濡れない雨具等
【課題】 雨や雪の日に使用する雨具等(例えば、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア、バッグ類)自体を、雨や雪で、濡れないようにする。
【解決手段】水分浸透や水滴の付着によって、雨や雪の日に使用する雨具等が濡れないようにするには、雨水と、蓮の葉及び里芋の葉の表面との関係と同じく、水滴が雨具等の表地にあっても、表地に付着している訳ではなく、乗っているだけで、表地が乾いた状態にするために、それ自体が水を弾いて濡れない、フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを雨具等の生地の表面に結合させて一体化する。
【解決手段】水分浸透や水滴の付着によって、雨や雪の日に使用する雨具等が濡れないようにするには、雨水と、蓮の葉及び里芋の葉の表面との関係と同じく、水滴が雨具等の表地にあっても、表地に付着している訳ではなく、乗っているだけで、表地が乾いた状態にするために、それ自体が水を弾いて濡れない、フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを雨具等の生地の表面に結合させて一体化する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨や雪の日に使用する、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の、濡れない雨具、濡れない衣類及び濡れないバッグ等に関する技術分野である。
【背景技術】
【0002】
現在、雨や雪の日に使用する、撥水加工又は防水加工をされている雨具等(例えば、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア、バッグ類)は、撥水加工又は防水加工であるので、時間が経つと撥水効果又は防水効果が薄れてしまう。そのため、撥水効果又は防水効果を持続させるには、繰り返し、撥水スプレー又は防水スプレー等を使用しなければならない。また、撥水スプレー又は防水スプレー等を使用しても、内部の繊維等に水が浸透して、繊維やフィルムが濡れてしまう。
【0003】
例えば、雨や雪などで傘を使用した場合、室内や乗り物などに濡れた傘を持ち込むことがある。水滴を振り落とすために、濡れた傘を振っても、多くの水滴が傘に付着しているので、室内や乗り物等に持ち込んだとき、床や服等が濡れてしまうことが多多ある。
【0004】
例えば、スキー等、冬季のスポーツで使用するウェアやグローブの場合、撥水加工又は防水加工をされているが、時間が経つと撥水効果又は防水効果が薄れてしまい、水や雪が染み込んでしまう。そのため、スキー場まで、撥水スプレー又は防水スプレー等を持って行く人も多い。特に、スノーボードをする人の場合、スキーと違って、立ったまま板を装着せずに、雪の上に座って板を装着することが多いので、尻の部分が雪で濡れてしまっている人をスキー場で見かける。
【0005】
例えば、雨や雪の日に、バッグ類を使用する場合は、ビニールの袋に入れたり、ビニールのカバー等をしないと、撥水加工又は防水加工をされていても、バッグ類の縫い目から、内部の繊維等に水が浸透して、バッグも中身も濡れてしまう。また、登山用のリュックサック等には、雨天時専用のカバーが付いているものがある。
【0006】
例えば、超高密度ポリエステルを使った、濡れない傘として発売されているものがあるが、この傘は、時間の経過と共に、濡れるようになってしまい、張り替える必要がある。
【0007】
なお、従来の技術としては、ゴルフ用クラブのシャフト又はグリップを保持するようにした傘(例えば、特許文献1参照。)。また、自転車用雨具(例えば、特許文献2参照。)。また、伸縮性を有する素材で形成した、スキーウェア(例えば、特許文献3参照。)。しかし、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等自体が濡れない発明はない。
【特許文献1】 特許第2588123号公報
【特許文献2】 特許第2706425号公報
【特許文献3】 特許第2732394号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
雨や雪の日に使用する雨具等(例えば、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ類)自体を、雨や雪で、濡れないようにする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
固体の表面に水が付着する状態、又は、固体の中に水が浸透した状態を、濡れと言う。
【0010】
蓮の葉及び里芋の葉の表面には、水に濡れにくいロウのような物質が分泌されていて、雨が降ると、雨水は葉の表面で弾かれて、球形になる。葉を傾けると、球形になった水滴は、簡単に葉から落ちる。また、水滴が葉の表面にあっても、水滴は葉の表面に付着している訳ではなく、乗っているだけなので、葉の表面は、濡れている状態ではない。
【0011】
雨水と、蓮の葉及び里芋の葉の表面との関係と同じ状態にするには、それ自体が雨を弾くことで雨に濡れない、フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを雨具等に使用する。
【発明の効果】
【0012】
フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを雨具等に使用することにより、雨具等が、蓮の葉及び里芋の葉の表面との関係と同じ、濡れない状態になると、雨具等を室内や乗り物等に持ち込んでも、床や服等が濡れない。
【発明の実施するための最良の形態】
【0013】
発明の実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1において、フッ素樹脂繊維Aである。
【0014】
図2において、フッ素樹脂フィルムBである。
【0015】
図3において、シリコーン繊維Cである。
【0016】
図4において、シリコーンフィルムDである。
【0017】
図5において、フッ素樹脂繊維Aと繊維Eとを結合させて一体化したものである。
【0018】
図6において、フッ素樹脂繊維AとフィルムFとを結合させて一体化したものである。
【0019】
図7において、フッ素樹脂フィルムBと繊維Eとを結合させて一体化したものである。
【0020】
図8において、フッ素樹脂フィルムBとフィルムFとを結合させて一体化したものである。
【0021】
図9において、シリコーン繊維Cと繊維Eとを結合させて一体化したものである。
【0022】
図10において、シリコーン繊維CとフィルムFとを結合させて一体化したものである。
【0023】
図11において、シリコーンフィルムDと繊維Eとを結合させて一体化したものである。
【0024】
図12において、シリコーンフィルムDとフィルムFとを結合させて一体化したものである。
【0025】
図13において、フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムGの一種又は複数種を既存の傘Hに結合させて一体化したものである。
【0026】
図1、図2、図3及び図4において、フッ素樹脂繊維A、フッ素樹脂フィルムB、シリコーン繊維C又はシリコーンフィルムDの一種又は複数種を、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地として使用したものである。
【0027】
図5、図7、図9、及び図11において、フッ素樹脂繊維A、フッ素樹脂フィルムB、シリコーン繊維C又はシリコーンフィルムDの一種又は複数種を、繊維と結合させて一体化したもので、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地として使用したものである。
【0028】
図6、図8、図10及び図12において、フッ素樹脂繊維A、フッ素樹脂フィルムB、シリコーン繊維C又はシリコーンフィルムDの一種又は複数種を、フィルムと結合させて一体化したもので、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地として使用したものである。
【0029】
図13において、フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムGの一種又は複数種を、既存の、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等Hの生地の表面に結合させて一体化したもので、一例として傘を挙げているものである。
【実施例】
【0030】
発明の実施例を図面参照して説明する。
第1の実施例、図1において、フッ素樹脂繊維Aは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.3mmで平織りである。
【0031】
第2の実施例、図2において、フッ素樹脂フィルムBは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.2mmである。
【0032】
第3の実施例、図3において、シリコーン繊維Cは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.4mmで平織りである。
【0033】
第4の実施例、図4において、シリコーンフィルムDは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.3mmである。
【0034】
第5の実施例、図5において、フッ素樹脂繊維Aと繊維Eとを加熱して結合させて一体化したものである。フッ素樹脂繊維Aは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.3mmで平織りである。繊維Eは、ナイロン66で、厚さが0.5mmで平織りである。
【0035】
第6の実施例、図6において、フッ素樹脂繊維AとフィルムFとを接着剤で結合させて一体化したものである。フッ素樹脂繊維Aは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.3mmで平織りである。フィルムFは、ナイロン66で、厚さが0.4mmである。
【0036】
第7の実施例、図7において、フッ素樹脂フィルムBと繊維Eとを接着剤で結合させて一体化したものである。フッ素樹脂フィルムBは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.2mmである。繊維Eは、ポリプロピレンで、厚さが0.5mmで平織りである。
【0037】
第8の実施例、図8において、フッ素樹脂フィルムBとフィルムFとを圧縮して結合させて一体化したものである。フッ素樹脂フィルムBは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.2mmである。フィルムFは、ポリプロピレンで、厚さが0.4mmである。
【0038】
第9の実施例、図9において、シリコーン繊維Cと繊維Eとを接着剤で結合させて一体化したものである。シリコーン繊維Cは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.4mmで平織りである。繊維Eは、絹で、厚さが0.5mmで平織りである。
【0039】
第10の実施例、図10において、シリコーン繊維CとフィルムFとを加熱して結合させて一体化したものである。シリコーン繊維Cは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.4mmで平織りである。フィルムFは、ナイロン66で、厚さが0.5mmである。
【0040】
第11の実施例、図11において、シリコーンフィルムDと繊維Eとを接着剤で結合させて一体化したものである。シリコーンフィルムDは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.3mmである。繊維Eは、綿で、厚さが0.6mmで平織りである。
【0041】
第12の実施例、図12において、シリコーンフィルムDとフィルムFとを加熱して結合させて一体化したものである。シリコーンフィルムDは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.3mmである。フィルムFは、ナイロン66で、厚さが0.4mmである。
【0042】
第13の実施例、図13において、フッ素樹脂繊維Gは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.2mmのものを、既存の傘Hに接着剤で結合させて一体化したものである。
【0043】
第14の実施例、図13において、シリコーンフィルムGは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.3mmのものを、既存の傘Hに接着剤で結合させて一体化したものである。
【産業上の利用可能性】
【0044】
総務省統計局の平成17年5月1日現在の人口推計概算値は、1億2758万人であるとなっている。例えば、この傘を、人口の1割の人が1年間に1本購入すると、1275万本の販売が見込める。1本単価1000円だとすると、127億5千万円の販売額が見込め、その25%を利益とすると、25億5千万円の利益が見込める。また、他の商品についても、高額の利益を見込む事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例を示す断面図である。
【図11】本発明の実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の実施例を示す断面図である。
【図13】本発明の実施例を示す斜視図で、既存の傘Hにフッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルム、の一種又は複数種を結合させて一体化した状態である。
【符号の説明】
【0046】
A:フッ素樹脂繊維。 B:フッ素樹脂フィルム。 C:シリコーン繊維。 D:シリコーンフィルム。 E:繊維。 F:フィルム。 G:フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルム、の一種又は複数種を使用。 H:傘。
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨や雪の日に使用する、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の、濡れない雨具、濡れない衣類及び濡れないバッグ等に関する技術分野である。
【背景技術】
【0002】
現在、雨や雪の日に使用する、撥水加工又は防水加工をされている雨具等(例えば、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア、バッグ類)は、撥水加工又は防水加工であるので、時間が経つと撥水効果又は防水効果が薄れてしまう。そのため、撥水効果又は防水効果を持続させるには、繰り返し、撥水スプレー又は防水スプレー等を使用しなければならない。また、撥水スプレー又は防水スプレー等を使用しても、内部の繊維等に水が浸透して、繊維やフィルムが濡れてしまう。
【0003】
例えば、雨や雪などで傘を使用した場合、室内や乗り物などに濡れた傘を持ち込むことがある。水滴を振り落とすために、濡れた傘を振っても、多くの水滴が傘に付着しているので、室内や乗り物等に持ち込んだとき、床や服等が濡れてしまうことが多多ある。
【0004】
例えば、スキー等、冬季のスポーツで使用するウェアやグローブの場合、撥水加工又は防水加工をされているが、時間が経つと撥水効果又は防水効果が薄れてしまい、水や雪が染み込んでしまう。そのため、スキー場まで、撥水スプレー又は防水スプレー等を持って行く人も多い。特に、スノーボードをする人の場合、スキーと違って、立ったまま板を装着せずに、雪の上に座って板を装着することが多いので、尻の部分が雪で濡れてしまっている人をスキー場で見かける。
【0005】
例えば、雨や雪の日に、バッグ類を使用する場合は、ビニールの袋に入れたり、ビニールのカバー等をしないと、撥水加工又は防水加工をされていても、バッグ類の縫い目から、内部の繊維等に水が浸透して、バッグも中身も濡れてしまう。また、登山用のリュックサック等には、雨天時専用のカバーが付いているものがある。
【0006】
例えば、超高密度ポリエステルを使った、濡れない傘として発売されているものがあるが、この傘は、時間の経過と共に、濡れるようになってしまい、張り替える必要がある。
【0007】
なお、従来の技術としては、ゴルフ用クラブのシャフト又はグリップを保持するようにした傘(例えば、特許文献1参照。)。また、自転車用雨具(例えば、特許文献2参照。)。また、伸縮性を有する素材で形成した、スキーウェア(例えば、特許文献3参照。)。しかし、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等自体が濡れない発明はない。
【特許文献1】 特許第2588123号公報
【特許文献2】 特許第2706425号公報
【特許文献3】 特許第2732394号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
雨や雪の日に使用する雨具等(例えば、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ類)自体を、雨や雪で、濡れないようにする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
固体の表面に水が付着する状態、又は、固体の中に水が浸透した状態を、濡れと言う。
【0010】
蓮の葉及び里芋の葉の表面には、水に濡れにくいロウのような物質が分泌されていて、雨が降ると、雨水は葉の表面で弾かれて、球形になる。葉を傾けると、球形になった水滴は、簡単に葉から落ちる。また、水滴が葉の表面にあっても、水滴は葉の表面に付着している訳ではなく、乗っているだけなので、葉の表面は、濡れている状態ではない。
【0011】
雨水と、蓮の葉及び里芋の葉の表面との関係と同じ状態にするには、それ自体が雨を弾くことで雨に濡れない、フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを雨具等に使用する。
【発明の効果】
【0012】
フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを雨具等に使用することにより、雨具等が、蓮の葉及び里芋の葉の表面との関係と同じ、濡れない状態になると、雨具等を室内や乗り物等に持ち込んでも、床や服等が濡れない。
【発明の実施するための最良の形態】
【0013】
発明の実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1において、フッ素樹脂繊維Aである。
【0014】
図2において、フッ素樹脂フィルムBである。
【0015】
図3において、シリコーン繊維Cである。
【0016】
図4において、シリコーンフィルムDである。
【0017】
図5において、フッ素樹脂繊維Aと繊維Eとを結合させて一体化したものである。
【0018】
図6において、フッ素樹脂繊維AとフィルムFとを結合させて一体化したものである。
【0019】
図7において、フッ素樹脂フィルムBと繊維Eとを結合させて一体化したものである。
【0020】
図8において、フッ素樹脂フィルムBとフィルムFとを結合させて一体化したものである。
【0021】
図9において、シリコーン繊維Cと繊維Eとを結合させて一体化したものである。
【0022】
図10において、シリコーン繊維CとフィルムFとを結合させて一体化したものである。
【0023】
図11において、シリコーンフィルムDと繊維Eとを結合させて一体化したものである。
【0024】
図12において、シリコーンフィルムDとフィルムFとを結合させて一体化したものである。
【0025】
図13において、フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムGの一種又は複数種を既存の傘Hに結合させて一体化したものである。
【0026】
図1、図2、図3及び図4において、フッ素樹脂繊維A、フッ素樹脂フィルムB、シリコーン繊維C又はシリコーンフィルムDの一種又は複数種を、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地として使用したものである。
【0027】
図5、図7、図9、及び図11において、フッ素樹脂繊維A、フッ素樹脂フィルムB、シリコーン繊維C又はシリコーンフィルムDの一種又は複数種を、繊維と結合させて一体化したもので、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地として使用したものである。
【0028】
図6、図8、図10及び図12において、フッ素樹脂繊維A、フッ素樹脂フィルムB、シリコーン繊維C又はシリコーンフィルムDの一種又は複数種を、フィルムと結合させて一体化したもので、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地として使用したものである。
【0029】
図13において、フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムGの一種又は複数種を、既存の、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等Hの生地の表面に結合させて一体化したもので、一例として傘を挙げているものである。
【実施例】
【0030】
発明の実施例を図面参照して説明する。
第1の実施例、図1において、フッ素樹脂繊維Aは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.3mmで平織りである。
【0031】
第2の実施例、図2において、フッ素樹脂フィルムBは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.2mmである。
【0032】
第3の実施例、図3において、シリコーン繊維Cは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.4mmで平織りである。
【0033】
第4の実施例、図4において、シリコーンフィルムDは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.3mmである。
【0034】
第5の実施例、図5において、フッ素樹脂繊維Aと繊維Eとを加熱して結合させて一体化したものである。フッ素樹脂繊維Aは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.3mmで平織りである。繊維Eは、ナイロン66で、厚さが0.5mmで平織りである。
【0035】
第6の実施例、図6において、フッ素樹脂繊維AとフィルムFとを接着剤で結合させて一体化したものである。フッ素樹脂繊維Aは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.3mmで平織りである。フィルムFは、ナイロン66で、厚さが0.4mmである。
【0036】
第7の実施例、図7において、フッ素樹脂フィルムBと繊維Eとを接着剤で結合させて一体化したものである。フッ素樹脂フィルムBは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.2mmである。繊維Eは、ポリプロピレンで、厚さが0.5mmで平織りである。
【0037】
第8の実施例、図8において、フッ素樹脂フィルムBとフィルムFとを圧縮して結合させて一体化したものである。フッ素樹脂フィルムBは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.2mmである。フィルムFは、ポリプロピレンで、厚さが0.4mmである。
【0038】
第9の実施例、図9において、シリコーン繊維Cと繊維Eとを接着剤で結合させて一体化したものである。シリコーン繊維Cは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.4mmで平織りである。繊維Eは、絹で、厚さが0.5mmで平織りである。
【0039】
第10の実施例、図10において、シリコーン繊維CとフィルムFとを加熱して結合させて一体化したものである。シリコーン繊維Cは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.4mmで平織りである。フィルムFは、ナイロン66で、厚さが0.5mmである。
【0040】
第11の実施例、図11において、シリコーンフィルムDと繊維Eとを接着剤で結合させて一体化したものである。シリコーンフィルムDは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.3mmである。繊維Eは、綿で、厚さが0.6mmで平織りである。
【0041】
第12の実施例、図12において、シリコーンフィルムDとフィルムFとを加熱して結合させて一体化したものである。シリコーンフィルムDは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.3mmである。フィルムFは、ナイロン66で、厚さが0.4mmである。
【0042】
第13の実施例、図13において、フッ素樹脂繊維Gは、ポリ4−フッ化エチレンで、厚さが0.2mmのものを、既存の傘Hに接着剤で結合させて一体化したものである。
【0043】
第14の実施例、図13において、シリコーンフィルムGは、ポリジメチルシロキサンで、厚さが0.3mmのものを、既存の傘Hに接着剤で結合させて一体化したものである。
【産業上の利用可能性】
【0044】
総務省統計局の平成17年5月1日現在の人口推計概算値は、1億2758万人であるとなっている。例えば、この傘を、人口の1割の人が1年間に1本購入すると、1275万本の販売が見込める。1本単価1000円だとすると、127億5千万円の販売額が見込め、その25%を利益とすると、25億5千万円の利益が見込める。また、他の商品についても、高額の利益を見込む事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例を示す断面図である。
【図11】本発明の実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の実施例を示す断面図である。
【図13】本発明の実施例を示す斜視図で、既存の傘Hにフッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルム、の一種又は複数種を結合させて一体化した状態である。
【符号の説明】
【0046】
A:フッ素樹脂繊維。 B:フッ素樹脂フィルム。 C:シリコーン繊維。 D:シリコーンフィルム。 E:繊維。 F:フィルム。 G:フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルム、の一種又は複数種を使用。 H:傘。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地として使用した、以上のことを特徴とする濡れない雨具等。
【請求項2】
フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを、繊維と結合させて一体化したもので、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地として使用した、以上のことを特徴とする濡れない雨具等。
【請求項3】
フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを、フィルムと結合させて一体化したもので、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地として使用した、以上のことを特徴とする濡れない雨具等。
【請求項4】
フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを、既存の、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地の表面に結合させて一体化した、以上のことを特徴とする濡れない雨具等。
【請求項1】
フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地として使用した、以上のことを特徴とする濡れない雨具等。
【請求項2】
フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを、繊維と結合させて一体化したもので、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地として使用した、以上のことを特徴とする濡れない雨具等。
【請求項3】
フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを、フィルムと結合させて一体化したもので、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地として使用した、以上のことを特徴とする濡れない雨具等。
【請求項4】
フッ素樹脂繊維、フッ素樹脂フィルム、シリコーン繊維又はシリコーンフィルムを、既存の、傘、レーン・コート、レーン・シューズ、レーン・ハット、スキーウェア又はバッグ等の生地の表面に結合させて一体化した、以上のことを特徴とする濡れない雨具等。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2006−348452(P2006−348452A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−204916(P2005−204916)
【出願日】平成17年6月16日(2005.6.16)
【出願人】(599015630)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月16日(2005.6.16)
【出願人】(599015630)
【Fターム(参考)】
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