説明

照明器具

【課題】被照明部に影ができることを効果的に抑制しつつ、柔らかい光の空間を演出して照明する効果を向上できる照明器具を提供する。
【解決手段】器具本体2と、蛍光ランプ11と、本体カバー21とを具備する。器具本体2は、前方に開放する環形の周壁4を有し、この周壁4に投光部5を設けている。蛍光ランプ11を器具本体2内に配置する。本体カバー21を器具本体2の前面に開閉可能に取付ける。この本体カバー21が、閉じ状態で蛍光ランプ11に対向する環状の光透過部24a、及びこの光透過部24aで囲まれたミラー部24bを有していることを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ミラー部を有して例えば化粧室や玄関等に設置して使用される照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、洗面台用の照明器具として、化粧鏡の両側部に上下方向に延びる直管型蛍光ランプを配設し、化粧鏡の上部コーナー部に白熱灯、及びこの白熱灯からの上向きの照射光を下方側への間接照明光として反射させる反射板を夫々設けるとともに、各白熱灯の照射方向を調節自在とした照明器具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この照明器具の点灯下で使用者が化粧等をする場合には、両側の蛍光ランプからの直接光に、白熱灯の照射方向の調節による直接光を加味して、使用者の顔の細かい部分の化粧に適するように照明できる他、白熱灯の照射方向を上向きに調節することで、反射板で反射される間接光を加味して、化粧鏡の周囲を柔らかい光の空間に演出して照明することができる。
【特許文献1】特開平8−185709号公報(段落0005−0011、図1−図4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の照明器具では、左右の側枠及びこれらの上端にわたる上枠で囲まれて化粧鏡が設けられ、側枠から化粧鏡に向かって傾斜状に取付けられた透光板の内側に蛍光ランプが配置されている。このため、化粧鏡の左右両側方には側枠が邪魔となって蛍光ランプからの光は照射されない。しかも、これら蛍光ランプの光はその上下方向には照射されない。更に、白熱灯からの光は、反射板に遮られて上方向にも照射されない。したがって、白熱灯を上向きにした状態の場合にだけ、下向きの間接光が得られるに過ぎないので、化粧鏡の周囲を柔らかい光の空間に演出して照明する効果が乏しい。
【0005】
更に、従来の照明器具では白熱灯が蛍光ランプの上側に連続するように配置されているので、化粧鏡の左右両側からの直接光が得られるに過ぎず、化粧鏡の上下からは直接照明光を得ることができない。このため、場所ごとに光の強さ等がばらついて照明される使用者の顔に影ができ易い。
【0006】
しかも、従来の照明器具は、多数の光源を必要としているので、ランプ交換の機会が増える。それだけではなく、異種光源ごとの光量や光色の差に加えて、光源ごとの発光効率の低下のばらつきにより、光源ごとの光の差が大きくなりやすいので、こうしたばらつきに基づいて、照明される使用者の顔に影ができ易い。
【0007】
本発明の目的は、被照明部に影ができることを効果的に抑制しつつ、柔らかい光の空間を演出して照明する効果を向上できる照明器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、前方に開放する環形の周壁を有し、この周壁に投光部が設けられた器具本体と;この器具本体内に配置された光源と;前記器具本体の前面に開閉可能に取付けられ、閉じ状態で前記光源に対向する環状の光透過部及びこの光透過部で囲まれたミラー部を有した本体カバーと;を具備することを特徴としている。
【0009】
本発明で、周壁が環形である例として、四角形に代表される多角形、丸形、楕円形などを挙げることができる。本発明で、周壁の投光部は、この周壁に開けた多数の小孔で形成ができる他、周壁を透光性材料例えば乳白色のアクリル樹脂製として形成することができ、この場合には周壁自体が投光部を兼ねる構成とできる。又、本発明では、周壁の投光部を全周に渡り設けることが好ましいが、器具本体の周囲への投光の目的が損なわれない範囲であれば、必ずしも周壁の全周に投光部を設けなくてもよい。
【0010】
本発明で、光源にはLEDや蛍光ランプ等を用いることができる。光源が蛍光ランプである場合、この蛍光ランプは、複数用いることもできるが、部品点数を削減でき、かつ、発光効率が低下しても各部での明るさのばらつきを生じない点で、単一の環形蛍光ランプとすることが好ましい。単一の環形蛍光ランプを使用する場合、このランプは器具本体の周壁と同様形状で、それにより、周壁に沿うように配設されるものが好ましい。しかし、周壁の環形形状とは異なる形状、例えば、周壁が四角形である場合に丸形の蛍光ランプを用いることも可能である。
【0011】
本発明で、本体カバーが器具本体に開閉可能に取付けられるとは、本体カバーが着脱されるものであってもよく、或いは、ヒンジを介して器具本体に回動可能に連結されて、その回動により器具本体を開閉するものであってもよい。本発明で、本体カバーのミラー部を囲む光透過部は、例えば乳白色を呈して光を拡散するものを好適に使用できるが、これには制約されないとともに、この光透過部は環形に連続して形成されていても、或いは光を通さない光不透過部位を局部的に含んでいても差し支えない。
【0012】
請求項1の発明の照明器具の光源が点灯されると、この光源から前方に向かった光は、本体カバーの光透過部を透過し、直接光として照明器具と向き合った使用者などに届く。この場合、光透過部が環状であるので、ミラー部に正対している使用者の顔等の被照明部を、影ができないように上下左右方向から照明できる。同時に、光源からその周囲に向かった光は、器具本体の周壁の投光部を通って、器具本体の周囲に投射される。この光は、照明器具が取付けられている器具設置面を照明するので、その反射光を使用者は間接光として視認することになる。このように照明器具の周囲に出る間接光を得られるので、照明器具の周囲を柔らかい光の空間に演出して照明する効果を高めることができる。
【0013】
更に、本発明で使用する蛍光ランプが単一である場合には、その発光効率が低下しても、各部において均一な強さの光が放射される。このため、既述の直接光の強度が場所によってばらつくことがなく、柔らかい光の空間を演出する既述の間接光の強度が場所によってばらつくことがないので、これらのばらつきを原因として使用者の顔等の被照明部に影ができることを抑制できる。しかも、使用する蛍光ランプが環形で単一である場合には、ランプの使用数が最小となり、それに伴いランプ交換の機会も減らすことができる。
【0014】
請求項2の発明は、照明器具が立てて設置されるものであるとともに、その光源が、単一の環形の蛍光ランプで、かつ、このランプが有したバルブの一端部に設けた第1の電極のマウント高さよりも前記バルブの他端部に設けた第2の電極のマウント高さを大きくして、この第2の電極のマウント高さに相当するバルブの他端部で、管壁温度が最も低くなる最冷部を形成したものであって、前記最冷部を前記器具本体の下部に配置したことを特徴としている。
【0015】
立てて設置された照明器具内の温度は上部より下部の方が低い。このため、温度が低い照明器具の下部に蛍光ランプの最冷部を配置した請求項2の発明では、最冷部の温度を低く維持し易い。これにより、蛍光ランプのバルブ内の水銀蒸気圧をバルブの最冷部の温度によって略最適値に規制して、高い発光効率を得る最冷部制御を行う上で好ましい。
【発明の効果】
【0016】
請求項1の発明によれば、被照明部に影ができることを効果的に抑制しつつ、柔らかい光の空間を演出して照明する効果を向上できる照明器具を提供できる。
【0017】
請求項2の発明によれば、環形蛍光ランプのバルブ内の水銀蒸気圧をバルブの最冷部の温度によって略最適値に規制して、高い発光効率を得る最冷部制御を行う上で好ましい照明器具を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1〜図7を参照して本発明の一実施形態に係る化粧台用照明器具について説明する。
【0019】
図中符号1は照明器具を示す。この照明器具1は、図示しない化粧台にこの台を使用する使用者の正面に対向する正対位置に垂直状態に立てて設置される。照明器具1は、化粧台に一体に組み込まれていても、或いは化粧台とは分離したもので垂直状態の室内壁面(器具設置面S)に設置されていてもよい。
【0020】
照明器具1は、器具本体2と、光源例えば単一の蛍光ランプ11と、本体カバー21とを備えている。
【0021】
器具本体2は、板金製であり、図4〜図7に示すように四角形をなすベース板3の上下左右の縁から側板4a〜4dを前方に向けて折れ曲げて形成されている。側板4a〜4dは互いに連続して四角環形の周壁4を形成している。この周壁4は前方に開放している。周壁4にはその全周に投光部5が設けられている。
【0022】
図2及び図3で代表して示すように投光部5は例えば側板4a〜4dの夫々に設けた多数の小孔で形成されている。このように投光部5をなした多数の小孔は、器具本体2内に下方から上方に向けて外部の空気が流通することを許す換気孔としても機能するものである。上下方向に延びた互いに平行な側板4c、4dの内の一方、例えば側板4dの上下方向の中央部には、保持部例えばマグネット6(図5参照)が取付けられている。
【0023】
器具本体2内にはベース板3の内面に固定された反射板7が設けられている。反射板7は、周壁4の形状に対応した形状、例えば四角環形をなし、外周枠部7aと内周枠部7bとを有している。
【0024】
外周枠部7aは、斜めに折れ曲がっていて、その先端側ほど周壁4の内面に近づいている。図6及び図7に示すように外周枠部7aの前方への突出高さは、周壁4の前方への突出高さより低く、外周枠部7aの先端と周壁4との間には四角形の環状間隙gが設けられている。内周枠部7bは、ベース板3に対して略直角となるように折れ曲がっていて、その前方への突出高さは、周壁4の前方への突出高さより高い。
【0025】
器具本体2には光源の点灯を担う点灯装置、例えばインバータ式の電子安定器8が内蔵されている。この電子安定器8は、反射板7で囲まれた領域内に位置して器具本体2に固定され、好ましくは下側の側板4bの投光部5から上向きに流入する外気に晒され易く、それにより放熱が促進され易いように器具本体2の下部内面に固定されている。
【0026】
蛍光ランプ11は器具本体2の外形形状に対応した環形をなしている。図4及び図5に示すように蛍光ランプ11は、例えば四角環状に曲げられたバルブ12の互いに接近した両端部にわたって合成樹脂製の口金13を装着してなる。
【0027】
この蛍光ランプ11においては、バルブ12の一端部12aに設けた第1の電極のマウント高さX(図4参照)よりもバルブ12の他端部12bに設けた第2の電極のマウント高さY(図4参照)が大きい。これにより、第2の電極のマウント高さに相当するバルブ12の他端部12bで、管壁温度が最も低くなる最冷部が形成されている。蛍光ランプ11は、その最冷部での温度によってバルブ12内の水銀蒸気圧を略最適値に規制して、高い発光効率を得るように構成されている。
【0028】
蛍光ランプ11は、その口金13及び前記最冷部を器具本体12の下部に配置して反射板7の外周枠部7aと内周枠部7bとの間に取付けられている。蛍光ランプ11の口金13及び前記最冷部は、電子安定器8と器具本体2の下側の側板4bとの間に位置されている。なお、図4において器具本体2の下部の二つの角部の内のいずれかの角部及びその付近に口金13及び前記最冷部を配置する形態も、器具本体2の下部に口金13及び前記最冷部を配置する概念に包含される。
【0029】
図1〜図3等に示すように本体カバー21は、カバー枠22と、ホルダ23と、カバー部24とを備えている。
【0030】
カバー枠22は、器具本体2の形状に対応し、例えば四角環状をなしている。このカバー枠22は器具本体2より大きい。カバー枠22は、合成樹脂、金属、木材、又は木質系の材料により作られる。
【0031】
カバー枠22の一側部は、ヒンジ25(図3参照)を介して器具本体2の側板4dと平行な側板4cに回転可能に取付けられている。それにより、本体カバー21が器具本体2の前面に開閉可能に取付けられている。カバー枠22の前記一側部と平行な他側部の裏面には、被保持部例えば鉄板26(図5参照)が取付けられている。
【0032】
本体カバー21が器具本体2を閉じる位置に配置された時に、前記マグネット6が鉄板26を吸付けて、本体カバー21は閉じ状態に保持される。この時、カバー枠22は周壁4の外側に張り出すようになり、その裏面が周壁4の前端に当たるように配置される(図3及び図4参照)。カバー枠22の裏面は、器具設置面S側への反射面として機能するように形成されていることが好ましい。本実施形態では、本体カバー21をアルミニウム合金製として、その金属地肌面を反射面として利用している。そして、前記吸付け力に勝る開き力を本体カバー21に手で与えることにより、本体カバー21を開くことができ、それによりランプ交換が可能となっている。
【0033】
ホルダ23はカバー枠22の内周に沿って取付けられている。このホルダ23はカバー枠22から前方へ突出する部位を有している。ホルダ23は透光部材、例えば過乳白色のアクリル板で形成されている。なお、これに代えて、前記突出部位に前記周壁と同じように多数の小孔を開けた投光部材を用いてホルダ23を形成することもできる。
【0034】
カバー部24はその裏面をホルダ23の前端部に取付けて設けられている。カバー部24は、カバー枠22より小さく、かつ、カバー枠22と相似形をなしている。このカバー部24は、光透過部24aと、ミラー部24bと、外周ミラー部24cとを有している。これら光透過部24a、ミラー部24b、及び外周ミラー部24cの前面は面一に連なっている。
【0035】
光透過部24aは環状例えば四角環状に形成されている。この光透過部24aは、カバー部24を閉じた際に蛍光ランプ11及び反射板7からの光が射し込むように、好ましくはこれらに対向する位置に設けられている。光透過部24aは光を拡散して前方向に透過させるように形成されている。
【0036】
ミラー部24bは、光透過部24aで囲まれ例えば四角形状をなしていて、裏面に蒸着等により設けられた反射層24b1(図6及び図7参照)を有している。ミラー部24bは、鏡として使用するのに必要十分な面積を占めており、その面積は光透過部24aの面積より大きい。
【0037】
外周ミラー部24cは光透過部24aを囲んで設けられ、カバー部24の周縁部をなしていて、裏面に蒸着等により設けられた反射層24c1(図6及び図7参照)を有している。反射層24b1及び反射層24c1によってミラー部24bが鏡として機能するようになっている。外周ミラー部24cの裏面に光透過性のホルダ23が接続されている。
【0038】
照明器具1が点灯されると、この照明器具1の前方に位置した使用者を直接光と間接光を以下のように照射できる。なお、直接光と間接光とを用いて照明をするので、いずれか一方のみの照明に比較して効率がよい。
【0039】
使用者から見ての直接光(図6及び図7中実線矢印で示す。)は、蛍光ランプ11から直接前方に向かう光、及び反射板7で反射されて前方へ向かう光である。この直接光は、器具本体2を覆った本体カバー21が有したカバー部24の光透過部24aを通って使用者の顔などを照射する。この場合、環状の光透過部24aでの光拡散制御により、この光透過部24a全体が明るく光って、使用者の顔などを上下左右から照明する。そのため、特定の方面からの照明光が欠如することがなく、使用者の顔等に影が形成されることを抑制できる。なお、以上の照明では、蛍光ランプ11側からの光がミラー部24bの裏面に射し込むことを反射板7の内周枠部7bによって抑制できる。
【0040】
使用者から見ての間接光(図6及び図7中点線矢印で示す。)は、蛍光ランプ11からその周囲に向けて投射された光の内で、前記環状間隙gを通って反射板7の外周枠部7aを迂回してから周壁4の投光部5を通り、器具本体2の周囲に照射される。この光は、器具設置面Sで反射されて、使用者にとって間接光として認識される。そして、この間接光は、既述のように外周枠部7aを迂回するので、外周枠部7aがない状態で投光部5から直接光が外部に投射される場合に比較して、光の強度が弱くなるように制御される。
【0041】
こうした照明器具1の全周への間接光により、柔らかい光の空間を演出して照明器具1の周囲を照明できるので、照明効果を高めることができる。しかも、間接光により器具本体2の周囲の器具設置面Sが照明される分、光透過部24aに射し込む光量を減らして、この光透過部24aが明る過ぎて眩しさを感じることを抑制できる。これとともに、カバー部24と器具設置面Sとの明るさのコントラストが抑制されるので、ミラー部24bを視認し易くできる。又、本実施形態では、投光部5を通った光の一部をカバー枠22の裏面で器具設置面Sに反射させるので、器具本体2周りをより効果的に間接照明できる。
【0042】
更に、蛍光ランプ11及び反射板7によって、これらの外側で斜め前方へ照射された光は、カバー部24を透過して、カバー枠22の前面を照射する。この光は、カバー枠22の前面で反射されて、使用者にとって間接光として認識される。この間接光により、全周を照らされたカバー枠22が視認され易くなり、カバー枠22を有した照明器具1のインテリア性を向上させることができる。もちろん、この間接光も、カバー部24と器具設置面Sとの明るさのコントラストを抑制するのに貢献している。
【0043】
前記照明器具1は、光源として使用する蛍光ランプ11が環形である。そのため、ランプの使用数が最小となり、それに伴いランプ交換の機会を減らすことができる。そして、光源を前記蛍光ランプ11としたことにより、その発光効率が低下しても、各部において均一な強さの光が放射される。このため、前記直接光の強度が場所によってばらつくことがなく、柔らかい光の空間を演出する間接光の強度が場所によってばらつくことがない。したがって、ランプの発光効率の低下に伴い光の強さが各部でばらついて使用者の顔等に影ができるという自体も招き難い点で好ましい。
【0044】
更に、照明器具1は器具設置面Sに沿って立てて設置されているので、この器具本体2の下部の方が上部より温度が低い。特に、本実施形態のように周壁4の換気孔として機能する小孔からなる投光部5を設けた照明器具1では、蛍光ランプ11及び電子安定器8の発熱によって生起される気流により、冷たい外気が、主として下側の側板4bの投光部5から照明器具1内に流入して、上側の側板4aの投光部5を通って流出する。これにより、前記のように器具本体2の下部の温度をより低くできる。
【0045】
こうした条件下で、最冷部制御をする機能を持った蛍光ランプ11の口金13及び最冷部を器具本体2の下部に配置したので、最冷部をなすバルブ12の他端部12bを外部から流入する冷たい外気に晒して、最冷部の温度が上がることが抑制され、この最冷部の温度を低く維持し易い。これにより、蛍光ランプ11のバルブ12内の水銀蒸気圧をバルブ12の最冷部の温度によって略最適値に規制する最冷部制御ができるので、高い発光効率を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の一実施形態に係る化粧台用照明器具を示す正面図。
【図2】図1の照明器具を示す平面図。
【図3】図1の照明器具を示す側面図。
【図4】図1の照明器具をその本体カバーを外した状態で示す正面図。
【図5】図1の照明器具をその本体カバーを開いた状態で示す斜視図。
【図6】図1の照明器具を示す横断平面図。
【図7】図1の照明器具を示す縦断側面図。
【符号の説明】
【0047】
1…照明器具、2…器具本体、4…周壁、5…投光部、11…蛍光ランプ(光源)、12…バルブ、12b…バルブの端部(最冷部)、13…口金、21…本体カバー、22…カバー枠22、23…ホルダ、24…カバー部、24a…光透過部、24b…ミラー部、25…ヒンジ、S…器具設置面、A…バルブの一端側でのマウント高さ、B…バルブの他端側でのマウント高さ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前方に開放する環形の周壁を有し、この周壁に投光部が設けられた器具本体と;
この器具本体内に配置された光源と;
前記器具本体の前面に開閉可能に取付けられ、閉じ状態で前記光源からの光が射し込む環状の光透過部及びこの光透過部で囲まれたミラー部を有した本体カバーと;
を具備することを特徴とする照明器具。
【請求項2】
請求項1記載の照明器具が立てて設置されるものであるとともに、その光源が、単一の環形の蛍光ランプで、かつ、このランプが有したバルブの一端部に設けた第1の電極のマウント高さよりも前記バルブの他端部に設けた第2の電極のマウント高さを大きくして、この第2の電極のマウント高さに相当するバルブの他端部で、管壁温度が最も低くなる最冷部を形成したものであって、前記最冷部を前記器具本体の下部に配置したことを特徴とする照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−134136(P2007−134136A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−325224(P2005−325224)
【出願日】平成17年11月9日(2005.11.9)
【出願人】(000003757)東芝ライテック株式会社 (2,710)
【出願人】(303063643)東芝ホームライティング株式会社 (24)
【Fターム(参考)】