説明

消火ノズル

【課題】3段切換え式消火ノズルと棒形消火ノズルの欠点を省き、両ノズルの利点を採り入れ、棒形消火ノズルでありながら棒状直射放水を可能にした消火ノズルを提供する。
【解決手段】内筒22に対する回転によって軸方向に移動する外筒25と、前記内筒22の内側に納まり、その先端部が棒状直射放水の噴射口34となって開口する吐水管29と、前記吐水筒29の先端部外周に設けられた弁体36に対して移動可能となるよう吐水管29に外嵌する可動弁38と、前記吐水管29の後端部を開閉する弁座体45と、前記可動弁38の軸方向の移動を弁座体45に伝える伝達部材44と、前記外筒25の前進位置への移動時に弁体36に当接し、後方への移動途中で可動弁38に当接し、放水をそれぞれ停止する切換え弁座43とで構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、消火ホースの先端に取付け、内筒に外嵌した外筒を回転操作することにより、ジェット放水と噴霧放水に加え棒状直射放水の切換えが外筒の回動操作のみで選択できるようにした消火ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
消火ホースの先端に取付けて使用する消火ノズルは、放水時に火勢の状態に合わせて放水の形態を変化させる必要が有り、このため、外筒の回動操作とボール弁の操作によって、シャットからジェット放水、噴霧放水、棒状直射放水に変化させることができる3段切換え式消化ノズルと、外筒の回動操作だけでシャットからジェット放水、噴霧放水に変化させることができる棒形消化ノズルがある。
【0003】
従来、前者の3段切換え式消火ノズル1は、図6(a)に示すように、後端に消火ホースを接続する筒状本体2の先端部に外筒3を回転によって軸方向に移動するよう取付け、筒状本体2の内部に、棒状直射放水通路4が貫通すると共に筒状本体2の内周との間に通水路5を形成する内筒6を組込み、この内筒6の先端外周に設けた弁体7と外筒3の先端内周に設けた放水口8の間隔を、外筒3の移動によって変化させ、放水口8のシャットからジェット放水、噴霧放水を選択するようにしている。
【0004】
上記筒状本体2の内部後端側に、ハンドル9操作によって通水路5の開閉と、通水路5の閉鎖時に筒状本体2の内部後端と通水路5を連通させる切換え用のボールバルブ10が設けられ、ボールバルブ10で通水路5を閉鎖することで、通水路5の先端開口から棒状直射放水が得られるようになっている。
【0005】
また、後者の棒形消火ノズル1aは、図6(b)のように、円筒状で内部が通水路11となり、後端に消火ホースを接続する内筒12に対して、回転によって軸方向に移動するよう外筒13を外嵌し、内筒の先端に設けた弁体14と外筒12の先端内周に設けた放水口15の間隔を、外筒13の移動によって変化させ、放水口15のシャットからジェット放水、噴霧放水を選択するようになっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記のような3段切換え式消火ノズルは、棒状直射放水ができるという利点があるが、ボールバルブ10を用いているため、構造が複雑で故障の発生が多く、全体が大型化すると共に操作性が悪く、高価格であるという問題がある。
【0007】
また、後者の棒形消火ノズルは、操作が簡単でシンプルであり、全体が小型化できると
共に、故障が少なく低価格であるという利点があるが、棒状直射放水ができないので、放水距離が短いという問題がある。
【0008】
そこで、この発明の課題は、3段切換え式消火ノズルと棒形消火ノズルの欠点を省き、両ノズルの利点を採り入れ、棒形消火ノズルでありながら棒状直射放水を可能にした消火ノズルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、この発明は、後端に消火ホースを接続する内筒と、内筒の外側に外嵌し、内筒から突出する先端部の内周が放水の噴射口となり、内筒に対する回転によって軸方向に移動する外筒と、前記内筒の内側にこの内筒の内周との間に流体通路を形成した状態で納まり、軸心に沿って通水孔が貫通し、その先端部の内周が棒状直射放水孔となって開口する吐水管と、前記吐水管の先端部外周に設けられた弁体と、この弁体に対して軸方向に沿って所定の間隔を保つ前進停止位置から軸方向に沿って後端側に移動可能となるよう吐水管に外嵌し、ばねで常時前進停止位置に向けての移動弾性が付勢された可動弁と、前記流体通路と内筒内の後端側の連通を常時維持した状態で、吐水管の通水孔をこの吐水管の後端部で開閉するよう内筒内に軸方向に沿って前後に移動可能となるよう組み込まれ、ばねで常時通水孔を閉鎖する前進位置に向けての移動弾性が付勢された弁座体と、前記吐水管の外側に位置し、可動弁の軸方向の移動を弁座体に伝える伝達部材と、前記外筒の先端部内周に位置し、外筒の前進位置への移動時に弁体に当接し、後方への移動途中で可動弁に当接し、流体通路からの放水をそれぞれ停止する切換え弁座とを備え、この切換え弁座が、可動弁に当接した状態で外筒が後端側に移動するとこの可動弁を後方に押して移動させ、伝達部材を介して弁座体を通水孔の後端開放位置に移動させ、通水孔からの放水に切り換えるようになっている構成を採用したものである。
【0010】
ここで、上記外筒の切換え弁座は、弁体又は可動弁の何れかに当接する状態で、外筒先端の噴射口からの放水はシャットになり、外筒を移動させて切換え弁座を弁体と可動弁間の途中に位置させることで、噴射口からの放水はジェット又は噴霧の放水が得られることになる。
【0011】
上記の状態は、ばねで前進位置に押された弁座体が吐水管の通水孔後端を閉鎖しているので、ジェット又は噴霧の放水時は吐水管からの放水はなく、切換え弁座が可動弁に当接した噴射口のシャット状態から外筒を後方に移動させることにより、噴射口のシャットを維持したまま弁座体が開弁位置に移動し、通水孔後端の開放により棒状直射放水孔からの棒状直射放水が得られることになる。
【発明の効果】
【0012】
この発明によると、外筒の切換え弁座を弁体と可動弁の間で移動させることにより、シャットとジェット放水、噴霧放水の選択を可能とし、切換え弁座が可動弁に当接したシャット状態で後端側に移動すると、この可動弁を後方に押すことで伝達部材を介して弁座体を通水孔の後端開放位置に移動させ、通水孔からの棒状直射放水に切り換えるようにしたので、従来の棒形消火ノズルと同様の形態で、放水距離の長い棒状直射放水が得られることになり、しかも、外筒の回動操作だけでシャット、ジェット放水、噴霧放水、棒状直射放水に変化させることができ、従来の棒形消火ノズルの、構造が簡単でシンプル、小型で故障が少なく低価格であるという利点を生かしながら、棒形消火ノズルで棒状直射放水を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、この発明の実施の形態を図示例に基づいて説明する。
【0014】
図1乃至図5は、この発明に係る消火ノズル21を示し、円筒状に形成された内筒22は、内部が通水路23となりその後端部内周に消火ホースを接続する雌ねじ24が設けられている。
【0015】
この内筒22の外側に外嵌する円筒状の外筒25は、内筒22と外筒25の嵌合面の一方に設けた雄ねじとこれに螺合するよう他方に設けた雌ねじからなる送りねじ機構26により、回動操作で内筒22に対して軸方向に移動するようになっていると共に、前記嵌合面間はOリング27で止水されている。なお、外筒25には、その外周にゴム等を用いた回動操作用のカバー28が外嵌してある。
【0016】
上記内筒22の内部に設けた吐水管29は、内筒22の内径よりも小径の外径で軸心に沿って通水孔30が貫通する円筒状に形成され、図2のように、内筒22の内周で先端寄りの位置に設けた筒状ホルダー31へ挿入して固定することにより、内筒22の内部で前後方向の中間部から先端側の位置に同軸心の配置で組み込まれている。
【0017】
上記筒状ホルダー31は、図3(a)のように、内筒22の内周から内側に突出する複数のリブ32で内筒22と同軸心の配置となり、この筒状ホルダー31で保持された吐水管29の外周面と内筒22の内周面の間に、圧力消火水が通る流体通路33が形成されている。
【0018】
この吐水管29は、その先端が内筒22の先端から少し前方に突出する配置となり、吐水管29の先端には、円筒状で内径が吐水管29の内径よりも少し小径の棒状直射放水孔34となる吐水口35が同軸心の延長状に突設されている。
【0019】
上記吐水口35の先端部外周に断面L字状の弁体36が軸方向に移動しないように固定され、この弁体36は、吐水口35に水密状態で外嵌する円筒部36aと、この円筒部36aの先端外周に内筒22の内径と同程度の外径を有するフランジ弁36bを連成して断面L字状に形成され、この弁体36の円筒部36aの外径とフランジ弁36bの後面に断面L形のパッキン37が重なるように取付けられている。
【0020】
上記吐水管29において、内筒22の先端から前方に突出する先端部の外周に、内筒22の内径に納まる外径のリング状となる可動弁38が、軸方向に移動自在となるようOリングで水密状に取付けられ、吐水管29の外側でこの可動弁38の後端と上記筒状ホルダー31の間に縮設したばね39によって常時前進位置に移動する弾性が付勢されている。
【0021】
この可動弁38の前進位置は、吐水口35の外周で弁体36の後端位置に外嵌したパッキン40に先端面が当接することによって決定され、可動弁38の先端面には、上記弁体36のパッキン37の外周面に重なったとき、この重なり部分の水密を保つ筒状の舌片41が突設されている。
【0022】
上記外筒25は、前進位置にあるとき、内筒22の先端から前方に突出する先端側が、上記した弁体36の外側を覆う長さに形成され、その先端部内周の開口が放水の噴射口42となり、更に、先端から少し後方の内周面に切換え弁座43が設けられている。
【0023】
この切換え弁座43は、外筒25の内周面から内側に突出する環状の鍔によって形成され、その内径は、上記した弁体36や可動弁38の外径よりも少し小径となり、弁体36と可動弁38の対向面間に収まる配置となる。
【0024】
上記弁体36と可動弁38は、軸方向に所定の間隔を設けて対向する配置となり、この対向面間に収まる切換え弁座43は、外筒25の回動により外筒25と一体に軸方向へ移動したとき、弁体36に当接する前進位置と可動弁38に当接する後退途中の二箇所の位置が、外筒25の噴射口42からの放水のシャット位置となり、切換え弁座43を弁体36と可動弁38の途中で前後の開弁位置を選ぶことにより、噴射口42からの放水がジェット放水と噴霧放水に変化することになる。
【0025】
上記吐水管29の外側に、円筒状の伝達部材44が軸方向に移動可能に外嵌され、内筒22内で吐水管29の後端位置に、吐水管29の通水孔30の後端開口を開閉する弁座体45が組み込まれている。
【0026】
上記伝達部材44は、前進位置にある可動弁38の後端に先端が当接し、閉弁位置にある弁座体45に後端が当接する長さと、その外周面と内筒22の内周面との間に上記流体通路33を確保する外径を有し、前記ホルダー31の外側に外嵌する内径で、リブ32を逃がすための複数の切れ目46が先端から後部途中の位置に達するまで設けられた構造になっており、上記した可動弁38と一体に軸方向にスライド移動することになる。
【0027】
上記弁座体45は、内筒22の内径に対して軸方向に移動可能に嵌合する外径の円筒体47と、この円筒体47の内径よりも小径で円筒体の内側中心部に位置し、その後面が後方に突出する円錐体48と、前記円筒体47と円錐体48を結合する半径方向の複数のステー49を有し、円筒体47と円錐体48の間に、円錐体48の頂点から半径方向前方に徐々に深くなり、外周部寄りの位置で軸方向に貫通する通水路50がステー49で区切られた環状に形成されている。
【0028】
上記弁座体45における円錐体48は吐水管29の外径に見合う外径を有し、その前面側は、円筒体47の先端よりも後方に位置し、前記円錐体48の前面中心に突設した螺軸51に、吐水管29の外径に見合う外径の円板状に形成されたパッキン52が外嵌し、このパッキン52が前記円錐体48の前面に重なる状態で、螺軸51に螺合したパッキン押え53で固定されている。
【0029】
上記弁座体45は、内筒22の後端部との間に縮設したばね54で常時先端側に向けて移動する弾性が付勢され、前進位置にあるとき、図2のように、パッキン52の外周部が吐水管29の後端に当接し、通水孔30の後端開口を閉鎖したシャット位相となり、前面の外周寄りで開口する通水路50は上記流体通路33と連通し、この状態で上記伝達部材44の後端が弁座体45の前面に当接している。
【0030】
この発明の消火ノズル21は、上記のような構成であり、内筒22の後端に消防ホースAを接続した状態で、放水をしないときは、図2のように、内筒22に対して外筒25が前進位置にあり、切換え弁座43は弁体36にパッキン37を介して当接し、流体通路33の先端を閉鎖したシャットの位相になり、また、弁座体45も前進位置にあり、吐水管29の後端開口を閉鎖したシャット位相になっている。
【0031】
この状態から外筒25を回動させ、内筒22に対して後方に移動させると、外筒25と一体に切換え弁座43が後方に移動することで弁体36から離れた開弁となり、図5(a)に矢印で示すように、圧力消火水は内筒22から流体通路33を通って外筒25の先端噴射口42から放水され、このとき、外筒25の回動量を調整し、切換え弁座43の移動を少なく設定すれば、ジェット放水となり、切換え弁座43の移動を多く設定すれば噴霧放水となる。
【0032】
即ち、弁体36の外周と外筒25の噴射口42の間隔が変化することで、この間隔から流出する放水の形態に変化が生じ、間隔が狭ければジェット放水となり、間隔が広くなると噴霧放水になる。
【0033】
なお、上記のような、ジェット放水や噴霧放水を行うための外筒25の移動時には、弁座体45に運動は伝わらず、弁座体45は前進位置にあって吐水管29の後端開口を閉鎖したシャット位相のままであるので、吐水管29からの放水の発生はない。
【0034】
上記のような、噴霧放水の状態で外筒25を回動して更に後方へ移動させると、図5(b)のように、切換え弁座43が可動弁38の先端面に当接し、外筒25の先端噴射口42からの放水を遮断したシャット位相になる。
【0035】
このように、切換え弁座43が可動弁38の先端面に当接したシャット位相の状態で、外筒25を回動して更に後方へ移動させると、図5(c)のように、切換え弁座43が可動弁38の先端面に当接した先端噴射口42のシャット位相を維持したままで、切換え弁座43が可動弁38を後方に押し、ばね39を圧縮して可動弁38が後方に移動すると、この可動弁38で押された伝達部材44が後方に移動して弁座体45を後方に押す。
【0036】
押された弁座体45は、ばね54を圧縮して後方に移動し、吐水管29の後端開口を開放する開弁位置になり、この弁座体45に設けた通水路50が吐水管29の通水孔30と連通し、外筒25の先端噴射口42からの放水はシャットされているので、図5(c)に矢印で示すように、吐水管29の通水孔30に流れた圧力消火水の全量が先端部の放水孔34から棒状直射放水となって放水される。
【0037】
このように、この発明の消火ノズル21は、外筒25を回動操作して軸方向後方への移動量を選択するだけで、ジェット放水と噴霧放水及び放水距離の長い棒状直射放水の三段切換えが行えることになる。
【0038】
なお、棒状直射放水を停止するときは、外筒25を逆に回動させて前進移動させ、図5(b)のように、切換え弁座43での押し込みを解いて可動弁38を前進停止位置に戻せば、弁座体45はばね54の押圧で前進位置に戻り、吐水管29の後端開口を閉鎖したシャット位相になる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】(a)はこの発明に係る消火ノズルの外観を示す斜視図
【図2】この発明に係る消火ノズルのシャット状態を示す縦断正面図
【図3】(a)は図2の矢印a−aでの縦断側面図、(b)は図2の矢印b−bでの縦断側面図
【図4】この発明に係る消火ノズルの伝達部材と弁座体部分の構造を示す一部切り欠き斜視図
【図5】(a)はこの発明の消火ノズルの噴霧放水状態を示す縦断正面図、(b)は同シャット状態を示す縦断正面図、(c)は同棒状直射放水状態を示す縦断正面図
【図6】(a)は従来の3段切換え式消火ノズル示す噴霧放水状態の一部縦断正面図、(b)は従来の棒状消火ノズル示す噴霧放水状態の一部縦断正面図
【符号の説明】
【0040】
21 消火ノズル
22 内筒
23 通水路
24 雌ねじ
25 外筒
26 送りねじ機構
27 Oリング
28 カバー
29 吐水管
30 通水孔
31 筒状ホルダー
32 リブ
33 流体通路
34 棒状直射放水孔
35 吐水口
36 弁体
36a 円筒部
36b フランジ弁
37 パッキン
38 可動弁
39 ばね
40 パッキン
41 舌片
42 噴射口
43 切換え弁座
44 伝達部材
45 弁座体
46 切れ目
47 円筒体
48 円錐体
49 ステー
50 通水路
51 螺軸
52 パッキン
53 パッキン押え
54 ばね

【特許請求の範囲】
【請求項1】
後端に消火ホースを接続する内筒(22)と、内筒(22)の外側に外嵌し、内筒(22)から突出する先端部の内周が放水の噴射口(42)となり、内筒(22)に対する回転によって軸方向に移動する外筒(25)と、前記内筒(22)の内側にこの内筒(22)の内周との間に流体通路(33)を形成した状態で納まり、軸心に沿って通水孔(30)が貫通し、その先端部の内周が棒状直射放水孔(34)となって開口する吐水管(29)と、前記吐水管(29)の先端部外周に設けられた弁体(36)と、この弁体(36)に対して軸方向に沿って所定の間隔を保つ前進停止位置から軸方向に沿って後端側に移動可能となるよう吐水管(29)に外嵌し、ばね(39)で常時前進停止位置に向けての移動弾性が付勢された可動弁(38)と、前記流体通路(33)と内筒(22)内の後端側の連通を常時維持した状態で、吐水管(29)の通水孔(30)をこの吐水管(29)の後端部で開閉するよう内筒(22)内に軸方向に沿って前後に移動可能となるよう組み込まれ、ばね(54)で常時通水孔(30)を閉鎖する前進位置に向けての移動弾性が付勢された弁座体(45)と、前記吐水管(29)の外側に位置し、可動弁(38)の軸方向の移動を弁座体(45)に伝える伝達部材(44)と、前記外筒(25)の先端部内周に位置し、外筒(25)の前進位置への移動時に弁体(36)に当接し、後方への移動途中で可動弁(38)に当接し、流体通路(33)からの放水をそれぞれ停止する切換え弁座(43)とを備え、この切換え弁座(43)が、可動弁(38)に当接した状態で外筒(25)が後端側に移動するとこの可動弁(38)を後方に押して移動させ、伝達部材(44)を介して弁座体(45)を通水孔(30)の後端開放位置に移動させ、通水孔(30)からの放水に切り換えるようになっている消火ノズル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−35751(P2010−35751A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−200843(P2008−200843)
【出願日】平成20年8月4日(2008.8.4)
【出願人】(593157378)株式会社岩崎製作所 (6)
【Fターム(参考)】