説明

溝掘機

【課題】効率良く溝掘作業ができる溝掘機を提供する。
【解決手段】溝掘機1は、トラクタに連結する機体3を備える。機体3には、上下方向の回転中心軸線Xを中心として回転しながら圃場の土を掘り上げて圃場に溝を形成する回転溝掘体6を回転可能に設ける。機体3には回動支持フレーム15を回転中心軸線Xを中心に略180回動可能に設ける。回動支持フレーム15には、回転溝掘体6にて掘り上げた土を側方に排出する排土体21と溝の壁面部を押し固める押し固め体22とを設ける。排土体21および押し固め体22は、いずれもトラクタの前進走行により作業をする前進作業状態とトラクタのバック走行により作業をするバック作業状態とに切換え可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、効率良く溝掘作業ができる溝掘機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばトラクタ等の走行車に連結される機体と、この機体に回転可能に設けられ垂直軸の外周に螺旋翼を取り付けて構成した回転溝掘体と、この回転溝掘体の螺旋翼の前進後面側を抱嵌する抱嵌板とを備えた溝掘機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】実開昭54−154602号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の溝掘機では、圃場の作業開始部分において所望形状の溝が得られず、このため、圃場の作業開始部分に関しては作業者が手作業で溝を形成しなければならなかった。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、圃場の作業開始部分に関して作業者が手作業で溝を形成する必要がなく、効率良く溝掘作業ができる溝掘機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の溝掘機は、走行車に連結される機体と、この機体に回転可能に設けられ、上下方向の回転中心軸線を中心として回転しながら圃場の土を掘り上げて圃場に溝を形成する回転溝掘体と、この回転溝掘体にて掘り上げた土をこの土が前記溝内に落ちないように側方に排出する排土体と、前記溝の壁面部を押し固める押し固め体とを備え、前記排土体および前記押し固め体は、いずれも前記走行車の前進走行により作業をする前進作業状態と前記走行車のバック走行により作業をするバック作業状態とに切換え可能となっているものである。
【0006】
請求項2記載の溝掘機は、請求項1記載の溝掘機において、排土体および押し固め体は、いずれも回転中心軸線を中心とする略180度回動により前進作業状態とバック作業状態とに切換え可能となっているものである。
【0007】
請求項3記載の溝掘機は、走行車に連結される機体と、この機体に回転可能に設けられ、上下方向の回転中心軸線を中心として回転しながら圃場の土を掘り上げて圃場に溝を形成する回転溝掘体と、前記走行車の前進走行時には作業状態に切り換えられた状態で前記回転溝掘体にて掘り上げた土をこの土が前記溝内に落ちないように側方に排出し、前記走行車のバック走行時には非作業状態に切り換えられる第1排土体と、前記走行車の前進走行時には作業状態に切り換えられた状態で前記溝の壁面部を押し固め、前記走行車のバック走行時には非作業状態に切り換えられる第1押し固め体と、前記走行車のバック走行時には作業状態に切り換えられた状態で前記回転溝掘体にて掘り上げた土をこの土が前記溝内に落ちないように側方に排出し、前記走行車の前進走行時には非作業状態に切り換えられる第2排土体と、前記走行車のバック走行時に作業状態に切り換えられた状態で前記溝の壁面部を押し固め、前記走行車の前進走行時には非作業状態に切り換えられる第2押し固め体とを備えるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、走行車のバック走行に基づく溝掘作業によって圃場の作業開始部分において所望形状の溝を得ることができるため、圃場の作業開始部分に関して作業者が手作業で溝を形成する必要がなく、効率良く溝掘作業ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の溝掘機の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
図1ないし図3において、1は溝掘機で、この溝掘機1は、圃場に断面略逆台形状の溝(溝幅および深さが20cm〜40cmの暗渠)Aを形成する溝掘作業の際に用いるものである。
【0011】
溝掘機1は、図示しない走行車であるトラクタの後部の作業機昇降支持装置(3点ヒッチ部)にカプラ2を介して連結された機体3を備えている。
【0012】
機体3には、前後方向の入力軸4が回転可能に設けられている。入力軸4には、トラクタの図示しないPTO軸がシャフトおよびユニバーサルジョイント等を介して接続されている。
【0013】
また、機体3には、入力軸4側からの動力で上下方向の回転中心軸線(垂直軸線)Xを中心として回転しながら圃場の土を掘り上げて圃場に溝Aを形成する回転溝掘体(螺旋オーガ)6が回転可能に設けられている。
【0014】
回転溝掘体6は、機体3の略円筒状の軸保持部7にて回転可能に保持された上下方向の回転軸8を有している。回転軸8の下部外周には圃場の土を掘り上げる螺旋板9が取り付けられ、回転軸8の上部外周には螺旋板9からの土を飛ばす土飛ばし板10が取り付けられている。土飛ばし板10の前方部および後方部はカバー板11にて覆われており、螺旋板9にて掘り上げられた土が土飛ばし板10にて左右両側方(土飛び方向)に向けて飛ばされるようになっている。なお、回転溝掘体6は、回転軸8、螺旋板9および土飛ばし板10等にて構成されている。
【0015】
また、機体3の軸保持部7の外周には、回動支持フレーム15が第1位置および第2位置間で略180度回動可能に設けられている。回動支持フレーム15は、第1位置に位置した状態では、回動支持フレーム15に形成された孔と軸保持部7から後方に向って突設されたピン受部16の孔とにて差し込まれた固定ピン17によって機体3に対して固定される。また、回動支持フレーム15は、第2位置に位置した状態では、回動支持フレーム15に形成された孔と軸保持部7から前方に向って突設されたピン受部18の孔とにて差し込まれた固定ピン17によって機体3に対して固定される。
【0016】
そして、この回動支持フレーム15には、回転溝掘体6にて掘り上げた土をこの土が圃場の溝A内に落ちないように左右両側方に排出、つまり掘り上げた土を側方に寄せる略板状の排土体(排土板)21と、回転溝掘体6の進行方向後方位置で溝Aの左右の両壁面部A1を押し固める略板状の押し固め体(後カバー)22とが設けられている。これら排土体21および押し固め体22は、いずれも、回転中心軸線Xを中心とする略180度の回動により、トラクタの前進走行により作業をする前進作業状態とトラクタのバック走行により作業をするバック作業状態とに一斉に切換え可能となっている。
【0017】
次に、上記溝掘機1の作用等を説明する。
【0018】
トラクタの後部の作業機昇降支持装置にカプラ2を介して機体3を連結し、排土体21および押し固め体22を前進作業状態に設定した状態で、トラクタの前進走行により溝掘機1全体を進行方向に移動させる(図1および図2参照)。
【0019】
溝掘機1全体がトラクタの前進走行により進行方向に移動すると、圃場の土が回転溝掘体6にて掘り上げられ、この掘り上げられた土が前進作業状態の排土体21にて左右両側方(或いは左右いずれか一側方)に向けて押し出され、回転溝掘体6の進行方向後方位置では溝Aの左右の両壁面部A1が前進作業状態の押し固め体22にて崩れ落ちないように押し固められる。
【0020】
そして、溝掘機1がトラクタの前進走行により進行方向に所定距離移動した時点で、トラクタを停止させ、溝掘機1を作業機昇降支持装置にて所望位置まで持ち上げた後、回動支持フレーム15を排土体21および押し固め体22とともに回転中心軸線Xを中心として第1位置から第2位置に略180度回動させ、固定ピン17で機体3に対して固定することによって、排土体21および押し固め体22をバック作業状態に設定する。
【0021】
その後、溝掘機1を作業機昇降支持装置にて所望位置まで下降させた後、トラクタのバック走行により溝掘機1全体を進行方向に移動させる(図3参照)。
【0022】
溝掘機1全体がトラクタのバック走行により進行方向に移動すると、圃場の土が回転溝掘体6にて掘り上げられ、この掘り上げられた土がバック作業状態の排土体21にて左右両側方に向けて押し出され、回転溝掘体6の進行方向後方位置では溝Aの左右の両壁面部A1がバック作業状態の押し固め体22にて崩れ落ちないように押し固められる。こうして、図4に示すように、圃場の作業開始部分においても、それ以外の部分と略同じ所望形状の溝Aが得られる。
【0023】
このように溝掘機1によれば、トラクタのバック走行に基づく溝掘作業によって圃場の作業開始部分において所望形状の溝を得ることができるため、圃場の作業開始部分に関して作業者が手作業で溝を形成する必要がなく、効率良く溝掘作業ができる。
【0024】
なお、例えばカバー側板にて土飛ばし板10の左右いずれかの側方部を覆うことで土飛ばし方向を左右いずれか一方のみにしてもよい。
【0025】
また、例えば回動支持フレーム15を回動させるモータ等の駆動手段を備え、排土体21および押し固め体22の切換えを駆動手段からの動力で行うようにしてもよい。
【0026】
次に、本発明の溝掘機の他の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0027】
図5ないし図7において、31は溝掘機で、この溝掘機31は、上記図1等に示す溝掘機1と同様、圃場に断面略逆台形状の溝(溝幅および深さが20cm〜40cmの暗渠)を形成する溝掘作業の際に用いるものである。
【0028】
溝掘機31は、図示しない走行車であるトラクタの後部の作業機昇降支持装置(3点ヒッチ部)にカプラを介して連結された機体33を備えている。機体33には、前後方向の入力軸(図示せず)が回転可能に設けられ、この入力軸にはトラクタの図示しないPTO軸がシャフトおよびユニバーサルジョイント等を介して接続されている。
【0029】
また、機体33には、入力軸側からの動力で上下方向の回転中心軸線(垂直軸線)Xを中心として回転しながら圃場の土を掘り上げて圃場に溝を形成する回転溝掘体(螺旋オーガ)36が回転可能に設けられている。
【0030】
回転溝掘体36は、機体33の略円筒状の軸保持部37にて回転可能に保持された上下方向の回転軸38を有している。回転軸38の下部外周には圃場の土を掘り上げる螺旋板39が取り付けられ、回転軸38の上部外周には螺旋板39からの土を飛ばす土飛ばし板40が取り付けられている。土飛ばし板40の前方部および後方部はカバー板41にて覆われており、螺旋板39にて掘り上げられた土が土飛ばし板40にて左右両側方(土飛び方向)に向けて飛ばされるようになっている。なお、回転溝掘体36は、回転軸38、螺旋板39および土飛ばし板40等にて構成されている。
【0031】
また、機体33の後方に向って突出状の第1被取付部51には、連結部材である蝶番52を介して第1回動支持フレーム53が作用位置および非作用位置間で上下方向に略90度回動可能に取り付けられている。この第1回動支持フレーム53は、作用位置に位置した状態では、軸保持部37から後方に向って突設されたピン受部54の孔に差し込まれた固定ピン55によって機体33に対して固定される。また、第1回動支持フレーム53は、非作用位置に位置した状態では、ストッパ部56との係合によって機体33に対して固定される。
【0032】
そして、この第1回動支持フレーム53には、トラクタの前進走行時には作業状態に切り換えられた状態で回転溝掘体36にて掘り上げた土をこの土が圃場の溝内に落ちないように左右両側方に排出しトラクタのバック走行時には非作業状態に切り換えられる略板状の第1排土体(排土板)61と、トラクタの前進走行時には作業状態に切り換えられた状態で回転溝掘体36の進行方向後方位置において溝の左右の両壁面部を押し固めトラクタのバック走行時には非作業状態に切り換えられる略板状の第1押し固め体(後カバー)62とが設けられている。これら第1排土体61および第1押し固め体62は、いずれも蝶番52の軸部(左右方向の水平軸)52aを中心とする略90度の回動により作業状態と非作業状態とに一斉に切換え可能となっている。
【0033】
さらに、機体33の前方に向って突出状の第2被取付部71には、連結部材である蝶番72を介して第2回動支持フレーム73が作用位置および非作用位置間で上下方向に略90度回動可能に取り付けられている。この第2回動支持フレーム73は、作用位置に位置した状態では、軸保持部37から前方に向って突設されたピン受部74の孔に差し込まれた固定ピン75によって機体33に対して固定される。また、第2回動支持フレーム73は、非作用位置に位置した状態では、ストッパ部76との係合によって機体33に対して固定される。
【0034】
そして、この第2回動支持フレーム73には、トラクタのバック走行時には作業状態に切り換えられた状態で回転溝掘体36にて掘り上げた土をこの土が圃場の溝内に落ちないように左右両側方に排出しトラクタの前進走行時には非作業状態に切り換えられる略板状の第2排土体(排土板)81と、トラクタのバック走行時には作業状態に切り換えられた状態で回転溝掘体36の進行方向後方位置において溝の左右の両壁面部を押し固めトラクタの前進走行時には非作業状態に切り換えられる略板状の第2押し固め体(後カバー)82とが設けられている。これら第2排土体81および第2押し固め体82は、いずれも蝶番72の軸部(左右方向の水平軸)72aを中心とする略90度の回動により作業状態と非作業状態とに一斉に切換え可能となっている。
【0035】
次に、上記溝掘機31の作用等を説明する。
【0036】
トラクタの後部の作業機昇降支持装置にカプラを介して機体33を連結し、図6に示すように、第1排土体61および第1押し固め体62を作業状態に設定し、かつ第2排土体81および第2押し固め体82を持ち上げて非作業状態に設定した状態で、トラクタの前進走行により溝掘機31全体を進行方向に移動させる。
【0037】
溝掘機31全体がトラクタの前進走行により進行方向に移動すると、圃場の土が回転溝掘体36にて掘り上げられ、この掘り上げられた土が作業状態の第1排土体61にて左右両側方(或いは左右いずれか一側方)に向けて押し出され、回転溝掘体36の進行方向後方位置では溝の左右の両壁面部が作業状態の第1押し固め体62にて崩れ落ちないように押し固められる。
【0038】
そして、溝掘機31がトラクタの前進走行により進行方向に所定距離移動した時点で、トラクタを停止させた後、図7に示すように、第1回動支持フレーム53を第1排土体61および第1押し固め体62とともに蝶番52の軸部52aを中心として作用位置から非作用位置に上方に略90度回動させ、ストッパ部56との係合で機体33に対して固定することによって、第1排土体61および第1押し固め体62を非作業状態に設定する。また、第2回動支持フレーム73を第2排土体81および第2押し固め体82とともに蝶番72の軸部72aを中心として非作用位置から作用位置に下方に略90度回動させ、固定ピン75で機体33に対して固定することによって、第2排土体81および第2押し固め体82を作業状態に設定する。
【0039】
その後、トラクタのバック走行により溝掘機31全体を進行方向に移動させると、圃場の土が回転溝掘体36にて掘り上げられ、この掘り上げられた土が作業状態の第2排土体81にて左右両側方に向けて押し出され、回転溝掘体36の進行方向後方位置では溝の左右の両壁面部が作業状態の第2押し固め体82にて崩れ落ちないように押し固められる。こうして、溝掘機31でも前記溝掘機1と同様、図4に示すように圃場の作業開始部分においても、それ以外の部分と略同じ所望形状の溝Aが得られる。
【0040】
このように溝掘機31によれば、トラクタのバック走行に基づく溝掘作業によって圃場の作業開始部分において所望形状の溝を得ることができるため、圃場の作業開始部分に関して作業者が手作業で溝を形成する必要がなく、効率良く溝掘作業ができる。
【0041】
なお、例えばカバー側板にて土飛ばし板40の左右いずれかの側方部を覆うことで土飛ばし方向を左右いずれか一方のみにしてもよい。
【0042】
また、例えば第1回動支持フレーム53および第2回動支持フレーム73を回動させるモータ等の駆動手段を備え、第1排土体61、第2排土体81、第1押し固め体62および第2押し固め体82の切換えを駆動手段からの動力で行うようにしてもよい。
【0043】
さらに、上記実施の形態では、排土体61,81および押し固め体62,82を上方に跳ね上げて非作業状態に切り換える構成について説明したが、例えば排土体61,81および押し固め体62,82を折り畳む等して非作業状態に切り換える構成等でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の一実施の形態に係る溝掘機の側面図である。
【図2】同上溝掘機の要部平面図である。
【図3】同上溝掘機のバック走行作業時における要部側面図である。
【図4】圃場に形成される溝を示す説明図で、(a)が側方から見た図で、(b)が上方から見た図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る溝掘機の要部側面図である。
【図6】同上溝掘機の前進走行作業時における要部側面図である。
【図7】同上溝掘機のバック走行作業時における要部側面図である。
【符号の説明】
【0045】
1,31 溝掘機
3,33 機体
6,36 回転溝掘体
21 排土体
22 押し固め体
61 第1排土体
62 第1押し固め体
81 第2排土体
82 第2押し固め体
X 回転中心軸線
A 溝
A1 壁面部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行車に連結される機体と、
この機体に回転可能に設けられ、上下方向の回転中心軸線を中心として回転しながら圃場の土を掘り上げて圃場に溝を形成する回転溝掘体と、
この回転溝掘体にて掘り上げた土をこの土が前記溝内に落ちないように側方に排出する排土体と、
前記溝の壁面部を押し固める押し固め体とを備え、
前記排土体および前記押し固め体は、いずれも前記走行車の前進走行により作業をする前進作業状態と前記走行車のバック走行により作業をするバック作業状態とに切換え可能となっている
ことを特徴とする溝掘機。
【請求項2】
排土体および押し固め体は、いずれも回転中心軸線を中心とする略180度回動により前進作業状態とバック作業状態とに切換え可能となっている
ことを特徴とする請求項1記載の溝掘機。
【請求項3】
走行車に連結される機体と、
この機体に回転可能に設けられ、上下方向の回転中心軸線を中心として回転しながら圃場の土を掘り上げて圃場に溝を形成する回転溝掘体と、
前記走行車の前進走行時には作業状態に切り換えられた状態で前記回転溝掘体にて掘り上げた土をこの土が前記溝内に落ちないように側方に排出し、前記走行車のバック走行時には非作業状態に切り換えられる第1排土体と、
前記走行車の前進走行時には作業状態に切り換えられた状態で前記溝の壁面部を押し固め、前記走行車のバック走行時には非作業状態に切り換えられる第1押し固め体と、
前記走行車のバック走行時には作業状態に切り換えられた状態で前記回転溝掘体にて掘り上げた土をこの土が前記溝内に落ちないように側方に排出し、前記走行車の前進走行時には非作業状態に切り換えられる第2排土体と、
前記走行車のバック走行時に作業状態に切り換えられた状態で前記溝の壁面部を押し固め、前記走行車の前進走行時には非作業状態に切り換えられる第2押し固め体と
を備えることを特徴とする溝掘機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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