説明

温度調節の容易な混合水及び冷温水供給システム

従来、手動で操作される水栓ハンドルまたは手動制御バルブによる混合水の吐出は、使用者によって吐き出される吐出水の温度が異なるため適正な温度に調整することが不便であり、水栓ハンドルの開放の際には温水管内の低温の温水と冷水管の冷水が混合されて吐き出されるので、使用中に吐出水の温度が変わるため適正温度に調整するために水栓ハンドルを再び調整しなければならない不便さがあり、水栓ハンドルの操作が下手であるため、左側端方向に操作する場合、熱湯または冷水が吐き出されて使用者が火傷を負うか驚くことになる欠点があり、それぞれの吐水口に吐き出される吐出水の温度及び水量を調節する付加の水栓ハンドルまたは手動制御バルブ及び冷温水を供給する冷水供給管及び温水供給管が必ず設置されなければならないので、壁体への埋設作業が複雑であるとともに設置されるそれぞれの水栓ハンドルによって美観がよくなくなる欠点があった。
温水ボイラーの稼動及び停止と循環水ポンプ15を制御することで、使用者の設定温度の混合水がそれぞれの共同浴室、厨房、個人浴室、洗濯室に設置されたそれぞれの吐水口30を通じて即時使用可能に設定された温度で吐き出されるようにし、随時発生する温度の変化及び温度の不快感を無くし、高温熱湯の吐出による火傷を防止し、不要な循環水ポンプの稼動を制御して水の使用量及びエネルギーを節減するようにし、それぞれの制御ゾーンに形成されるバルブ転換箱同士はそれぞれの冷水管、温水管、混合水管、循環水管などの軟質管が挿入された二重管構造にしてバルブ転換箱の内部を通じて流入及び引出できるように結合配管されるので、前記軟質管の交替及び補修が容易であり、前記それぞれのバルブ転換箱の内部に設置されるそれぞれの冷水/混合水転換バルブによる冷温水/混合水の遮断が可能であって、それぞれの吐水部の吐水口の故障またはそれぞれの制御ゾーン(洗面器、洋便器、浴槽、シャワー、流し台水栓、洗濯水栓、手洗濯水栓など)別に設置された配管の漏水の際、補修が容易であり、冷水または温水/混合水を供給するただ一つの温水/混合水管または冷水管を一本の配管ラインで設置して温水/混合水及び冷水を直ちに受けることができ、配管の本数を減らすことができ、底スラブ構造の安全性が確保され、洋便器に別に結合設置される既存の一体型ビデを設置する必要なしに、洋便器の左右側のいずれか1箇所に付加の混合水遮断及び流量調節ボタン63とメタルホースを持つ洗浄スプレーを設置してそれぞれのバルブ転換箱41、41a、41bから使用者によって設定された混合水を受け、大便、小便の用便後、洗浄に使うとともに、トイレ底の掃除にも有用に使われる温度調節の容易な混合水及び冷温水供給システムを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は温度調節の容易な混合水及び冷温水供給システムに係り、より詳しくはアパート、オフィステル、ホテル、住居用住宅、サウナ施設、公衆トイレの洗面器などの冷温水供給システムにおいて、浴室の入口及び吐水口30の一側に設置された温水ボイラー12の循環水ポンプ稼動スイッチ及び流量調節レバーを動作させて、温水ボイラーのスイッチ接点が閉成されて温水ボイラーの循環水ポンプが稼動され、混合水管と循環水管を通じて循環水が循環され、温度調節スイッチで設定された温度の温水が共同浴室、厨房、個人浴室、洗濯室などに設置されたそれぞれの吐水口を通じて即時使用可能な混合水が吐き出されるようにすることで、既存の温水使用方法のように冷温水一体型水栓の調節レバーを上下左右に作動させて配管内に停滞された冷水を排出してから使用者が望む温度の温水を吐き出すまでに捨てられる水の浪費を減らすことができ、さらに一般的な既存の温水使用方法において直ちに世帯配管内から冷温水混合水栓を通じて温水を受けるために付加の循環水管を備えて温度センサーの最上点及び最下点の温度に合わせて温度センサーの接点が閉成あるいは開成されることにより24時間随時温水ボイラーと循環水ポンプが稼動され、温水の循環の際に消費されるエネルギー消費を大幅減らすことができ、冷温水一体型水栓の調節レバーの操作未熟によって温水ボイラーから高温の温水が吐水口に直接吐き出されて火傷を負うことを防止し、お風呂またはシャワーの際、使用温水の温度が温水ボイラーの温水加熱温度の変化によって随時変わることによって発生する不快感を無くし、ステップモーターとサーモスタットバルブが一体的に組み立てられて構成された一つのサーモバルブによって設定温度に調節された混合水をそれぞれの制御ゾーンの分配機能があるバルブ転換箱に分配供給して、付加の冷温水混合(ミキシング)なしに一つのサーモバルブを通じて多数の吐水口に使用者が願う温度の混合水を供給し、温水/混合水の使用中にも吐水口の一側に設置された冷水/混合水転換スイッチを押せばそれぞれの制御ゾーンには分配機能があるバルブ転換箱の冷水/混合水転換バルブが直ちに冷水側に転換されていつも消費者の要求に応える冷水/混合水の選択使用が可能であり、水栓または吐水口の施工設置時にも壁体の内部に冷温水管をそれぞれ配管せずに冷水または温水/混合水を供給するただ一つの温水/混合水管または冷水管を一本の配管ラインで設置して温水/混合水及び冷水を直ちに受けることができ、配管の本数を減らすことができるので底スラブ構造の安全性が確保され、分配、分岐機能及び温水/混合水と冷水を転換するバルブ転換箱も設置高さ及び壁体の設置位置にかかわらず二重管構造で相互に結合配管されたものである。
【0002】
また、洋便器に別に結合設置される既存の一体型ビデを設置する必要なしに洋便器の左右側のいずれか一方に二重しわ管構造の配管方式で混合水管を壁体に埋め込んで配管して建築仕上げ後、仕上げられた壁体表面側に付加の混合水遮断及び流量調節ボタンとメタルホースを持つ洗浄スプレーを設置して共同または個人浴室制御ゾーンの各バルブ転換箱から使用者の要求に応えて設定された混合水を受けて壁体の洗浄スプレー掛けにかかっている洗浄スプレーを利用して、大便、小便の用便後、洗浄に使うことはもちろんのこと、トイレの底掃除にも有用に使われる。
【0003】
また、世帯内のそれぞれの制御ゾーンと連結された配管の漏水または管交替の際にも建築仕上げ材の損傷をまったく与えなくバルブ転換箱の前面開閉門を開いて、バルブ転換箱と結合された二重しわ管25の内部に挿入配管された温水/混合水管、冷水管、循環水管をバルブ転換箱の内部を通じて外に引き出してから再び入れて配管することができ、従来のように壁体に付加の冷温水一体型水栓を設置する必要なしに流量調節及び流量遮断を行う流量調節レバー及び吐水口のみを連結して設置することにより、壁面がこぎれいで美観がよい効果があるものである。
【背景技術】
【0004】
従来のアパート、オフィステル、ホテル、住居用住宅、サウナ施設などにおける冷温水供給システムは各需要先に直接供給される冷水と温水ボイラー12によって暖められて各需要先に供給される温水が冷温水一体型水栓の水栓ハンドルの操作によって冷温水が混合されて冷温水一体型水栓の吐水口を通じて吐き出される構造である。
【0005】
前記のように設置される従来の構造は、冷温水一体型水栓の吐水口を通じて吐き出される混合水の温度及び水量を調節する付加の水栓ハンドルまたは手動制御バルブが備えられて、使用時には供給される冷水及び温水が使用者の所望温度となるように、前記水栓ハンドルまたは手動制御バルブを手動で操作して、冷温水が混合された混合水が冷温水混合水栓と一体的に形成された水栓の吐水口を通じて吐き出されるようにした。
【0006】
このように手動で操作される水栓ハンドルまたは手動制御バルブによる混合水の吐出は使用者によって吐出水の温度が異なるため適正の温度に調整することが不便であり、水栓ハンドルの開放の際には温水管内の低温の温水と冷水管の冷水が混合されて吐き出されて使用中に吐出水の温度が変わることになるため、適正温度に調整するために水栓ハンドルを再び調整しなければならない不便さがあり、水栓ハンドルの操作が未熟であるため、左側に温水方向終点まで操作する場合、熱湯または冷水が吐き出されて使用者が火傷を負うか驚くことになる欠点があった。
【0007】
また、それぞれの吐水口に吐き出される吐出水の温度及び水量を調節する付加の水栓ハンドルまたは手動制御バルブ及び冷温水を供給する冷水供給管及び温水供給管が必ず設置されなければならないもので、壁体への埋設作業が複雑であるのはもちろんのこと、設置されるそれぞれの水栓ハンドルによって美観がよくない欠点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前記のような従来の欠点を解決するために、本発明は温水ボイラーの稼動及び停止と循環水ポンプ15を制御して、使用者が設定した温度の混合水がそれぞれの共同浴室、厨房、個人浴室、洗濯室に設置されたそれぞれの吐水口30を通じて直ぐ吐き出されるようにすることで、冷水使用量によって温水の温度が随時変わることによって発生する不快感を無くし、高温の熱湯の吐出によって火傷を負うことを防止するとともに、不要な循環水ポンプの稼動を制御して水使用量及びエネルギーの節減を図るようにし、それぞれの制御ゾーンに形成されるバルブ転換箱同士はそれぞれの冷水管、温水管、混合水管、循環水管などの軟質管が挿入された二重しわ管の構造にして、バルブ転換箱の内部を通じて流入及び流出可能に結合配管されて前記軟質管の交替及び補修が容易であり、前記それぞれのバルブ転換箱の内部に設置されるそれぞれの冷水/混合水転換バルブによる冷温水/混合水の遮断が可能であって、それぞれの吐水口の故障またはそれぞれの制御ゾーン別(洗面器、洋便器、浴槽、シャワー、流し台水栓、洗濯水栓、手洗濯水栓など)に設置された配管の漏水の際、補修が容易であり、冷水または温水/混合水を供給するただ一つの温水/混合水管または冷水管を一本の配管ラインで設置して温水/混合水及び冷水を直ちに受けることができて配管の本数を減らすことができ、底スラブ構造の安全性が確保され、洋便器に別に結合設置される既存の一体型ビデを設置する必要なしに洋便器の左右側のいずれか1箇所に付加の混合水遮断及び流量調節ボタンとメタルホースを持つ洗浄スプレーを設置して、それぞれのバルブ転換箱41a、41bから使用者の要求に応えて設定された混合水を受け、大便、小便の用便後、洗浄に使うことはもちろんのこと、トイレの底掃除にも有用に使われる温度調節の容易な混合水及び冷温水供給システムを提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記のような目的を達成するために、本発明は、冷水を加熱供給する温水ボイラー12の下部に3方バルブ13及び圧力感知センサー14と循環水ポンプ15が露出されて配管で設置され、冷水を分配する冷水分配管16と温水を分配する温水分配管17が形成され、前記冷温水分配管16、17の下部に一つのステップモーター18aとサーモスタットバルブ18kが一体的に形成された多数のサーモバルブ18が設置された分配調節部11で構成され、浴室の入口及び吐水口30の一側に設置された温水ボイラー12の循環水ポンプ稼動スイッチ19及び流量調節レバー31を動作させることで、温水ボイラー12と循環水ポンプ15のスイッチ接点が閉成されて温水ボイラー12の循環水ポンプ15が稼動され、混合水管20と循環水管21を通じて循環水が循環され、温度調節スイッチ22で設定した温度の混合水が共同浴室、厨房、個人浴室、洗濯室に設置されたそれぞれの吐水口30を通じて即時使用可能な混合水として吐き出されるようにして、高温の熱湯が吐き出されて火傷を負うことを防止し、不要な水の使用量及びエネルギーを節減するように温水ボイラー12及び分配調節部11を制御する循環水ポンピング制御ゾーン10と;前記循環水ポンピング制御ゾーン10から設定温度で供給される冷水及び混合水を受けて、一体的に形成されたモーター45の駆動によって分配及び遮断する冷水/混合水転換バルブ43が内蔵されたバルブ転換箱41、41a、41bが形成され、前記バルブ転換箱41、41a、41bの一側に、冷水/混合水転換バルブ43を冷水及び混合水側に選択的に転換し、使用者が望む混合水の吐出温度を設定する温度調節スイッチ22及び稼動スイッチ19が形成され、使用者の動線に適した位置に設置される制御スイッチ箱44が設置されたそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bと;前記いずれか一つの制御ゾーン40、40a、40bから分配されて供給される冷水及び混合水の流量調節及び遮断を行う流量調節レバー31及び冷温水転換レバー32を持つ吐水口30と;前記循環水ポンピング制御ゾーン10とそれぞれの制御ゾーン40、40a、40b及び各吐水口30が電気及び電子的に結線され、温水/混合水の使用の際、温水ボイラー12の稼動と混合水の設定温度及び流量を制御するコントローラー72が備えられたメインコントロールゾーン70と;を含み、それぞれの制御ゾーン40、40a、40bの冷水を供給する冷水管23はループ方式で互いに結合配管されてそれぞれの制御ゾーン40、40a、40b同士並列配管で構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
前記のように構成された本発明は、それぞれの制御ゾーンに形成された温度調節スイッチによって使用者が設定した温水の温度及び水量が自動で調節され、前記共同浴室、厨房、個人浴室、洗濯室に設置されたそれぞれの吐水口を通じて即席で設定された温度の水が吐き出されるようにすることで、高温の熱湯が吐き出されて火傷を負うことを防止し、それぞれの制御ゾーンが一つのメインコントロールゾーンで制御されてそれぞれの制御ゾーンに設置された多数の吐水口を制御することができるので、設置及び使用が簡便であり、同時に混合水の使用前に浴室の入口及び吐水口付近の循環水ポンプ稼動スイッチを押せば温水ボイラーのスイッチ接点が閉成されて温水ボイラーが稼動され、世帯の多数の制御ゾーンに設置されたサーモバルブの設定温度に合わせて混合水管から循環水管に設定温度の温水/混合水が循環するようにして、吐水口の開放の際に温水/混合水が出れば圧力感知センサーの接点が開成されて循環水ポンプの循環水管側への稼動が中止されて循環水管の循環が中止され、吐水口を通じて混合水を継続して使用するとき、温水ボイラーの稼動は持続され、吐水口の流量調節レバーを閉めると同時に温水ボイラーの稼動が中止されることで、電気及び燃料のエネルギー浪費を減らし、混合水が出るまで排出される冷水を捨てることがなくて水の浪費を減らし、前記それぞれの制御ゾーンに設置される吐水口を開閉するための付加の冷温水混合水栓の設置が必要でなくて配管及び水栓の継ぎ手部を減らすことができ、それぞれの制御ゾーンにそれぞれの吐水口のみを連結して設置するので、壁面が小綺麗で美観がよい効果があり、さらに洋便器本体に付加の洋便器一体型洗浄ビデを設置して使わず、使用者の要求に応えるように設定された混合水を個人、共同トイレゾーンのバルブ転換箱から受け、洋便器の左右側のいずれか1箇所に二重しわ管構造の配管方式で混合水管を壁体に埋め込んで配管し、建築仕上げの後、仕上げられた壁体表面側に付加の混合水遮断及び流量調節ボタンとメタルホースを持つ洗浄スプレーを設置し、壁体の洗浄スプレー固定ブラケットにかかっている洗浄スプレーを大便、小便の後に身体部位の洗浄に使い、トイレ底の掃除にも有用に使うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は本発明による第1実施例の冷温水供給システムを概略的に示すブロック図である。
【図2】図2は本発明による第1実施例の冷温水供給システムの全体構成を示す概略図である。
【図3】図3は本発明の第1実施例の循環水ポンピング制御ゾーンを示す抜粋拡大図である。
【図4】図4は本発明の第1実施例のサーモバルブを示す一部抜粋拡大図である。
【図5】図5は本発明の第1実施例による厨房制御ゾーンのバルブ転換箱の内部に設置された分岐流路管を示す抜粋拡大斜視図である。
【図6】図6は本発明の第1実施例による共同浴室制御ゾーンのバルブ転換箱の内部に設置された分岐流路管を示す抜粋拡大斜視図である。
【図7】図7は本発明の第1実施例の洗濯室バルブ転換箱を示す抜粋拡大図である。
【図8】図8は本発明の第1実施例のメインコントロールゾーンによって冷温水供給システムを制御する概略ブロック図である。
【図9】図9は本発明による変形例の冷温水供給システムの全体構成を示す概略図である。
【図10】図10は本発明による第2実施例の温水供給システムの全体構成を示す概略図である。
【図11】図11は本発明による第2実施例の循環水ポンピング分配制御槽を示す抜粋拡大図である。
【図12】図12は本発明による第2実施例の循環水ポンプ稼動スイッチの結線を示す回路図である。
【図13】図13は本発明による第2実施例の分配調節制御ゾーンを示す抜粋拡大図である。
【図14】図14は本発明による第2実施例のサーモバルブが設置された分配調節箱の一部抜粋拡大図である。
【図15】図15は本発明による第2実施例の分配調節制御ゾーンから分配されて配管で設置されたそれぞれの制御ゾーンの一例を示す共同浴室制御ゾーンの抜粋斜視図である。
【図16】図16は本発明による第2実施例の遮断レバーの転換によって遮断バルブの内側を通過する冷水または混合水の移送状態図である。
【図17】図17は本発明による第2実施例の分配調節制御ゾーンから分配されて配管で設置されたそれぞれの制御ゾーンの一例を示す厨房制御ゾーンの抜粋斜視図である。
【図18】図18は本発明による第2実施例の分配調節制御ゾーンを構成する分配調節箱の他の実施例を示す抜粋斜視図である。
【図19】図19は本発明による第2実施例のそれぞれの制御ゾーンを構成するバルブ転換箱の他の実施例を示す抜粋斜視図である。
【図20】図20は本発明による第2実施例の直列構造の配管を示す概略図である。
【図21】図21は本発明の第2実施例による直列構造の他の配管実施例の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(第1実施例)
図1は本発明による第1実施例の冷温水供給システムを概略的に示すブロック図、図2は本発明による第1実施例の冷温水供給システムの全体構成を示す概略図である。
以下、本発明を添付図面に基づいてより詳細に説明する。
【0013】
本発明は、温水ボイラー12及び瞬間温水器の内側に3方バルブを有する温水/循環水ポンプ15を設置し配管内圧力感知センサー14を設置し、温水使用の際に循環水ポンプ稼動スイッチ19を押せば温水及び循環水の循環を制御し、温水使用の際にだけ温水ボイラーと温水/循環水ポンプ15を稼動して温水を供給し、直ちに吐水口30から混合水を受けることで、水の使用量及びエネルギーを節減するように構成された循環水ポンピング制御ゾーン10と;前記冷水管23から供給された冷水を分配する冷水分配管16と前記温水管24から供給された温水を分配する温水分配管17が形成され、一つのステップモーター18aとサーモスタットバルブ18kが一体的に形成された多数のサーモバルブ18が設置された分配調節箱11aを持つ分配調節制御ゾーン11と;前記分配調節制御ゾーン11から供給される混合水の設定温度を調節するために前記それぞれのサーモバルブ18に結合形成されたステップモーター18aを調節するために結線される温度設定レバー82と設定温度の混合水と冷水を受けて分配する冷水/混合水転換バルブ43及びそれぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’が一体的に内装されたバルブ転換箱41、41a、41bが形成されたそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bと;前記いずれか一つの制御ゾーン40、40a、40bから分配されて供給される混合水及び冷水の流量調節及び遮断を行う流量調節レバー31及び冷水/混合水転換レバー64を持つそれぞれの吐水口30と;前記温水ボイラーゾーン10、分配調節制御ゾーン11及びそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bが電気及び電子的に結線され、温水/混合水の使用の際に温水ボイラー12の稼動と混合水の温度を制御するコントローラー72を備えたメインコントロールゾーン70と;を含み、それぞれの制御ゾーン40、40a、40bが並列配管で構成され、前記循環水ポンプ稼動スイッチ19を押せば3方バルブ13が循環水管21と温水管24側にバルブを開いて温水ボイラー12と循環水ポンプ15が稼動され、温水ボイラー12の内部で加熱された温水が温水管24を通じてサーモバルブ18で設定された温度の温水になり温水管24と循環水管21に繰り返し循環されることで、吐水口30を通じて使用者が設定した温水/混合水を受けて使うことができ、吐水口30の開放の際には、配管内の圧力が落ちて圧力感知センサー14の接点が開成され、3方バルブ13が循環水管21と温水管24側にバルブを閉め、冷水管23と温水ボイラー12の温水加熱コイルを経て、温水管24側に3方バルブ13が開かれて温水/混合水の供給が持続され、吐水口30の一側に形成された流量調節レバー31を閉めると同時に温水ボイラー12の稼動が中止されることにより、混合水が出るまで排出される冷水を捨てることがないので、水の浪費を減らすように構成されたものである。
【0014】
前記の循環水ポンピング制御ゾーン10は、図3に示すように、冷水管23から供給される冷水を加熱する温水ボイラー12の下部に3方バルブ13及び圧力感知センサー14と循環水ポンプ15が露出配管で設置されて、冷水を分配する冷水分配管16と前記温水ボイラー12によって加熱された温水を分配する温水分配管17が形成される。
【0015】
前記冷温水分配管16、17の下部にはサーモバルブ18が多数設置されたもので、図3及び図4のように、一つのステップモーター18aとサーモスタットバルブ18kが一体的に形成され、前記冷温水分配管16、17から冷温水を受けて混合した混合水をそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bに供給する分配調節部11が形成される。
【0016】
前記サーモバルブ18は混合水の設定温度に調整する5相または多相のステップモーター18aがサーモスタットバルブ18kとブラケット18cによって一体的に結合固定され、前記ステップモーター18はDC電源が供給され、メインコントロールゾーン70のコントローラー72とそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bの制御スイッチ箱44に形成された温度調節スイッチ22に電気線6で連結され、コントローラー72及び各温度調節スイッチ22によって制御される。
【0017】
したがって、それぞれの使用先または浴室の入口及び吐水口30の一側に設置された温水ボイラー12の循環水ポンプ稼動スイッチ19及び吐水口30の一側に形成された流量調節レバー31を動作させることによって温水ボイラー12と循環水ポンプ15のスイッチ接点が閉成されて温水ボイラー12の循環水ポンプ15が稼動され、混合水管20と循環水管21を介して循環水の循環が成り、温度調節スイッチ22で設定した温度の混合水が前記サーモバルブ18を通じてそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bをなす共同浴室、厨房、個人浴室、洗濯室に設置されたそれぞれの吐水口30に直ちに使用可能な設定温度を持つ混合水が吐き出されるようにすることにより、高温の熱湯が吐き出されて火傷を負うことを防止し、不要な水の使用量及びエネルギーを節減するように温水ボイラー12を制御する。
【0018】
前記循環水ポンプ稼動スイッチ19をONにすると、一定時間(数分)が経過すれば自動でOFFになり、温水/混合水の使用の後に吐水口30に吐出水(混合水)が吐き出されることを停止させれば、配管内の圧力が上昇して圧力感知センサー14の接点が閉成されても温水ボイラー12と循環水ポンプ15が継続して稼動されることを防止する。
【0019】
前記循環水ポンピング制御ゾーン10から供給される設定温度の冷水及び混合水は厨房制御ゾーン40をなすバルブ転換箱41の内部に設置された冷水/混合水転換バルブ43が備えられた分岐流路管42に供給され、前記バルブ転換箱41は、図5に示すように、バルブ転換箱41の内側に多数の入出口46を持つ温水/混合水分岐流路47及び冷水分岐流路48が形成され、中央部にモーター45を備えた冷水/混合水転換バルブ43が形成された分岐流路管42で構成されて前記バルブ転換箱41の内側に固定設置される。
【0020】
前記分岐流路管42の一側の温水/混合水分岐流路47の前方に形成された入出口46には温水/混合水管20とバルコニー温水/混合水供給管49及び流し台循環水管50が結合され、他側の冷水分岐流路48の前方に形成された入出口46には共同浴室側、個人浴室側、バルコニー側に連結される冷水管23がそれぞれ連結設置される。
【0021】
前記温水/混合水管20、流し台循環水管50、多数の冷水管23は連結エルボー51で連結されて結合設置される。
【0022】
前記流し台循環水管50が結合された温水/混合水分岐流路47の一側に温水ボイラー12側に連結されるメイン循環水管21と、共同浴室側及び個人浴室側に連結される循環水管21が結合される多数の出口46aを持つ循環水合流管52が連結エルボー51で連結されて結合設置される。
【0023】
この際、前記多数の循環水管21が結合設置される多数の出口46aと連結エルボー51の間には逆止バルブ53が設置されることで、循環水が逆流することを防止する。
【0024】
一方、前記のようにバルブ転換箱41が設置された壁体の一側には使用者の動線に適した位置に使用者が望む混合水の吐出温度を設定する温度調節スイッチ22及び稼動スイッチ19が形成された制御スイッチ箱44が設置される。
【0025】
前記のように、バルブ転換箱41の冷水/混合水転換バルブ43から分配されて供給される混合水及び冷水は流し台側に設置された吐水口30に供給される。
【0026】
この際、前記冷水/混合水転換バルブ43から流し台側の吐水口30まで連結される配管はフレキシブル管で連結されて配管される。
【0027】
前記吐水口30は流量調節及び遮断を行う流量調節レバー31と冷温水転換レバー32を備える。
【0028】
また、温水/混合水分岐流路47の前方に形成されて結合されたバルコニー温水/混合水供給管49を通じて分配されて供給される温水/混合水は洗濯室測に設置された吐水口30に供給される。
【0029】
前記洗濯室測吐水口30は、図7に示すように、洗濯室バルブ転換箱56の内部に冷水/混合水を転換して供給する冷水管23及び混合水管20が結合される冷水/混合水転換バルブ43が設置され、前記洗濯室バルブ転換箱56の前方に洗濯機が連結される吐水口30が結合設置された外側カバー57が結合設置され、必要によって、施工完了の後、漏水などによる補修を要するとき、作業工具あるいは作業者の手が通過するように作業用孔58aが大きく形成され、外側表面にはモルタルやタイルなどの付着が容易になるように多数の摩擦突起58bが形成された内側カバー58が結合される。
【0030】
また、前記洗濯室バルブ転換箱56の一側には壁体の内部に埋め込まれるヘッド34が設置され、手洗濯用混合水及び冷水が吐き出される吐水制御ハンドルが設置された吐水口30が設置される。
【0031】
前記バルブ転換箱41、41a、41bの一側に設置された制御スイッチ箱44は、使用者の動線に適した位置例として、厨房の場合には流し台の上部壁面側に設置され、使用者が望む混合水の吐出温度を設定する温度調節スイッチ22及び稼動スイッチ19が設置され、必要によって多数の機能を付け加える付加のスイッチも設置することができる。
【0032】
図6は共同浴室制御ゾーン40aのバルブ転換箱41aの内部に設置された分岐流路管42を抜粹して示すもので、前記厨房制御ゾーン40を構成するバルブ転換箱41aから分岐されて供給される冷水及び混合水は共同浴室制御ゾーン40aのバルブ転換箱41aに供給される。
【0033】
前記共同浴室制御ゾーン40aを構成するバルブ転換箱41aの内部には前記厨房制御ゾーン40を構成するバルブ転換箱41aの内部に設置される分岐流路管42と同一ないし類似の機能を持つ分岐流路管42が設置され、図6に示すように、バルブ転換箱41aの内側に多数の入出口46を持つ温水/混合水分岐流路47及び冷水分岐流路48が形成され、中央部にモーター45を備えた冷水/混合水転換バルブ43が形成された分岐流路管42で構成されて前記バルブ転換箱41aの内側に設置固定される。
【0034】
前記分岐流路管42の一側の温水/混合水分岐流路47の前方に形成された入出口46には温水ボイラー12側に連結された温水/混合水管20と温水/混合水が循環する循環水管21が結合され、他側の冷水分岐流路48の前方に形成された入出口46にはメイン水道の冷水管23から直ぐ供給される冷水及び厨房側と洋便器65側に連結される冷水管23がそれぞれ結合設置される。
【0035】
また、前記分岐流路管42の下部には洗浄スプレー60側と浴槽シャワー及び洗面器側に冷水または温水/混合水を分配供給する分岐管64が結合構成される。
【0036】
前記洗浄スプレー60は、洋便器65の本体に付加の洋便器一体型洗浄ビデを設置して使用せず、使用者の要求に応えて設定された混合水をバルブ転換箱41aから受け、洋便器の左右側のいずれか1箇所に二重しわ管25構造の配管方式で混合水管を壁体に埋め込んで配管し、建築仕上げの後、仕上げられた壁体表面側に付加の混合水遮断及び流量調節ボタン63とメタルホース62で連結された洗浄スプレー60を設置することで、大便、小便の用便の後に洗浄に使い、必要によって浴室やトイレ底の掃除にも有用に使うことができる。
【0037】
前記洗浄スプレー60には流量調節ボタン63が設置されているので、前記流量調節ボタン63を押して混合水を吐き出して洗浄するか浴室やトイレ底の掃除に使用する。
【0038】
また、前記のように形成されたバルブ転換箱41a、41bの冷水/混合水転換バルブ43から供給される混合水及び冷水は分岐管64によって分岐されて洗浄スプレー62と浴槽シャワー及び洗面器側に混合水及び冷水の流量調節及び遮断を行う流量調節レバー31が配管で設置されたヘッド34が壁体の内部に埋め込まれ、前記埋め込まれたヘッド34に洗面器または浴槽シャワー側に冷水/混合水を吐き出す吐水口30が結合される。
【0039】
この際、前記冷水/混合水転換バルブ43から洗面器側の吐水口30まで連結される配管はフレキシブル管で連結配管される。
【0040】
また、前記バルブ転換箱41、41a、41bの一側に設置された制御スイッチ箱44は使用者の動線に適した位置例として、洗面器または浴槽の場合に使用者の手または動きが多くない動線内の位置に設置し、使用者が望む混合水の吐出温度を設定する温度調節スイッチ22及び稼動スイッチ19が設置され、必要によって多数の機能を付け加える付加のスイッチも設置することができる。
【0041】
一方、本発明を構成する個人浴室制御ゾーン40bのバルブ転換箱41の内部に設置された分岐流路管42及び制御スイッチ箱44と各部に連結された吐水口30の連結状態及び配管は前記共同浴室制御ゾーン40aの構成及び配管と同一であるので、その具体的な説明は省略する。
【0042】
図8は本発明のメインコントロールゾーンによって冷温水供給システムを制御する概略ブロック図を示すもので、冷水管23が連結された水道計量器箱1とサーモバルブ18を構成するステップモーター18aと、それぞれの制御ゾーン40、40a、40bと連動して作動するそれぞれの3方バルブ13と、温度調節スイッチ22と電気、電子的に結線されて温水ボイラー12の稼動と混合水の温度設定及び水量を制御するコントローラー72が備えられたメインコントロールゾーン70とからなる。
【0043】
前記本発明のそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bの冷水管23は相互間の配管結合がループ方式でそれぞれの制御ゾーン40、40a、40b同士並列配管で構成され、メイン水道管の冷水管23から温水ボイラー12と共同浴室制御ゾーン40a及び個人浴室制御ゾーン40bに冷水(直水)が同時に供給されるようにして、1世帯内で2箇所以上の吐水口30で冷水を同時に使う場合、2方向に冷水が供給されるようにして冷水流量の変化を最小化した。
【0044】
したがって、前記のように構成される本発明の冷温水供給システムは、制御スイッチ箱44に設置された循環水ポンプ稼動スイッチ19をONにすれば一定時間(数分)が経過すれば自動でOFFになり、温水/混合水の使用の後に吐水口30に吐出水(混合水)が吐き出されることを停止させれば、配管内の圧力が上昇して圧力感知センサー14の接点が閉成されても温水ボイラー12と循環水ポンプ15が継続して稼動されることを防止し、
【0045】
温水ボイラー12の下部には別に循環水ポンプ15と3方バルブ13及び圧力感知センサー14を置くことで、前記制御スイッチ箱44に設置された循環水ポンプ稼動スイッチ19を押せば、3方バルブ13が循環水管21と温水管24側にバルブを開いて温水ボイラー12と循環水ポンプ14が稼動され、温水ボイラー12の内部に設置された温水加熱コイル(図示せず)によって加熱された温水が温水管24を通じてサーモバルブ18で設定された温度になった温水/混合水が温水管24と循環水管21に繰り返し循環し、吐水口30から使用者が設定した温水/混合水を受けて使うことができ、吐水口30の開放の時には配管内の圧力が落ちて圧力感知センサー14の接点が開成されて3方バルブ13が循環水管21と温水管24側にバルブを閉め、冷水管23と温水ボイラー12の温水加熱コイルを経て、温水管24側に3方バルブ13が開かれて温水/混合水の供給が持続され、吐水口30の一側に形成された流量調節レバー31を閉めると同時に温水ボイラー12の稼動が中止されることにより、混合水が出るまで排出される冷水を捨てることなしに水の浪費を減らし、24時間温水設定温度に合わせて温水ボイラー12の循環稼動が繰り返し行われることにより発生する電気及び燃料の使用を制限することでエネルギー浪費を減らすことになる。
【0046】
前記それぞれの制御ゾーン40、40a、40bのバルブ転換箱41は壁体に埋め込まれ、他の実施方法ではトイレの天井スラブから露出して設置されるか、あるいは流し台またはドレスルームのおしいれなどのような各種のおしいれまたはおしいれの下壁面から露出されるか底スラブに設置される。
【0047】
前記のように設置されるバルブ転換箱の配管連結は二重しわ管25の構造でコネクタ(図示せず)によってそれぞれ結合配管され、二重しわ管25内には軟質管(冷水、温水/混合水管、循環水管)が挿入配管され、バルブ転換箱41、41a、41bの内部を通じて取り出すかまた入れて配管し、バルブ転換箱41の内部には一体的に組み立てられてモーター45で操作されて冷水または温水/混合水を選択的に転換する冷水/混合水転換バルブ43が設置され、前記冷水/混合水転換バルブ43を通過した冷水、温水/混合水をそれぞれの吐水口30に送り出すのはもちろんのこと、個別に遮断して、各吐水口30の故障あるいはそれぞれの制御ゾーン40、40a、40b(洗面器、洋便器、浴槽、シャワー、流し台水栓、洗濯水栓、手洗濯水栓など)別に設置された配管の漏水の際に補修が容易であるので、従来の修理補修の際、水道計量器箱1の流入バルブを閉めることにより全世帯で水道水を使うことができない以前の方式とは異なり、それぞれ温水/混合水の個別閉鎖の後に使われ、バルブ転換箱41、41a、41bの多様な冷水、温水/混合水、循環水の流路の構成によってそれぞれの吐水口30及び他側の制御ゾーンに分岐分配、ループ方式で互いに連結配管する機能がある。
【0048】
また、洋便器に別に結合設置される既存の一体型ビデを設置する必要なしに、洋便器の左右側のいずれか1箇所に付加の混合水遮断及び流量調節ボタン63とメタルホースと洗浄スプレーを設置して、それぞれのバルブ転換箱41、41a、41bから使用者の要求に応えて設定された混合水を受けて大便、小便の用便後、洗浄に使うのはもちろんのこと、トイレ底の掃除にも有用に使われる。
【0049】
本発明は世帯内のそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bと連結された水栓または吐水口30が設置された壁体にそれぞれの冷水または温水/混合水を供給する冷水管23または混合水管20をそれぞれ設置する必要なしにただ一つの温水/混合水管または冷水管を一本の配管ラインで設置して温水/混合水及び冷水を直ちに受けることができ、配管の本数を減らすことができるので、底スラブ構造の安全性を確保することができるものである。
【0050】
図9は本発明による他の実施例の冷温水供給システムの全体構成を示す概略図で、冷水を加熱して温水を供給する温水ボイラー12と;水道管の冷水管23から供給された冷水を分配する冷水分配管16と前記温水ボイラー12から加熱されて供給された温水を分配する温水分配管17が形成され、手動で作動されて設定温度を調節するサーモバルブ18が設置された分配調節制御ゾーン11aと;前記分配調節制御ゾーン11aのそれぞれのサーモバルブ18から混合水が供給され、前記冷水管23から冷水が供給され、多数の吐水口30に冷水及び混合水を分配する冷水/混合水転換バルブが設置されたバルブ転換箱41が設置されたそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bと;を含んでなる。
【0051】
前記のように結合構成された他の実施例の冷温水供給システムは、それぞれのサーモバルブ18を駆動するための電源が必要でなく、使用者が設定した温度を持つ温水温度の調節を手動方式で行い、温水ボイラー12の下部に冷水管23と温水管24のみを直接連結して構成することで、設置が非常に簡単な冷温水供給システムを提供することにより、配管設置の材料節減だけでなく作業工程がとても易しくて簡単な効果があるものである。
【0052】
(第2実施例)
図10は本発明による第2実施例の温水供給システムの全体構成を示す概略図である。
以下、前記のように構成された本発明の温水ボイラー12及び瞬間温水器の温水供給システムを添付図面に基づいてより詳細に説明する。
【0053】
図10は一般的な住宅やアパートなどに設置される温水供給システムの全体構成を示す概略図で、循環水ポンピング制御ゾーン10と分配調節制御ゾーン11に冷水管23と温水管24及び循環水管21が連結されて設置され、前記分配調節制御ゾーン11とそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bには冷水管23、混合水管20及び循環水管21が配管で設置される。
【0054】
図示のように、配管で設置された循環水ポンピング制御ゾーン10の温水ボイラー12側には、図11及び度12に示すように、冷水が供給される冷水管23と温水ボイラー12の稼動によって暖められた温水が排出される温水管24及び循環水管21が連結設置されて分配調節制御ゾーン11に配管で設置される。
【0055】
前記温水ボイラー12の内部には温水ボイラー内蔵型温度感知センサー12a及び流水感知センサー12bが設置され、温度センサー接点12a’と流水センサー接点12b’で連動結線されて温水ボイラー12内部の温度及び流水を感知し、浴室の入口及び吐水口30付近に循環水ポンプ稼動スイッチ19が備えられ、循環水ポンプ稼動スイッチ19を押せば、温水ボイラー12のスイッチ接点が閉成されて温水ボイラー12が稼動され、世帯の多数の制御ゾーン40、40a、40bに設置されたサーモバルブ18の設定温度に合わせ、混合水管20から循環水管21にサーモバルブ18で設定された温度の混合水が循環するようにすることで、吐水口30の開放の時に混合水が出れば、圧力感知センサー14の圧力センサー接点14a’が開成されて温水/循環水ポンプ15の稼動が中止されて循環水管21の循環が中止されるが、吐水口30を通じて混合水を継続して使用するときには温水ボイラー12の稼動が持続され、吐水口30の流量調節レバー31を閉めると同時に温水ボイラー12の稼動を中断するために、温水ボイラーの内部または外部の温水管24に形成された圧力感知センサー14が設置されて圧力センサー接点14a’で結線されて、前記温水の流れによる温水管24の内部圧力を感知して温水ボイラーの稼動及び循環水ポンプのスイッチ7a、7b、7cの接点をON/Offにする。
【0056】
前記それぞれのセンサー12a、12b、14とそれぞれの接点12a’、12b’、14’及び暖房循環ポンプ15a、温水/循環水ポンプ15と多数の循環水ポンプ稼動スイッチ19は図12に示すように結線され、前記多数の循環水ポンプ稼動スイッチ19は使用の便宜上トイレ出入門枠の一側または厨房の流し台の一側に設置される。
【0057】
前記のように設置された後、温水を使うためにトイレ出入門枠の一側または厨房の流し台の一側に設置された多数の循環水ポンプ稼動スイッチ19のいずれか一つをONさせ、蛇口や吐水口30のハンドルを開放することによって、温水ボイラー12内の流水感知センサー12bが温水ボイラー12の内部に流れる流速を感知して流水センサー接点12b’が閉成されることにより温水ボイラー12が点火されて温水/循環水ポンプ15が作動すると同時に暖房循環ポンプ15aが作動して、温水ボイラー12によって加熱された温水が分配調節制御ゾーン11に移送される。
【0058】
したがって、温度感知センサー12a及び温度センサー接点12a’、流水感知センサー12b及び流水センサー接点12b’、圧力感知センサー14及び圧力センサー接点14a’の連動によって温水ボイラー12と温水/循環水ポンプ15を稼動させて、温水使用の際に温水及び循環水を選択的に供給して吐水口30から混合水を直ちに受けることができるようにすることにより、暖房循環ポンプ15aの無駄な稼動を制御してエネルギーを節減するようにする。
【0059】
前記のように作動する循環水ポンピング制御ゾーン10で加熱された温水が供給される分配調節制御ゾーン11は、図13及び図14に示すように、水道管の循環水が供給される循環水分配管17aが形成され、一つのステップモーター18aとサーモスタットバルブ18kが一体的に結合されて構成されたそれぞれのサーモバルブ18が設置される分配調節箱11aが形成されて壁体に埋め込まれる。
【0060】
他の実施方法においては、トイレの天井スラブから露出されて設置されるか、あるいは流し台またはドレスルームのおしいれのようなおしいれまたはおしいれの下壁面から露出されて設置されるか底スラブに設置される。
【0061】
前記分配調節箱11aは上下左右側に多数の通孔が穿設され、前記分配調節箱11aに配管で設置されて冷水管23、温水管24及び循環水管21を取り囲むしわ管形状の二重管28はコネクタによって分配調節箱11aに結合固定される。
【0062】
前記のように分配調節箱11aの内側に設置された冷水分配管16と温水分配管17及び循環水分配管17aには、それぞれの制御ゾーン40、40a、40bに分配されるそれぞれの冷水管23、混合水管20及び循環水管21が配管で設置される。
【0063】
前記のように配管で設置された温水供給システムは、それぞれの分配管16、17、17aによって多数の制御ゾーン40、40a、40bにそれぞれの冷水管23、混合水管20及び循環水管21が配管で設置されて冷水、混合水を供給分配する並列構造になったものである。
【0064】
前記の循環水分配管17aの下部には、それぞれの制御ゾーン40、40a、40bに冷水と温水が混合された混合水を分配/供給するそれぞれのサーモバルブ18が設置される。
【0065】
前記設置されたそれぞれのサーモバルブ18は、冷水流入口18d、温水流入口18e及び混合水出水口18fが形成されたサーモバルブ本体18bと、前記サーモバルブ本体18bの内側に嵌合されるサーモスタットバルブ18kと、前記サーモスタットバルブ18kの一側にブラケット18cによって結合される、混合水設定温度に調整する5相または多相のステップモーター18aとが結合されて一体的に構成される。
【0066】
前記サーモスタットバルブ18kは3方向に貫通形成され、一側のいずれか2方向に冷水及び温水が流入され、他側の残り1方向に前記冷温水が混合されて出ることになる一般的な公知の構造のもので、混合水の設定温度を調節する温度設定レバー82で混合水使用温度を設定すれば、サーモスタットバルブ18kの一側に形成されたバルブ体軸18gとステップモーター18aの駆動回転によって混合水の使用温度をいろいろに設定して調節する。
【0067】
前記のように作動されるサーモスタットバルブ18kが嵌合されたサーモバルブ本体18bの上部に形成された冷温水流入口18d、18e側は、図14に示すように、冷水分配管16及び温水分配管17と連結管18hで結合されて、前記連結管18hを通じて冷温水が供給される。
【0068】
この際、前記冷水分配管16及び温水分配管17と連結される連結管18hの間には、冷水及び温水が互いに逆流することを防止するために逆止バルブ18jが設置される。
【0069】
前記のように結合構成されたサーモバルブ18は多段で回転するように設定されたステップモーター18aの回転によって、モーター回転体18iに嵌合されたバルブ体軸18gを回転させることで混合水の使用温度を調節する。
【0070】
一方、前記冷水分配管16には水道管2を貫いて直接連結され、前記冷水分配管16を経て温水ボイラー12側に供給されると同時にそれぞれの制御ゾーン40、40a、40b及びサーモバルブ18の冷水流入口18dに供給される。
【0071】
したがって、前記のように結合構成された分配調節箱11aの前面部に調節箱カバー11a”を結合固定させることで、分配調節箱11aを密閉させて分配調節制御ゾーン11が構成される。
【0072】
前記分配調節箱11aの前面部に結合固定された調節箱カバー11a”は前記分配調節箱11aの各角部に形成された固定ホール11’に対応する位置に長孔11bが形成され、固定部材11cで結合固定され、前記長孔11bを利用して調節箱カバー11a”を上下左右に動きながら水平に調整する。
【0073】
前記のように設置される分配調節箱11aは壁体に埋め込んで設置することができるだけでなく、底にも埋め込んで設置することができる。
【0074】
また、トイレ天井にも埋め込むか露出させて設置することができ、流し台の内側下部に露出させて設置することができる。
【0075】
また、ドレスルームのつくりつけのおしいれ内に内装設置することができ、温水ボイラー室の壁面に露出させて設置することができる。
【0076】
前記のように結合構成された分配調節制御ゾーン11においては、共同浴室と厨房及び個人浴室などのそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bに冷水管23、混合水管20及び循環水管21が分配されて配管で設置される。
【0077】
前記のように設置される本発明の温水供給システムは、一つの分配調節制御ゾーン11から多数の制御ゾーン40、40a、40b、たとえば共同浴室と厨房及び個人浴室などに設置された温水供給システムとして説明しているが、設置場所及び周辺状況によって共同浴室と厨房及び個人浴室のそれぞれの制御ゾーン40、40a、40b以外にも必要な程度の制御ゾーンを並列でさらに設置することもできる。
【0078】
図15は本発明による分配調節制御ゾーンから分配されて配管で設置されたそれぞれの制御ゾーンの一例を示す抜粋斜視図で、共同浴室制御ゾーン40aを説明している。
【0079】
前記共同浴室制御ゾーン40aは、前記分配調節制御ゾーン11から供給される混合水の設定温度を調節する温度設定レバー82と、設定された混合水及び冷水を受けて分配する冷水/混合水転換バルブ43と、それぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’と、混合水/循環水移動管52とが内装されたバルブ転換箱41aが形成される。
【0080】
前記バルブ転換箱41aの一側には陶器金具設置高さの異なる洋便器箱65aが形成され、陶器金具設置高さの異なる洋便器65aに冷水管23が配管されて壁体にそれぞれ埋め込まれる。
【0081】
前記バルブ転換箱41a及び洋便器箱65aは上下左右側に多数の通孔が形成されている。
【0082】
前記のように配管で設置された冷水管23、混合水管20及び循環水管21も軟質管で形成され、しわ管形状の二重管28によって保護され、しわ管形状の二重管28はコネクタによってバルブ転換箱41aと洋便器箱65aに結合固定される。
【0083】
前記冷水/混合水転換バルブ43の周囲には冷水流入口43a、混合水流入口43b及び冷水/混合水出水口43cが形成され、前記冷水流入口43a側には分配調節制御ゾーン11から洋便器箱65aに分配供給された冷水管23が配管で結合され、混合水流入口43b側には分配調節制御ゾーン11から分配された混合水管20が配管で結合され、冷水/混合水出水口43c側には前記冷水流入口43aまたは混合水流入口43b側に流入された冷水または混合水が出水されて移動する冷水/混合水中間移送管43dが結合形成される。
【0084】
必要によって、前記陶器金具設置高さの異なる洋便器箱65aからジャンプして冷水/混合水転換バルブ43の冷水流入口43aに配管で結合された冷水管23は洋便器箱65aを経なくて分配調節制御ゾーン11の分配調節箱11aから直接配管して設置することもできる。
【0085】
また、前記遮断バルブ43’の周囲部には、冷水/混合水入水口43’aと冷水/混合水出水口43’b、43’cが両側に形成され、前記冷水/混合水入水口43’a側は前記冷水/混合水転換バルブ43の転換によって出水される冷水または混合水が移動する冷水/混合水中間移送管43dに配管で結合され、両側に形成された冷水/混合水出水口43’b、43’cには浴槽または洗面器側に冷水または混合水を移送する冷水/混合水移送管が配管され、混合水及び冷水の流量調節及び遮断を行う流量調節レバー31が配管で設置されたヘッド34が壁体の内部に埋め込まれ、前記埋め込まれたヘッド34に浴槽または洗面器側に混合水を吐き出す吐水口30が結合される。
【0086】
また、前記冷水/混合水転換バルブ43の一側には混合水/循環水移動管52が設置され、前記混合水流入口43bと結合された混合水管20の間から分岐されて結合され、他側には循環水管21が配管で設置され、同一直径の配管で設置される。
【0087】
この際、前記循環水管21は前記配管で設置される冷水管23または混合水管20の直径より一段階小さな直径を持つ循環水管21で設置することもできる。
【0088】
前記冷水/混合水転換バルブ43及び遮断バルブ43’の前方にはバルブ回転軸47が形成される。
【0089】
一方、前記のように結合構成されたバルブ転換箱41、41a、41bの前方のレバー開閉板80が結合固定され、前記レバー開閉板80に温度設定レバー82、冷水/混合水転換レバー84及び遮断レバー86が設置されて固定される。
【0090】
前記温度設定レバー82は内部が多接点スイッチで構成されて前記レバー開閉板80に固定設置され、DC用電気線6が引き出され、前記冷水/混合水転換レバー84及び遮断レバー86は前記レバー開閉板80に形成されたレバーホール87にそれぞれ結合され、前記冷水/混合水転換レバー84及び遮断レバー86の後方に形成されたレバー軸棒84a、86aが前記冷水/混合水転換バルブ43及び遮断バルブ43’の前方に形成されたバルブ回転軸47に嵌合される。
【0091】
また、前記冷水/混合水転換バルブ43及び遮断バルブ43’の前方に形成されたバルブ回転軸47に嵌合される冷水/混合水転換レバー84と遮断レバー86の間には付加のレバー延長棒85が結合され、建築仕上げ厚さの変動によって長さを合わせることで、建築仕上げ厚さの条件にかかわらず結合が容易である。
【0092】
前記のように設定される各温度設定レバー82は前記分配調節制御ゾーン11に形成されたそれぞれのサーモバルブ18と電気的に結線され、前記温度設定レバー82の設定温度によって前記分配調節制御ゾーン11の分配調節箱11aに設置されたそれぞれのサーモバルブ18を構成するステップモーター18aが駆動されて、モーター回転体18iに嵌合されたバルブ体軸18gを回転させることで、設定温度の冷水と温水の混合量が使用者設定温度になって供給されるようにサーモバルブ18の温水使用温度を調節する。
【0093】
また、前記冷水/混合水転換バルブ43に形成された転換バルブ回転軸に前記冷水/混合水転換レバー84に形成されたレバー軸棒84aが嵌合され、前記冷水/混合水転換レバー84の左右回転によって冷水/混合水転換バルブ43が開閉して冷水または混合水が通過して移送される。
【0094】
また、遮断バルブ43’に形成されたバルブ回転軸47に前記遮断レバー86に形成されたレバー軸棒86aが嵌合され、前記遮断レバー86の左右回転によって遮断バルブ43’が開閉して、洗面器側または浴槽側に吐き出される吐出水を選択するかあるいは全体を遮断し、それぞれの制御ゾーン40、40a、40bに形成された吐水口30の漏水及び交替の際、それぞれの器具の吐出水を遮断することができるので、全世帯の流量遮断でないそれぞれの制御ゾーン40、40a、40b及びそれぞれの吐水口30が個別に遮断される。
【0095】
図16の(a)は前記遮断レバー86の転換によって遮断バルブ43’の内側を通過する冷水または混合水が洗面器側と浴槽側にすべて移送される普段の状態を示すものである。
【0096】
図16の(b)は前記遮断レバー86の転換によって遮断バルブ43’の内側を通過する冷水または混合水が浴槽側は遮断されて洗面器側にだけ移送される状態を示すもので、前記のような転換状態では浴槽側が個別的に遮断されるので、浴槽側の配管まや吐水口30などを補修及び交替することができる。
【0097】
図16の(c)は前記遮断レバー86の転換によって遮断バルブ43’の内側を通過する冷水または混合水が洗面器側は遮断されて浴槽側にだけ移送される状態を示すもので、前記のような転換状態では洗面器側が遮断されて洗面器側が個別的に遮断されるので、浴槽側の配管や吐水口30などを補修及び交替することができる。
【0098】
図16の(d)は前記遮断レバー86の転換によって遮断バルブ43’の内側を通過する冷水または混合水が洗面器側と浴槽側の両方とも遮断された状態を示すもので、洗面器側と浴槽側の配管や遮断レバーまたは吐水口30などを同時に補修及び交替することができる。
【0099】
前記のように遮断レバー86の左右回転によって選択的にあるいは全体的に遮断することができる遮断バルブ43’は、洗面器側または浴槽側に配管された混合水管20または各吐水口30で漏水などの問題が発生して交替ないし補修するとき、遮断レバー86の選択的または全体的な遮断によって容易に交替ないし補修することができる。
【0100】
図17は本発明による分配調節制御ゾーンから分配されて配管で設置されたそれぞれの制御ゾーンの一例を示す抜粋斜視図で、厨房制御ゾーン40を説明している。
【0101】
前記厨房制御ゾーン40は、前記分配調節制御ゾーン11から供給される混合水の設定温度を調節する温度設定レバー82と、設定された混合水と冷水を受けて分配する冷水/混合水転換バルブ43と、それぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’とが一体的に内装されたバルブ転換箱41が形成されたもので、前記共同浴室制御ゾーン40aのバルブ転換箱41及び遮断バルブ43’と同一構造に構成されて同一の役目をする。
【0102】
ただ、前記バルブ転換箱41の一側に洗濯室制御箱を形成して洗濯機側と手洗濯側に混合水を供給する。
【0103】
前記の厨房制御ゾーン40を形成するバルブ転換箱41と洗濯室制御箱も上下左右側に多数の通孔が穿設され、配管で設置された冷水管23、混合水管20及び循環水管21も軟質管で形成されて二重しわ管25で保護され、二重しわ管25はコネクタによってバルブ転換箱41の通孔及び洗濯室制御箱に結合固定される。
【0104】
前記冷水/混合水転換バルブ43は前記共同浴室制御ゾーン40aのバルブ転換箱41に構成された冷水/混合水転換バルブ43と同一構造のもので、冷水流入口43aまたは混合水流入口43b側に流入された冷水または混合水が冷水/混合水出水口43c側に出水されて同一の役目をする。
【0105】
前記冷水/混合水出水口43c側に出水される冷水または混合水は冷水/混合水中間移送管43dに移送される。
【0106】
前記遮断バルブ43’の周囲部には冷水/混合水入水口43’aと冷水/混合水出水口43’b、43’cが形成され、前記冷水/混合水入水口43’a側には前記冷水/混合水転換バルブ43の転換によって出水される冷水または混合水が移動する冷水/混合水中間移送管43dが配管で結合され、両側に形成された冷水/混合水出水口43’b、43’cには流し台または洗濯室制御箱側に冷水または混合水を移送する冷水/混合水移送管が配管され、前記流し台側に配管で設置される冷水/混合水移送管の端部に混合水及び冷水の流量調節及び遮断を行う流量調節レバー31が配管で設置されたヘッド34が壁体の内部に埋め込まれ、前記埋め込まれたヘッド34に流し台側に混合水及び冷水を吐き出す吐水口30が結合される。
【0107】
前記洗濯室制御箱側に流量調節レバー31が配管で設置されたヘッド34が壁体の内部に埋め込まれ、前記埋め込まれたヘッド34に洗濯機側に混合水及び冷水を吐き出す吐水口30または手洗濯用混合水及び冷水が吐き出される吐水口30が結合される。
【0108】
前記手洗濯用で設置される調節レバー5は必要によって吐水口30そのものに吐水制御ハンドルが設置された吐水口30を設置することもできる。
【0109】
前記のように結合構成された厨房制御ゾーン40のバルブ転換箱41の前方には温度設定レバー82、冷水/混合水転換レバー84及び遮断レバー86が結合されたレバー開閉板80が結合固定されたもので、前記共同浴室制御ゾーン40aのバルブ転換箱41aの前方に形成されたそれぞれのレバー82、84、86と同一の構造及び役目をする。
【0110】
前記の温度設定レバー82、冷水/混合水転換レバー84及び遮断レバー86が結合されたレバー開閉板80は流し台の上部板に、前記レバー開閉板80が突出するように設置することにより、使用者が便利に使えるようにすることもできる。
【0111】
一方、前記本発明のそれぞれのバルブ転換箱41、41a、41bの前面に設置された温度設定レバー82は設置条件によって温度設定が可能なもので、C(冷水)、30℃、35℃、40℃、H(熱湯)の5段階に設定することが好ましいが、必要によっては温度設定範囲をC(冷水)とH(熱湯)を含み、設定段階を5段階以上の7、8、9、10、・・・段階に使用者によって細分化して設置することもできる。
【0112】
また、前記温度設定レバー82は前述したように段階別に転換される手動転換だけでなく、必要によってLCD表示部(図示せず)を持つデジタルスイッチ(図示せず)に取り替えてアナログ方式またはデジタル数字方式あるいは数字入力方式でも温度設定が可能である。
【0113】
また、冷水/混合水転換レバー84及び遮断レバー86も手動で作動する構造になっているが、前記手動で作動するそれぞれのバルブ43、44はそれぞれのバルブ回転軸47にそれぞれのモーター(図示せず)を結合してモーターの駆動によって開閉するようにすることもできる。
【0114】
したがって、前記のように作動する温度設定レバー82、冷水/混合水転換レバー84及び遮断レバー86が形成されたレバー開閉板80は分配調節制御ゾーン11とメインコントロールゾーン70に電気的に結線してモーターを自動制御することで、即席で設定温度及び水量の吐出水が多数の吐水口30に吐き出されるようにすることもできる。
【0115】
一方、本発明のメインコントロールゾーン70は、循環水ポンピング制御ゾーン10に構成される温水ボイラー12、電動開閉バルブ15a’及び温水/循環水ポンプ15、分配調節制御ゾーン11に構成されたサーモバルブ18を駆動する多数のステップモーター18a、及びそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bに構成された温度設定レバー82と電気線6でコントローラー72に結線されて構成されるもので、前記コントローラー72によって本発明を構成する温水供給システムを制御し、前記それぞれの制御ゾーン40、40a、40bの温度設定レバー82によって即席で設定温度及び水量の混合水が多数のそれぞれの吐水口30に吐き出されるようにして使用を簡便にしたものである。
【0116】
図18は本発明による分配調節制御ゾーンを構成する分配調節箱の他の実施例を示す抜粋斜視図で、分配調節箱11aの前面には、建築仕上げ材の厚さの変更によって延長部材110が結合設置される。
【0117】
前記延長部材110は周囲面が前記分配調節箱11aの周囲面と同一の大きさになり、小幅のもので、固定用ネジ101によって分配調節箱11aと一体的に結合されて分配調節箱11aの幅を調節する部材として使われる。
【0118】
また、分配調節箱11aに延長部材110が結合されたときは、延長部材110側にネジ101によって一体化され、分配調節箱11aの角部に形成されたネジ結合孔121は、分配調節箱11aあるいは延長部材110と結合されるとき、孔が互いに一致しないときあるいは分配調節箱11aが壁体にちょっと歪んで設置されたとき、調節箱カバー11a”を左右に動かして垂直に合わせるように、調節箱カバー11a”の固定用ネジ101の孔が長方形に形成される。
【0119】
図19は本発明によるそれぞれの制御ゾーンを構成するバルブ転換箱の他の実施例を示す抜粋斜視図で、建築仕上げ厚さの変更によって仕上げ材の厚さが厚くなるとき、バルブ転換箱41、41a、41bの前面には延長部材110と結合して内側カバー120が結合される。
【0120】
前記延長部材110は周囲面が前記バルブ転換箱41、41a、41bの周囲面と同一の大きさになり、幅は小幅であり、固定用ネジ101によってバルブ転換箱41、41a、41bと一体的に結合されてバルブ転換箱41、41a、41bの幅を調節する部材として使われる。
【0121】
また、前記内側カバー120は、バルブ転換箱41、41a、41bの前面あるいはバルブ転換箱41、41a、41bに延長部材110が結合されたときは、延長部材110側にネジ101によって一体的に結合され、内側カバー120の角部に形成されたネジ結合孔121は、分配調節箱11aあるいは延長部材110と結合されるとき、孔が互いに一致しないときあるいはバルブ転換箱た41、41a、41bが壁体にちょっと歪んで設置されたとき、内側カバー120を左右に動かして垂直に合わせるために、ネジ結合孔121が長方形に形成される。
【0122】
また、内側カバー120は、施工完了の後、漏水などによる補修を要するとき、作業工具あるいは作業者の手が通過するように、作業用孔122が大きく形成され、外側表面にはモルタルやタイルなどの付着が容易になるように多数の摩擦突起123が形成される。
【0123】
前記作業用孔122はわく部124が所定の幅(モルタルあるいはタイルの高さ程度)で前面に突出し、本発明のレバー開閉板80がネジ101によって締結できるように、3箇所に締結孔125が形成される。すなわち、下部に一つの孔が形成され、上部両側の2箇所に孔が形成され、前記下部に形成された一つの孔をレバー開閉板80の締結の際に中心としてレバー開閉板80を左右に動かして円滑に締結することができることになる。
【0124】
したがって、前記バルブ転換箱41、41a、41bの他の実施例と同様に、厨房制御ゾーン40に設置されるバルブ転換箱41と個人浴室制御ゾーン40bに設置されるバルブ転換箱41bも付加の延長部材110または内側カバー120を結合して施工することができるものである。
【0125】
図20は本発明による直列構造の配管の概略図で、冷温水管23、24が連結された温水ボイラー12及び瞬間温水器の温水供給システムにおいて、前記温水ボイラー12の加熱によって温水を供給する温水ボイラーゾーン10’と;前記冷水管23から供給された冷水を分配する冷水分配管16と前記温水管24から供給された温水を分配する温水分配管17が形成され、一つのステップモーター18aとサーモスタットバルブ18kが一体的に形成されたサーモバルブ18が設置された分配調節箱11aを持つ分配調節制御ゾーン11と;前記分配調節制御ゾーン11から供給される混合水の設定温度を調節する温度設定レバー82、設定された混合水と冷水を受けて分配する冷水/混合水転換バルブ43、及びそれぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’が一体的に内装されたバルブ転換箱41aが形成された共同浴室制御ゾーン40aと;前記共同浴室制御ゾーン40aから供給される混合水の設定温度を調節する温度設定レバー82、設定された混合水と冷水を受けて分配する冷水/混合水転換バルブ43、及びそれぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’が一体的に内装されたバルブ転換箱41が形成された厨房制御ゾーン40と;前記厨房制御ゾーン40から供給される混合水の設定温度を調節する温度設定レバー82、設定された混合水と冷水を受けて分配する冷水/混合水転換バルブ43、及びそれぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’が一体的に内装されたバルブ転換箱41bが形成された個人浴室制御ゾーン40bと;前記温水ボイラーゾーン10、分配調節制御ゾーン11及びそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bが電気及び電子的に結線され、混合水使用の際、温水ボイラー12の稼動と混合水の温度及び水量を制御するコントローラー72が備えられたメインコントロールゾーン70と;を含み、それぞれの制御ゾーン40、40a、40bが直列配管で構成されたことを特徴とする。
【0126】
前記のように直列配管で結合構成された実施例の温水供給システムは、前記本発明の並列配管で構成された温水供給システムと同様に、設置しようとするそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bに混合水を供給するために設置されるそれぞれのサーモバルブ18を備えて設置する必要なしに、分配調節箱11aの内側に一つのサーモバルブ18のみを設置することで、分配調節箱11aから共同浴室制御ゾーン40aのバルブ転換箱41aに、前記共同浴室制御ゾーン40aのバルブ転換箱41aから厨房制御ゾーン40のバルブ転換箱41に、前記厨房制御ゾーン40のバルブ転換箱41から個人浴室制御ゾーン40bのバルブ転換箱41bに直列で配管して分岐することにより、一つのサーモバルブ18を利用して多数の制御ゾーン40、40a、40bに形成されたそれぞれのバルブ転換箱41、41a、41bに混合水を供給することができる温水供給システムである。
【0127】
図21は本発明による直列構造の他の配管実施例の概略図で、冷水と温水を引入して混合水を出水するサーモバルブ18は温水ボイラー12の下部に露出した冷水管23と温水管24の間に設置し、前記冷水管23とサーモバルブ18を通じて出水される混合水を供給する混合水管20を共同浴室制御ゾーン40a、厨房制御ゾーン40及び個人浴室制御ゾーン40bのいずれか一つのバルブ転換箱41、41a、41bに配管するとともに前記それぞれのバルブ転換箱41、41a、41bを直列配管で分岐して設置することにより、配管設置が非常に簡単でありながらも使用が便利な温水供給システムを構成することができる。
【0128】
前記の分配調節箱11aの内側に設置されたサーモバルブ18のステップモーター18a及び温水ボイラー12の下部も露出して設置されたサーモバルブ18のステップモーター18aはそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bに形成されたそれぞれのバルブ転換箱41、41a、41bの温度設定レバー82と電気線6でメインコントロールゾーン70のコントローラー72に結線されて構成されて前記コントローラー72によって温水供給システムを制御し、前記それぞれの制御ゾーン40、40a、40bに形成されたそれぞれのバルブ転換箱41、41a、41bの温度設定レバー82によって即席で設定された温度及び水量の混合水が多数の吐水口30に吐き出されるようにして使用を簡便にするものである。
【0129】
本発明は上述した特定の好適な実施例に限定されなく、請求範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することがなしに、本発明が属する当該技術分野で通常の知識を持った者であれば誰でも多様な変形実施が可能であるのはもちろんのこと、そのような変更は本発明の請求範囲記載の範囲内に属するものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷温水管23、24と連結された温水ボイラー及び瞬間温水器の温水供給システムにおいて、
前記温水ボイラー12及び瞬間温水器の内側に3方バルブを持つ温水/循環水ポンプ15が設置され、配管内圧力感知センサー14が設置され、温水使用の際に循環水ポンプ稼動スイッチ19を押せば温水及び循環水の循環を制御し、温水使用の際にだけ温水ボイラーと温水/循環水ポンプ15を稼動して温水を供給して直ちに使用可能な混合水を吐水口30に供給することにより、水の使用量及びエネルギーを節減するように構成された循環水ポンピング制御ゾーン10と;
前記冷水管23から供給された冷水を分配する冷水分配管16と前記温水管24から供給された温水を分配する温水分配管17が形成され、一つのステップモーター18aとサーモスタットバルブ18kが一体的に形成された多数のサーモバルブ18が設置された分配調節箱11aを持つ分配調節制御ゾーン11と;
前記分配調節制御ゾーン11から供給される混合水の設定温度を調節するために前記それぞれのサーモバルブ18に結合形成されたステップモーター18aを調節するために結線される温度設定レバー82、設定温度の混合水と冷水を受けて分配する冷水/混合水転換バルブ43及びそれぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’が一体的に内装されたバルブ転換箱41、41a、41bが形成されたそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bと;
前記いずれか一つの制御ゾーン40、40a、40bから分配されて供給される混合水及び冷水の流量調節及び遮断を行う流量調節レバー31及び冷水/混合水転換レバー64を持つそれぞれの吐水口30と;
前記温水ボイラーゾーン10、分配調節制御ゾーン11及びそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bが電気及び電子的に結線され、温水/混合水使用の際に温水ボイラー12の稼動と混合水の温度を制御するコントローラー72を備えたメインコントロールゾーン70と;を含み、それぞれの制御ゾーン40、40a、40bが並列配管で構成され、
前記循環水ポンプ稼動スイッチ19を押せば3方バルブ13が循環水管21と温水管24側にバルブを開いて温水ボイラー12と循環水ポンプ15が稼動され、温水ボイラー12の内部で加熱された温水が温水管24を通じてサーモバルブ18で設定された温度の温水になるように温水管24と循環水管21に繰り返し循環されて吐水口30を通じて、使用者が設定した温水/混合水を提供することができ、吐水口30の開放の際には、配管内の圧力が落ちて圧力感知センサー14の接点が開成され、3方バルブ13が循環水管21と温水管24側にバルブを閉め、冷水管23と温水ボイラー12の温水加熱コイルを経て温水管24側に3方バルブ13が開かれて温水/混合水の供給は持続され、吐水口30の一側に形成された流量調節レバー31を閉めると同時に温水ボイラー12の稼動が中止されるので、混合水が出るまで排出される冷水を捨てることがなくて水の浪費を減らすようにしたことを特徴とする、温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項2】
前記それぞれの制御ゾーン40、40a、40bは1世帯内に二つ以上の制御ゾーン40、40a、40bで構成され、一側の制御ゾーン40のバルブ転換箱41の内部に設置されたサーモバルブ18を通じて、使用者の所望温度に設定された温水を受けて使用しているうち他側の制御ゾーン40a、40bの他の使用者がバルブ転換箱41a、41bのサーモバルブ18で50℃以上の熱水を設定して使用するときに一つ以上の循環水管21を通じて循環水合流管52に合流するとき、他側の制御ゾーン40a、40bで使われる熱水が循環水管21を通じて他側の制御ゾーン40a、40bのバルブ転換箱41a、41bに逆流して使用者が設定しなかった突然の温水/混合水の温度変化を引き起こして供給されることを防止するために、それぞれのバルブ転換箱41、41a、41bからそれぞれの循環水管21を通じて循環水合流管52に合流する前の循環水合流管52の各出口46aに逆止バルブ53が設置されることで、温水/混合水管20を通じて他側のバルブ転換箱41、41a、41bにそれぞれ異なる温度の温水/混合水が逆流することを防止することを特徴とする、請求項1に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項3】
前記それぞれの制御ゾーン40、40a、40bは、
前記分配調節制御ゾーン11から供給される混合水の設定温度を調節する温度設定レバー82、設定された混合水と冷水を受けて分配する冷水/混合水転換バルブ43、及びそれぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’が一体的に内装されたバルブ転換箱41aが形成された共同浴室制御ゾーン40aと;
前記共同浴室制御ゾーン40aから供給される混合水の設定温度を調節する温度設定レバー82、設定された混合水と冷水を受けて分配する冷水/混合水転換バルブ43、及びそれぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’が一体的に内装されたバルブ転換箱41が形成された厨房制御ゾーン40と;
前記厨房制御ゾーン40から供給される混合水の設定温度を調節する温度設定レバー82、設定された混合水と冷水を受けて分配する冷水/混合水転換バルブ43、及びそれぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’が一体的に内装されたバルブ転換箱41bが形成された個人浴室制御ゾーン40bと;
を含むことを特徴とする、請求項2に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項4】
前記共同浴室制御ゾーン40aと個人浴室制御ゾーン40bは、1世帯内に使用者の温水設定温度に設定された温水/混合水をバルブ転換箱41a、41bから受けて洋便器の左右側のいずれか1箇所に二重しわ管25構造の配管方式で混合水管を壁体に埋め込んで配管し、建築仕上げの後、仕上げられた壁体の表面側に付加の混合水遮断及び流量調節用レバー31とメタルホース62で連結して大、小便の用便の後に洗浄する洗浄スプレー60が設置され、使用者が温水/混合水の設定温度を制御するように構成されたことを特徴とする、請求項3に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項5】
前記循環水ポンプ稼動スイッチ19をONにすれば、タイムスイッチの一定時間が経過すれば自動でタイムスイッチの接点がOFFになって循環水ポンプ15の稼動が中止され、温水/混合水使用の後、吐水口30を閉めれば配管内の圧力が上昇して圧力感知センサー14の接点が閉成されても循環水ポンプ稼動スイッチ19のタイムスイッチの接点がOFFになることにより、温水ボイラー12と循環水ポンプ15が継続して循環されて稼動されることを防止することを特徴とする、請求項1に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項6】
前記それぞれの制御ゾーン40、40a、40bは、バルブ転換箱41、41a、41bの内部に設置された冷水/混合水転換バルブ43を通過した冷水、温水/混合水をそれぞれの吐水口30に送り出すとともに個別に遮断して、それぞれの吐水口30の故障またはそれぞれの制御ゾーン40、40a、40b別に設置された配管の漏水の際、それぞれの吐水口30またはそれぞれの制御ゾーン40、40a、40b別に個別に閉めることで、他側の吐水口30または制御ゾーン40、40a、40bは使うことができることを特徴とする、請求項1に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項7】
1世帯内のそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bと連結された水栓または吐水口30が設置された壁体にそれぞれの冷水または温水/混合水を供給する冷水管23または混合水管20をそれぞれ設置する必要なしに、ただ一つの温水/混合水管または冷水管を一本の配管ラインで設置して、温水/混合水及び冷水を直ちに受けることができ、壁体及び底に埋め込まれて配管される配管の本数を減らすことができ、壁体及び底スラブ構造の安全性を確保することができることを特徴とする、請求項1に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項8】
前記それぞれの制御ゾーン40、40a、40bのバルブ転換箱41、41a、41bに連結設置されるそれぞれの冷水管23、温水/混合水管20、循環水管21及び吐水口30は二重しわ管25構造で連結結合され、分岐、分配、ループ方式で互いに連結配管される分配機能があることを特徴とする、請求項1に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項9】
前記それぞれの制御ゾーン40、40a、40bは、バルブ転換箱41、41a、41bごとにサーモバルブ18をそれぞれ設置し、温度設定を手動で制御することにより、1世帯内にそれぞれのバルブ転換箱41、41a、41bに配管で設置された多数の吐水口30に冷水、温水/混合水を手動制御方式で供給することができることを特徴とする、請求項1に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項10】
冷水を加熱して温水を供給する温水ボイラー12と;
冷水管23から供給された冷水を分配する冷水分配管16と前記温水ボイラー12から加熱されて供給された温水を分配する温水分配管17とが形成され、手動で作動されて設定温度を調節するサーモバルブ18が設置された分配調節制御ゾーン11aと;
前記分配調節制御ゾーン11aのそれぞれのサーモバルブ18から混合水が供給され、前記冷水管23から冷水が供給されて多数の吐水口30に冷水及び混合水を分配する冷水/混合水転換バルブ43が設置されたバルブ転換箱41、41a、41bが設置されたそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bと;を含んでなることを特徴とする、温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項11】
前記それぞれの制御ゾーン40、40a、40bのバルブ転換箱41、41a、41bの内部に設置された分岐流路管42は、一側に多数の入出口46を持つ温水/混合水分岐流路47が形成され、他側に二つ以上の入出口46を持つ冷水分岐流路48が形成され、中央部にモーター45を備えた冷水/混合水転換バルブ43が形成され、それぞれの制御ゾーン40、40a、40bの冷水管23が互いにループ方式で並列配管で構成されることで、1世帯内で2箇所以上の吐水口30を通じて冷水を同時に使う場合、2方向に冷水が供給されるようにして冷水流量の変化を最小化することを特徴とする、請求項1に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項12】
壁体に埋め込まれて二重管構造の配管と結合される分配調節箱11aの内部には、冷水管23から供給された冷水を分配する冷水分配管16、前記温水管24から供給された温水を分配する温水分配管17、及び循環水を分配する循環水分配管17aが形成され、一つのステップモーター18aとサーモスタットバルブ18kが一体的に結合された多数のサーモバルブ18が壁体に埋め込まれる分配調節箱11aの前面に調節箱カバー21aが固定部材11cで結合固定されたことを特徴とする、温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項13】
前記分配調節箱11aは、前方に、前記分配調節箱11aの周囲面と同一の大きさ及び一定の幅に形成され、固定用ネジ101によって前記分配調節箱11aと一体的に結合されて前記分配調節箱11aの幅を調節する延長部材110が結合設置されたことを特徴とする、請求項1または12に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項14】
前記分配調節箱11aはトイレ天井に埋め込まれたことを特徴とする、請求項1または12に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項15】
前記分配調節箱11aはトイレ天井のスラブ下部に露出されて設置されたことを特徴とする、請求項1または12に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項16】
前記分配調節箱11aは、流し台、つくりつけのおしいれ、ドレスルーム、げたばこのいずれか一つの下部底スラブに埋め込まれたことを特徴とする、請求項1または12に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項17】
前記バルブ転換箱41、41a、41bは、混合水の設定温度を調節する温度設定レバー82、冷水/混合水転換バルブ43及びそれぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’が形成されたレバー開閉板80が結合設置され、前記バルブ転換箱41、41a、41bは、トイレ、流し台、洗濯室など、水栓が設置される位置の壁体に埋め込まれ、前記二重管構造の配管と結合されるバルブ転換箱41、41a、41bはそれぞれ分配機能があり、他側のバルブ転換箱41、41a、41bに分岐通過機能があることを特徴とする、請求項1または12に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項18】
前記温度設定レバー82は手動転換で作動されるか、あるいはLCD表示部を持つデジタルスイッチで形成されてアナログ方式またはデジタル数字方式または数字入力方式で温度が設定されることを特徴とする、請求項1または12に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項19】
前記各バルブ転換箱41、41a、41bの前面に設置された温度設定レバー82は、設置条件によって温度設定が可能であり、C(冷水)、30℃、35℃、40℃、H(熱湯)の5段階で温度設定範囲が構成されるか、あるいはC(冷水)とH(熱湯)を含み、設定段階を5段階以上の6、7、8、9、10、・・・段階に使用者が細分化した温度設定範囲を構成することができるようにしたことを特徴とする、請求項1または12に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項20】
前記吐水口30は冷温水混合水栓の設置位置に設置され、サーモバルブ18と一体的に結合され、温度設定の際、ステップモーター18aの駆動で調節されて供給される冷水及び温水を吐き出し、前記吐き出される冷温水の流量調節及び遮断を行う流量調節レバー31が分離されて別に壁体に埋め込まれるか一体的に結合されてなることを特徴とする、請求項1または12に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項21】
前記冷水/混合水転換レバー84及び遮断レバー86の回転によって手動で作動される冷水/混合水転換バルブ43及び遮断バルブ43’は、それぞれのバルブ回転軸47に結合されたそれぞれのモーターの駆動によって開閉転換されることを特徴とする、請求項1に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項22】
温水ボイラー12の加熱によって温水を供給する温水ボイラーゾーン10’と;
前記冷水管23から供給された冷水を分配する冷水分配管16、前記温水管24から供給された温水を分配する温水分配管17、及び循環水を分配する循環水分配管17aが形成され、一つのステップモーター18aとサーモスタットバルブ18kが一体的に形成されたサーモバルブ18が設置された分配調節箱11aを持つ分配調節制御ゾーン11と;
前記分配調節制御ゾーン11から供給される混合水の設定温度を調節する温度設定レバー82、設定された混合水と冷水を受けて分配する冷水/混合水転換バルブ43、及びそれぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’が一体的に内装されたバルブ転換箱41aが形成された共同浴室制御ゾーン40aと;
前記共同浴室制御ゾーン40aから供給される混合水の設定温度を調節する温度設定レバー82、設定された混合水と冷水を受けて分配する冷水/混合水転換バルブ43、及びそれぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’が一体的に内装されたバルブ転換箱41が形成された厨房制御ゾーン40と;
前記厨房制御ゾーン40から供給される混合水の設定温度を調節する温度設定レバー82、設定された混合水と冷水を受けて分配する冷水/混合水転換バルブ43、及びそれぞれの吐出水を遮断する遮断バルブ43’が一体的に内装されたバルブ転換箱41bが形成された個人浴室制御ゾーン40bと;
前記温水ボイラーゾーン10’、分配調節制御ゾーン11及びそれぞれの制御ゾーン40、40a、40bのそれぞれのバルブ転換箱41が電気及び電子的に結線され、混合水使用の際に温水ボイラー12の稼動と混合水の温度及び水量を制御するコントローラー72が備えられたメインコントロールゾーン70と;を含み、それぞれのバルブ転換箱41が直列配管で分岐通過して設置されることを特徴とする、温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。
【請求項23】
前記サーモバルブ18は温水ボイラー12の下部に露出された冷水管23と温水管24の間に設置され、前記冷水管23とサーモバルブ18を通じて出水される混合水を供給する混合水管20が共同浴室制御ゾーン40a、厨房制御ゾーン40及び個人浴室制御ゾーン40bのいずれか一つのバルブ転換箱41に配管されるとともに前記それぞれのバルブ転換箱41、41a、41bが直列配管で分岐通過されて設置されることを特徴とする、請求項22に記載の温度調節の容易な温水ボイラー及び瞬間温水器の冷温水供給システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図16】
image rotate

【図18】
image rotate

【図21】
image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate

image rotate


【公表番号】特表2011−519011(P2011−519011A)
【公表日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−506201(P2011−506201)
【出願日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際出願番号】PCT/KR2009/002140
【国際公開番号】WO2009/131399
【国際公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願人】(510282158)ピップ カンパニー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】