説明

活性補助剤が結合した、安定化殺菌コラーゲン足場

【課題】バイオインプラント及び該バイオインプラントの製造方法の提供。
【解決手段】バイオインプラントは、補助分子が結合した生物組織を含む。生物組織は、水溶性カルボジイミド等の化学的殺菌剤を用いて殺菌する。バイオインプラントの製造方法としては、殺菌過程の間に補助分子を生物組織に結合させる方法があげられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
化学的に殺菌した生物組織と、少なくとも1種の補助剤とを含み、前記補助剤が生物組織に共有結合している、バイオインプラント。
【請求項2】
化学的に殺菌した生物組織が、EDC等のカルボジイミドを用いて、場合によりC〜Cのアルカノール、特にイソプロパノール等のアルカノールの存在下で殺菌されている、請求項1記載のバイオインプラント。
【請求項3】
化学的に殺菌した生物組織が、カルボジイミドを用いて、場合により二官能性架橋剤の存在下で架橋されている、請求項1記載のバイオインプラント。
【請求項4】
生物組織が、天然組織、天然型処理組織、非天然型処理組織、コンポジット又は複合コンポジットを含む、請求項1記載のバイオインプラント。
【請求項5】
(1)天然組織には、骨、腱、靱帯、真皮、筋膜、心膜、並びに骨−腱組み合わせ物及び骨−靱帯−骨組み合わせ物等の骨結合組織組み合わせ物を包含するこれらの組み合わせ物が含まれ、(2)天然型処理組織には、架橋組織、脱細胞化(decellularized)粉砕骨片、脱細胞化コラーゲン若しくは他の脱細胞化及び/又は脱脂した骨、腱、靱帯、筋膜若しくは骨−靱帯−骨又は骨−腱組み合わせ物等の骨結合組織組み合わせ物が含まれ、(3)非天然型処理組織には、結合組織由来の可溶化又は精製コラーゲン、哺乳動物又は魚由来のゼラチン若しくは脱塩した骨が含まれ、(4)コンポジットには、心膜とゼラチン、骨とゼラチン、精製コラーゲンとゼラチン若しくは脱塩した骨と可溶化又は精製したコラーゲン等の天然組織、天然型処理組織及び/又は非天然型処理組織の組み合わせ物とが含まれ、(5)複合コンポジットには、天然組織、天然型処理組織、非天然型処理組織若しくは天然組織、天然型処理組織及び/又は非天然型処理組織と、ヒドロゲル、アルギネート及び/又はキトサン等の生体適合性材料とのコンポジットが含まれる、請求項4記載のバイオインプラント。
【請求項6】
補助剤が、タンパク質、低分子ペプチド、リボ核酸、デオキシリボ核酸、多糖類、グリコサミノグリカン(GAG)又は抗生物質である、請求項1記載のバイオインプラント。
【請求項7】
補助剤には:(1)形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリー及びプロテオグリカンのいかなるメンバーをも含む、1又はそれ以上のプロテオグリカン、グリコサミノグリカン、成長因子;(2)デオキシリボ核酸;(3)低分子干渉RNA又はミクロRNA等のリボ核酸;(4)アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン、キシベルノールから選択される抗生物質;が含まれる、請求項6記載のバイオインプラント。
【請求項8】
補助剤が:(1)1又はそれ以上のプロテオグリカン又はグリコサミノグリカン、(2)(a)BMP−2、BMP−4及びBMP−7、形質転換成長因子−β(TGF−β)等の形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリーのいかなるメンバー、(b)血小板由来成長因子(PDGF)、(c)線維芽細胞成長因子(FGF)、(d)インスリン様成長因子(IGF)、(e)軟骨由来成長因子(CDGF)等の1又はそれ以上のタンパク質、(3)遺伝子、遺伝子断片及びアンチセンスDNAから選択されるデオキシリボ核酸、(4)低分子干渉RNA(siRNA)又はミクロRNA等のリボ核酸、又は(5)1又はそれ以上の、アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン及びキシベルノール等の抗生物質を含む、請求項1記載のバイオインプラント。
【請求項9】
生物組織が、コラーゲン、精製コラーゲン又は可溶化コラーゲンを含む、請求項1記載のバイオインプラント。
【請求項10】
縫合糸、シート、インプラント可能な弁、インプラント可能なスポンジ又はインプラント可能なペーストの形態の、請求項1記載のバイオインプラント。
【請求項11】
(a)生物組織を補助剤と接触させて、組み合わせ物を形成するステップと、
(b)組み合わせ物を化学的殺菌剤と接触させて、バイオインプラントを形成するステップとを含む、請求項1記載のバイオインプラントの作製方法。
【請求項12】
殺菌剤が、EDC等のカルボジイミドであり、場合によりC〜Cのアルカノール、特にイソプロパノール等のアルカノールが存在する、請求項11記載の方法。
【請求項13】
生物組織が、天然組織、天然型処理組織、非天然型処理組織、コンポジット又は複合コンポジットを含む、請求項11記載の方法。
【請求項14】
(1)前記天然組織には、骨、腱、靱帯、真皮、筋膜、心膜が含まれ、前記天然組織には、骨、腱、靱帯、真皮、筋膜、心膜、並びに骨−腱組み合わせ物及び骨−靱帯−骨組み合わせ物等の骨結合組織組み合わせ物を包含するこれらの組み合わせ物が含まれ、(2)前記天然型処理組織には、架橋組織、脱細胞化粉砕骨片、脱細胞化コラーゲン若しくは他の脱細胞化及び/又は脱脂した骨、腱、靱帯、筋膜若しくは骨−靱帯−骨又は骨−腱組み合わせ物等の骨結合組織組み合わせ物が含まれ、(3)前記非天然型処理組織には、結合組織由来の可溶化又は精製コラーゲン、哺乳動物又は魚由来のゼラチン若しくは脱塩した骨が含まれ、(4)前記コンポジットには、天然組織、天然型処理組織及び/又は非天然型処理組織の組み合わせ物、例えば心膜とゼラチン、骨とゼラチン、精製コラーゲンとゼラチン若しくは脱塩した骨と可溶化又は精製したコラーゲンとが含まれ、(5)前記複合コンポジットには、天然組織、天然型処理組織、非天然型処理組織若しくは天然組織、天然型処理組織及び/又は非天然型処理組織と、ヒドロゲル、アルギネート及び/又はキトサン等の生体適合性材料とのコンポジットが含まれる、請求項11記載の方法。
【請求項15】
補助剤が、タンパク質、低分子ペプチド、リボ核酸、デオキシリボ核酸、多糖類、グリコサミノグリカン(GAG)又は抗生物質である、請求項11記載の方法。
【請求項16】
補助剤が、(1)1又はそれ以上のプロテオグリカン又はグリコサミノグリカン、(2)(a)BMP−2、BMP−4及びBMP−7、形質転換成長因子−β(TGF−β)等の形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリーのいかなるメンバー、(b)血小板由来成長因子(PDGF)、(c)線維芽細胞成長因子(FGF)、(d)インスリン様成長因子(IGF)、(e)軟骨由来成長因子(CDGF)等の1又はそれ以上のタンパク質、(3)遺伝子、遺伝子断片及びアンチセンスDNAから選択されるデオキシリボ核酸、(4)低分子干渉RNA(siRNA)又はミクロRNA等のリボ核酸、又は(5)1又はそれ以上の、アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン及びキシベルノール等の抗生物質を含む、請求項15記載の方法。
【請求項17】
補助剤が、(1)1又はそれ以上のプロテオグリカン又はグリコサミノグリカン、(2
)(a)BMP−2、BMP−4及びBMP−7、形質転換成長因子−β(TGF−β)等の形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリーのいかなるメンバー、(b)血小板由来成長因子(PDGF)、(c)線維芽細胞成長因子(FGF)、(d)インスリン様成長因子(IGF)、(e)軟骨由来成長因子(CDGF)等の1又はそれ以上のタンパク質、(3)遺伝子、遺伝子断片及びアンチセンスDNAから選択されるデオキシリボ核酸、(3)1又はそれ以上の、アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン及びキシベルノール等の抗生物質である、請求項11記載の方法。
【請求項18】
生物組織が、コラーゲン、精製コラーゲン又は可溶化コラーゲンを含む、請求項11記載の方法。
【請求項19】
生物組織を、縫合糸、シート、インプラント可能な弁、インプラント可能なスポンジ又はインプラント可能なペーストの形態に成形又は形成するステップをさらに含む、請求項11記載の方法。
【請求項20】
生物組織を、殺菌剤の存在下で補助分子と接触させるステップを含む方法により作製されたバイオインプラント。
【請求項21】
(a)出発組織を補助剤と接触させて、中間体を形成するステップと、
(b)(a)の中間体産物を凍結させて、凍結中間体を製造するステップと、
(c)(b)の凍結中間体を凍結乾燥させて、凍結乾燥中間体を製造するステップと、
(d)凍結乾燥中間体を、カルボジイミド殺菌剤を含む殺菌溶液と接触させて、バイオインプラントを製造するステップと
を含む、殺菌バイオインプラントの作製方法。
【請求項22】
前記殺菌剤が、EDC等のカルボジイミドであり、場合によりC〜Cのアルカノール、特にイソプロパノール等のアルカノールが存在する、請求項21記載の方法。
【請求項23】
出発組織が、天然組織、天然型処理組織又は複合組織である、請求項21記載の方法。
【請求項24】
出発組織が、(1)骨、腱、靱帯、真皮、筋膜、心膜を、並びに骨−腱組み合わせ物及び骨−靱帯−骨組み合わせ物等の骨結合組織組み合わせ物を包含するこれらの組み合わせ物を含む、天然組織、(2)前記天然型処理組織が、架橋組織、脱細胞化粉砕骨片、脱細胞化コラーゲン若しくは他の脱細胞化及び/又は脱脂した骨、腱、靱帯、筋膜若しくは骨−靱帯−骨又は骨−腱組み合わせ物等の骨結合組織組み合わせ物を含み、又は(3)天然組織、天然型処理組織及び/又は非天然型処理組織の組み合わせ物、例えば心膜とゼラチン、骨とゼラチン、精製コラーゲンとゼラチン若しくは脱塩した骨と可溶化又は精製したコラーゲンとを含むコンポジットである、請求項23記載の方法。
【請求項25】
補助剤が、タンパク質、低分子ペプチド、リボ核酸、デオキシリボ核酸、多糖類、グリコサミノグリカン(GAG)又は抗生物質である、請求項21記載の方法。
【請求項26】
補助剤が、(1)1又はそれ以上のプロテオグリカン又はグリコサミノグリカン、(2)(a)BMP−2、BMP−4及びBMP−7、形質転換成長因子−β(TGF−β)等の形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリーのいかなるメンバー、(b)血小板由来成長因子(PDGF)、(c)線維芽細胞成長因子(FGF)、(d)インスリン様成長因子(IGF)、(e)軟骨由来成長因子(CDGF)等の1又はそれ以上のタンパク質、(3)遺伝子、遺伝子断片及びアンチセンスDNAから選択されるデオキシリボ核酸、(4)低分子干渉RNA(siRNA)又はミクロRNA等のリボ核酸、又は(5)1又はそれ以上の、アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン及びキシベルノール等の抗生物質を含む、請求項25記載の方法。
【請求項27】
補助剤が、(1)1又はそれ以上のプロテオグリカン又はグリコサミノグリカン、(2)(a)BMP−2、BMP−4及びBMP−7、形質転換成長因子−β(TGF−β)等の形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリーのいかなるメンバー、(b)血小板由来成長因子(PDGF)、(c)線維芽細胞成長因子(FGF)、(d)インスリン様成長因子(IGF)、(e)軟骨由来成長因子(CDGF)等の1又はそれ以上のタンパク質、(3)1又はそれ以上の、アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン及びキシベルノール等の抗生物質である、請求項21記載の方法。
【請求項28】
生物組織が、コラーゲン、精製コラーゲン又は可溶化コラーゲンを含む、請求項21記載の方法。
【請求項29】
生物組織を、縫合糸、シート、インプラント可能な弁、インプラント可能なスポンジ又はインプラント可能なペーストの形態に成形又は形成するステップをさらに含む、請求項21記載の方法。
【請求項30】
請求項21記載の方法により製造したバイオインプラント。
【請求項31】
(a)出発組織を含む組成物を調製するステップと、
(b)(a)の組成物を凍結させて、凍結組成物を形成するステップと、
(c)(b)の凍結組成物を凍結乾燥させて、凍結乾燥組成物を形成するステップと、
(d)(c)の凍結乾燥組成物を、殺菌剤及び補助剤を含む殺菌溶液と接触させて、バイオインプラントを製造するステップと
を含む、殺菌バイオインプラントの作製方法。
【請求項32】
前記殺菌剤が、EDC等のカルボジイミドであり、場合によりC〜Cのアルカノール、特にイソプロパノール等のアルカノールが存在する、請求項31記載の方法。
【請求項33】
出発組織が、天然型処理組織又は複合コンポジットである、請求項31記載の方法。
【請求項34】
出発組織が、(1)架橋組織、脱細胞化粉砕骨片、脱細胞化コラーゲン若しくは他の脱細胞化及び/又は脱脂した骨、腱、靱帯、筋膜若しくは骨−靱帯−骨又は骨−腱組み合わせ物等の骨結合組織組み合わせ物を含む、天然型処理組織、又は(2)天然組織、天然型処理組織、非天然型処理組織若しくは天然組織、天然型処理組織及び/又は非天然型処理組織と、ヒドロゲル、アルギネート及び/又はキトサン等の生体適合性材料とのコンポジットを含む複合コンポジットである、請求項33記載の方法。
【請求項35】
補助剤が、タンパク質、低分子ペプチド、リボ核酸、デオキシリボ核酸、多糖類、グリ
コサミノグリカン(GAG)又は抗生物質である、請求項31記載の方法。
【請求項36】
補助剤が、(1)1又はそれ以上のプロテオグリカン又はグリコサミノグリカン、(2)(a)BMP−2、BMP−4及びBMP−7、形質転換成長因子−β(TGF−β)等の形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリーのいかなるメンバー、(b)血小板由来成長因子(PDGF)、(c)線維芽細胞成長因子(FGF)、(d)インスリン様成長因子(IGF)、(e)軟骨由来成長因子(CDGF)等の1又はそれ以上のタンパク質、(3)遺伝子、遺伝子断片及びアンチセンスDNAから選択されるデオキシリボ核酸、(4)低分子干渉RNA(siRNA)又はミクロRNA等のリボ核酸、又は(5)1又はそれ以上の、アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン及びキシベルノール等の抗生物質を含む、請求項35記載の方法。
【請求項37】
補助剤が、(1)1又はそれ以上のプロテオグリカン又はグリコサミノグリカン、(2)(a)BMP−2、BMP−4及びBMP−7、形質転換成長因子−β(TGF−β)等の形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリーのいかなるメンバー、(b)血小板由来成長因子(PDGF)、(c)線維芽細胞成長因子(FGF)、(d)インスリン様成長因子(IGF)、(e)軟骨由来成長因子(CDGF)等の1又はそれ以上のタンパク質、(3)遺伝子、遺伝子断片及びアンチセンスDNAから選択されるデオキシリボ核酸、(3)1又はそれ以上の、アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン及びキシベルノール等の抗生物質である、請求項31記載の方法。
【請求項38】
生物組織が、コラーゲン、精製コラーゲン又は可溶化コラーゲンを含む、請求項31記載の方法。
【請求項39】
生物組織を、縫合糸、シート、インプラント可能な弁、インプラント可能なスポンジ又はインプラント可能なペーストの形態に成形又は形成するステップをさらに含む、請求項31記載の方法。
【請求項40】
請求項31記載の方法により製造したバイオインプラント。
【請求項41】
(a)出発組織を架橋剤と接触させ、出発組織を少なくとも部分的に架橋させて、架橋組織を製造するステップと、
(b)(a)の架橋組織を、殺菌剤及び補助剤を含む殺菌溶液と接触させて、バイオインプラントを製造するステップと
を含む、殺菌バイオインプラントの作製方法。
【請求項42】
前記殺菌剤が、EDC等のカルボジイミドであり、場合によりC〜Cのアルカノール、特にイソプロパノール等のアルカノールが存在する、請求項41記載の方法。
【請求項43】
出発組織が、天然組織又は天然型処理組織である、請求項41記載の方法。
【請求項44】
出発組織が、(1)骨、腱、靱帯、真皮、筋膜、心膜、又は骨−腱組み合わせ物及び骨−靱帯−骨組み合わせ物等の骨結合組織組み合わせ物を包含するこれらの組み合わせ物を含む、天然組織、又は(2)架橋組織、脱細胞化粉砕骨片、脱細胞化コラーゲン若しくは他の脱細胞化及び/又は脱脂した骨、腱、靱帯、筋膜若しくは骨−靱帯−骨又は骨−腱組み合わせ物等の骨結合組織組み合わせ物を含む、天然型処理組織である、請求項43記載の方法。
【請求項45】
補助剤が、タンパク質、低分子ペプチド、リボ核酸、デオキシリボ核酸、多糖類、グリコサミノグリカン(GAG)又は抗生物質である、請求項41記載の方法。
【請求項46】
補助剤が、(1)1又はそれ以上のプロテオグリカン又はグリコサミノグリカン、(2)(a)BMP−2、BMP−4及びBMP−7、形質転換成長因子−β(TGF−β)等の形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリーのいかなるメンバー、(b)血小板由来成長因子(PDGF)、(c)線維芽細胞成長因子(FGF)、(d)インスリン様成長因子(IGF)、(e)軟骨由来成長因子(CDGF)等の1又はそれ以上のタンパク質、(3)遺伝子、遺伝子断片及びアンチセンスDNAから選択されるデオキシリボ核酸、(4)低分子干渉RNA(siRNA)又はミクロRNA等のリボ核酸、又は(5)1又はそれ以上の、アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン及びキシベルノール等の抗生物質を含む、請求項45記載の方法。
【請求項47】
補助剤には、(1)1又はそれ以上のプロテオグリカン又はグリコサミノグリカン、(2)(a)BMP−2、BMP−4及びBMP−7、形質転換成長因子−β(TGF−β)等の形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリーのいかなるメンバー、(b)血小板由来成長因子(PDGF)、(c)線維芽細胞成長因子(FGF)、(d)インスリン様成長因子(IGF)、(e)軟骨由来成長因子(CDGF)等の1又はそれ以上のタンパク質、(3)遺伝子、遺伝子断片及びアンチセンスDNAから選択されるデオキシリボ核酸、(4)1又はそれ以上の、アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン及びキシベルノール等の抗生物質が含まれる、請求項41記載の方法。
【請求項48】
生物組織が、コラーゲン、精製コラーゲン又は可溶化コラーゲンを含む、請求項41記載の方法。
【請求項49】
生物組織を、縫合糸、シート、インプラント可能な弁、インプラント可能なスポンジ又はインプラント可能なペーストの形態に成形又は形成するステップをさらに含む、請求項41記載の方法。
【請求項50】
請求項41記載の方法により製造したバイオインプラント。
【請求項51】
(a)出発組織を架橋剤及び補助剤と接触させ、出発組織を少なくとも部分的に架橋させて、架橋組織補助剤結合組織を製造するステップと、
(b)(a)の架橋組織を、殺菌剤を含む殺菌溶液と接触させて、バイオインプラントを製造するステップと
を含む、殺菌バイオインプラントの作製方法。
【請求項52】
前記殺菌剤が、EDC等のカルボジイミドであり、場合によりC〜Cのアルカノール、特にイソプロパノール等のアルカノールが存在する、請求項51記載の方法。
【請求項53】
出発組織が、非天然型処理組織である、請求項51記載の方法。
【請求項54】
出発組織が、結合組織由来の可溶化又は精製コラーゲン、哺乳動物又は魚由来のゼラチン若しくは脱塩した骨を含む、非天然型処理組織である、請求項53記載の方法。
【請求項55】
補助剤が、タンパク質、低分子ペプチド、リボ核酸、デオキシリボ核酸、多糖類、グリコサミノグリカン(GAG)又は抗生物質である、請求項51記載の方法。
【請求項56】
補助剤が、(1)1又はそれ以上のプロテオグリカン又はグリコサミノグリカン、(2)(a)BMP−2、BMP−4及びBMP−7、形質転換成長因子−β(TGF−β)等の形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリーのいかなるメンバー、(b)血小板由来成長因子(PDGF)、(c)線維芽細胞成長因子(FGF)、(d)インスリン様成長因子(IGF)、(e)軟骨由来成長因子(CDGF)等の1又はそれ以上のタンパク質、(3)遺伝子、遺伝子断片及びアンチセンスDNAから選択されるデオキシリボ核酸、(4)低分子干渉RNA(siRNA)又はミクロRNA等のリボ核酸、又は(5)1又はそれ以上の、アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン及びキシベルノール等の抗生物質を含む、請求項55記載の方法。
【請求項57】
補助剤が、(1)1又はそれ以上のプロテオグリカン又はグリコサミノグリカン、(2)(a)BMP−2、BMP−4及びBMP−7、形質転換成長因子−β(TGF−β)等の形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリーのいかなるメンバー、(b)血小板由来成長因子(PDGF)、(c)線維芽細胞成長因子(FGF)、(d)インスリン様成長因子(IGF)、(e)軟骨由来成長因子(CDGF)等の1又はそれ以上のタンパク質、(3)遺伝子、遺伝子断片及びアンチセンスDNAから選択されるデオキシリボ核酸、(3)1又はそれ以上の、アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン及びキシベルノール等の抗生物質である、請求項51記載の方法。
【請求項58】
生物組織が、コラーゲン、精製コラーゲン又は可溶化コラーゲンを含む、請求項51記載の方法。
【請求項59】
生物組織を、縫合糸、シート、インプラント可能な弁、インプラント可能なスポンジ又はインプラント可能なペーストの形態に成形又は形成するステップをさらに含む、請求項51記載の方法。
【請求項60】
請求項51記載の方法により製造したバイオインプラント。
【請求項61】
(a)出発組織を、殺菌剤を含む殺菌溶液と接触させて、殺菌中間体を製造するステップと、
(b)(a)の殺菌中間体を、補助剤及び結合剤と接触させて、インプラントを作製するステップと、
(c)場合により、インプラントを別の殺菌ステップに供し、それによって、殺菌バイオインプラントを製造するステップと
を含む、殺菌バイオインプラントの作製方法。
【請求項62】
前記殺菌剤が、EDC等のカルボジイミドであり、場合によりC〜Cのアルカノール、特にイソプロパノール等のアルカノールが存在する、請求項61記載の方法。
【請求項63】
出発組織が、非天然型処理組織である、請求項61記載の方法。
【請求項64】
出発組織が、(1)骨、腱、靱帯、真皮、筋膜、心膜、並びに骨−腱組み合わせ物及び骨−靱帯−骨組み合わせ物等の骨結合組織組み合わせ物を包含するこれらの組み合わせ物等の天然組織、(2)結合組織由来の可溶化又は精製コラーゲン、哺乳動物又は魚由来のゼラチン若しくは脱塩した骨等の非天然型処理組織、又は(3)心膜とゼラチン、骨とゼラチン、精製コラーゲンとゼラチン若しくは脱塩した骨と可溶化又は精製したコラーゲン等の天然組織、天然型処理組織及び/又は非天然型処理組織の組み合わせ物である、請求項63記載の方法。
【請求項65】
補助剤が、タンパク質、低分子ペプチド、リボ核酸、デオキシリボ核酸、多糖類、グリコサミノグリカン(GAG)又は抗生物質である、請求項61記載の方法。
【請求項66】
補助剤が、(1)1又はそれ以上のプロテオグリカン又はグリコサミノグリカン、(2)(a)BMP−2、BMP−4及びBMP−7、形質転換成長因子−β(TGF−β)等の形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリーのいかなるメンバー、(b)血小板由来成長因子(PDGF)、(c)線維芽細胞成長因子(FGF)、(d)インスリン様成長因子(IGF)、(e)軟骨由来成長因子(CDGF)等の1又はそれ以上のタンパク質、(3)遺伝子、遺伝子断片及びアンチセンスDNAから選択されるデオキシリボ核酸、(4)低分子干渉RNA(siRNA)又はミクロRNA等のリボ核酸、又は(5)1又はそれ以上の、アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン及びキシベルノール等の抗生物質を含む、請求項65記載の方法。
【請求項67】
補助剤が、(1)1又はそれ以上のプロテオグリカン又はグリコサミノグリカン、(2)(a)BMP−2、BMP−4及びBMP−7、形質転換成長因子−β(TGF−β)等の形質転換成長因子(TGF)スーパーファミリーのいかなるメンバー、(b)血小板由来成長因子(PDGF)、(c)線維芽細胞成長因子(FGF)、(d)インスリン様成長因子(IGF)、(e)軟骨由来成長因子(CDGF)等の1又はそれ以上のタンパク質、(3)遺伝子、遺伝子断片及びアンチセンスDNAから選択されるデオキシリボ核酸、(4)1又はそれ以上の、アミノグリコシド、アンフェニコール、アンサマイシン類、β−ラクタム、リンコサミド、マクロライド、ポリペプチド抗生物質、テトラサイクリン、シクロセリン、ムピロシン、チュベリン、2,4−ジアミノピリミジン類、ニトロフラン類、キノロン類、スルホンアミド、スルホン、クロホクトール、ヘキセジン、メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン及びキシベルノール等の抗生物質である、請求項61記載の方法。
【請求項68】
生物組織が、コラーゲン、精製コラーゲン又は可溶化コラーゲンを含む、請求項61記載の方法。
【請求項69】
生物組織を、縫合糸、シート、インプラント可能な弁、インプラント可能なスポンジ又はインプラント可能なペーストの形態に成形又は形成するステップをさらに含む、請求項61記載の方法。
【請求項70】
請求項61記載の方法により製造したバイオインプラント。
【請求項71】
補助剤が、生物組織に結合された後、その天然活性の少なくとも一部を維持する、請求項1記載のバイオインプラント。
【請求項72】
補助剤がインビボで放出されるようになされ、補助剤はインビボでひとたび放出されると、その天然活性の少なくとも一部を有する、請求項1記載のバイオインプラント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−63283(P2013−63283A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−257084(P2012−257084)
【出願日】平成24年11月26日(2012.11.26)
【分割の表示】特願2009−500520(P2009−500520)の分割
【原出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【出願人】(510065702)シノヴィス・オーソピーディク・アンド・ウーンドケア・インコーポレーテッド (1)
【Fターム(参考)】