説明

潤滑剤を放出する方法とその方法を実施するガス発生要素

【課題】安定した潤滑剤放出を可能とし、特に潤滑不足の危険を減少させる潤滑材デイスペンサーの使用の下で潤滑剤を放出する方法を提供すること。
【解決手段】潤滑材放出を開始するために、ガルヴァーニ電気ガス発生要素12が電解質液体7に納入されていて、潤滑材がガス発生要素12の電気化学的分解によって生じるガスの圧力の下で潤滑材タンク5からケーシング出口3を通して絞り出される。この発明により、同時にガルヴァーニ電気ガス発生要素12により追加成分14が電解質液体7に収納されていて、電解質液体は全作動時間に関して短い期間中に電解質液体7にガス発生の下で分解されて、それにより時間的にガス発生速度の上昇を奏する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ケーシング内にはケーシング出口に接続する潤滑材タンクと、潤滑材タンクに隣接して電解質液体を収容するガス発生領域とを有し、潤滑材デイスペンサーの使用の下で潤滑剤を放出する方法に関する。潤滑材放出を開始するために、ガルヴァーニ電気ガス発生要素が電解質液体に納入されていて、潤滑材がガス発生要素の電気化学的分解によって電解質液体にはガスが発生される。反応によって生じるガスの圧力の下で潤滑材が潤滑材タンクからケーシング出口を通して絞り出される。
【背景技術】
【0002】
前記特徴事項を備える方法は、ドイツ特許第4209776号明細書(特許文献1)から知られていて、ガス発生要素と潤滑材タンクがピストンにより分離されている。ケーシングがガス発生領域には分離壁によって閉鎖されるマガジン収容部を有する。潤滑材デイスペンサーを作動するために、マガジンがガルヴァーニ電気ガス発生要素によりマガジン収容部にねじ込まれ、分離壁が破壊されて、ガルヴァーニ電気ガス発生要素が電解質液体に納入されている。ガルヴァーニ電気ガス発生要素は典型的に電気伝導的に互いに接続されている二つの金属或いは金属合金から成り、負的標準電位を備える卑金属が陽極として、貴金属が陰極として作用する。陽極から電子が陰極へ、金属イオンが電解質液体に放出される間に、電解質液体と陰極の間の荷電交換によってガスが発生される。直後に、ガルヴァーニ電気ガス発生要素が電解質液体に納入されていて、ガス発生領域では、空気容積が大気圧の下で存在し、この空気容積が発生すべきガスによって少なくともピストンにおける摩耗を克服するために必要である圧力に圧縮されなければならない。ピストンを運動させるのに必要な圧力を達成するまで、潤滑剤が放出されないので、潤滑不足の危険が生じる。
【0003】
さらに、実際には、潤滑剤の粘性が増加する潤滑期間によって例えば部分的位相分離に基づいて潤滑剤にて増加することが観察される。潤滑剤粘性の増加の場合に、ガス発生領域には、より高い圧力が必要であり、ピストンを移動させて潤滑剤をケーシング出口を通して絞り出し、それにより一定ガス発生速度では、潤滑剤流が減少される。この場合には、潤滑材タンクの空らの進行の際にガスを充填された大きな容積に基づいて圧力上昇が比較的にゆっくりと行われ、潤滑材デイスペンサーが圧力変更に関していわば柔らかい作用を有する。
【0004】
ドイツ特許第3811469号明細書(特許文献2)から潤滑材デイスペンサーが知られていて、ガルヴァーニ電気ガス発生要素がマガジンに配置されていて、箔によってカバーされる。潤滑材デイスペンサーの使用開始の際にまず最初に箔が破壊されるか、或いは分解されなければならない。潤滑材デイスペンサーの使用開始の際に潤滑不足を回避するために、箔を例えばアルミニュウムのような電気化学的活性材料から製作することが提案され、その活性材料は電解質液体による湿らしの際にガスの放出の下で破壊されて、それによりガス発生領域内に圧力上昇を奏する。箔の広範な分解後に初めて電解質液体がガルヴァーニ電気ガス発生要素と接触している。箔の分解と特に解放が無論、製作できない。さらに、ガルヴァーニ電気ガス発生要素がまず最初に箔のガス発生領域に向いた面に作用できるから、前記方法が改良の必要である。潤滑期間の終了まで潤滑剤の粘性の上昇による潤滑不足も、回避され得ない。
【特許文献1】ドイツ特許第4209776号明細書
【特許文献2】ドイツ特許第3811469号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この背景の前に、この発明の課題は、安定した潤滑剤放出を可能とし、特に潤滑不足の危険を減少させる潤滑材デイスペンサーの使用の下で潤滑剤を放出する方法を提供することを基礎としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
特許請求項1の上位概念の特徴事項を備える方法から出発して、この課題は、この発明によると、同時にガルヴァーニ電気ガス発生要素により追加成分が電解質液体に収納されていて、電解質液体は全作動時間に関して短い期間中に電解質液体にガス発生の下で分解されて、それにより時間的にガス発生速度の上昇を奏することによって解決される。追加成分はガス発生要素と同様に、上昇した分解速度を備えるガルヴァーニ電気活性材料構成から、或いは激しく電解質液体と反応する物質から成り立ち得る。追加成分は電解質液体の種類に依存して選択すべきである。それで、例えば酸にて負的標準電位を備える卑金属が分解され、典型的には、異なった金属用の反応速度が増加する負的標準電位により増加する。この背景の前に、酸溶液には例えば−2.37Vの標準電位を備えるマグネシュウムが特別の程度に追加成分として適している。それに対して、アルカリ電解質液体の際にはその反応特性に基づいて例えばアルミニュウムやシリコンが適している。
【0007】
潤滑材放出を開始するために潤滑不足を回避するために、この発明による方法の好ましい構成では、追加成分は潤滑材放出の作動の際に電解質液体に直接にさらされて、開始位相の期間中に分解されることが企図されている。追加成分の量は目的に適って開始位相における追加成分の分解によって潤滑材デイスペンサーの必要な作業圧が達成されるように選択される。
【0008】
追加成分はこの発明の範囲内で潤滑材放出を開始するためにガルヴァーニ電気ガス発生要素と共通して別のタブレットとして電解質液体に収納され得る。ガルヴァーニ電気ガス発生要素と追加成分の材料が互いに接続されている構成が特に好ましい。
【0009】
追加成分により潤滑材放出を開始するために作業圧の直接準備に対して選択的に或いは追加的に、この発明の範囲内で、追加成分、即ち第二追加成分がガス発生要素の内部にカプセルに配置されていて、追加成分、即ち第二追加成分がガルヴァーニ電気ガス発生要素の部分的消費後に潤滑材タンクの空らの進行の際に分解される。それにより全潤滑期間に関係して限定された時間の間に潤滑過程の終了でガス発生速度の上昇が奏されるので、実際には潤滑剤の粘性のしばしば観察された増加には、潤滑不足が阻止され得る。追加成分、即ち第二追加成分がガルヴァーニ電気ガス発生要素に包囲され得るので、電解質液体が電気ガス発生要素の分解の進行の際に初めて追加成分、即ち第二追加成分に到達する。さらに、別のカプセル或いはカバーも、ゆっくりと電解質液体により分解される例えば有機基礎に設けられている。
【0010】
この発明の対象は、前記方法を実施する潤滑材デイスペンサーのガス発生要素である。この発明によるガス発生要素は二つの基礎金属を含有する物体を有し、両基礎金属の貴基礎金属が電解質液体内で陰極として、卑基礎金属が陽極として作用するので、電解質液体内には電気化学的ガス発生反応が進行し、そして物体が反応的追加成分を有し、反応的追加成分が電解質液体内にはガス発生の下で短い期間に基礎金属として消費される。この場合には、この発明は、ガス発生要素の組成と構成によってガス発生速度が潤滑処理の種々の位相で必要条件に一致して正確に適合され得る。潤滑剤放出を開始する潤滑材デイスペンサーの使用の際に作業圧力の迅速な準備を可能とするために、特にタブレット状或いは球状物体の表面における追加成分が解放でき、追加成分は制限なしに単に表面の一部に或いは物体の外層に設けられ得る。表面の単に部分的覆いの際にゆっくりなガス発生反応が基礎金属の電気化学的分解によって、そして迅速なガス発生反応が電解質液体内にガス発生要素を浸漬する際に追加成分の消費によって同時に行われるのに対して、ゆっくりなガス発生反応は物体の完全な覆いの際には遅延して行われる。追加成分の材料として酸性電解質液体では特にマグネシュウムが適し、アルカリ溶液ではアルミニュウム或いはシリコンが適していて、混合物或いは合金も使用され得る。
【0011】
基礎金属として酸性電解質液体には特に亜鉛とモリブデン或いは亜鉛と銅も使用される。けれども、この発明の範囲内には、金属合金或いは二つ以上の異なった金属の使用も入る。特にガス発生要素の物体が粉末状に存在する材料から圧縮される。圧縮された粉末から形成された物体が作動中に大きな活性表面を有し、特に簡単な形式に仕上げるべきであり、粉末状材料の混合比は異なったガス発生速度を実現するために特に容易に変更すべきである。
【0012】
物体の表面における追加成分の配置に対して追加的に或いは選択的に、この発明の範囲内では、追加成分も基礎金属により包囲されている物体の心として設けられいる。物体の心内の追加成分は潤滑期間の終了でガス発生速度の狙った上昇を可能とし、それにより潤滑剤の粘性の増加の際にも、十分な潤滑剤流が準備され得る。既に記載された材料、マグネシュウム、アルミニュウムやシリコンの外に、物体の心内の追加成分としてガルヴァーニ電気活性金属組合せも企図されていて、この活性金属組合せは電解質液体により電気化学的に分解される。それで、追加成分は例えば実質的に基礎金属の材料に一致する材料から形成され得て、材料の混合は追加成分の相違する混合組成に基づいて基礎金属の混合より反応し易いこと及び追加成分がマグネシュウム、アルミニュウムやシリコンのような反応材料から成る混合物を含有すること、又はそのいずれか一方である。
【0013】
物体は複数の工程で形成され得て、例えばまず最初に心、次に心を包囲する基礎金属、最後に別の追加成分が物体の表面に配置される。この発明の範囲内では、追加成分もルーズで圧縮されていない粉末から形成される心として設けられている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
この発明は次に単に一実施例を図示する図面に基づいて説明される。
【実施例】
【0015】
図1はこの発明による方法を実施する潤滑材デイスペンサー1の基本的構成を示す。この潤滑材デイスペンサー1は底面状カバー4にケーシング出口3を備えるケーシング2を有する。ケーシング出口3には、潤滑材タンク5が接続されていて、潤滑材タンク5がピストン6によって電解質流体を充填したガス発生領域8から分離されている。ガス発生領域8では、分離壁9によって閉鎖されたマガジン収容部10が配置されている。潤滑材放出を起動するために、ガス発生要素12を備えるマガジン11がマガジン収容部10にガス気密にねじ込まれ、分離壁9が取り除かれ、ガス発生要素12が電解質液体7に入る。電解質液体7内のガス発生要素12の分解によって、ガス発生領域8に圧力上昇を奏するガスが発生される。ガス発生領域8に発生された圧力はピストン6を介して潤滑材タンク5に作用されるので、潤滑材がケーシング出口3を通して絞り出される。ガス発生要素12は、二つの基礎金属13と少なくとも一つの反応性追加成分14,14a,14bとから形成されている(図3a,3b)タブレット状或いは球状物体を有する。電解質液体7内の追加成分14,14a,14bの分解によって、全潤滑期間に関して制限された時期の間にガス発生速度の上昇が奏される。
【0016】
図2aと2bはガルヴァーニ電気ガス発生要素12が基礎金属13から形成されて、タブレットとして構成される選択的構成を示す。追加成分は粒状材料14’或いは別のタブレット14”として準備されている。潤滑材放出を開始するために、ガルヴァーニ電気ガス発生要素13と追加成分14’,14”が電解質液体7に入れられるので、図2aと2bによる構成では、ゆっくりなガス発生反応が基礎金属13の電気化学的分解によって、そして迅速なガス発生反応が追加成分14’,14”の分解によって、同時に行われる。
【0017】
図3aは図1によるガス発生要素12の好ましい要素を示す。第一追加成分14aがガス発生要素12の物体の表面に配置されて基礎金属13の材料内に押し込まれており、この基礎金属は第二追加成分14bから成る心を包囲する。図3bはガス発生要素12の選択的構成を示し、基礎金属13が完全に第一追加成分14により包囲されているので、ゆっくりなガス発生反応が基礎金属13の電気化学的分解によって第一追加成分14の少なくとも部分的分解後の遅れにより初めて行われる。
【0018】
基礎金属13はガルヴァーニ電気活性金属として粉末として互いに圧縮される亜鉛とモリブデン或いは銅を有する。−0.200Vの標準電位を備えるモリブデンに比べて、−0.726Vの標準電位を備える亜鉛が卑金属であって陽極として用いられる。電気化学的分解では、陽極が電子を陰極に与えて、正に荷電された金属イオンが電解質液体7に与えて、陰極と電解質液体7の間の荷電交換によってガスが形成されている。反応特性と比較的簡単な取扱い性に基づいて、水状溶液が酸性電解質液体7としてのクエン酸を基礎にして特別の程度に適している。特にクエン酸は、潤滑材デイスペンサー1の充填の際にも、或いは他の電解質液体7と比べた潤滑材デイスペンサー1の欠陥の際に比較的危険がない。酸性電解質液体7の使用の際に最も簡単な場合には陰極における荷電交換によってガス状水素が潤滑材デイスペンサー1の作動媒体として形成される。
【0019】
潤滑材放出を始動するように迅速なガス発生反応によって必要な作動圧力を準備するために、酸性電解質液体7の場合には、マグネシュウムが適して、アルカリ溶液ではアルミニュウムとシリコンが特別の程度に適している。
【0020】
図4は例としてガス発生領域8におけるガス発生速度Gと圧力Pの経過並びに全作動時間にわたりケーシング出口3を通る潤滑材貫流を示し、第一追加成分14aを通る開始相Iの期間に並びに第二追加成分14bを通作動時間Tの終了でガス発生速度の上昇が企図
される。具体化するために時間的に区分されて図示された開始相Iでは、第一追加成分1
4aの分解によって高いガス発生速度を備える迅速なガス発生反応が行われるので、短期間に潤滑材を放出するのに必要な圧力Pが発生され、潤滑材がケーシング出口3を通して絞り出される。第一追加成分14aの広範な分解後に、第二相IIにおける基礎金属13の
電気化学的分解によってゆっくりなガス発生反応が開始し、ケーシング出口3を通る潤滑材流通Sがおよそ一定である。潤滑材タンク5を空にすることの進行により、潤滑材の粘性の増加が観察されるので、一方では潤滑材流通Sが減少され、他方ではガス発生領域8における圧力Pが増加される。潤滑材流通Sの監視を補償するために、第三相IIIにおける潤滑期間の終了でガス発生速度の上昇が第二追加成分14bの分解によって企図される。最後に潤滑が潤滑材タンク5を完全に空にすることにより終了されている。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】この発明の方法を実施する潤滑材デイスペンサーの概略構成を示す。
【図2a】図1に図示された潤滑材デイスペンサーの選択的構成の詳細図を示す。
【図2b】図1に図示された潤滑材デイスペンサーの別の選択的構成の詳細図を示す。
【図3a】この発明の方法を実施する潤滑材デイスペンサーのガス発生要素を示す。
【図3b】この発明の方法を実施する潤滑材デイスペンサーの別のガス発生要素を示す。
【図4】潤滑材デイスペンサーのガス発生領域におけるガス発生速度と圧力並びにケーシング出口を通る潤滑材貫流の時間的経過を示す。
【符号の説明】
【0022】
1.....潤滑材デイスペンサー
2.....ケーシング
3.....ケーシング出口
4.....ケーシング底
5.....潤滑材タンク
6.....ピストン
7.....電解質液体
8.....ガス発生領域
9.....分離壁
10....マガジン収容部
11....マガジン
12....ガス発生要素
13....基礎金属
14,14a,14b...反応性追加成分
14’...粒状材料
14”...タブレット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーシング(2)内にはケーシング出口(3)に接続する潤滑材タンク(5)と、潤滑材タンク(5)に隣接して電解質液体を収容するガス発生領域(8)とを有し、潤滑材放出を開始するためにガルヴァーニ電気ガス発生要素(12)が電解質液体(7)に納入されていて、潤滑材がガス発生要素(12)の電気化学的分解によって生じるガスの圧力の下で潤滑材タンク(5)からケーシング出口(3)を通して絞り出される、潤滑材デイスペンサー(1)の使用の下で潤滑剤を放出する方法において、同時にガルヴァーニ電気ガス発生要素(12)により追加成分(14,14’,14”,14a,14b)が電解質液体(7)に納入されていて、電解質液体は全作動時間に関して短い期間中に電解質液体(7)にガス発生の下で分解されて、それにより時間的にガス発生速度の上昇を奏することを特徴とする方法。
【請求項2】
電解質液体(7)の潤滑材放出を開始する追加成分(14,14’,14”,14a,14b)が直接に放出されて開始相(I)の期間中に分解されることを特徴とする請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
追加成分(14b)がガス発生要素(12)の内部にカプセルに配置されていて、追加成分(14b)がガルヴァーニ電気ガス発生要素(12)の部分的消費後に潤滑材タンク(5)の空らの進行の際に分解される請求項1に記載の方法。
【請求項4】
電解質液体(7)の潤滑材放出を開始する第一追加成分(14a)が直接に放出されて開始相(I)の期間中に分解され、そして第二追加成分(14b)が電気ガス発生要素(
12)の内部にカプセルに配置されていて、追加成分(14b)がガルヴァーニ電気ガス発生要素(12)の部分的消費後に潤滑材タンク(5)の空らの進行の際に分解される請求項1に記載の方法。
【請求項5】
二枚の基礎金属(13)を含有する物体を備えて、電解質液体(7)内の両基礎金属(13)の貴金属が陰極として、卑金属が陽極として作用するので、電解質液体(7)内には電気化学的ガス発生反応が進行する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法を実施するガス発生要素において、物体が反応性追加成分(14,14a,14b)を有し、反応的追加成分が電解質液体(7)内にはガス発生の下で短い期間に基礎金属(13)として消費されることを特徴とするガス発生要素。
【請求項6】
物体が粉末状に存在する金属から圧縮されていることを特徴とする請求項5に記載のガス発生要素。
【請求項7】
物体がタブレット或いは球の形成を有することを特徴とする請求項5或いは6に記載のガス発生要素。
【請求項8】
反応性追加成分(14,14a)が物体の表面に開放することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載のガス発生要素。
【請求項9】
追加成分(14)が物体の外層を形成することを特徴とする請求項8に記載のガス発生要素。
【請求項10】
追加成分(14b)のすくなくとも一部が物体の基礎金属(13)により包囲された心を形成することを特徴とする請求項5乃至8のいずれか一項に記載のガス発生要素。
【請求項11】
追加成分(14b)が粒状材料として存在することを特徴とする請求項10に記載のガス発生要素。
【請求項12】
反応的追加成分(14,14a,14b)がマグネシュウム、アルミニュウム、シリコン或いは前記材料のすくなくとも一つの使用の下の混合物或いは合金から成ることを特徴とする請求項5乃至11のいずれか一項に記載のガス発生要素。
【請求項13】
反応的追加成分(14,14a,14b)が電解質液体(7)内には陽極と陰極を形成する二つの金属の混合物から成り、そして電解質液体(7)内の混合物が基礎金属(13)から成る配列より反応し易いことを特徴とする請求項5乃至10のいずれか一項に記載のガス発生要素。
【請求項14】
追加成分(14,14a,14b)の二つの金属では基礎金属(13)が大切であり、これら追加成分が反応し易い混合関係に存在することを特徴とする請求項13に記載のガス発生要素。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−213939(P2008−213939A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−36752(P2008−36752)
【出願日】平成20年2月19日(2008.2.19)
【出願人】(399038435)ペルマ−テク・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト (3)
【Fターム(参考)】