説明

無線デバイス動作に対する料金請求システム

【課題】無線ネットワーク上の無線デバイスで発生する請求可能イベントを追跡し、適切なパーティに請求するためのシステム、方法、及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】請求可能イベントは、無線ネットワーク14を介して他のコンピュータデバイスと選択的に通信し、そこからソフトウェアアプリケーションをダウンロードし、実行する無線デバイス12等のエンドユーザから発生し、この請求可能イベントデータは、無線デバイス請求可能イベントが生成されることが可能な無線ネットワーク14上の料金請求サーバ16で最終的に集められる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に無線デバイス及び無線ネットワークに関する。更に詳しくは、本発明は、無線デバイス上で発生する料金請求可能イベントをその開始から追跡し、ソフトウェアアプリケーションをダウンロードして実行し、料金請求可能イベントに対する適切な請求書を生成するシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばセルラ電話のような無線デバイスは、音声及びデータを含むパケットを無線ネットワークを介して通信する。例えばセルラ電気通信システムのような既存の無線電気通信システムでは、料金は、電気通信デバイスの動作開始に対して加入者に課金され、その後、料金は、利用中の通信時間とデバイス使用に対して課金される。しかしながら、既存のシステムは一般に、電気通信デバイスにおいて、通信時間使用後のその他の使用に対して課金しない。
【0003】
更に、もしも無線デバイスの加入者が、ソフトウェアアプリケーションをダウンロードして使用するか、あるいは電気通信デバイスの機能をアップグレードしたいのならば、ユーザは一般に、例えば別個のインターネット接続のような別の電子手段を通じてサービスプロバイダを呼ぶか、あるいはサービスプロバイダにコンタクトするであろう。いくつかの例では、サービスプロバイダは、(ワンタイムダイレクトアクセスダウンロードを通じて)無線ネットワークを介して無線デバイスにアプリケーションを送信するか、あるいは、ユーザに対して、無線ネットワークを介して無線デバイスを用いてネットワークサイトにアクセスすることを許可することができる。そして、このサイトでは、アプリケーションがダウンロード可能であるか、又は加入者がアクセス可能である。さもなければ、このプロバイダのサービス人員は、ソフトウェアをインストールするか、またはその構成要素をアップグレードするために、電気通信デバイスに物理的にアクセスしなければならない。
【0004】
従って、無線電気通信デバイス動作に対する監視及び料金請求を行う既存システムは、サービスプロバイダに対して、無線デバイス上の非通信時間動作を監視することを許可しない。電気通信デバイスのエンドユーザ、又は加入者に対して、追加料金請求可能なサービスを提供するために、サービスプロバイダは、加入者に、サービスプロバイダにコンタクトさせなければならない。これは、プロバイダリソースの追加アロケーションと、加入者に対する不便とを含む。従って、本発明が主に目的としているのは、無線デバイス動作の監視と料金請求とを可能にするシステム及び方法である。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、無線ネットワーク上の無線デバイスで発生する料金請求可能イベントを追跡し、料金請求先として適切なパーティに料金請求するためのシステム、方法、及びコンピュータプログラムである。料金請求可能イベントは、例えばアプリケーションダウンロードサーバのように、無線ネットワークを介して他のコンピュータデバイスと選択的に通信し、無線デバイスにおいてソフトウェアアプリケーションをダウンロードして実行するような、無線デバイスのエンドユーザの動作から発生する。この料金請求可能イベントに関するデータは、無線ネットワーク上の例えば料金請求サーバのようなコンピュータデバイスにおいて最終的に収集される。そして、このコンピュータデバイスは、各無線デバイスの料金請求可能イベントに対して適切な請求書を生成することができる。料金請求可能イベントは、アプリケーションダウンロード、実行、メニューアクセス、データ転送、診断、及び無線デバイスとサーバ又はその他のコンピュータデバイスとの間のあらゆる付加価値データのインタラクションでありうる。
【0006】
料金請求可能イベントを追跡するシステムの一つの実施例は、少なくとも一つのサーバを利用する。このサーバは、各無線デバイスがコンピュータプラットフォームとを持ち、無線ネットワークを介して一つ又は複数の無線デバイスと選択的に通信する。このプラットフォームには、アプリケーションがダウンロードされ、実行されるとともに、無線デバイスのエンドユーザによるアクセスが可能である。無線デバイスとの、及び他のコンピュータデバイスとのエンドユーザのインタラクションは、一つ又は複数の料金請求可能イベントを発生させ、一つ又は複数の無線デバイスに対する料金請求可能イベントに関するデータが、少なくとも一つのサーバにおいて収集される。
【0007】
無線デバイス上で発生する料金請求可能イベントを追跡する方法は、無線デバイスとのエンドユーザのインタラクション、及び無線ネットワーク上の他のコンピュータデバイスからのアプリケーションソフトウェアにアクセスし、ダウンロードし、実行するような動作を通じて一つ又は複数の料金請求可能イベントを発生させるステップを含む。この方法は、また、無線デバイス、サーバ又はその他のコンピュータデバイス、或いはその両方のうちの何れかにおいて、一つ又は複数の料金請求可能イベントに基づいて料金請求可能イベントに関するデータを生成することと、好ましくは少なくとも一つの料金請求サーバにおいて、料金請求可能イベントに関するデータを収集することとのステップを含む。
【0008】
従って、本システム及び方法は、サービスプロバイダに対して、無線デバイス上の例えばアプリケーションダウンロード、実行、及びその他の非通信時間動作のような無線電機通信デバイス動作に対する監視及び料金請求のための能力を与える。従って、本システム及び方法は、サービスプロバイダに対して、このプロバイダが、無線デバイスのエンドユーザ及び加入者に対して付加的なサービスを与え、料金請求されたサービスから効率的に歳入を得ることができるという点において利点を与える。更に、この料金請求システムは、追加サービスを受けるために初めにサービスプロバイダにコンタクトすることを加入者に対して要求しない。
【0009】
本発明の他の目的、利点、及び特徴は、以下に示す図面の簡単な説明、実施の形態、及び特許料金請求の範囲を検討した後に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、無線デバイス料金請求システム内で使用可能な無線デバイスとコンピュータハードウェアと無線ネットワークとの代表図である。
【図2】図2は、無線ネットワークを介してサーバ及び他のコンピュータデバイスとインタラクトする無線電話上で発生する料金請求可能イベントを追跡する料金請求システムを備えたセルラ電気通信ネットワークを示すブロック図である。
【図3】図3は、無線ネットワークを介してアプリケーションダウンロードサーバにコンタクトした時、無線デバイスのエンドユーザに表示されたアプリケーションダウンロードメニューであり、複数のダウンロード可能なアプリケーションがディスプレイ上に表示されている。
【図4】図4は、無線デバイスのコンピュータプラットフォーム上で実行している処理の一つの実施例を示すフローチャートであり、ここでは、イベントが終了すると料金請求可能イベントに関するデータが無線デバイスから送信される。
【図5】図5は、無線デバイスのコンピュータプラットフォーム上で実行している処理の別の実施例を示すフローチャートであり、ここでは、料金請求可能イベントに関するデータが無線デバイスで収集され、しかる後に、無線デバイスから料金請求サーバへ定期的に送信されるか、あるいは、料金請求可能イベントに関するデータの送信を求める料金請求サーバからの要求に応答して送信される。
【図6】図6は、料金請求サーバ上で実行している処理の一つの実施例を示すフローチャートであり、このサーバは、無線デバイスの料金請求可能イベントに対する請求書を生成する要求を受信し、しかる後に、無線デバイスのそれぞれについて料金請求イベントに関するデータを収集して処理し、他の料金請求エンティティ又はキャリアに送信される料金請求情報を生成する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
全体を通じて同一符号が同一要素を示している図を用いている図1は、本発明システム10の一つの実施例を示す。このシステム10は、例えばセルラ電話12のような一つ又は複数の無線デバイスで発生する料金請求可能イベントを追跡する。セルラ電話12は、無線ネットワーク14への無線通信ポータルやその他のデータアクセスを介して無線デバイスへ選択的にダウンロードする少なくとも1つのアプリケーションダウンロードサーバ16と、無線ネットワーク14を介して、ソフトウェアアプリケーションまたはその他のデータを通信する。開発中の無線ネットワーク14では、もしも無線デバイスのエンドユーザがソフトウェアアプリケーションをダウンロードし使用することを希望するのであれば、このエンドユーザは、無線ネットワーク14への通信接続をブリッジすることによってアプリケーションダウンロードサーバ30への接続を試み、更に、希望したソフトウェアアプリケーションのダウンロードを試みるであろう。無線デバイスがアプリケーションダウンロードサーバ30にコンタクトすると、初期コンタクトがなされ、アプリケーションダウンロードサーバ16は、どのアプリケーションとどのデータとが無線デバイス12,18,20,22に利用可能であるかを判定し、例えばメニュー(図3)のような適切な情報を、無線デバイス12,18,20,22上に表示するために送る。これによって、エンドユーザは、利用可能なアプリケーションを知ることができる。このように、無線デバイスは、グラフィックディスプレイ13を備えたセルラ電話12、情報携帯端末18、ここでは2ウェイテキストページャとして示されているグラフィックディスプレイを備えたページャ20、無線通信ポータル、または、ネットワーク又はインターネットへの有線接続24を持つセパレートコンピュータプラットフォーム22でありうる。したがってこのシステム10は、限定される訳ではないが、無線モデム、PCMCIAカード、アクセス端末、パーソナルコンピュータ、アクセス端末、ディスプレイ又はキーパッドを有していない電話、又はこれらの任意の組み合わせ又は部分的組み合わせを含む、無線通信ポータルを含む任意の形式の遠隔コンピュータモジュール上で実行することができる。更に、ここで用いられる用語「アプリケーション」は、実行型ソフトウェアファイル及び非実行型ソフトウェアファイル、生データ、収集データ、パッチ、及びその他のコードセグメントを含むことを意図している。
【0012】
このシステム10では、一つ又は複数の無線デバイス12,18,20,22が無線ネットワーク14と選択的に通信している。それぞれのデバイスには、エンドユーザが存在し、一般に無線ネットワーク14への通信接続を制御する。各無線デバイスのエンドユーザは、無線デバイスを用いてソフトウェアアプリケーションへ選択的にアクセスし、ダウンロードし、実行し、あるいは無線ネットワーク14を経由してアクセス可能なサーバとインタラクトすることができる。従って、このシステム10は、無線デバイスとエンドユーザとのインタラクション、無線デバイス12,18,20,22を介した他のコンピュータデバイスとエンドユーザとのインタラクション、無線ネットワーク14を介したエンドユーザによるインタラクションに基づいて、料金請求可能イベントの追跡を可能にする。
【0013】
この一つ又は複数の無線デバイス12,18,20,22は、無線ネットワークを介して、ここでは例えばローカルサーバ側ネットワーク26上に示されている料金請求サーバ16又はアプリケーションダウンロードサーバ30か、又は例えば無線デバイスの料金請求イベントに関するデータを含む料金請求イベントデータベース28のような無線ネットワーク14と通信するその他のコンピュータ要素のような他のコンピュータデバイスと選択的に通信する。アプリケーションダウンロードサーバ30とスタンドアローンサーバ32とは、例えばダウンロード可能なアプリケーションや、ライブの株式相場、ニュース、及び対戦ゲームのようなその他のインタラクションのような無線デバイスに対する付加価値サービスが提供されている。これら要素の全ては協力して、無線デバイス12,18,20,22の料金請求可能イベントに関連したデータを収集することができる。そして、後述するように、料金請求サーバ16において、料金請求可能イベントに関するデータを収集することができる。しかしながら、全てのサーバ側機能は、例えばアプリケーションダウンロードサーバ16のような一つのサーバ上で実行することが可能であることが言及されるべきである。更に、あらゆるコンピュータ、又はサーバ側コンピュータプラットフォームは、別個のサービス及び処理を、無線ネットワーク14を介して無線デバイス12,18,20,22に提供することができる。
【0014】
図2は、無線ネットワーク14の構成要素と、システム10の要素の相互関係とをより十分に説明するブロック図である。この無線ネットワーク14は、単なる典型例であり、例えば無線デバイス12,18,20,22のような遠隔モジュールが互いの間を、及び/又は限定される訳ではないが、無線ネットワークキャリヤ及び/又はサーバを含む無線ネットワーク14の構成要素間を、無線によって通信する任意のシステムを含むことができる。サーバ側構成要素は、料金請求サーバ16、アプリケーションダウンロードサーバ30、料金請求可能イベントデータベース28、及び無線デバイスデータベース34である。その他のサーバ側構成要素は、セルラ電気通信サービスを提供するために必要な任意の構成要素を備えたセルラデータネットワーク上に存在するであろう。図2に具体化されるようなサーバ側構成要素は、アプリケーションダウンロードサーバ30からダウンロードされたアプリケーションを追跡することによって料金請求システム10を構成することができる。また、料金請求サーバ16による料金請求可能イベントデータベース28と無線デバイスデータベース34との相関付けによって請求書が生成される。
【0015】
サーバ側構成要素は、例えばインターネット、安全なLAN、WAN、又はその他のネットワークのようなデータリンクを介して、キャリアネットワーク40と通信する。キャリアネットワーク40は、メッセージングサービスコントローラ(MSC)42に送られるメッセージ(一般にデータパケットの形態)を制御する。キャリアネットワーク40は、ネットワーク、インターネット、及び/又はPOTS(平易な普通のテレフォンシステム)によってMSC42と通信する。一般に、キャリアネットワーク40とMSC42との間のネットワーク又はインターネット接続はデータを転送し、POTSは音声情報を転送する。MSC42は、複数の基地局(BTS)44に接続されている。キャリアネットワークと同様な方法で、MSC42は、一般に、データ転送のためにネットワーク及び/又はインターネットによって、音声情報のためにPOTSによってBTS44に接続される。BTS44は、最終的には、ショートメッセージングサービス(SMS)、又は当該技術分野で知られているその他の電波方式によって、セルラ電話12のような無線デバイスへメッセージを無線でブロードキャストする。
【0016】
セルラ電話12のような無線デバイスは、アプリケーションダウンロードサーバ16から送信されたソフトウェアアプリケーションを受信して実行することができるコンピュータプラットフォーム50を有している。コンピュータプラットフォーム50は、その構成要素の中に、特定用途集積回路(ASIC)、又は他のプロセッサ、マイクロプロセッサ、論理回路、プログラマブルゲートアレイ、或いはその他のデータ処理デバイスを含む。ASIC52は、無線デバイスの製造時にインストールされ、通常はアップグレードできない。ASIC52又はその他のプロセッサは、無線デバイスのメモリ56内の任意の常駐プログラムとインタラクトするアプリケーションプログラミングインタフェース(API)レイヤ54を実行する。このメモリは、読取専用メモリ又はランダムアクセスメモリ(RAM及びROM)、EPROM、EEPROM、フラッシュカード、又はコンピュータプラットフォームに共通な任意のメモリからなる。コンピュータプラットフォーム50はまた、例えばアプリケーションダウンロードサーバ16からダウンロードされたソフトウェアアプリケーションのように、メモリ56内で実際に使用されないソフトウェアアプリケーションを保持することができる。一般に、ローカルデータベース58は、一つ又は複数のフラッシュメモリセルからなるが、例えば磁気媒体、EPROM、EEPROM、光学媒体、テープ、又はソフト/ハードディスクのように当該技術分野で知られた任意の2次又は3次の記憶装置でありうる。
【0017】
例えばセルラ電話12のようなセルラ電話及び電気通信デバイスは、高い計算能力を備えて製造されており、パソコン及び情報携帯端末(PDA)に等しくなってきている。これら「スマート」セルラ電話は、ソフトウェア開発者が、ダウンロードが可能で、セルラデバイスの例えばASIC52のようなプロセッサ上で実行可能なソフトウェアアプリケーションを生成することを可能にする。例えばセルラ電話12のような無線デバイスは、例えばゲーム及び株価モニタ、あるいはニュースやスポーツ関連データといった単なるデータのような多くのタイプのアプリケーションをダウンロードすることができる。ダウンロードされたデータ、又は実行されたアプリケーションは、ディスプレイ13上から直ちに表示されるか、使用されない場合にはローカルデータベース58に格納される。このソフトウェアアプリケーションは、無線デバイス12,18,20,22上に常駐するレギュラーなソフトウェアアプリケーションとして取り扱うことができる。そして、ユーザは、API54上で実行するために、格納された常駐アプリケーションをローカルデータベース58からメモリ56に選択的にアップロードすることができる。無線デバイス12,18,20,22のユーザは、ローカルデータベース58からソフトウェアアプリケーションを選択的に削除することもできる。結果として、セルラ電話12のエンドユーザは、例えばゲーム、印刷媒体、最新株価、ニュース、又は無線ネットワーク14を介してアプリケーションダウンロードサーバからダウンロードするために利用可能なその他任意の種類の情報又はプログラムのようなプログラムを用いて自分たちの電話機をカスタマイズすることができる。
【0018】
無線デバイス12,18,20,22によるこれら付加価値サービスの利用は、サービスプロバイダが無線デバイスの加入者に料金請求する料金請求可能イベントを発生させる。ここで加入者は、料金請求可能イベント時に、必ずしも無線デバイスのエンドユーザである必要はない。料金請求可能イベントは一般に、アプリケーションダウンロードサーバ30から提供されたアプリケーションを用いて動作を実行するエンドユーザによって引き起こされる。料金請求可能イベントの例は、これに限定される訳ではないが、無線ネットワーク14上のアプリケーションダウンロードサーバ30から、無線デバイスコンピュータプラットフォーム50へとアプリケーションをダウンロードすることと、無線デバイス12,18,20,22上でアプリケーションを実行することと、例えばアプリケーションダウンロードサーバ30、スタンドアローンサーバ32、又はデータベースのような無線ネットワーク14上の他のコンピュータデバイス上に存在するアプリケーションにアクセスすることと、無線デバイスのコンピュータデバイス50上でアプリケーション実行の継続期間が経過することと、他のパラメータを実行することや、それを用いたインタラクションを含む。料金請求可能イベントに対してなされるあらゆる適切な料金スケジュールは、例えば、1回毎の料金、定期的な料金のように、使用時間又は使用回数に基づいて増減する料金請求可能イベントに対して使用される。
【0019】
更なる例として、図3は、ダウンロード可能なアプリケーションメニュー62を有するディスプレイ13の部分図60である。ここでは、ダウンロードボタン66で示されるように、ダウンロード可能な複数のアプリケーション64が、無線デバイス12,18,20,22上にリストされる。アプリケーションメニュー62は、アプリケーションダウンロードサーバ30にコンタクトしたときに、無線デバイスのエンドユーザに表示される。そして、無線デバイスに対する加入者(エンドユーザあるいはその他)は、ダウンロードされたアプリケーションのうちの一つ又は複数に対して料金請求される。あるいは、もしもそう具体化されるならば、エンドユーザは、試行期間中に、無線デバイス12,18,20,22にアプリケーションをダウンロードすることができる。そして、例えばアプリケーションを実行した連続日数又は予め定めた期間のような試行期間の経過後、料金請求可能イベントが発生し、加入者に課金する。
【0020】
一つ又は複数の無線デバイス12,18,20,22に対する料金請求可能イベントに関するデータは、最終的に料金請求サーバ16において収集され、各無線デバイスに対する料金請求情報となる。図2に具体化するように、この料金請求情報は、キャリアの加入者に料金請求するために最終的にキャリアネットワーク40に提供される。しかしながら、料金請求サーバ16自身が、無線デバイス加入者に対する請求書を生成することができる。料金請求サーバ16は、無線デバイス加入者のために、無線デバイスデータ34の情報にアクセスすることができる。料金請求イベントに関するデータが最終的に料金請求サーバ16において収集される一方、無線デバイス12,18,20,22も料金請求可能イベントに関するデータを収集し、料金請求サーバ16に定期的に送信することができる。無線デバイスは、料金請求サーバ16から問い合わせがあると、料金請求可能イベントの終了時に、あるいは例えば動作中には30分毎のような予め定めた時間間隔で、料金請求可能イベントに関するデータを、料金請求サーバ16に送信することができる。そして、料金請求サーバ16が、収集された料金請求可能イベントに関するデータに基づいて無線デバイス12,18,20,22に対する請求書を生成すれば、この生成された請求書は、料金請求サーバ16から、例えば加入者に料金請求しているキャリアによって使用されるためキャリアネットワーク40又はスタンドアローンサーバ32のような無線ネットワーク14上の他のコンピュータデバイスへ送信される。
【0021】
図4は、無線デバイス12,18,20,22のコンピュータプラットフォーム50上で実行されている処理の一つの実施例を示すフローチャートである。ここでは、料金請求可能イベントが終了すると、料金請求可能イベントに関するデータが無線デバイスから送信される。この処理は、ステップ70に示すように、無線デバイス12,18,20,22が無線ネットワーク14上のアプリケーションサーバ30からアプリケーションのダウンロードを試みると開始される。そして、判定部72では、このアプリケーションダウンロードが、料金請求可能イベントであるかが判定される。このダウンロードが料金請求可能イベントであるかを判定するために必要なデータは、無線デバイス12,18,20,22にローカルに格納することができる。または、無線デバイスに料金請求可能ダウンロードを通知するために、アプリケーションダウンロードサーバ30からフラグ又はその他の表示が送られうる。あるいは、このような表示は、ダウンロードを監視し、無線デバイス12,18,20,22に通知する他のコンピュータデバイスからも送られうる。判定部72において料金請求可能イベントが示されれば、ステップ74に示すように、料金請求可能イベントに関するデータは、料金請求サーバ16に送信される。判定部72において、アプリケーションダウンロードが料金請求可能イベントとして示されないのであれば、ステップ76に示すように、このアプリケーションが(ダウンロード後どこかのポイントで)実行される。判定部78に示すように、アプリケーションの実行時に、アプリケーションの実行が料金請求されるかの判定がなされる。判定部78において料金請求可能イベントが示されれば、ステップ80に示すように、料金請求可能イベントに関するデータが料金請求サーバ16に送信される。また判定部78において、このアプリケーション実行が料金請求可能イベントとして示されないのであれば、判定部82に示すように、このアプリケーション実行の継続(あるいはその他の定期的イベント)が料金請求可能であるかが判定される。
【0022】
判定部82において料金請求可能イベントであると判定されれば、ステップ84に示すように、このアプリケーションの実行期間が監視される。そして、ステップ86に示すように、適切な期間の経過後、料金請求可能イベントに関するデータが料金請求サーバ16に送信される。一方、判定部82において、アプリケーションの実行の継続、又はその他の実行パラメータが、料金請求可能イベントとして示されなければ、この処理は、ダウンロードされた特定のアプリケーションの監視を停止する。
【0023】
図5は、無線デバイス12,18,20,22のコンピュータプラットフォーム上で実行される処理の別の実施例を示す。ここでは、料金請求可能イベントに関するデータが、無線デバイスで収集され、その後、無線デバイスから料金請求サーバ16へと定期的に送信されるか、あるいは、料金請求サーバ16からの料金請求可能イベントに関するデータの送信に対する要求に応答して送信される。この処理はステップ90に示すように、アプリケーションを実行の開始する無線デバイス12,18,20,22によって開始される。そして、判定部92に示すように、このアプリケーション実行が、料金請求可能イベントであるかが判定される。もしも判定部92において、料金請求可能イベントが示されるならば、料金請求可能イベントに関するデータは、ステップ94に示すように、無線デバイス12,18,20,22において格納される。また判定部92において、このアプリケーション実行が料金請求可能イベントとして示されないのであれば、判定部96に示すように、このアプリケーションの実行の継続が、料金請求可能であるかが判定される。もしも判定部96において、料金請求可能イベントが示されれば、ステップ98において、このアプリケーションの実行期間が監視され、ステップ100では、料金請求可能イベントに関するデータが格納される。また判定部96において、このアプリケーション実行が料金請求可能イベントとして示されないのであれば、判定部102において、無線デバイス12,18,20,22からの料金請求可能イベントに関するデータの送信の期間が経過したかが判定される。
【0024】
判定部102において、この期間が経過していれば、ステップ106に示すように、無線デバイスに格納された料金請求可能イベントに関するデータが料金請求サーバ16に送信され、その後、処理は終了する。あるいは判定部102において、もしもこの期間が経過していなければ、判定部104において、料金請求サーバ16が、無線デバイスに対して、料金請求可能イベントに関するデータの送信を要求するよう指示したかが判定される。もしも料金請求サーバ16が、無線デバイスに指示したのであれば、ステップ106に示すように、無線デバイスは、料金請求可能イベントに関するデータを料金請求サーバ16に送信する。その後、処理は終了する。もしも判定部104において、無線デバイスが、料金請求可能イベントに関するデータを送信するように指示されていないのであれば、その後、処理は終了する。
【0025】
図6に示すように、料金請求サーバ16上で実行する処理の一つの実施例がフローチャートに示されている。このフローチャートでは、ステップ110において、料金請求サーバ16が、無線デバイス12,18,20,22の料金請求可能イベントに対する請求書を生成せよとの要求を受信したことを示している。その後、ステップ112に示すように、料金請求サーバ16は、無線デバイス12,18,20,22に対して、格納した料金請求可能イベントに関するデータを送信するように指示する。その後、判定部114に示すように、各無線デバイスの料金請求可能イベントに関するデータが受信されたかが判定される。判定部114では、特定の無線デバイスに対する料金請求可能イベントに関するデータが受信されていなければ、その無線デバイスに対する料金請求可能イベント検索についてエラーが返される。さもなければ、料金請求情報が要求されている無線デバイス12,18,20,22に対する料金請求可能イベントの全てが一旦取得されると、ステップ118に示すように、料金請求情報が生成される。そして、ステップ120に示すように、この料金請求情報がキャリアに送信される。その後、料金請求情報生成処理が終了する。図6の実施例は、キャリアは最終的には全てのサービスについて無線デバイス12,18,20,22の加入者に料金請求することを仮定しているが、ステップ120も同様に無線デバイスの加入者に請求書を送ることが可能である。
【0026】
システム10は、無線ネットワーク14上の無線デバイス12,18,20,22上で発生する料金請求可能イベントを追跡する方法を提供する。この方法は、無線デバイス12,18,20,22とエンドユーザのインタラクションによって一つ又は複数の料金請求可能イベントが発生することと、いずれかの料金請求サーバ16で発生した一つ又は複数の料金請求可能イベントに基づいて料金請求可能イベントに関するデータを生成することと、少なくとも料金請求サーバ16を用いて料金請求可能イベントに関するデータを収集することとの各ステップを含む。料金請求可能イベントに関するデータを収集するステップは、料金請求サーバ16においてなされうる。あるいは、無線デバイス12においてなされうる。その後、この方法はさらに、料金請求可能イベントに関するデータを少なくとも一つのサーバに送信するステップを含む。この方法は、収集された料金請求可能イベントに関するデータに基づいて、料金請求サーバ26において、無線デバイスに対する請求書を作成するステップを含む。そのような実施例では、この方法はまた、料金請求サーバ16からの請求書を、例えばスタンドアローンサーバ32のような無線ネットワーク14上の他のコンピュータデバイスに送信するステップをも含む。
【0027】
一つ又は複数の料金請求可能イベントを発生させるステップでは、無線ネットワーク14上のアプリケーションダウンロードサーバ30から無線デバイスコンピュータプラットフォーム50へのアプリケーションのダウンロードによって、無線デバイス上でのアプリケーションの実行によって、無線ネットワーク14上の他のコンピュータデバイス上に存在するアプリケーションへの無線デバイスによるアクセスによって、又は無線デバイス12,18,20,22におけるアプリケーション実行の継続期間が経過することによって、料金請求可能イベントが発生する。
【0028】
無線デバイス12,18,20,22から料金請求可能イベントに関するデータを送信するステップは、図6に示すように、イベントの終了時に、又は予め定めた時間間隔で、料金請求可能イベントに関するデータを料金請求サーバ16に送信することができる。無線デバイスから料金請求可能イベントに関するデータを取得するために、この方法は更に、図6に示すように、料金請求可能サーバ16から無線デバイス12,18,20,22に対して、料金請求可能イベントに関するデータを送信するように指示するステップを含む。更に、料金請求可能イベントに関するデータを生成するステップは、料金請求サーバ16、無線デバイス12,18,20,22、又はその両方においてなされうる。
【0029】
料金請求サーバ16又は無線デバイス12,18,20,22のようなコンピュータデバイスのコンピュータプラットフォーム上で実行可能な方法を考慮して、本発明は、コンピュータ読取可能媒体上に存在するプログラムを含む。ここでは、このプログラムが、コンピュータプラットフォームを持つコンピュータデバイス、あるいはサーバに対して、本方法のステップを実行するように指示する。コンピュータ読取可能媒体は、料金請求サーバ16のメモリでありうる。または、料金請求可能イベントデータベース28のような接続性データベース内にありうる。更に、コンピュータ読取可能媒体は、例えば磁気ディスク又はテープ、光ディスク、ハードディスク、フラッシュメモリ、又は当該技術分野で知られたようなその他の記憶媒体のような無線デバイスコンピュータプラットフォーム上にロードされることが可能な2次記憶媒体内にありうる。
【0030】
図4、図5、及び図6のコンテクストでは、本方法は、例えば無線デバイスコンピュータプラットフォーム50、料金請求サーバ16、及びスタンドアローンサーバ32のような無線ネットワーク14の一部を操作し、機械読取可能命令のシーケンスを実行することによって実行される。この命令は、様々なタイプの信号ベアリング、又はデータ記憶1次、2次、あるいは3次媒体内に存在しうる。例えば、この媒体は、無線ネットワーク14の構成要素内にあり、無線ネットワーク14によってアクセス可能なRAM(図示せず)を備える。RAM、ディスク、又はその他の2次記憶媒体に含まれていようとも、この命令は、DASD記憶装置(例えば従来式「ハードドライブ」又はRAIDアレイ)、磁気テープ、電子読取専用メモリ(例えばROM、EPROM、又はEEPROM)、フラッシュメモリカード、光記憶装置(例えばCD−ROM、WORM、DVD、デジタル光テープ)、紙「パンチ」カード、又は、デジタル及びアナログ送信媒体を含むその他の適切なデータ記憶媒体のような様々な機械読取可能なデータ記憶媒体に格納されうる。
【0031】
前述の開示が本発明の例示的な例を示している一方、特許請求の範囲で定義されたような本発明の範囲から逸脱することなく種々の変更や変形がなされうることが言及されるべきである。更に、本発明の要素は、単数で記載又は権利主張されているが、単数への限定が明示的に述べられない限り、複数も考慮される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線ネットワーク上の無線デバイス上で起こる請求可能イベントを追跡するシステムであって、
無線ネットワークを介して他のコンピュータデバイスと選択的に通信する一つ又は複数の無線デバイスを備え、コンピュータプラットフォームを含む各無線デバイスは更に、選択的にソフトウェアアプリケーションのダウンロードと実行を行い、前記各無線デバイスのエンドユーザによってアクセス可能であり、前記ネットワークを介した他のコンピュータデバイスとの、及び前記無線デバイスとの前記エンドユーザ対話は一つ又は複数の請求可能イベントを起こし、
前記無線ネットワークを介して前記一つ又は複数の無線デバイスと選択的に通信する少なくとも一つのサーバを備え、
前記一つ又は複数の無線デバイスに対する請求可能イベントデータは、前記少なくとも一つのサーバにおいて収集されるシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記請求可能イベントデータは、前記少なくとも一つのサーバにおいてのみ収集されるシステム。
【請求項3】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記請求可能イベントデータは、前記無線デバイスにおいて収集され、前記少なくとも一つのサーバへ送信されるシステム。
【請求項4】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記少なくとも一つのサーバは、更に、前記収集された請求可能イベントデータに基づいて無線デバイスのための請求書を生成するシステム。
【請求項5】
請求項4に記載のシステムにおいて、前記生成された請求書は、前記少なくとも一つのサーバから、前記無線ネットワーク上のもう一つのコンピュータデバイスへ送信されるシステム。
【請求項6】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記請求可能イベントは、前記無線ネットワーク上のアプリケーションダウンロードサーバから、前記無線デバイスのコンピュータプラットフォームへの、アプリケーションのダウンロードであるシステム。
【請求項7】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記請求可能イベントは、前記無線デバイス上のアプリケーションの実行であるシステム。
【請求項8】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記請求可能イベントは、前記無線ネットワーク上のもう一つのコンピュータデバイス上に存在するアプリケーションへのアクセスであるシステム。
【請求項9】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記請求可能イベントは、アプリケーションの実行の期間の経過であるシステム。
【請求項10】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記無線デバイスは、前記イベントの完了時において、請求可能イベントに関するデータを前記少なくとも一つのサーバへ送信するシステム。
【請求項11】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記無線デバイスは、前記少なくとも一つのサーバから問い合わせがあると、前記少なくとも一つのサーバへ、請求可能イベントに関するデータを送信するシステム。
【請求項12】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記無線デバイスは、予め定めた時間間隔で、請求可能イベントに関するデータを前記少なくとも一つのサーバに送信するシステム。
【請求項13】
無線ネットワーク上の無線デバイスで起こる請求可能イベントを追跡するシステムであって、
一つ又は複数の請求可能イベントを起こし、無線ネットワークを介してコンピュータデバイスと選択的に通信する無線通信手段と、
前記無線通信手段から前記請求可能イベントデータを収集する手段とを備えるシステム。
【請求項14】
無線ネットワークを介して他のコンピュータデバイスと選択的に通信する無線デバイスであって、前記無線でバスは、エンドユーザとコンピュータプラットフォームとを含み、更に、選択的にソフトウェアアプリケーションのダウンロードと実行とを行うとともに前記エンドユーザによってアクセス可能であり、前記無線ネットワークを介した他のコンピュータデバイスと、及び前記無線デバイスとの前記エンドユーザ対話が一つ又は複数の請求可能イベントを起こし、前記無線デバイスは請求可能イベントデータを収集する無線デバイス。
【請求項15】
請求項14に記載の無線デバイスにおいて、前記請求可能イベントデータは、前記無線ネットワークを介してもう一つのコンピュータデバイスに送信される無線デバイス。
【請求項16】
請求項14に記載の無線デバイスにおいて、前記請求可能イベントは、前記無線デバイスコンピュータプラットフォームへのアプリケーションのダウンロードである無線デバイス。
【請求項17】
請求項14に記載の無線デバイスにおいて、前記請求可能イベントは、前記無線デバイス上のアプリケーションの実行である無線デバイス。
【請求項18】
請求項14に記載の無線デバイスにおいて、前記請求可能イベントは、前記無線ネットワーク上のもう一つのコンピュータデバイス上に存在するアプリケーションへの前記無線デバイスのアクセスである無線デバイス。
【請求項19】
請求項14に記載の無線デバイスにおいて、前記請求可能イベントは、前記無線デバイスコンピュータプラットフォームにおけるアプリケーションの実行期間の経過である無線デバイス。
【請求項20】
請求項15に記載の無線デバイスにおいて、前記無線デバイスは、前記請求可能イベントの完了時において、請求可能イベントデータをもう一つのコンピュータデバイスに送信する無線デバイス。
【請求項21】
請求項15に記載の無線デバイスにおいて、前記無線デバイスは、予め定めた時間間隔で、請求可能イベントデータをもう一つのコンピュータデバイスに送信する無線デバイス。
【請求項22】
無線ネットワーク上の無線デバイス上で起こる請求可能イベントを追跡し請求書を送る請求サーバであって、前記サーバは、前記無線ネットワークを介して一つ又は複数の無線デバイスと選択的に通信し、前記無線デバイスはエンドユーザとコンピュータプラットフォームとを含み、更に選択的にソフトウェアアプリケーションのダウンロードと実行とを行うとともに前記エンドユーザによってアクセス可能であり、前記無線ネットワークを介した他のコンピュータデバイスと、及び前記無線デバイスとの前記エンドユーザ対話が一つ又は複数の請求可能イベントを起こし、前記サーバは、前記一つ又は複数の無線デバイスから請求可能イベントデータを収集するサーバ。
【請求項23】
請求項22に記載のサーバにおいて、前記請求可能イベントデータは前記サーバにおいてのみ収集されるサーバ。
【請求項24】
請求項22に記載のサーバにおいて、前記請求可能イベントデータは、前記ネットワーク上の一つ又は複数の他のコンピュータデバイスから前記サーバに送信されるサーバ。
【請求項25】
請求項22に記載のサーバにおいて、前記サーバは更に前記収集した請求可能イベントデータに基づいて無線デバイスに対する請求書を生成するサーバ。
【請求項26】
請求項25に記載のサーバにおいて、前記生成された請求書は、前記無線ネットワーク上のもう一つのコンピュータデバイスに前記サーバから送信されるサーバ。
【請求項27】
請求項22に記載のサーバにおいて、前記サーバは、前記一つ又は複数の無線デバイスに対して請求可能イベントデータを送信するように指示するサーバ。
【請求項28】
請求項24に記載のサーバにおいて、前記サーバは、前記ネットワーク上の他のコンピュータデバイスから無線デバイスによってダウンロードされたアプリケーションに基づいて請求可能イベントデータを収集するサーバ。
【請求項29】
無線ネットワーク上の無線デバイス上で起こる請求可能イベントを追跡する方法であって、
無線ネットワークを介して他のコンピュータデバイスと選択的に通信する無線デバイスとのエンドユーザ対話を通じて一つ又は複数の請求可能イベントを起こすことであって、コンピュータプラットフォームを含む前記無線デバイスは、更に選択的にソフトウェアアプリケーションのダウンロードと実行を行い、前記エンドユーザによってアクセス可能であることと、
一つ又は複数の請求可能イベントに基づいて請求可能イベントデータを生成することと、
前記無線ネットワーク上の少なくとも一つのサーバを用いて前記請求可能イベントデータを収集することとの各ステップを備える方法。
【請求項30】
請求項29に記載の方法において、前記請求可能イベントデータを収集するステップは、前記少なくとも一つのサーバにおいてのみ起こる方法。
【請求項31】
請求項29に記載の方法において、前記請求可能イベントデータを収集するステップは、前記無線デバイスにおいて起こり、前記請求可能イベントデータを前記少なくとも一つのサーバに送信するステップを更に備える方法。
【請求項32】
請求項29に記載の方法において、前記収集された請求可能イベントデータに基づいて無線デバイスに対して、前記少なくとも一つのサーバにおいて請求書を生成するステップを更に備える方法。
【請求項33】
請求項32に記載の方法において、前記無線ネットワーク上のもう一つのコンピュータデバイスに対して前記少なくともひとつのサーバから前記請求書を送信するステップを更に備える方法。
【請求項34】
請求項29に記載の方法において、前記一つ又は複数の請求可能イベントを起こすステップは、前記無線ネットワーク上のアプリケーションダウンロードサーバから前記無線デバイスコンピュータプラットフォームへのアプリケーションのダウンロードを通じて請求可能イベントを起こす方法。
【請求項35】
請求項29に記載の方法において、前記一つ又は複数の請求可能イベントを起こすステップは、前記無線デバイス上のアプリケーションの実行を通じて請求可能イベントを起こす方法。
【請求項36】
請求項29に記載の方法において、前記一つ又は複数の請求可能イベントを起こすステップは、前記無線ネットワーク上のもう一つのコンピュータデバイス上に存在するアプリケーションへの前記無線デバイスのアクセスを通じて請求可能イベントを起こす方法。
【請求項37】
請求項29に記載の方法において、前記一つ又は複数の請求可能イベントを起こすステップは、前記無線デバイスにおいてアプリケーションの実行の期間の経過を通じて請求可能イベントを起こす方法。
【請求項38】
請求項31に記載の方法において、前記無線デバイスから請求可能イベントデータを送信するステップは、前記イベントの完了時において前記請求可能イベントデータを前記少なくとも一つのサーバに送信する方法。
【請求項39】
請求項31に記載の方法において、前記少なくとも一つのサーバから前記無線デバイスに対して、請求可能イベントデータを送信するよう指示するステップを更に備える方法。
【請求項40】
請求項31に記載の方法において、前記無線デバイスから請求可能イベントデータを送信するステップは、予め定めた時間間隔で、前記請求可能イベントデータを前記少なくとも一つのサーバに送信する方法。
【請求項41】
請求項34に記載の方法において、前記請求可能イベントデータを生成するステップは、前記少なくとも一つのサーバにおいて起こる方法。
【請求項42】
請求項29に記載の方法において、前記請求可能イベントデータを生成するステップは、前記無線デバイスにおいて起こる方法。
【請求項43】
無線ネットワーク上の無線デバイス上で起こる請求可能イベントを追跡する方法であって、
無線ネットワーク上の無線デバイスにおける請求可能イベント発生ステップと、
前記一つ又は複数の請求可能イベントに基づく請求可能イベントデータのデータ生成ステップと、
前記無線ネットワーク上における前記少なくとも一つのサーバにおいて起こる、前記請求可能イベントデータのデータ収集ステップとを備える方法。
【請求項44】
無線ネットワーク上のコンピュータによって実行された時、以下のステップの実行を通じて無線ネットワーク上の無線通信デバイス上で起こる請求可能イベントを記録するコンピュータプログラムであって、
無線ネットワークを介して他のコンピュータデバイスと選択的に通信し、選択的にソフトウェアアプリケーションのダウンロードと実行とを行う無線デバイスとのエンドユーザ対話を通じて起こる請求可能イベントについて、一つ又は複数の無線通信デバイスからデータを収集することと、
前記それぞれの無線デバイスにおいて起こる前記一つ又は複数の請求可能イベントに基づいて前記一つ又は複数の無線通信デバイスについての請求データを生成することとの各ステップを備えるプログラム。
【請求項45】
請求項44に記載のプログラムにおいて、前記プログラムは、前記請求可能イベントデータを収集するステップを、前記コンピュータデバイスにおいてのみ起こさせるプログラム。
【請求項46】
請求項44に記載のプログラムにおいて、前記プログラムは、請求可能イベントデータを収集するステップを前記無線通信デバイスにおいて起こさせ、前記請求可能イベントデータを前記少なくとも一つのサーバへ送信するステップを更に備えるプログラム。
【請求項47】
請求項44に記載のプログラムにおいて、前記プログラムは更に、前記収集された請求可能イベントデータに基づいて、前記コンピュータデバイスに対して、無線通信デバイスについての請求書を生成するステップを実行するように命令するプログラム。
【請求項48】
請求項44に記載のプログラムにおいて、前記プログラムは更に、前記コンピュータデバイスに対して、前記請求書を前記無線ネットワーク上のもう一つのコンピュータデバイスに送信するステップを実行するように命令するプログラム。
【請求項49】
請求項44に記載のプログラムにおいて、前記プログラムは更に、無線通信デバイスに請求可能イベントデータを送信するように指示するステップを実行するように前記コンピュータデバイスに対して命令するプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−170563(P2010−170563A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−36162(P2010−36162)
【出願日】平成22年2月22日(2010.2.22)
【分割の表示】特願2004−531873(P2004−531873)の分割
【原出願日】平成15年8月28日(2003.8.28)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】