説明

浴室暖房乾燥機とその制御方法

【課題】LED表示部の明るさを調節することにより、消費電力を削減できる浴室暖房乾燥機を提供することを目的とする。
【解決手段】運転モードを設定する操作部7および運転時間を表示するLED表示部8とを設けた制御手段9と、制御手段9に配設される明るさ調節手段10とを備え、制御手段9は浴室外に設け、LED表示部8の明るさを、明るさ調節手段10により調節することにより、LED表示部8による諸費電力を削減できる浴室暖房乾燥機が得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室内の暖房または浴室内に吊り下げた衣類を乾燥する浴室暖房乾燥機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の浴室暖房乾燥機の一例として表示部を設けた浴室暖房機が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
以下、その浴室暖房乾燥機について図10および図11を参照しながら説明する。
【0004】
図に示すように、浴室の照明の点灯、消灯を検知する照明検知手段101と、表示輝度変更部102を表示制御部103内部にソフトウェア処理にて実現するように設け、浴室の照明が点灯されると照明検知手段101で検知した照明検知信号が表示制御部103に出力され、表示制御部103は照明検知信号が出力されている場合のみ表示輝度変更部102に表示部104のLEDドットの通電時間を長くするように制御し、表示部104の輝度が向上するように構成している。
【特許文献1】特開2002−257401号公報([0035]、図4、図7)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような従来の浴室暖房乾燥機では、浴室の照度を検出して信号を出力する即ち浴室の照明が点灯することにより、周囲が明るくなることにより、表示部104の相対的な輝度が低下するのを防止するために、輝度を増加しているので、消費電力が増加するという課題があり、表示部104のLEDの輝度を調節して消費電力を削減することが要求されている。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、LED表示部の明るさを調節することにより、消費電力を削減できる浴室暖房乾燥機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の浴室暖房乾燥機は上記目的を達成するために、換気ファンと循環ファンおよび循環風路に設けられる加熱手段を内部に設け、浴室の天井に設置される本体と、この本体に接続され、前記換気ファンと循環ファンおよび加熱手段の運転モードを設定する操作部および運転時間を表示するLED表示部とを設けた制御手段と、この制御手段に配設される明るさ調節手段とを備え、前記制御手段は浴室外に設け、前記LED表示部の明るさを、前記明るさ調節手段の調節により行なう構成としたものである。
【0008】
この手段により、必要に応じてLEDの明るさを調節し消費電力を削減できる浴室暖房乾燥機が得られる。
【0009】
また、他の手段は、本体の内部に設けた換気ファンと循環ファンおよび加熱手段の運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部および明るさ調節手段を設けた制御手段を介し、前記LED表示部の明るさを、前記明るさ調節手段により調節できるように制御するものである。
【0010】
この手段により、必要に応じてLED表示部の明るさを調節し、消費電力を削減できるように制御できる浴室暖房乾燥機の制御方法が得られる。
【0011】
また他の手段は、運転モードを設定する操作部および運転時間を表示するLED表示部を備えた制御手段に照度検知手段を設けたものである。
【0012】
この手段により、人が手間を掛けることなくLED表示部の明るさを自動に調節することができ、消費電力を削減できる浴室暖房乾燥機が得られる。
【0013】
また、他の手段は、運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部および照度検知手段を設けた制御手段を介し、前記照度検知手段で検知した明るさに応じて前記LED表示部の明るさを制御するものである。
【0014】
この手段により、人が手間を掛けることなく、LED表示部の明るさを自動で調節し、消費電力を削減できるように制御できる浴室暖房乾燥機の制御方法が得られる。
【0015】
また、他の手段は、運転モードを設定する操作部および運転時間を表示するLED表示部を備えた制御手段に輝度設定手段を設けたものである。
【0016】
この手段により、LEDの明るさを自在に手動で調節することができ、消費電力を削減できる浴室暖房乾燥機が得られる。
【0017】
また、他の手段は、運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部および輝度設定手段を設けた制御手段を介し、前記LED表示部の明るさを、前記輝度設定手段により調節するように制御するものである。
【0018】
この手段により、LED表示部の明るさを自在に手動で調節して消費電力を削減できるように制御できる浴室暖房乾燥機の制御方法が得られる。
【0019】
また、他の手段は、運転モードを設定する操作部および運転時間を表示するLED表示部を備えた制御手段に輝度表示手段を設けたものである。
【0020】
この手段により、LED表示部の明るさのレベルが容易に確認できる浴室暖房乾燥機が得られる。
【0021】
また、他の手段は、運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部および輝度表示手段を設けた制御手段を介し、前記輝度表示手段により輝度の調節レベルを表示するように制御するものである。
【0022】
この手段により、LED表示部の明るさのレベルが容易に確認できるように制御できる浴室暖房乾燥機の制御方法が得られる。
【0023】
また、他の手段は、運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部を備えた制御手段にLED表示部の表示選択手段を設けたものである。
【0024】
この手段により、表示選択手段でもって、必要に応じてLEDを点灯させなくすることができ、LED表示部の消費電力を削減できる浴室暖房乾燥機が得られる。
【0025】
また、他の手段は、運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部およびLED表示部の表示選択手段を設けた制御手段を介し前記表示選択手段により前記LED表示部を表示するか、しないかに制御するものである。
【0026】
この手段により、必要に応じてLEDを点灯させなくすることができ、LED表示部の消費電力を削減できるように制御する浴室暖房乾燥機の制御方法が得られる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、必要に応じてLEDの明るさを調節し、消費電力を削減できるという効果のある浴室暖房乾燥機を提供できる。
【0028】
また、必要に応じてLED表示部の明るさを調節し、消費電力を削減できるように制御できるという効果のある浴室暖房乾燥機の制御方法を提供できる。
【0029】
また、LED表示部の明るさのレベルが容易に確認できるという効果のある浴室暖房乾燥機が提供できる。
【0030】
また、LED表示部の明るさのレベルが容易に確認できるように制御できるという効果のある浴室暖房乾燥機の制御方法を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
本発明の請求項1記載の発明は、換気ファンと循環ファンおよび循環風路に設けられる加熱手段を内部に設け、浴室の天井に設置される本体と、この本体に接続され、前記換気ファンと循環ファンおよび加熱手段の運転モードを設定する操作部および運転時間を表示するLED表示部とを設けた制御手段と、この制御手段に配設される明るさ調節手段とを備え、前記制御手段は、浴室外に設け、前記LED表示部の明るさを、前記明るさ調節手段の調節により行うものであり、制御手段の設けられる浴室外は通常脱衣室であることもあり、人が一度タイマー設定しても常時その場所にいないことや、暗い空間が多いためLEDの表示については点灯していればよい程度であるという固有の特徴があるため、LED表示部の駆動回路に抵抗の異なる2種類の抵抗を設け、異なる値の抵抗を切換接続するようにしてLEDに流れる電流を調節し、明るさを調節できることで、必要に応じてLEDの明るさを調節し消費電力を削減できるという作用を有する。
【0032】
また、請求項2記載の発明は、本体の内部に設けた換気ファンと循環ファンおよび加熱手段の運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部および明るさ調節手段を設けた制御手段を介し、前記LED表示部の明るさを、前記明るさ調節手段により調節できるように制御するものであり、LEDに流れる電流を減らすことにより、LEDの輝度を調節することができ、消費電力を削減することができるという作用を有する。
【0033】
また、請求項3記載の発明は、運転モードを設定する操作部および運転時間を表示するLED表示部を備えた制御手段に照度検知手段を設けたものであり、照度検知手段により照度検出手信号が入力されれば、即ち夜間であることを検知すれば、周囲が暗いため相対的にLEDの輝度を低下させても充分LEDの表示が確認できることとなり、LEDの輝度を調節することで消費電力を削減できるという作用を有する。
【0034】
また、請求項4記載の発明は、運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部および照度検知手段を設けた制御手段を介し、前記照度検知手段で検知した明るさに応じて前記LED表示部の明るさを制御するものであり、照度検知信号が入力されることにより、夜間であることが検知され周囲が暗いため相対的にLEDの輝度を低下させても充分LEDの表示が確認できることとなり、制御手段を介して、LED表示部の明るさが自動的に調節され消費電力を削減できるという作用を有する。
【0035】
また、請求項5記載の発明は、運転モード設定する操作部および運転時間を表示するLED表示部を備えた制御手段に輝度設定手段を設けたものであり、LEDに流す電流を可変抵抗等により人が調節し輝度を設定することで消費電力を削減できるという作用を有する。
【0036】
また、請求項6記載の発明は、運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部および輝度設定手段を設けた制御手段を介し、前記LED表示部の明るさを、前記輝度設定手段により調節するように制御するものであり、LEDに流す電流を可変抵抗等により調節し輝度を設定することで、制御手段を介し、人が手動でLEDの明るさを調節することができ消費電力を削減できるという作用を有する。
【0037】
また、請求項7記載の発明は、運転モードを設定する操作部および運転時間を表示するLED表示部を備えた制御手段に輝度表示手段を設けたものであり、LEDの輝度を調節することにより、その明るさのレベルが最小から最大までのうちどのレベルを容易に確認することができるという作用を有する。
【0038】
また、請求項8記載の発明は、運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部および輝度表示手段を設けた制御手段を介し、前記輝度表示手段により輝度の調節レベルを表示するように制御するものであり、LEDの輝度を調節することにより、制御手段を介して、輝度表示手段により、その明るさのレベルが表示されLEDの輝度のレベルが容易に確認できるという作用を有する。
【0039】
また、請求項9記載の発明は、運転モードを設定する操作部および運転時間を表示するLED表示部を備えた制御手段にLED表示部の表示選択手段を設けたものであり、運転モードを設定後、表示選択手段の信号がオンであれば、表示しないこととして、LEDは点灯しない状態が維持され、表示選択手段の信号がオフの場合にはLEDを点灯させ、必要に応じてLEDを点灯させなくすることができ、LED表示部の消費電力を削減できるという作用を有する。
【0040】
また、請求項10記載の発明は、運転モードを設定する操作部と、運転時間を表示するLED表示部およびLED表示部の表示選択手段を設けた制御手段を介し、前記表示選択手段により前記LED表示部を表示するか、しないかのように制御するものであり、運転モード設定後、表示選択手段の信号がオンであれば表示しないこととして制御手段を介しLEDを点灯しない状態を維持し、表示選択手段により表示することを選択すれば表示選択手段の信号がオフとなり制御手段を介してLEDを点灯するかしないかを選択することができ、必要に応じてLEDを点灯させなくすることができ、LED表示部の消費電力を削減できるという作用を有する。
【0041】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0042】
(実施の形態1)
図1〜図3に示すように、換気ファン1と循環ファン2および循環風路に設けられる加熱手段3を内部に設け、浴室4の天井5に設置される本体6と、本体6に接続され換気ファン1と循環ファン2および加熱手段3の運転モードを設定する操作部7および運転時間を表示するLED表示部8とを設けた制御手段9と、制御手段9に配設される明るさ調節手段10を備え、制御手段9は浴室4外に設け、LED表示部8の明るさを、明るさ調節手段10により調節するように設ける。
【0043】
また、明るさ調節手段10は、LED8aに流す電流を制限する駆動回路からなり、駆動回路はLED8aに流す電流を制限する抵抗値の異なる2つの抵抗R1と抵抗R2がLED8aにCPU(マイコン)にそれぞれ接続する回路で形成し、抵抗R1は抵抗R2より小さい値とし、抵抗R1よりなるLED出力のポート1と、抵抗R2よりなるLED出力のポート2により構成する。
【0044】
上記構成において、LED表示部8の明るさを調節するときには、明るさ調節手段のポート1の駆動回路に設けた抵抗R1を介してLED8aを点灯している場合には、抵抗R1はポート2に設けた抵抗R2より抵抗値が小さいためCPUを介してLED8aに流れる電流が大きくなり、LED8aの明るさは明るくなり、ポート2の駆動回路に設けた抵抗R2に調節した場合には抵抗値が大きくなり、LED8aに流れる電流が小さくなりLED8aの明るさは暗くなる。また、通常の明るさを得る場合には、抵抗R1を使用したポート1の駆動回路を用いる。
【0045】
このように実施の形態1の発明によれば、運転モードを設定する操作部7および運転時間を表示するLED表示部8とを設けて浴室4外に設けた制御手段9と、制御手段9に配設される明るさ調節手段10を設け、LED表示部8の明るさを、明るさ調節手段10の調節により行なうことにより、必要に応じてLED表示部8の明るさを調節することができ、そのことにより、消費電力を削減できることとなる。
【0046】
また、運転モードを設定する操作部7と運転時間を表示するLED表示部8および明るさ調節手段10を設けた制御手段9を介し、LED表示部8の明るさを、明るさ調節手段10により調節するように制御するので、LED8aに流れる電流を加減することにより、LED8aの輝度を調節することができ、必要に応じて消費電力を削減することができるように制御できる制御方法が得られる。
【0047】
(実施の形態2)
図4および図5に示すように、運転モードを設定する操作部7Aおよび運転時間を表示するLED表示部8Aを備えた制御手段9Aに照度検知手段11を設け構成する。
【0048】
上記構成において、操作部7Aを操作して運転を開始するため、ステップ13で運転SWをONし、ステップ14で照度検知手段11により照度が検出され、ステップ15で照度ありと判定されると、ステップ16で抵抗値の小さい駆動回路のLED出力のポート1がONされ、CPUを介してLEDに通電され、LEDは明るくなりLED表示部8Aは明るく表示される。
【0049】
また、ステップ15で照度なし(夜間)と判定された場合には、ステップ17で抵抗値の大きい駆動回路のLED出力のポート2がONされ、CPUを介してLEDに通電され、LEDは暗くなり、LED表示部8Aは暗い状態に表示される。
【0050】
このように実施の形態2の発明によれば、運転モードを設定する操作部7Aおよび運転時間を表示するLED表示部8Aを制御手段9Aに照度検知手段11を設けたので、照度検知手段11により照度検知信号が入力されなければ夜間であることが検知され、周囲が暗いため相対的にLEDの輝度を低下させても、充分LEDの表示が確認できることとなり、人が手間を掛けることなく表示部の明るさを自動で調節することで消費電力を削減できることとなる。
【0051】
また、運転モードを設定する操作部7Aと運転時間を表示するLED表示部8Aおよび照度検知手段11を設けた制御手段9Aを介し、照度検知手段11で検知した明るさに応じてLED表示部8Aの明るさを制御するので、人が手間を掛けることなくLED表示部8Aの明るさを自動的に調節することで、消費電力を削減するように制御する制御方法を得ることができる。
【0052】
(実施の形態3)
図6および図7に示すように、運転モードを設定する操作部7Bおよび運転時間を表示するLED表示部8Bを備えた制御手段9Bに輝度設定手段18を設け、輝度設定手段18はLED8bを駆動する駆動回路からなり、LED8bに流す電流を制限する抵抗を可変抵抗R1とし、その両端をLED8bとCPU(マイコン)にそれぞれ接続するように構成する。
【0053】
上記構成において、明るさを調節したい場合は、可変抵抗R1を手動で回転させることで抵抗値が変化し、LEDに流れる電流を調節することとなり、つまり、LED8bの輝度を調節することができ、LED表示部8Bの明るさを手動で自在に調節することができる。
【0054】
このように実施の形態3の発明によれば、運転モードを設定する操作部7Bおよび運転時間を表示するLED表示部8Bを備えた制御手段9Bに輝度設定手段18を設けたので、LED表示部8Bの明るさを手動で調節することで消費電力を削減できることとなる。
【0055】
また、運転モードを設定する操作部7Bと運転時間を表示するLED表示部8Bの明るさを、輝度設定手段18により調節するように制御するので、LED表示部8Bの明るさを手動で調節することで、消費電力を削減できるように制御する制御方法が得られることとなる。
【0056】
(実施の形態4)
図8に示すように、運転モードを設定する操作部7Cおよび運転時間を表示するLED表示部8Cを備えた制御手段9Cに、LED表示部8Cに明るさのレベルを段階的に(例へば5段階)に表示する輝度表示手段19を設け構成する。
【0057】
上記構成において、LED表示部8Cの輝度が調節されることにより、その明るさのレベルが最小から最大までのうちどのレベルであるかを確認できる。
【0058】
このように実施の形態4の発明によれば、運転モードを設定する操作部7Cおよび運転時間を表示するLED表示部8Cを備えた制御手段9CにLED表示部8Cの明るさのレベルを段階的に表示する輝度表示手段19を設けたので、LED表示部8Cの明るさを調節された段階がどの段階であるかが輝度表示手段19により容易に確認することができる。
【0059】
また、運転モードを設定する操作部7Cと運転時間を表示するLED表示部8Cおよび輝度表示手段19を設けた制御手段9Cを介し、輝度表示手段19により輝度の調節レベルを表示するように制御することでLED表示部8Cの明るさレベルを容易に確認することができるように制御する制御方法が得られる。
【0060】
(実施の形態5)
図9に示すように、運転モードを設定する操作部7Dおよび運転時間を表示するLED表示部8Dを備えた制御手段9Dに、LED表示部8DにLEDを表示するか、しないかを選択できる表示選択手段20(スイッチ)を設け構成する。
【0061】
上記構成において、運転モードを設定する操作部7Dを操作して運転モードの設定後、表示選択手段20の信号がONであれば、LED表示部8Dを点灯しないこととして駆動回路に設けたCPU(図示せず)の出力をONしないこととするため、LED表示部8Dは点灯しない状態で維持される。また、一方表示選択手段20により、LED表示部8Dにより表示することを選択すれば、表示選択手段20の信号がOFFとなり、CPUの出力をONすることとなり、LED表示部8Dを点灯するかしないかを選択することができる。
【0062】
このように実施の形態5の発明によれば、運転モードを設定する操作部7Dおよび運転時間を表示するLED表示部;8Dを備えた制御手段9DにLED表示部8Dの表示選択手段20を設けたので、必要に応じてLEDを点灯させることができ、LED表示部8Dにおける消費電力を削減することができる。
【0063】
また、運転モードを設定する操作部7Dと運転時間を表示するLED表示部8DおよびLED表示部8Dの表示選択手段20を設けた制御手段9Dを介し、表示選択手段20によりLED表示部8Dを表示するか、しないかを選択するように制御するので、表示選択手段20により必要に応じてLEDを点灯させなくすることができ、LED表示部8Dの消費電力を削減できるように制御することができる制御方法を得ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0064】
LED表示部の明るさを調節することができることから、LED表示部を設けた各種機器の用途に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の実施の形態1の浴室暖房乾燥機の制御手段の構成を示すブロック図
【図2】同浴室暖房乾燥機を浴室の天井に設置した状態を示す断面図
【図3】同浴室暖房乾燥機のLEDの駆動回路図
【図4】本発明の実施の形態2の浴室暖房乾燥機の制御手段の構成を示すブロック図
【図5】同浴室暖房乾燥機の作動を示すフローチャート
【図6】本発明の実施の形態3の浴室暖房乾燥機の制御手段の構成を示すブロック図
【図7】同浴室暖房乾燥機のLEDの駆動回路図
【図8】本発明の実施の形態4の浴室暖房乾燥機の制御手段の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態5の浴室暖房乾燥機の制御手段の構成を示すブロック図
【図10】従来の浴室暖房乾燥機の外観図
【図11】同作動状態を示すフローチャート
【符号の説明】
【0066】
1 換気ファン
2 循環ファン
3 加熱手段
4 浴室
5 天井
6 本体
7 操作部
7A 操作部
7B 操作部
7C 操作部
7D 操作部
8 LED表示部
8A LED表示部
8B LED表示部
8C LED表示部
8D LED表示部
9 制御手段
9A 制御手段
9B 制御手段
9C 制御手段
9D 制御手段
10 明るさ調節手段
11 照度検知手段
18 輝度設定手段
19 輝度表示手段
20 表示選択手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
換気ファンと循環ファンおよび循環風路に設けられる加熱手段を内部に設け、浴室の天井に設置される本体と、この本体に接続され前記換気ファンと循環ファンおよび加熱手段の運転モードを設定する操作部および、運転時間を表示するLED表示部とを設けた制御手段と、この制御手段に配設される明るさ調節手段とを備え、前記制御手段は浴室外に設け、前記LED表示部の明るさを、前記明るさ調節手段の調節により行なう構成とした浴室暖房乾燥機。
【請求項2】
本体の内部に設けた換気ファンと循環ファンおよび加熱手段の運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部および明るさ調節手段を設けた制御手段を介して、前記LED表示部の明るさを、前記明るさ調節手段により調節できるように制御する浴室暖房乾燥機の制御方法。
【請求項3】
運転モードを設定する操作部および運転時間を表示するLED表示部を備えた制御手段に照度検知手段を設けた請求項1記載の浴室暖房乾燥機。
【請求項4】
運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部および照度検知手段を設けた制御手段を介し、前記照度検知手段で検知した明るさに応じて前記LED表示部の明るさを制御する請求項2記載の浴室暖房乾燥機の制御方法。
【請求項5】
運転モードを設定する操作部および運転時間を表示するLED表示部を備えた制御手段に輝度設定手段を設けた請求項1記載の浴室暖房乾燥機。
【請求項6】
運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部および輝度設定手段を設けた制御手段を介し、前記LED表示部の明るさを、前記輝度設定手段により調節するように制御する請求項2記載の浴室暖房乾燥機の制御方法。
【請求項7】
運転モードを設定する操作部とおよび運転時間を表示するLED表示部を備えた制御手段に輝度表示手段を設けた請求項1、3、または5記載の浴室暖房乾燥機。
【請求項8】
運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部および輝度表示手段を設けた制御手段を介し、前記輝度表示手段により輝度の調節レベルを表示するように制御する請求項2、4、または6記載の浴室暖房乾燥機の制御方法。
【請求項9】
運転モードを設定する操作部および運転時間を表示するLED表示部を備えた制御手段にLED表示部の表示選択手段を設けた請求項1、3、5、または7記載の浴室暖房乾燥機。
【請求項10】
運転モードを設定する操作部と運転時間を表示するLED表示部およびLED表示部の表示選択手段を設けた制御手段を介し、前記表示選択手段により前記LED表示部を表示するか、しないかのように制御する請求項2、4、6、または8記載の浴室暖房乾燥機の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−284048(P2006−284048A)
【公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−102195(P2005−102195)
【出願日】平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】