説明

無線通信デバイス間の直接通信のためのシステムおよび方法

無線通信デバイスは、ネットワーク通信リンクが無線通信ネットワークで確立されることを可能にするための従来の構成要素を含む。加えて、無線通信デバイスは、無線アクセスポイントの存在を検出する、非ネットワークトランシーバを含む。2つのかかる装備されたデバイスがアクセスポイントに接近する時、非ネットワーク無線通信リンクが確立される。2つのデバイスは、一致が存在するかを判定するために分析される、プロファイルデータの複数の部分を交換する。一致が生じる場合、コンタクト通知が生成される。これは、無線通信デバイスが、所有者が記憶されたユーザ選好データに一致するプロファイルを有する、他のデバイスの近接を検出する、自動検出ソーシャルネットワークデバイスとしての役割を果たすことを可能にする。後続の通信は、無線ネットワーク通信チャネルを使用した従来の方法で生じてもよく、また、追加情報を得るために、ウェブアプリケーションが使用されてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、無線通信デバイスに関し、より具体的には、無線通信デバイス間の直接通信を可能にするシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信ネットワークは、ありふれたものとなった。無数の基地局が、多くの異なる無線サービスプロバイダによって提供される。携帯電話、パーソナル通信システム(PCS)デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)デバイス、およびウェブ対応無線デバイス等の無線通信デバイスは、1つ以上の既知の通信プロトコルを使用して、種々の基地局と通信する。初期の携帯電話デバイスがアナログ操作および音声専用通信に制限されていた一方で、より最新の無線デバイスは、デジタル信号プロトコルを使用し、音声信号、画像データ、およびビデオストリーミングでさえの転送を可能にするのに十分な帯域幅を有する。加えて、ウェブ対応デバイスは、インターネットアクセス等のネットワークアクセスを提供する。
【0003】
全ての場合において、個々の無線通信デバイスは、1つ以上の基地局と通信する。2つの無線通信デバイスが相互から数フィートに位置する時でさえ、無線デバイス間の直接通信はない。すなわち、無線デバイスは、1つ以上の基地局および無線通信ネットワークの他の要素を介して、相互と通信する。
【0004】
いくつかの無線サービスプロバイダは、グループメンバーがプッシュトゥトーク(PTT)技術を使用して相互と通信することを可能にする、PTT技術を含んでいる。したがって、1人のグループメンバーがPTTボタンを押す時に、その個人からの通信は、他のグループメンバーの通信デバイスに自動的に伝送される。これは、無線デバイス間の直接通信のように見えるが、グループメンバー間の通信もまた、無線ネットワークの一部としての1つ以上の基地局を介して中継される。
【0005】
したがって、基地局を介して通信ネットワークと通信することができるが、近隣の無線デバイスと直接通信することもできる、無線通信デバイスの必要性があることが理解できる。本発明は、以下の発明を実施するための形態および添付の図面から明らかになるように、この利点および他の利点を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本教示に従った通信システムを実装するように構成される、システムアーキテクチャを示す図である。
【図2】図1の無線通信デバイスのうちの1つの機能ブロック図である。
【図3】図2の無線通信デバイスにおけるプロファイル記憶の一実施例を示す。
【図4】図2の無線通信デバイスの動作モードを示す。
【図5】図1の無線通信デバイスの動作を示す、フローチャートである。
【図6】代替の実施形態において通信システムを実装するように構成される、システムアーキテクチャを示す図である。
【図7】図6のアクセスポイントによって提供される、サービスエリアを示す。
【図8】図6の無線通信デバイスの動作を示す、フローチャートである。
【図9】情報を自動的に抽出し、ユーザ制御ウェブページと関連してそれを記憶するための、図6の無線通信デバイスの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書に記載するシステムは、従来の無線通信デバイスの通常の動作特徴を拡張する。上記のように、従来の無線通信デバイスは、基地局を介して無線通信ネットワークと通信する。本明細書に記載する拡張機能は、無線通信デバイスが短距離にわたって相互と直接通信することを可能にする、第2のトランシーバデバイスを提供する。無線通信デバイスは、図1のシステムアーキテクチャに図示されるシステム100の一部として図示される。システム100の複数の部分は、本明細書に簡潔に記載される、従来のネットワーク構成要素である。ここで「ジャンプ可能」デバイスまたは「ジャンプ」デバイスと称され得る、非ネットワーク通信能力は、以下により詳細に記載される。
【0008】
従来の無線通信ネットワーク102は、基地局104を含む。当業者は、典型的な無線通信ネットワーク102が多数の基地局104を含むことを理解するであろう。しかしながら、簡潔および明確にするために、かつ本発明を理解するために、図1は、単一の基地局104のみを示す。
【0009】
基地局104は、基地局コントローラ(BSC)106に連結される。同様に、BSC106は、ゲートウェイ108に連結される。BSC106はまた、移動通信交換局(図示せず)または他の従来の無線通信ネットワーク要素に連結されてもよい。ゲートウェイ108は、ネットワーク110へのアクセスを提供する。ネットワーク110は、無線通信ネットワーク102のプライベートコアネットワークであってもよく、またはインターネット等の広域パブリックネットワークであってもよい。図1において、ユーザコンピューティングデバイス112は、ネットワーク110に連結されるように図示される。
【0010】
簡潔にするために、無線通信ネットワークの多数の従来のネットワーク構成要素は、省略されている。特定のネットワーク構成要素は、無線通信ネットワーク102の実装に応じて異なり得る(例えば、CDMA対GSM(登録商標))。しかしながら、これらの要素は、当該技術分野において既知であり、本明細書においてより詳細に記載する必要はない。
【0011】
無線通信デバイス120〜128もまた、図1に示される。無線通信デバイス120〜128は、基地局104と通信することが可能である、多くの異なる種類の従来の無線通信デバイスの例示である。当業者は、無線通信ネットワーク102が種々の異なるシグナリングプロトコルを使用して通信し得ることを理解するであろう。例えば、システム100は、一例として、CDMA、WCDMA、GSM(登録商標)、UMTS等を使用して成功裏に実装され得る。システム100は、無線通信ネットワーク102に対する任意の特定の動作モードによって制限されない。
【0012】
図1に示すように、無線通信デバイス120は、無線ネットワーク通信リンク130を介して、基地局104と通信する。同様に、無線通信デバイス122は、無線ネットワーク通信リンク132を介して、基地局104と通信する。図1に示す無線通信デバイスのそれぞれ(例えば、無線通信デバイス120〜128)は、基地局104を介した無線通信ネットワーク102との従来の通信を可能にするために、従来のトランスミッタ/レシーバまたはトランシーバ構成要素を含有する。従来のネットワーク通信の動作の詳細は、当該技術分野において既知であり、本明細書においてより詳細に記載する必要はない。
【0013】
従来のネットワークトランシーバ構成要素に加えて、図1に示すジャンプ可能無線通信デバイス(例えば、無線通信デバイス120〜128)はまた、デバイス間の直接通信を可能にするために、第2の短距離トランシーバを含む。この短距離通信は、非ネットワーク通信リンクを介して達成される。例えば、無線通信デバイス120は、無線ネットワーク通信リンク130を介して、基地局104と通信する。同様に、無線通信デバイス122は、ネットワーク無線通信リンク132を介して、基地局104と通信する。しかしながら、加えて、無線通信デバイス120および122は、非ネットワーク通信リンク134を介して、相互と直接通信してもよい。
【0014】
図1に示すように、無線通信デバイス124は、無線通信ネットワーク102と通信していない。しかしながら、無線通信デバイス124は、非ネットワーク無線通信リンク136を介して、無線通信デバイス122と直接通信することができる。無線通信デバイス126〜128もまた、図1に示す。これらのデバイス(すなわち、無線通信デバイス126〜128)のどちらも無線通信ネットワーク102と通信していないが、2つのデバイスは、非ネットワーク無線通信リンク138を介して、相互と直接通信している。したがって、ジャンプ可能無線通信デバイスは、相互に近接していなければならないが、無線通信ネットワークと通信している必要はなく、または無線通信ネットワーク102により提供される無線サービスエリア内に入っている必要さえない。
【0015】
図2は、図1に示す無線通信デバイスのうちの1つ(例えば、無線通信デバイス120)を示す、機能ブロック図である。無線通信デバイス120は、中央処理装置(CPU)150を含む。当業者は、CPU150が従来のマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、プログラマブルゲートアレイ(PGA)等として実装されてもよいことを理解するであろう。無線通信デバイス120は、特定の形態のCPU150によって制限されない。
【0016】
図2の無線通信デバイス120はまた、メモリ152を含有する。メモリ152は、CPU150の動作を制御するための命令およびデータを記憶してもよい。メモリ152は、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能メモリ、フラッシュメモリ等を含んでもよい。無線通信デバイス120は、メモリ152を実装するために使用される任意の特定の形態のハードウェアによって制限されない。メモリ152はまた、CPU150と全体的または部分的に一体形成されてもよい。
【0017】
図2の無線通信デバイス120はまた、ディスプレイ154およびキーパッドまたはキーボード156等の従来の構成要素を含む。これらは、既知の方法で動作し、より詳細に記載する必要がない、従来の構成要素である。USBインターフェース、ブルートゥースインターフェース、カメラ/ビデオデバイス、赤外線デバイス等の無線通信デバイスにおいて見られる他の従来の構成要素もまた、無線通信デバイス120に含まれてもよい。明確にするために、これらの従来の要素は、図2の機能ブロック図に示されない。
【0018】
図2の無線通信デバイス120はまた、基地局104との通常のネットワーク無線通信のために、無線通信デバイス120によって使用され得るような、ネットワークトランスミッタ162を含む(図1を参照されたい)。図2はまた、基地局104と通信するために、ネットワークトランスミッタ162と連動して動作する、ネットワークレシーバ164も示す。典型的な実施形態では、ネットワークトランスミッタ162およびネットワークレシーバ164は、ネットワークトランシーバ166として実装される。ネットワークトランシーバ166は、アンテナ168に接続される。無線ネットワーク102との通信のためのネットワークトランシーバ166およびアンテナ168の動作は、当該技術分野においてよく知られており、本明細書においてより詳細に記載する必要はない。
【0019】
図2の無線通信デバイス120はまた、他のジャンプ可能無線通信デバイス(例えば、図1の無線通信デバイス122)との直接通信のために、無線通信デバイス120によって使用される、非ネットワークトランスミッタ172を含む。図2はまた、他のジャンプ可能無線通信(例えば、図1の無線通信デバイス122)と直接通信するために、非ネットワークトランスミッタ172と連動して動作する、非ネットワークレシーバ174も示す。典型的な実施形態では、非ネットワークトランスミッタ172および非ネットワークレシーバ174は、非ネットワークトランシーバ176として実装される。非ネットワークトランシーバ176は、アンテナ178に接続される。例示的な実施形態では、アンテナ168および178は、単一アンテナとして実装される共通の構成要素を有してもよい。
【0020】
例示的な実施形態では、非ネットワークトランシーバ176は、IEEE規格802.11に従った動作のために設計されてもよい。一実施形態では、ジャンプ可能無線通信デバイスは、IEEE802.11により定義される「アドホック」モードで動作し、デバイスが独立ベーシックサービスセット(IBSS)ネットワーク構成で動作することを可能にする。このように、ジャンプ可能無線通信デバイス(例えば、無線通信デバイス120〜128)は、無許可の周波数帯域を使用して、ピアツーピアで相互と直接通信する。低出力動作は、通信範囲を約100フィートに制限する。ジャンプ可能デバイスの動作範囲は、100フィートよりも大きいか、または小さくてもよいが、ジャンプ可能無線通信デバイスは、短距離通信能力のために設計される。
【0021】
全てのジャンプ可能無線通信デバイスは、各ジャンプ可能無線通信デバイスが他のジャンプ可能無線通信デバイスを検出および識別することを可能にするために、同一のサービスセット識別子(SSID)および同一の物理的無線チャネル(PHY)を使用する。加えて、アクセスポイントがないため、全てのジャンプ可能無線通信デバイスは、共用無線チャネルへのアクセスおよび無線媒体で動作するプロトコルを調整することによって、ジャンプ可能無線通信デバイス間の通信を制御、管理、および維持する、媒体アクセス層(MAC)の責任を担う。例示的な実施形態では、MACは、IEEE802.2に従って実装される。物理層(PHY)において、トランシーバは、直接周波数スペクトラム拡散(DSSS)または周波数ホッピングスペクトラム拡散(FHSS)動作モードで動作してもよい。あるいは、PHY層は、赤外線トランシーバを使用して実装されてもよい。IEEE802.11規格は、デバイスがアドホックを使用しているか、またはインフラストラクチャモードを使用しているかにかかわらず、共通の動作を定義する。アドホックモードの使用は、プロトコルのみに影響を与えるため、PHY層には影響がない。したがって、無線通信デバイス120は、5ギガヘルツ(GHz)のIEEE802.11a下で、または2.4GHzのIEEE802.11b/g下で動作してもよい。
【0022】
動作中、第1のアクティブなジャンプ可能デバイス(例えば、無線通信デバイス120)は、IBBSを確立し、1秒当たり約10でのビーコン信号の送信を開始する。ビーコン信号は、種々のジャンプ可能デバイス間の同期を維持するために使用される。他のアドホックジャンプ可能無線通信デバイス(例えば、図1の無線通信デバイス122)は、ビーコン信号を受信し、IBSSパラメータを受け入れた後に、ネットワークに参加することができる。ビーコン信号を受信した後に、各局は、ビーコンフレームに見られるタイムスタンプで、それらの内部クロックを更新する。これは、全ての局が、同時に、ビーコン伝送および電力管理機能等の動作を実行することが可能であることを確実にする。IEEE802.11下のデバイスの動作は、概して、当該技術分野において既知であり、本明細書においてより詳細に記載する必要はない。いったん非ネットワーク無線通信リンク(例えば、図1の無線通信デバイス120と122との間の非ネットワーク無線通信リンク134)が確立されると、2つの無線通信デバイスに記憶されるプロファイルデータは、分析される。例示的な実施形態では、コントローラ182は、それが非ネットワーク無線通信リンクを確立する任意のジャンプ可能デバイスに、プロファイル記憶184に記憶されるデータの一部を伝送する。加えて、コントローラ182は、非ネットワーク通信リンクが確立された無線通信デバイスにおける対応するプロファイル記憶184からデータの複数の部分を受信してもよい。プロファイル分析の詳細を以下に提供する。
【0023】
当業者は、コントローラ182はメモリ152に記憶され、CPU150によって実行される、一連のコンピュータ命令として実装されてもよいことを理解するであろう。しかしながら、コントローラ182は、別個の機能を実行するため、図2の機能ブロック図において別個のブロックとして示される。
【0024】
プロファイル記憶184は、データ表、データベース、スプレッドシート等の形態であるかどうかにかかわらず、任意の便利なデータ構造として実装されてもよい。例示的な実施形態では、プロファイル記憶184は、メモリ152の一部として実装されてもよいが、無線通信デバイス120において別個の機能を実行するため、図2の機能ブロック図において示される。一実施形態では、プロファイル記憶184は、別のジャンプ可能無線通信デバイスに容易に転送可能になるように、リムーバブルメモリカード上で実装されてもよい。いくつかの従来の無線通信デバイスは、容易に取り付けられ、かつ取り外しされ、それにより、顧客が電話を交換することを容易にする、リムーバブル加入者識別モジュール(SIM)カードを利用する。同様に、プロファイル記憶184は、SIMカードまたは同様のデバイスの一部として実装され得る。
【0025】
図2に示す種々の構成要素は、バスシステム186によって一緒に連結される。バスシステムは、アドレスバス、データバス、電力バス、制御バス等を含んでもよい。便宜上、図2の種々のバスは、バスシステム186として示される。
【0026】
ジャンプ可能無線通信デバイス120が任意の他のジャンプ可能無線通信デバイス(例えば、図1の無線通信デバイス122)の範囲内に入る時、非ネットワーク無線通信リンク(例えば、非ネットワーク無線通信リンク134)を確立する。しかしながら、ジャンプ可能無線通信デバイス120〜122のユーザは、検出をすぐに通知されない場合がある。代わりに、コントローラ182は、各デバイスにおけるプロファイル記憶184を分析し、それぞれの無線通信デバイスのユーザに通知を与える、好適な一致があるかどうかを判定する。この態様において、システム100は、ジャンプ可能無線通信デバイス間の直接通信リンク上に実装される、無線ソーシャルネットワークとしての機能を果たす。従来のソーシャルネットワークは、ユーザ起動であった。すなわち、ユーザが、潜在的なコンタクトを識別し、その人物の「友達」リストへの追加を求めなければならなかった。対照的に、システム100は、初期コンタクトがプロファイル記憶184からの一致パラメータの判定に基づき自動的に行われる点で、自動起動される。
【0027】
図3は、プロファイル記憶184に記憶され得る、個人データおよび選好データの一形態を示す。プロファイル記憶184の一部分において、無線通信デバイス120のユーザは、個人データを入力してもよい。ここで使用されるように、無線通信デバイスの個々の所有者を説明するために使用される個人データは、プロファイル記憶184の「ジャンプイン」データ部分190と称されるか、または単純に、ジャンプインデータと称される。ジャンプインデータは、ユーザが別のジャンプ可能無線通信デバイスに対して利用可能にしたいと望む、ユーザに関する任意の個人データを含むことができる。ジャンプインデータとしては、名前、性別、年齢、身長、体重、地位(例えば、関係状況)、職業/所属、趣味/興味、eメールアドレス、ジャンプウェブページリンク、電話番号等が挙げられ得るがこれに限定されない。職業/所属は、専門的職業に関する職務情報、ならびに特定の学校の生徒等の所属を含んでもよい。加えて、所属は、一例として、宗教的所属、または特定のフットボールまたは野球チームのファン等のスポーツファンの所属を含んでもよい。eメールアドレスおよび電話番号等のいくつかの情報は、任意であってもよい。
【0028】
無線通信デバイス120のユーザが求めている関係またはコンタクトに対する選好データの表も図3に示す。選好データは、本明細書において、プロファイル記憶184の「ジャンプアウト」データ部分192と称されるか、または単純に、ジャンプアウトデータと称される。ジャンプアウトデータとしては、性別、年齢、身長、体重、地位、職業/所属、趣味/興味等が挙げられ得るがこれに限定されない。あるいは、ユーザは、全く選好を指定しなくてもよい。
【0029】
一実施形態では、非ネットワーク無線通信リンクが確立されている無線通信デバイスのそれぞれは、他の検出されたジャンプ可能無線通信デバイスとジャンプインデータを交換してもよい。例えば、図1の無線通信デバイス126が別のジャンプ可能無線通信デバイス(すなわち、無線通信デバイス128)の存在を検出する時、非ネットワーク無線通信リンク138が確立される。いったん非ネットワーク無線通信リンク138が確立されると、無線通信デバイス126は、そのジャンプインデータを無線通信デバイス128に伝送する。実質的に同時に、無線通信デバイス128は、そのジャンプインデータを無線通信デバイス126に伝送する。各無線通信デバイスのそれぞれにおけるコントローラ182は、受信されたジャンプインデータをそれぞれのプロファイル記憶184に記憶されるジャンプアウト選好データと比較する。受信されたジャンプインデータが無線通信デバイスのそれぞれに対するジャンプアウト選好データに対して好適な一致を提供する場合、それぞれの無線通信デバイスにおけるコントローラ182は、無線通信デバイスのユーザにコンタクト通知を生成する。
【0030】
一実施形態では、無線通信デバイス(例えば、図1の無線通信デバイス126〜128)は、ジャンプアウト選好が提示されているデータ要素に対するジャンプインデータのみを交換する。例えば、1つの無線通信デバイスのジャンプアウト選好データが年齢、身長、または体重に関する選好を示さない場合、コントローラ182は、年齢、身長、および体重を引いたジャンプインデータを伝送してもよい。当業者は、ジャンプインデータのどの部分が伝送されなければならないかを最初に確立するために、追加の通信がそれぞれのコントローラ182間で交換されなければならないことを理解するであろう。
【0031】
コンタクト通知は、それぞれの無線通信デバイスのディスプレイ154に送信されるデータの形態であってもよい。加えて、無線通信デバイスは、ビープ音または他の音色の形態の音声通知を提供してもよい。さらに別の代替の実施形態では、コントローラ182は、ユーザが無線通信デバイスをサイレントモードで配置する場合、無線通信デバイスを通知の形態として振動させてもよい。
【0032】
例示的な実施形態では、コンタクト通知は、各無線通信デバイス126〜128のそれぞれにおけるコントローラ182が受信されたジャンプイン個人データとジャンプアウト選好データとの間で好適な一致を見つける場合のみ生成される。例えば、無線通信デバイス126から無線通信デバイス128に伝送されるジャンプインデータは、無線通信デバイス128におけるプロファイル記憶184に記憶される、ジャンプアウト選好データに対して好適な一致を提供してもよい。これは、好適な一致を提供し得る。しかしながら、無線通信デバイス128から無線通信デバイス126に伝送されるジャンプイン個人データが無線通信デバイス126のプロファイル記憶184におけるジャンプアウト選好データに対して好適な一致を提供しなかった場合、どちらの無線通信デバイスも、ユーザにコンタクト通知を提供しない。本実施形態では、各コントローラ182のそれぞれが、一致が存在すること、およびコンタクト通知が無線デバイスのそれぞれにおいて生成され得ることを判定したことを指示するために、二次通信が無線通信デバイス間で生じなければならない。
【0033】
あるいは、コントローラ182および無線通信デバイス126は、なんらかの一致が生じた可能性があることを指示するが、全ての選好データが受信されたジャンプインデータと一致したわけではないことを指示する仮のコンタクト通知を、無線通信デバイスのユーザに提供してもよい。例えば、受信されたジャンプインデータは、いくつかのカテゴリにおいてジャンプアウト選好データと一致し得るが、職業/所属カテゴリにおいて一致しない。無線通信デバイス126におけるコントローラ182は、不一致の領域を指示し、ユーザに選好不一致を無効にするオプションを与えてもよい。この場合、コンタクト通知は、両方の無線通信デバイス126および128のユーザに送信され得る。
【0034】
さらに別の代替例において、コンタクト通知は、無線通信デバイスのうちの一方または両方において、ジャンプインデータとジャンプアウト選好データ間で不一致があった場合でさえ、両方の無線通信デバイス(例えば、図1の無線通信デバイス126〜128)のユーザに提供されてもよい。これは、無線通信デバイスのユーザに、コンタクトを続行することを可能にするオプションを提供し得る。無線通信デバイスがディスプレイ154の付近にプログラム可能ボタンを有してもよいことはよく知られている。あるいは、ディスプレイ154は、プログラム可能ボタンがタッチスクリーン自体上に示されることを可能にする、タッチディスプレイであってもよい。ユーザは、コンタクトを継続するか、またはコンタクトを終了するために、プログラム可能ボタンのうちの1つを起動してもよい。上で述べたように、ユーザは、ジャンプアウト選好データにおいて全く選好を指定しなくてもよい。このオプションの選択により、一実施形態では、無線通信デバイスは、別のジャンプ可能無線通信デバイスとの任意のコンタクトをユーザに通知することができる。あるいは、ジャンプアウト選好データを指定しないユーザは、そのユーザのジャンプインデータが、非ネットワーク通信リンクが確立しているジャンプ可能無線通信デバイスのジャンプアウトデータに一致する場合、コンタクト通知を受信のみしてもよい。
【0035】
さらに別の実施形態では、両方の無線通信デバイスのユーザは、ジャンプアウト選好データにおいて指定される選好を有しなくてもよい。この場合、各無線通信デバイスにおけるコントローラ182は、非ネットワーク無線通信リンクが確立されるとすぐに、コンタクト通知を生成してもよい。
【0036】
当業者は、ジャンプインデータおよびジャンプアウトデータが柔軟な方法で実装され得ることを理解するであろう。例えば、ユーザは、いくつかの要因が他の要因よりも重要となるように、ジャンプアウトデータにおける選好データに優先順位を付けるか、または重み付けしてもよい。さらに別の実施形態では、要因の重み付けは、ユーザによって容易に変更されてもよい。例えば、ユーザは、市外のスポーツイベントに参加する場合がある。ユーザは、同じスポーツの所属を有する(すなわち、彼らは同じチームのファンである)、それらの近隣のジャンプ可能無線通信デバイスのみを識別するために、所属に対する重み付け要因を変更してもよい。別の実施例として、ユーザは、大学のホームカミングデーのフットボールの試合に参加する場合があり、卒業年月日、専攻、またはそれらの組み合わせのいずれかによって、大学の同級生を識別するために、重み付け要因を増加したいと望む場合がある。したがって、ユーザは、非常に柔軟にジャンプアウト選好データの入力を行い、それにより、そのユーザによって検索される固有の特徴を有するユーザが所有する、近隣のジャンプ可能デバイスを選択的に識別する。このように、無線通信デバイス(例えば、無線通信デバイス120)は、特徴が無線通信デバイスのユーザによって指示される選好に一致する、近隣の個人を識別する、自動検出ソーシャルネットワーキングデバイスとしての機能を果たす。
【0037】
上記の考察は、2つのジャンプ可能無線通信デバイス間の相互作用を説明する。しかしながら、概念は、複数の無線通信デバイスまで拡張され得る。図1に示すように、無線通信デバイス122は、無線通信デバイス120および124の範囲内にある。無線通信デバイス120および124の存在が無線通信デバイス122によって検出される時、非ネットワーク無線通信リンク134および136がそれぞれ確立される。いったん非ネットワーク無線通信リンクが確立されると、デバイスのそれぞれは、他の検出されたジャンプ可能無線通信デバイスに、ジャンプインデータを伝送する。図1の実施例では、無線通信デバイス122は、そのジャンプインデータを、無線通信デバイス120および無線通信デバイス124の両方に伝送する。同様に、無線通信デバイス122は、無線通信デバイス120からジャンプインデータを受信し、また、無線通信デバイス124からもジャンプインデータを受信する。無線通信デバイス122におけるコントローラ182は、無線通信デバイス122のプロファイル記憶184に記憶されるジャンプアウト選好データとの比較のために、受信されたジャンプインデータのセットのそれぞれに分析を実行する。したがって、コントローラ182は、ジャンプインデータおよび記憶されたジャンプアウト選好データの複数のセット間で十分な一致がある場合、ユーザに複数のコンタクト通知を送信してもよい。当業者は、この概念が、多数のジャンプ可能無線通信デバイスまでさらに拡張され得ることを理解できるであろう。
【0038】
ユーザは、種々の異なる方法で、ジャンプインおよびジャンプアウトデータをプロファイル記憶184に入力してもよい。無線通信デバイス(例えば、図1〜2の無線通信デバイス120)上で起動する、比較的単純なアプリケーションプログラムは、ユーザがキーボード156を介してデータを入力することを可能にし得る。アプリケーションはまた、ユーザがジャンプアウトデータにおける選好順序を調整すること、または特定のデータ要素(例えば、身長および体重)が選好を有しないことを公表することを可能にし得る。
【0039】
代替の実施形態では、ユーザは、ジャンプインデータおよびジャンプアウト選好データを遠隔から入力してもよい。図1に示すように、ユーザは、ユーザコンピューティングデバイス112およびネットワーク110を介して、ジャンプインおよび/またはジャンプアウトデータを入力するために、ユーザコンピュータデバイス112を操作してもよい。ユーザ入力データは、ゲートウェイ108を介して、最終的には、基地局104を介して、ジャンプ可能無線通信デバイスに伝送される。本実施形態では、プロファイル記憶184に対するデータは、ネットワーク通信リンクを介して提供され、無線通信ネットワーク102を介してジャンプ可能無線通信デバイスにダウンロードされる。
【0040】
非ネットワーク無線通信リンクは、無線通信ネットワーク102を介する通信に取って代わることを目的としてない。当業者は、短い通信距離のために、非無線通信リンクが基本的に一時的であることを理解するであろう。ジャンプ可能無線通信デバイスは、人物が共通の興味を共有し得る、近隣のコンタクトを識別することを目的とする。したがって、ジャンプ可能通信デバイスは、一時的検出および導入技術としての役割を果たすが、無線通信ネットワーク102を通して生じる、通常の音声通信、テキストメッセージ、写真共有、ビデオ共有等には取って代わらない。典型的な動作において、後続の通信は、直接、またはeメール、テキストメッセージ、無線通話等の無線通信ネットワーク上の通信を通して行われてもよい。
【0041】
ジャンプ可能無線通信デバイス120はまた、多数のウェブ対応アプリケーションを有する。例えば、個々のユーザは、その個人に関する情報でジャンプウェブサイトを設定してもよい。この態様において、ジャンプウェブサイトは、個々のウェブサイトおよび任意の他の従来のソーシャルネットワークと同様であってもよい。ジャンプウェブサイトは、ユーザコンピューティングデバイス112からネットワーク110を介してアクセスされてもよい(図1を参照されたい)。あるいは、ジャンプウェブサイトは、任意のウェブ対応無線通信デバイスによってアクセスされてもよい。例えば、図1において、非ネットワーク無線通信リンク134は、無線通信デバイス120と122との間で確立されている。無線デバイスは、上記のようにジャンプインデータを交換し、それは、コントローラ182によって分析される(図2を参照されたい)。受信されたジャンプインデータとプロファイル記憶184に記憶されるジャンプアウトデータとの間で一致が生じる場合、コンタクトインジケータが上記のように生成される。初期コンタクトに続いて、無線デバイス(例えば、無線デバイス120)のユーザは、コンタクトが行われたばかりの個人に対する個人のジャンプウェブページにアクセスするために、無線通信デバイスのウェブ閲覧能力を使用してもよい。本実施形態は、無線通信デバイス120がネットワーク無線通信リンク130を介して基地局104と通信する、図4に示される。無線通信デバイス120は、ネットワーク110を介したジャンプネットワークウェブサイト196へのアクセスを要求するために、従来のウェブ閲覧技術を使用してもよい。さらに、無線通信デバイス120は、無線通信デバイス122のユーザに対応する、個人のジャンプウェブページ198へのアクセスを要求してもよい。例示的な実施形態では、非ネットワーク無線通信リンク134を介した無線通信デバイス120〜122間の初期データ交換は、個人のジャンプウェブページ198へのリンクを含んでもよい。すなわち、それぞれの無線通信デバイス120および122におけるコントローラ182によって、一致が判定される場合、無線通信デバイス120は、個人のジャンプウェブページ198に容易にアクセスするために、伝送されたジャンプウェブページリンクを使用してもよい。したがって、非ネットワーク無線通信リンク134を介して行われる初期ソーシャルコンタクトは、無線通信デバイスのユーザが無線通信ネットワーク102を介してさらなる情報を得ることを可能にするためのウェブリンクの形態で、追加情報を容易に提供することができる。図4は、基地局104とネットワーク110との間の通信リンク200を示すことに留意されたい。破線としてのこの通信リンク200は、無線通信ネットワーク102の一部であり、図1に示すVSC106およびゲートウェイ108等の多数の要素を含む。明確にするために、基地局104をネットワーク110と接続する種々のネットワーク要素は、単に、図4の通信リンク200に置き換えられる。さらに別の態様では、システム100は、既存のソーシャルネットワークからの情報を利用することができる。典型的なソーシャルネットワークでは、各個人は、その個人に対して維持される「友人」または「コンタクト」のリストを有する。一実施形態では、ジャンプ可能無線通信デバイス(例えば、無線通信デバイス120)は、プロファイル記憶184の一部としての記憶のために、コンタクトリストをダウンロードしてもよい。これは、ソーシャルネットワークウェブサイト200が個人のウェブページ202を含む、図4にも示される。その個人に対して、コンタクトリスト204は、個人のウェブページ202の所有者がその個人のソーシャルネットワークの一部として識別している、全ての個人のリストを含有する。この態様において、コンタクトリスト204は、プロファイル記憶184における記憶のために、無線通信ネットワーク102を介して無線通信デバイス120にダウンロードされてもよい。
【0042】
動作中、無線通信デバイス120は、上記の方法でコンタクトを検索する。非ネットワーク無線通信リンク(例えば、非ネットワーク無線通信リンク134)が確立される時、ジャンプインデータは、上記の方法で、無線通信デバイス120と122との間で交換される。無線通信デバイス122のユーザがすでにコンタクトリスト204上にある場合(ここで、ダウンロードされ、プロファイル記憶184に記憶される)、無線通信デバイス120は、無線通信デバイス120のユーザに、すぐにコンタクト通知を生成してもよい。本実施形態では、コントローラ184は、無線通信デバイス122から受信されるジャンプインデータと、プロファイル記憶184に記憶される、記憶されたジャンプアウト選好データとの間で詳細な比較を行う必要はない。むしろ、受信されたジャンプインデータにおける無線通信デバイス122のユーザ名間の単なる一致は、コンタクトリスト204との一致を提供し、コンタクト通知が生成される。本実施形態の別の態様では、無線通信デバイス120は、無線通信デバイス122のユーザが無線通信デバイス120の個人のユーザに関する追加情報を得ることを可能にするために、ウェブリンクを個人のウェブページ202に伝送してもよい。これは、上記の個人のジャンプウェブページリンクの代わりであっても、またはそれに加えられてもよい。したがって、システム100は、既存のソーシャルネットワークウェブサイトならびにジャンプネットワークウェブサイトとのシームレス統合を可能にする。
【0043】
上記に提供する実施例は、ジャンプネットワークウェブサイト196またはソーシャルネットワークウェブサイト200からデータを抽出し、それを無線通信デバイス120および/または122に提供する。しかしながら、逆のプロセスもまた、システム100によって実装されてもよい。一致が無線通信デバイス120〜122間に存在するという判定後、ジャンプインデータ等のデータは、無線通信デバイス(例えば、無線通信デバイス120)から自動的に抽出され、ジャンプネットワークウェブサイト196および/またはソーシャルネットワークウェブサイト200に提供されてもよい。例えば、無線通信デバイス120からのユーザプロファイルデータが、コンタクトリスト204に追加されてもよい。また、個々のジャンプウェブページ198および/または個々のウェブページ202に追加するために、他のプロファイル情報または他のユーザ承認情報が使用されてもよい。したがって、無線通信デバイス内に記憶されるデータは、抽出され、データベースまたは他のデータ記憶構造に記憶するために使用されてもよい。
【0044】
図3は、プロファイル記憶184のジャンプインデータ部分190における典型的なジャンプインデータの一実施例を示す。上記の実施形態では、一致通知が生成される時、1つの無線通信デバイス(例えば、図1の無線通信デバイス120)によって伝送されるジャンプインデータは、自動的に抽出され、無線通信デバイス122のユーザに対する個人のジャンプウェブページ198(図4を参照されたい)に送信されてもよい。さらに、無線通信デバイス120のユーザによって承認される任意の追加情報は、一致通知の生成後に抽出され、無線通信デバイス122のユーザに対する個人のジャンプウェブページ198に送信されてもよい。これは、eメールアドレス、電話番号、ウェブページリンク等、オプションのジャンプイン個人データとして上記の情報を含んでもよい。この自動抽出プロセスは、有利に、ユーザがコンタクトからの情報をユーザの個人のジャンプウェブページ198に自動的に記憶することを可能にする。続いて、ユーザは、ユーザ自身の個人のジャンプウェブページにアクセスし、記憶された情報を取り出し、記憶された情報を整理するか、またはさらに利用してもよい。これは、無線通信デバイス120のユーザが短期間に多数のコンタクトを取る状況において、特に有利であり得る。無線通信デバイス120が複数のコンタクトからのジャンプインデータを記憶し得る一方で、本明細書に記載する自動抽出および記憶プロセスは、データが自動的に抽出され、将来使用するためにユーザの個人のジャンプウェブページに転送されることを可能にする。当業者は、自動データ抽出および記憶が、ソーシャルネットワークウェブサイト200と関連する個人のウェブページ202(図4を参照されたい)上でも実行され得ることを理解するであろう。
【0045】
システム100の動作は、ジャンプ可能無線通信デバイスが、ステップ202において別のジャンプ可能無線通信デバイスの近接を検出する、図5のフローチャートに示される。ピアツーピア通信のための技術は、IEEE802.11に関してすでに説明されている。他のピアツーピア技術もまた、非ネットワーク無線通信リンクを実装するのに十分であり得る。システム100は、非ネットワーク無線通信リンクを実装するために使用される特定の形態の技術によって制限されない。加えて、無線通信デバイス(例えば、無線通信デバイス120)は、ジャンプモードのユーザ選択的な使用可能性を含んでもよい。このように、ユーザは、無線通信デバイスがジャンプ可能である時を制御することができる。ステップ204において、無線通信デバイス120は、別のジャンプ可能無線通信デバイスと非ネットワーク無線通信リンクを確立する。いったん非ネットワーク無線通信リンクが確立されると、2つのジャンプ可能無線通信デバイスは、ステップ206において、それぞれのプロファイル記憶184のジャンプインデータ部分を交換する。上記のように、情報を交換するための代替の技術が多く存在する。これは、例えば、ジャンプインデータ190に記憶される全てのデータの総交換を含んでもよく、またはユーザが選好を指定しているジャンプアウトデータの部分に対応する、ジャンプインデータ190の部分のみの伝送を含んでもよい。
【0046】
ステップ208において、各無線通信デバイスのコントローラは、プロファイル記憶184に記憶されるジャンプアウト選好データ192に対して、受信されたジャンプインデータを分析する。種々の異なる分析技術は、上記に考察されており、例えば、種々の要因の重要度、異なる要因の重み付け等を含む。一実施形態では、ユーザは、単に、選好が調整される配列によってのみ、種々の要因の重要度を指定してもよい。代替の実施形態では、ユーザは、種々の要因に種々の重要度を割り当ててもよい。例えば、最も重要な要因は、数字の「1」によって識別されてもよく、一方で、2番目の重要度は、数字の「2」によって識別されてもよい。また、種々の他の一致アルゴリズムが使用されてもよい。システム100は、特定の選好要因によって、または選好要因が分析される方法によって制限されない。
【0047】
受信されたジャンプインデータと記憶されたジャンプアウト選好データとの間で一致がある場合、一致が判定210において生じ、ステップ212において、無線通信デバイスは、コンタクト通知を生成する。上記のように、コンタクト通知は、個人の分析に基づき生じることができるか、または両方の無線通信デバイスが一致が存在すると判定した状況に制限されてもよい。コンタクト通知が生成されなければならないかどうかを判定するための種々の他の技術は、上記に説明されている。コントローラが、一致が生じていないと判定する場合、判定210の結果は、いいえである。その場合、またはステップ212におけるコンタクト通知の生成後、システムは、追加のジャンプ可能無線通信デバイスを検出するために、ステップ202に戻る。
【0048】
さらに別の代替の実施形態では、ジャンプ可能無線通信デバイス(例えば、無線通信デバイス120〜122)は、図6に示すWi−Fi基地局等のアクセスポイント220と通信してもよい。図6は、アクセスポイント220と無線通信デバイス120との間に確立される無線通信リンク222を示す。同様に、無線通信デバイス122は、アクセスポイント220と無線通信リンク224を確立する。アクセスポイント220は、従来の方法でネットワーク110に連結される。これは、ネットワーク110に直接、またはインターネットサービスプロバイダ(ISP)によって提供されるような中間ネットワークゲートウェイを介してつながる、有線または無線接続を含んでもよい。アクセスポイント220は、上記のように、ネットワーク110を介して、ジャンプネットワークウェブサイト196またはソーシャルネットワークウェブサイト200にアクセスしてもよい。
【0049】
図7は、アクセスポイント220に対するサービスエリア226を示す。例示的な実施形態では、無線通信デバイス120〜122は両方とも、サービスエリア226内にある。
【0050】
アクセスポイント220は、1マイルまたはそれ以上の範囲を有してもよい。しかしながら、アクセスポイント220の一般的な実装は、その顧客の便宜のために小売業者によってしばしば提供される、短距離「ホットスポット」である。例えば、喫茶店または本屋は、その顧客が使用し得るホットスポットを提供してもよい。本明細書に示す実施例は、「Wi−Fi」基地局に言及しているが、図6の実施形態に示す基地局220は、インターネット等のネットワークへのアクセスポイントとして考えられてもよい。かかるアクセスポイントは、典型的には、Wi−Fi基地局として実装され得るが、基地局220を実装するために、他の技術(例えば、WiMAX、3G/4G、またはロングタームエボリューションLTE)が使用されてもよい。したがって、基地局220によって提供されるアクセスポイントは、種々の異なる通信技術によって実装されてもよく、Wi−Fi技術に限定されない。
【0051】
図6に示す実施形態では、非ネットワークトランシーバ176(図2を参照されたい)は、アクセスポイント220との無線通信を提供することが可能である従来の技術を使用して、実装されてもよい。Wi−Fiホットスポットとのかかる短距離通信の実装は、しばしば、ブルートゥース技術を使用して達成されてもよい。この通信技術は、当該技術分野においてよく知られており、本明細書においてより詳細に記載する必要はない。IEEE802.11等の他の通信プロトコルもまた考えられる。本明細書に記載するシステムは、アクセスポイント220と無線通信デバイス120〜122のそれぞれとの間で、無線通信リンク222〜224を確立するために使用される、特定の通信プロトコルによって制限されない。
【0052】
アクセスポイント220との無線通信デバイス120〜122の動作を、図8のフローチャートに示す。開始230において、アクセスポイント220は、動作可能である。以下の考察の目的で、無線通信デバイス120は、アクセスポイント220への登録動作をすでに実行していると仮定する。ステップ232において、無線通信デバイス122は、アクセスポイント220のサービスエリア226(図7を参照されたい)内に入り、それにより、アクセスポイントを検出する。ステップ234において、無線通信デバイスは、アクセスポイント220への登録動作を実行する。いくつかの実施形態では、アクセスポイントは、無制限であってもよい。すなわち、サービスエリア226内に入る任意のユーザは、登録プロセスの一部として、ユーザ名およびパスワードを必要とすることなく、アクセスポイント220を使用してもよい。他の実装では、ユーザ名および/またはパスワードは、登録プロセスの一部として必要とされ得る。例えば、無制限アクセスを許可する小売施設もあれば、購入を要求し、一時的なユーザ名およびパスワードを提供する小売施設もある。
【0053】
ステップ236において、アクセスポイント220は、無線通信デバイス122がジャンプ可能デバイスであることを検出する。このプロセスは、ステップ234における登録の一部として実行されてもよく、または登録の完了後に実行されてもよい。
【0054】
判定240において、アクセスポイント220は、他のジャンプ可能デバイスもまた登録されるかどうかを判定する。他のジャンプ可能無線通信デバイスが、現在、アクセスポイント220に登録されない場合、判定240の結果は、いいえであり、図8に示すプロセスは、他のジャンプ可能デバイスがアクセスポイント220に登録するまで、基本的に終了する。
【0055】
他のジャンプ可能デバイスがアクセスポイント220に登録される場合、判定240の結果は、はいである。ステップ242において、ジャンプインデータは、ジャンプ可能無線通信デバイス間で交換される。図6に示す実施例では、無線通信デバイス120〜122は、ジャンプインデータを交換し得る。ジャンプインデータは、すでに記載しているが、種々の代替の技術で交換され得る。一実施形態では、アクセスポイントは、デバイスがジャンプ可能デバイスであると判定される、登録プロセスの一部として、または登録プロセス(ステップ236における)の完了後に、無線通信デバイスからジャンプインデータを受信する。本実施形態では、アクセスポイント220は、そこに登録される全てのジャンプ可能無線通信デバイスに対するジャンプインデータを一時的に記憶する。新しいジャンプ可能無線通信デバイスがアクセスポイント220に登録する時、そのジャンプインデータはまた、アクセスポイント220にすでに登録された他のジャンプ可能無線通信デバイスへの分散のために、アクセスポイント220に配信される。同様に、アクセスポイント220はまた、1つ以上のすでに登録されたジャンプ可能無線通信デバイスに対するジャンプインデータを、新たに登録された無線通信デバイス(例えば、無線通信デバイス122)に配信する。あるいは、アクセスポイント220は、単に、1つ以上のジャンプ可能無線通信デバイスの登録を指示する登録情報を記憶する。新しいジャンプ可能無線通信デバイスがアクセスポイント220に登録する時、アクセスポイントは、登録されたジャンプ可能無線通信デバイスのそれぞれに通知を提供する。本実施形態では、無線通信デバイス120〜122は、アクセスポイント220を介して、相互にジャンプインデータ交換する。すなわち、無線通信デバイス120は、ジャンプ可能無線通信デバイス122に中継されるように、そのジャンプインデータをアクセスポイント220に伝送する。同様に、無線通信デバイス122は、ジャンプ可能無線通信デバイス120に中継されるように、そのジャンプインデータをアクセスポイント220に伝送する。
【0056】
ステップ244において、無線通信デバイス120〜122は、ステップ244においてその独自の記憶されたジャンプアウトデータに対して、受信されたジャンプインデータを分析する。ジャンプインおよびジャンプアウトデータの分析は、すでに上記で詳細に考察されている。
【0057】
判定246において、無線通信デバイス122は、その独自の記憶されたジャンプアウトデータと無線通信デバイス120から受信されるジャンプインデータとの間で一致があるかどうかを判定する。一致が存在しない場合、判定246の結果は、いいえであり、プロセスは、終了する。一致が存在する場合、判定246の結果は、はいであり、ステップ248において、無線通信デバイス122は、コンタクト通知を生成する。
【0058】
上記のように、一致判定およびコンタクト通知に対して、多数の代替の制御機構がある。例えば、無線通信デバイス122が無線通信デバイス120から受信されるジャンプインデータを分析する間(ステップ244において)、無線通信デバイス120は、同じ動作を実行する。すなわち、無線通信デバイス120は、無線通信デバイス122から受信されるジャンプインデータに対して、その独自の記憶されたジャンプアウトデータを分析する。したがって、無線通信デバイス120および122は両方とも、ステップ244〜246を実質的に同時に実行する。一実施形態では、コンタクト通知は、判定246において一致の場合、いずれかにデバイスによって送信されてもよい。別の実施形態では、コンタクト通知は、両方のデバイスが、ステップ244における分析の結果として一致を生成する場合のみ、生成される。
【0059】
一実施形態では、無線通信デバイス120〜122は、図8のフローチャートに示す、基本的に同一のプロセスに従う。すなわち、無線通信デバイス120〜122は、ステップ242においてジャンプインデータを交換し、ステップ244において受信されたデータを分析する。ステップ244における分析は、判定246において、他の無線通信デバイスからの受信されたジャンプインデータと、それぞれの無線通信デバイス内に記憶される、記憶されたジャンプアウトデータとの間で一致があるかどうかを判定するために、それぞれの無線通信デバイスによって実行されてもよい。一致が生じる場合、無線通信デバイス120〜122は、ステップ248においてコンタクト通知を生成してもよい。
【0060】
コンタクト通知はまた、アクセスポイント220によって、無線通信デバイス120〜122間で中継されてもよい。無線通信デバイス120〜122間のさらなる通信は、アクセスポイント220を介して生じてもよい。あるいは、無線通信デバイス120〜122は、各無線デバイスにおけるネットワークトランシーバ166(図2を参照されたい)を介して、通信リンクを確立してもよい。さらに別の代替例では、無線通信デバイス120〜122間のさらなる通信は、ウェブアプリケーションを介して生じてもよい。例えば、無線通信デバイス120〜122は、ネットワーク110を介して、ジャンプネットワークウェブサイト196またはソーシャルネットワークウェブサイト200にアクセスしてもよい。1つのジャンプ可能無線通信デバイスのユーザは、図4に示す個人のジャンプウェブページ198または個人のウェブページ202等のユーザプロファイルまたは個人ウェブページを閲覧するために、別のジャンプ可能無線通信デバイスのユーザによって承認されてもよい。無線通信デバイスがサービスエリア226内にある間(図7を参照されたい)、ネットワーク110へのアクセスは、アクセスポイント220を介して達成され得る。したがって、アクセスポイント220は、ジャンプ可能無線通信デバイス間で通信を確立するために初期ポータルとしての役割を果たし得る。
【0061】
上記のように、情報は、ジャンプネットワークウェブサイト196またはソーシャルネットワークウェブサイト200から抽出され、いったん無線通信デバイスが、一致が存在すると判定すると、無線通信デバイスに提供されてもよい。あるいは、ジャンプネットワークウェブサイト196またはソーシャルネットワークウェブサイト200からのデータの取り出しの前に、さらなる承認が必要とされてもよい。また、上記のように、無線通信デバイス120〜122からのデータは、抽出され、ジャンプネットワークウェブサイト196および/またはソーシャルネットワークウェブサイト200に情報を提供するために使用されてもよい。いったん一致が確立されると、ユーザプロファイルデータ等のデータは、無線通信デバイス120〜122から抽出され、ジャンプネットワークウェブサイト196および/またはソーシャルネットワークウェブサイト200に提供されてもよい。あるいは、一致判定を超えるさらなる承認もまた、必要とされてもよい。
【0062】
本実施形態では、ジャンプインデータ(図3を参照されたい)および/または任意の他のユーザ承認データは、無線通信デバイスから自動的に抽出され、アクセスポイント220を介して、図4に示す個人のジャンプウェブページ198に伝送されてもよい。これは、eメールアドレス、電話番号、ウェブページリンク等のオプションのジャンプイン個人データとして、上記のデータを含んでもよい。このデータは、無線通信デバイス(例えば、図6の無線通信デバイス122)から自動的に抽出され、無線通信デバイス120のユーザと関連する個人のジャンプウェブページ198に記憶される。続いて、ユーザは、記憶されたデータを取り出すために自身の個人のジャンプウェブページにアクセスし、記憶された情報を整理またはさらに使用してもよい。この自動プロセスは、有利に、ユーザが多数のコンタクトからジャンプインデータを収集し、個人のウェブページ上のデータ記憶領域に追加するために、自動的に情報を抽出および使用させることを可能にする。一実施形態では、データは、図3のジャンプインデータ部分190において定義されるフィールド等の、既知のデータフィールドから抽出されてもよい。この場合、データは、データベース、スプレッドシート、データ表、または任意の他の便利なデータ構造におけるデータ記憶位置または素子に自動的に追加するために使用されてもよい。データ構造の正確な形態は、データ抽出および記憶プロセスの十分な実装に重要ではない。
【0063】
抽出および記憶プロセスを図9のフローチャートに示す。開始250において、無線通信デバイス(例えば、図6の無線通信デバイス120および122)は、アクティブであり、上記の方法でアクセスポイント220に登録されている。ステップ252において、データは、一例として、無線通信デバイス122から抽出される。一実施形態では、データは、コンタクト通知の生成後(図8を参照されたい)、または別のユーザ承認後にのみ、抽出されてもよい。データは、無線通信デバイス120によって抽出されるか、またはアクセスポイント220によって直接抽出されてもよい。同様のプロセスが、無線通信デバイス120から抽出されるデータに対して実行されてもよい。すなわち、無線通信デバイス122またはアクセスポイント220が、無線通信デバイス120から情報を抽出してもよい。
【0064】
ステップ254において、抽出されたデータは、それぞれの個人のジャンプウェブページ198に中継される。すなわち、無線通信デバイス122から抽出されるデータは、無線通信デバイス120のユーザと関連するウェブページに中継される。同様に、無線通信デバイス120から抽出される情報は、無線通信デバイス122のユーザの個人のウェブページに中継される。
【0065】
ステップ256において、ジャンプネットワークウェブサイト196と関連するサーバは、個人のジャンプウェブページ198に受信されたデータを記憶する。上で述べたように、データは、任意の便利な形態のデータ構造を使用した任意の便利な方法で、記憶されてもよい。多くの実施形態では、個人のジャンプウェブページ198と関連する記憶領域は、ジャンプネットワークウェブサイト196を設けるサーバによって提供されてもよい。本実施形態では、データ記憶構造は、個人のジャンプウェブページ198と関連する。代替の実施形態では、個人のジャンプウェブページ198は、その独自のサーバを含んでもよく、データ記憶構造は、個人のジャンプウェブページ198をサポートするサーバの一部であってもよい。当業者は、ジャンプネットワークウェブサイト196、個人のジャンプウェブページ198、および個人のジャンプウェブページと関連するデータ記憶構造を提供するために、他のネットワークアーキテクチャが満足のいくように採用され得ることを理解するであろう。
【0066】
続いて、ステップ258において、ユーザは、整理目的で、またはさらなる使用のために、記憶されたデータを取り出してもよい。上記のように、データが既知のデータフィールドから抽出される時、データは、個人のジャンプウェブページ198と関連するデータ構造における特定のデータフィールドに自動的に追加されるように使用され得る。他の状況において、データは、以前に未定義のデータフィールドから抽出されてもよい。本実施形態では、抽出されたデータは、個人のジャンプウェブページ198と関連するデータ構造内の汎用データフィールドに記憶されてもよい。ステップ258において、ユーザは、抽出されたデータを適切に分類されたデータフィールドに配置することによって、データを整理してもよい。例えば、eメールアドレスおよび電話番号は、個人のウェブページ198と関連するデータ構造内の適切に分類されたデータフィールドに記憶されてもよい。加えて、ユーザは、データが抽出されている個人とのコンタクトの開始等の他の目的で、ステップ258において記憶されたデータを取り出してもよい。このコンタクトは、通話、eメール、テキストメッセージ、他の個人のウェブページへのリンク等の形態を取ってもよい。プロセスは、260で終了する。
【0067】
したがって、システム100は、データを自動的に抽出し、将来使用するために、個人のウェブページにおけるデータ構造に追加してもよい。上記のプロセスは、図6の実施形態に関して記載されているが、当業者は、図1〜5に示すシステムに対するその適用可能性を理解するであろう。加えて、図9に示すプロセスは、ソーシャルネットワークウェブサイト200において、個人のウェブページ202に自動的に追加するために使用されてもよい。
【0068】
上記の実施形態では、アクセスポイント220は、単に、アクセスポイントに現在登録されているジャンプ可能無線通信デバイスのリストを記憶する。他のジャンプ可能無線通信デバイスがアクセスポイント220に登録すると、アクセスポイントは、他のジャンプ可能無線通信デバイスもまた登録されるという通知として、任意のすでに登録されたジャンプ可能無線通信デバイスに通知を送信する。
【0069】
代替の実施形態では、アクセスポイント220は、各登録された無線通信デバイスからジャンプインデータおよびジャンプアウトデータの両方を受信してもよい。本実施形態では、ジャンプインおよびジャンプアウトデータは、それぞれの無線通信デバイスに対する登録情報(例えば、一時的なネットワークアドレス)と関連して記憶される。アクセスポイント220は、一致が存在するかどうかを判定するために、それぞれの無線通信デバイスからのジャンプインおよびジャンプアウトデータの分析を実行してもよい(図8のステップ242において)。一致が存在する場合、アクセスポイント220は、データが一致を提供する無線通信デバイスに、別個の通知を送信する。本実施形態では、アクセスポイント220は、各無線通信デバイスからのジャンプインおよびジャンプアウトデータを受信し、一時的に記憶する。無線通信デバイスとアクセスポイント220との間の通信リンクが断ち切られる時、アクセスポイント220は、アクセスポイントによって一時的に記憶される、任意のジャンプインおよび/またはジャンプアウトデータを削除する。通信リンクは、ユーザによるアクティブ終了によって、または無線通信デバイスが、単に、アクセスポイント220のサービスエリア226(図7を参照されたい)から出る場合、断ち切られ得る。あるいは、アクセスポイント220は、無線通信リンクが断ち切られた後ある期間にわたって、ジャンプインおよび/またはジャンプアウトデータを記憶してもよい。例えば、アクセスポイント220は、無線通信リンクが過渡的条件によって一時的に断ち切られる場合、かかるデータを再伝送しなければならないことを回避するために、数秒間(例えば、60秒間)、ジャンプインおよび/またはジャンプアウトデータを記憶してもよい。さらに別の代替の実施形態では、アクセスポイント220は、常連の顧客が、アクセスポイント220に再登録する度に、かかるデータを再伝送する必要がないように、より長い期間、ジャンプインおよび/またはジャンプアウトデータを保持してもよい。かかるデータのキャッシングおよびキャッシュ管理は、当該技術分野においてよく知られており、本明細書においてより詳細に記載する必要はない。
【0070】
さらに別の実施形態では、アクセスポイント220は、ネットワーク110(例えば、インターネット)にアクセスし、新たに登録された無線通信デバイスに対するジャンプインデータおよび/またはジャンプアウトデータを取り出してもよい。ジャンプインデータおよび/またはジャンプアウトデータを含むユーザプロファイルは、ジャンプネットワークウェブサイト196、ソーシャルネットワークウェブサイト200、または無線通信サービスプロバイダと関連するコンピュータサーバ等、遠隔位置で記憶され得る。無線通信デバイス(例えば、無線通信デバイス122)がアクセスポイント220に登録する時、登録情報は、遠隔位置からジャンプインおよび/またはジャンプアウトデータを取り出すために使用されてもよい。ユーザプロファイル情報(すなわち、ジャンプインおよび/またはジャンプアウトデータ)の不正な取り出しを防止するために、従来のセキュリティ技術が適用されてもよい。これは、ユーザ許可、および/またはパスワードもしくはセキュリティコードのユーザエントリの要求を含んでもよい。無線通信デバイスと関連する携帯番号の真正性の識別等の他の形態のセキュリティもまた、使用されてもよい。パスワードおよび/または他のセキュリティデータの伝送は、その不正な傍受を防止するために暗号化されてもよい。本実施形態では、ジャンプインおよびジャンプアウトデータは、遠隔位置(例えば、ジャンプネットワークウェブサイト196)からアクセスポイント220に伝送され、上記の方法でアクセスポイント220によって分析される。
【0071】
さらに別の代替例では、アクセスポイント220は、上記の方法で、無線通信デバイス120〜122に対する登録データを、中心位置(例えば、ジャンプネットワークウェブサイト196)に送ってもよい。本実施形態では、ジャンプネットワークウェブサイト196を設けるサーバは、各登録された無線通信デバイスに対するジャンプインおよびジャンプアウトデータを取り出し、サーバ位置において分析を実行することができる。本実施形態では、各登録された無線通信デバイスに対するジャンプインおよびジャンプアウトデータは、取り出されるが、アクセスポイント220に伝送されない。これは、サーバと関連する安全な位置でジャンプインおよびジャンプアウトデータを維持することによって、より高いセキュリティを提供し得る。サーバは、無線通信デバイスのそれぞれに対して、データ分析ステップ(すなわち、ステップ244〜246)を実行し、結果をアクセスポイント220に提供する。一致が生じた場合、アクセスポイント220は、上記の方法でコンタクト通知を生成し、それを、ジャンプインおよびジャンプアウトデータが一致を生成した無線通信デバイスに伝送するように命令される。上記のように、無線通信デバイス120〜122間の後続の通信は、アクセスポイント220を介して生じてもよく、または無線通信デバイスのそれぞれにおけるネットワークトランシーバ166を使用して、ネットワーク上で生じてもよい。
【0072】
上記の実施形態では、アクセスポイント220は、ジャンプ可能無線通信デバイス120〜122から登録情報を受信する。登録中または登録の直後に無線通信デバイス120〜122によって提供されるデータは、これらのデバイスをジャンプ可能デバイスと見なす。さらに別の代替の実施形態では、アクセスポイント220は、1つ以上のジャンプ可能無線通信デバイスがそこに登録されるというインジケータを伝送してもよい。セキュリティ目的で、アクセスポイント220は、登録されたジャンプ可能無線通信デバイスと直接リンクされる、いかなる情報も伝送しない。アクセスポイント220は、単に、アクセスポイント220に登録されるジャンプ可能無線通信デバイスがあることを指示するデータを伝送する。本実施形態では、未登録のジャンプ可能無線通信デバイスは、アクセスポイント220の範囲内に入ってもよい。未登録の無線通信デバイス(例えば、無線通信デバイス120)は、1つ以上の他のジャンプ可能無線通信デバイス(例えば、無線通信デバイス120)がアクセスポイント220に登録されていることを指示するメッセージを受信する。基本的に、アクセスポイント220は、上記のジャンプ可能通信リンクを提供するために、無線通信デバイス120を登録することを提案する。
【0073】
したがって、ジャンプ可能無線通信デバイスは、上記のように、相互に直接通信し、ジャンプインデータを交換してもよく、またはアクセスポイント(例えば、アクセスポイント220)を介して、間接的に通信してもよい。中間ノードとしてのアクセスポイント220の使用は、上記のようなさらなる代替の実装を提供する。
【0074】
上記の実施形態は、異なる他の構成要素内に含有される、またはそれと関連がある、異なる構成要素を示す。かかる示されるアーキテクチャは、例示的なものにすぎないこと、および実際には、同一の機能性を達成する、多くの他のアーキテクチャが実装され得ることを理解されたい。概念的な意味では、同一の機能性を達成するための構成要素の任意の配列は、所望の機能性が達成されるように、効果的に「関連付けられる」。したがって、特定の機能性を達成するために本明細書において組み合わされる、任意の2つの構成要素は、アーキテクチャまたは中間構成要素にかかわらず、所望の機能性が達成されるように、相互と「関連付けられる」ものと見なされ得る。同様に、そのように関連付けられる任意の2つの構成要素はまた、所望の機能性を達成するために、相互に「動作可能に接続される」または「動作可能に連結される」ものとも見なされ得る。
【0075】
本発明の特定の実施形態が示され、記載されてきたが、本明細書の教示に基づき、本発明およびそのより広範な態様から逸脱することなく、変更および修正が行われてもよいことは、当業者に明らかとなり、したがって、添付の特許請求の範囲が、本発明の真の精神および範囲内にあるように、全てのかかる変更および修正をその範囲内に包含するものとする。さらに、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ定義されることを理解されたい。一般に、本明細書、特に添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の主文)で使用される用語は、概して、「非限定的」用語として意図される(例えば、「含む(including)」という用語は、「含むがこれに限定されない」と解釈されるべきであり、「有する(having)」という用語は、「少なくとも有する」と解釈されるべきであり、「含む(includes)」という用語は、「含むがこれに限定されない」と解釈されるべきである、等)ことは、当業者によって理解されるであろう。さらに、導入された請求項の記述に具体的な数が意図される場合、かかる意図は、特許請求の範囲に明示的に記載され、かかる記述がない場合、かかる意図が存在しないことは、当業者によって理解されるであろう。例えば、理解を助けるために、以下の添付の特許請求の範囲は、請求項の記述を導入するための導入語句「少なくとも1つの」および「1つ以上の」の使用を含有してもよい。しかしながら、かかる語句の使用は、同じ請求項が導入語句「1つ以上の」または「少なくとも1つの」、および「a」または「an」などの不定冠詞を含む場合でも、不定冠詞「a」または「an」による請求項の導入が、かかる導入された請求項の記述を含有する任意の特定の請求項を、かかる1つの記述のみを含有する発明に限定することを示唆すると解釈されるべきではない(例えば、「a」および/または「an」は、典型的には、「少なくとも1つの」または「1つ以上の」を意味すると解釈されるべきである)。同じことが、請求項の記述を導入するために使用される定冠詞の使用にも当てはまる。加えて、当業者は、導入された請求項の記述に具体的な数が明示的に記述された場合であっても、かかる記述が、典型的には、少なくとも記述された数を意味すると解釈されるべきであることを理解するであろう(例えば、他の修飾語句を有しない「2つの記述」のありのままの記述は、典型的には、少なくとも2つの記述、または2つ以上の記述を意味する)。
【0076】
したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲によるものを除いて、限定されない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれ、
無線通信ネットワークと通信するように構成される、第1のトランシーバと、
前記無線通信ネットワーク以外と通信するように構成される、第2のトランシーバと、
前記第2のトランシーバの動作を制御するように構成される、コントローラと、
ユーザプロファイルデータの第1および第2の部分を記憶するように構成される、プロファイルデータ記憶領域と、
を有する、複数の無線通信デバイス
を備える、通信システムであって、
前記複数の無線通信デバイスの第1における前記コントローラは、前記第1の無線通信デバイスに近接する位置において、前記複数の無線通信デバイスの第2の存在を検出するように構成され、前記第1の無線通信デバイスにおける前記コントローラは、前記第2の無線通信デバイスから受信される前記ユーザプロファイルデータの前記第2の部分、および前記第1の無線通信デバイスの前記プロファイルデータ記憶領域に記憶されるユーザプロファイルデータの前記第1の部分を分析し、前記第1の無線通信デバイスの前記プロファイルデータ記憶領域に記憶されるユーザプロファイルデータの前記第1の部分と、前記第2の無線通信デバイスから受信されるユーザプロファイルデータの前記第2の部分との間で一致があるかを判定するようにさらに構成される、通信システム。
【請求項2】
前記第2のトランシーバは、第1の無線通信デバイスと前記第2の無線通信デバイスとの間の直接通信を可能にするための短距離非ネットワークトランシーバである、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
無線アクセスポイントをさらに備え、前記第2のトランシーバは、前記無線アクセスポイントを介して、第1の無線通信デバイスと前記第2の無線通信デバイスとの間の直接通信を可能にするように構成される、短距離トランシーバである、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
第1の無線通信デバイスにおける前記コントローラは、前記無線アクセスポイントの存在を検出し、前記検出された無線アクセスポイントへの登録動作を実行する場合、前記無線アクセスポイントにすでに登録された前記第2の無線通信デバイスの指示を受信するようにさらに構成され、前記第1の登録された無線通信デバイスは、前記第2の登録された無線通信デバイスと無線通信リンクを確立し、前記無線アクセスポイントを介して、前記第2の無線通信デバイスから前記ユーザプロファイルデータの前記第2の部分を受信するように構成される、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記第1の無線通信デバイスにおける前記コントローラは、前記第1の無線通信デバイスにおける前記コントローラが、前記第1の無線通信デバイスの前記プロファイルデータ記憶領域に記憶されるユーザプロファイルデータの前記第1の部分と、前記第2の無線通信デバイスから受信されるユーザプロファイルデータの前記第2の部分との間で一致があると判定する場合、一致指示を提供するようにさらに構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記第1の無線通信デバイス上にユーザが操作可能な入力デバイスをさらに備え、前記ユーザが操作可能な入力デバイスを介して、前記ユーザプロファイルデータの前記第1および第2の部分のエントリを可能にする、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記第1の無線通信デバイスにおける第1のトランシーバは、前記無線通信ネットワークから前記ユーザプロファイルデータの前記第1および第2の部分を受信するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記第2の無線通信デバイスからの前記ユーザプロファイルデータ記憶領域における前記ユーザプロファイルデータの前記受信された部分は、前記第2の無線通信デバイスのユーザと関連するネットワーク位置を指示するウェブリンクを含み、前記第1の無線通信デバイスにおける前記コントローラは、前記無線通信ネットワークへの伝送のために、前記受信されたウェブリンクを前記第1の無線通信デバイスにおける前記第1のトランシーバに送るようにさらに構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記第1の無線通信デバイスにおける前記コントローラは、前記第1の無線通信デバイスにおける前記第1のトランシーバを介して、外部データソースからコンタクトリストをダウンロードするように、かつ前記第1の無線通信デバイスにおける前記ユーザプロファイルデータ記憶領域において、前記ダウンロードされたコンタクトリストの少なくとも一部を記憶するようにさらに構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記外部データソースは、前記第1の無線通信デバイスのユーザのソーシャルネットワークウェブページである、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記第1の無線通信デバイスにおける前記コントローラは、前記第2の無線通信デバイスにおける前記ユーザプロファイルデータ記憶領域からの前記ユーザプロファイルデータの前記受信された部分、および前記第1の無線通信デバイスにおける前記ユーザプロファイルデータ記憶領域の前記第1の部分における、前記ダウンロードされたコンタクトリストの前記記憶された部分を分析し、一致があるか判定するようにさらに構成される、請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
前記第2の無線通信デバイスにおける前記コントローラは、前記第1の無線通信デバイスからの前記ユーザプロファイルデータの前記受信された第2の部分、および前記第2の無線通信デバイスの前記プロファイルデータ記憶領域に記憶されるユーザプロファイルデータの前記第1の部分を分析し、前記第2の無線通信デバイスの前記プロファイルデータ記憶領域に記憶されるユーザプロファイルデータの前記第1の部分と、前記第1の無線通信デバイスから受信されるユーザプロファイルデータの前記第2の部分との間で一致があるかを判定するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
通信リンクは、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれにおける前記第2のトランシーバ間で確立され、前記第1の無線通信デバイスにおける前記コントローラは、前記無線通信リンクの確立後に、前記第2の無線通信デバイスの前記プロファイルデータ記憶領域に記憶される前記データの一部を自動的に抽出するように、かつ前記抽出されたデータ部分を、前記第1の無線通信デバイスのユーザと関連するウェブページに転送するようにさらに構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記第1のトランシーバは、前記無線通信ネットワークを使用して、前記抽出されたデータ部分を、前記第1の無線通信デバイスのユーザに関連する前記ウェブページに伝送するようにさらに構成される、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
無線アクセスポイントを介した複数の無線通信デバイス間の通信のためのシステムであって、
それぞれ、
無線通信ネットワークと直接通信するように構成される、第1のトランシーバと、
無線アクセスポイントと通信するように構成される、第2のトランシーバと、
前記無線デバイスの動作を制御するように構成される、コントローラと、
ユーザプロファイルデータの第1および第2の部分を記憶するように構成される、プロファイルデータ記憶領域と、
を有する、複数の無線通信デバイス
を備え、
前記複数の無線通信デバイスの第1における前記コントローラは、前記無線アクセスポイントの存在を検出し、前記検出された無線アクセスポイントへの登録動作を実行する場合、前記無線アクセスポイントにすでに登録された前記複数の無線通信デバイスの第2の指示を受信し、前記第1の登録された無線通信デバイスは、前記無線アクセスポイントと無線通信リンクを確立するように構成される、
システム。
【請求項16】
前記第1の登録された無線通信デバイスにおける前記第2のトランシーバは、前記無線アクセスポイントを介して、前記第2の無線通信デバイスの前記プロファイルデータ記憶領域に記憶される前記プロファイルデータの前記第2の部分を受信するようにさらに構成され、前記第1の無線通信デバイスにおける前記コントローラは、前記第2の無線通信デバイスから受信される前記ユーザプロファイルデータの前記第2の部分、および前記第1の無線通信デバイスの前記プロファイルデータ記憶領域に記憶されるユーザプロファイルデータの前記第1の部分を分析し、前記第1の無線通信デバイスの前記プロファイルデータ記憶領域に記憶されるユーザプロファイルデータの前記第1の部分と、前記第2の無線通信デバイスから受信されるユーザプロファイルデータの前記第2の部分との間で一致があるかを判定するように構成される、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記第2の登録された無線通信デバイスにおける前記第2のトランシーバは、前記無線アクセスポイントを介して、前記第1の無線通信デバイスの前記プロファイルデータ記憶領域に記憶される前記プロファイルデータの前記第2の部分を受信するようにさらに構成され、前記第2の無線通信デバイスにおける前記コントローラは、前記第1の無線通信デバイスから受信される前記ユーザプロファイルデータの前記第2の部分、および前記第2の無線通信デバイスの前記プロファイルデータ記憶領域に記憶される、ユーザプロファイルデータの前記第1の部分を分析し、前記第2の無線通信デバイスの前記プロファイルデータ記憶領域に記憶されるユーザプロファイルデータの前記第1の部分と、前記第1の無線通信デバイスから受信されるユーザプロファイルデータの前記第2の部分との間で一致があるかを判定するように構成される、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記無線アクセスポイントと関連するデータ記憶領域をさらに備え、前記無線アクセスポイントデータ記憶領域は、前記複数の無線通信デバイスのそれぞれから前記無線アクセスポイントに伝送される、前記複数の無線通信デバイスのそれぞれの前記プロファイルデータ記憶領域からの前記ユーザプロファイルデータの前記第1および第2の部分を受信および記憶するように構成される、請求項15に記載のシステム。
【請求項19】
前記第1の無線デバイスに対する前記ユーザプロファイルデータの前記記憶された第1の部分、および前記第2の無線通信デバイスからの前記ユーザプロファイルデータの前記記憶された第2の部分を分析し、それにより、前記第1の無線デバイスからの前記ユーザプロファイルデータの前記記憶された第1の部分と、前記第2の無線通信デバイスの前記ユーザプロファイルデータの前記記憶された第2の部分との間で一致があるかを判定するように構成される、前記無線アクセスポイントと関連するコントローラをさらに備え、前記コントローラは、一致インジケータを生成し、それにより、前記第1の無線デバイスからの前記ユーザプロファイルデータの前記記憶された第1の部分と、前記第2の無線デバイスからの前記ユーザプロファイルデータの前記記憶された第2の部分との間の前記分析によって生じる一致を指示する、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記無線アクセスポイントをネットワークサーバに連結するためのネットワークインターフェースコントローラをさらに備え、前記ネットワークインターフェースコントローラは、前記第2の無線通信デバイスと関連して、前記ネットワークサーバに記憶される前記第2の無線通信デバイスに対する、前記ユーザプロファイルデータの前記第2の部分を受信するように構成される、請求項15に記載のシステム。
【請求項21】
前記無線アクセスポイントは、前記第1の無線通信デバイスから前記ユーザプロファイルデータの前記第1の部分を受信し、前記システムは、前記第1の無線通信デバイスに対する前記ユーザプロファイルデータの前記受信された第1の部分、および前記ネットワークサーバから受信される前記第2の無線通信デバイスに対する前記ユーザプロファイルデータの前記第2の部分を分析するように構成される、前記無線アクセスポイントと関連するコントローラをさらに備え、前記コントローラは、一致インジケータを生成し、それにより、前記第1の無線通信デバイスに対する前記ユーザプロファイルデータの前記受信された第1の部分、および前記ネットワークサーバから受信される前記第2の無線通信デバイスに対する前記ユーザプロファイルデータの前記第2の部分の前記分析によって生じる一致を指示する、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記無線アクセスポイントをネットワークサーバに連結するためのネットワークインターフェースコントローラをさらに備え、前記ネットワークインターフェースコントローラは、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれの前記プロファイルデータ記憶領域からの前記ユーザプロファイルデータの前記第1および第2の部分を、前記ネットワークサーバに伝送するように構成され、前記ネットワークサーバは、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれと関連して、前記第1の無線通信デバイスに対する前記ユーザプロファイルデータの第1および第2の部分、ならびに前記第2の無線通信デバイスに対する前記プロファイルデータの前記第1および第2の部分を記憶するように構成される、請求項15に記載のシステム。
【請求項23】
前記第1の無線通信デバイスに対する前記ユーザプロファイルデータの前記記憶された第1の部分、および前記第2の無線通信デバイスに対する前記ユーザプロファイルデータの前記記憶された第2の部分を分析するように構成される、前記ネットワークサーバと関連するコントローラをさらに備え、前記コントローラは、一致インジケータを生成し、それにより、前記第1の無線通信デバイスに対する前記ユーザプロファイルデータの前記記憶された第1の部分と、前記第2の無線通信デバイスに対する前記ユーザプロファイルデータの前記記憶された第2の部分との間の前記分析によって生じる一致を指示する、請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
前記複数の無線通信デバイスのそれぞれの前記プロファイルデータ記憶領域は、前記プロファイルデータ記憶領域の前記第1の部分においてユーザが選択可能なプロファイルデータ、および前記プロファイルデータ記憶領域の前記第2の部分においてユーザが選択可能な選好データを記憶するように構成され、前記第1の無線通信デバイスの前記コントローラは、前記無線アクセスポイントを介して、前記第2の無線通信デバイスから前記ユーザプロファイルデータの前記第1の部分を受信するように、かつ前記第2の無線通信デバイスの前記ユーザと関連する前記ユーザプロファイルデータの前記第1の部分、および前記第1の無線通信デバイスの前記ユーザと関連する前記ユーザが選択可能な選好データを分析し、前記第1の無線通信デバイスの前記ユーザと関連する前記ユーザが選択可能な選好データと、前記第2の無線通信デバイスの前記ユーザと関連する前記ユーザプロファイルデータの前記第1の部分との間で一致があるかを判定するように構成される、請求項15に記載のシステム。
【請求項25】
通信リンクを確立するための、第1の通信手段と、
前記第1の無線通信デバイスの動作を制御するための、第1の制御手段と、
前記第1の無線通信デバイスのユーザに対するユーザプロファイルデータの第1および第2の部分を記憶するための、第1のデータ記憶手段と、
を有する、第1の無線通信デバイスと、
通信リンクを確立するための、第2の通信手段と、
前記第2の無線通信デバイスの動作を制御するための、第2の制御手段と、
前記第2の無線通信デバイスのユーザに対するユーザプロファイルデータの第1および第2の部分を記憶するための、第2のデータ記憶手段であって、前記第1の制御手段は、前記第1の無線通信デバイスに近接する位置における前記第2の無線通信デバイスの存在を検出するように、かつそれとの通信リンクを確立するように構成される、第2のデータ記憶手段と、
前記第2のデータ記憶手段から受信される前記ユーザプロファイルデータの前記第2の部分、および前記第1のデータ記憶手段から受信されるユーザプロファイルデータの前記第1の部分を分析し、その間で一致があるかを判定するための、アナライザ手段と、
を有する、第2の無線通信デバイスと、
を備える、通信システム。
【請求項26】
通信リンクを確立するための前記第1および第2の手段は、前記第1の無線通信デバイスと前記第2の無線通信デバイスとの間で直接通信リンクを確立するために、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれの短距離トランシーバを備える、請求項25に記載のシステム。
【請求項27】
ネットワークアクセスポイントをさらに備え、通信リンクを確立するための前記手段は、前記ネットワークアクセスポイントを介して、前記第1の無線通信デバイスと前記第2の無線通信デバイスとの間で通信リンクを確立するために、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれにおいて、トランシーバを備える、請求項25に記載のシステム。
【請求項28】
無線通信デバイスからのデータを処理するためのシステムであって、
第1の無線通信デバイスの記憶位置において、ユーザ関連データを記憶するための手段と、
前記第1の無線通信デバイスと第2の無線通信デバイスとの間で無線通信リンクを確立するための手段と、
前記無線通信リンクの確立後に、前記第1の無線通信デバイスの前記記憶位置における前記ユーザ関連データを抽出するための手段と、
前記抽出されたユーザ関連データを、前記第2の無線通信デバイスのユーザと関連するウェブページに転送するための手段と、
前記ウェブページと関連する記憶位置において、前記転送データを記憶するための手段と、
前記記憶された転送データを取り出すために、前記ウェブページにアクセスするための手段と、を備える、システム。
【請求項29】
通信リンクを確立するための前記手段は、前記第1の無線通信デバイスと前記第2の無線通信デバイスとの間で直接通信リンクを確立するために、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれにおける短距離トランシーバを備える、請求項28に記載のシステム。
【請求項30】
ネットワークアクセスポイントをさらに備え、通信リンクを確立するための前記手段は、前記ネットワークアクセスポイントを介して、前記第1の無線通信デバイスと前記第2の無線通信デバイスとの間で通信リンクを確立するために、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれにおける短距離トランシーバを備える、請求項28に記載のシステム。
【請求項31】
無線通信ネットワークを直接通信するように、かつネットワークアクセスポイントと通信するように構成される、第1および第2の無線通信デバイスで使用するための通信方法であって、
前記第1の無線通信デバイスが、接続するための無線アクセスポイントを検索することと、
前記無線アクセスポイントとの接続後に、前記第2の無線通信デバイスもまた前記無線アクセスポイントに接続されているという指示を受信することと、
前記無線アクセスを介してデータを交換するために、前記第1および第2の無線通信デバイス間と無線通信リンクを確立することと、
を含む、方法。
【請求項32】
前記交換されたデータは、ユーザプロファイルデータを含み、
前記第1の無線通信デバイスが、前記無線アクセスポイントを介して前記第2の無線通信デバイスから前記ユーザプロファイルデータを受信することと、
前記第1の無線通信デバイスが、前記受信されたユーザプロファイルデータ、および前記第1の無線通信デバイスの前記プロファイルデータのユーザ選好部分を分析し、それにより、前記第2の無線通信デバイスの前記ユーザプロファイルデータと、前記第1の無線通信デバイスの前記ユーザ選好データとの間で一致があるかを判定すること、
をさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記ネットワークサーバと関連するデータ記憶領域において、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれに対する追加のユーザデータを記憶する、ネットワークサーバで使用するための方法であって、前記交換されたデータは、識別データを含み、
前記分析が一致を指示する場合、前記無線アクセスポイントが、通信ネットワークを介して、前記第1および第2の無線通信デバイスに対する前記識別データを、前記ネットワークサーバに伝送することと、
前記無線アクセスポイントが、前記第1の無線通信デバイスに対する前記識別データの伝送に応答して、前記ネットワークサーバから前記第1の無線通信デバイスに対する前記追加データを受信することと、
前記無線アクセスポイントが、前記第1の無線通信デバイスに対する前記受信された追加データを、前記無線アクセスポイントから前記第2の無線通信デバイスに伝送することと、
前記無線アクセスポイントが、前記第2の無線通信デバイスに対する前記識別データの伝送に応答して、前記ネットワークサーバから前記第2の無線通信デバイスに対する前記追加データを受信することと、
前記無線アクセスポイントが、前記第2の無線通信デバイスに対する前記受信された追加データを、前記無線アクセスポイントから前記第1の無線通信デバイスに伝送することと、をさらに含む、請求項33に記載の方法。
【請求項34】
前記交換されたデータは、ユーザプロファイルデータを含み、前記無線アクセスポイントと関連するデータ記憶領域において、前記第2の無線通信デバイスからの前記ユーザプロファイルデータを記憶することと、前記第1の無線通信デバイスの前記無線アクセスポイントとの接続後に、前記記憶されたユーザプロファイルデータを、前記無線アクセスポイントから前記第1の無線通信デバイスに伝送することと、をさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
前記交換されたデータは、ユーザプロファイルデータを含み、
前記第1の無線通信デバイスの前記無線アクセスポイントとの接続後に、前記第1の無線通信デバイスから前記ユーザプロファイルデータを受信することと、
前記無線アクセスポイントと関連するデータ記憶領域において、前記第1の無線通信デバイスからの前記ユーザプロファイルデータを記憶することと、
第3の無線通信デバイスの前記無線アクセスポイントとの接続後に、前記記憶されたユーザプロファイルデータを、前記無線アクセスポイントから前記第3の無線通信デバイスに伝送することと、をさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
前記交換されたデータは、ユーザプロファイルデータを含み、
前記無線アクセスポイントが、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれの前記無線アクセスポイントとの接続後に、前記第1および第2の無線通信デバイスから前記ユーザプロファイルデータを受信することと、
前記無線アクセスポイントが、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれの前記無線アクセスポイントとの接続後に、前記第1および第2の無線通信デバイスからユーザ選好データを受信することと、
をさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項37】
前記無線アクセスポイントと関連するデータ記憶領域において、前記第1の無線通信デバイスからの前記ユーザプロファイルデータおよびユーザ選好データを記憶することと、
前記無線アクセスポイントと関連するデータ記憶領域において、前記第2の無線通信デバイスからの前記ユーザプロファイルデータおよびユーザ選好データを記憶することと、
をさらに含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記無線アクセスポイントが、前記第1の無線通信デバイスからの前記受信されたユーザプロファイルデータを、前記第2の無線通信デバイスからの前記ユーザ選好データと分析することと、前記第2の無線通信デバイスからの前記受信されたユーザプロファイルデータを、前記第1の無線通信デバイスからの前記ユーザ選好データと分析することと、それにより、前記第1および第2の無線通信デバイス間で一致があるかを判定することと、をさらに含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記ネットワークサーバと関連するデータ記憶領域において、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれに対する追加のユーザデータを記憶するネットワークサーバで使用するための方法であって、前記交換されたデータは、識別データを含み、
前記分析が一致を指示する場合、前記無線アクセスポイントが、通信ネットワークを介して、前記第1および第2の無線通信デバイスに対する前記識別データを、前記ネットワークサーバに伝送することと、
前記無線アクセスポイントが、前記第1の無線通信デバイスに対する前記識別データの伝送に応答して、前記ネットワークサーバから前記第1の無線通信デバイスに対する前記追加データを受信することと、
前記無線アクセスポイントが、前記第1の無線通信デバイスに対する前記受信された追加データを、前記無線アクセスポイントから前記第2の無線通信デバイスに伝送することと、
前記無線アクセスポイントが、前記第2の無線通信デバイスに対する前記識別データの伝送に応答して、前記ネットワークサーバから前記第2の無線通信デバイスに対する前記追加データを受信することと、
前記無線アクセスポイントが、前記第2の無線通信デバイスに対する前記受信された追加データを、前記無線アクセスポイントから前記第1の無線通信デバイスに伝送することと、
をさらに含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記ネットワークサーバと関連するデータ記憶領域において、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれに対する前記ユーザプロファイルデータおよびユーザ選好データを記憶するネットワークサーバで使用するための方法であって、前記交換されたデータは、識別データを含み、
前記無線アクセスポイントが、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれの前記無線アクセスポイントとの接続後に、前記第1および第2の無線通信デバイスから前記識別データを受信することと、
前記無線アクセスポイントが、通信ネットワークを介して、前記ユーザ識別データを、前記第1および第2の無線通信デバイスから前記ネットワークサーバに伝送することと、
前記ネットワークサーバが、前記第1の無線通信デバイスに対する前記識別データを受信することに応答して、前記第1の無線通信デバイスに対する前記ユーザプロファイルデータおよびユーザ選好データを取り出すことと、
前記ネットワークサーバが、前記第2の無線通信デバイスに対する前記識別データを受信することに応答して、前記第2の無線通信デバイスに対する前記ユーザプロファイルデータおよびユーザ選好データを取り出すことと、
をさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項41】
前記ネットワークサーバが、前記第1の無線通信デバイスに対する前記取り出されたユーザプロファイルデータを、前記第2の無線通信デバイスに対する前記取り出されたユーザ選好データと分析することと、前記第2の無線通信デバイスからの前記取り出されたユーザプロファイルデータを、前記第1の無線通信デバイスからの前記取り出されたユーザ選好データと分析することと、それにより、前記第1および第2の無線通信デバイス間で一致があるかを判定することと、前記ネットワークサーバが、前記分析が一致を指示する場合、一致インジケータを前記無線アクセスポイントに戻すことと、をさらに含む、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記ネットワークサーバに関連するデータ記憶領域において、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれに対するユーザ選好データを記憶するネットワークサーバで使用するための方法であって、前記交換されたデータは、識別データを含み、
前記無線アクセスポイントが、通信ネットワークを介して、前記第1および第2の無線通信デバイスに対する前記ユーザ識別データを、前記ネットワークサーバに伝送することと、
前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれに対する前記識別データを伝送することに応答して、前記第1および第2の無線通信デバイスに対する前記ユーザ選好データを受信することと、
をさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項43】
前記無線アクセスポイントが、前記第1の無線通信デバイスからの前記受信されたユーザプロファイルデータを、前記ネットワークサーバから受信される前記第2の無線通信デバイスに対する前記ユーザ選好データと分析することと、
前記第2の無線通信デバイスからの前記受信されたユーザプロファイルデータを、前記ネットワークサーバから受信される前記第1の無線通信デバイスに対する前記ユーザ選好データと分析し、前記第1および第2の無線通信デバイス間で一致があるかを判定することと、をさらに含む、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
無線通信デバイスからのデータを処理するための方法であって、
第1の無線通信デバイスの記憶位置において、ユーザ関連データを記憶することと、
前記第1の無線通信デバイスと第2の無線通信デバイスとの間で、無線通信リンクを確立することと、
前記第1の無線通信デバイスと第2の無線通信デバイスとの間の前記無線通信リンクの確立後に、前記第1の無線通信デバイスの前記記憶位置における前記ユーザ関連データを抽出することと、
前記抽出されたユーザ関連データを、前記第2の無線通信デバイスのユーザと関連するウェブページに転送することと、
前記ウェブページと関連する記憶位置において、前記転送データを記憶することと、
前記記憶された転送データを取り出すために、前記ウェブページにアクセスすることと、
を含む、方法。
【請求項45】
前記抽出されたユーザ関連データを、前記第2の無線通信デバイスのユーザと関連する前記ウェブページに転送することは、前記第2の無線通信デバイス内の広域ネットワークトランシーバを使用して実行される、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記抽出されたユーザ関連データを、前記第2の無線通信デバイスのユーザと関連する前記ウェブページに転送することは、前記第2の無線通信デバイスが通信リンクを確立した無線ネットワークアクセスポイントを使用して実行される、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記第1の無線通信デバイスと第2の無線通信デバイスとの間の前記無線通信リンクは、前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれにおけるトランシーバ間の直接通信によって確立される、請求項44に記載の方法。
【請求項48】
前記トランシーバは、短距離トランシーバである、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記トランシーバは、非ネットワークトランシーバである、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
前記第1の無線通信デバイスと第2の無線通信デバイスとの間の前記無線通信リンクは、無線ネットワークアクセスポイントと前記第1および第2の無線通信デバイスのそれぞれにおけるトランシーバとの間の通信によって確立される、請求項47に記載の方法。
【請求項51】
前記第1の無線通信デバイスと前記第2の無線通信デバイスとの間の前記無線通信リンクの確立後に、前記ユーザ関連データの少なくとも一部を、前記第1の無線通信デバイスの前記記憶位置から前記第2の無線通信デバイスに提供することと、
前記第2の無線通信デバイスのユーザによって指定される選好データに関する、前記ユーザ関連データの前記部分前記部分を分析し、前記ユーザ関連データの前記部分と前記ユーザ指定選好データとの間で一致があるかを判定することと、
をさらに含む、請求項44に記載の方法。
【請求項52】
前記第1の無線通信デバイスの前記記憶位置における前記ユーザ関連データを抽出することは、前記ユーザ関連データの前記一部と前記ユーザ指定選好データとの間の一致の判定後のみ許可される、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記第2の無線通信デバイスは、前記第2の無線通信デバイスの記憶位置において、ユーザ関連データを記憶し、
前記第1の無線通信デバイスと前記第2の無線通信デバイスとの間の前記無線通信リンクの確立後に、前記ユーザ関連データの少なくとも一部を、前記第2の無線通信デバイスの前記記憶位置から前記第1の無線通信デバイスに提供することと、
前記第1の無線通信デバイスのユーザによって指定される選好データに関する、前記ユーザ関連データの前記部分前記部分を分析し、前記ユーザ関連データの前記部分と前記ユーザ指定選好データとの間で一致があるかを判定することと、
をさらに含む、請求項44に記載の方法。
【請求項54】
前記第2の無線通信デバイスの前記記憶位置における前記ユーザ関連データを抽出することは、前記ユーザ関連データの前記一部と前記ユーザ指定選好データとの間の一致の判定後のみ許可される、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記第1の無線通信デバイスの前記記憶位置における前記ユーザ関連データを抽出することは、前記第2の無線通信デバイスから受信され、前記無線通信リンクを介して、前記第1の無線通信デバイスから前記第2の無線通信デバイスに伝送されるデータに対するリクエストに応答して、前記第1の無線通信デバイスによって実行される、請求項44に記載の方法。
【請求項56】
前記第1の無線通信デバイスの前記記憶位置における前記ユーザ関連データを抽出することは、無線ネットワークアクセスポイントから受信され、前記第1の無線通信デバイスと前記無線ネットワークアクセスポイントとの間の前記無線通信リンクを介して、前記第1の無線通信デバイスから前記無線ネットワークアクセスポイントに伝送されるデータに対するリクエストに応答して、前記第1の無線通信デバイスによって実行される、請求項44に記載の方法。
【請求項57】
前記抽出されたユーザ関連データを前記第2の無線通信デバイスのユーザと関連する前記ウェブページに転送することは、前記無線ネットワークアクセスポイントを使用して実行される、請求項44に記載の方法。
【請求項58】
第3の無線通信デバイスの記憶位置において、ユーザ関連データを記憶することと、
前記第2の無線通信デバイスと前記第3の無線通信デバイスとの間で無線通信リンクを確立することと、
前記第2の無線通信デバイスと前記第3の無線通信デバイスとの間の前記無線通信リンクの確立後に、前記第3の無線通信デバイスの記憶位置における前記ユーザ関連データを抽出することと、
前記抽出されたユーザ関連データを、前記第2の無線通信デバイスの前記ユーザと関連する前記ウェブページに転送することと、
前記ウェブページと関連する前記記憶位置において、前記転送データを記憶することと、
をさらに含む、請求項44に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2012−520014(P2012−520014A)
【公表日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−553049(P2011−553049)
【出願日】平成22年3月2日(2010.3.2)
【国際出願番号】PCT/US2010/025949
【国際公開番号】WO2010/101940
【国際公開日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【出願人】(511216466)イースリー エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】