説明

液処理装置

【課題】沈澱物容器から沈澱物を所定のタイミングで回収できるようにすることで、サイクロン分離器の機能を正常に保つことができる液処理装置を提供する。
【解決手段】架台11上に、フレーム12を介してサイクロン分離器13を設置する。サイクロン分離器13の液出口部16に液取出用の開閉弁18を設ける。サイクロン分離器13の沈澱物排出口部17に、沈澱物を収容する円筒形の沈澱物容器21を接続する。沈澱物容器21の出口部23に沈澱物排出用の開閉弁24を接続する。開閉弁24の下側に沈澱物排出管25を接続し、沈澱物排出管25と対向するように架台11の内側に回収容器26を収納する。フレーム12に監視装置31を設置する。監視装置31は、制御箱32に押しボタンスイッチ33および濾過時間を設定するタイマを設け、制御箱32の上側に警告手段としての回転灯35を設置する。回転灯35は、タイマで設定されたタイミングで作動して、沈澱物の回収と廃棄を指示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サイクロン分離器を備えた液処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液を旋回させることで液と液中の不純物とを分離させるサイクロン分離器と、サイクロン分離器内で沈降する沈澱物を収容する沈澱物容器と、沈澱物容器の出口に接続された沈澱物排出用の開閉弁とを備えた液処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−219201号公報(第4頁、図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
開閉弁を開くことで沈澱物容器から沈澱物回収槽に沈澱物を回収できるが、開閉弁を開くタイミングは作業者に任されているので、作業者の不注意により沈澱物容器が沈澱物で満たされたまま放置される場合もあり、このような状態が継続すると、サイクロン分離器内で上昇した沈澱物がサイクロン分離器の機能まで損なうおそれがある。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、沈澱物容器から沈澱物を所定のタイミングで回収できるようにすることで、サイクロン分離器の機能を正常に保つことができる液処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載された発明は、液を旋回させることで液と液中の不純物とを分離させるサイクロン分離器と、サイクロン分離器から液を取出す管路に設けられた液取出用の開閉弁と、サイクロン分離器内で沈降する沈澱物を収容する沈澱物容器と、沈澱物容器の出口部に接続された沈澱物排出用の開閉弁と、所定のタイミングで液取出用の開閉弁を開き状態から閉じ状態に切換えるとともに沈澱物排出用の開閉弁を閉じ状態から開き状態に切換えることで沈澱物容器から回収容器内に沈澱物を回収させることを指示する監視装置とを具備した液処理装置である。
【0006】
請求項2に記載された発明は、請求項1記載の液処理装置における監視装置が、タイマと、タイマにより設定されたタイミングで作動して液取出用および沈澱物排出用の開閉弁を開閉操作して沈澱物容器から回収容器内に沈澱物を回収させるとともに回収容器内を空にするよう警告する警告手段とを具備したものである。
【0007】
請求項3に記載された発明は、請求項1記載の液処理装置における監視装置が、タイマと、タイマにより設定されたタイミングで液取出用および沈澱物排出用の開閉弁を自動的に開閉作動して沈澱物容器から回収容器内に沈澱物を回収させる弁作動手段と、弁作動手段の作動回数をカウントして回収容器内を空にするよう警告する警告手段とを具備したものである。
【0008】
請求項4に記載された発明は、請求項2または3記載の液処理装置における監視装置が、警告手段としての回転灯を備えたものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載された発明によれば、監視装置が、所定のタイミングで沈澱物容器から回収容器内に沈澱物を回収させることを指示するので、作業者の不注意により沈澱物容器が沈澱物で満たされたままサイクロン分離器の機能を損なう問題を防止でき、サイクロン分離器の機能を正常に保つことができる。
【0010】
請求項2に記載された発明によれば、監視装置のタイマにより設定されたタイミングで警告手段が作動するので、作業者は、液取出用および沈澱物排出用の開閉弁を開閉操作して沈澱物容器から回収容器内に沈澱物を回収させるとともに回収容器内を空にする作業を確実にでき、このような作業を不注意で怠るおそれを確実に防止できる。
【0011】
請求項3に記載された発明によれば、タイマにより設定されたタイミングで弁作動手段が液取出用および沈澱物排出用の開閉弁を自動的に開閉作動するので、沈澱物容器から回収容器内に沈澱物を自動的に回収させてサイクロン分離器の機能を正常に保てるとともに、警告手段により、回収容器内を空にするよう警告するので、回収容器が沈澱物および液で溢れることを防止できる。
【0012】
請求項4に記載された発明によれば、回転灯は遠くからも確認できるので、作業者に対する警告を確実なものにできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を、図1乃至図4に示された一実施の形態、図5乃至図7に示された他の実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
先ず、図1乃至図4に示された一実施の形態を説明する。
【0015】
図1および図2は液処理装置を示し、キャスタ10により移動可能な架台11上に、フレーム12を介してサイクロン分離器13が設置されている。
【0016】
このサイクロン分離器13は、円筒本体部14の側面に接線方向の液入口部15が設けられ、円筒本体部14の上面中央部に液出口部16が設けられ、円筒本体部14の下部に沈澱物排出口部17が設けられ、そして、液入口部15から円筒本体部14の内部に導入された液を旋回させることで、液と液中のスラッジなどの不純物とを質量の相違により分離させ、液は液出口部16から取出し、不純物は円筒本体部14の下部に沈降させ、沈澱物排出口部17より沈澱物として排出させるものである。
【0017】
このサイクロン分離器13の液出口部16から液を取出す管路には液取出用の開閉弁18が設けられている。この液取出用の開閉弁18は、レバー18Lを回動することで弁本体内のボール弁体を開閉操作する手動弁である。
【0018】
サイクロン分離器13の沈澱物排出口部17には、サイクロン分離器13内で沈降する沈澱物を収容する円筒形の沈澱物容器21が、その上面中央部の入口部22で接続されている。
【0019】
この沈澱物容器21の下端に設けられた出口部23には、沈澱物排出用の開閉弁24が接続されている。この沈澱物排出用の開閉弁24は、レバー24Lを回動することで弁本体内のボール弁体を開閉操作する手動弁である。
【0020】
この沈澱物排出用の開閉弁24の下側には沈澱物排出管25が接続され、この沈澱物排出管25と対向するように、架台11の内側に回収容器26が収納されている。
【0021】
架台11上のフレーム12には監視装置31が設置されている。この監視装置31は、図3および図4に示されるように、制御箱32に押しボタンスイッチ33および濾過時間を設定するタイマ34が設置され、また、制御箱32の上側に警告手段としての回転灯35が設置されている。
【0022】
この回転灯35は、タイマ34により設定された濾過時間終了タイミングで作動し、液取出用および沈澱物排出用の開閉弁18,24を開閉操作することで沈澱物容器21から回収容器26内に沈澱物を回収させることを警告指示するとともに、回収容器26内の沈澱物などを廃棄して空にすることを警告指示する所謂パトライトである。
【0023】
図4に示されるように、電源36に、押しボタンスイッチ33とタイマリレーコイル34rcとを直列に接続したタイマ回路37と、タイマリレー常開接点34rsを有する回転灯作動回路38とがそれぞれ接続されている。
【0024】
そして、濾過時間で設定されたタイミングでタイマリレーコイル34rcが励磁されると、タイマリレー常開接点34rsが閉じ、回転灯作動回路38が働き、回転灯35の点滅が開始される。一方、作業者が押しボタンスイッチ33を押すと、タイマ回路37が解除され、タイマリレー常開接点34rsも開き、回転灯35の点滅が停止される。
【0025】
次に、この図1乃至図4に示された実施の形態の作用効果を説明する。
【0026】
液取出用の開閉弁18を開き状態にするとともに、沈澱物排出用の開閉弁24を閉じ状態にし、工作機械などから排出された液を、液入口部15から円筒本体部14の内部に接線方向より供給すると、この円筒本体部14の内部で液が旋回する。
【0027】
この液中にあるスラッジなどの不純物は、液より重いので円筒本体部14の内周壁面に沿って旋回しながら沈降し、相対的に軽い液は中心部の液出口部16より外部へ流出するので、液中より不純物が分離され濾過される。不純物は、円筒本体部14の下部まで沈降した後は、沈澱物排出口部17より沈澱物容器21に収納され、この沈澱物容器21の内部で沈澱物として蓄積される。
【0028】
このように、サイクロン分離器13により液中から不純物を濾過し、この濾過時間がタイマで設定されたタイミングに達すると、監視装置31が働き、タイマリレーコイル34rcが励磁され、タイマリレー常開接点34rsが閉じることで、回転灯35が点滅作動するので、この回転灯35の点滅を視認した作業者は、液取出用および沈澱物排出用の開閉弁18,24をレバー操作して、液取出用の開閉弁18を開き状態から閉じ状態に切換えるとともに、沈澱物排出用の開閉弁24を閉じ状態から開き状態に切換える。
【0029】
これにより、サイクロン分離器13の内圧が上昇し、この内圧により沈澱物容器21に蓄積された沈澱物が押出されるようにして、沈澱物容器21から回収容器26に回収される。このような回収が終了したら、液取出用の開閉弁18を閉じ状態から開き状態に戻し操作するとともに、沈澱物排出用の開閉弁24を開き状態から閉じ状態に戻し操作する。
【0030】
このとき、回収容器26内が回収された沈澱物および液で満たされている場合は、回収容器26を架台11内から取出して、回収容器26内の沈澱物および液を廃棄し空にする作業を行なう。
【0031】
このように、監視装置31のタイマ34により設定されたタイミングで回転灯35が作動して、沈澱物容器21から回収容器26内に沈澱物を回収させることを指示するので、作業者は、液取出用および沈澱物排出用の開閉弁18,24を開閉操作して沈澱物容器21から回収容器26内に沈澱物を回収するとともに回収容器26内の沈澱物などを廃棄して回収容器26内を空にする作業を所定のタイミングで確実にでき、このような作業を不注意で怠るおそれを確実に防止できるとともに、作業者の不注意により沈澱物容器21が沈澱物で満たされたまま運転を継続したときのサイクロン分離器13の機能を損なう問題を防止でき、サイクロン分離機能を正常に保てる。さらに、回収容器26内の沈澱物などを廃棄して空にするよう警告するので、回収容器26が沈澱物および液で溢れることを防止できる。また、回転灯35は遠くからも確認できるので、作業者に対する警告を確実なものにできる。
【0032】
次に、図5乃至図7に示された他の実施の形態を説明する。
【0033】
図5および図6は、液処理装置を示し、架台11上に、フレーム12を介してサイクロン分離器13が設置されている。
【0034】
このサイクロン分離器13は、円筒本体部14の側面に接線方向の液入口部15が設けられ、円筒本体部14の上面中央部に液出口部16が設けられ、円筒本体部14の下部に沈澱物排出口部17が設けられている。サイクロン分離器13の液入口部15には、架台11上に設置された渦流ポンプ41の吐出口部42が配管43を介して接続されている。この渦流ポンプ41は、モータ44により駆動され、その吸込口部45は、工作機械などから排出された液のタンクに連通されている。
【0035】
サイクロン分離器13は、液入口部15から円筒本体部14の内部に導入された液を旋回させることで、液と液中のスラッジなどの不純物とを質量の相違により分離させ、液は液出口部16から取出し、不純物は円筒本体部14の下部に沈降させ、沈澱物排出口部17より沈澱物として排出させるものである。
【0036】
このサイクロン分離器13の液出口部16から液を取出す管路には液取出用の開閉弁18が設けられている。この液取出用の開閉弁18は、弁作動手段52により弁本体内のボール弁体を開閉操作する自動弁である。
【0037】
サイクロン分離器13の沈澱物排出口部17には、サイクロン分離器13内で沈降する沈澱物を収容する円筒形の沈澱物容器21が、その上面中央部の入口部22で接続されている。
【0038】
この沈澱物容器21の下端に設けられた出口部23には、沈澱物排出用の開閉弁24が接続されている。この沈澱物排出用の開閉弁24は、弁作動手段52により弁本体内のボール弁体を開閉操作する手動弁である。
【0039】
この沈澱物排出用の開閉弁24の下側には沈澱物排出管25が接続され、この沈澱物排出管25と対向するように、架台11の内側に回収容器26が収納されている。
【0040】
架台11上のフレーム12には監視装置31が設置されている。図7に示されるように、この監視装置31は、濾過時間を設定するタイマ34が接続された制御盤51と、タイマ34により設定されたタイミングで液取出用および沈澱物排出用の開閉弁18,24をそれぞれ自動的に開閉作動して沈澱物容器21から回収容器26内に沈澱物Sを回収させることを自動指示する弁作動手段52と、これらの弁作動手段52の作動回数をカウントした制御盤51により作動されて沈澱物容器21から回収容器26内に回収された沈澱物Sおよび液Lを廃棄して回収容器26内を空にするよう警告する警告手段としての回転灯35とを備えたものである。
【0041】
タイマ34は、液取出用の開閉弁18を開き状態から閉じ状態に切換えるとともに沈澱物排出用の開閉弁24を閉じ状態から開き状態に切換えることで沈澱物容器21から回収容器26に沈澱物Sを回収するタイミングを設定するものである。
【0042】
液取出用および沈澱物排出用の開閉弁18,24を作動するそれぞれの弁作動手段52は、制御盤51からの信号により制御される電磁弁53と、この電磁弁53により制御されるエアシリンダ54と、このエアシリンダ54により進退移動させるラック55と、このラック55と噛合してラック55により正逆回転されることで弁本体内のボール弁体を開閉動作させるピニオン56とを備えている自動弁開閉機構である。
【0043】
電磁弁53は、コンプレッサなどの空圧源57から、フィルタ58および減圧弁59などを経て所定の圧力に調整された空圧が供給されており、また、制御盤51から、電線を経てソレノイド駆動信号が供給される。
【0044】
回転灯35は、図5および図6に示されるように制御盤51の上側に設置され、弁作動手段52の作動回数をカウントして回収容器26内を空にするよう警告する所謂パトライトである。
【0045】
次に、この図5乃至図7に示された実施の形態の作用効果を説明する。
【0046】
液取出用の開閉弁18を開き状態にするとともに、沈澱物排出用の開閉弁24を閉じ状態にし、渦流ポンプ41で汲み上げた液を、液入口部15から円筒本体部14の内部に接線方向より供給すると、この円筒本体部14の内部で液が旋回する。
【0047】
この液中にあるスラッジなどの不純物は、液より重いので円筒本体部14の内周壁面に沿って旋回しながら沈降し、相対的に軽い液は中心部の液出口部16より外部へ流出するので、液中より不純物が分離され濾過される。不純物は、円筒本体部14の下部まで沈降した後は、沈澱物排出口部17より沈澱物容器21に収納され、この沈澱物容器21の内部で沈澱物として蓄積される。
【0048】
このように、サイクロン分離器13により液中から不純物を濾過し、この濾過時間がタイマ34で設定されたタイミングに達すると、監視装置31の弁作動手段52が働き、電磁弁53を切換えてエアシリンダ54を作動し、ラック55およびピニオン56を作動し、液取出用および沈澱物排出用の開閉弁18,24を自動操作して、液取出用の開閉弁18を開き状態から閉じ状態に切換えるとともに、沈澱物排出用の開閉弁24を閉じ状態から開き状態に切換える。
【0049】
これにより、サイクロン分離器13の内圧が上昇し、この内圧により沈澱物容器21に蓄積された沈澱物が押出されるようにして、沈澱物容器21から回収容器26に回収される。このような回収動作が終了する時間に設定されたタイミングになると、液取出用の開閉弁18は閉じ状態から開き状態に戻されるとともに、沈澱物排出用の開閉弁24は開き状態から閉じ状態に戻される。
【0050】
このような回収動作は制御盤51内のカウンタ(図示せず)によりカウントされ、そのカウント回数により回収容器26内が回収された沈澱物Sおよび液Lで満たされたことがわかるので、所定のカウント回数により回転灯35を点滅作動させる。この回転灯35の点滅を確認した作業者は、回収容器26を架台11内から取出して沈澱物Sおよび液Lを廃棄する作業を行なう。
【0051】
このように、監視装置31のタイマ34により設定されたタイミングで弁作動手段52が液取出用および沈澱物排出用の開閉弁18,24を自動的に開閉作動するので、沈澱物容器21から回収容器26内に沈澱物を所定のタイミングで自動的にかつ確実に回収させて、サイクロン分離器13の機能を正常に保てるとともに、回転灯35により、沈澱物容器21から回収容器26内に回収された沈澱物Sおよび液Lを廃棄して回収容器26内を空にするよう警告するので、回収容器26が沈澱物Sおよび液Lで溢れることを防止できる。また、回転灯35は遠くからも確認できるので、作業者に対する警告を確実なものにできる。
【0052】
なお、本発明は、所定のタイミングでタイマ34によって回転灯35を作動させ、この回転灯35の作動を確認した作業者に、手動によって、開閉弁18,24を操作させるようにしても良い。また、警告手段としては、回転灯35のほかに、非回転型の点滅灯でもよいし、アラーム、ブザーなどの音声による警告手段でもよい。
【0053】
本発明は、例えば工作機械から排出されたクーラント液などからスラッジなどを回収する液処理装置に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明に係る液処理装置の一実施の形態を示す正面図である。
【図2】同上液処理装置の側面図である。
【図3】同上液処理装置の制御箱内の正面図である。
【図4】同上液処理装置の回転灯作動用リレー回路の回路図である。
【図5】本発明に係る液処理装置の他の実施の形態を示す正面図である。
【図6】同上液処理装置の側面図である。
【図7】同上液処理装置の開閉弁作動回路を示す回路図である。
【符号の説明】
【0055】
13 サイクロン分離器
18 液取出用の開閉弁
21 沈澱物容器
24 沈澱物排出用の開閉弁
26 回収容器
31 監視装置
34 タイマ
35 警告手段としての回転灯
52 弁作動手段
S 沈澱物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液を旋回させることで液と液中の不純物とを分離させるサイクロン分離器と、
サイクロン分離器から液を取出す管路に設けられた液取出用の開閉弁と、
サイクロン分離器内で沈降する沈澱物を収容する沈澱物容器と、
沈澱物容器の出口部に接続された沈澱物排出用の開閉弁と、
所定のタイミングで液取出用の開閉弁を開き状態から閉じ状態に切換えるとともに沈澱物排出用の開閉弁を閉じ状態から開き状態に切換えることで沈澱物容器から回収容器内に沈澱物を回収させることを指示する監視装置と
を具備したことを特徴とする液処理装置。
【請求項2】
監視装置は、
タイマと、
タイマにより設定されたタイミングで作動して液取出用および沈澱物排出用の開閉弁を開閉操作して沈澱物容器から回収容器内に沈澱物を回収させるとともに回収容器内を空にするよう警告する警告手段と
を具備したことを特徴とする請求項1記載の液処理装置。
【請求項3】
監視装置は、
タイマと、
タイマにより設定されたタイミングで液取出用および沈澱物排出用の開閉弁を自動的に開閉作動して沈澱物容器から回収容器内に沈澱物を回収させる弁作動手段と、
弁作動手段の作動回数をカウントして回収容器内を空にするよう警告する警告手段と
を具備したことを特徴とする請求項1記載の液処理装置。
【請求項4】
監視装置は、警告手段としての回転灯を備えた
ことを特徴とする請求項2または3記載の液処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−296451(P2007−296451A)
【公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−125438(P2006−125438)
【出願日】平成18年4月28日(2006.4.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.パトライト
【出願人】(000226002)株式会社ニクニ (25)
【Fターム(参考)】