説明

温水暖房機

【課題】水電極回路を1系統持つだけで、暖房循環水が減少したときに、対応できる使用性の高い温水暖房機を提供すること。
【解決手段】熱交換器1にて加熱された温水を、各暖房端末(27a、27b)と接続された循環配管を介して循環させる循環ポンプ8と、前記循環配管に配設された水タンク7と、前記水タンク7内の貯水状態を検出する水電極13と、制御部23とを備え、前記水電極13が前記水タンク7内に水なしと検出してから所定時間は、使用者にその旨を報知するとともに、前記所定時間を経過した場合、または、前記所定時間内に前記循環ポンプ8の回転数が所定値以上に上昇したときに、運転を停止することを特徴とする温水暖房機。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱源機を用いて生成した温水を循環ポンプで暖房端末に循環し、暖房を行う温水暖房機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の開放式または半密閉式の温水暖房機では、暖房用循環水の膨張・収縮を吸収するために、本体内部にタンクを持っている。
【0003】
このタンクは、開放式のタイプではタンクキャップの構造で大気開放に、また、半密閉式のタイプではタンクキャップが負圧・加圧弁構造になっていて、内部の圧力が変化すると、これらの弁が開いて大気と連通するようになっている。
【0004】
上記のような構造となっているため、いずれの方式でも、暖房用循環水は長年の使用によって蒸発し、減少する。そして、ある一定量減少すると、暖房用循環水の補充が必要となる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
この補充時期を使用者にお知らせするために、各社とも、タンクに水電極のような水位検出手段を設け、水位の減少を常に監視する構成をとっている。
【0006】
また、一般的には水位の検出手段を2レベル設けて、第1レベルを下回ると、リモコン等の表示部に「給水」を促す表示を出し、さらに第2レベルを下回ると、運転を停止して表示部に「警告」を出すようにしているものが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009−121765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記従来の温水暖房機の構成では、2レベルの水位を検出するために、当然、水位電極も独立して2本または2対が必要となる。また、検出回路も同様に2回路が必要になり、その分、回路も複雑化するし、コストもかかるという課題があった。
【0009】
本発明は上記課題を解決するもので、水電極回路を1系統持つだけで、暖房循環水が減少したときに、対応できる使用性の高い温水暖房機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記従来の課題を解決するために、本発明の温水暖房機は、熱交換器にて加熱された温水を、各暖房端末と接続された循環配管を介して循環させる循環ポンプと、前記循環配管に配設された水タンクと、前記水タンク内の貯水状態を検出する水電極と、制御部とを備え、前記水電極が前記水タンク内に水なしと検出してから所定時間は、使用者にその旨を報知するとともに、前記所定時間を経過した場合、または、前記所定時間内に前記循環ポンプの回転数が所定値以上に上昇したときに、運転を停止することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、水電極回路を1系統持つだけで、暖房循環水が減少したときに、対応
できる使用性の高い温水暖房機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態1における温水暖房機の全体構成図
【図2】同温水暖房機のリモコンの正面図
【図3】同温水暖房機の外観図
【図4】同温水暖房機の水タンクの構成図
【図5】同温水暖房機の制御ブロック図
【図6】同温水暖房機の給水予告表示のリモコン画面を表す図
【図7】同温水暖房機の給水警告表示のリモコン画面を表す図
【図8】同温水暖房機の循環ポンプ回転数異常表示のリモコン画面を表す図
【図9】本発明の実施の形態2における温水暖房機の制御ブロック図
【図10】本発明の実施の形態3における温水暖房機の制御ブロック図
【図11】同温水暖房機のスキャン信号のタイミングチャート
【発明を実施するための形態】
【0013】
第1の発明は、熱交換器にて加熱された温水を、各暖房端末と接続された循環配管を介して循環させる循環ポンプと、前記循環配管に配設された水タンクと、前記水タンク内の貯水状態を検出する水電極と、制御部とを備え、前記水電極が前記水タンク内に水なしと検出してから所定時間は、使用者にその旨を報知するとともに、前記所定時間を経過した場合、または、前記所定時間内に前記循環ポンプの回転数が所定値以上に上昇したときに、運転を停止することを特徴とする温水暖房機である。
【0014】
これにより、水電極回路を1系統持つだけで、暖房循環水が減少したときに、使用者への「給水」を促す報知を一定期間、行うとともに、その間に給水されなかった場合には、運転を停止して「警告」を行うといった2段階での動作を行うことができる。
【0015】
また、不用意な水もれ等によって、水位が早く減少してしまった場合は、循環ポンプの空運転が発生し、回転数が異常に上昇する。この回転数を常時、チェックしているので、このような場合は即座に運転を停止することで、ポンプに損傷を与えることがなく、安全に停止することができると共に、水電極の経年劣化も最低限に抑えることができる。
【0016】
第2の発明は、前記水電極への通電を、断続通電としたことを特徴とするもので、水電極に通電することで発生する水素ガスの発生量を最低限に下げることができ、滞留した水素ガスの爆発という危険な状態を避けることができる。
【0017】
第3の発明は、前記水電極が前記水タンク内に水なしと検出した以降は、前記循環ポンプへの印加電圧を固定するように構成したことを特徴とするもので、循環ポンプ空運転時の回転数の増加が容易に判断でき、確実で安全に循環ポンプの停止を行うことができる。
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施が限定されるものではない。
【0019】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における温水暖房機の外観図である。まず、図1を用いて本実施の形態における温水暖房機の構成を説明する。
【0020】
本実施の形態の温水暖房機は、ヒートポンプを加熱源とするヒートポンプ式温水暖房機である。図において右側が冷媒回路、左側が水回路になっており、その中間に位置する水冷媒熱交換器1で、冷媒回路で温められた冷媒と、循環水が熱交換される。
【0021】
冷媒回路側の構成は、冷媒を圧縮して高温冷媒を吐出する圧縮機2と、水と高温冷媒とを熱交換して温水を生成する水冷媒熱交換器1と、配管内を流れる冷媒の量を調整するための膨張弁3と、空気と冷媒とで熱交換を行う空気熱交換器4と、空気熱交換器に空気の流通を起こす送風機5とを備えている。
【0022】
そして、圧縮機2、水冷媒熱交換器1、膨張弁3、空気熱交換器4を冷媒配管で環状に接続して冷媒回路を構成している。なお、水冷媒熱交換器1の形態としては、プレート式や二重管方式のいずれの形態であっても問題はない。
【0023】
一方、水回路側の構成は、床暖房パネル27a,27bから戻ってきた温水を戻りヘッダー6で受け、そのお湯を水タンク7に貯めて空気を追い出した後、循環ポンプ8で下流に送り出す。下流には、水冷媒熱交換器1が配置されており、そこを通過する間に再加熱されたのち、往きヘッダー9を通って機外に送り出され、床暖房パネル27a,27bに送られる。
【0024】
なお、本実施の形態では、暖房配管を4系統に分けることが出来るよう、戻りヘッダー6および往きヘッダー9は4系統用のものを採用している。また、往きヘッダー9には、4系統それぞれの開閉が単独で行えるよう、熱動弁10a〜10dが備えられてある。さらに、循環水の温度をコントロールするため、入水温度センサ11および出湯温度センサ12が水冷媒熱交換器1の上流と下流にそれぞれ配置されている。
【0025】
また、水タンク7の水位を検出するために、水電極13が水タンク7内に設けられ、必要なときに電圧が印加されて、水の減少を検出するようになっている。28は、リモコンである。
【0026】
図2はリモコン28の正面図で、屋外に置かれた本温水暖房機と有線で接続され、リビング等の屋内に設置されて温水暖房機の発停や循環水の温度の調節などの操作およびそれにまつわる表示を行うものである。
【0027】
図3は温水暖房機本体の外観図で、基本的な構成は、エアコンの室外機をベースに構成されており、それに、水タンク7と循環ポンプ8を背面ボックス14内に収めて追加している。
【0028】
また、熱動弁10a〜10dを内蔵した往きヘッダー9と戻りヘッダー6を左側面の接続ボックス15内に収納している。製品の設置時に工事業者はこの往きヘッダー9と戻りヘッダー6にそれぞれ必要な床暖房パネルに接続された暖房配管をつなぎこむ工事を行う。
【0029】
図4は、水タンク7の構造図である。全体容量は約3Lに設定されており、通常の運転によって、蒸発する水量を約2年間確保できるように計算されている。キャップ16は、水タンク7の口との間に大気に連通するスキマを設けた構造となっており、開放式のシステムを形成する。
【0030】
17はフィルタで、水が減少し、キャップ16をはずして水を供給する際に、ゴミ等の混入を排除するとともに、水量の上限をフィルタ下面に合わせて入れてもらえるようにすることで、給水量の目安としても使用している。
【0031】
18および19は下部に設けた給水口および出水口で、循環ポンプ8に接続されている。水電極13は、水タンク7の水位が低下したのを検出するため、上部よりタンク下部約
0.3Lの位置まで挿入されている。
【0032】
図5は制御ブロック図である。図において20は水電極13に接続され、水タンク7内の水の有無を検出する水電極判定回路、21は循環ポンプ8を駆動する循環ポンプ駆動回路で、本実施の形態では直流ポンプを採用し、回転数制御を行っている。
【0033】
22はこの循環ポンプ8の回転数を検出する循環ポンプ回転検出回路、23はこれらの情報を受けて、全体の運転制御を行う制御部、24は制御部23に接続され、リモコンの制御を行うリモコン回路である。
【0034】
以上のように構成されたヒートポンプ式温水暖房機において、以下、ヒートポンプ式温水暖房機の動作について説明する。
【0035】
まず、通常の暖房運転について説明する。
【0036】
使用者は暖房を開始したいとき、リモコン28の「暖房切/入」SWを操作すると、LEDが点灯するとともに、液晶表示部に図2に示すような表示が現れて、暖房運転が開始する。
【0037】
この情報はリモコン回路24から制御部23に伝えられ、まず、熱動弁10の4回路のうち、事前に設定された回路に相当する熱動弁が通電され、回路が開く。この例の場合は、図2に示すように、「居間」エリアの床暖房の運転が指示されていて、それに対応する熱動弁10が開くことになる。
【0038】
しばらくして、制御部23から循環ポンプ駆動回路21を介して循環ポンプ8に決められた回転数を目指して駆動信号が与えられ、循環水回路の中で循環が開始される。その後、循環ポンプ回転検出回路22を介して回転数のデータが制御部23にフィードバックされ、そのデータを見て、制御部23は、循環ポンプ駆動回路21から与える駆動信号を変化させて目標の回転数を維持する。
【0039】
さらに運転開始から約3分後に圧縮機2、送風機5、膨張弁3が運転を開始し、冷媒回路側で集熱がはじまる。そして、水冷媒熱交換器1で冷媒回路と水回路の間の熱交換が行われ、循環水が加熱されてお湯となり、往きヘッダー9を通って居間に敷かれた床暖房に供給され、床暖房パネル表面が昇温する。
【0040】
表面温度は、図2のリモコンの「温調」の設定を変更することで設定でき、この場合、ボタンを操作することで、「高」から「低」まで10段階の調節ができる。本実施の形態では、「5」の設定にされており、供給される湯温は約40℃、床暖房パネルの表面温度は約28℃である。また、水タンク7内の水量は、製品設置当初は上限にあたるフィルタ17の下面位置まで(図4に示す状態)入れていただくよう、工事説明書や取扱説明書に記載して説明している。
【0041】
従って、この状態では水電極13は充分に水に浸漬した状態にあるので、水電極判定回路20は「水あり」を検出し、暖房運転は継続される。なお、暖房運転中は、循環水の温度が上がるため、体積も膨張する。膨張した分は、水タンク7内の水位の上昇となってあらわれ、タンク内の空気の体積が減少する。
【0042】
そしてその分の空気は、キャップ16のスキマからタンクの外に押し出される。本実施の形態の場合、ヒートポンプで沸かすことのできる湯温の最高を55℃としているので、5℃から上昇させた場合の膨張率は約1.5%程度である。また、全体のシステム水量を
最大で30Lに制限しているので、膨張によって増える水の体積は、30L×1.5%=0.45Lとなる。
【0043】
本実施の形態では、水タンク7の上限から満水までの量を約1Lにしているので、膨張分は充分に吸収できる。従って、循環水が水タンク7の外にあふれることはない。また、暖房運転が停止されて、循環水の温度が冷えると、体積が収縮して、水タンク7内で水位が低下し、膨張時とは逆に、キャップ16のスキマから空気を吸い込むことになる。
【0044】
次に、循環水が蒸発により自然に減少した場合の動作を説明する。
【0045】
前に述べたように、水タンク7の全体容量は約3L、水位の上限値から上の空気部分の体積は約1L、従って、タンク内の水の量は約2Lになるように設定してある。また、水電極13が完全に露出するときの水の量は約0.3Lであり、従って1.7Lの水が減少すると、水電極13が露出することになる。
【0046】
一方、通常の使用状態で1シーズン(1年間)経過した場合の水の蒸発量は、実験により約0.6Lであることがわかっており、これから計算すると、1.7Lの水が蒸発するのは、少なくとも約2シーズン(2年間)以上の時間を要することになる。
【0047】
このような状態になると、水電極13が気中に露出し、水電極判定回路20を介して流れていた電流が流れなくなり、そのことを判定回路が検出する。これを検出した時点で、まず、制御部23からリモコン回路24にその情報が送られて、リモコンの表示部に図6に示すような「給水予告表示」を行う。
【0048】
この時点では、ユーザーの利便性を考慮して、暖房運転は停止せず、表示のみを行い、循環水の補給をしてもらえるように訴求する。この時点ではまだ水タンク内には約0.3Lの水が残っており、すぐに運転を止めるほどの緊急性はない。また、0.3Lあれば、半年間の蒸発量にあたるため、その間、充分に時間をかけてユーザーに「給水予告」を訴えればよい。
【0049】
実際、本実施の形態では、ユーザーがまだ給水しない場合には、図2のリモコン28で「決定」ボタンを押すことで「給水予告」を一時的に消すことができ、通常の暖房運転を継続できる。そして本実施の形態では、「給水」せずに「給水予告」を消された場合には、翌日の運転開始時に再び「給水予告」が表示されるようにしている。
【0050】
こうして、毎日「給水予告」を繰り返す中で、ユーザーに「給水」を行ってもらえるよう、配慮している。
【0051】
しかし、再三「給水予告」を繰り返しても、「給水」されなかった場合は、この状態を制御部23がカウントし、7日間が経過した時点で、今度はリモコンに図7のような「給水警告表示」を行って、暖房運転を停止するようにしている。
【0052】
以上が、正常に循環水が蒸発して減少した場合の動作である。
【0053】
次に、機器に何らかの異常があり、水もれ等によって、急激に循環水がなくなった場合の動作を説明する。
【0054】
まず、循環水が減少して、水電極13が気中に露出し、これを検出する。このとき、蒸発による減少と同様に、暖房運転の動作は止めずに「給水予告」表示をリモコンに行って運転は継続する。その後、通常はユーザーによる給水が行われなくても、前述のように7
日間は「給水予告」を繰り返して動作は継続するのであるが、循環水の減少の原因が水もれによるものであった場合は、この間に完全に循環水がなくなってしまう事態が発生する。
【0055】
そうなった場合は、循環ポンプ8が駆動されているにもかかわらず、空運転状態になる。空運転では、ポンプとしての負荷が極端に軽くなるため、急激にその回転数が上昇することがわかっている。
【0056】
したがって、「給水予告」状態にあるときに、循環ポンプ回転検出回路22で検出される回転数が決められた閾値を超えて上昇した場合、「循環水がなくなった」として、暖房運転を停止し、リモコン28に循環ポンプ回転数異常表示を行うようにしている。図8にそのときのリモコンの表示内容を示す。また、循環ポンプ8の回転数異常判定は、5000回転/分で行っている。
【0057】
なお、循環ポンプ8の空運転をより確実に検出するには、通常、行っている「回転数フィードバック」をやめて、循環ポンプ駆動回路21から出力される駆動信号を固定値にすることが効果的である。このため、「給水予告」を検出した以降、駆動信号を固定値に変える方式を記載している。
【0058】
(実施の形態2)
図9は、本発明の第2の実施の形態の制御ブロック図である。ここでは、水電極判定回路20の前段にバイアス回路25を設けた。この働きは、水電極13にバイアスをかけて判定を行うタイミングを限定することにある。
【0059】
前述したように、水電極13で循環水の有無を判定するには、循環水に電流を流してその値を判定することが必要で、その際には循環水の電気分解による水素ガスが発生する。安全性の見地から、この水素ガスの発生量はできるだけ少なく抑えたい。
【0060】
また、同時に水電極13も、検出時間に比例して劣化が進むことになる。これらのリスクを出来る限り抑えるために、バイアス回路25で、検出を行う運転モードを限定したものである。本実施の形態では、暖房運転停止中のみに限定して、バイアス回路25をON状態にした。これによって、少なくともバイアス印加時間は通電時間の半分以下に出来ることになる。
【0061】
(実施の形態3)
図10は、本発明の第3の実施の形態の制御ブロック図である。ここでは、水電極判定回路20の前段にスキャン回路26を設けた。この働きは、水電極13にかける電圧を断続電圧に変えて、さらに水素ガスの発生量および水電極13の劣化の進行をおさえることにある。
【0062】
実際のスキャン信号のタイミングチャートを、図11に示す。図から分かるように、120msの間で150usの時間だけ水電極13にバイアスがかかるようにしている。こうすることで、バイアス印加時間を通常の800分の1に抑えることができる。
【産業上の利用可能性】
【0063】
以上のように、本発明の温水暖房機は、水電極回路を1系統持つだけで、暖房循環水が減少したときに、使用者への「給水」を促す報知を一定期間、行うとともに、その間に給水されなかった場合には、運転を停止して「警告」を行うといった2段階での動作を行うことができることより、家庭用や業務用の温水暖房機に適用できる。
【符号の説明】
【0064】
1 水冷媒熱交換器
2 圧縮機
3 膨張弁
4 空気熱交換器
5 送風機
6 戻りヘッダー
7 水タンク
8 循環ポンプ
9 往きヘッダー
10a〜d 熱動弁
11 入水温度センサ
12 出湯温度センサ
13 水電極
14 背面ボックス
15 接続ボックス
16 キャップ
17 フィルタ
18 給水口
19 出水口
20 水電極判定回路
21 循環ポンプ駆動回路
22 循環ポンプ回転検出回路
23 制御部
24 リモコン回路
25 バイアス回路
26 スキャン回路
27a、b 床暖房パネル
28 リモコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱交換器にて加熱された温水を、各暖房端末と接続された循環配管を介して循環させる循環ポンプと、前記循環配管に配設された水タンクと、前記水タンク内の貯水状態を検出する水電極と、制御部とを備え、前記水電極が前記水タンク内に水なしと検出してから所定時間は、使用者にその旨を報知するとともに、前記所定時間を経過した場合、または、前記所定時間内に前記循環ポンプの回転数が所定値以上に上昇したときに、運転を停止することを特徴とする温水暖房機。
【請求項2】
前記水電極への通電を、断続通電としたことを特徴とする請求項1に記載の温水暖房機。
【請求項3】
前記水電極が前記水タンク内に水なしと検出した以降は、前記循環ポンプへの印加電圧を固定するように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の温水暖房機。

【図11】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−24429(P2013−24429A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−156416(P2011−156416)
【出願日】平成23年7月15日(2011.7.15)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】