説明

無線タグ

【課題】無線タグの無線通信機能を停止することなく、無線タグの無線通信性能を低下させることができるようにする。
【解決手段】無線タグ100は、基体101に被覆されアンテナによって無線通信装置との間で無線通信を行う無線通信媒体と、妨害用粘着テープ500の貼付位置を示す貼付位置指示マーク120と、を備える。妨害用粘着テープ500の貼付位置は、妨害用粘着テープ500がアンテナに対する無線通信装置からの電磁波を遮蔽して無線通信媒体と無線通信装置との間の無線通信を妨害する位置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線タグに関する。
【背景技術】
【0002】
商品に取り付けられる商品タグとして、ICチップとアンテナを内蔵し、タグ読取装置と無線通信(非接触通信)を行うことにより、ICチップの記憶部に記憶されている商品情報をタグ読取装置へ送信する無線タグがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような無線タグが取り付けられた商品の会計の際には、タグ読取装置が無線タグから読み取った商品情報を例えばPOS端末に送信すると、POS端末においてその商品情報によって特定される商品の販売登録がなされる。これにより、その商品は販売済みとなる。
【0004】
このように商品が販売済みとなると、その商品に取り付けられている無線タグにタグ書込装置によって無線機能停止コマンドを送信して、無線タグの無線通信機能を停止(無効化)したり、店員によって無線タグが取り外されて回収されたりすることが行われる。これにより、その無線タグに記憶されている商品情報がタグ読取装置によって再度読み取られてその商品が重複して販売登録されることや、防犯ゲートが無線タグを検知することを防止している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、無線タグの無線通信機能を停止したり、無線タグを商品から取り外したりすると、商品が返品された際に、無線タグを用いて処理することができないため、返品処理をスムーズに行うことができない。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、無線タグの無線通信機能を停止することなく、無線タグの無線通信性能を低下させることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、商品に取り付けられる無線タグであって、無線通信装置との間で無線通信を行うアンテナ及び商品情報を記憶している記憶部を有し、前記無線通信装置からの電磁波を受けて、前記記憶部に記憶されている前記商品情報を前記アンテナから前記無線通信装置へ送信する無線通信媒体と、前記無線通信媒体を被覆した基体と、妨害用粘着テープの貼付位置であって前記妨害用粘着テープが前記アンテナに対する前記無線通信装置からの電磁波を遮蔽して前記無線通信媒体と前記無線通信装置との間の無線通信を妨害する位置を示す貼付位置指示マークと、を備えることを特徴とする無線タグ。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、無線タグの無線通信機能を停止することなく、無線タグの無線通信性能を低下させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態にかかる商品販売システムを示す正面図である。
【図2】図2は、商品販売システムを示す平面図である。
【図3】図3は、無線タグを示す正面図である。
【図4】図4は、無線タグの内部構造を示す断面図である。
【図5】図5は、無線タグの無線通信媒体の構成を示すブロック図である。
【図6】図6は、妨害用粘着テープが貼付された状態の無線タグを示す正面図である。
【図7−1】図7−1は、妨害用粘着テープの表面を示す図である。
【図7−2】図7−2は、妨害用粘着テープの裏面を示す図である。
【図8】図8は、タグ読取装置の構成を示すブロック図である。
【図9】図9は、本発明の一実施の形態の変形例にかかる商品販売システムを示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる無線タグの実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
図1は、本実施の形態にかかる商品販売システム10を示す正面図、図2は、商品販売システム10を示す平面図である。図1及び図2に示すように、商品販売システム10は、商品に取り付けられる商品タグとしての無線タグ100と、無線タグ100と無線通信を行って無線タグ100に記憶されている情報を読み取る無線通信装置であるタグ読取装置200と、このタグ読取装置200に接続されたPOS(Point of Sales:販売時点管理)端末300と、を備えている。POS端末300は、レジカウンタ400の天板401上に載置され、タグ読取装置200は、レジカウンタ400の棚板402上に載置されている。棚板402は天板401の下方に位置している。
【0012】
この商品販売システム10において無線タグ100とタグ読取装置200との間での無線通信は、例えばRFID(Radio Frequency Identification:無線周波数識別)で用いられる近距離無線通信用の電磁波を用いて行われる。また、タグ読取装置200による無線タグ100に記憶されている情報の読み取りは、レジカウンタ400の天板401の上面に形成された読取面403に無線タグ100が沿った状態で行われる。読取面403は、図2中の一点鎖線で示される領域である。なお、図1と図2とでは、無線タグ100の向きを異ならせている。
【0013】
図3は、無線タグ100を示す正面図、図4は、無線タグ100の内部構造を示す断面図である。図3及び図4に示すように、無線タグ100は、基体101と、この基体101によって被覆された無線通信媒体102と、を有している。
【0014】
図4に示すように、無線通信媒体102は、タグ読取装置200との間で無線通信を行うアンテナ103と、このアンテナ103に接続されたIC(Integrated Circuit)チップ104と、を有している。無線通信媒体102は、タグ読取装置200からの送信波である電磁波を動作電力として動作する所謂パッシブ型の無線通信媒体であり、タグ読取装置200からの電磁波を受けて、記憶部115(図5)に記憶されている商品情報をアンテナ103からタグ読取装置200へ送信する。
【0015】
図5は、無線タグ100の無線通信媒体102の構成を示すブロック図である。図5に示すように、ICチップ104は、アンテナ103で受信した変調波の整流と安定化を行うことによりICチップ104の各部に電源を供給する電源生成部111、上記変調波を復調して制御部113へ送出する復調部112、制御部113から送出されたデータを変調してアンテナ103に送出する変調部114、復調部112で復調されたデータを記憶部115に書込んだり、記憶部115からデータを読み出して変調部114へ送出したりする制御部113、及びEEPROM等の不揮発性の書換え可能な記憶部115等で構成されている。なお、図5の例では、アンテナ103は、ICチップ104に外付けされているが、ICチップ104内の復調部112および変調部114からなる通信部の一部としてICチップ104に内蔵される形態としてもよい。
【0016】
記憶部115には、当該無線通信媒体102の製造段階で製造業者により割当て設定された固有の識別情報であるIDが予め記憶されている。また、記憶部115には、ユーザが任意のデータを書込むことができるユーザ領域が確保されており、当該無線タグ100が取り付けられる商品の商品コードが記憶されている。
【0017】
図3及び図4に示すように、基体101は、平板状に形成されている。この基体101は、例えば、紙などの非金属材料によって形成されている。基体101は、その表裏方向に積層された一対の板材101a,101bによる2層構造をなしており、これらの一対の板材101a,101bの間に無線通信媒体102が配置されている。
【0018】
基体101の外面には、商品情報等を文字で示した文字情報と、商品情報をシンボル化して表示した複数のコードシンボルであるバーコード121,122,123が形成されている。商品情報は、商品コード等を含んでいる。複数のバーコード121,122,123は、上下方向に複数段をなして配置されている。これらのバーコード121,122,123は、基体101を挟んでアンテナ103の一部と対向する位置に形成されている。バーコード121,122,123は、妨害用粘着テープ500(図6)の貼付位置を示す貼付位置指示マーク120を構成している。
【0019】
図7−1は、妨害用粘着テープ500の表面を示す図、図7−2は、妨害用粘着テープ500の裏面を示す図である。図7−1及び図7−2に示すように、妨害用粘着テープ500は、当該妨害用粘着テープ500の表面を形成する金属層501と、当該妨害用粘着テープ500の裏面を形成する粘着層502と、基材と、を有している。金属層501は、基材の表面に設けられ、粘着層502は、基材の裏面に設けられている。基材は、例えばポリエステルによって構成されている。金属層501は、例えばアルミニウムによって構成されており、基材に真空蒸着等によって固着されている。粘着層502は、粘着剤によって構成されている。妨害用粘着テープ500の表面には、当該妨害用粘着テープ500が貼付された商品は販売済みの商品である旨を文字で示す販売済み文字情報(例えば、「お買い上げありがとうございます。」)が印字されている。この妨害用粘着テープ500は、例えば、ロール状に巻回された粘着ロールテープの一部を切断したものである。
【0020】
妨害用粘着テープ500の貼付位置は、基体101の外面上の位置であって、妨害用粘着テープ500がアンテナ103に対するタグ読取装置200からの電磁波を遮蔽して無線通信媒体102とタグ読取装置200との間の無線通信を妨害する位置である。詳しくは、図6に示すように、妨害用粘着テープ500の貼付位置は、基体101を介してアンテナ103と対向する位置であって、複数のバーコード121,122,123を妨害用粘着テープ500が覆う位置である。より詳しくは、妨害用粘着テープ500の貼付位置は、最上段のバーコード121の左右方向の両端部のうちの一方の端部と、最下段のバーコード123の左右の両端部のうち最上段のバーコード121の一方の端部とは逆側の端部とに亘る領域である。このとき、最上段のバーコード121の右端部と最下段のバーコード123の左端部とに亘る領域が、妨害用粘着テープ500の第1の貼付位置である。また、最上段のバーコード121の左端部と最下段のバーコード123の右端部とに亘る領域が、妨害用粘着テープ500の第2の貼付位置である。本実施の形態では、これらの第1の貼付位置と第2の貼付位置とのいずれか一方に妨害用粘着テープ500が貼付されることで、妨害用粘着テープ500によって無線通信媒体102とタグ読取装置200との間の無線通信が妨害される。本実施の形態では、妨害用粘着テープ500の貼付位置は、基体101の表裏面のうちの一方(具体的には、表面)のみである。
【0021】
妨害用粘着テープ500は、金属層501によって無線通信媒体102とタグ読取装置200との間の無線通信を妨害するものである。ここで、パッシブ型の無線タグ100は、タグ読取装置200からの電磁波(送信波)を動作電力とするが、無線タグ100の近傍に(例えば、電磁波を受ける面等)に金属製の物体が存在すると、無線タグ100の受信波レベルが低下する。詳細には、タグ読取装置200の後述するアンテナ202と無線タグ100のアンテナ103との間に金属製の物体が存在する場合には、電磁波の一部がその金属製の物体によって遮蔽されて、無線タグ100の受信波レベルが低下する。また、タグ読取装置200のアンテナ202から見て無線タグ100の背面や側面に金属製の物体が存在する場合には、金属製の物体による電磁波の反射によって無線タグ100の受信波レベルが低下する。この無線タグ100の近傍に金属製の物体が存在すると、無線タグ100の受信波レベルが低下するという特性を利用して、本実施の形態では、妨害用粘着テープ500によって、無線通信媒体102とタグ読取装置200との間の無線通信を妨害するようにしている。
【0022】
図8は、タグ読取装置200の構成を示すブロック図である。図8に示すように、タグ読取装置200は、RFIDリーダ部201、アンテナ202、操作パネル203、通信インターフェース204、記憶部205及び制御部206等を有している。
【0023】
アンテナ202は、RFIDリーダ部201の制御により読取信号としての変調波を発信し、この変調波を受信した無線通信媒体102から発信される変調波を受信するものである。読取信号は、無線タグ100の読み取りを行う際、無線タグ100へ送信する信号である。
【0024】
操作パネル203には、各種キーや表示部等が設けられている。通信インターフェース204には、POS端末300が接続されている。
【0025】
記憶部205には、各種プログラム等が記憶されている。記憶部205は、例えばフラッシュメモリであるSRAM(Static Random Access Memory)である。
【0026】
制御部206は、RFIDリーダ部201、操作パネル203、通信インターフェース204、記憶部205をそれぞれ制御するものである。
【0027】
RFIDリーダ部201、操作パネル203、通信インターフェース204、記憶部205及び制御部206は、装置本体207を構成しており、この装置本体207は、図1に示すように、レジカウンタ400の棚板402上に載置されている。アンテナ202は、レジカウンタ400に載置されたアンテナ距離調整台404に載置されている。
【0028】
アンテナ202の設置位置について説明する。妨害用粘着テープ500が貼付されていない無線タグ100の通常応答距離をd1とし、妨害用粘着テープ500が貼付された無線タグ100の最長応答距離をd2とすると、d2<d1の関係が成り立つ。そして、上述した貼付位置に妨害用粘着テープ500が貼付された状態の無線タグ100に対して、タグ読取装置200による読み取りができなくなるまで、タグ読取装置200の電磁波(送信波)の出力を落としたり、タグ読取装置200のアンテナ202と無線タグ100との距離を離したり、又はそれらの両方を行い、d2<X≦d1となるようにタグ読取装置200の電磁波(送信波)の出力とアンテナ103の位置とを設定する。ここで、Xは、タグ読取装置200のアンテナ202と天板401の読取面403との距離である。
【0029】
POS端末300は、一取引における商品の販売登録処理を実行するコンピュータである。POS端末300は、商品の価格などの商品情報を商品コードに関連付けして商品マスタファイルに格納している。商品の販売登録処理では、POS端末300は、タグ読取装置200が無線タグ100から読み取った商品コードをタグ読取装置200から受信し、受信した商品コードに対応する価格情報を商品マスタファイルから読み出し、読み出した価格情報に基づいて当該商品の販売記録を示す販売データを生成してこれを記憶部に記憶することにより、当該商品の販売登録を行う。
【0030】
このような構成において、無線タグ100に妨害用粘着テープ500が貼付されていない場合には、無線タグ100がレジカウンタ400の天板401の読取面403に沿わされた状態で、無線タグ100とタグ読取装置200との無線通信が可能である。一方、無線タグ100における妨害用粘着テープ500の貼付位置に妨害用粘着テープ500が貼付されている場合には、無線タグ100がレジカウンタ400の天板401の読取面403に沿わされた状態で、無線タグ100とタグ読取装置200との無線通信が妨害用粘着テープ500によって妨害され、タグ読取装置200による無線タグ100の情報の読み取りが阻止される。
【0031】
以上説明したように、本実施の形態では、無線タグ100は、妨害用粘着テープ500の貼付位置であって妨害用粘着テープ500がアンテナ103に対するタグ読取装置200からの電磁波を遮蔽して無線通信媒体102とタグ読取装置200との間の無線通信を妨害する位置を示す貼付位置指示マーク120を備える。したがって、無線タグ100の無線通信機能を停止することなく、貼付位置に貼付された妨害用粘着テープ500によって、無線タグ100の無線通信性能を低下させることができる。
【0032】
また、本実施の形態では、基体101は、平板状に形成されており、妨害用粘着テープ500の貼付位置は、基体101の表裏面のうちの一方のみである。したがって、妨害用粘着テープ500の貼付位置が基体101の表裏面の両方である場合に比べて、妨害用粘着テープ500の貼付作業が楽であるという利点がある。
【0033】
また、本実施の形態では、無線タグ100は、基体101の外面に形成され商品の情報を示すコードシンボル(バーコード121,122,123)を備え、貼付位置指示マーク120は、コードシンボル(バーコード121,122,123)によって構成されている。よって、基体101の外面に記載される情報が増大するのを抑制することができる。
【0034】
また、本実施の形態では、コードシンボルは、バーコード121,122,123であって複数個設けられ、妨害用粘着テープ500の貼付位置は、複数のバーコード121,122,123を妨害用粘着テープ500が覆う位置である。したがって、妨害用粘着テープ500を貼付位置に貼付することにより、タグ読取装置200による無線タグ100内の情報の読み取りを不可とすることができるとともに、スキャナ(図示せず)によるバーコード121,122,123の読み取りも不可とすることができる。
【0035】
また、本実施の形態では、複数のバーコード121,122,123は、上下方向に複数段をなして配置されており、妨害用粘着テープ500の貼付位置は、最上段のバーコード121の左右方向の両端部のうちの一方の端部と最下段のバーコード123の左右の両端部のうち前記一方の端部とは逆側の端部とを結ぶ位置である。したがって、作業者が比較的容易に妨害用粘着テープ500の貼付位置を把握することができる。
【0036】
また、本実施の形態では、無線通信媒体102は、無線通信装置であるタグ読取装置200からの電磁波を動作電力とするので、無線タグ100がバッテリを持つ必要がない。
【0037】
次に、本実施の形態の変形例にかかる商品販売システム10について説明する。図9は、本実施の形態の変形例にかかる商品販売システム10を示す正面図である。この変形例では、タグ読取装置200(装置本体207、アンテナ202)がレジカウンタ400の天板401上に載置されているとともに、タグ読取装置200のアンテナ202がアンテナカバー405で覆われている。そして、このアンテナカバー405の上面に読取面が形成されている。このように、アンテナカバー405によって、読取面とアンテナ202との距離が確保されている。
【0038】
なお、本発明は、上記実施の形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施の形態を各種採用することができる。例えば、貼付位置指示マーク120は、コードシンボルに限ることなく、他の形状であってもよい。
【符号の説明】
【0039】
100…無線タグ
101…基体
102…無線通信媒体
103…アンテナ
115…記憶部
120…貼付位置指示マーク
121,122,123…バーコード(コードシンボル)
200…タグ読取装置(無線通信装置)
500…妨害用粘着テープ
【先行技術文献】
【特許文献】
【0040】
【特許文献1】特開2006−99290公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品に取り付けられる無線タグであって、
無線通信装置との間で無線通信を行うアンテナ及び商品情報を記憶している記憶部を有し、前記無線通信装置からの電磁波を受けて、前記記憶部に記憶されている前記商品情報を前記アンテナから前記無線通信装置へ送信する無線通信媒体と、
前記無線通信媒体を被覆した基体と、
妨害用粘着テープの貼付位置であって前記妨害用粘着テープが前記アンテナに対する前記無線通信装置からの電磁波を遮蔽して前記無線通信媒体と前記無線通信装置との間の無線通信を妨害する位置を示す貼付位置指示マークと、
を備えることを特徴とする無線タグ。
【請求項2】
前記基体は、平板状に形成されており、
前記貼付位置は、前記基体の表裏面のうちの一方のみであることを特徴とする請求項1に記載の無線タグ。
【請求項3】
前記基体の外面に形成され、商品の情報を示すコードシンボルを備え、
前記貼付位置指示マークは、前記コードシンボルによって構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線タグ。
【請求項4】
前記コードシンボルは、バーコードであって複数個設けられ、
前記貼付位置は、前記複数のバーコードを前記妨害用粘着テープが覆う位置であることを特徴とする請求項3に記載の無線タグ。
【請求項5】
前記複数のバーコードは、上下方向に複数段をなして配置されており、
前記貼付位置は、最上段のバーコードの左右方向の両端部のうちの一方の端部と最下段のバーコードの左右の両端部のうち前記一方の端部とは逆側の端部とを結ぶ位置であることを特徴とする請求項4に記載の無線タグ。
【請求項6】
前記無線通信媒体は、前記無線通信装置からの電磁波を動作電力とすることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の無線タグ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7−1】
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【図7−2】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−53873(P2011−53873A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−201526(P2009−201526)
【出願日】平成21年9月1日(2009.9.1)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】