説明

液体容器の栓体

【課題】液体注入路を備えた液体容器の栓体において、部品点数を低減して構造を簡素にするとともに、洗浄等の取り扱いを容易にする。
【解決手段】液体容器本体12内に連通する下端の流通口22を開閉可能に閉じる上下動可能な弁部材41を備え、上端には、流下する液体を前記液体容器本体12内に注入する注入口33を備えるとともに、外周面における上下方向の中間部には前記液体容器本体12内の液体を注出する注出口26を備えた液体容器11の栓体15において、前記弁部材41に筒状部42を備えて、前記注入口33と連通する連通路47が形成する。そしてこの連通路47の下端の流通口部47aを、前記弁部材41における前記流通口22を閉塞する閉塞板43の上面であって前記流通口22内に収まる位置に開口させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、液体、例えばコーヒーなどの飲料を貯留するのに好適な液体容器の栓体に関する。
【背景技術】
【0002】
液体容器に、コーヒーメーカーのサーバーとして用いられるものがある。この液体容器は、液体容器本体を、保温機能を有する魔法瓶で構成して、注出したコーヒーを保温しようとするものである。
【0003】
この液体容器では、液体容器本体の上端開口部に取付けられる栓体に、流下するコーヒーを容器本体内に注入する注入路を備えている(下記特許文献1参照)。
【0004】
すなわち、特許文献1の栓体は、流下する液体を液体容器本体内に注入する注入口を備え、この注入口の下には、栓体の下端を閉じる弁部材の中央に形成された筒状の液通路が備えられている。この液通路の下端は、弁部材の下面に開口しており、液通路の中心に取付けられた弁棒で液通路の下端を開閉できるように構成されている。この弁棒は、液通路内に保持したコイルばねによって、上方、つまり液通路を閉じる方向に付勢されている。
【0005】
弁棒の上端には前記注入口内に上下動可能に保持したピンの下端が当接しており、コーヒーメーカーにセットすることによって前記ピンが押し下げられたときに、前記弁部材が降下して栓体の下端を開口する。このため、栓体を備えた液体容器をコーヒーメーカーにセットすれば、ピンが押下されて弁棒が下がり、液通路が開放され、液体が液体容器内に入るのを許容することになる。
【0006】
液体容器本体内の液体を注ぎだすときには、トーションばねで先端が付勢され、長手方向の中間部が前記弁部材の上端部に枢支されたレバーの後端をトーションばねの付勢力に抗して押し下げると、栓体の下端が開口するため、栓体の外周面に設けた注出口が液体容器本体内と連通し、液体を注出することができるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−168911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1の栓体では、液体を注入するときに開く弁(弁棒)と、液体を注出するときに開く弁(弁部材)が別であるので、構造が複雑である。このため、部品点数が多く、組み付けに手間がかかる。
【0009】
またコーヒーを注ぎ入れる液通路に弁棒を付勢するコイルばねがあるので、汚れが付着したときにきれいに清掃できない。
【0010】
そこで、この発明は、構造が簡素で、使い勝っても良好であるようにすることを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
そのための手段は、液体容器本体内に連通する下端の流通口を開閉可能に閉じる上下動可能な弁部材を備え、上端には、流下する液体を前記液体容器本体内に注入する注入口を備えるとともに、外周面における上下方向の中間部には前記液体容器本体内の液体を注出する注出口を備えた液体容器の栓体であって、前記弁部材に、前記注入口と連通する連通路が形成されるとともに、該連通路の下端が、前記弁部材における前記流通口を閉塞する閉塞板の上面であって前記流通口内に収まる位置に開口された液体容器の栓体である。
【0012】
この構成によると、弁部材に形成された連通路は、弁部材が下に移動したときに栓体の下端の流通口より下に出て液体容器本体内に開放され、前記注入口と液体容器本体内とを連通するので、液体を注入可能となる。一方、液体を注出するときも同様に、弁部材が下に移動することによって栓体の下端の流通口が開放され、注出口と液体容器本体内とが連通し、液体を注ぎだすことが可能となる。液体の注出時には、前記連通路の下端の開口が液体の注出を円滑にする空気導入口となる。
【発明の効果】
【0013】
この発明によれば、1個の弁部材の開閉で、液体容器本体内への液体の注入と、液体容器本体内の液体の注ぎ出しとができるので、構成が簡素であり、部品点数を低減し、組み付け作業の簡単化を図ることができる。
【0014】
また、従来のように別の弁(弁棒)を必要としないので、ばねの省略を図ることができるとともに、そのばねを液体に接しないように構成することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】液体容器の要部を示す一部破断側面図。
【図2】液体容器の斜視図。
【図3】液体容器の分解斜視図
【図4】液体容器の要部の断面図。
【図5】液体注入時の液体容器の要部の断面図。
【図6】液体注出時の液体容器の要部の断面図。
【図7】栓体を分解した状態の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、液体容器11の要部を示す一部破断側面図であり、図2はその液体容器11の斜視図、図3は分解斜視図である。これらの図に示すように、液体容器11は、保温機能を有する金属製二重瓶からなる液体容器本体12と、この液体容器本体12の上端開口部12aにパッキン13を介して固定される肩部材14と、この肩部材14の開口部14aに螺合により着脱可能に取付けられる栓体15で構成されている。肩部材14は、前端にくちばし状の注出部14bを備え、後端にハンドル14cを備えている。
【0017】
この液体容器11は、図示しないコーヒーメーカーのサーバーとして用いられるもので、コーヒーメーカーにセットされたときに立てた姿勢のまま前記栓体15を通して、液体としてのコーヒーの注入を許容し、コーヒーメーカーから取り出して傾けることによってコーヒーの注ぎ出しを行えるように構成されている。
【0018】
前記栓体15は、略二重円筒状の本体部材21と、この本体部材21の上端を閉塞する蓋部材31と、前記本体部材21内で上下動して上動したときに本体部材21の下端の流通口22を閉塞する弁部材41と、この弁部材41を上に付勢する付勢部材としての圧縮コイルばね51と、この圧縮コイルばね51の付勢力に抗して前記弁部材41を押し下げる注入用開閉操作部材61および注出用開閉操作部材71を有する。
【0019】
前記本体部材21は、図4に示したように、前記肩部材14の開口部14aに螺合する上下方向に延びる外筒部23と、この外筒部23の中心部に位置する上下方向に延びる内筒部24を有し、これら外筒部23と内筒部24との間は、上下方向における中間よりも若干低い位置において連結板25で連結されている。
【0020】
この連結板25より下の部分は、液体容器本体12に対して栓体15を通して液体を出し入れするための前記流通口22であり、前記外筒部23の外周面における上下方向の中間部の前端位置に、前記流通口22と連通する側面視逆L字状をなす注出口26が開口されている。
【0021】
前記注出口26は、前記肩部材14に取付けたときに、肩部材14の注出部14bに合致するように形成されるとともに、注出口26の底面と注出部14bの底面が略面一になるように構成される。
【0022】
前記外筒部23における前記注出口26よりも下の部分には、前記肩部材の開口部に螺合する雄ねじ部23aを有する。図中、29はパッキンである。
【0023】
前記内筒部24の外側面の前記連結板25の上には、前記圧縮コイルばね51の下端を保持する保持部25aが形成され、圧縮コイルばね51を安定して支持できるように構成されている。内筒部24の上端高さは、前記注出口26を形成する隔壁27の上端高さよりも低く設定されている。
【0024】
前記隔壁27の上端の上面27aには、前記注出用開閉操作部材71の先端を枢支するための略横コ字状をなす枢支部28が立設されている。
【0025】
また前記外筒部23の上端には、前記蓋部材31を着脱可能に取り付ける係合部23bが形成されており、前記注出用開閉操作部材71の後部を露出させるため、前記外筒部23の後端における上端部には切欠部23cを備える。この切欠部23cは注出用開閉操作部材71を下方へ回動する操作を許容する大きさである。
【0026】
前記蓋部材31は、前記本体部材21の外筒部23における上端の係止部23bに係合する被係合部31aを外周縁の下端内周に有するキャップ状の形状であり、上面には、中央ほどすり鉢状に下がる漏斗面32が形成されている。この漏斗面32の中央が、流下する液体を前記液体容器本体12内に注入する注入口33である。注入口33には下に向けて延びる注入筒34が形成されている。
【0027】
注入筒34内の下端部には、前記注入用開閉操作部材61の上下に延びる軸部62を上下動可能に保持する軸保持部34aが形成されている。
【0028】
また、前記注出用開閉操作部材71の後部を露出するための切欠部31bが、蓋部材31の外周面の後端位置に形成されている。
【0029】
前記弁部材41は、前記本体部材21の内筒部24の内側で上下動可能な円筒状の筒状部42と、この筒状部42の下端から全周に広がって前記本体部材21の下端の流通口22を閉塞する閉塞板43を有する。
【0030】
前記筒状部42の高さは、弁部材41の前記閉塞板43で本体部材21の下端の流通口22を閉塞したときに、前記本体部材21の内筒部24よりも上に突出し、前記蓋部材31の注入筒34の外周側に被さる高さである。この筒状部42の上端には、下端を本体部材21の保持部25aに保持した前記圧縮コイルばね51の上端を押さえて弁部材41と本体部材21の結合状態を保持するばね押さえ部材44が取付けられる。このように圧縮コイルばね51は前記筒状部42より外側に備えられ、筒状部42の内側には存在しない。
【0031】
また、筒状部42の上端における前後方向と直交する左右両側には、側面視前後方向に長い略半長円形状をなして上に突出する被押下部45が形成されている。この被押下部45は、前記注出用開閉操作部71の下面で押下される部分であり、注出用開閉操作部71で押下されるときに、最も高さの高い部位よりも後方側が押下されるように設定されている。
【0032】
さらに、筒状部42の上下方向中間であって、前記本体部材21の内筒部24と重なり合う部分にはパッキン46が設けられている。
【0033】
このような筒状部42の内側が、前記注入口33と連通し、主に、液体を前記容器本体12内に注入するための連通路47である。このため、連通路47の下端である筒状部42の下端における後端位置には、水平方向に向けて開口される流通開口部47aが形成されている。この流通開口部47aは、筒状部42の下端部から設けられた、前記閉塞板43の上面における対応部位を底面とする延長通路47bの先に形成される。
【0034】
すなわち、前記連通路47の下端の前記流通開口部47aは、弁部材41における前記閉塞板43の上面であって前記流通口22内に収まる位置に開口されている。また、この連通路47の下端の流通開口部47aは、前記注出口26の反対側に開口することになる。
【0035】
閉塞板43の外周面には、弁部材41が本体部材21の下端の流通口22を閉じたときに当接してシールするパッキン48が設けられるとともに、閉塞板43の中央には、前記筒状部42の中で上方に起立する棒状の被押圧部49が形成されている。この被押圧部49の上端面が、前記注入用開閉操作部材61によって押圧される部分である。
【0036】
前記注入用開閉操作部材61は、前記軸部62の上端に軸部よりも大径の頭部63を有し、頭部63の下に、四方に張り出すリブ64を備えた形状である。このリブ64は、押下範囲を規制するための規制段部64aを上端部に備える。
【0037】
前記軸部62の下端には、縮径することで前記軸保持部に対する挿入を可能にする変形部65を有し、この変形部65の先端が前記弁部材41の被押圧部49を押圧する部分である。
【0038】
前記軸部62の長さは、弁部材41が本体部材21の下端の流通口22を閉じているとき(上動しているとき)に、注入用開閉操作部材61の押下を許容する長さに設定されている。
【0039】
前記注出用開閉操作部材71は、栓体15の前後方向に延びる板状であり、先端には、前記本体部材21の前記枢支部28に下から入って、この枢支部28を軸として上下方向での回動が可能な状態に係合する被係合端部72を有する。また、長手方向の中間より若干前方部分には前記弁部材41の筒状部42と同等の大きさの穴部73が形成され、その後方に操作レバー部74が形成されている。前記穴部73の縁における前記弁部材41の被押下部45に対応する部分が、前記操作レバー部74を押し下げて注出用開閉操作部材71を回動したときに被押下部45を押下する押下部75である。前述のごとく、注出用開閉操作部71の押下部75で弁部材41の被押下部45を押下したときに、被押下部45の最も高さの高い部位よりも後方側を押下するように、前記枢支部28に支えられる高さ等の条件が設定されている。
【0040】
このような構成の栓体15では、本体部材21に弁部材41と圧縮コイルばね51をばね押さえ部材44で結合して一体とするとともに、蓋部材31に注入用開閉操作部材61を組み付けて、この蓋部材31を、注出用開閉操作部材71を取付けた前記本体部材21に対して嵌合して使用される。
【0041】
前述の栓体15を取付けた液体容器11では、コーヒーメーカーにセットすると、図5に示したように、注入用開閉操作部材61が押し下げられる。すると、弁部材41が圧縮コイルばね51による付勢力に抗して降下し、本体部材21の下端の流通口22が開放される。このとき、前記注入用開閉操作部材61は下に下がるものの、前記リブ64の規制段部64aより上側の部分によって、頭部63が蓋部材31の漏斗面32に密着して注入口33を塞いでしまうことを防止し、漏斗面32に流れる液体の流入を確保できる。
【0042】
注入用開閉操作部材61と蓋部材31の隙間を通して注入口33に流れ込む液体は、弁部材41の筒状部42の内側の連通路47を通って延長通路47bの先端の流通開口部47aから出て、開放された前記流通口22を経て前記液体容器本体12内に流入する。
【0043】
注入作業が終了して注入用開閉操作部材61が圧縮コイルばね51の付勢力によって上動すると、液体を貯留した状態で前記注入口33と液体容器本体12内との連通を絶って、液体の保温を図ることができる。
【0044】
なお、注入用開閉操作部材61を押し下げたときには、注出用開閉操作部材71は支えを失うことになって、自重により下方へ回動する。
【0045】
貯留した液体を注ぎ出すときには、注出用開閉操作部材71の操作レバー部74を、図6に示したように圧縮コイルばね51の付勢力に抗して押し下げて、注出用開閉操作部材71の先端を軸に回動する。この回動により、前記弁部材41の筒状部42における上端の被押下部45が押下され、弁部材41が降下して、本体部材21の下端の流通口22が開放される。
【0046】
このとき、注出用開閉操作部材71の押下部75は、被押下部45の最も高さの高い中心よりも後方を押圧するので、弁部材41は筒状部42と本体部材21の内筒部24との間のクリアランスに応じて若干傾きながら降下する。このため、流通口22の全周が一度に開くのではなく、一部が先に開いて段階的に開放されることになる。
【0047】
流通口22を開放した状態で液体容器11を傾けると、液体容器本体12内の液体は、開放された流通口22を通って注出口26から出る。
【0048】
この注出に際して、注出口26と反対側の流通開口部47aを通して空気が導入されるので、注出は円滑になされる。
【0049】
なお、注出用開閉操作部材71を押し下げたときには、注入用開閉操作部材61は支えを失うことになって自重により降下する。
【0050】
以上のように、液体の注入は、注入用開閉操作部材61が押し下げられることによって弁部材41が流通口22を開く結果、行えるようになる。このときに、弁部材41の閉塞板43に液体を通すための穴を設けずに、閉塞板43の上面側に設けた流通口部47aを介して液体の流入を行わせるので、構造を簡素にでき、部品点数の低減や組立の手間の省略を図ることができる。
【0051】
しかも、注入のための通路である弁部材41の筒状部42内には、弁部材41を付勢するための圧縮コイルばね51が存在せず、液体が通るその他の部分にもばねが露出しないので、清潔に保つことが簡単に行える。
【0052】
また、栓体15を分解すると、図7に示したように、本体部材21、弁部材41、圧縮コイルばね51、ばね押さえ部材44からなる部材と、注出用開閉操作部材71と、蓋部材31、注入用開閉操作部材61からなる部材の、3個の部材に分かれ、組立も分解も容易であるとともに、前述のように液体が触れる部分には、ばねのような細かい部材を省略できるので、手入れが容易である。
【0053】
さらに、閉弁状態を保持するばねを弁部材41の筒状部42よりも外側に備えた1個の圧縮コイルばねで構成し、注入用開閉操作部材61と注出用開閉操作部材71を付勢する機能も兼用させたので、構造の簡素化と部品点数の低減のさらなる効果を得ることができる。
【0054】
液体を注出するときには、前記連通路47の下端の流通開口部47aが液体の注出を円滑にする空気導入口となるので、操作性も良好である。
【0055】
加えて、弁部材41の筒状部42の上端に設けられた被押下部45は、略円弧状をなして上に突出しており、注出用開閉操作部材71は、後端の操作レバー部74を押し下げられると被押下部45の後方側を押し下げるので(図6参照)、弁部材41には若干の傾きが生じて、本体部材21の下端の流通口22の一部のみが他の部分よりも先に開くことになり、たとえ液体容器本体12内の内圧が高まっている場合でも、不測の噴き出しのない開弁が可能である。
【0056】
この発明の構成と、前記一形態の構成との対応において、
この発明の連通路の下端は、前記流通口部47aに対応し、
同様に、
付勢部材は、圧縮コイルばね51に対応するも、
この発明は前記構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することもができる。
【0057】
例えば、前記の圧縮コイルばねに代えて、付勢部材を注出用開閉操作部材の先端に取付けるトーションばねで構成し、弁部材が注出用開閉操作部材に連動するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0058】
11…液体容器
12…液体容器本体
15…栓体
22…流通口
26…注出口
33…注入口
41…弁部材
42…筒状部
43…閉塞板
47…連通路
47a…流通口部
51…圧縮コイルばね
61…注入用開閉操作部材
71…注出用開閉操作部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体容器本体内に連通する下端の流通口を開閉可能に閉じる上下動可能な弁部材を備え、上端には、流下する液体を前記液体容器本体内に注入する注入口を備えるとともに、外周面における上下方向の中間部には前記液体容器本体内の液体を注出する注出口を備えた液体容器の栓体であって、
前記弁部材に、前記注入口と連通する連通路が形成されるとともに、
該連通路の下端が、前記弁部材における前記流通口を閉塞する閉塞板の上面であって前記流通口内に収まる位置に開口された
液体容器の栓体。
【請求項2】
前記連通路の下端が、前記注出口の反対側に向けて開口された
請求項1に記載の液体容器の栓体。
【請求項3】
前記連通路が、前記弁部材に形成された筒状部の内側に設けられるとともに、
該筒状部より外側に、前記弁部材を上方に付勢する付勢部材が備えられた
請求項1または請求項2に記載の液体容器の栓体。
【請求項4】
前記弁部材の上に、前記注入口内で上下動可能で前記付勢部材の付勢力で押し上げられる注入用開閉操作部材と、先端が枢支されて前記付勢部材の付勢力で押し上げられる注出用開閉操作部材が備えられた
請求項3に記載の液体容器の栓体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−246002(P2012−246002A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−118321(P2011−118321)
【出願日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(000112233)ピーコック魔法瓶工業株式会社 (14)
【Fターム(参考)】