混合芝及びその生成方法
スポーツ、レクリエーション及び/又は観賞用の芝は、対向する第1の面及び第2の面を備える柔軟部材のマットを有する。マットのファイバは、第1の面から突出する人口芝を形成する人口部材に固定される。芝は、さらに、マットの面上に頒布された、粒タイプの一例の、弛緩充填部材の規則正しい集合体を有する。芝は、さらに、種まき、植物の一部の移植、若しくはこれら組み合わせで弛緩充填部材に設置された1又は複数の植物の種に属する、天然植物材、即ち、植物を有する。人工部材のファイバは、主ブレード及び側面ウィングを有する外形形状を有する。正確には、側面ウィングは、主ブレードに実質的に平行のチャンネルを形成する主ブレードに実質的に平行なチャンネルを形成するために適する湾曲形状であるので、チャンネルの外形は、根による貯水部を生成するために、一部又は全体が、水、根及び弛緩充填部材で満たされた空間を包囲する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スポーツ、レクリエーション、若しくは観賞のための混合芝、即ち人工、及び、天然芝に関する。特に、本発明に係る混合芝は、サッカー、5人制サッカー、テニス、ホッケー、アメリカンフットボール、ゴルフ、運動競技、ラグビー、野球、及び、通常、芝の上で行われるその他のスポーツのようなスポーツのプレイフィールドで適用される。
【背景技術】
【0002】
サッカー、ホッケー、クリケット、ラグビー等のスポーツ分野の芝は、土、若しくは、素地の上で育成された天然芝であることが知られている。天然芝は、高い美感、技術的及び環境的な性能を与える。
【0003】
しかし、天候にだけでなく使用及び時間も、天然芝は、すぐに擦り切れ、高額な維持作業を必要とする。擦り切れた天然芝は、完全に修繕しなければ、プレイフィールドは、美感的にでこぼこで、利用者の潜在的な危険がある。
【0004】
通常スポーツ分野に関係する激しい運動は、芝を修復するために十分な時間をおかずに各々使用の後に芝の特性を悪化させる。特に、運動能力に作用し、選手を危険にさらす、プレイフィールドは、その平面性、均一性及びその素地の抵抗性を低下させる。
【0005】
これらの理由によって、グランド上でのパフォーマンス及びグリップの安定を現在の改善された人工の草の葉身及び粒状の充填部材、例えば砂若しくは弾性部材を有する、人工のプレイフィールドが、昨年に開発された。このような人工芝は、種々の材料で作成された面上に植え付けられることができる。
【0006】
人工芝は、いくつかの技術的な欠陥を有し、その中には、利用者のための後の不快の原因となる環境の改良に加えてプレイフィールドの無視できない程の過熱することがある。前述の欠陥を避けるために複合のシステムは、天然及び人工の芝の混合を提案する。天然及び人工の複合のシステムは、米国特許公報6145248に記載されている。天然及び人工の複合のシステムは、草の葉身は人工芝に固定され、層は天然芝が植え付けられた土壌に置かれた生物分解可能な素地に実質的に設置される。時間で草の根は伸び、生物分解可能な素地は分解する。従って、根は素地の下部に配置された土に達し、土に根を根付く。
【0007】
しかし、この方法は、土との相性に完全に依存され、実用的な制限を完全に有するので、人工芝は通常植え付けられた面に適用されない。
【0008】
同様の出願人の名前で国際特許公開公報2006008579に開示されるような、人工ファイバと天然ファイバ、即ち、植物との両方を備えた、混合芝も存在する。正確に言えば、このような混合芝は、人工部材が人工芝を生成するために固定された生物分解可能でない人工部材の補助部材を有する。このとき、人工芝は、異なる要素を有する弛緩充填部材、例えば、弛緩ゴムの粒、プラスチック部材、無機物質、植物由来の有機物質、などで充填される。
【0009】
弛緩充填部材は、特に実質的に垂直な人工部材のファイバを維持するための機能を有する。前述のように、さらに、混合芝は、天然ファイバ、即ち、植物を有し、植え付け工程、若しくは、早く植物を成長させ、支援部材の上に完全に配置された根を有する複数の植物の起始となる少なくとも1つの植物の種に属する植物部分の移植の工程を介して弛緩充填部材に植え付けられる。
【0010】
このような混合芝は、弛緩充填部材の落下なく、容易に運ばれ、丸められ、転がされ、直ぐに使用可能であるような所望の支援面に所望の時期に配置され得る。
【0011】
その他の、特に、混合芝タイルを備えた、混合芝が、韓国公開公報100864276に開示されている。
【0012】
しかし、混合芝に存在する植物の種は、前述のように、植物の種の植物の水分を取り除く、高い水抜き性能であり、かんがい用水の急激な流出を引き起こす弛緩充填部材の存在のために、主に、水圧の不足に影響され得る。
【0013】
一方で、暖かい季節に頻繁に起こるかんがいは、芝の利用を制限し、栄養に関する栄養のある物質の分散と、地下の汚染とを引き起こす。
【発明の概要】
【0014】
現在の正しい植物の成長と先行技術の混合芝に関連する植物の成長とを支援できる、特に、早く、使用される状態を長く存続することを支援する混合芝を提供することが本発明の特徴である。
【0015】
フィールドの弾力性、ボールリバウンド、衝撃吸収の性能、シューズによって生じる引っ張り及び捩れに対する抵抗等に関係する、サッカー、5人制サイドサッカー、テニス、ホッケー、アメリカンフットボール、ゴルフ、運動競技、ラグビー、野球、のようなスポーツをするのに最適である技術的特徴を有する芝を提供することが、もう一つの本発明の特徴である。
【0016】
容易に運ばれ、丸められ、損傷することなく転がされ、前述の運動及び/若しくは目的のためにすぐに使用するための支持面に所望の時期に配置され、容易に取り外され、直ぐに再使用され得る混合芝を提供することが本発明のさらなる特徴である。
【0017】
重さにも耐えることができ、その特徴に影響することなく混合芝上での運動に集中できる混合芝を提供することが本発明のさらなる特徴である。
【0018】
これら及びその他の特徴は、互いに対向する第1及び第2の面を有する柔軟部材のマットと、前記第1の面から突き抜ける人工芝を形成するために適する方法で前記マットに設置された人工部材の複数のファイバと、前記人工部材の複数のファイバを実質的に垂直に維持するために、前記第1の面に頒布された弛緩充填部材と、前記人工部材の複数のファイバの間で前記弛緩充填部材に定着され、少なくとも1つの植物の種に属する複数の植物を有する天然芝と、を具備する、スポーツ、レクリエーション及び/若しくは観賞のための一例の混合芝で達成され、この混合芝の主な特徴は、前記人工部材の複数のファイバの少なくとも1部分が、主ブレードと、前記主ブレードに実質的に平行であるチャンネルを形成するために湾曲された形状を有する、前記主ブレードから延出する少なくとも1つの側面のウィングと、を備えた外形形状を有することである。
【0019】
このように、各チャンネルで、弛緩充填部材を充填後に、貯水部が植物の根で形成され得る。特に、チャンネルの外形は、水で占められた空間を部分的若しくは全体的に取り囲む。水は、高性能の水抜き部材である弛緩充填部材の集合体よりも長時間持続する根による貯水部を実際に生成するために、主にチャンネルに蓄えられ、流れず、このように短時間で湿潤性を保存する。
【0020】
特に、前記1若しくは各ウィングは、前記主ブレードに連結された基端部と、前記基端部に対向して配置された末端部と、前記末端部と前記基端部との間に設けられる中央部と、
を前記主ブレードに対して横断方向に有する。
【0021】
好適には、前記末端部は、前記ウィングがほとんど閉じられたチャンネルを規定し、前記基端部、若しくは中央部に隣接する位置と、前記ウィング及び前記主ブレードがほとんど閉じられたチャンネルを規定し、前記主ブレードに隣接する位置と、前記ウィングが開口チャンネルを規定する場合で、前記末端部、前記ウィングの前記中央部及び前記主ブレードから離れた位置と、に設けられたグループから選択された位置に設置される。
【0022】
少なくとも1つの第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードから延出するように設けられ、前記主ブレードに対して平行に配置された第1及び第2のチャンネルを夫々規定する。
【0023】
特に、第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードに関連する対向する側面に配置される。
【0024】
好適には、少なくとも1つの第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードから延出するように設けられ、前記第1及び第2の側面のウィングは、各々、前記主ブレードに対して平行に配置された第1及び第2のチャンネルを規定する。
【0025】
特に、前記第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードに関連する対向する側面に配置される。
【0026】
好ましくは、前記主ブレードは、多角形断面を有する。この場合、前記第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードの多角形断面の対向する頂点から突出する。
【0027】
特に、前記マットから延出する人工部材の2つの隣り合ったファイバの間のピッチは、0.5cm及び5cmの間に設定されている。
【0028】
本発明の最良の実施の形態で、前記複数の人工芝の人口部材のファイバは、第1の複数の線形ファイバと、所定の基準に従った前記線形ファイバに関連して交互に配置された前述の第2の複数の外形ファイバと、を有する。
【0029】
好適には、前記弛緩充填部材は、粒状、植物由来の弛緩繊維、若しくは、合成ゴムを溶け合わせた部材と、エラストマー部材と、植物由来の有機物質と、無機部材と、若しくは、これらの組み合わせと、の内の少なくとも1つを具備する。
【0030】
好適には、前記弛緩充填部材は、ゴム部材の層と、砂若しくは砂利の無機部材の層と、植物由来の有機物質の層と、若しくは、これらの組み合わせと、の内の少なくとも1つを有する。
【0031】
好適には、植物由来の有機物質は、例えば、コルク、ココナッツ繊維、リュウゼツラン繊維、穀物殻例えば米殻、泥炭、木屑、植物のかす、ブドウの種子(ブドウのヴィニヘラ種(vinifera)の種子)、植物の種の死んだ種子、農業及び食料のかす、堆肥、有機の調整剤、有機肥料、ひづめ及び角の粉末、焼いた革のカス、植物の廃棄物、及び、一般的な粒状及び/若しくは弛緩繊維の所望の植物由来の有機物質、を有するグループから選択される。特に、植物由来の有機物質は、望ましい水文条件を満たし、植物を成長させるために必要不可欠な栄養物質を供給する。
【0032】
特に好適な実施形態で、植物由来の有機物質は、ココナッツ繊維、米殻、コルクを有するグループから選択される。
【0033】
好適には、前記ゴム部材は、天然ゴム、即ち生ゴムと、シリコンゴムと、SBRと、EPDMと、SEBSと、TPUと、若しくは、これらの組み合わせと、から成るグループから選択される。
【0034】
好ましくは、前記天然芝を作成するために適用される前記植物の種は、植物の単子葉種と、植物の双子葉種と、若しくはこれらの組み合わせと、から成るグループから選択される。
【0035】
これらを通る根の繁殖を除けば、好適には、雨水の水抜きのための複数の小さな水抜き穴を有する。
【0036】
特に、穴は、1mm及び15mm、好適には、1mm及び10mmの間に設定された直径を有し得る。
【0037】
好適には、マット上の複数の穴の密度は、1平方メートル(m2)辺り10穴乃至10,000穴の間に設定される。
【0038】
本発明の一態様で、マットの第2の面は、スポンジ、若しくは、不浸透性部材の層に連結されている。
【0039】
規則的な多孔を有するスポンジ部材の場合、根は、混合芝の固定を支援するためにこれらの多孔の中を通る。
【0040】
不浸透性の層の場合、水が混合芝の栽培場所、若しくは設置場所の表面に達することを防止する。従って、植物の種は、不浸透性の層の上部にだけ根付く。
【0041】
例えば、不浸透性部材の層の厚さは、6及び25mmの間、好適には8及び20mmの間、好ましくは、10及び15mmの間に設定される。
好適には、不浸透部材は、ポリウレタン樹脂である。
本発明の一態様で、前記マットは、上部の収納層と、底部の収納層と、前記上部の収納層及び前記底部の収納層の間に配置された水抜き層と、を有し、前記水抜き層は、前記底部の収納層から前記上部の収納層を離し、前記複数の人工部材のファイバは、前記水抜き層を横断する織り方によって前記マットに連結される。
【0042】
特に、水抜き層は、さらに、ダンピング作用を行う。さらに、詳細には、水抜き層の厚さは、必要に応じて、特に、所望のダンピング作用で選択される。
【0043】
好適には、水抜き層は、プラスチック部材の織りあわされたフィラメントの3次元の網状形状を有するので、織りあわされたフィラメントは、隙間のある、弾性的な圧縮層を形成する。
【0044】
特に、プラスチック部材のフィラメントは、0.2乃至1.5mmの間の、好適には0.5及び1mmの間の、好ましくは0.8及び0.9mmの間の直径幅を有し得る。
【0045】
本発明のその他の態様で、スポーツ、レクリエーション、及び/若しくは、観賞のための芝を作成するための方法は、互いに対向する第1の面及び第2の面を有する柔軟部材から成るマットを配置し、前記第1の面から突出する深い芝を形成する方法で前記マットに複数の人工部材のファイバを固定し、前記人工部材のファイバの少なくとも1部分は前記充填層から少なくとも5mm突出するように添加され、前記複数の人工部材のファイバを実質的に垂直に維持する、弛緩充填部材を前記マットの前記第1の面に頒布し、
前記弛緩充填部材に少なくとも1種の植物の種に属する種子及び/若しくは植物部分を導入し、高さで前記人工芝を超え、前記マットの前記第1の面上に全て配置された複数の根を有する天然芝を得る前記植物の種の無性生殖の成長を補助する、工程を具備し、スポーツ、レクリエーション、及び/若しくは、観賞のための芝を作成するための方法の主な特徴は、外形形状を有する前記複数の人工部材の少なくとも1部分が、主ブレードと、前記主ブレードに実質的に平行であるチャンネルを形成するために、前記主ブレードに向かって折り曲げられた湾曲した外形を有し、前記主ブレードから延出する少なくとも1つの側面ウィングと、を有することである。
【0046】
特に、種子、及び/若しくは、植物の種の植物の部分は、種まきと、移植と、これらの組み合わせと、を有するグループから選択されるような第1のマットに設置され得る。
【0047】
好適には、弛緩充填部材の頒布するための工程は、少なくとも1つのゴム、特に、植物由来のゴム、若しくは合成のゴムの粒状の層に頒布する。
【0048】
特に、充填層は、無機由来の部材、例えば、砂、若しくは、砂利を有し得る。
好適には、充填層は、植物由来の有機物質を有し、植物由来の有機物質は植物の種の成長の物質を供給し得る。
【0049】
好適には、少なくとも1つの人工物質のファイバは、充填層から少なくとも5mm突出し、植物の種は、充填層から5mmよりも高い高さで切られる。
【0050】
本発明は、以下の添付された図面に関連して、制限的ではなく例示し、後述の本発明の実施形態の記載で示されるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】図1は、本発明に係る、混合芝の部分を図式的に示す斜視図である。
【図2】図2は、図1の混合芝を設けられた人工部材のブレードの本発明の一態様の横断面図である。
【図3】図3は、図1の混合芝を設けられた人工部材のブレードの本発明の一態様の横断面図である。
【図4】図4は、図1の混合芝を設けられた人工部材のブレードの本発明の一態様の横断面図である。
【図5】図5は、図1の混合芝を設けられた人工部材のブレードの本発明の一態様の横断面図である。
【図6】図6は、図1の混合芝を設けられた人工部材のブレードの本発明の一態様の横断面図である。
【図7】図7は、図1の混合芝を設けられた人工部材のブレードの本発明の一態様の横断面図である。
【図8】図8は、図1の混合芝を設けられた人工部材のファイバの技術的態様の図式的に示された斜視図である。
【図9】図9は、図1の混合芝を設けられた人工部材のファイバの技術的態様の図式的に示された斜視図である。
【図10】図10は、図1の混合芝を設けられた人工部材のファイバの技術的態様の図式的に示された斜視図である。
【図11】図11は、図1の混合芝を設置するために適用されたマットの3種類の一態様の横断面図である。
【図12】図12は、図1の混合芝を設置するために適用されたマットの3種類の一態様の横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0052】
図1に関連して、スポーツのための混合芝1は、互いに対向する第1の表面11、及び、第2の表面12を備える柔軟部材であるマット10を有する。マット10に人工物の複数のファイバが、特に、周知の作成工程によって、備え付けられ、このような方法は、第1の表面11から突出する人工芝50を形成するのに向いている。
【0053】
さらに、芝1は、マット10の表面11に頒布された弛緩充填部材50、例えば、粒状の所定の量を含んでいる。特に、弛緩充填部材50は、実質的に人工ファイバ20を垂直に維持し、芝1の水を抜く2つの機能を有する。
【0054】
芝1は、1若しくは複数の植物の種30に属する天然素材で仕上げられ、芝1は、種まき、植物の一部分の移植、若しくは、2つの方法の組み合わせによって弛緩充填部材50に植え付けられ得る。もっと正確に言えば、植物の種30は、柔軟部材であるマット10の上に根をはり、即ち、植物の種30の根101は、マット10を通り抜けない。このように、幾つかの所望の種類の表面、例えば、アスファルト、コンクリート、安定した不活性物質上に混合芝1を置くことができる。さらに、この一例の実施形態は、据え付け位置に栽培場所の混合芝1を動かすことに役立つ。
【0055】
図1に示された一例の実施形態で、弛緩充填部材50は、層51を形成するために面11上に頒布されたゴム及び/若しくはプラスチック部材の粒から成り得る。さらに詳細に、ゴムは、天然ゴム若しくは生ゴム、シリコンゴム、SBR、EPDM、SBS、SEBS、若しくはこれらの合成から成るグループから選択され得る。
【0056】
さらに、弛緩充填部材50は、砂、砂利若しくはこれらの組み合わせのような無機物質から成り得る。層51の下方に配置された層52を形成するために、原料鉱石は、ゴム部材及び/若しくはプラスチック部材を敷く前にマット10の面11上に頒布され得る。また、弛緩充填部材50は、材料鉱石及びゴム及び/若しくはプラスチック部材の異種物の集合体であり得る。
【0057】
さらなる一例の実施形態で、弛緩充填部材50は、さらに、所定の量の植物由来の有機物質を有している。例えば、植物15の無性生殖の成長のための物理化学状態に適した層53を生成するために、植物由来の有機物質は、ゴム及び/若しくはプラスチック部材の層51上に頒布され得る。植物由来の有機物質は、例えば、コルク、ココナッツ繊維、リュウゼツラン繊維、穀物殻例えば米殻、泥炭、木屑、植物のかす、ブドウの種子(ブドウのヴィニヘラ種(vinifera)の種子)、植物の種の死んだ種子、農業及び食料のかす、堆肥、有機の調整剤、有機肥料、ひづめ及び角の粉末、焼いた革のカス、植物の廃棄物、及び、一般的な粒状及び/若しくは弛緩繊維の所望の植物由来の有機物質であり得る。
【0058】
本発明に従って、図2乃至10に示されるように、人工物のファイバ20は、主ブレード21と少なくとも側面のウィング22とを備えた外形形状を有する。特に、側面のウィング22は、主ブレード21に連結された基端部22’、基端部22’に対向する末端部22”及び基端部22’及び末端部22”の間の中央部22’’’を有する。さらに詳細に、側面のウィング22は、主ブレード21に実質的に平行に配置された略閉塞25を形成するために適した湾曲形状を有する。
【0059】
図2に示す一例の実施形態において、ウィング22の末端部22”は、中央部22’’’及び主ブレード21から離れて設置され、このため略閉塞チャンネル25’を規定する。
【0060】
図3の示す一例の実施形態において、また、末端部22”は、この場合に、略閉塞チャンネル25’を規定するために、中央部22’’’にほとんど到達するまでにウィング22に向かって屈曲される。
【0061】
図4に示す一例の実施形態において、また、末端部22”は、略閉塞チャンネル25”を共に規定する主ブレード21に隣接するようにするために屈曲される。
【0062】
本発明のさらなる一例の実施形態で、図5に示されるように、人工ファイバ20は、主ブレード21に関連して対向する側面に配置された第1のウィング22aと第2のウィング22bとを有する。さらに詳細に、主ブレード21は、多角形の断面を有し得るし、決められた頂点の数を有する。例えば、主ブレード21は、4つの頂点21a乃至21dを有する実質的に長方形断面を有する(図6及び7)。この場合、ウィング22a及び22bは、対向する頂点21a及び21bの主ブレード21から夫々突出する。各ウィング22a乃至22bは、主ブレード21に対して実質的に平行な各チャンネル25a及び25bをこの場合に規定する(図6)。
【0063】
図7の一例の実施形態において、4つの側面のウィング22a乃至22dは、主ブレード21の各頂点21a乃至21dから延出するように設置される。
【0064】
全ての前述の異なる一例の実施形態において、チャンネル25は、弛緩充填部材50に吸収された、かんがい用水、若しくは雨水の所定の量を維持するために適用される。これは、植物の種30の無性生殖の成長にとって湿潤性の良好な状態を与える(図8)。
【0065】
ファイバ20は、好適には、所望の形状に対応する形状の型を適用するプラスチック部材の押し出し成形の工程から得られる(図9)。プラスチック部材のファイバ20は、“U”のように屈曲され、例えば、織り込まれることによって、マット10に植え付けられる(図10)。
【0066】
図11に示されるように本発明の一例の実施形態において、(スポンジ部材の追加があろうがなかろうが)マット10の第2の面12は、不浸透性部材13の層に固定される。特に、プラスチック部材のファイバ30は、固定された、例えば、不浸透性部材13の層に拡張することによって埋め込まれた、編み方を形成するマット10上に織り込まれる。これは、栽培場所、若しくは設置場所の表面60に浸み込み、到達する水分を防ぐポリウレタン樹脂で作成される。従って、植物の種30は、不浸透性層13上にだけに根を付ける。
【0067】
図13の一例の実施形態において、プラスチック部材の織り込まれたファイバ30が拡がるマット10は、上部の収納層10’、底部の収納層10”、及び、所定の距離でこれらを維持するために、当該層10’及び当該層10”の間に配置された水抜き層10’’’を有する。水を流すことに加えて水抜き層10’’’は、本発明に係る、スポーツ芝土の表面のような混合芝に適用されるための特筆する特徴を混合芝に与える湿気効果も有する。
【0068】
水抜き層10’’’は、プラスチック部材の不規則に織りあわされたフィラメントの3次元の網状組織であり、弾力反応を与える性能であり得る。特に、プラスチック部材のフィラメントは、0.2乃至1.5mmの間、適当には0.5乃至1.0mm、好適には0.8乃至0.9mmの間の直径幅を有し得る。
【0069】
最後に、図14において、さらなる一例の実施形態は、マット10は、図1及び3に関連して前述されるように作成されることが示され、更に層13は、底部の層10”の底面12”に連結された不浸透部材に設けられる。
【0070】
詳細な実施形態の前述の記載は、現在の知識で適用されるその他の発明のように、目的の概念に係る発明を十分に開示するだろうし、修正、及び/若しくは、更なる調査なしで、且つ、本発明から分割されないような実施形態に種々のアプリケーションを適用することができるだろうし、このような適応及び修正は、詳細な実施形態と同等物のように考えられるだろうことが分かる。従って、ここで記述された異なる機能を実現するための手段及び材料は、本発明の分野から逸脱しない異なる性質を有しうる。ここで用いられた表現若しくは用語は記述のためであって、限定のためではないことは理解される。
【技術分野】
【0001】
本発明は、スポーツ、レクリエーション、若しくは観賞のための混合芝、即ち人工、及び、天然芝に関する。特に、本発明に係る混合芝は、サッカー、5人制サッカー、テニス、ホッケー、アメリカンフットボール、ゴルフ、運動競技、ラグビー、野球、及び、通常、芝の上で行われるその他のスポーツのようなスポーツのプレイフィールドで適用される。
【背景技術】
【0002】
サッカー、ホッケー、クリケット、ラグビー等のスポーツ分野の芝は、土、若しくは、素地の上で育成された天然芝であることが知られている。天然芝は、高い美感、技術的及び環境的な性能を与える。
【0003】
しかし、天候にだけでなく使用及び時間も、天然芝は、すぐに擦り切れ、高額な維持作業を必要とする。擦り切れた天然芝は、完全に修繕しなければ、プレイフィールドは、美感的にでこぼこで、利用者の潜在的な危険がある。
【0004】
通常スポーツ分野に関係する激しい運動は、芝を修復するために十分な時間をおかずに各々使用の後に芝の特性を悪化させる。特に、運動能力に作用し、選手を危険にさらす、プレイフィールドは、その平面性、均一性及びその素地の抵抗性を低下させる。
【0005】
これらの理由によって、グランド上でのパフォーマンス及びグリップの安定を現在の改善された人工の草の葉身及び粒状の充填部材、例えば砂若しくは弾性部材を有する、人工のプレイフィールドが、昨年に開発された。このような人工芝は、種々の材料で作成された面上に植え付けられることができる。
【0006】
人工芝は、いくつかの技術的な欠陥を有し、その中には、利用者のための後の不快の原因となる環境の改良に加えてプレイフィールドの無視できない程の過熱することがある。前述の欠陥を避けるために複合のシステムは、天然及び人工の芝の混合を提案する。天然及び人工の複合のシステムは、米国特許公報6145248に記載されている。天然及び人工の複合のシステムは、草の葉身は人工芝に固定され、層は天然芝が植え付けられた土壌に置かれた生物分解可能な素地に実質的に設置される。時間で草の根は伸び、生物分解可能な素地は分解する。従って、根は素地の下部に配置された土に達し、土に根を根付く。
【0007】
しかし、この方法は、土との相性に完全に依存され、実用的な制限を完全に有するので、人工芝は通常植え付けられた面に適用されない。
【0008】
同様の出願人の名前で国際特許公開公報2006008579に開示されるような、人工ファイバと天然ファイバ、即ち、植物との両方を備えた、混合芝も存在する。正確に言えば、このような混合芝は、人工部材が人工芝を生成するために固定された生物分解可能でない人工部材の補助部材を有する。このとき、人工芝は、異なる要素を有する弛緩充填部材、例えば、弛緩ゴムの粒、プラスチック部材、無機物質、植物由来の有機物質、などで充填される。
【0009】
弛緩充填部材は、特に実質的に垂直な人工部材のファイバを維持するための機能を有する。前述のように、さらに、混合芝は、天然ファイバ、即ち、植物を有し、植え付け工程、若しくは、早く植物を成長させ、支援部材の上に完全に配置された根を有する複数の植物の起始となる少なくとも1つの植物の種に属する植物部分の移植の工程を介して弛緩充填部材に植え付けられる。
【0010】
このような混合芝は、弛緩充填部材の落下なく、容易に運ばれ、丸められ、転がされ、直ぐに使用可能であるような所望の支援面に所望の時期に配置され得る。
【0011】
その他の、特に、混合芝タイルを備えた、混合芝が、韓国公開公報100864276に開示されている。
【0012】
しかし、混合芝に存在する植物の種は、前述のように、植物の種の植物の水分を取り除く、高い水抜き性能であり、かんがい用水の急激な流出を引き起こす弛緩充填部材の存在のために、主に、水圧の不足に影響され得る。
【0013】
一方で、暖かい季節に頻繁に起こるかんがいは、芝の利用を制限し、栄養に関する栄養のある物質の分散と、地下の汚染とを引き起こす。
【発明の概要】
【0014】
現在の正しい植物の成長と先行技術の混合芝に関連する植物の成長とを支援できる、特に、早く、使用される状態を長く存続することを支援する混合芝を提供することが本発明の特徴である。
【0015】
フィールドの弾力性、ボールリバウンド、衝撃吸収の性能、シューズによって生じる引っ張り及び捩れに対する抵抗等に関係する、サッカー、5人制サイドサッカー、テニス、ホッケー、アメリカンフットボール、ゴルフ、運動競技、ラグビー、野球、のようなスポーツをするのに最適である技術的特徴を有する芝を提供することが、もう一つの本発明の特徴である。
【0016】
容易に運ばれ、丸められ、損傷することなく転がされ、前述の運動及び/若しくは目的のためにすぐに使用するための支持面に所望の時期に配置され、容易に取り外され、直ぐに再使用され得る混合芝を提供することが本発明のさらなる特徴である。
【0017】
重さにも耐えることができ、その特徴に影響することなく混合芝上での運動に集中できる混合芝を提供することが本発明のさらなる特徴である。
【0018】
これら及びその他の特徴は、互いに対向する第1及び第2の面を有する柔軟部材のマットと、前記第1の面から突き抜ける人工芝を形成するために適する方法で前記マットに設置された人工部材の複数のファイバと、前記人工部材の複数のファイバを実質的に垂直に維持するために、前記第1の面に頒布された弛緩充填部材と、前記人工部材の複数のファイバの間で前記弛緩充填部材に定着され、少なくとも1つの植物の種に属する複数の植物を有する天然芝と、を具備する、スポーツ、レクリエーション及び/若しくは観賞のための一例の混合芝で達成され、この混合芝の主な特徴は、前記人工部材の複数のファイバの少なくとも1部分が、主ブレードと、前記主ブレードに実質的に平行であるチャンネルを形成するために湾曲された形状を有する、前記主ブレードから延出する少なくとも1つの側面のウィングと、を備えた外形形状を有することである。
【0019】
このように、各チャンネルで、弛緩充填部材を充填後に、貯水部が植物の根で形成され得る。特に、チャンネルの外形は、水で占められた空間を部分的若しくは全体的に取り囲む。水は、高性能の水抜き部材である弛緩充填部材の集合体よりも長時間持続する根による貯水部を実際に生成するために、主にチャンネルに蓄えられ、流れず、このように短時間で湿潤性を保存する。
【0020】
特に、前記1若しくは各ウィングは、前記主ブレードに連結された基端部と、前記基端部に対向して配置された末端部と、前記末端部と前記基端部との間に設けられる中央部と、
を前記主ブレードに対して横断方向に有する。
【0021】
好適には、前記末端部は、前記ウィングがほとんど閉じられたチャンネルを規定し、前記基端部、若しくは中央部に隣接する位置と、前記ウィング及び前記主ブレードがほとんど閉じられたチャンネルを規定し、前記主ブレードに隣接する位置と、前記ウィングが開口チャンネルを規定する場合で、前記末端部、前記ウィングの前記中央部及び前記主ブレードから離れた位置と、に設けられたグループから選択された位置に設置される。
【0022】
少なくとも1つの第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードから延出するように設けられ、前記主ブレードに対して平行に配置された第1及び第2のチャンネルを夫々規定する。
【0023】
特に、第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードに関連する対向する側面に配置される。
【0024】
好適には、少なくとも1つの第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードから延出するように設けられ、前記第1及び第2の側面のウィングは、各々、前記主ブレードに対して平行に配置された第1及び第2のチャンネルを規定する。
【0025】
特に、前記第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードに関連する対向する側面に配置される。
【0026】
好ましくは、前記主ブレードは、多角形断面を有する。この場合、前記第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードの多角形断面の対向する頂点から突出する。
【0027】
特に、前記マットから延出する人工部材の2つの隣り合ったファイバの間のピッチは、0.5cm及び5cmの間に設定されている。
【0028】
本発明の最良の実施の形態で、前記複数の人工芝の人口部材のファイバは、第1の複数の線形ファイバと、所定の基準に従った前記線形ファイバに関連して交互に配置された前述の第2の複数の外形ファイバと、を有する。
【0029】
好適には、前記弛緩充填部材は、粒状、植物由来の弛緩繊維、若しくは、合成ゴムを溶け合わせた部材と、エラストマー部材と、植物由来の有機物質と、無機部材と、若しくは、これらの組み合わせと、の内の少なくとも1つを具備する。
【0030】
好適には、前記弛緩充填部材は、ゴム部材の層と、砂若しくは砂利の無機部材の層と、植物由来の有機物質の層と、若しくは、これらの組み合わせと、の内の少なくとも1つを有する。
【0031】
好適には、植物由来の有機物質は、例えば、コルク、ココナッツ繊維、リュウゼツラン繊維、穀物殻例えば米殻、泥炭、木屑、植物のかす、ブドウの種子(ブドウのヴィニヘラ種(vinifera)の種子)、植物の種の死んだ種子、農業及び食料のかす、堆肥、有機の調整剤、有機肥料、ひづめ及び角の粉末、焼いた革のカス、植物の廃棄物、及び、一般的な粒状及び/若しくは弛緩繊維の所望の植物由来の有機物質、を有するグループから選択される。特に、植物由来の有機物質は、望ましい水文条件を満たし、植物を成長させるために必要不可欠な栄養物質を供給する。
【0032】
特に好適な実施形態で、植物由来の有機物質は、ココナッツ繊維、米殻、コルクを有するグループから選択される。
【0033】
好適には、前記ゴム部材は、天然ゴム、即ち生ゴムと、シリコンゴムと、SBRと、EPDMと、SEBSと、TPUと、若しくは、これらの組み合わせと、から成るグループから選択される。
【0034】
好ましくは、前記天然芝を作成するために適用される前記植物の種は、植物の単子葉種と、植物の双子葉種と、若しくはこれらの組み合わせと、から成るグループから選択される。
【0035】
これらを通る根の繁殖を除けば、好適には、雨水の水抜きのための複数の小さな水抜き穴を有する。
【0036】
特に、穴は、1mm及び15mm、好適には、1mm及び10mmの間に設定された直径を有し得る。
【0037】
好適には、マット上の複数の穴の密度は、1平方メートル(m2)辺り10穴乃至10,000穴の間に設定される。
【0038】
本発明の一態様で、マットの第2の面は、スポンジ、若しくは、不浸透性部材の層に連結されている。
【0039】
規則的な多孔を有するスポンジ部材の場合、根は、混合芝の固定を支援するためにこれらの多孔の中を通る。
【0040】
不浸透性の層の場合、水が混合芝の栽培場所、若しくは設置場所の表面に達することを防止する。従って、植物の種は、不浸透性の層の上部にだけ根付く。
【0041】
例えば、不浸透性部材の層の厚さは、6及び25mmの間、好適には8及び20mmの間、好ましくは、10及び15mmの間に設定される。
好適には、不浸透部材は、ポリウレタン樹脂である。
本発明の一態様で、前記マットは、上部の収納層と、底部の収納層と、前記上部の収納層及び前記底部の収納層の間に配置された水抜き層と、を有し、前記水抜き層は、前記底部の収納層から前記上部の収納層を離し、前記複数の人工部材のファイバは、前記水抜き層を横断する織り方によって前記マットに連結される。
【0042】
特に、水抜き層は、さらに、ダンピング作用を行う。さらに、詳細には、水抜き層の厚さは、必要に応じて、特に、所望のダンピング作用で選択される。
【0043】
好適には、水抜き層は、プラスチック部材の織りあわされたフィラメントの3次元の網状形状を有するので、織りあわされたフィラメントは、隙間のある、弾性的な圧縮層を形成する。
【0044】
特に、プラスチック部材のフィラメントは、0.2乃至1.5mmの間の、好適には0.5及び1mmの間の、好ましくは0.8及び0.9mmの間の直径幅を有し得る。
【0045】
本発明のその他の態様で、スポーツ、レクリエーション、及び/若しくは、観賞のための芝を作成するための方法は、互いに対向する第1の面及び第2の面を有する柔軟部材から成るマットを配置し、前記第1の面から突出する深い芝を形成する方法で前記マットに複数の人工部材のファイバを固定し、前記人工部材のファイバの少なくとも1部分は前記充填層から少なくとも5mm突出するように添加され、前記複数の人工部材のファイバを実質的に垂直に維持する、弛緩充填部材を前記マットの前記第1の面に頒布し、
前記弛緩充填部材に少なくとも1種の植物の種に属する種子及び/若しくは植物部分を導入し、高さで前記人工芝を超え、前記マットの前記第1の面上に全て配置された複数の根を有する天然芝を得る前記植物の種の無性生殖の成長を補助する、工程を具備し、スポーツ、レクリエーション、及び/若しくは、観賞のための芝を作成するための方法の主な特徴は、外形形状を有する前記複数の人工部材の少なくとも1部分が、主ブレードと、前記主ブレードに実質的に平行であるチャンネルを形成するために、前記主ブレードに向かって折り曲げられた湾曲した外形を有し、前記主ブレードから延出する少なくとも1つの側面ウィングと、を有することである。
【0046】
特に、種子、及び/若しくは、植物の種の植物の部分は、種まきと、移植と、これらの組み合わせと、を有するグループから選択されるような第1のマットに設置され得る。
【0047】
好適には、弛緩充填部材の頒布するための工程は、少なくとも1つのゴム、特に、植物由来のゴム、若しくは合成のゴムの粒状の層に頒布する。
【0048】
特に、充填層は、無機由来の部材、例えば、砂、若しくは、砂利を有し得る。
好適には、充填層は、植物由来の有機物質を有し、植物由来の有機物質は植物の種の成長の物質を供給し得る。
【0049】
好適には、少なくとも1つの人工物質のファイバは、充填層から少なくとも5mm突出し、植物の種は、充填層から5mmよりも高い高さで切られる。
【0050】
本発明は、以下の添付された図面に関連して、制限的ではなく例示し、後述の本発明の実施形態の記載で示されるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】図1は、本発明に係る、混合芝の部分を図式的に示す斜視図である。
【図2】図2は、図1の混合芝を設けられた人工部材のブレードの本発明の一態様の横断面図である。
【図3】図3は、図1の混合芝を設けられた人工部材のブレードの本発明の一態様の横断面図である。
【図4】図4は、図1の混合芝を設けられた人工部材のブレードの本発明の一態様の横断面図である。
【図5】図5は、図1の混合芝を設けられた人工部材のブレードの本発明の一態様の横断面図である。
【図6】図6は、図1の混合芝を設けられた人工部材のブレードの本発明の一態様の横断面図である。
【図7】図7は、図1の混合芝を設けられた人工部材のブレードの本発明の一態様の横断面図である。
【図8】図8は、図1の混合芝を設けられた人工部材のファイバの技術的態様の図式的に示された斜視図である。
【図9】図9は、図1の混合芝を設けられた人工部材のファイバの技術的態様の図式的に示された斜視図である。
【図10】図10は、図1の混合芝を設けられた人工部材のファイバの技術的態様の図式的に示された斜視図である。
【図11】図11は、図1の混合芝を設置するために適用されたマットの3種類の一態様の横断面図である。
【図12】図12は、図1の混合芝を設置するために適用されたマットの3種類の一態様の横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0052】
図1に関連して、スポーツのための混合芝1は、互いに対向する第1の表面11、及び、第2の表面12を備える柔軟部材であるマット10を有する。マット10に人工物の複数のファイバが、特に、周知の作成工程によって、備え付けられ、このような方法は、第1の表面11から突出する人工芝50を形成するのに向いている。
【0053】
さらに、芝1は、マット10の表面11に頒布された弛緩充填部材50、例えば、粒状の所定の量を含んでいる。特に、弛緩充填部材50は、実質的に人工ファイバ20を垂直に維持し、芝1の水を抜く2つの機能を有する。
【0054】
芝1は、1若しくは複数の植物の種30に属する天然素材で仕上げられ、芝1は、種まき、植物の一部分の移植、若しくは、2つの方法の組み合わせによって弛緩充填部材50に植え付けられ得る。もっと正確に言えば、植物の種30は、柔軟部材であるマット10の上に根をはり、即ち、植物の種30の根101は、マット10を通り抜けない。このように、幾つかの所望の種類の表面、例えば、アスファルト、コンクリート、安定した不活性物質上に混合芝1を置くことができる。さらに、この一例の実施形態は、据え付け位置に栽培場所の混合芝1を動かすことに役立つ。
【0055】
図1に示された一例の実施形態で、弛緩充填部材50は、層51を形成するために面11上に頒布されたゴム及び/若しくはプラスチック部材の粒から成り得る。さらに詳細に、ゴムは、天然ゴム若しくは生ゴム、シリコンゴム、SBR、EPDM、SBS、SEBS、若しくはこれらの合成から成るグループから選択され得る。
【0056】
さらに、弛緩充填部材50は、砂、砂利若しくはこれらの組み合わせのような無機物質から成り得る。層51の下方に配置された層52を形成するために、原料鉱石は、ゴム部材及び/若しくはプラスチック部材を敷く前にマット10の面11上に頒布され得る。また、弛緩充填部材50は、材料鉱石及びゴム及び/若しくはプラスチック部材の異種物の集合体であり得る。
【0057】
さらなる一例の実施形態で、弛緩充填部材50は、さらに、所定の量の植物由来の有機物質を有している。例えば、植物15の無性生殖の成長のための物理化学状態に適した層53を生成するために、植物由来の有機物質は、ゴム及び/若しくはプラスチック部材の層51上に頒布され得る。植物由来の有機物質は、例えば、コルク、ココナッツ繊維、リュウゼツラン繊維、穀物殻例えば米殻、泥炭、木屑、植物のかす、ブドウの種子(ブドウのヴィニヘラ種(vinifera)の種子)、植物の種の死んだ種子、農業及び食料のかす、堆肥、有機の調整剤、有機肥料、ひづめ及び角の粉末、焼いた革のカス、植物の廃棄物、及び、一般的な粒状及び/若しくは弛緩繊維の所望の植物由来の有機物質であり得る。
【0058】
本発明に従って、図2乃至10に示されるように、人工物のファイバ20は、主ブレード21と少なくとも側面のウィング22とを備えた外形形状を有する。特に、側面のウィング22は、主ブレード21に連結された基端部22’、基端部22’に対向する末端部22”及び基端部22’及び末端部22”の間の中央部22’’’を有する。さらに詳細に、側面のウィング22は、主ブレード21に実質的に平行に配置された略閉塞25を形成するために適した湾曲形状を有する。
【0059】
図2に示す一例の実施形態において、ウィング22の末端部22”は、中央部22’’’及び主ブレード21から離れて設置され、このため略閉塞チャンネル25’を規定する。
【0060】
図3の示す一例の実施形態において、また、末端部22”は、この場合に、略閉塞チャンネル25’を規定するために、中央部22’’’にほとんど到達するまでにウィング22に向かって屈曲される。
【0061】
図4に示す一例の実施形態において、また、末端部22”は、略閉塞チャンネル25”を共に規定する主ブレード21に隣接するようにするために屈曲される。
【0062】
本発明のさらなる一例の実施形態で、図5に示されるように、人工ファイバ20は、主ブレード21に関連して対向する側面に配置された第1のウィング22aと第2のウィング22bとを有する。さらに詳細に、主ブレード21は、多角形の断面を有し得るし、決められた頂点の数を有する。例えば、主ブレード21は、4つの頂点21a乃至21dを有する実質的に長方形断面を有する(図6及び7)。この場合、ウィング22a及び22bは、対向する頂点21a及び21bの主ブレード21から夫々突出する。各ウィング22a乃至22bは、主ブレード21に対して実質的に平行な各チャンネル25a及び25bをこの場合に規定する(図6)。
【0063】
図7の一例の実施形態において、4つの側面のウィング22a乃至22dは、主ブレード21の各頂点21a乃至21dから延出するように設置される。
【0064】
全ての前述の異なる一例の実施形態において、チャンネル25は、弛緩充填部材50に吸収された、かんがい用水、若しくは雨水の所定の量を維持するために適用される。これは、植物の種30の無性生殖の成長にとって湿潤性の良好な状態を与える(図8)。
【0065】
ファイバ20は、好適には、所望の形状に対応する形状の型を適用するプラスチック部材の押し出し成形の工程から得られる(図9)。プラスチック部材のファイバ20は、“U”のように屈曲され、例えば、織り込まれることによって、マット10に植え付けられる(図10)。
【0066】
図11に示されるように本発明の一例の実施形態において、(スポンジ部材の追加があろうがなかろうが)マット10の第2の面12は、不浸透性部材13の層に固定される。特に、プラスチック部材のファイバ30は、固定された、例えば、不浸透性部材13の層に拡張することによって埋め込まれた、編み方を形成するマット10上に織り込まれる。これは、栽培場所、若しくは設置場所の表面60に浸み込み、到達する水分を防ぐポリウレタン樹脂で作成される。従って、植物の種30は、不浸透性層13上にだけに根を付ける。
【0067】
図13の一例の実施形態において、プラスチック部材の織り込まれたファイバ30が拡がるマット10は、上部の収納層10’、底部の収納層10”、及び、所定の距離でこれらを維持するために、当該層10’及び当該層10”の間に配置された水抜き層10’’’を有する。水を流すことに加えて水抜き層10’’’は、本発明に係る、スポーツ芝土の表面のような混合芝に適用されるための特筆する特徴を混合芝に与える湿気効果も有する。
【0068】
水抜き層10’’’は、プラスチック部材の不規則に織りあわされたフィラメントの3次元の網状組織であり、弾力反応を与える性能であり得る。特に、プラスチック部材のフィラメントは、0.2乃至1.5mmの間、適当には0.5乃至1.0mm、好適には0.8乃至0.9mmの間の直径幅を有し得る。
【0069】
最後に、図14において、さらなる一例の実施形態は、マット10は、図1及び3に関連して前述されるように作成されることが示され、更に層13は、底部の層10”の底面12”に連結された不浸透部材に設けられる。
【0070】
詳細な実施形態の前述の記載は、現在の知識で適用されるその他の発明のように、目的の概念に係る発明を十分に開示するだろうし、修正、及び/若しくは、更なる調査なしで、且つ、本発明から分割されないような実施形態に種々のアプリケーションを適用することができるだろうし、このような適応及び修正は、詳細な実施形態と同等物のように考えられるだろうことが分かる。従って、ここで記述された異なる機能を実現するための手段及び材料は、本発明の分野から逸脱しない異なる性質を有しうる。ここで用いられた表現若しくは用語は記述のためであって、限定のためではないことは理解される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに対向する第1及び第2の面を有する柔軟部材のマットと、
前記第1の面から突き抜ける人工芝を形成するために適する方法で前記マットに設置された人工部材の複数のファイバと、
前記人工部材の複数のファイバを実質的に垂直に維持するために、前記第1の面に頒布された弛緩充填部材と、
前記人工部材の複数のファイバの間で前記弛緩充填部材に定着され、少なくとも1つの植物の種に属する複数の植物を有する天然芝と、を具備し、
主ブレードと、
前記主ブレードに実質的に平行であるチャンネルを形成するために湾曲された形状を有する、前記主ブレードから延出する少なくとも1つの側面のウィングと、
を備えた外形形状を有する前記人工部材の複数のファイバの少なくとも1部分を特徴とする、スポーツ及びレクリエーション、及び/若しくは、観賞のための混合芝。
【請求項2】
前記1若しくは各チャンネルは、前記弛緩充填部材で充填された後に、前記植物の根付かせるために貯水するために適用され、
前記チャンネルの外形は、水分、根及び充填部材で満たされた空間を一部若しくは全部を包囲する、請求項1の混合芝。
【請求項3】
前記1若しくは各ウィングは、
前記主ブレードに連結された基端部と、
前記基端部に対向して配置された末端部と、
前記末端部と前記基端部との間に設けられる中央部と、を前記主ブレードに対して横断方向に有する、請求項1の混合芝。
【請求項4】
前記末端部は、
前記ウィングが略閉塞チャンネルを規定し、前記基端部、若しくは中央部に隣接する位置と、
前記ウィング及び前記主ブレードが略閉塞チャンネルを規定し、前記主ブレードに隣接する位置と、
前記ウィングが開口チャンネルを規定する場合で、前記末端部、前記ウィングの前記中央部及び前記主ブレードから離れた位置と、に設けられたグループから選択された位置に設置される、請求項3の混合芝。
【請求項5】
少なくとも1つの第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードから延出するように設けられ、
前記主ブレードに対して平行に配置された第1及び第2のチャンネルを夫々規定し、
前記主ブレードに関連する対向する側面に配置される、請求項1の混合芝。
【請求項6】
前記主ブレードは、多角形断面を有し、
前記第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードの多角形断面の対向する頂点から突出する、請求項1の混合芝。
【請求項7】
前記複数の人工芝の人口部材のファイバは、
第1の複数の線形ファイバと、
所定の基準に従った前記線形ファイバに関連して交互に配置された請求項1乃至6のような第2の複数の外形ファイバと、を有する請求項1の混合芝。
【請求項8】
前記弛緩充填部材は、
粒状、植物由来の弛緩繊維、若しくは、合成ゴムを溶け合わせた部材と、
エラストマー部材と、
植物由来の有機物質と、
無機部材と、
若しくは、これらの組み合わせと、の内の少なくとも1つを具備し、
ゴム部材の層と、
砂若しくは砂利の無機部材の層と、
植物由来の有機物質の層と、
若しくは、これらの組み合わせと、の内の少なくとも1つを有する、請求項1の混合芝。
【請求項9】
前記植物由来の有機物質は、ココナッツ繊維と、米殻と、コルクと、若しくはこれらの組み合わせと、から成るグループから選択され、
前記ゴム部材は、天然ゴム、即ち生ゴムと、シリコンゴムと、SBRと、EPDMと、SEBSと、TPUと、若しくは、これらの組み合わせと、から成るグループから選択され、
前記天然芝を作成するために適用される前記植物の種は、植物の単子葉種と、植物の双子葉種と、若しくはこれらの組み合わせと、から成るグループから選択される、請求項8の混合芝。
【請求項10】
前記マットは、
雨水、若しくは、かんがい用水を通る複数の根の繁殖を避けるために、
前記雨水、若しくは、前記かんがい用水の水抜きのための小さな複数の水抜き穴を有し、
前記複数の穴は、1mm及び15mm、好適には1mm及び10mmの間の直径幅を有する、請求項1の混合芝。
【請求項11】
前記マットの第2の面は、スポンジ部材の層に連結され、
前記スポンジ部材は、前記複数の根が混合芝の固定を補助するために突き抜ける規則的な多孔を有する、請求項1の混合芝。
【請求項12】
前記マットの第2の面は、不浸透性部材の層に連結され、
前記不浸透性の層は、前記植物の種が前記不浸透性の層上にのみに根付くような、前記混合芝の前記栽培場所、若しくは前記設置場所の表面に到達する水分を防ぐ、請求項1の混合芝。
【請求項13】
前記マットは、
上部の収納層と、
底部の収納層と、
前記上部の収納層及び前記底部の収納層の間に配置された水抜き層と、を有し、前記水抜き層は、前記底部の収納層から前記上部の収納層を離し、前記複数の人工部材のファイバは、前記水抜き層を横断する織り方によって前記マットに連結される、請求項1の混合芝。
【請求項14】
水抜き層は、湿らせ作用を有する仕様で作成され、前記水抜き層の密集はプラスチック部材の織りあわされたフィラメントの3次元網状組織を有し、
前記網状組織フィラメントは、穴が開いて、弾力的な圧縮性の層を形成し、好適には、プラスチック部材のフィラメントは0.2mm及び1.5mmの間、実用的に0.5mm及び1mmの間、好適には0.8mm及び0.9mmの間の直径幅を有し得る、請求項13の混合芝。
【請求項15】
互いに対向する第1の面及び第2の面を有する柔軟部材から成るマットを配置し、
前記第1の面から突出する深い芝を形成する方法で前記マットに複数の人工部材のファイバを固定し、
前記人工部材のファイバの少なくとも1部分は前記充填層から少なくとも5mm突出するように添加され、前記複数の人工部材のファイバを実質的に垂直に維持する、弛緩充填部材を前記マットの前記第1の面に頒布し、
前記弛緩充填部材に少なくとも1種の植物の種に属する種子及び/若しくは植物部分を導入し、
高さで前記人工芝を超え、前記マットの前記第1の面上に全て配置された複数の根を有する天然芝を得る前記植物の種の無性生殖の成長を補助する、工程を具備し、
外形形状を有する前記複数の人工部材の少なくとも1部分は、
主ブレードと、
前記主ブレードに実質的に平行であるチャンネルを形成するために、前記主ブレードに向かって折り曲げられた湾曲した外形を有し、前記主ブレードから延出する少なくとも1つの側面ウィングと、を有し
前記チャンネルは、弛緩充填部材で満たした後に、前記植物を根付かせるために貯水するように、前記主ブレードに実質的に平行である当該チャンネルを形成するために湾曲した外形であり、
前記チャンネルの前記外形は、部分的若しくは全体的に水、複数の根及び弛緩充填部材によって満たされた空間を包囲する、ことを特徴とする、スポーツ、レクリエーション、及び/若しくは、観賞のための芝を作成するための方法。
【請求項1】
互いに対向する第1及び第2の面を有する柔軟部材のマットと、
前記第1の面から突き抜ける人工芝を形成するために適する方法で前記マットに設置された人工部材の複数のファイバと、
前記人工部材の複数のファイバを実質的に垂直に維持するために、前記第1の面に頒布された弛緩充填部材と、
前記人工部材の複数のファイバの間で前記弛緩充填部材に定着され、少なくとも1つの植物の種に属する複数の植物を有する天然芝と、を具備し、
主ブレードと、
前記主ブレードに実質的に平行であるチャンネルを形成するために湾曲された形状を有する、前記主ブレードから延出する少なくとも1つの側面のウィングと、
を備えた外形形状を有する前記人工部材の複数のファイバの少なくとも1部分を特徴とする、スポーツ及びレクリエーション、及び/若しくは、観賞のための混合芝。
【請求項2】
前記1若しくは各チャンネルは、前記弛緩充填部材で充填された後に、前記植物の根付かせるために貯水するために適用され、
前記チャンネルの外形は、水分、根及び充填部材で満たされた空間を一部若しくは全部を包囲する、請求項1の混合芝。
【請求項3】
前記1若しくは各ウィングは、
前記主ブレードに連結された基端部と、
前記基端部に対向して配置された末端部と、
前記末端部と前記基端部との間に設けられる中央部と、を前記主ブレードに対して横断方向に有する、請求項1の混合芝。
【請求項4】
前記末端部は、
前記ウィングが略閉塞チャンネルを規定し、前記基端部、若しくは中央部に隣接する位置と、
前記ウィング及び前記主ブレードが略閉塞チャンネルを規定し、前記主ブレードに隣接する位置と、
前記ウィングが開口チャンネルを規定する場合で、前記末端部、前記ウィングの前記中央部及び前記主ブレードから離れた位置と、に設けられたグループから選択された位置に設置される、請求項3の混合芝。
【請求項5】
少なくとも1つの第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードから延出するように設けられ、
前記主ブレードに対して平行に配置された第1及び第2のチャンネルを夫々規定し、
前記主ブレードに関連する対向する側面に配置される、請求項1の混合芝。
【請求項6】
前記主ブレードは、多角形断面を有し、
前記第1及び第2の側面のウィングは、前記主ブレードの多角形断面の対向する頂点から突出する、請求項1の混合芝。
【請求項7】
前記複数の人工芝の人口部材のファイバは、
第1の複数の線形ファイバと、
所定の基準に従った前記線形ファイバに関連して交互に配置された請求項1乃至6のような第2の複数の外形ファイバと、を有する請求項1の混合芝。
【請求項8】
前記弛緩充填部材は、
粒状、植物由来の弛緩繊維、若しくは、合成ゴムを溶け合わせた部材と、
エラストマー部材と、
植物由来の有機物質と、
無機部材と、
若しくは、これらの組み合わせと、の内の少なくとも1つを具備し、
ゴム部材の層と、
砂若しくは砂利の無機部材の層と、
植物由来の有機物質の層と、
若しくは、これらの組み合わせと、の内の少なくとも1つを有する、請求項1の混合芝。
【請求項9】
前記植物由来の有機物質は、ココナッツ繊維と、米殻と、コルクと、若しくはこれらの組み合わせと、から成るグループから選択され、
前記ゴム部材は、天然ゴム、即ち生ゴムと、シリコンゴムと、SBRと、EPDMと、SEBSと、TPUと、若しくは、これらの組み合わせと、から成るグループから選択され、
前記天然芝を作成するために適用される前記植物の種は、植物の単子葉種と、植物の双子葉種と、若しくはこれらの組み合わせと、から成るグループから選択される、請求項8の混合芝。
【請求項10】
前記マットは、
雨水、若しくは、かんがい用水を通る複数の根の繁殖を避けるために、
前記雨水、若しくは、前記かんがい用水の水抜きのための小さな複数の水抜き穴を有し、
前記複数の穴は、1mm及び15mm、好適には1mm及び10mmの間の直径幅を有する、請求項1の混合芝。
【請求項11】
前記マットの第2の面は、スポンジ部材の層に連結され、
前記スポンジ部材は、前記複数の根が混合芝の固定を補助するために突き抜ける規則的な多孔を有する、請求項1の混合芝。
【請求項12】
前記マットの第2の面は、不浸透性部材の層に連結され、
前記不浸透性の層は、前記植物の種が前記不浸透性の層上にのみに根付くような、前記混合芝の前記栽培場所、若しくは前記設置場所の表面に到達する水分を防ぐ、請求項1の混合芝。
【請求項13】
前記マットは、
上部の収納層と、
底部の収納層と、
前記上部の収納層及び前記底部の収納層の間に配置された水抜き層と、を有し、前記水抜き層は、前記底部の収納層から前記上部の収納層を離し、前記複数の人工部材のファイバは、前記水抜き層を横断する織り方によって前記マットに連結される、請求項1の混合芝。
【請求項14】
水抜き層は、湿らせ作用を有する仕様で作成され、前記水抜き層の密集はプラスチック部材の織りあわされたフィラメントの3次元網状組織を有し、
前記網状組織フィラメントは、穴が開いて、弾力的な圧縮性の層を形成し、好適には、プラスチック部材のフィラメントは0.2mm及び1.5mmの間、実用的に0.5mm及び1mmの間、好適には0.8mm及び0.9mmの間の直径幅を有し得る、請求項13の混合芝。
【請求項15】
互いに対向する第1の面及び第2の面を有する柔軟部材から成るマットを配置し、
前記第1の面から突出する深い芝を形成する方法で前記マットに複数の人工部材のファイバを固定し、
前記人工部材のファイバの少なくとも1部分は前記充填層から少なくとも5mm突出するように添加され、前記複数の人工部材のファイバを実質的に垂直に維持する、弛緩充填部材を前記マットの前記第1の面に頒布し、
前記弛緩充填部材に少なくとも1種の植物の種に属する種子及び/若しくは植物部分を導入し、
高さで前記人工芝を超え、前記マットの前記第1の面上に全て配置された複数の根を有する天然芝を得る前記植物の種の無性生殖の成長を補助する、工程を具備し、
外形形状を有する前記複数の人工部材の少なくとも1部分は、
主ブレードと、
前記主ブレードに実質的に平行であるチャンネルを形成するために、前記主ブレードに向かって折り曲げられた湾曲した外形を有し、前記主ブレードから延出する少なくとも1つの側面ウィングと、を有し
前記チャンネルは、弛緩充填部材で満たした後に、前記植物を根付かせるために貯水するように、前記主ブレードに実質的に平行である当該チャンネルを形成するために湾曲した外形であり、
前記チャンネルの前記外形は、部分的若しくは全体的に水、複数の根及び弛緩充填部材によって満たされた空間を包囲する、ことを特徴とする、スポーツ、レクリエーション、及び/若しくは、観賞のための芝を作成するための方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公表番号】特表2013−509512(P2013−509512A)
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−535942(P2012−535942)
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【国際出願番号】PCT/IB2009/007271
【国際公開番号】WO2011/051744
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【出願人】(512048457)エムエーアール.・プロジェクト・エス.アール.エル. (2)
【氏名又は名称原語表記】MAR. Project S.r.l.
【住所又は居所原語表記】Via Pietro Nenni, 30, 56124−PISA, ITALY
【出願人】(512114800)
【氏名又は名称原語表記】VOLTERRANI, Marco
【住所又は居所原語表記】Via Delle Conserve 3/A, I−56010 Arena Metato(PI), Italy
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【国際出願番号】PCT/IB2009/007271
【国際公開番号】WO2011/051744
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【出願人】(512048457)エムエーアール.・プロジェクト・エス.アール.エル. (2)
【氏名又は名称原語表記】MAR. Project S.r.l.
【住所又は居所原語表記】Via Pietro Nenni, 30, 56124−PISA, ITALY
【出願人】(512114800)
【氏名又は名称原語表記】VOLTERRANI, Marco
【住所又は居所原語表記】Via Delle Conserve 3/A, I−56010 Arena Metato(PI), Italy
【Fターム(参考)】
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