説明

無線機およびその通信方法

【課題】簡易な構成により、シャドウイングにより通信が失敗する可能性およびマルチパスフェージングの影響を減少させる。
【解決手段】本発明の無線機は、移動中の通信機との通信に使用される複数のアンテナ132,142と、複数のアンテナ132,142の中から通信に使用するアンテナを当該通信の通信フレーム単位の時分割で切り替えながら通信機と通信を行う無線通信手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線機およびその通信方法に関し、特に、移動中の通信機との間の通信技術に関する。
【背景技術】
【0002】
高速道路の課金システムとして、ETC(Electronic Toll Collection)システムが知られている。
【0003】
現行のETCシステムにおいては、料金所ブース毎に路側無線機を設置し、この路側無線機と、料金所ブースを通過する車やバイク等の車両に搭載された車載無線機とが通信を行うことで高速道路の通行料の課金が行われている。一般的に、路側無線機には指向性の強いアンテナが1台設けられており、路側無線機が設置されている料金所ブースを通過する車両の搭載された車載無線機とのみ通信を行うように設計されている。しかし、実際には、路側無線機が、隣の料金所ブースを通過する車両に搭載されている車載無線機と通信を行ってしまい、二重課金等の課金ミスが生じる場合がある。そのため、特許文献1には、料金所ブースに設置する路側無線機に複数のアンテナを設け、それらを同一の通信範囲をカバーする異なる位置に設置し、全てのアンテナを介して車載無線機と通信を行えた場合に車載無線機と路側無線機との間で課金情報のやり取りを行うことで、他の料金所ブースを通過する車両に対する二重課金等の課金ミスが生じる可能性を減少させる技術が記載されている。なお、特許文献1に記載の路側無線機は、車載無線機との間で行う通信の通信フレーム単位の時分割でアンテナを切り替えながら車載無線機と通信を行う。
【0004】
また、近年、次世代型のETCシステムとしてフリーフロー方式のETCシステムが提案されている。フリーフロー方式では、現行のETCシステムのような料金所ブースを設けず、高速で走行する車両に搭載されている車載無線機と、道路上や道路脇等に設置された路側無線機とが通信を行うことで通行料の課金を行う。そのため、フリーフロー方式では、現行のETCシステムにおいて料金所ブース近辺で発生している渋滞を緩和することができる。
【0005】
図8は、一般的なフリーフロー方式のETCシステムで用いられる路側無線機の構成を示す図である。
【0006】
図8に示すように、一般的なフリーフロー方式のETCシステムで用いられる路側無線機は、車載無線機との通信に使用されるアンテナ532と、アンテナ532を介して車載無線機との通信に使用する電波信号等の高周波信号の送受信を行う高周波部531と、アンテナ532および高周波部531を介して車載無線機と通信を行う無線制御部521と、無線制御部521が行った通信により得られた情報に基づいて課金等の処理を行うETC制御部511とを有している。
【0007】
図9は、図8に示した路側無線機と車載無線機との間で行われる通信の通信フレームを示す図である。
【0008】
図9に示すように、ETCシステムにおいて路側無線機と車載無線機との間の通信に使用される通信フレームは複数のスロットから構成されている。ここで、FCMS(Frame Control Message Slot)は、通信フレーム全体を制御する下りのスロット、つまり路側無線機から車載無線機に送信される、通信を制御するための通信制御信号に使用するスロットを示している。また、MDS(Message Data Slot)は、路側無線機と車載無線機との間で課金に関するETC情報のやり取りを行うために使用するスロットを示している。また、ATCS(Activation Slot)は、通信フレーム全体を制御する上りのスロット、つまり車載無線機から路側無線機に送信される通信制御信号に使用するスロットを示している。路側無線機と車載無線機との間の通信は、この様な通信フレームを使用して、通信フレーム321,322,323,324,・・・と通信フレーム単位で行われる。
【0009】
図10は、図8に示した路側無線機を用いたフリーフロー方式のETCシステムの動作の一例を説明するための図である。
【0010】
図10に示すように、図8に示した路側無線機は、道路上や道路脇等に設置されたアンテナ532を介して、道路を走行中の車両に搭載されている車載無線機と通信を行う。この際、道路にはトラック等の大型車両217や自家用車等の小型車両216などが混在して走行していることが想定されるため、大型車両217により生じるシャドウイング範囲205に小型車両216が入ってしまう場合がある。この場合、アンテナ132を介して通信可能な範囲である通信範囲204内に小型車両216が位置していても、大型車両217のシャドウイングによりアンテナ532を介した路側無線機と小型車両216に搭載されている車載無線機と通信が失敗する可能性がある。また、アンテナ532にて送受信される電波信号は、道路周辺の構造物や走行中の車両により反射されるため、マルチパスフェージングの影響により路側無線機と車載無線機との間の通信品質が劣化し、通信が失敗する可能性がある。
【0011】
また、特許文献2には、路側無線機に複数のアンテナを設け、路側無線機が複数のアンテナを切り替えながら車載無線機に電波を送信し、その応答を全てのアンテナで受信し、受信した応答のうち受信電波の受信強度が最も強い応答を受信データとして使用する技術が記載されている。この技術によれば、複数のアンテナを使用することで、シャドウイングにより通信が失敗する可能性を減少させることができる。また、複数のアンテナを使用することでアンテナと車両との間の位置関係を変化させ、且つ、アンテナで受信された受信電波の受信強度が最も強い応答を受信データとして使用することで、マルチパスフェージングの影響を減少させることができる。
【特許文献1】特開2004−215197号公報
【特許文献2】特開2000−299654号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかし、特許文献2に記載の技術では、路側無線機が複数のアンテナで受信された受信信号の受信強度の測定および比較を行う必要があるため、その構成が複雑になってしまうという問題がある。
【0013】
また、特許文献1に記載の技術においては、路側無線機は、全てのアンテナを介して車載無線機と通信が成功しないと課金情報のやり取りを行わないが、全てのアンテナで通信が成功するのを待ってから課金情報のやり取りを行っていては、高速で走行している車両を課金対象とするフリーフロー方式のETCシステムにおいては課金漏れが生じてしまい対応することができない。
【0014】
本発明の目的は、簡易な構成により、シャドウイングにより通信が失敗する可能性およびマルチパスフェージングの影響を減少させることができる無線機およびその通信方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するために本発明の無線機は、
移動中の通信機との通信に使用される複数のアンテナと、
前記複数のアンテナの中から前記通信に使用するアンテナを当該通信の通信フレーム単位の時分割で切り替えながら前記通信機と通信を行う無線通信手段とを有する。
【0016】
上記目的を達成するために本発明の通信方法は、
移動中の通信機との通信に使用される複数のアンテナと、前記複数のアンテナを使用して前記通信機と通信を行う無線通信手段とを有する無線機が行う通信方法であって、
前記複数のアンテナの中から前記通信に使用するアンテナを当該通信の通信フレーム単位の時分割で切り替える切り替えステップを有する。
【発明の効果】
【0017】
上述したように、本発明によれば、無線通信手段は、異なる位置に配置された複数のアンテナの中から、移動中の通信機との通信に使用するアンテナを通信フレーム単位の時分割で切り替えながら通信を行う。
【0018】
このように、通信に使用するアンテナを通信フレーム単位の時分割で順次切り替えながら通信を行うため、簡易な構成で実現でき、また、異なる位置に配置されたアンテナを切り替えて使用することでシャドウイングにより通信が失敗する可能性およびマルチパスフェージングの影響を減少させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の無線機の第1の実施形態の構成を示す図である。
【0021】
図1に示すように、本実施形態の無線機は、ETC制御部111と、無線制御部121と、高周波部131,141と、アンテナ132,142とを有している。なお、本発明の無線通信手段は、無線制御部121および高周波部131,141から構成される。
【0022】
アンテナ132,142は、走行中の車両に搭載された通信機である車載無線機との通信に使用される。なお、アンテナ132,142は、シャドウイングによる車載無線機との通信の失敗を避けるために異なる位置に設けられる。
【0023】
高周波部131,141は、それぞれアンテナ132,142を介して車載無線機との通信に使用する電波信号等の高周波信号の送受信を行う。
【0024】
無線制御部121は、車載無線機との通信に使用する高周波部131,141を切り替えるスイッチ122を有しており、スイッチ122を用いて車載無線機との通信の通信フレーム単位の時分割で高周波部131,141を切り替えながら、高周波部131およびアンテナ132もしくは高周波部141およびアンテナ142を介して車載無線機と通信を行う。
【0025】
ETC制御部111は、無線制御部121で行われた通信により得られた情報に基づいて課金等の処理を行う。
【0026】
以下に、本実施形態の無線機を使用したフリーフロー方式のETCシステムの動作について説明する。
【0027】
図2は、図1に示した無線機を使用したフリーフロー方式のETCシステムの動作の一例を説明するための図である。なお、ここでは、図1に示した無線制御部121は、通信範囲201内に位置する車両に搭載されている車載無線機とアンテナ132,142を介して通信可能なものとする。
【0028】
また、図3は、図1に示した無線制御部121がアンテナ132,142を介して車両に搭載されている車載無線機と通信する際の動作を説明するための図である。
【0029】
図3に示すように、無線制御部121は、スイッチ122によって、通信フレーム単位の時分割で高周波部131およびアンテナ132と、高周波部141およびアンテナ142とを切り替えながら通信を行う。
【0030】
まず、図2に示した無線制御部121は、スイッチ122を図1に示すように高周波部131と接続するように設定し、図3に示した通信フレーム301を使用して高周波部131およびアンテナ132を介して小型車両211に搭載されている車載無線機に電波信号を送信する。
【0031】
しかし、図2に示すように、小型車両211はアンテナ132の通信範囲201内に位置しているが、アンテナ132から見ると小型車両211は大型車両212のシャドウイング範囲202に入っているため、小型車両211に搭載されている車載無線機はアンテナ132から送信された電波信号を受信することができず、無線制御部121と車載無線機との間の通信は失敗する。
【0032】
次に、無線制御部121は、通信フレーム301を使用した通信に要する時間が経過すると、通信フレーム301を使用した通信の成否に関わらず、スイッチ122を高周波部141と接続するように切り替える。無線制御部121は、スイッチ122の切り替え後、通信フレーム302を使用して高周波部141およびアンテナ142を介して小型車両211に搭載されている車載無線機に電波信号を送信する。
【0033】
この場合、図2に示すように、通信範囲201に位置する小型車両211とアンテナ142との間には大型車両152のような遮蔽物が存在しないため、小型車両211に搭載されている車載無線機はアンテナ142から送信された電波信号を受信することができ、無線制御部121と車載無線機との間の通信は成功する。これにより、無線制御部121と車載無線機との間で課金に関するETC情報のやり取りが行われ、ETC制御部111は、この通信により得られたETC情報を用いて課金等の処理を行う。
【0034】
以降も、無線制御部121は、通信フレーム単位の時分割でスイッチ122を切り替えることで、高周波部131およびアンテナ132と、高周波部141およびアンテナ142とを切り替えながら通信範囲201内に位置する車両に搭載されている車載無線機との通信を行う。
【0035】
上述したように、本実施形態の無線機においては、無線制御部121は、異なる位置に配置されたアンテナ132,142の中から、走行中の車両に搭載された車載無線機との通信に使用するアンテナを通信フレーム単位の時分割で切り替えながら通信を行う。
【0036】
このように、通信に使用するアンテナを通信フレーム単位の時分割で順次切り替えながら通信を行うため、簡易な構成で実現でき、また、異なる位置に配置されたアンテナ132,142を切り替えて使用することでシャドウイングにより通信が失敗する可能性およびマルチパスフェージングの影響を減少させることができる。
【0037】
なお、本実施形態においては、アンテナ132,142および高周波部131,141は、それぞれ2台ずつしか設けていないが、これらを3台以上設けて、無線制御部121が、それらを通信フレーム単位の時分割で切り替えながら車載無線機と通信を行っても良い。
【0038】
図4は、図1に示した無線機において、アンテナおよび高周波部を3台ずつ設けた場合の構成を示す図である。
【0039】
この場合、無線制御部121は、スイッチ122を使用して、高周波部131およびアンテナ132と、高周波部141およびアンテナ142と、高周波部151およびアンテナ152とを通信フレーム単位の時分割で切り替えながら車載無線機と通信を行う。
【0040】
以下に、図4に示した無線機を使用したフリーフロー方式のETCシステムの動作について説明する。
【0041】
図5は、図4に示した無線機を使用したフリーフロー方式のETCシステムの動作の一例を説明するための図である。なお、ここでは、無線制御部121は、通信範囲203内に位置する車両に搭載されている車載無線機とアンテナ132,142,152を介して通信可能なものとする。
【0042】
図6は、図4に示した無線制御部121がアンテナ132,142,152を介して車両に搭載されている車載無線機と通信する際の動作を説明するための図である。
【0043】
図6に示すように、無線制御部121は、高周波部131およびアンテナ132と、高周波部141およびアンテナ142と、高周波部151およびアンテナ162とを通信フレーム単位の時分割で切り替えながら通信を行う。
【0044】
図5に示した例では、小型車両213は、アンテナ132から見ると大型車両214のシャドウイング範囲に入っており、アンテナ142から見ると大型車両215のシャドウイング範囲に入っている。そのため、図6に示した通信フレーム311を使用したアンテナ132を介した無線機と小型車両213に搭載されている車載無線機との通信、および通信フレーム312を使用したアンテナ142を介した無線機と小型車両213に搭載されている車載無線機との通信は失敗する可能性が高い。
【0045】
これに対し、小型車両213とアンテナ152との間には大型車両214,215のような遮蔽物が存在しないため、通信フレーム313を使用したアンテナ152を介した無線機と小型車両213に搭載されている車載無線機との通信は成功する可能性が高い。
【0046】
この様に、無線機に設けるアンテナの数を増やし、無線機の死角を減らすことで、シャドウイングにより通信が失敗する可能性およびマルチパスフェージングの影響をより減少させることができる。
【0047】
(第2の実施形態)
図7は、本発明の無線機の第2の実施形態の構成を示す図である。
【0048】
図7に示すように、本実施形態の無線機は、ETC111と、無線制御部421と、高周波部431と、アンテナ132,142とを有している。なお、本発明の無線通信手段は、無線制御部421および高周波部431から構成される。また、以降、図2に示した無線機の構成要素のうち、図1に示した第1の実施形態と同様の構成要素については、図1と同様の符号を付し説明を省略する。
【0049】
無線制御部421は、アンテナ132,142のうち車載無線機との通信に使用するアンテナを通信フレーム単位の時分割で変更しながら選択し、アンテナ132,142を識別するための識別子であるアンテナIDを用いて、選択したアンテナを高周波部431に通知する。また、無線制御部421は、高周波部431と選択したアンテナとを介して車載無線機と通信を行う。
【0050】
高周波部431は、アンテナ132,142を切り替えるスイッチ432を有しており、スイッチ432を切り替えることにより、アンテナ132,142のうち無線制御部421にて選択されたアンテナを介して車載無線機との通信に使用する電波信号等の高周波信号の送受信を行う。
【0051】
このように、本実施形態においては、高周波部431にスイッチ432を設けてアンテナの切り替えを行うことで、図1に示した第1の実施形態の無線機と比較して高周波部の台数が少なくてすむ。そのため、第1の実施形態と比較して、無線機に掛かるコストを減少させることができる。ただし、本実施形態の無線機においては、高周波信号の送受信を行う関係で高周波部431とアンテナ132,142との間の距離を長くとることが困難なため、アンテナ132,142の間の距離をあまり離して設置することができない。
【0052】
なお、上述した第1の実施形態および第2の実施形態では、本発明の無線機をフリーフロー方式のETCシステムで使用する場合について説明したが、本発明の無線機は、路車間無線通信を行う全てのシステムに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の無線機の第1の実施形態の構成を示す図である。
【図2】図1に示した無線機を使用したフリーフロー方式のETCシステムの動作の一例を説明するための図である。
【図3】図1に示した無線制御部がアンテナを介して車両に搭載されている車載無線機と通信する際の動作を説明するための図である。
【図4】図1に示した無線機において、アンテナおよび高周波部を3台ずつ設けた場合の構成を示す図である。
【図5】図4に示した無線機を使用したフリーフロー方式のETCシステムの動作の一例を説明するための図である。
【図6】図4に示した無線制御部がアンテナを介して車両に搭載されている車載無線機と通信する際の動作を説明するための図である。
【図7】本発明の無線機の第2の実施形態の構成を示す図である。
【図8】一般的なフリーフロー方式のETCシステムで用いられる路側無線機の構成を示す図である。
【図9】図8に示した路側無線機と車載無線機との間で行われる通信の通信フレームを示す図である。
【図10】図8に示した路側無線機を用いたフリーフロー方式のETCシステムの動作の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
【0054】
111 ETC制御部
121,421 無線制御部
122,432 スイッチ
131,141,151,431 高周波部
132,142,152 アンテナ
201,203 通信範囲
202 シャドウイング範囲
211,213 小型車両
212,214,215 大型車両
301〜315 通信フレーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動中の通信機との通信に使用され、異なる位置に配置された複数のアンテナと、
前記複数のアンテナの中から前記通信に使用するアンテナを当該通信の通信フレーム単位の時分割で切り替えながら前記通信機と通信を行う無線通信手段とを有する無線機。
【請求項2】
請求項1に記載の無線機において、
前記無線通信手段は、
前記複数のアンテナ毎に設けられ、該アンテナを介して前記通信に使用する高周波信号の送受信を行う高周波部と、
前記通信フレーム単位の時分割で前記高周波部を切り替えながら、前記高周波部および該高周波部に対応するアンテナを介して前記通信機と前記通信を行う無線制御部とを有する、無線機。
【請求項3】
請求項1に記載の無線機において、
前記無線通信手段は、
前記複数のアンテナの中から前記通信に使用するアンテナを、前記通信フレーム単位の時分割で変更しながら選択する無線制御部と、
前記無線制御部にて選択されたアンテナを介して前記通信に使用する高周波信号の送受信を行う高周波部とを有し、
前記無線制御部は、前記高周波部と前記選択したアンテナとを介して前記通信機と通信を行う、無線機。
【請求項4】
移動中の通信機との通信に使用され、異なる位置に配置された複数のアンテナと、前記複数のアンテナを使用して前記通信機と通信を行う無線通信手段とを有する無線機が行う通信方法であって、
前記複数のアンテナの中から前記通信に使用するアンテナを当該通信の通信フレーム単位の時分割で切り替える通信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−135982(P2010−135982A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−308492(P2008−308492)
【出願日】平成20年12月3日(2008.12.3)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】