにより、実現されること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の注文システム。
【請求項5】
前記メニュー表示手段は、前記表示したメニューに対する前記顧客の操作指示に基づき、注文情報を生成して、前記無線通信装置を介して前記店舗サーバ装置に送信し、
前記店舗サーバ装置は、前記無線通信装置を介して、前記送信された注文情報を受信する注文受付手段を備えること
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの項に記載の注文システム。
【請求項6】
前記メニュー表示手段は、前記メニュー表示手段が生成した注文情報の履歴に基づき、前記属性情報を生成することを特徴とする請求項5に記載の注文システム。
【請求項7】
前記メニュー表示手段は、前記顧客の操作指示に基づき、前記属性情報を生成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの項に記載の注文システム。
【請求項8】
無線通信装置を介して、店舗サーバと無線通信し、ユーザが所有する携帯電話が備えるコンピュータを、
前記ユーザの属性情報を記憶しており、前記無線通信装置を介して、メニューリスト要求を前記店舗サーバに送信し、該要求の返信としてメニューリスト情報を受信すると、該受信したメニューリスト情報と前記属性情報に基づき、メニューを表示するメニュー表示手段として機能させるプログラム。
【請求項9】
無線通信装置を介して、店舗サーバと無線通信し、ユーザが所有する携帯電話が備えるコンピュータを、
前記ユーザの属性情報を記憶しており、前記無線通信装置を介して、前記属性情報を記載したメニューリスト要求を前記店舗サーバに送信し、該要求の返信としてメニューリスト情報を受信すると、該受信したメニューリスト情報に基づき、メニューを表示するメニュー表示手段として機能させるプログラム。
【請求項10】
端末と無線通信する無線通信装置と接続され、前記端末に入力された注文を受ける店舗サーバ装置において、
メニューリスト情報を記憶しているメニューデータベースと、
前記無線通信装置を介して、前記端末からメニューリスト要求を受信すると、前記メニューデータベースから前記メニューリスト情報を取得して、前記端末に前記無線通信装置を介して送信するメニュー生成手段と
を備えることを特徴とする店舗サーバ装置。
【請求項11】
端末と無線通信する無線通信装置と接続され、前記端末に入力された注文を受ける店舗サーバ装置において、
メニューリスト情報を記憶しているメニューデータベースと、
前記無線通信装置を介して、前記端末からメニューリスト要求を受信すると、前記受信したメニューリスト要求から前記ユーザの属性情報を取得し、前記メニューデータベースから前記メニューリスト情報を取得して、該取得したメニューリスト情報を、前記取得した属性情報に基づき変更したメニューリスト情報を生成し、前記生成したメニューリスト情報を、前記端末に前記無線通信装置を介して送信するメニュー生成手段と
を備えることを特徴とする店舗サーバ装置。
【請求項12】
端末と無線通信する無線通信装置と接続され、前記端末に入力された注文を受ける店舗サーバ装置が備えるコンピュータを、
メニューリスト情報を記憶しているメニューデータベース、
前記無線通信装置を介して、前記端末からメニューリスト要求を受信すると、前記メニューデータベースから前記メニューリスト情報を取得して、前記端末に前記無線通信装置を介して送信するメニュー生成手段
として機能させるプログラム。
【請求項13】
端末と無線通信する無線通信装置と接続され、前記端末に入力された注文を受ける店舗サーバ装置が備えるコンピュータを、
メニューリスト情報を記憶しているメニューデータベース、
前記無線通信装置を介して、前記端末からメニューリスト要求を受信すると、前記受信したメニューリスト要求から前記ユーザの属性情報を取得し、前記メニューデータベースから前記メニューリスト情報を取得して、該取得したメニューリスト情報を、前記取得した属性情報に基づき変更したメニューリスト情報を生成し、前記生成したメニューリスト情報を、前記端末に前記無線通信装置を介して送信するメニュー生成手段
として機能させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2007−213222(P2007−213222A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−31209(P2006−31209)
【出願日】平成18年2月8日(2006.2.8)
【出願人】(304048735)エスアイアイ・データサービス株式会社 (126)
【Fターム(参考)】