説明

液体供給具

【課題】液体の揮発または蒸発を防止するために別部品となるキャップを設ける代わりに、内部に開閉式蓋を備えた液体供給具において、製造コストを低減する。
【解決手段】液体保持部20から内筒50に向けて係止レバー60が延びており、係止レバー60に形成された係止溝60a内を、内筒50の係止突起50aが摺動可能となっている。係止溝60aの前端には、係止突起50aを脱出可能に拘束する拘束部60bが設けられる。係止突起50aが拘束部60bに拘束されることで、液体保持部20と共に内筒50が一緒に前進することができ、係止突起50aが、拘束部60bから脱出して係止溝60aを相対的に摺動することで、内筒50に対して液体保持部20が軸方向に移動することができ、蓋54を開閉することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筆記用インキ、化粧用液体、修正液などの揮発性、蒸発性液体(ゲルを含む)を収容し、且つ所望の個所に供給する液体供給具であって、液体の揮発または蒸発を防止するために別部品となるキャップを設ける代わりに、内部に開閉式蓋を備えた液体供給具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の液体供給具として、特許文献1に記載されたキャップレス筆記具が知られている。これによれば、揮発性インキが充填されたレフィールが軸筒内に設けられており、レフィールの小径の先端筒状部分(以下、液体供給体という)が、軸筒内で内筒を挿通している。内筒の前面開口には蓋が回動自在に軸支されており、蓋は、一方側が前面開口を開閉する開閉部であり、他方側に係止突起が形成されている。係止突起は、軸筒または先具に設けられた貫通孔の前端面または後端面に当接可能となっている。
【0003】
液体供給体の周面には、係止突条が形成されており、内筒には、係止突条と係合するリブが形成されている。内筒は作動スプリングによって前方方向に付勢されており、この前方方向の付勢力を液体供給体の係止突条で受けるようになっている。そして、レフィールが前進することで内筒も前進し、同時に蓋の係止突起が貫通孔と協働して、蓋が内筒の前面開口を開き、またはレフィールが後退することで、係突突条がリブと係合して内筒も後退し、同時に蓋の係止突起が貫通孔と協働して、蓋が内筒の前面開口を閉じるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4275577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の構成では、内筒を作動させるために専用の作動スプリングが必要になり部品点数が多く、製造コストが高くなるという問題がある。
【0006】
または、上記従来の構成では、液体供給体の外周面に係止突条といった凹凸構造を設けなければならず、液体供給体の加工数を減らすことができず、その加工のための製造コストが高くなるという問題がある。
【0007】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、その一つの目的は、作動スプリングといった部品を不要として内筒に軸支された蓋を開閉することができる液体供給具を提供することである。
【0008】
また、別の目的は、液体供給体の加工数を減らすことができる液体供給具を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、先端に先端開口を有して軸方向に延びる外筒と、
外筒内に配設される内筒と、
内筒に軸支されて内筒の前面開口を開閉自在に設けられた蓋と、
外筒内にあって、液体を収容する収容部と、収容部から先端開口に向かって突出しており、内筒を挿通して収容部内の液体を先端開口よりも外部へと誘導可能となった液体供給体と、を備えた液体保持部と、
液体保持部を前進位置と後退位置とに切り換える繰出し機構と、
を備え、蓋に形成された係合部が外筒に形成された係合孔に係合しており、蓋の係合部と係合孔との協働により蓋が開閉動作を行うようになった、液体供給具において、
液体保持部から内筒に向けて少なくとも1本の係止レバーが延びており、係止レバーには軸方向に延びる係止溝が形成され、内筒には該係止溝内を摺動可能となった係止突起が設けられ、係止溝の前端に、係止突起を脱出可能に拘束する拘束部が設けられることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の液体供給具において、前記係止レバーが収容部から内筒に向けて延びていることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の液体供給具において、前記拘束部が、係止溝の溝幅よりも僅かに小さくなった部分を有することを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体供給具において、前記係止レバーが、内筒の側面に形成されて軸方向に延びる摺動溝を摺動可能となっていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、内筒に設けられた係止突起が、液体保持部から延びる係止レバーに形成された係止溝に設けられた拘束部に拘束されることで、液体保持部と共に内筒が一緒に前進することができ、また、内筒に設けられた係止突起が、拘束部から脱出して係止溝を相対的に摺動することで、内筒に対して液体保持部が軸方向に移動することができるようになり、液体供給体の先端を外筒の先端開口より突出させると共に、蓋を開閉することができるようになる。
【0014】
こうして、内筒と液体保持部とが協働するために、作動スプリングといった部品を不要とすることができて、内筒に軸支された蓋を開閉することができるので、製造コストを低減することができる。
【0015】
また、液体供給体の外周面に凹凸構造を設ける必要がないので、液体供給体の外周面への加工を簡単にすることができて、製造コストを低減することができる。
【0016】
拘束部が係止溝の溝幅よりも僅かに小さくなった部分を有することで、簡単に拘束部を構成することができる。
【0017】
また、係止レバーが摺動溝を摺動することで、液体保持部が外筒内でガタツクことなく、前進位置と後退位置との間で軸方向に往復動することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施形態による液体供給具を表す縦断面図であり、液体保持部が後退位置にある状態を示す。
【図2】本発明の実施形態による液体供給具を表す縦断面図であり、液体保持部が前進位置にある状態を示す。
【図3】液体保持部が後退位置にある状態を示す拡大要部断面図である。
【図4】液体保持部が前進位置にある状態を示す拡大要部断面図である。
【図5】(a)は液体供給体の側面図、(b)は縦断面図、(c)は正面図である。
【図6】(a)は係止レバーの平面図、(b)は部分拡大図である。
【図7】図6(a)の7−7線に沿って見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0020】
図1及び図2は、本発明の実施形態による液体供給具を表す全体図である。図示したように、この液体供給具10は、外筒12を有しており、外筒12はさらに、主筒14と、主筒14の先端に結合される継手16と、継手16の先端に結合される先具18とから構成される。先具18の先端部には、先端開口18aが形成される。
【0021】
主筒14内には、液体保持部20が軸方向に移動可能に配設されており、液体保持部20は、中筒22と、中筒22の後端に結合される後筒24とから構成される収容部25を有し、中筒22と後筒24とによって形成される内部空間が液体を保持するための空間となり、該内部空間内には、液体であるインキが含侵された中綿26が配設される。但し、中綿26を用いずに液体を内部空間内に直接収容するようにしてもよい。後筒24の一部は、外筒12よりも後方に突出している。
【0022】
液体保持部20には、その収容部25の先端、具体的には中筒22の先端から、収容部25よりも小径で先端開口18aの方に向かって突出する液体供給体30が設けられる。液体供給体30は、図5に示すように、中芯32と、ガイドパイプ33と、中芯32の外周囲に設けられた第2ガイドパイプ34とから構成される。中芯32は、毛細管力により中綿26から液体を吸引してその内部に液体を通すことができる構造となっている。また、ガイドパイプ33は、中芯32の周囲を包囲しており、その外周面の周方向の少なくとも1か所に軸方向に貫通して延びる溝33aが形成される。さらに、第2ガイドパイプ34は、ガイドパイプ33の周囲を包囲しており、これによって、第2ガイドパイプ34とガイドパイプ33の溝33aによって囲まれる空間が空気流通路となる。
【0023】
第2ガイドパイプ34の外周面には凹凸を形成する必要はなく、好ましくは外周面は平坦な円筒形状となっている。但し、必ずしも平坦となっていなくてもよい。第2ガイドパイプ34の後端が中筒22の先端部に圧入されることで、収容部25と液体供給体30とが一体的に結合される。そして、中芯32の後端は中綿26内に埋入される一方で、ガイドパイプ33と第2ガイドパイプ34から形成される空気流通路の後端は、中綿26に埋入されない位置で、収容部25内と連通する。
【0024】
外筒12内には、液体保持部20を軸方向に移動させる繰出し機構40が設けられる。繰出し機構40は、公知の機構を利用することができ、この例では、回転繰出し機構となっている。具体的には、繰出し機構40は、外筒12の主筒14の内周面に形成されたカム本体42と、液体保持部20の中筒22の外側に回転可能に取り付けられた回転カム44と、主筒14の内部に形成された段部14aと中筒22の段部22aとの間に介挿されたノックスプリング46と、から構成される。
【0025】
カム本体42は、先端に鋸歯42aが形成されており、連続する2つの鋸歯42aと連続する2つの鋸歯42aとの間に後方へと延びる溝42bが形成されている。回転カム44は、該溝42b内を摺動可能で且つ鋸歯42aに係止可能な突起44aを有しており、図1及び図3に示すように、回転カム44の突起44aが溝42b内にあるときには、液体保持部20は後退位置にあり、中芯32の先端は先端開口18aよりも引き込んだ位置にある。また、回転カム44の突起44aが2つの連続する鋸歯42aの間に係止した位置にあるときには、図2及び図4に示すように、液体保持部20は前進位置にあり、中芯32の先端は先端開口18aよりも突出した位置になる。
【0026】
この前進位置及び後退位置の切替は、外筒12よりも突出した後筒24をノックすることで行われる。後退位置にある状態で、後筒24をノックすると、中筒22と共に回転カム44が前進し、回転カム44の突起44aが溝42bから脱出すると、回転カム44が回転する。ノック力を解除することで、ノックスプリング46のスプリング力によって後方へと中筒22及び回転カム44が戻るため、突起44aが2つの鋸歯42aの間に係止して前進位置に保持される。また、前進位置にある状態で、後筒24をノックすると、中筒22と共に回転カム44が前進し、回転カム44が回転する。ノック力を解除することで、ノックスプリング46のスプリング力によって後方へと中筒22及び回転カム44が戻るため、突起44aが溝42b内に進入して後退位置となる。
【0027】
さらに、外筒12内には内筒50が軸方向に移動可能に配設される。内筒50は、液体保持部20が後退位置にあって、中芯32の先端が先端開口18aよりも引き込んだ位置にあるときに、中芯32の先端に密閉空間を形成し、また、液体保持部20が前進位置にあるときに、液体供給体30が挿通するようになっている。内筒50の内周面には、弾性材よりなるパッキン52が密着されている。内筒50には、蓋54の基部が軸支されており、蓋54は、内筒50の前面開口を開閉自在となっている。
【0028】
蓋54には、さらに内筒50の前面開口を開閉する本体とは軸支部に対して反対側に係合部54aが延設されており、係合部54aは、継手16と先具18との間に形成された係合孔56内に挿入されて、係合孔56の前端面と後端面との間を移動可能となっている。
【0029】
内筒50の外周面には、図3及び図4に示すように、その側面に周方向に180度離間して一対の軸方向に延びる摺動溝50bと、各摺動溝50b内の後端に配置された係止突起50aとが形成されている(図ではそれぞれ片側のみ示す)。一方、図6及び図7に示すように、液体保持部20の収容部25である中筒22からは内筒50に向けて周方向に180度離間した一対の係止レバー60が一体に延設されており、係止レバー60は、内筒50の摺動溝50bを摺動可能となっている。また、係止レバー60には、軸方向に延びる係止溝60aが形成されて、この係止溝60aに係止突起50aが摺動可能に嵌入されている。
【0030】
係止溝60aの前端には、係止突起50aを拘束する拘束部60bが形成されており、この拘束部60bは具体的には、係止溝60aの前端付近の一部の溝幅が狭くなることで構成される。よって、拘束部60b内に係止突起50aがあるときには、液体保持部20と内筒50とは一体に動作し、また、拘束部60bによる拘束力を超えて内筒50に抵抗が作用すると、係止突起50aは拘束部60bを脱出して、係止溝60aを相対的に摺動することができるようになっている。
【0031】
以上のように構成される液体供給具10において、その動作を説明する。
【0032】
図1及び図3に示すように、液体保持部20が後退位置にあるときには、蓋54が内筒50の前面開口の周囲にあるパッキン52に密着して、内筒50の前面開口を閉じており、また、第2ガイドパイプ34の外周面が、内筒50の内面に設けられたパッキン52に弾接されており、よって、内筒50と蓋54とさらには液体供給体30自身によって密閉空間が形成される。こうして、液体供給体30の中芯32の乾燥、液体の揮発、蒸発を防止することができる。
【0033】
また、このときには、内筒50の係止突起50aは、係止レバー60の係止溝60aの拘束部60bに位置付けられている。内筒50は係止レバー60を介して液体保持部20と共にノックスプリング46のスプリング力によって後方へと付勢されており、よって、蓋54は係合部54aが係合孔56の後端面に当接して押し付けられるため、蓋54の本体は内筒50の前面開口を閉じる方向に付勢され、密閉空間が確実に維持される。特に180度離間した一対の係止レバー60によって内筒50が後方へと対称的に付勢されるために、蓋54の密閉が確実となる。
【0034】
次に、この液体供給具10を使用する際には、前述のように、液体保持部20の後筒24をノックすると、液体保持部20が前進する。このときに、係止レバー60を介して液体保持部20と共に内筒50及び蓋54が一緒に前進する。しかしながら、蓋54の係合部54aが係合孔56の前端面に当接すると、それ以上、内筒50及び蓋54が前進することができなくなる。そうすると、内筒50の係止突起50aは係止レバー60の係止溝60aの拘束部60bから脱出するので、係止レバー60が内筒50の摺動溝50bを摺動し、内筒50に対して液体保持部20が相対的に前進する。そして、蓋54を押し開いて液体供給体30が内筒50内を通り抜けて、図2に示すように、その中芯32が先端開口18aから突出した前進位置に保持される。よって、中芯32を所望の供給個所に当てて適宜動かすことによって、液体保持部20内の中綿26からの液体を中芯32を通過させて供給することができるようになる。
【0035】
このときに、第2ガイドパイプ34及びガイドパイプ33によって形成された空気流通路によって、外部空間と収容部25内の空間が連通するため、収容部25からの液体の供給を円滑に行うことができる。
【0036】
また、使用が終了して、液体保持部20を後退位置に戻すために液体保持部20の後筒24を再びノックすると、前述のようにノックスプリング46のスプリング力によって液体保持部20が後退し、係止レバー60が摺動溝50bを摺動する。途中まで液体保持部20が後退すると、内筒50の係止突起50aは、相対的に係止レバー60の係止溝60aの前方へと移動して、拘束部60b内に再び拘束されるため、内筒50及びパッキン52も共に後退を開始する。一方、蓋54も後退しようとするものの、係合部54aは係合孔56の後端面と協働して、回動されながら後退することとなる。こうして、蓋54は、内筒50の前面開口を閉じて、再び図1の状態に戻る。
【0037】
このように内筒50と液体保持部20とが協働するために、作動スプリングといった内筒50専用の部品を不要とすることができ、製造コストを低減することができる。
【0038】
また、液体供給体30が内筒50を直接移動させる必要がなくなるので、液体供給体30の外側にある第2ガイドパイプ34の外周面への加工を簡単にすることができる。例えば液体供給体30を押し出し成形を用いて製造することが可能となり、製造コストを低減することができる。
【0039】
係止レバー60を収容部25から内筒50に向けて延ばすようにしたので、図7に示すように、係止レバー60は、収容部25よりも小径となった液体供給体30の外側を配設することができて、空間を有効利用することができ、収容部25の液体の収容容積に影響を与えることはない。但し、係止レバー60は、液体供給体30から内筒50に向けて延設させることも可能である。
【0040】
係止レバー60は、内筒50に形成された摺動溝50bに沿って摺動され、且つ内筒50は蓋54と係合孔56との係合によって周方向に固定されるために、特許文献1のようなリブと係止突条との係合とは異なり、液体保持部20が確実に直線性を持って軸方向を往復動することができ、液体保持部20の軸方向の移動のガタツキを防止することができる。
【符号の説明】
【0041】
10 液体供給具
12 外筒
18a 先端開口
20 液体保持部
25 収容部
30 液体供給体
40 繰出し機構
50 内筒
50a 係止突起
54 蓋
54a 係合部
56 係合孔
60 係止レバー
60a 係止溝
60b 拘束部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端に先端開口を有して軸方向に延びる外筒と、
外筒内に配設される内筒と、
内筒に軸支されて内筒の前面開口を開閉自在に設けられた蓋と、
外筒内にあって、液体を収容する収容部と、収容部から先端開口に向かって突出しており、内筒を挿通して収容部内の液体を先端開口よりも外部へと誘導可能となった液体供給体と、を備えた液体保持部と、
液体保持部を前進位置と後退位置とに切り換える繰出し機構と、
を備え、蓋に形成された係合部が外筒に形成された係合孔に係合しており、蓋の係合部と係合孔との協働により蓋が開閉動作を行うようになった、液体供給具において、
液体保持部から内筒に向けて少なくとも1本の係止レバーが延びており、係止レバーには軸方向に延びる係止溝が形成され、内筒には該係止溝内を摺動可能となった係止突起が設けられ、係止溝の前端に、係止突起を脱出可能に拘束する拘束部が設けられることを特徴とする液体供給具。
【請求項2】
前記係止レバーが収容部から内筒に向けて延びていることを特徴とする請求項1記載の液体供給具。
【請求項3】
前記拘束部が、係止溝の溝幅よりも僅かに小さくなった部分を有することを特徴とする請求項1または2記載の液体供給具。
【請求項4】
前記係止レバーは、内筒の側面に形成されて軸方向に延びる摺動溝を摺動可能となっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体供給具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−11705(P2012−11705A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−151469(P2010−151469)
【出願日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【出願人】(000156134)株式会社壽 (69)
【Fターム(参考)】