説明

混合吐出装置

【課題】試剤を十分に混合することができるとともに、十分に高い吐出精度を有しながら試剤を連続吐出することができる混合吐出装置を提供すること。
【解決手段】シリンダ11の内部の試剤を混合して吐出する混合吐出装置において、シリンダ11の基端部に自身の一部が挿入する態様で設けられ、回転力が付与される場合には自身に連結する撹拌ロッド17とともに回転して試剤を撹拌する一方、押圧力が付与される場合には進出移動して該シリンダ11の先端の吐出口133より試剤を吐出させるピストン15と、モータMの駆動力をピストン15に回転力として付与する回転力付与機構40と、モータMの駆動力をピストン15に押圧力として付与する押圧力付与機構50と、モータMの駆動力を回転力付与機構40及び押圧力付与機構50のいずれかに伝達させる切替機構60を備えたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、混合吐出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の試剤を混合して吐出する装置として、次のようなものが知られている。すなわち、片手操作により各シリンジ体から送出された試剤をその途中で接触させることで混合させ、吐出口より吐出させる混合吐出装置である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、このような混合吐出装置は、手作業のために吐出精度が十分に高いものとはいえず、また試剤どうしを接触させて混合しているだけなので、少なくとも一方の試剤が粉体や高粘度液体の場合には十分に混合することができない虞れがある。
【0004】
一方、高い吐出精度を発揮するものとして、先端に切欠を有する丸棒形状のピストンをパルスモータで上昇移動させることにより所定量の試剤を吸入し、このピストンを180°回転させて下降移動させることで吸入した試剤を吐出するようにした装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開昭56−152641号公報
【特許文献2】特開2002−192044号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、特許文献2に提案されているものでは、ピストンの一連の上下動により所定量の試剤を吐出するものであるため、試剤を所定量ずつ間欠的に吐出する間欠吐出しか行えず、装置内の試剤の連続吐出を行うことは困難であった。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みて、試剤を十分に混合することができるとともに、十分に高い吐出精度を有しながら試剤を連続吐出することができる混合吐出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る混合吐出装置は、シリンダ内部の試剤を混合して吐出する混合吐出装置において、前記シリンダの基端部に自身の一部が挿入する態様で設けられ、回転力が付与される場合には自身に連結する撹拌ロッドとともに回転して前記試剤を撹拌する一方、押圧力が付与される場合には進出移動して該シリンダの先端の吐出口より試剤を吐出させるピストンと、モータの駆動力を前記ピストンに回転力として付与する回転力付与機構と、前記モータの駆動力を前記ピストンに押圧力として付与する押圧力付与機構と、前記モータの駆動力を前記回転力付与機構及び前記押圧力付与機構のいずれかに伝達させる切替機構とを備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項2に係る混合吐出装置は、上述した請求項1において、前記撹拌ロッドは、基端部が前記ピストンの挿通孔に挿通した状態で保持され、前記ピストンの進出移動量の増大に応じて該ピストンからの突出長さを小さくすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の混合吐出装置によれば、シリンダの基端部に自身の一部が挿入する態様で設けられたピストンが、切替機構によりモータの駆動力が伝達された回転力付与機構により回転力が付与される場合には、自身に連結する撹拌ロッドとともに回転して試剤を撹拌するので、シリンダの内部の試剤を十分に混合させることができる。その一方、該ピストンが、切替機構によりモータの駆動力が伝達された押圧力付与機構により押圧力が付与される場合には、進出移動して該シリンダの先端の吐出口より試剤を吐出させるので、十分に高い吐出精度を有するとともに、進出移動量を調整することで試剤の連続吐出を可能にする。従って、試剤を十分に混合することができるとともに、十分に高い吐出精度を有しながら試剤を連続吐出することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、本発明の実施の形態である混合吐出装置を示す側面図である。
【図2】図2は、図1に装着される前のシリンジユニットを示す斜視図である。
【図3】図3は、図2に示した状態から注入キャップを進行移動させた状態を示す斜視図である。
【図4】図4は、図3に示したシリンジユニットに保護キャップを装着した状態を示す斜視図である。
【図5】図5は、図1に示した混合吐出装置の平面図である。
【図6】図6は、図5に示した混合吐出装置の縦断面図である。
【図7】図7は、押圧力付与機構により押圧力が付与された状態の混合吐出装置の平面図である。
【図8】図8は、図7に示した混合吐出装置の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る混合吐出装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態である混合吐出装置を示す側面図である。ここで例示する混合吐出装置は、シリンジユニット10と駆動力伝達ユニット30とを備えて構成してある。
【0014】
シリンジユニット10は、シリンダ11及びピストン15を備えている。図2は、図1に装着される前のシリンジユニット10を示す斜視図である。かかる図2を適宜用いてシリンジユニット10の構成について説明する。
【0015】
シリンダ11は、例えば樹脂材から形成されるもので、シリンダ本体12と吐出口形成部13とを有している。シリンダ本体12は、シリンダ11の胴体部を構成する略円筒状の部位であり、その基端には、ピストン15の挿入を許容する挿入開口が形成してある。吐出口形成部13は、シリンダ11の先端部を構成し、保護キャップ14(図1参照)が装着される部位である。この吐出口形成部13は、シリンダ本体12の内径よりも小径となる円筒状の縮径部131(図6参照)と、この縮径部131から前方に突出する態様で設けられ、該縮径部131よりも小径となる円筒状の細径部132(図6参照)とを有しており、この細径部132の先端開口が吐出口133を構成している。尚、図示の例では、有底円筒状のキャップ24を吐出口形成部13に装着する。これにより吐出口133が閉塞される。
【0016】
ピストン15は、例えば樹脂材等から形成されるもので、自身の先端部が上記挿入開口よりシリンダ本体12の内部に挿入されて設けてある。ピストン15の先端部には、断面形状がX字状を成すゴムリング16が取り付けてある。
【0017】
このピストン15の先端面からは、複数(図示の例では2本)の撹拌ロッド17が突出する態様で設けてある。より詳細には、撹拌ロッド17の一部がピストン15の挿通孔18に挿通して設けてある。撹拌ロッド17の先端部はシリンダ本体12と吐出口形成部13との境界部分の内端面に当接している。ピストン15の挿通孔18の深さは撹拌ロッド17の長さに略等しい大きさである。
【0018】
ピストン15の内部には収納部19が設けてある。収納部19は、ピストン15の先端面に形成された注出口20がゴム製のシール部材21に閉塞され、基端側の注入口22が注入キャップ23により閉塞されることにより密閉される部位である。この収納部19には、後述するように試剤が封入される。
【0019】
注入キャップ23は、ピストン15の基端面に開口する挿入孔151から挿入されたロッド状部材であり、先端部が注入口22を閉塞している。ここで注入キャップ23の先端部は、注入口22だけでなく注出口20も閉塞できるのに必要十分な大きさを有しており、しかも注出口20を通過することが可能なようにその周囲にゴム製リングが設けてある。
【0020】
この注入キャップ23には、中央部から基端部に至る領域では、互いに対向する方向に向けて突出するヒレ部231が形成してある。かかるヒレ部231は、ピストン15の挿入孔151に形成された係止溝152に進入可能な大きさである。尚、係止溝152の深さは、ヒレ部231の先端面が係止溝152の底面に当接したときに、注入キャップ23の先端部が注出口20を閉塞する大きさに調整してある。
【0021】
このようなシリンジユニット10の装着は、次のようにして行われる。前提として、シリンダ11の内部に任意の試剤(以下、説明の便宜上A剤ともいう)が封入されており、ピストン15の収納部19に任意の試剤(以下、説明の便宜上B剤ともいう)が封入されているものとする。ここで注出口20はシール部材22により閉塞してあるので、A剤とB剤とが接触することがなく、接触による材質の変性劣化を防止できる。
【0022】
図3に示すように、注入キャップ23を中心軸回りに約90°回転させてヒレ部231が係止溝152に進入可能な状態にし、ヒレ部231の先端面が係止溝152の底部に当接するまで基端部を押圧する。これにより、注入キャップ23は、ヒレ部231が係止溝152に進入し、ピストン15に対して進行移動する。このような進行移動により、注入キャップ23の先端部が、閉塞していた注入口22を通過して収納部19に進入することになり、収納部19の圧力により注出口20を閉塞していたシール部材21がシリンダ11の内部に進入する。これによりシリンダ11の内部と収納部19の内部とは注出口20を通じて連通し、収納部19のB剤がシリンダ11の内部に混入する。
【0023】
そして、進行移動する注入キャップ23のヒレ部231の先端面が係止溝152の底部に当接すると、注入キャップ23の先端部が注出口20に到達して該注出口20を閉塞する。これにより収納部19に当初封入されていたB剤はすべてシリンダ11の内部に混入したこととなる。
【0024】
その後、吐出口133を閉塞するためのキャップ24を取り外して、図4に示すように保護キャップ14を装着し、シリンダ11の内部にA剤とB剤とが混入した状態のシリンジユニット10を、シリンダ11の一部(シリンダ本体12)を装置枠1に取り付け、ピストン15の一部(注入キャップ23の基端部)をカプラ44に連結させることで、シリンジユニット10が装着される(図1参照)。
【0025】
図5は、図1に示した混合吐出装置の平面図であり、図6は、図5に示した混合吐出装置の縦断面図である。駆動力伝達ユニット30は、回転力付与機構40と、押圧力付与機構50と、切替機構60とを備えて構成してある。
【0026】
回転力付与機構40は、モータMの駆動力をシリンジユニット10のピストン15に回転力として付与するものであり、撹拌シャフト41及びカプラ44を備えている。
【0027】
撹拌シャフト41は、自身の軸心回りに回転可能となる態様で軸受(図示せず)を介して装置枠1に配設してあり、基端部に撹拌シャフトギア42が設けられ、先端部に第1撹拌ギア43が設けてある。
【0028】
カプラ44は、上述したようにシリンジユニット10のピストン15の一部(注入キャップ23の基端部)を保持するもので、自身の軸心回りに回転可能となる態様で軸受(図示せず)を介して装置枠1に取り付けてある。このカプラ44の基端部には、第2撹拌ギア45が設けてある。この第2撹拌ギア45は、第1撹拌ギア43と噛合している。
【0029】
押圧力付与機構50は、モータMの駆動力をシリンジユニット10のピストン15に押圧力として付与するものであり、すべりねじ51、ナット52及びプランジャ53を備えている。
【0030】
すべりねじ51は、自身の軸心回りに回転可能となる態様で軸受54を介して装置枠1に配設してあり、基端部にすべりねじギア55が設けてある。また、すべりねじ51の先端部は、カプラ44の貫通孔46を貫通しており、先端がカプラ44の保持部形成面441から僅かに突出している。
【0031】
ナット52は、すべりねじ51と螺合しており、すべりねじ51と平行に配設された支持ロッド56が自身の支持孔(図示せず)を貫通する態様で設けてある。これによりナット52は、すべりねじ51が自身の軸心回りに回転する場合に、すべりねじ51の先端に沿って直線移動することが可能である。
【0032】
プランジャ53は、基端部がナット52に結合しており、すべりねじ51の先端部を覆う態様で設けてある。このプランジャ53の先端部は、カプラ44の貫通孔46を貫通しており、先端がカプラ44の保持部形成面441から僅かに突出している。このプランジャ53とカプラ44との間には、カプラ44の回転を許容しつつ、プランジャ53の直線移動を許容する軸受(図示せず)が介在させてある。
【0033】
切替機構60は、切替ギア61及び切替スイッチ62を備えている。切替ギア61は、撹拌シャフト41に貫通される態様で設けてあり、モータMのピニオン63と常時噛合するものである。切替スイッチ62は、自身に与えられる操作入力に応じて、切替ギア61を撹拌シャフトギア42及びすべりねじギア55のいずれかと噛合させるものである。
【0034】
以上のような構成を有する本発明の実施の形態である混合吐出装置では、次のようにして試剤(A剤及びB剤)の混合及び吐出を行う。
【0035】
まず試剤の混合について説明する。図5及び図6に示すように、切替スイッチ62が操作されることにより、切替ギア61がピニオン63及び撹拌シャフトギア42と噛合する状態にさせる。これにより、モータMの駆動によるピニオン63の回転は、切替ギア61を介して撹拌シャフトギア42に伝達され、撹拌シャフトギア42の回転により撹拌シャフト41も回転する。撹拌シャフト41の回転により第1撹拌ギア43も回転し、この第1撹拌ギア43と噛合する第2撹拌ギア45が回転する。この第2撹拌ギア45の回転によりカプラ44が回転し、これによりカプラ44に保持される注入キャップ23に回転力が付与される。つまり、モータMの駆動力が回転力としてシリンジユニット10に伝達される。
【0036】
上述したように注入キャップ23のヒレ部231はピストン15の係止溝152に進入しているから、注入キャップ23に伝達された回転力はピストン15に付与され、ピストン15は、自身の中心軸回りに回転する。この際、ピストン15がシリンダ本体12の内部を摺動することになるがピストン15の先端部にゴムリング16が取り付けてあるので、シリンダ11の内部の気密性を確保することができる。
【0037】
そして、ピストン15の回転により、ピストン15の挿通孔18に挿通された態様で設けられた撹拌ロッド17がピストン15と一体的に回転し、これによりシリンダ11の内部の試剤(A剤及びB剤)を撹拌することができ、試剤を十分に混合させることができる。
【0038】
しかも図には明示していないが、注出口20を当初閉塞していたゴム製のシール部材21は、シリンダ11の内部にあり、撹拌ロッド17の撹拌と相俟って、自身もシリンダ11の内部を転動することで試剤の撹拌効果をより向上させることができる。
【0039】
次に試剤の吐出について説明する。図7及び図8に示すように、切替スイッチ62が操作されることにより、切替ギア61がピニオン63及びすべりねじギア55と噛合する状態にさせる。これにより、モータMの駆動によるピニオン63の回転は、切替ギア61を介してすべりねじギア55に伝達され、すべりねじギア55の回転によりすべりねじ51も回転する。すべりねじ51の回転によりこれと螺合するナット52がすべりねじ51の先端に向けて直線移動することで、ナット52に結合するプランジャ53もカプラ44から突出する方向に直線移動し、これにより注入キャップ23に押圧力が付与される。つまり、モータMの駆動力が押圧力としてシリンジユニット10に伝達される。
【0040】
上述したように注入キャップ23のヒレ部231の先端面はピストン15の係止溝152の底部に当接しているから、注入キャップ23に伝達された押圧力はピストン15に付与され、ピストン15は、シリンダ11に対して進出移動する。この際、ピストン15がシリンダ本体12の内部を摺動することになるがピストン15の先端部にゴムリング16が取り付けてあるので、シリンダ11の内部の気密性を確保することができる。
【0041】
尚、シリンダ11内部には撹拌ロッド17があるが、上述したようにピストン15の挿通孔18の深さは撹拌ロッド17の長さに略等しい大きさであるから、ピストン15の進出移動の移動量に応じて撹拌ロッド17の挿通孔18への挿通量が増大させることができる。これにより、ピストン15の進出移動量の増大に応じて撹拌ロッド17のピストン15からの突出長さを小さくすることができる。
【0042】
そして、ピストン15の進出移動により、シリンダ11の内部の試剤を吐出口133より吐出させることができ、その吐出量は、ピストン15の進出移動量に応じて決められる。よって、十分に高い吐出精度で試剤を連続的に吐出することができる。
【0043】
従って、本願の実施の形態である混合吐出装置によれば、試剤を十分に混合することができるとともに、十分に高い吐出精度を有しながら試剤を連続吐出することができる。
【0044】
上記混合吐出装置では、試剤の撹拌混合と吐出とをシリンダ11の内部行う構成としたことで、混合撹拌と吐出とを別工程で行う必要がなく、操作利便性を向上させることができる。しかも、吐出を連続的に行うことができるので、ポットライフの短い高反応性の試剤を用いることができる。
【0045】
更に、同一の駆動源(モータM)で撹拌混合と吐出とを行えるので、部品点数を削減して、コストの低減化を図ることができる。
【0046】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
【0047】
上述した実施の形態では、注入キャップ23を押圧して進行移動させ、シリンダ11の内部に2種類の試剤を混入させてからシリンジユニット10を装着していたが、本発明では、2種類の試剤を混入させる前の状態でシリンジユニット10を装着させ、押圧力付与機構50により押圧力を付与することで、注入キャップ23を押圧して進行移動させ、シリンダ11の内部に2種類の試剤を混入させてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0048】
以上のように、本発明に係る混合吐出装置は、シリンダ内部の試剤を混合して吐出するのに有用である。
【符号の説明】
【0049】
10 シリンジユニット
11 シリンダ
133 吐出口
14 保護キャップ
15 ピストン
17 撹拌ロッド
18 挿通孔
19 収納部
20 注出口
21 シール部材
22 注入口
23 注入キャップ
30 駆動力伝達ユニット
40 回転力付与機構
41 撹拌シャフト
42 撹拌シャフトギア
43 第1撹拌ギア
44 カプラ
45 第2撹拌ギア
50 押圧力付与機構
51 すべりねじ
52 ナット
53 プランジャ
55 すべりねじギア
56 支持ロッド
60 切替機構
61 切替ギア
62 切替スイッチ
M モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリンダ内部の試剤を混合して吐出する混合吐出装置において、
前記シリンダの基端部に自身の一部が挿入する態様で設けられ、回転力が付与される場合には自身に連結する撹拌ロッドとともに回転して前記試剤を撹拌する一方、押圧力が付与される場合には進出移動して該シリンダの先端の吐出口より試剤を吐出させるピストンと、
モータの駆動力を前記ピストンに回転力として付与する回転力付与機構と、
前記モータの駆動力を前記ピストンに押圧力として付与する押圧力付与機構と、
前記モータの駆動力を前記回転力付与機構及び前記押圧力付与機構のいずれかに伝達させる切替機構と
を備えたことを特徴とする混合吐出装置。
【請求項2】
前記撹拌ロッドは、基端部が前記ピストンの挿通孔に挿通した状態で保持され、前記ピストンの進出移動量の増大に応じて該ピストンからの突出長さを小さくすることを特徴とする請求項1に記載の混合吐出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−81418(P2012−81418A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−229851(P2010−229851)
【出願日】平成22年10月12日(2010.10.12)
【出願人】(301023238)独立行政法人物質・材料研究機構 (1,333)
【出願人】(503366841)株式会社アイカムス・ラボ (27)
【Fターム(参考)】