説明

液晶表示装置およびその照明装置

【課題】液晶表示装置のカラーシフトを低減する。
【解決手段】水平方向には光の波長が短いほど広い配光特性を有する波長分散性を有し、垂直方向には波長依存性の無い配光特性の光で照明することにより、液晶パネルの透過率入射角依存性の水平方向の波長分散特性を打ち消して、カラーシフト現象を緩和するとともに、垂直方向にカラーシフトが発生することを防止する。垂直、水平、斜めの全方位についてカラーシフトの軽微な表示品位の高い液晶表示装置を実現できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示装置およびその照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
薄型軽量で画像表示が可能な液晶ディスプレイは、製造技術の進展による価格低減や高画質化技術開発によって急速に普及し、パーソナルコンピュータのモニターやTV受像機などに広く用いられている。
【0003】
液晶表示装置としては透過型液晶表示装置が一般的に用いられている。透過型液晶表示装置は、バックライトと呼ばれる面状光源を備え、そこからの照明光を液晶パネルによって空間変調して画像を形成する。
【0004】
この液晶表示装置の性能上の課題の一つに観察方向によって色調が変化するという現象(カラーシフト)がある。これは液晶パネルの透過率に角度依存性があり、その角度依存性が更に波長依存性(波長分散特性)を有することに起因する。
【0005】
図7はTN液晶を用いた液晶表示装置で赤、青、緑の単色を表示し、水平方向の配光特性を測定した結果である。この様に波長の長い赤の光は相対的に広い配光分布を示し、波長の短い青の光は相対的に狭い配光分布を示している。
【0006】
図8は図7の測定に用いた液晶表示装置の液晶パネルを外してバックライトを点灯し、赤、青、緑の色フィルターを介して配光特性を評価した結果である。図から明らかなように、バックライトからの照明光には特段の波長分散特性は認められず、図7に認められる顕著な波長分散特性は液晶パネルの特性に起因することが分かる。
【0007】
上記配光特性の結果、白色表示した画面を観察した場合、相対的に正面方向は青っぽく角度の大きい方向からは赤っぽく見える。その模様を模式的に図9に示す。
【0008】
上記カラーシフト現象を軽減するために、それぞれ単色の3原色の光源を用い、それらを異なる配光特性で導光板側面に入射する方法や、白色光源を用い、導光板から出射する光を、波長によって出射角度の異なるホログラムを介して液晶パネルに入射する方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0009】
上記のような方法によれば、液晶パネルの透過率の入射角依存の波長依存性を、照明光の配光特性の波長分散性によってキャンセルして、カラーシフトを低減することが期待できる。
【特許文献1】特開2004−61693号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、照明光の配光特性の波長分散特性を、表示装置画面の水平、垂直、斜めなど各方位に対して同様に与えると、液晶パネルによっては、波長分散性の無い一般照明で照明した場合よりカラーシフトが増大する方位が発生するという問題が有る。
【0011】
図7は前述のように、TN型の液晶パネルを用いた液晶ディスプレイを赤、緑、青の単色表示してその配光特性を測定した結果であるが、その観察角度の測定方向はディスプレイを通常使用状態に設置した状態での水平方向である。図10に観察角度の測定方向を垂直方向として同様の測定をした結果を示す。この様に、垂直方向については実用視野角範囲±40°の範囲で有意な波長分散特性を示していない。
【0012】
バックライトによる照明は、水平、垂直ともに波長分散性は無く、上記ディスプレイの配光の波長分散特性の異方性は、液晶パネルの特性である。
【0013】
この場合、図7の特性を打ち消すような波長分散性照明を等方に行うと、水平方向については液晶の透過率入射角依存性の波長分散特性を補正して、カラーシフトを低減することが出来るが、垂直方向については通常の波長分散性の無い照明では発生しないカラーシフトを新たに発生させてしまう。
【0014】
本発明は、上記の問題を考慮し、透過率の入射角依存性の波長分散特性に異方性がある液晶パネルを用いても、水平、垂直、斜めの様々な観察角度に対してカラーシフトの軽微な液晶表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上述した課題を解決するために、本発明の液晶表示装置は、透過率の入射角依存性に波長依存性を有しかつその波長依存性が異方性を有する液晶パネルと、配光特性に波長依存性を有しかつその波長依存性が異方性を有する照明光を発生する照明手段とを備え、前記照明光の配光特性の波長依存性およびその異方性は、前記液晶パネルの透過率の入射角依存性の波長依存性を緩和するように設定するものである。
【0016】
また、本発明の照明装置は、透過率の入射角依存性に波長依存性を有し、かつ、その波長依存性が異方性を有する液晶パネルをその背面から照明するための照明装置であって、配光特性に波長依存性を有し、かつ、その波長依存性が異方性を有する照明光を発生し、この照明光の配光特性の波長依存性およびその異方性は、前記液晶パネルの透過率の入射角依存性の波長依存性を緩和するように設定するものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明の液晶表示装置によれば、水平、垂直、斜めのあらゆる方位に対して、観察角度による色変化の小さな高品位の画像表示が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
(実施の形態1)
図1は本発明の液晶表示装置の実施の形態1を示す斜視図である。
【0020】
フレーム320内に、異方性波長分散光源ユニット310を多数配列して拡散シート330で覆い異方性波長分散面状光源300を構成し、液晶パネルの照明装置として液晶パネル200の下方に配置する。
【0021】
異方性波長分散光源ユニットの構成を図2に示す。基板312R上に赤色のLEDチップ311Rを実装、透明樹脂313Rで封止して赤色光源素子310Rを形成する。同様に緑色のLEDチップ311G、青色のLEDチップ311Bを用いて形成した緑色光源素子310G、青色光源素子310Bと前記赤色光源素子310Rによって異方性波長分散光源ユニット310を構成する。
【0022】
赤色光源素子310R、緑色光源素子310G、青色光源素子310Bはそれぞれ封止樹脂の形状が異なっており、図x方向には相対的に青色光源素子310Bの配光が広く、赤色光源素子310Rの配光は狭く、緑色光源素子310Gはその中間になるように設定している。また、図y方向には310R、310G、310Bともに同等の配光特性となるように設定している。この様にして、x方向には波長分散性がありy方向には波長分散性が無い異方性波長分散光源ユニット310を得ることができる。
【0023】
以下、動作の詳細について図3を用いて説明する。
【0024】
図3は本発明の液晶表示装置の実施の形態1を示す断面図であり、図1のxz平面で切った要部を示している。
【0025】
前述のように、異方性波長分散光源ユニット310から、波長の長い赤色については比較的指向性が鋭く(図中実線)、波長の短い青色については比較的拡散性の大きな(図中破線)光が出射される。拡散シート330は異方性波長分散光源ユニット310からの光を再拡散して照明の均一性を高める働きがあり、拡散シート330を透過した光は、拡散性をやや増大させるとともに波長分散性がやや緩和される。
【0026】
拡散シート330を透過した光の配光特性の波長分散特性が、液晶パネル200の透過率入射角依存の波長分散特性を打ち消すように、異方性波長分散光源ユニット310の配光特性および拡散シート330の拡散特性を設定している。
【0027】
その結果、液晶パネル透過後の光は、赤、青、緑の光が観察角度によらず一定の割合となりカラーシフトを発生することが無い。
【0028】
なお、y方向については異方性波長分散光源ユニット310から赤、青、緑いずれも同等の配光分布で光が出射、拡散シート330を透過して、互いに同等な配光分布で液晶パネル200に入射する。y方向には液晶パネル200の透過率入射角依存性に有効視野内で有意な波長分散性は無いので、カラーシフトを発生することは無い。
【0029】
(実施の形態2)
上記実施の形態1のように、液晶パネルの直下に光源を配置する照明の構成は「直下型」と呼ばれ、比較的大型(例えば20型以上)のディスプレイに用いられる。
【0030】
一方、比較的小型のディスプレイでは、薄型を実現するため「エッジライト型」あるいは「サイドライト型」と呼ばれる照明方式を用いるのが一般的である。
【0031】
本発明の実施の形態2は、上記エッジライト型を用いたものであり、比較的小型のディスプレイに好適である。その照明装置部分の構成を図4に示す。
【0032】
冷陰極管421、リフレクタ422、導光板423、プリズムシート424によって指向性光源420を構成する。プリズムシート424は導光板423に対向する入射側に光の主指向方向を図中Z方向に変換するプリズムアレイを備え、その対向面には光を図中y方向にのみ拡散するレンチキュラレンズアレイが設けられている。
【0033】
上記構成での動作を図5を用いて説明する。図5は図4の構成に液晶パネルを加えxz平面で切った断面図である。
【0034】
冷陰極管421からの光は、リフレクタ422の作用で出射領域が矩形状に規定され、導光板423の側端面から入射される。側端面から入射された光は、対向する2つの主面間を全反射を繰り返しながら、入射端と対向する端面方向に伝播する。
【0035】
導光板の主面の一方には、光を微拡散する微拡散要素が局所的に設けられており、その部分に入射した光は全反射条件から外れる成分が生じて出射する。この際、導光板全面からほぼ均一な光強度で出射するように、前記微拡散要素の大きさ、密度を適切に設定する。
【0036】
導光板423から出射する光は、微拡散により全反射条件から僅かに外れるだけなので、主面に平行に近い角度で出射する。プリズムシート424の入射面に設けられたプリズムはその光の指向性を保存したまま、主指向方向を導光板法線方向(図中z方向)に変換する。更に、プリズムシート424の出射面に設けれたレンチキュラレンズアレイによってy方向にのみ拡散される。その結果、x方向には指向性が鋭く、y方向には拡散性が大きな光が異方性波長分散拡散シート430に入射する。
【0037】
波長分散性拡散シート430は上記x方向に指向性の強い光をx方向にのみ拡散して、広い配光特性の照明光に変換する。その際、波長の短い光ほど強く拡散するように設定されている。また、y方向には拡散作用が無く、プリズムシートからの配光特性が保存される。
【0038】
その結果、x方向について、波長の短い青の光は相対的に広く拡散され(図中破線)、波長の長い赤の光は相対的に狭く拡散され(図中実線)、液晶パネル410は、正面近傍には赤みが強く、大きな角度方向には青みが強いという、配光特性に波長分散性を有する波長分散照明によって照明される。
【0039】
液晶パネル410は図7に示したように法線方向に入射する光に対しては相対的に波長の短い光に対する透過率が高く、x方向に大きな角度で入射する光に対しては、相対的に長い波長の光に対する透過率が高いため、正面から見た場合青みを帯び、大きな角度から観察すると赤みを帯びる傾向にあるが、上記波長分散照明はその傾向を緩和する。その結果、観察方向による色変化の小さな画像表示が可能になる。
【0040】
ここで、本発明に特徴的な異方性波長分散拡散シート430について詳述する。
【0041】
異方性波長分散拡散シート430は透明材料からなる基材431の中に、基材431とは異なる屈折率の材料からなる微細ファイバー432が分散されており、両者の界面での屈折作用により光をx方向にのみ拡散する。
【0042】
1方向にのみ光を拡散するだけなら、レンチキュラレンズアレイのように透明基板の表面に微細な凹凸を設けても良い。しかしながら、この様に空気との界面での屈折作用を利用すると、図7に示したような特性を補正するほどの大きな波長分散特性を得ることは困難である。
【0043】
図6(a)は透明樹脂材料として一般的なPMMA(アクリル)およびMS(アクリルとスチレンの共重合体)の屈折率の波長依存性を示すグラフであり横軸は波長、縦軸は屈折率である。図に示されるように、屈折率は一定ではなく波長依存性がある(このような波長依存現象を波長分散と呼ぶ)。そして一般の光学材料は、波長が短いほど屈折率が高い傾向にある。
【0044】
ある媒体から異なる屈折率の他の媒体へ光が入射すると、その界面でスネルの法則に従って屈折するが、その屈折力は両媒体の屈折率差に比例する。
【0045】
図6(b)は上記PMMAおよびMSが空気(波長によらず屈折率1)との界面で屈折する場合と、PMMAとMSとの界面で屈折する場合の屈折力の波長依存性を示すグラフで、横軸は波長、縦軸は媒体屈折率差を測定波長546nmでの値で規格化した相対値で表示している。
【0046】
この様に、PMMA/空気、MS/空気の界面での屈折作用よりPMMA/MSの界面での屈折作用の方が格段に波長分散が大きい。従って、両者の界面の屈折作用を利用することにより、波長分散性の大きな拡散を実現することが期待できる。
【0047】
ただし、両者の屈折率差は小さいため、空気との界面の場合のように一つの凹凸面を界面とする2層構造では十分な拡散を行うことが困難になる。そこで、一方の材料を媒体として他方の材料からなる微粒子を分散することにより、屈折作用を受ける機会を増加する。
【0048】
上記構成により、x方向には波長分散が大きく、y方向には波長分散の小さな照明光を得ることが出来、波長分散に異方性のある液晶パネルを効果的に照明して、あらゆる観察角度に対してカラーシフトの小さな液晶ディスプレイを実現することができる。
【0049】
なお、上記実施の形態では波長分散性に異方性のある照明を行うために、指向性に異方性のある光源と波長分散性に異方性を有する拡散シートを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、等方に指向性の高い光源を用いて一方向にのみ光を拡散する異方性の波長分散性拡散シートを透過させた後に、その拡散方向とは直交する方向に、レンチキュラレンズアレイシートなど波長分散性の無い異方性拡散を行っても良い。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明によれば、垂直、水平、斜めのいずれの方向についても観察角による色変わりの少ない映像表示を実現することが出来、液晶テレビや液晶モニターなどの映像表示装置の表示性能向上に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の液晶表示装置の実施の形態1の構成を示す斜視図
【図2】本発明の液晶表示装置の実施の形態1における異方性波長分散光源ユニットの構成を示す斜視図
【図3】本発明の液晶表示装置の実施の形態1の動作を説明する断面図
【図4】本発明の液晶表示装置の実施の形態2の構成を示す斜視図
【図5】本発明の液晶表示装置の実施の形態2の動作を説明する断面図
【図6】(a)PMMAとMSの屈折率の波長依存性を示すグラフ(b)PMMA、MS、空気の各媒体組み合わせ時の相対屈折力(∝屈折率差)の波長依存性を示すグラフ
【図7】TN液晶ディスプレイを単色表示した場合の水平方向の配光特性を示すグラフ
【図8】図7のディスプレイのバックライトにおける単色の配光特性を示すグラフ
【図9】液晶パネルを一般的な波長分散の無い照明で照明した際のカラーシフトの発生状態を示す模式図
【図10】TN液晶ディスプレイを単色表示した場合の垂直方向の配光特性を示すグラフ
【符号の説明】
【0052】
110、200、410 液晶パネル
120 波長分散の無い一般照明
300 異方性波長分散面状光源
310 異方性波長分散光源ユニット
311R、311G、311B LEDチップ
312R、312G、312B 基板
313R、313G、313B 封止樹脂
320 フレーム
330 拡散シート
420 異方性を有する指向性面状光源
430 異方性波長分散拡散シート
421 冷陰極管
422 リフレクタ
423 導光板
424 レンチキュラレンズアレイを備えたプリズムシート
431 基材
432 微細ファイバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液晶パネルと、液晶パネルをその背面から照明する照明手段とを有する液晶表示装置であって、
前記液晶パネルは、透過率の入射角依存性に波長依存性を有し、かつ、その波長依存性が異方性を有し、
前記照明手段は、配光特性に波長依存性を有し、かつ、その波長依存性が異方性を有する照明光を発生し、
この照明光の配光特性の波長依存性およびその異方性は、前記液晶パネルの透過率の入射角依存性の波長依存性を緩和するように設定したことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項2】
前記照明手段は、それぞれ発光波長の異なる複数の光源を有し、前記複数の発光波長の異なる光源は互いに異なる配光特性を備えることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項3】
前記照明手段は、前記複数の発光波長の異なる光源と前記液晶パネルとの間に拡散シートを備え、前記拡散シートを透過した光の配光特性が、前記液晶パネルの透過率の入射角依存性およびその異方性を打ち消すように、前記発光波長の異なる光源の配光特性と拡散シートの拡散特性とを設定したことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
【請求項4】
前記照明手段は、特定の方位に指向性を有し、それと直交する方位には相対的に拡散性の大きい配光特性を有する異方性面状光源と、前記特定の方位に大きな拡散性を示しその拡散性に波長依存性を有する異方性波長分散拡散シートとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項5】
前記異方性波長分散拡散シートは、透明な基材中に基材とは異なる屈折率の略円断面の微細ファイバーをその長手方向がほぼ一致するように配向分散したことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
【請求項6】
透過率の入射角依存性に波長依存性を有し、かつ、その波長依存性が異方性を有する液晶パネルをその背面から照明するための照明装置であって、
配光特性に波長依存性を有し、かつ、その波長依存性が異方性を有する照明光を発生し、
この照明光の配光特性の波長依存性およびその異方性は、前記液晶パネルの透過率の入射角依存性の波長依存性を緩和するように設定したことを特徴とする照明装置。
【請求項7】
それぞれ発光波長の異なる複数の光源を有し、前記複数の発光波長の異なる光源は互いに異なる配光特性を備えることを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
【請求項8】
前記複数の発光波長の異なる光源と前記液晶パネルとの間に拡散シートを備え、前記拡散シートを透過した光の配光特性が、前記液晶パネルの透過率の入射角依存性およびその異方性を打ち消すように、前記発光波長の異なる光源の配光特性と拡散シートの拡散特性を設定したことを特徴とする請求項7に記載の照明装置。
【請求項9】
特定の方位に指向性を有し、それと直交する方位には相対的に拡散性の大きい配光特性を有する異方性面状光源と、
前記特定の方位に大きな拡散性を示しその拡散性に波長依存性を有する異方性波長分散拡散シートとを備えたことを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
【請求項10】
前記異方性波長分散拡散シートは、透明な基材中に基材とは異なる屈折率の略円断面の微細ファイバーをその長手方向がほぼ一致するように配向分散したことを特徴とする請求項9に記載の照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−156883(P2009−156883A)
【公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−113146(P2006−113146)
【出願日】平成18年4月17日(2006.4.17)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】