説明

浴室換気乾燥暖房システム

【課題】メンテナンスを効率的に行い易いと共にメンテナンスの信頼性を高め易い浴室換気乾燥暖房システムを得ること。
【解決手段】浴室の換気、乾燥、および暖房を行う浴室換気乾燥暖房システム70Aを構成するにあたり、換気を行う換気部1、浴室の雰囲気を加温する熱源部5、および所定方向に向かう気流を作り出す送風部10を備えた装置本体50Aと、装置本体から離隔して配置されて該装置本体の入力装置および表示装置として機能するリモートコントローラ60とを設けると共に、換気部、熱源部、および送風部それぞれの動作履歴を記憶する記憶部35と、リモートコントローラから入力された指令に応じて換気部、熱源部、および送風部それぞれの動作履歴を記憶部から読み出してリモートコントローラに表示させる履歴表示制御部25とを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、浴室の換気、乾燥、および暖房を行う浴室換気乾燥暖房システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
浴室の壁もしくは天井に嵌め込まれて使用される装置本体と該装置本体の入力装置として機能するリモートコントローラとを備えた浴室換気乾燥暖房システムを設置するにあたっては、装置本体を設置箇所から取り外すことなく点検、修理を行えるように、壁もしくは天井に点検口が並設されることが多いが、点検口およびその周囲に十分なメンテナンススペースを確保できないこともある。このため、点検口が設けられていない場合は勿論、点検口が設けられている場合でも、装置本体のメンテナンス作業は比較的行い難い。また、装置本体内部を見なければメンテナンスの要否が判断できない場合もあり、そのような場合には装置本体の分解・再組立に時間がかかってメンテナンス費用が高くなる。
【0003】
例えば特許文献1に記載されたガス衣類乾燥機におけるように、所定の部材について経年情報を計測する計測手段と、該計測手段によって計測された経年情報の値が所定値を超えたときに警告を発する警告手段とを浴室換気乾燥暖房システムに設ければ、メンテナンスを行うことが望まれる箇所をメンテナンス担当者が容易に把握できるようになるので、メンテナンス作業を行い易くなる。
【0004】
また、特許文献2に記載された遠隔管理システムにおけるように、トラブルを検出してトラブルデータを送信する機器と、トラブルの種類別に定められたメンテナンスに係る第1情報および過去のメンテナンスで要した物事についての第2情報を表示する手段とを浴室換気乾燥暖房システムに設けても、メンテナンス作業を行い易くなる。
【0005】
さらには、特許文献3に記載された自動試運転モニター装置におけるように、故障修理時に自動試運転を行ってそのときのプログラムの実行結果をモニターに表示する機能を浴室換気乾燥暖房システムに設けても、メンテナンス作業を行い易くなる。
【0006】
【特許文献1】特開平7−80197号公報
【特許文献2】特開平8−317072号公報
【特許文献3】特開2001−241690号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1〜3に記載された機器での上述の手段ないし機能を浴室換気乾燥暖房システムに付与しても、当該手段ないし機能は経年情報の値が所定値を超えたとき、あるはトラブルや故障が生じたときに初めて警告や所定の情報表示を行うものであるので、警告や所定の情報表示が行われた時間帯によっては迅速なメンテナンスサービスを受けられないことがある。また、例えば定期的なメンテナンス契約を結んだとしても、メンテナンス担当者が訪問した時点で警告や所定の情報表示がなされていなかったにも拘わらずその後すぐにトラブルや故障が生じることがあり、このようなことが起こると製品およびメンテナンスサービスに対する信頼が損なわれる。
【0008】
この発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、メンテナンスを効率的に行い易いと共にメンテナンスの信頼性を高め易い浴室換気乾燥暖房システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するこの発明の浴室換気乾燥暖房システムは、浴室の換気を行う換気部、浴室の雰囲気を加温する熱源部、および所定方向に向かう気流を作り出す送風部を備えた装置本体と、装置本体から離隔して配置されて、該装置本体の入力装置として機能すると共に表示装置としても機能するリモートコントローラと、換気部、熱源部、および送風部それぞれの動作履歴を記憶する記憶部と、リモートコントローラから入力された指令に応じて換気部、熱源部、および送風部それぞれの動作履歴を記憶部から読み出してリモートコントローラに表示させる履歴表示制御部とを有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
この発明の浴室換気乾燥暖房システムでは、リモートコントローラから所定の指令を入力することにより換気部、熱源部、および送風部それぞれの動作履歴をリモートコントローラに表示させることができるので、例えばメンテナンス担当者が訪問したときに上記の動作履歴をリモートコントローラに表示させて、装置本体の内部を見ることなく修理、点検、部品交換等の要否を判断したり、次回の訪問時期を適切な時期に選定したりすることが容易になる。また、修理、点検等が必要であると判断されたときには、リモートコントローラに表示された動作履歴から該当箇所が判るので、該当箇所が不明な場合に比べて比較的短時間で修理、点検等を行うことが可能である。したがって、この発明の浴室換気乾燥暖房システムでは、メンテナンスを効率的に行い易いと共にメンテナンスの信頼性を高め易い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、この発明の浴室換気乾燥暖房システムの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
【0012】
実施の形態1.
図1は、この発明の浴室換気乾燥暖房システムの使用状態の一例を概略的に示す斜視図である。同図に示す浴室換気乾燥暖房システム70Aは、浴室100の換気、雰囲気の加温、およびミストの放出を行う装置本体50Aと、該装置本体50Aに有線接続または無線接続されて装置本体50Aの入力装置として機能すると共に表示装置としても機能するリモートコントローラ60とを備えている。装置本体50Aは浴室100の天井100aに嵌め込まれており、リモートコントローラ60は浴室60の側壁100bの外側表面に設置されている。装置本体50Aを点検、修理する際の便宜を図るために、天井100aには点検口105が設けられている。
【0013】
図2は、図1に示した浴室換気乾燥暖房システムを概略的に示す機能ブロック図であり、図3は、図1に示した浴室換気乾燥暖房システムでのリモートコントローラの一例を概略的に示す正面図であり、図4は、図3に示したリモートコントローラを概略的に示す機能ブロック図である。
【0014】
図2に示すように、上述した換気、雰囲気の加温、およびミストの放出を行う装置本体50Aは、換気部1、熱源部5、送風部10、ミスト発生部20、制御部30A、記憶部35、および送受信処理部40を有している。
【0015】
換気部1は、排気ファンと該排気ファンの回転数を検出するロータリエンコーダ等の検出器(いずれも図示せず)とを有し、浴室100(図1参照)の雰囲気を吸い込んで図示を省略した排気ダクトに送る。熱源部5は、ヒータ(図示せず)と該ヒータの温度を検出するサーミスタ等の検出器とを有し、浴室100の雰囲気を加温し、乾燥する。
【0016】
送風部10は、給気ファンと該給気ファンの回転数を検出するロータリエンコーダ等の検出器(いずれも図示せず)とを有し、給気ファンを用いて所定方向の気流を作り出して、浴槽100内の雰囲気の循環や、熱源部5で加温され乾燥された雰囲気の送風、あるいはミスト発生部20で発生させたミストの放出を行う。
【0017】
ミスト発生部20は、ミストの素となる水を貯留する貯水槽と、該貯水槽への給水および貯水槽からの排水を行う給排水装置と、貯水槽内に配置されてミストを発生させるミスト発生装置と、ミストの発生を促す加湿促進材と、貯水槽内に配置されてミスト発生時の水変化を検出する水位検出器(いずれも図示せず)とを有し、送風部10による送風路内に配置される。
【0018】
制御部30Aは換気部1、熱源部5、送風部10、またはミスト発生部20の動作を制御する。また、換気部1、熱源部5、送風部10、およびミスト発生部20(以下、これらを「機能部」ということがある)それぞれの動作履歴を記憶部35に格納する。さらには、各機能部の動作履歴を記憶部35から読み出して、リモートコントローラ60(図1参照)に表示させる。そのために、当該制御部30Aは主制御部21、履歴管理部23、および履歴表示制御部25を含んでいる。
【0019】
主制御部21は、記憶部35に格納されている動作プログラム、およびリートコントローラ60から入力された指令等に応じて換気部1、熱源部5、送風部10、およびミスト発生部20の動作を制御する。
【0020】
履歴管理部23は計時機能を有し、主制御部21による制御内容を基に換気部1、熱源部5、送風部10、およびミスト発生部20それぞれの動作履歴、例えば排気ファン、ヒータ、給気ファン、給排水装置、およびミスト発生装置それぞれの総動作時間を求めると共に、個々の機能部1,5,10,20に配置されている各検出器から排気ファンの回転速度、ヒータの温度、給気ファンの回転速度、またはミスト発生部20での水の消費速度に関わる情報等を収集して記憶部35に格納する。
【0021】
そして、履歴表示制御部25は、リモートコントローラ60から入力された指令に応じて換気部1、熱源部5、送風部10、およびミスト発生部20それぞれの動作履歴を記憶部35から読み出して、該動作履歴をリモートコントローラ60に表示させる。当該履歴表示制御部25による制御の下での動作履歴の表示は、装置本体50Aが運転中でも行うことができるように制御部30Aを構成することが好ましい。
【0022】
記憶部35は上述した動作プログラムおよび動作履歴を記憶し、送受信処理部40は、リートコントローラ60から入力された指令等を受信して制御部30Aに伝える一方で、制御部30Aから各機能部1,5,10,20の動作状況に係る情報や上述の動作履歴の情報を受けてこれらの情報をリモートコントローラ60に送る。
【0023】
図3に示すように、リモートコントローラ60の外表面には、指令等の入力に用いられる複数の操作ボタンを有する操作部53と、操作部53から入力された指令の内容や装置本体50Aから受信した動作履歴の情報等を表示する表示部59とが配置されており、表示部59は、表示パネル部59aと、複数の表示ランプからなる表示ランプ部59bとを含んでいる。
【0024】
図4に示すように、リモートコントローラ60は、上述した操作部53および表示部59の他に制御部51、送受信処理部55、および記憶部57を有している。制御部51は、操作部53から入力された指令に応じて送受信処理部55の動作を制御して、所定の指令信号を装置本体50A(図2参照)に送信させる。また、送受信処理部55が装置本体50Aから受信して記憶部57に格納した動作履歴の情報等を読み出して表示パネル部59aに表示させる。なお、装置本体50Aから受信した指令等に基づいて表示ランプ部59b中の所定の表示ランプを点灯ないし点滅させる場合には、当該指令等を記憶部57に格納することなくそのまま制御部51に送って、所定の表示ランプを点灯ないし点滅させることができる。
【0025】
既に説明したように、装置本体50Aの記憶部35(図2参照)に格納された前述の動作履歴は、リモートコントローラ60からの指令に応じて履歴表示制御部25により読み出され、送受信処理部40(図1参照)を介してリモートコントローラ60に送られる。そして、当該動作履歴を受信したリモートコントローラ60により表示部59に表示される。例えば、リモートコントローラ60中の所定数の操作ボタンを同時に押すことにより、あるいは所定数の操作ボタンを一定時間以上長押しすることにより、上記の動作履歴を装置本体50Aから呼び出すモード(以下、「記憶呼出モード」という)に移行し、所定の操作ボタンを押すたびに各機能部1,5,10,20の動作履歴が表示部59に順次表示されるようにリモートコントローラ60が構成される。
【0026】
必要に応じ、記憶呼出モード時にリモートコントローラ60の所定の表示ランプを点灯もしくは点滅させて、あるいは表示パネル部59aでの表示を通常とは異なる形態、例えば異なる表示色や点滅表示等に切り換えて、通常のモードとは異なるモードに移行したことをユーザが認識し易いように当該リモートコントローラ60を構成することもできる。
【0027】
このように構成された浴室換気乾燥暖房システム70A(図1および図2参照)は、リモートコントローラ60から入力された指令に応じて、換気部1による換気運転、熱源部5および送風部10による乾燥運転もしくは暖房運転、またはミスト発生部20によるミスト放出運転を行い、各機能部1,5,10,20の運転履歴を記憶部35に格納する。
【0028】
記憶部35に上記の動作履歴が記憶されるので、浴室換気乾燥暖房システム70Aのメンテナンス担当者は、訪問時に当該動作履歴をリモートコントローラ60に表示させて、装置本体50Aの内部を見なくても修理、点検、部品交換等の要否を判断したり、次回の訪問時期を適切な時期に選定したりすることができる。また、修理、点検が必要であると判断されたときには、リモートコントローラ60に表示された動作履歴から該当箇所が判るので、該当箇所が判らない場合に比べて比較的短時間で修理、点検を行うことが可能である。したがって、浴室換気乾燥暖房システム70Aでは、メンテナンスを効率的に行い易いと共にメンテナンスの信頼性を高め易い。結果として、長期に亘って使用できる可能性が高くなる。
【0029】
実施の形態2.
この発明の浴室換気乾燥暖房システムには、メンテナンスを要する程度にまで動作が変化した部品が装置本体にあるか否かを記憶部に格納されている動作履歴を基に判定し、メンテナンスを要する部品があると判定されたときにはリモートコントローラに報知を指示するメンテナンス判定部を付加することができる。
【0030】
図5は、メンテナンス判定部を有する浴室換気乾燥暖房システムの一例を概略的に示す機能ブロック図である。同図に示す浴室換気乾燥暖房システム70Bは、図2に示した装置本体50Aに代えて装置本体50Bを備えており、該装置本体50Bの構成は、メンテナンス判定部27を含む制御部30Bを有しているという点を除き、図2に示した装置本体50Aの構成と同様である。図5に示した構成要素のうちで図2に示した構成要素と共通するものについては、図2で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
【0031】
上記のメンテナンス判定部27は、メンテナンスを要する程度にまで動作が変化した部品が装置本体50Bにあるか否かを記憶部35に格納されている各機能部1,5,10,20の動作履歴を基に判定し、メンテナンスを要する部品があると判定されたときには、送受信処理部40を介してリモートコントローラ60に報知を指示する。
【0032】
記憶部35には、換気部1を構成する排気ファン、熱源部5を構成するヒータ、送風部10を構成する給気ファン、ならびにミスト発生部20を構成する給排水装置およびミスト発生装置(いずれも図示せず)の各々の総動作時間について、メンテナンスを行うことが望まれる閾値が浴室換気乾燥暖房システム70Bのメーカにより設定されて、予め格納されている。また、上記排気ファンの回転速度、ヒータの昇温速度、給気ファンの回転速度、ミスト発生部20での水の消費速度等についても、メンテナンスを行うことが望まれる閾値が浴室換気乾燥暖房システム70Bのメーカにより設定されて、予め格納されている。これらの閾値は、装置本体50Bが故障に至るまでの時間が十分に確保されるように、別言すれば、そのまま装置本体50Bの運転を継続したとしても該装置本体50Bが故障に至る前にメンテナンス担当者を呼ぶことができるように選定することが好ましい。
【0033】
メンテナンス判定部27は、記憶部35に格納されている各機能部1,5,10,20の動作履歴と上述の閾値とを例えば定期的に、あるいは各機能部1,5,10,20の運転開始から所定時間経過するたびに読み出して、メンテナンスを要する部品があるか否かを判定する。そして、メンテナンスを要する部品があると判定されたときには、上述のように、送受信処理部40を介してリモートコントローラ60に報知を指示する。メンテナンス判定部27から上記の指示を受けたリモートコントローラは、例えば所定の表示ランプを点滅ないし点灯させることにより、あるいは表示パネル部59a(図3および図4参照)に所定のメッセージ、例えば「Call」を表示することにより、メンテナンスが望まれることをユーザに報知する。
【0034】
このように構成された浴室換気乾燥暖房システム70Bは、実施の形態1で説明した浴室換気乾燥暖房システム70Aと同様の技術的効果を奏する。また、上述のメンテナンス判定部27を有していることから、ユーザは装置本体50Bに故障が発生して浴室換気乾燥暖房システム70Bが運転不能になる前にメンテナンス担当者を呼ぶことがき、突然の故障により浴室換気乾燥暖房システム70Bが使用できなくなるという事態を回避し易いという技術的効果も奏する。結果として、その信頼性を高めることができる。
【0035】
これらの技術的効果を奏する浴室換気乾燥暖房システム70Bでのメンテナンス判定部27による処理の手順は、適宜選定可能である。以下、図5で用いた参照符号を適宜引用しつつ図6および図7を参照して、メンテナンス判定部27による処理の手順の一例を具体的に説明する。
【0036】
図6は、図5に示した浴室換気乾燥暖房システムでのメンテナンス判定部による処理の手順の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、装置本体50Bが運転を開始するとメンテナンス判定部27(図5参照)がステップS1〜S8うちの所定のステップを行って、所定の部品の動作履歴を基にメンテナンス対象項目Aがメンテナンスを要するか否かを判定する。
【0037】
最初に行われるステップS1では、メンテナンス対象項目Aを記憶部35(図5参照)を読み出す。次いで行われるステップS2では、メンテナンス対象項目Aが第1の閾値Xを超えているか否かを判定する。第1の閾値Xは、メンテナンス対象項目Aの収集対象の部品が正常であると判定される上限値であり、該第1の閾値Xを超えたときには上記の部品に異常ないし故障が生じたと判定される。
【0038】
このステップS2でメンテナンス対象項目Aが第1の閾値Xを超えていると判定されたときにはステップS3に進み、送受信処理部40を介してリモートコントローラ60(図5参照)に所定の信号を送って、異常が生じたことを示す表示動作をリモートコントローラ60に行わせる。また、装置本体50Bの運転を禁止する信号を主制御部21(図5参照)に送って処理を終了する。一方、メンテナンス対象項目Aが第1の閾値Xを超えていないと判定されたときにはステップS4に進む。
【0039】
ステップS4では、メンテナンス対象項目Aが第2の閾値Yを超えているか否かを判定する。第2の閾値Yは、メンテナンス対象項目Aの収集対象の部品についてメンテナンスが未だ不要であると判定される上限値であり、該第2の閾値Yを超えたときには上記の部品のメンテナンスを行うことが望ましいと判定される。当該第2の閾値Yは、前述のように、そのまま装置本体50Bの運転を継続したとしても該装置本体50Bが故障に至る前にメンテナンス担当者を呼ぶことができるように選定することが好ましい。
【0040】
ステップ4でメンテナンス対象項目Aが第2の閾値Yを超えていると判定されたときにはステップS5に進み、送受信処理部40を介してリモートコントローラ60に所定の信号を送って、メンテナンスが望まれることを示す表示動作(メンテナンス喚起表示)をリモートコントローラ60に行わせることでユーザに報知する。メンテナンス対象項目Aが第2の閾値Yを超えていても装置本体50Bの運転、操作は可能であるので、ステップS5を行った後にはステップS6に進んで、通所運転の開始または継続を主制御部21に指示する。一方、ステップ4でメンテナンス対象項目Aが第2の閾値Yを超えていないと判定されたときには、上述のステップS6に進む。
【0041】
この後、ステップS7に進んで、装置本体50Bの運転終了を指示する指令を主制御部21がコントローラ60から受けたか否かを判断する。上記の指令を未だ受けていないと判断されたときにステップS1に戻って該ステップS1以降を繰り返し、上記の指令を受けていると判断されたときにステップS8に進んで、メンテナンス対象項目Aについての判定処理を終了する。
【0042】
メンテナンス判定部27は、装置本体50Bを構成する各機能部1,5,10,20それぞれでの動作履歴を基に、機能部毎に予め設定されるメンテナンス対象項目についてメンテナンスを要するか否かの判定を上述のようにして順次、または並列に行う。以下、ミスト発生部についてのメンテナンスの要否判定を例に挙げて、メンテナンス判定部27による処理を更に具体的に説明する。
【0043】
図7は、図5に示した浴室換気乾燥暖房システムでのミスト発生部の一例を概略的に示す斜視図である。同図に示すミスト発生部20は、ミストの素となる水Wを貯留する貯水槽11と、該貯水槽11への給水を行う給水管12aと、貯水槽11からの排水を行う排水管12bと、貯水槽11内に配置されてミストを発生させる計4つのミスト発生装置13a〜13cと、貯水槽11内に高さ位置を変えて配置されて貯水槽11での水変化を検出する2つの水位検出器14a,14bと、貯水槽11内に配置されてミストの発生を促す加湿促進材15とを有している。
【0044】
また、図7においては図示を省略しているが、ミスト発生部20は、給水管12aの途中に配置された給水ポンプと排水管12bの途中に配置された排水ポンプも有しており、これら給水ポンプおよび排水ポンプは、給水管12a、排水管12bと共に給排水装置を構成する。該給排水装置の動作は、主制御部21(図5参照)により制御される。当該ミスト発生部20は、送風部10(図5参照)を構成している給気ファン7の送風路内に配置されて、浴室内にミストを放出する。図7においては、給気ファン7による送風方向を矢印Dbで示している。
【0045】
このように構成されたミスト発生部20では、まず、空の貯水槽11に給水管12aから給水が行われ、貯水槽11の下部に配置されている水位検知器14bが水Wを検知した後に貯水槽11の上部に配置されている水位検知器14aが水Wを検知すると、主制御部21が満水と判断して給水を終了させる。この後、ミスト発生部20が運転を開始すると、各ミスト発生装置13a〜13dが動作して貯水槽11中の水Wがミスト化され貯水槽11での水位が徐々に低下する。水位検知器14bが水を検知しなくなった時点で再度給水が行われる。
【0046】
ミストとなった水Wの一部は加湿促進材15を通過して浴室100内に放出されるが,加湿促進材15の使用期間が長くなると該加湿促進材15が次第に閉塞してくることがある。加湿促進材15に閉塞が起こると装置本体50B(図5参照)からのミストの放出量が減少し,貯水槽11での水位の低下速度が遅くなる。該低下速度を検知するために、履歴管理部23(図5参照)は、水位検知器14aが水Wを検知しなくなってから水位検知器14bが水Wを検知しなくなるまでのミスト発生部20の運転時間を常に計時し、該運転時間をミスト発生部20の動作履歴の1つとして記憶部35に格納する。
【0047】
メンテナンス判定部27は、記憶部35に格納されている上記の運転時間を読み出し、該運転時間が第1の閾値を超えたと判定されたときに、例えば初期の運転時間の150%に相当する時間を超えたと判定されたときに、異常ないし故障が生じたことを報知する表示をリモートコントローラ60に行わせる。また、第2の閾値を超えたと判定されたときに、例えば初期の運転時間の130%に相当する時間を超えたと判定されたときに、メンテナンス喚起表示をリモートコントローラ60に行わせる。
【0048】
リモートコントローラ60にメンテナンス喚起表示が表示されても、暫くの間は装置本体50B(図5参照)を通常通り動作させることができるので、突然使用できなくなる場合に比べて利便性の低下が抑えられる。
【0049】
実施の形態3.
この発明の浴室換気乾燥暖房システムには、リモートコントローラから入力された指令に応じて装置本体にテスト運転動作を行わせるテスト運転制御部を付加することができる。このテスト運転制御部を付加すれば、動作履歴の表示だけでメンテナンスの要否を判断することが困難なときやメンテナンス判定部の判定結果に疑義が生じたとき等に、メンテナンス担当者の立会いの下に実際に装置本体を運転して、メンテナンス担当者にその場でメンテナンスの要否を判断してもらうことが可能になる。
【0050】
図8は、テスト運転制御部を有する浴室換気乾燥暖房システムの一例を概略的に示す機能ブロック図である。同図に示す浴室換気乾燥暖房システム70Cは、図5に示した装置本体50Bに代えて装置本体50Cを備えており、該装置本体50Cの構成は、テスト運転制御部29を含む制御部30Cを有しているという点を除き、図5に示した装置本体50Bの構成と同様である。図8に示した構成要素のうちで図5に示した構成要素と共通するものについては、図5で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
【0051】
図8に示すテスト運転制御部29は、リモートコントローラ60から所定の指令が入力されたときに、換気部1、熱源部5、送風部10、およびミスト発生部20の機能部毎にテスト運転を開始させる。この間、テスト運転制御部29は、履歴管理部23の動作を制御して各機能部1,5,10,20の動作履歴を記憶部35に格納させない一方で、メンテナンス判定部27に各機能部1,5,10,20でのメンテナンスの要否を判定させる。メンテナンス判定部27によりメンテナンスを要する部品があると判定されたときには、当該メンテナンス判定部27がリモートコントローラ60に報知を指示し、メンテナンスを要する部品がないと判定されたときには、異常がないことを当該メンテナンス判定部27がリモートコントローラ60に報知させる。
【0052】
図9は、図8に示した浴室換気乾燥暖房システムでのテスト運転時の処理の手順の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、装置本体50C(図8参照)が運転を開始するとメンテナンス判定部27またはテスト運転制御部29がステップS11〜Snのうちの所定のステップを行って、テスト運転とメンテナンスの要否判定とを行う。
【0053】
最初に行われるステップS11では、リモートコントローラ60で特殊操作、すなわち操作ボタンの二重押しや長押し等、テスト運転の開始指令の入力操作があったか否かをテスト運転制御部29が判断する。特殊操作がなかったと判断されたときにはステップS12に進んで主制御部21が通常運転を開始し、特殊操作があったと判断されたときにはステップS13に進んでテスト運転制御部29がテスト運転を実行する。
【0054】
テスト運転が実行されると、まずステップS14に進んで、メンテナンス判定を行うべき複数のメンテナンス対象項目のうちの項目Aについて動作履歴を得るテスト運転(図9においては「A運転」と表記)をテスト運転制御部29が所定の機能部1,5,10,または20に実行させる。次いで行われるステップS15では、ステップS14を行うことで得られた動作履歴を基に、メンテナンス判定部27がメンテナンス対象項目Aについてメンテナンスの要否を判定する。
【0055】
このステップS15でメンテナンス対象項目Aのメンテナンスを行うことが望ましいと判定されるとステップS16に進み、メンテナンス判定部27が送受信処理部40を介してリモートコントローラ60(図8参照)に所定の信号を送って、メンテナンス対象項目Aについてのメンテナンス喚起表示をその表示部に行わせることでユーザに報知する。
【0056】
メンテナンス対象項目Aについてメンテナンスを行うことが望ましいと判定されても装置本体50Cの運転、操作は可能であるので、ステップS16を行った後にはステップS17に進んで、メンテナンス対象項目Bについての動作履歴を得るテスト運転(図9においては「B運転」と表記)をテスト運転制御部29が所定の機能部1,5,10,または20に実行させる。一方、ステップ15でメンテナンス対象項目Aについてメンテナンスが不要であると判定されたときにも、上述のステップS17に進む。
【0057】
次いで行われるステップS18では、ステップS17を行うことで得られた動作履歴を基に、メンテナンス判定部27がメンテナンス対象項目Bについてメンテナンスの要否を判定する。このステップS18でメンテナンス対象項目Bのメンテナンスを行うことが望ましいと判定されるとステップS19に進み、メンテナンス判定部27が送受信処理部40を介してリモートコントローラ60に所定の信号を送って、メンテナンス対象項目Bについてのメンテナンス喚起表示をその表示部に行わせることでユーザに報知する。この後、ステップS20に進む。また、ステップS18でメンテナンス対象項目Bについてメンテナンスが不要であると判定されたときにもステップS20に進む。
【0058】
ステップS20では、メンテナンス判定を行うべき複数のメンテナンス対象項目のうちの項目Cについての動作履歴を得るテスト運転(図9においては「C運転」と表記)をテスト運転制御部29が所定の機能部1,5,10,または20に実行させる。この後、上述のステップS15と同様のステップ、および必要に応じて上述のステップS16と同様のステップを行い、さらには、メンテナンス判定を行うべき複数のメンテナンス対象項目のうちの最後の項目Xについてまで同様の処理を繰り返す。
【0059】
そして、上記のメンテナンス対象項目Xについてのテスト運転を行って得られた動作履歴を基にメンテナンス判定部27がメンテナンスの要否を判定するステップS(n−2)で、メンテナンス対象項目Xのメンテナンスを行うことが望ましいと判定されるとステップS(n−1)に進む。このステップS(n−1)では、メンテナンス判定部27が送受信処理部40を介してリモートコントローラ60に所定の信号を送って、メンテナンス対象項目Xについてのメンテナンス喚起表示をその表示部に行わせ、ユーザに報知する。この後、ステップSnに進む。また、ステップS(n−2)でメンテナンス対象項目Xについてメンテナンスが不要であると判定されたときにもステップSnに進む。
【0060】
ステップSnでは、メンテナンス判定部27が送受信処理部40を介してリモートコントローラ60に所定の信号を送って、装置本体50Cに異常がなかったことを示す表示をその表示部に行わせ、ユーザに報知する。このステップSnまで行うことにより、テスト運転時の処理が終了する。
【0061】
例えば図7に示したミスト発生部20についてテスト運転を行う場合には、貯水槽11への給水、貯水槽11からの排水、ミスト放出運転等が順次行われ、その過程で排水時間や水位低下速度等のメンテナンス対象項目が測定される。そして、メンテナンス対象項目毎にメンテナンスの要否が判定され、メンテナンスを行うことが望まれると判定されたときには、リモートコントローラ60でメンテナンス喚起表示が行われる。メンテナンス担当者は、リモートコントローラ60にメンテナンスの喚起が表示されたときには、該当項目に関わる部品の清掃、修理、または交換等の要否を判断し、メンテナンス作業を行う。
【0062】
上述したテスト運転制御部29を有する浴室換気乾燥暖房システム70Cは、実施の形態2で説明した浴室換気乾燥暖房システム70Bと同様の技術的効果を奏する他に、メンテナンス担当者の立会いの下に実際に装置本体を運転し、メンテナンス担当者にメンテナンスの要否をその場で判断してもらうことができるので、メンテナンス担当者により的確な判断をしてもらい易くなるという技術的効果も奏する。
【0063】
以上、この発明の浴室換気乾燥暖房システムについて実施の形態を挙げて説明したが、前述のように、この発明は上述の形態に限定されるものではない。例えば、ミスト発生部を装置本体に設けるか否かは適宜選択可能である。
【0064】
また、装置本体での各機能部の動作履歴を記憶部に格納する履歴管理部には、メンテナンス作業が行われたときに当該メンテナンス作業の対象となった部品やメンテナンス対象項目に関連する記憶部中の動作履歴をリセットする機能を付加することができる。この機能を履歴管理部に付加すると、メンテナンス前の動作履歴がメンテナンス後にもリモートコントローラの表示部に表示されてメンテナンス担当者が誤解したり、メンテナンス前の動作履歴を基にメンテナンス判定部が誤った判定をしてリモートコントローラにメンテナンス喚起表示がされてユーザが誤解したりする等の不具合を防止し易くなる。
【0065】
履歴管理部による上記動作履歴のリセットは、メンテナンス作業が行われたことを検出する検出器を装置本体に設け、該検出器の検出結果に基づいて履歴管理部が自動的に行うように浴室換気乾燥暖房システム(装置本体)を構成することもできるし、リモートコントローラからの指令に応じて履歴管理部が行うように浴室換気乾燥暖房システムを構成することも可能である。リモートコントローラからの指令に応じて履歴管理部が上記動作履歴をリセットするように浴室喚起乾燥暖房システムを構成する場合には、リモートコントローラの誤操作により上記動作履歴がリセットされてしまうのを防止するために、指令の入力操作を比較的複雑にしたり、指令の入力にあたって所定の認証機能を付加したりすることが好ましい。なお、制御部中の他の部から履歴管理部を独立させるか否かは適宜選択可能である。例えば、履歴管理部の機能を主制御部や履歴表示制御部等に付加して、履歴管理部を省略することも可能である。
【0066】
実施の形態1、実施の形態2、または実施の形態3で説明した履歴管理部、各機能部の動作履歴が格納される記憶部、履歴表示制御部、メンテナンス判定部、およびテスト運転制御部は、装置本体に設けなければならないというものではなく、これらのうちの少なくとも1つは、リモートコントローラに設けることもできる。この発明の浴室換気乾燥暖房システムについては、上述した以外にも種々の変形、修飾、組み合わせ等が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0067】
この発明は、家庭用または業務用の浴室換気乾燥暖房システムに好適に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】この発明の浴室換気乾燥暖房システムの使用状態の一例を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1に示した浴室換気乾燥暖房システムを概略的に示す機能ブロック図である。
【図3】図1に示した浴室換気乾燥暖房システムでのリモートコントローラの一例を概略的に示す正面図である。
【図4】図3に示したリモートコントローラを概略的に示す機能ブロック図である。
【図5】この発明の浴室換気乾燥暖房システムのうちでメンテナンス判定部を有するものの一例を概略的に示す機能ブロック図である。
【図6】図5に示した浴室換気乾燥暖房システムでのメンテナンス判定部による処理の手順の一例を概略的に示すフローチャートである。
【図7】図5に示した浴室換気乾燥暖房システムでのミスト発生部の一例を概略的に示す斜視図である。
【図8】この発明の浴室換気乾燥暖房システムのうちでテスト運転制御部を有するものの一例を概略的に示す機能ブロック図である。
【図9】図8に示した浴室換気乾燥暖房システムでのテスト運転時の処理の手順の一例を概略的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0069】
1 換気部
5 熱源部
10 送風部
20 ミスト発生部
21 主制御部
23 履歴管理部
25 履歴表示制御部
27 メンテナンス判定部
29 テスト運転制御部
30A,30B,30C 制御部
35 記憶部
40 送受信処理部
50A,50B,50C 装置本体
53 操作部
59 表示部
59a 表示パネル部
59b 表示ランプ部
60 リモートコントローラ
70A,70B,70C 浴室換気乾燥暖房システム
100 浴室

【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴室の換気を行う換気部、浴室の雰囲気を加温する熱源部、および所定方向に向かう気流を作り出す送風部を備えた装置本体と、
前記装置本体から離隔して配置されて、該装置本体の入力装置として機能すると共に表示装置としても機能するリモートコントローラと、
前記換気部、前記熱源部、および前記送風部それぞれの動作履歴を記憶する記憶部と、
前記リモートコントローラから入力された指令に応じて前記換気部、前記熱源部、および前記送風部それぞれの動作履歴を前記記憶部から読み出して前記リモートコントローラに表示させる履歴表示制御部と、
を有することを特徴とする浴室換気乾燥暖房システム。
【請求項2】
前記装置本体は、ミストを発生させるミスト発生部を更に有し、
前記記憶部は、前記ミスト発生部の動作履歴を記憶し、
前記履歴表示制御部は、前記ミスト発生部の動作履歴を前記記憶部から読み出して前記リモートコントローラに表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の浴室換気乾燥暖房システム。
【請求項3】
前記記憶部に格納されている動作履歴に基づき、メンテナンスを要する程度にまで動作が変化した部品が前記装置本体にあるか否かを判断し、メンテナンスを要する部品があると判断されたときには前記リモートコントローラに報知を指示するメンテナンス判定部を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の浴室換気乾燥暖房システム。
【請求項4】
メンテナンス作業が行われたときに、前記記憶部に格納されている動作履歴のうちでメンテナンス作業の対象となった項目に関連する動作履歴がリセットされることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の浴室換気乾燥暖房システム。
【請求項5】
前記履歴表示制御部は、前記装置本体が運転中であっても、前記リモートコントローラから入力された指令に応じて前記動作履歴を前記記憶部から読み出して前記リモートコントローラに表示させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の浴室換気乾燥暖房システム。
【請求項6】
前記リモートコントローラから入力された指令に応じて前記装置本体にテスト運転動作を行わせるテスト運転制御部を更に有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の浴室換気乾燥暖房システム。
【請求項7】
前記記憶部および前記履歴表示制御部のうちの少なくとも1つは、前記装置本体に設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の浴室換気乾燥暖房システム。
【請求項8】
前記記憶部および前記履歴表示制御部のうちの少なくとも1つは、前記リモートコントローラに設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の浴室換気乾燥暖房システム。
【請求項9】
前記メンテナンス判定部は、前記装置本体に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の浴室換気乾燥暖房システム。
【請求項10】
前記メンテナンス判定部は、前記リモートコントローラに設けられていることを特徴とする請求項3に記載の浴室換気乾燥暖房システム。
【請求項11】
前記テスト運転制御部は、前記装置本体に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の浴室換気乾燥暖房システム。
【請求項12】
前記テスト運転制御部は、前記リモートコントローラに設けられていることを特徴とする請求項6に記載の浴室換気乾燥暖房システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2009−275928(P2009−275928A)
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−124818(P2008−124818)
【出願日】平成20年5月12日(2008.5.12)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】