活性剤の細胞への送達のための多価RNAナノ粒子
多数のキメラpRNA分子から形成された多価の多重結合性複合体であって、各々は、少なくとも1つの生物活性部分、検出可能な標識、又は他の異種成分を有する、前記複合体。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の二重鎖ヘリックスドメイン及び分子間相互作用ドメインを含むpRNAキメラであって、当該一対の二重鎖ヘリックスドメインがsiRNAを含む異種成分を含む、前記pRNAキメラ。
【請求項2】
前記siRNAが、癌細胞中で発現された遺伝子を停止させるために効果的である、請求項1記載のpRNAキメラ。
【請求項3】
前記遺伝子がサバイビンをコードする、請求項2記載のpRNAキメラ。
【請求項4】
前記siRNAが、ウイルス遺伝子を停止させるために効果的である、請求項1記載のpRNAキメラ。
【請求項5】
一対の二重鎖ヘリックスドメイン、分子間相互作用ドメイン、及びpRNAの5'又は3'末端に連結した異種成分を含むpRNAキメラ。
【請求項6】
前記異種成分が標的部分を含む、請求項5記載のpRNAキメラ。
【請求項7】
前記標的部分が葉酸を含む、請求項6記載のpRNAキメラ。
【請求項8】
前記葉酸が、pRNAの5'オーバーハング末端に連結される、請求項7記載のpRNAキメラ。
【請求項9】
前記異種成分が、検出可能な標識を含む、請求項5記載のpRNAキメラ。
【請求項10】
一対の二重鎖ヘリックスドメイン、分子間相互作用ドメイン、及びpRNAの5'又は3'末端にアニールされたオリゴヌクレオチドを含むpRNAキメラ。
【請求項11】
前記オリゴヌクレオチドがDNAオリゴヌクレオチドを含む、請求項10記載のpRNAキメラ。
【請求項12】
前記オリゴヌクレオチドが、検出可能な標識を含む、請求項10又は11記載のpRNAキメラ。
【請求項13】
前記検出可能な標識が、ビオチン又は放射性同位体を含む、請求項12記載のpRNAキメラ。
【請求項14】
前記pRNAが、3'オーバーハング末端を含み、そして前記オリゴヌクレオチドが3'オーバーハング末端にアニールされる、請求項10〜13のいずれか1項記載のpRNAキメラ。
【請求項15】
多数のpRNAキメラを含む多価多重結合性pRNA複合体であって、少なくとも1つのpRNAキメラが、請求項1〜14のいずれか1項記載のpRNAキメラを含む、前記pRNA複合体。
【請求項16】
請求項1〜5及び10〜14のいずれか1項記載の第1のpRNAキメラ、及び標的部分を含む第2のpRNAキメラを含む、多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項17】
前記標的部分がRNAアプタマーを含む、請求項16記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項18】
前記標的部分が抗体を含む、請求項16記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項19】
前記標的部分が受容体リガンドを含む、請求項16記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項20】
前記受容体リガンドが葉酸を含む、請求項19記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項21】
前記第2のpRNAキメラが、環状に並べ替えられたpRNAキメラである、請求項16〜20のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項22】
前記標的部分が、非-環状に並べ替えられたpRNAキメラに結合される、請求項16〜20のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項23】
治療剤を含む少なくとも1つの異種成分を含むpRNAキメラを含む、請求項15〜22のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項24】
エンドソーム破壊剤を含む少なくとも1つの異種成分を含むpRNAキメラを含む、請求項15〜23のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項25】
少なくとも1つの非天然型ポリヌクレオチド又はポリヌクレオチド結合を含む、請求項15〜24のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項26】
前記非天然型ポリヌクレオチドが、2'-NH2-2'-デオキシCTP、2'-CH3-2'-デオキシCTP、2'-F-2'-デオキシCTP、2'-F-2'デオキシUTP及びスピーゲルマーからなる群より選ばれるヌクレオチドを含む、請求項20記載の多価pRNA複合体。
【請求項27】
少なくとも1つの環状に並べ替えられたpRNAキメラ、及び少なくとも1つの非-環状に並べ替えられたpRNAキメラを含む、請求項15〜26のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項28】
ダイマー、トリマー又はヘキサマーである、請求項15〜27のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNAキメラ。
【請求項29】
少なくとも1つのpRNAが、リボザイム、siRNA、RNAアプタマー、アンチセンスRNA及びペプチド核酸(PNA)からなる群より選ばれる生物活性な部分を含む、請求項15〜28のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項30】
一対の二重鎖ヘリックスドメイン及び分子間相互作用ドメインを含むpRNAキメラであって、1つの非天然型ポリヌクレオチド又はポリヌクレオチド結合を更に含む、前記pRNAキメラ。
【請求項31】
前記非天然型ポリヌクレオチドが、2'-NH2-2'-デオキシCTP、2'-CH3-2'-デオキシCTP、2'-F-2'-デオキシCTP、2'-F-2'デオキシUTP及びスピーゲルマーからなる群より選ばれるヌクレオチドを含む、請求項30記載のpRNA複合体。
【請求項32】
宿主細胞に治療剤を送達する方法であって、以下のステップ:
当該細胞を、請求項15〜29のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体と接触させることを含み、
ここで、当該多価多重結合性pRNA複合体は、治療剤を含む第1のpRNAキメラ及び標的部分を含む第2のpRNAキメラを含み、それによって当該多価多重結合性複合体は宿主細胞により獲得される、前記方法。
【請求項33】
前記標的部分が受容体に結合し、そして前記多価多重結合性複合体が、受容体-介在エンドサイトーシスによって細胞により獲得される、請求請32記載の方法。
【請求項34】
前記標的部分が葉酸を含む、請求項32又は33記載の方法。
【請求項35】
前記治療剤が、siRNA、リボザイム又はアンチセンスRNAを含む、請求項32〜34のいずれか1項に記載の方法。
【請求項36】
前記細胞が、細胞、細胞培養物、組織、臓器又は生物中に存在する、請求項32〜35のいずれか1項記載の方法。
【請求項37】
前記細胞が哺乳動物細胞である、請求項32〜36のいずれか1項記載の方法。
【請求項38】
前記細胞がヒト細胞である、請求項36記載の方法。
【請求項1】
一対の二重鎖ヘリックスドメイン及び分子間相互作用ドメインを含むpRNAキメラであって、当該一対の二重鎖ヘリックスドメインがsiRNAを含む異種成分を含む、前記pRNAキメラ。
【請求項2】
前記siRNAが、癌細胞中で発現された遺伝子を停止させるために効果的である、請求項1記載のpRNAキメラ。
【請求項3】
前記遺伝子がサバイビンをコードする、請求項2記載のpRNAキメラ。
【請求項4】
前記siRNAが、ウイルス遺伝子を停止させるために効果的である、請求項1記載のpRNAキメラ。
【請求項5】
一対の二重鎖ヘリックスドメイン、分子間相互作用ドメイン、及びpRNAの5'又は3'末端に連結した異種成分を含むpRNAキメラ。
【請求項6】
前記異種成分が標的部分を含む、請求項5記載のpRNAキメラ。
【請求項7】
前記標的部分が葉酸を含む、請求項6記載のpRNAキメラ。
【請求項8】
前記葉酸が、pRNAの5'オーバーハング末端に連結される、請求項7記載のpRNAキメラ。
【請求項9】
前記異種成分が、検出可能な標識を含む、請求項5記載のpRNAキメラ。
【請求項10】
一対の二重鎖ヘリックスドメイン、分子間相互作用ドメイン、及びpRNAの5'又は3'末端にアニールされたオリゴヌクレオチドを含むpRNAキメラ。
【請求項11】
前記オリゴヌクレオチドがDNAオリゴヌクレオチドを含む、請求項10記載のpRNAキメラ。
【請求項12】
前記オリゴヌクレオチドが、検出可能な標識を含む、請求項10又は11記載のpRNAキメラ。
【請求項13】
前記検出可能な標識が、ビオチン又は放射性同位体を含む、請求項12記載のpRNAキメラ。
【請求項14】
前記pRNAが、3'オーバーハング末端を含み、そして前記オリゴヌクレオチドが3'オーバーハング末端にアニールされる、請求項10〜13のいずれか1項記載のpRNAキメラ。
【請求項15】
多数のpRNAキメラを含む多価多重結合性pRNA複合体であって、少なくとも1つのpRNAキメラが、請求項1〜14のいずれか1項記載のpRNAキメラを含む、前記pRNA複合体。
【請求項16】
請求項1〜5及び10〜14のいずれか1項記載の第1のpRNAキメラ、及び標的部分を含む第2のpRNAキメラを含む、多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項17】
前記標的部分がRNAアプタマーを含む、請求項16記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項18】
前記標的部分が抗体を含む、請求項16記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項19】
前記標的部分が受容体リガンドを含む、請求項16記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項20】
前記受容体リガンドが葉酸を含む、請求項19記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項21】
前記第2のpRNAキメラが、環状に並べ替えられたpRNAキメラである、請求項16〜20のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項22】
前記標的部分が、非-環状に並べ替えられたpRNAキメラに結合される、請求項16〜20のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項23】
治療剤を含む少なくとも1つの異種成分を含むpRNAキメラを含む、請求項15〜22のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項24】
エンドソーム破壊剤を含む少なくとも1つの異種成分を含むpRNAキメラを含む、請求項15〜23のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項25】
少なくとも1つの非天然型ポリヌクレオチド又はポリヌクレオチド結合を含む、請求項15〜24のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項26】
前記非天然型ポリヌクレオチドが、2'-NH2-2'-デオキシCTP、2'-CH3-2'-デオキシCTP、2'-F-2'-デオキシCTP、2'-F-2'デオキシUTP及びスピーゲルマーからなる群より選ばれるヌクレオチドを含む、請求項20記載の多価pRNA複合体。
【請求項27】
少なくとも1つの環状に並べ替えられたpRNAキメラ、及び少なくとも1つの非-環状に並べ替えられたpRNAキメラを含む、請求項15〜26のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項28】
ダイマー、トリマー又はヘキサマーである、請求項15〜27のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNAキメラ。
【請求項29】
少なくとも1つのpRNAが、リボザイム、siRNA、RNAアプタマー、アンチセンスRNA及びペプチド核酸(PNA)からなる群より選ばれる生物活性な部分を含む、請求項15〜28のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体。
【請求項30】
一対の二重鎖ヘリックスドメイン及び分子間相互作用ドメインを含むpRNAキメラであって、1つの非天然型ポリヌクレオチド又はポリヌクレオチド結合を更に含む、前記pRNAキメラ。
【請求項31】
前記非天然型ポリヌクレオチドが、2'-NH2-2'-デオキシCTP、2'-CH3-2'-デオキシCTP、2'-F-2'-デオキシCTP、2'-F-2'デオキシUTP及びスピーゲルマーからなる群より選ばれるヌクレオチドを含む、請求項30記載のpRNA複合体。
【請求項32】
宿主細胞に治療剤を送達する方法であって、以下のステップ:
当該細胞を、請求項15〜29のいずれか1項記載の多価多重結合性pRNA複合体と接触させることを含み、
ここで、当該多価多重結合性pRNA複合体は、治療剤を含む第1のpRNAキメラ及び標的部分を含む第2のpRNAキメラを含み、それによって当該多価多重結合性複合体は宿主細胞により獲得される、前記方法。
【請求項33】
前記標的部分が受容体に結合し、そして前記多価多重結合性複合体が、受容体-介在エンドサイトーシスによって細胞により獲得される、請求請32記載の方法。
【請求項34】
前記標的部分が葉酸を含む、請求項32又は33記載の方法。
【請求項35】
前記治療剤が、siRNA、リボザイム又はアンチセンスRNAを含む、請求項32〜34のいずれか1項に記載の方法。
【請求項36】
前記細胞が、細胞、細胞培養物、組織、臓器又は生物中に存在する、請求項32〜35のいずれか1項記載の方法。
【請求項37】
前記細胞が哺乳動物細胞である、請求項32〜36のいずれか1項記載の方法。
【請求項38】
前記細胞がヒト細胞である、請求項36記載の方法。
【図1】
【図2a】
【図2b】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図3d】
【図3e】
【図3f】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図5a】
【図5b】
【図6a】
【図6b】
【図7a】
【図7b】
【図7c】
【図7d】
【図7e】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11a】
【図11b】
【図12】
【図13a】
【図13b】
【図14】
【図15a】
【図15b】
【図15c】
【図15d】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19a】
【図19b】
【図19c】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54a】
【図54b】
【図55】
【図56A】
【図56B】
【図57A】
【図57B】
【図57C】
【図57D】
【図58】
【図59】
【図2a】
【図2b】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図3d】
【図3e】
【図3f】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図5a】
【図5b】
【図6a】
【図6b】
【図7a】
【図7b】
【図7c】
【図7d】
【図7e】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11a】
【図11b】
【図12】
【図13a】
【図13b】
【図14】
【図15a】
【図15b】
【図15c】
【図15d】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19a】
【図19b】
【図19c】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54a】
【図54b】
【図55】
【図56A】
【図56B】
【図57A】
【図57B】
【図57C】
【図57D】
【図58】
【図59】
【公表番号】特表2009−502198(P2009−502198A)
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−525085(P2008−525085)
【出願日】平成18年8月1日(2006.8.1)
【国際出願番号】PCT/US2006/029787
【国際公開番号】WO2007/016507
【国際公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【出願人】(598063203)パーデュー・リサーチ・ファウンデーション (59)
【氏名又は名称原語表記】PURDUE RESEARCH FOUNDATION
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年8月1日(2006.8.1)
【国際出願番号】PCT/US2006/029787
【国際公開番号】WO2007/016507
【国際公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【出願人】(598063203)パーデュー・リサーチ・ファウンデーション (59)
【氏名又は名称原語表記】PURDUE RESEARCH FOUNDATION
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]