説明

洗濯機

【課題】洗浄方法を最適化するだけでなく、ユーザーが考える最適な洗濯を簡単に行うことができる洗濯機を提供する。
【解決手段】本発明の洗濯機では、衣類情報信号を判別回路に送って投入しようとする衣類がユーザーの考える最適な洗濯条件と違っていたら、判定信号にて警告を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯に関する特定の情報を衣類そのもの、または衣類に付加されたラベルタグやメモリに具備した情報付き衣類を洗濯する際に、前記情報を読み取る情報読取装置と、前記情報を格納するメモリと、前記メモリに格納した複数の前記情報付き衣類の前記情報を基に当該洗濯機によって前記情報付き衣類の洗濯が適切に行えるか、どうかを判定する判定回路と、前記判定回路による判定結果が適切な洗濯処理ができないという判定となった場合に、表示または警告音等の伝達手段によって警告を発する警告回路を備え、ユーザーが前記情報付き衣類を洗濯するために当該洗濯機に投入する際、または投入する以前に、前記情報を読み取って、洗濯が適切に行えないことを判別した場合には、ユーザーに警告表示または警告音にて警告を発することができることを特徴とする洗濯機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、洗濯機においては洗濯を行う衣類の管理や洗浄方法、条件などの決定を行うため、衣類の内容や量を調べなければならないと言う課題があった。このため、洗濯に関する特定の情報を衣類そのもの、または衣類に付加されたラベルタグやメモリに具備し、それぞれの衣類から得た洗濯方法・条件の情報を基に洗濯機の洗浄方法を自動的に決定する洗濯機が考案されている。
【0003】
個々の情報付き衣類から得た洗濯方法・条件の情報により洗濯機の洗浄方法を自動的に決定する洗濯機では、ユーザーが投入した様々な衣類に応じて、予め制御回路に用意されている運転方法や水温、洗剤量、水量などの制御回路を前記個々の情報付き衣類から得た複数の情報により最適な制御回路の制御方法の組合せを選んで決定する必要がある。
【0004】
図6に、従来考案されている情報付き衣類から得た洗濯方法・条件の情報により洗濯機の洗浄方法を自動的に決定する洗濯機のブロック図を示す。以下、図6を参照して従来の洗濯機の動作について簡単に説明する。
【0005】
図6において、情報付き衣類が洗濯機に入れられる際には洗濯機投入口または別途読取用装置等に取り付けられている101情報読取センサ部にて衣類に付加された情報が読み込まれ、aセンサ信号として102情報読取回路に送られる。102情報読取回路はaセンサ信号からb衣類情報信号を抽出し、103メモリ回路に送られる。103メモリ回路は、104選定回路からの要求により累積したc累積衣類情報信号を104選定回路に送出する。104選定回路は、103メモリ回路から得たc累積衣類情報信号に対応した最適値を105洗浄情報格納部からd洗浄情報信号を得て検索し、106制御回路部にe最適制御信号として送信する。106制御回路部は、104選定回路から得たe最適制御信号から107洗濯機制御部の各制御要素用の制御情報を抽出して、f洗浄制御信号として送信し、投入された衣類に最適な洗浄制御方法で洗濯を行うことができる。
【特許文献1】特開2004−195063号公報
【特許文献2】特開2007−130062号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら上記従来の構成では、必ずしもユーザーが考える最適な洗濯を衣類から読み取った情報からだけでは判別できない場合があった。また、ユーザーが意図した衣類の組合せで洗濯を行うことについては、ユーザーが洗濯機への衣類の投入を行う際に、組合せを正確に行う作業が必要であった。
【0007】
具体的には、従来の構成では、ユーザーが誤って洗濯条件の異なる衣類を投入していた場合、個々の衣類からの情報を基に洗濯条件を決定すると、全部の衣類の情報を対象に洗浄情報を最適化しようとするため、必ずしも最適な洗濯が行えるとは言えない可能性がある。また、靴下やパジャマのような左右、上下1対となるような衣類の片方を入れ忘れた場合、洗濯に最適な洗浄条件は選ばれるもののユーザーが考える最適な洗濯が完了したとは言いがたい。
【0008】
そのため、ユーザーは洗濯物を投入する前に、あらかじめユーザーが考える最適な洗濯が完了できるように同時に洗濯してほしいもの、同時に混在して洗濯をしたくないものを適切に選んだ上で洗濯機に投入しなければならず、衣類に情報を付加した目的=簡便な洗濯の実行が一部達成できていない。
【0009】
これらを回避するには、衣類を洗濯機に投入する以前、または投入する際に、個々の衣類の情報を監視する仕組みと、ユーザーが意図した洗濯条件や同時に洗濯を完了させたい、或いは同時に洗濯したくない衣類の情報を入力する手段と、投入する衣類とユーザーが指定した情報とが合致するか否かを判別する判別回路にて、これらユーザーが意図していない衣類が投入されようとした時に、警告表示や警告音にてユーザーに注意を喚起する必要がある。
【0010】
本発明は上記課題を解決するため、投入された衣類の前記衣類情報を格納するメモリと、投入されようとしている衣類の前記衣類情報と前記メモリに格納されている複数の衣類情報とでユーザーが意図している洗濯組み合わせ方法と合致しているかどうかを判定する判定回路と、前記判定回路によって判定結果がユーザーの意図する適切な洗濯処理ができないという判定となった場合に表示または警告音等の伝達手段にて警告を発する表示・警告回路とを備え、投入されようとしている衣類の情報が共通性の無いものであった場合には、ユーザーに警告表示または警告音にて警告を発することがに制御することが可能な装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明の洗濯装置は、投入された衣類の前記衣類情報を格納するメモリと、投入されようとしている衣類の前記衣類情報と前記メモリに格納されている複数の衣類情報とでユーザーが意図している洗濯組み合わせ方法と合致しているかどうかを判定する判定回路と、前記判定回路によって判定結果がユーザーの意図する適切な洗濯処理ができないという判定となった場合に表示または警告音等の伝達手段にて警告を発する表示・警告回路を備えたことを特徴としている。
【0012】
また、前記判定回路は、ユーザーが前記情報付き衣類を洗濯機に投入していく際に、前記衣類情報の中から分類情報を抽出し、また前記メモリから既に投入された衣類の分類情報を検知してこれらを比較し、これらが合致していない場合には、ユーザーに警告表示または警告音にて警告を発することができる制御回路を備えたことを特徴としている。
【0013】
加えて、前記衣類情報を構成する要素項目から、ユーザーが洗濯をする際に要求する分類情報を1つ、または2つ以上選択・指定、または禁止できる指定入力部と、ユーザーが前記情報付き衣類を洗濯機に投入していく際に前記指定入力部で指定または禁止された分類情報と比較し、これらに応じてユーザーに警告表示または警告音にて警告を発することができる制御回路を備えたことを特徴としている。
【0014】
更に、前記衣類情報を構成する要素項目から、ユーザーが洗濯をする際に分類情報を1つ、または2つ以上選択または禁止指定できる指定入力部と、ユーザーが前記情報付き衣
類を洗濯機に投入していく際にユーザーが選択または禁止指定した内容を蓄積・学習した結果に応じて、指定された分類情報について比較をしたり、前記一連の動作で設定した指定内容を複数格納しておき、洗濯を行う際にどの指定内容の組合せを使って、ユーザーに警告表示または警告音にて警告を発するかを選択的に行うことができる制御回路を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0015】
本発明の洗濯機およびその制御方法によれば、ユーザーは洗濯物を投入する前に、あらかじめユーザーが考える最適な洗濯が完了できるように同時に洗濯してほしいもの、同時に混在して洗濯をしたくないものを設定で選んでおき、自由に洗濯機に投入しつつ、警告表示や警告音のあった衣類を投入しないようにするだけで、ユーザーが意図した衣類の組合せで洗濯を行うことができる。例えば、パジャマの上下や靴下の左右のように使用に際して、両者が揃っていないと意味が無いような衣類は同時に揃って洗濯を完了したい。また、上着と下着、男性用と女性用など心理的に同時には洗いたくないという衣類の組合せもある。こうしたユーザーのニーズに本発明の洗濯機およびその制御方法は有用である。
【0016】
その結果、単に洗浄方法を最適化するだけでなく、ユーザーが考える最適な洗濯を簡単に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0018】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯装置のブロック図である。なお、その他の構成は図1と同様であるため、図1と同一機能を有する部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0019】
図1において、情報付き衣類が洗濯機に入れられる際には洗濯機投入口または別途読取用装置等に取り付けられている101情報読取センサ部にて、衣類に付加された情報が読み込まれ、aセンサ信号として102情報読取回路に送られる。102情報読取回路はaセンサ信号からb衣類情報信号を抽出し、103メモリ回路に送られる。
【0020】
ここで、02情報読取回路は同時にb衣類情報信号を201判別回路に送る。
【0021】
201判別回路は、ユーザーが今投入しようとしている衣類の衣類情報内の分類項目をみて、特定の項目が見つかった場合にユーザーが間違って投入しないように、g判定信号にて警告をするよう106制御回路部に通知する。通知を受けた106制御回路部は202表示・警告部にて、ユーザーに今投入しようとしている衣類が間違った種別である可能性を示す。
【0022】
104選定回路は、103メモリ回路から得たc累積衣類情報信号に対応した最適値を105洗浄情報格納部からd洗浄情報信号を得て検索し、106制御回路部にe最適制御信号として送信する。106制御回路部は、104選定回路から得たe最適制御信号から107洗濯機制御部の各制御要素用の制御情報を抽出して、f洗浄制御信号として送信し、投入された衣類に最適な洗浄制御方法で洗濯を行うことができる。このようにして、警告表示または警告音をモニターしながら投入をし終えたら、洗濯を開始することになり、104選定回路は、103メモリ回路から得たc累積衣類情報信号に対応した最適値を105洗浄情報格納部からd洗浄情報信号を得て検索し、106制御回路部にe最適制御信号として送信する。106制御回路部は、104選定回路から得たe最適制御信号から107洗濯機制御部の各制御要素用の制御情報を抽出して、f洗浄制御信号として送信し投
入された衣類に最適な洗浄制御方法で洗濯を行うことができる。
【0023】
このように、本実施の形態では、ユーザーが投入しようとしている衣類が洗濯をしようとしている衣類全体と予め判別回路が判別する分類項目と同一性があるかどうかを判別・警告をすることで、誤って種類の違う衣類を一緒に洗ってしまうことを抑制することを可能としている。
【0024】
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における洗濯装置のブロック図である。
【0025】
図2では、201判別回路での判別方法が少し異なる。02情報読取回路がb衣類情報信号を201判別回路に送ると共に、103メモリ回路は、20判別回路からの要求により1つ前までの累積したc累積衣類情報信号を201判別回路に送出する。201判別回路は、この2つの情報からこれまで投入された衣類と、ユーザーが今投入しようとしている衣類の衣類情報内の分類項目を比較し、特定の項目で違いがあれば、g判定信号にて警告をするよう106制御回路部に通知する。通知を受けた106制御回路部は202表示・警告部にて、ユーザーに今投入しようとしている衣類がこれまでのものと異なる種別である可能性を示すことができる。
【0026】
このように、本実施の形態では、ユーザーが投入しようとしている衣類が洗濯をしようとして既に投入した衣類全体との分類項目と同一性があるかどうかを判別・警告をすることで、誤って種類の違う衣類を一緒に洗ってしまうことを抑制することができ、よりユーザーの意図を反映した制御を可能としている。
【0027】
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3における洗濯装置のブロック図である。
【0028】
図3において、判別する衣類情報内の分類項目は、予めユーザーにより301入力回路から入力される。
【0029】
i入力信号は106制御回路部にて、判別要求内容を伝えるJ指示信号を302判別情報格納部に送られ302判別情報格部では、1つまたは2つ以上の判別すべき分類項目が格納される。
【0030】
情報付き衣類が洗濯機に入れられ101情報読取センサ部にて、衣類に付加された情報が読み込まれ、aセンサ信号として102情報読取回路に送られる。102情報読取回路はaセンサ信号からb衣類情報信号を103メモリ回路に送ると共に201判別回路にも送出する。
【0031】
201判別回路は、302判別情報格部に格納されている1つまたは2つ以上の判別すべき分類項目と比較し、特定の項目で違いがあれば、g判定信号にて警告をするよう106制御回路部に通知する。通知を受けた106制御回路部は202表示・警告部にて、ユーザーに今投入しようとしている衣類がユーザー自身が指定したものと異なる種別である可能性を示すことができる。
【0032】
このように本実施の形態では、ユーザーが投入しようとしている衣類がユーザー自身が分類しようとしている分類項目と同一性があるかどうかを判別・警告をすることで、誤って種類の違う衣類を一緒に洗ってしまうことを抑制することができ、よりユーザーの意図を反映した制御を可能としている。
【0033】
なお、ユーザーの使い方によっては、特定の分類項目は一時的に警告を出させたくない場合がありうるので、そのような場合201判別回路に入ってくる衣類情報の一部を指定してマスクできるようにすることも可能である。例えば、シャツとズボンの対であっても、シャツのみまとめて洗いたい時などは、この対に対する警告は不要である。
【0034】
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4における洗濯装置のブロック図である。
【0035】
図4では、予めユーザーにより301入力回路から入力される判別する衣類情報内の分類項目は、判別要求内容を伝えるJ指示信号にて、401判別情報学習部に送られユーザーの指定内容を学習する。302判別情報格納部には、1つまたは2つ以上の判別すべき分類項目が学習した内容に応じて変更されてm判別情報変更信号にて格納される。
【0036】
このように本実施の形態では、判別方法の入力を学習により簡略化することで、より簡便にユーザーの意図を反映した制御を可能としている。
【0037】
(実施の形態5)
図5は、本発明の実施の形態4における洗濯装置のブロック図である。
【0038】
図5では、予めユーザーにより301入力回路から入力される判別する衣類情報内の分類項目は、判別要求内容を伝えるJ指示信号にて、401判別情報学習部に送られユーザーの指定内容を学習する。302判別情報格納部には、1つまたは2つ以上の判別すべき分類項目が学習した内容に応じて、複数の選択子としてバンク化されて格納される。
【0039】
このように本実施の形態では、判別方法の入力をバンクすることにより簡略化することで、より簡便にユーザーの意図を反映した制御を可能としている。
【0040】
なお、衣類に付与する情報は、衣類そのものに記述(例えば、バーコードやQRコード、電子透かし情報など)でも、ICタグなどの非接触情報素子でも構わない。同じく情報読取センサも衣類に付与する情報に対応したものを使用すればよく特に指定はされない(例えば、光学的な情報の場合は、カメラやスキャナ、電波系ならばアンテナとなる)。
【0041】
また、衣類に付与する特定の情報としては、洗浄制御以外の情報が必要となる。(例えば、対情報:上下の対、左右の対に関する情報、色、サイズ、男性用/女性用、上着/下着などの情報で、主にユーザーが洗濯を行う際に、洗い方ではなく同時に洗濯したい、あるいは同時に洗濯したくないということを判別できる情報が記載されている必要がある。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明にかかる洗濯機は、従来洗浄方法以外の洗濯に関する要求項目について、判別や警告を出せなかったが、ユーザーの好みに応じて、衣類個々の情報を検出、判別することで投入する前または、投入時に振り分けることで、簡単にユーザーの要求に合致した洗濯を行える装置が提供できる点で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施の形態1における洗濯装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における洗濯装置のブロック図
【図3】本発明の実施の形態3における洗濯装置のブロック図
【図4】本発明の実施の形態4における洗濯装置のブロック図
【図5】本発明の実施の形態5における洗濯装置のブロック図
【図6】従来の洗濯装置のブロック図
【符号の説明】
【0044】
101 情報読取センサ
102 情報読取回路
103 メモリ回路
104 選択回路
105 洗浄情報格納部
106 制御回路部
107 洗濯機制御部
a センサ信号
b 衣類情報信号
c 累積衣類情報信号
d 洗浄情報信号
e 最適制御信号
f 洗浄制御信号
201 判別回路
202 表示・警告部
g 判別信号
h 表示・警告信号
301 入力部
302 判別情報格納部
i 入力信号
J 指定信号
k 判別情報信号
401 判別情報学習部
m 判別情報変更信号
501 判別情報バンク部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗濯に関連する情報で洗浄制御以外の用途で主にユーザーが洗濯時に分類するための情報を衣類そのもの、または衣類に付加されたラベルタグやメモリに具備した情報付き衣類を洗濯する際に、前記衣類に付加された衣類情報を読み取る情報読取装置と、前記情報を格納するメモリと、様々な前記衣類情報に対応して当該洗濯機で適切に洗浄を行うための洗浄情報を格納した洗浄情報格納部と、前記メモリに格納された複数の前記衣類情報に沿って前記洗浄情報格納部から最適な洗浄情報を選定する選定回路と、投入された衣類の前記衣類情報と前記メモリに格納されている複数の衣類情報とでユーザーが意図している洗濯組み合わせ方法と合致しているかどうかを判定する判定回路と、前記判定回路によって判定結果がユーザーの意図する適切な洗濯処理ができないという判定となった場合に、表示または警告音等の伝達手段にて警告を発する表示・警告回路とを備え、前記メモリに格納した複数の前記衣類情報と比較して、投入されようとしている衣類の情報が共通性の無いものであった場合には、ユーザーに警告表示または警告音にて警告を発することができる制御回路を備えたことを特徴とする洗濯機。
【請求項2】
前記衣類情報に靴下などのような衣類の対情報(左右、上下等)等予めユーザーが洗濯をする際に要求する分類情報が含まれており、前記判定回路は、ユーザーが前記情報付き衣類を洗濯機に投入していく際に、前記衣類情報の中から分類情報を抽出し、また前記メモリから既に投入された衣類の分類情報を検知してこれらを比較し、これらが合致していない場合には、ユーザーに警告表示または警告音にて警告を発することができる制御回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
【請求項3】
前記衣類情報を構成する要素項目から、ユーザーが洗濯をする際に要求する分類情報を1つ、または2つ以上選択・指定できる指定入力部と、ユーザーが前記情報付き衣類を洗濯機に投入していく際に前記指定入力部で指定された分類情報と比較し、これらが合致していない場合には、ユーザーに警告表示または警告音にて警告を発することができる制御回路を備えたことを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
【請求項4】
前記衣類情報を構成する要素項目から、ユーザーが洗濯をする際に要求しない分類情報を1つ、または2つ以上選択・指定できる指定入力部と、ユーザーが前記情報付き衣類を洗濯機に投入していく際に前記指定入力部で指定された分類情報については比較をしないで、これらが合致していない場合でも、ユーザーに警告表示または警告音にて警告を発しないことができる制御回路を備えたことを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
【請求項5】
前記衣類情報を構成する要素項目から、ユーザーが洗濯をする際に分類情報を1つ、または2つ以上選択または禁止指定できる指定入力部と、ユーザーが前記情報付き衣類を洗濯機に投入していく際にユーザーが選択または禁止指定した内容を蓄積・学習した結果に応じて、指定された分類情報について比較をし、これらが合致していない場合には、ユーザーに警告表示または警告音にて警告を発することができる制御回路を備えたことを特徴とする請求項3または4記載の洗濯機。
【請求項6】
前記衣類情報を構成する要素項目から、ユーザーが洗濯をする際に分類情報を1つ、または2つ以上選択または禁止指定できる指定入力部と、ユーザーが前記情報付き衣類を洗濯機に投入していく際にユーザーが選択または禁止指定した内容を複数の指定パターンとして登録・蓄積する判別情報格納部を備え、前記判別情報格納部の指定パターンから判別方法を選択して、選択されたパターンの分類情報について比較をし、これらが合致していない場合には、ユーザーに警告表示または警告音にて警告を発することができる制御回路を備えたことを特徴とする請求項3または4記載の洗濯機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2010−142327(P2010−142327A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−320464(P2008−320464)
【出願日】平成20年12月17日(2008.12.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】