説明

浄水システム及び浄水装置

【課題】被処理水の汚染物質が光触媒反応面へ効率的に接触し、被処理水を浄水できる浄水システムを提供する。
【解決手段】光触媒20を担持した繊維からなる筒状ジャケット19に光を照射しながら、前記筒状ジャケット19の内部に被処理水+浄水12aを送水し、該被処理水+浄水12aが前記筒状ジャケット19を透過して外部に流出するときに、前記被処理水+浄水12aの汚染物質を前記光触媒20に接触させて浄水させることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、飲料用の上水道やプール用水、養魚用水、下水道等の水を光触媒によって浄水する浄水システム及び浄水装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下水処理放流水等の消毒には塩素が用いられていたが、近年塩素副成物の影響が問題となり、塩素に代って紫外線ランプを用いた紫外線によって下水処理放流水等の殺菌が行われている。また、光触媒を利用し、汚染物質を光触媒に接触させて消臭、抗菌、防汚する技術も知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1のものは、有機質基材の表面に、樹脂バインダーで光触媒微粒子を付着した光触媒含有基材であり、例えば、衣類、建築内装材、自動車用内装材等に使用することにより、消臭、抗菌、防汚効果を発揮している。
【特許文献1】特開2004−50047号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、特許文献1のものは、光触媒を利用した空気清浄を目的とするものであり、例えば、飲料用の上水道、養魚用水等の浄化に応用しようとしても、水中では物質の拡散や対流が遅く、光触媒反応面への汚染物質の接触効率が悪く、実用化されていない。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、被処理水の汚染物質が光触媒反応面へ効率的に接触し、被処理水を浄水できる浄水システム及び浄水装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明は、前記目的を解決するために、請求項1は、光触媒を担持した繊維からなる筒状ジャケットに光を照射しながら、前記筒状ジャケットの内部に被処理水を送水し、該被処理水が前記筒状ジャケットを透過して外部に流出するときに、前記被処理水の汚染物質を前記光触媒に接触させて浄水させることを特徴とする浄水システムにある。
請求項2は、請求項1の前記筒状ジャケットは、光触媒を練り込んだ繊維で形成されていることを特徴とする。
請求項3は、請求項1の前記筒状ジャケットは、光触媒がコーティングされた繊維で形成されていることを特徴とする。
請求項4は、請求項1の前記筒状ジャケットは、光触媒が担持された織物、編物、不織布で形成されていることを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜4のいずれか1項の前記筒状ジャケットの近傍にはブラックライトランプが設けられていることを特徴とする。
請求項6は、請求項5の前記ブラックライトランプは、前記筒状ジャケットの内部に、その軸方向に亘って配置されていることを特徴とする。
請求項7は、水槽と、この水槽の内部に配置され、光触媒を担持した繊維からなる筒状ジャケットと、この筒状ジャケットに光を照射するブラックライトランプと、前記筒状ジャケットの内部に被処理水を送水し、該被処理水を前記筒状ジャケットに透過させて前記被処理水の汚染物質を前記光触媒に接触させて浄水させ、該浄水を前記水槽の内部に貯留させる被処理水送水手段とを具備したことを特徴とする浄水装置にある。
【発明の効果】
【0005】
この発明によれば、光触媒を担持した筒状ジャケットの内部に被処理水を送水し、筒状ジャケットの外部に透過させることにより、被処理水における汚染物質が光触媒反応面に接触して効率的に浄水される。従って、飲料用の上水道、養魚用水、プール、池等の浄水に広範囲に適用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0007】
図1及び図2は浄水装置の第1の実施形態を示し、図1は浄水装置の全体構成図、図2は浄水ユニットの半断面図である。図1に示すように、養魚用、観賞用等の水槽11の内部には水槽11内の水(被処理水+浄水12a)を浄水するための後述する浄水ユニット13が設けられている。
【0008】
水槽11の外部には循環ポンプ14が設けられ、この循環ポンプ14の吐出口15は往き配管16を介して浄水ユニット13に接続され、吸込み口17は還り配管18を介して水槽11の被処理水+浄水12aの水中に連通している。そして、循環ポンプ14の駆動によって水槽11内の被処理水+浄水12aを還り配管18を介して吸込み、往き配管16を介して浄水ユニット13に送水し、この浄水ユニット13によって被処理水+浄水12aを浄水して水槽11に戻す循環路を形成している。
【0009】
被処理水+浄水12aを連続的に浄水する浄水ユニット13について説明すると、図2に示すように構成されている。すなわち、19は繊維からなる筒状ジャケットであり、この筒状ジャケット19は、例えば、平織、綾織、朱子織からなる円筒織物、ニット、メリヤスからなる円筒綾物、ブレード、組紐からなる組物、布を円筒状に縫製したもの、不織布を円筒状に縫製したものなどである。繊維としては、綿、絹、麻、羊毛等の天然繊維、レーヨン等の再生繊維、アセテート等の半合成繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維、ポリプロピレン繊維等の合成繊維等が挙げられる。
この筒状ジャケット19の繊維には光触媒酸化チタン(TiO)からなる光触媒20が担持されている。繊維に光触媒20を担持する方法としては、例えば、光触媒酸化チタンを繊維に練り込んだ光触媒繊維(例えば、オーミケンシ株式会社のサンダイヤ)あるいは光触媒酸化チタンを含有した樹脂を繊維にコーティングした光触媒繊維である。光触媒繊維は、自然光あるいはブラックライトランプからの紫外線の照射によって反応して被処理水+浄水12aに含まれている汚染物質を除去する。
【0010】
前記筒状ジャケット19の両端部には、特許第3107507号公報で知られている結合金具21、22が締付け金具21a,22aによって連結されている。一方の結合金具21には前記往き配管16に接続され、他方の結合金具22には封止金具23が設けられている。
【0011】
結合金具21,22は、同一構造の一対の結合金具本体24a,24bから構成されており、これら結合金具本体24a,24bは、それぞれ筒本体25を備えており、これら筒本体25は円筒形をなし、その前端部にはゴムパッキン等のシール部材26が取り付けられている。従って、これらの結合金具本体24a,24bが互いに軸方向に嵌合して結合された場合にはシール部材26が互いに衝合され、これらの筒本体25の内部を連通するとともにシール性を維持する。
【0012】
筒本体25の前端部には、それぞれ複数、例えば6個の嵌合凸部27が一体に突設されている。これらの嵌合凸部27は、周方向に等間隔に配列され、シール部材26より軸方向に突出している。また、これらの嵌合凸部27の間は、嵌合凹部28として形成されており、これらの結合金具本体24a,24bが軸方向に衝合された場合には、一方の結合金具本体24aの嵌合凸部27が他方の結合金具本体24bの嵌合凹部28内に嵌合し、また他方の結合金具本体24bの嵌合凸部27が一方の結合金具本体24aの嵌合凹部28内に嵌合し、互いに相補形に嵌合する。
【0013】
なお、このものでは、嵌合凹部28の幅は前記嵌合凸部27の幅よりやや広く形成されている。従って、これら嵌合凸部27はこれらの嵌合凹部28内に軸方向に嵌合するとともに、周方向にも所定の量だけ回動自在である。
【0014】
そして、嵌合凸部27の一方の側面27aには段形鉤状の係止鉤部29がそれぞれ形成されており、これらは互いに相手側の嵌合凸部の係止鉤部と周方向に係合するように構成されている。従って、これらの嵌合凸部27が相手側の嵌合凹部28内に軸方向に嵌合した状態で、これら結合金具本体24a,24bを互いに回動させてこれら嵌合凸部27の一方の側面27aが互いに近接すると、これらの係止鉤部29が互いに係合して軸方向の係止をなし、これら結合金具本体24a,24bが互いに結合される。
【0015】
また、これらの係止鉤部29の係止面は、周方向に対して所定の角度だけオーバーハング状に傾斜しており、これらが嵌合した状態で内部の水圧等によりこれら結合金具本体24a,24bを互いに引き離す方向の荷重が作用した場合には、側面27a同士を押し付ける方向の回転力が発生するので、これらの係止鉤部29はより強く嵌合し、この結合金具本体24a,24bの抜け等を確実に防止するように構成されている。
【0016】
なお、前記係止鉤部29が嵌合した状態において、前記嵌合凸部27の先端面と嵌合凹部28の奥壁面との間に間隙が形成されるように各部の寸法が設定されている。従って、このものは、前記係止鉤部29が係合した状態から、これら嵌合凸部27と嵌合凹部28とがさらに軸方向に互いに進入するように移動可能である。
【0017】
また、これら嵌合凸部27の他方の側面27bは、これらの結合金具本体24a,24bの軸方向に対して傾斜している。従って、この嵌合凸部27は、その先端部にゆくに従って周方向の幅が狭くなるようなテーパ状に形成され、また嵌合凹部28も同様にその奥部にゆくに従ってその周方向の幅が狭くなるようなテーパ状に形成されている。これにより、これらの嵌合凸部27と嵌合凹部28の嵌合が容易となる。なお、前記係止鉤部29が形成されている一方の側面は、この結合金具本体24a,24bの軸方向と略平行に形成されている。
【0018】
また、これら嵌合凸部27の他方の側面27bには、それぞれ付勢機構30が設けられている。これらの付勢機構30は、鋼球31と、この鋼球31を突出方向に付勢するスプリング(図示しない)とから構成されており、これらの付勢機構30はこれら嵌合凸部27の他方の側面に埋め込まれている。従って、これらの嵌合凸部27が相手側の嵌合凹部28内に嵌合されると、鋼球31が互いに当接して互いに押圧付勢し、これら嵌合凸部27の他方の側面を互いに離反するように付勢し、この結果これら嵌合凸部27の一方の側面27aは互いに近接するように付勢され、上述のようにこれら一方の側面の係止鉤部29が互いに係合するように付勢される。
【0019】
また、これらの結合金具本体24a,24bの外周面には、複数の工具溝32が形成されている。これらの工具溝32は、たとえばレンチ等の工具と嵌合可能な形状に形成されている。万一これらの結合金具本体24a,24bの結合が砂等の噛み込みにより結合解除できなくなった場合には、これらの工具溝32にレンチ等の工具を嵌合してこれら結合金具本体24a,24bを強制的に回動させることにより、結合を解除することができる。
【0020】
次に、前述のように構成された浄水装置の作用について説明する。
循環ポンプ14を駆動すると、水槽11内の被処理水+浄水12aは還り配管18を介して循環ポンプ14に吸い込まれ、循環ポンプ14の吐出口15から往き配管16を介して浄水ユニット13に送水される。浄水ユニット13は、光触媒20が担持された透水性を有する筒状ジャケット19によって構成されている。
【0021】
従って、筒状ジャケット19の内部に送水された被処理水+浄水12aは筒状ジャケット19を透過して水槽11に還流する。このとき、筒状ジャケット19の光触媒20には自然光が照射されている。このため、被処理水+浄水12aの汚染物質を光触媒20に接触して浄水され、この浄水が水槽11の内部に貯留される。
【0022】
このように水槽11内の被処理水+浄水12aに汚染物質が含まれていても、被処理水+浄水12aが循環ポンプ14によって循環される途中に設けられた筒状ジャケット19を透過する際に光触媒20に接触して浄水される。しかも、筒状ジャケット19は織物、綾物あるいは不織布等で円筒状に形成されているため、汚染物質を含む被処理水+浄水12aが光触媒反応面への接触効率が高く、効率的に浄水できる。
なお、光触媒20は、還元力によって六価クロム等も無毒化でき、トリハロメタンや臭素酸イオン等の反応中間体が殆ど生成しない。また、反応中間体もこの還元力で分解できることで知られている。また、光触媒20は、抗菌効果があるだけでなく、その死骸を分解できる(セルフクリーニング)ので、効果を長く維持できることで知られている。
なお、前記第1の実施形態においては、筒状ジャケット19に自然光が照射されるようにしたが、筒状ジャケット19の外部の近傍にブラックライトランプを設置して紫外線を照射するようにしてもよく、筒状ジャケット19の内部にブラックライトランプを設け、筒状ジャケット19の内側から紫外線を照射するものでもよい。
【0023】
図3及び図4は第2の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態は、プール、池あるいは下水槽の被処理水を浄水する浄水装置を示し、図3及び図4に示すように、浄水12bを収容する水槽41の互いに対向する隔壁42a,42bには複数組のユニット支持部43a,43bが設けられ、これらユニット支持部43a,43bには浄水ユニット13が支持されている。
【0024】
これら浄水ユニット13は同一構造であるため、その一つについて説明すると、第1の実施形態と同様の筒状ジャケット19が設けられ、この筒状ジャケット19の外周部には金網またはパンチングメタル等からなる保護筒44が嵌合されている。保護筒44は筒状ジャケット19より若干長く形成され、保護筒44の両端部はユニット支持部43a,43bに嵌合支持されている。さらに、筒状ジャケット19の内周部には筒状ジャケット19を保護筒44の内周面に押付ける押えリング44aが設けられている。
【0025】
一方のユニット支持部43aには、第1の実施形態と同様の結合金具21を構成する同一構造の一対の結合金具本体24a,24bが設けられ、筒状ジャケット19は結合金具本体24a,24bを介して被処理水供給ホース45に接続されている。また、ユニット支持部43aの内部にはガラス管サポート46が止め輪47によって固定されている。ガラス管サポート46は、中央部に凹円弧状のガラス管受け部48が設けられ、この外周部には筒状ジャケット19の内部と連通する通水路49が設けられている。
【0026】
他方のユニット支持部43bには隔壁42bの外側に開口する貫通孔50が設けられ、この貫通孔50の内周面における一部には雌ねじ部51が形成されている。貫通孔50にはガラス管固定金具52が隔壁42bの外側から着脱可能に設けられている。ガラス管固定金具52には貫通孔50の内周面に液密にシールされるOリング53及び雌ねじ部51に螺合される雄ねじ部54が設けられている。
【0027】
さらに、ガラス管固定金具52の軸心孔52aには基端部55aに開口部を有し、先端部55bに封止部を有する透明の直管形のガラス管55が挿入されている。このガラス管55の基端部55aは液密にシールされるOリング56を介して軸心孔52aに装着され、先端部55bはガラス管サポート46のガラス管受け部48に嵌合支持されている。
【0028】
ガラス管55の内部には両端部がランプソケット57に装着され、紫外光を照射するブラックライトランプ58が挿入されている。また、ランプソケット57は電気コード59が接続され、電気コード59はコンセント(図示しない)に接続されている。
【0029】
従って、ガラス管固定金具52を隔壁42bから取り外すことなくブラックライトランプ58をガラス管559から抜き取ることができる。従って、ブラックライトランプ58が切れた場合でも水槽41の外部から容易に交換することができる。
一方、水槽41の一方の隔壁42bには浄水出口管60が設けられ、この浄水出口管60には第1の実施形態と同様の結合金具21を構成する同一構造の一対の結合金具本体24a,24bが設けられ、結合金具本体24a,24bは浄水供給ホース61が接続されている。
【0030】
次に、前述のように構成された浄水装置の作用について説明する。
複数本の被処理水供給ホース45によって被処理水+浄水12aが各浄水ユニット13に送水される。浄水ユニット13は、光触媒20が担持された透水性を有する筒状ジャケット19によって構成されている。従って、筒状ジャケット19の内部に送水された被処理水+浄水12aは筒状ジャケット19及び保護筒44を透過して水槽41に流れ込む。
【0031】
このとき、筒状ジャケット19の内部のブラックライトランプ58は点灯しているため、ブラックライトランプ58から紫外線が筒状ジャケット19に担持された光触媒20に照射されている。このため、被処理水+浄水12aに含まれている汚染物質が光触媒20に接触して浄水され、この浄水が水槽41の内部に貯留される。水槽41の隔壁42bには浄水出口管60が設けられ、この浄水出口管60は結合金具21を介して浄水供給ホース61に連通しているため、浄水は浄水供給ホース61によって目的の部位に供給されることになる。
このように被処理水+浄水12aに汚染物質が含まれていても、被処理水+浄水12aが浄水ユニット13の筒状ジャケット19を透過する際に光触媒20に接触して浄水される。しかも、筒状ジャケット19は織物、綾物あるいは不織布等で円筒状に形成され、その内部に挿入されたブラックライトランプ58から紫外線を受けている。従って、水中でも紫外線を均一に照射でき、光触媒反応が起きている面積が広く、汚染物質を含む被処理水+浄水12aが光触媒反応面への接触効率が高く、効率的に浄水できる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】この発明の第1の実施形態を示し、浄水装置の構成図。
【図2】同実施形態を示し、浄水ユニットの半断面図。
【図3】この発明の第2の実施形態を示し、浄水装置の構成図。
【図4】同実施形態を示し、浄水ユニットの縦断側面図。
【符号の説明】
【0033】
11、41…水槽、被処理水+浄水12a、12b…浄水、13…浄水ユニット、19…筒状ジャケット、20…光触媒、58…ブラックライトランプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光触媒を担持した繊維からなる筒状ジャケットに光を照射しながら、前記筒状ジャケットの内部に被処理水を送水し、該被処理水が前記筒状ジャケットを透過して外部に流出するときに、前記被処理水の汚染物質を前記光触媒に接触させて浄水させることを特徴とする浄水システム。
【請求項2】
前記筒状ジャケットは、光触媒を練り込んだ繊維で形成されていることを特徴とする請求項1記載の浄水システム。
【請求項3】
前記筒状ジャケットは、光触媒がコーティングされた繊維で形成されていることを特徴とする請求項1記載の浄水システム。
【請求項4】
前記筒状ジャケットは、光触媒が担持された織物、編物、不織布等のいずれかで形成されていることを特徴とする請求項1記載の浄水システム。
【請求項5】
前記筒状ジャケットの近傍にはブラックライトランプが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の浄水システム。
【請求項6】
前記ブラックライトランプは、前記筒状ジャケットの内部に、その軸方向に亘って配置されていることを特徴とする請求項5記載の浄水システム。
【請求項7】
水槽と、この水槽の内部に配置され、光触媒を担持した繊維からなる筒状ジャケットと、この筒状ジャケットに光を照射するブラックライトランプと、前記筒状ジャケットの内部に被処理水を送水し、該被処理水を前記筒状ジャケットに透過させて前記被処理水の汚染物質を前記光触媒に接触させて浄水させ、該浄水を前記水槽の内部に貯留させる被処理水送水手段とを具備したことを特徴とする浄水装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−283178(P2007−283178A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−111240(P2006−111240)
【出願日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【出願人】(391001169)櫻護謨株式会社 (40)
【Fターム(参考)】