説明

熱伝導率測定装置および熱伝導率測定方法

【課題】弾性を有する被測定体や接触熱抵抗の大きな被測定体の熱伝導率を正確に測定できる、熱伝導率の測定装置および測定方法を提供する。
【解決手段】被測定体を、それぞれの一端で挟持するように対向配置された加熱側ロッド及び冷却側ロッドと、加熱側ロッド及び冷却側ロッドのそれぞれに設けられた温度センサと、加熱側ロッドの他端に設けられた加熱手段と、冷却側ロッドの他端に設けられた冷却手段とを含み、加熱手段から冷却手段に熱流を与えて、温度センサで加熱側ロッドと冷却側ロッドとの温度勾配を測定し、温度勾配より計算した被測定体中の被測定体温度勾配と、被測定体の被測定体膜厚から、被測定体の熱伝導率を計算する熱伝導率測定装置において、熱伝導率測定装置が、更に、被測定体膜厚を複数点で測定する膜厚測定手段を含み、被測定体膜厚が、膜厚測定手段の測定膜厚に基づいて定められる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被測定体の熱伝導率の測定装置および測定方法に関し、特に、弾性を有する被測定体や、接触熱抵抗の大きな被測定体の熱伝導率を正確に測定する測定装置および測定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図5は、全体が500で表される、従来の熱伝導率測定装置の概略図である。
熱伝導率測定装置500では、被測定体23の上下に予め熱伝導率krotが既知な加熱側ロッド21及び冷却側ロッド22が設けられ、加熱側ロッド21の最上部は加熱ブロック11により加熱され、冷却側ロッド22の最下部は冷却ブロック12により冷却される。加熱ブロック11にはヒータ10が挿入され、冷却ブロック12には冷媒が内部を流れている。加熱側ロッド21及び冷却側ロッド22内には、温度分布測定用のために所定間隔毎に孔が設けられており、この孔内に温度測定センサ41、42が埋設されている。また、加熱ブロック11の上部には、ロッド21、22と被測定体23の間の接触面圧力を制御する付加力装置15が配設されており、接触面圧力の測定用にロードセル13が設置されている。
【0003】
被測定体23を通過する熱流束、z軸方向の温度差、z軸方向の膜厚をそれぞれq、ΔT、tsとすると、被測定体23の熱伝導率kuは、
ku=q/(ΔT/ts)
で表される(例えば、非特許文献1参照)。
【非特許文献1】L.S.Flether et al., "Themal Conductance of Multilayered Metalic Sheets", AIAA26th Thermophysics Conference, June 24-26,1991, Honolulu Hawaii
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の式から明らかなように、熱伝導率kuは、被測定体23の厚さtsの測定精度に大きく影響される。従って、例えば、被測定体23がグリースやラバーなどの軟らかい材料の場合、被測定体の熱膨張や接触圧の変化などにより測定中に厚さが変化するため、厚さtsの測定値が不正確になり、正確な熱伝導率を求めることが困難であった。
【0005】
また、被測定体23と、加熱側ロッド21、冷却側ロッド22との接触面に空気などの膜が存在して接触熱抵抗が生じる場合、ΔTが不正確となり、正確な熱伝導率を求めることが困難であった。
【0006】
そこで、本発明は、弾性を有する被測定体や接触熱抵抗の大きな被測定体の熱伝導率を正確に測定できる、熱伝導率の測定装置および測定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、被測定体を、それぞれの一端で挟持するように対向配置された加熱側ロッド及び冷却側ロッドと、加熱側ロッド及び冷却側ロッドのそれぞれに設けられた温度センサと、加熱側ロッドの他端に設けられた加熱手段と、冷却側ロッドの他端に設けられた冷却手段とを含み、加熱手段から冷却手段に熱流を与えて、温度センサで加熱側ロッドと冷却側ロッドとの温度勾配を測定し、温度勾配より計算した被測定体中の被測定体温度勾配と、被測定体の被測定体膜厚から、被測定体の熱伝導率を計算する熱伝導率測定装置であって、熱伝導率測定装置が、更に、被測定体膜厚を複数点で測定する膜厚測定手段を含み、被測定体膜厚が、膜厚測定手段の測定膜厚に基づいて定められることを特徴とする熱伝導率測定装置である。
【0008】
また、本発明は、加熱側ロッドと冷却側ロッドとの間に被測定体を挟む工程と、加熱側ロッドの上端から冷却側ロッドの下端に熱流を流し、加熱側ロッド中および冷却側ロッド中の温度勾配を測定する測定工程と、加熱側ロッドおよび冷却側ロッドの温度勾配の測定結果から、被測定体中の測定体温度勾配(ΔT)を求める工程と、測定工程中に、被測定体の膜厚を複数点で測定し、被測定体膜厚(ts)を求める工程と、被測定体温度勾配(ΔT)と被測定体膜厚(ts)から、被測定体の熱伝導率(ku)を求める工程とを含むことを特徴とする熱伝導率測定方法でもある。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、被測定体が弾性を有する場合や、被測定体とロッドとの間に接触熱抵抗が生じる場合にも、被測定体の熱抵抗値を正確に求めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は、全体が100で表される、本発明の実施の形態にかかる熱伝導率測定装置の概略図であり、図1(a)に装置全体の概略図を、図1(b)に、図1(a)をA−A方向にみた場合の、冷却側ロッド22の断面図を示す。図1において、上述の図5と同一符号は同一又は相当箇所を示す。
【0011】
図1(a)に示すように、熱伝導率測定装置100では、例えばグリースやラバーなどの被測定体23が、2つのロッド21及び22に挟まれている。z軸方向(上下方向)に見て被測定体23の上側のロッドを加熱側ロッド21、下側のロッドを冷却側ロッド22とする。
【0012】
加熱側ロッド21及び冷却側ロッド22には、z軸方向に沿って複数の孔が設けられ、それぞれの孔内には、ロッド内のz軸方向の温度分布を測定するために、例えば熱電対から構成されるロッド温度測定センサ41、42が挿入されている。なお、ロッド21、22の材料には、銅(熱伝導率400W/mK)、アルミニウム(熱伝導率200W/mK)、ステンレス鋼SUS304(熱伝導率16W/mK)など、被測定体の温度差ΔTと、ロッド21、22のそれぞれの全長に生じる温度差が、同程度になるような材料を選択するのが好ましい。
【0013】
加熱側ロッド21の被測定体23と接触する面の反対側には、ヒータ10が取り付けられた加熱ブロック11が配置されている。ヒータ10には、セラミックヒータ等が用いられる。加熱ブロック11には、加熱ブロック11中での温度差を小さくするために、熱伝導率の大きな銅等を用いることが好ましい。
【0014】
冷却側ロッド22の被測定体23と接触する面の反対側には、冷媒が内部を流れる冷却ブロック12が配置されている。冷却ブロック12にも、冷却ブロック12中での温度差を小さくするため、熱伝導率の大きな銅等を用いることが好ましい。
【0015】
加熱ブロック11の上には、断熱性の支持部材14、接触面圧力を測定するためのロードセル13が設けられている。支持部材14は、加熱ブロック11から熱が伝わってロードセル13が高温にならないように設けられている。支持部材14としては、断熱性を高くするために、熱伝導率の小さなテフロン(登録商標)やセラミックなどが用いられる。
【0016】
ロードセル13には、バネ15aを介して、付加力装置15により圧力が加わるようになっている。図1では、付加力装置15としてねじ機構で動作するスライド式の加圧装置を示したが、その他の構成の加圧装置であっても良い。
【0017】
一方、冷却ブロック12および冷却側ロッド22には、これらを下方から貫通する複数の孔が設けられ、その中に、それぞれ接触式変位計測棒(接触式変位計用プローブ)62が挿入されている。接触式変位計測棒62は、例えば、直径が約1mm、長さが約50mmのステンレス鋼の棒からなる。
【0018】
例えば、被測定体23の断面が50mm×50mmの場合、直径1mmの接触式変位計測棒62が5本、図1(b)のように配置される。
【0019】
次に、本実施の形態にかかる熱伝導率測定装置100の動作について説明する。
上述のように、2つのロッド21、22の間に被測定体23を挟み、付加力装置15を用いて固定する。2つのロッド21、22と、被測定体23の断面積は略同じである。断面形状は、矩形の他、長方形、円形等であっても構わない。
【0020】
加熱ブロック11を加熱し、冷却ブロック12を冷却すると、加熱ブロック11から加熱側ロッド21に熱が流入し、被測定体23を通って、冷却側ロッド22から流出する。
図2に、このときの温度分布を示す。図2において、横軸は上下方向の測定位置であり、縦軸はロッド温度測定センサ41、42で測定したロッド21、22の温度である。
図2において、加熱ブロック11から冷却ブロック12に流れる熱流速をqとすると、qは以下の(式1)で表される。
【0021】
【数1】

【0022】
ここで、qは加熱側ロッド21から被測定体23へ流入した熱流束(W/m)、qは被測定体23から冷却側ロッド22へ流入した熱流束(W/m)である。熱流束q、qは以下の(式2)、(式3)で与えられる。
【0023】
【数2】

【0024】
従って、2つのロッド21、22の間の熱抵抗Rcは、測定した2つのロッド21、22の温度勾配から、(式4)により求められる。
【0025】
【数3】

【0026】
ここで、熱抵抗Rcは、2つのロッド21、22と、被測定体23との間の接触圧力に依存する。従って、付加力装置15及びロードセル13を使用して、2つのロッド21、22と被測定体23との間の接触圧力を可変しながら、所定の圧力値毎に上記温度勾配を測定して上記熱抵抗Rcを求める。
【0027】
次に、被測定体23の熱伝導率kuを調べたい場合、z軸方向に厚みのある被測定体23に設けた複数の孔に、それぞれ温度測定センサを埋設し、被測定体23のz軸方向の温度勾配を測定する。このとき、被測定体23を通過する熱流束qは(式5)で定義される。
【0028】
【数4】

【0029】
従って、被測定体23の熱伝導率kuは、被測定体23の温度勾配を用いて(式6)で求められる。
【0030】
【数5】

【0031】
一方、被測定体23のz軸方向の厚みが非常に薄く、複数の孔を設けることができない場合、被測定体23のz軸方向の温度勾配を(式4)のΔT(2つのロッド内のそれぞれの温度勾配の外挿線から求めた温度差)により求めて、(式6)に代入しても良い。
【0032】
この場合、被測定体23の熱伝導率kuは、(式7)から以下のように求められる。
【0033】
ku=q/(ΔT/ts) (式7)
ただし、tsは、被測定体23の厚さ(m)である。
【0034】
このように、(式7)から、熱伝導率kuは、被測定体23の厚さtsの測定精度に大きく影響されることがわかる。例えば、被測定体23がグリースやラバーなどのような軟らかい材料の場合、被測定体の熱膨張や接触圧の変化などにより厚さが変化し、熱伝導率kuの値が不正確になる。
【0035】
これに対して、熱伝導率測定装置100では、複数の接触式変位計測棒62を設けることにより、被測定体23の厚さtsを実測し、熱伝導率kuの値をより精度良く求める。
【0036】
被測定体23の厚さtsの測定方法を以下に示す。
図3は、接触式変位計測棒62の変位の較正方法を示したものである。変位較正ブロック63は、接触式変位計測棒62の変位較正に用いられる治具である。変位較正ブロック63は、片面が平坦であり、他の片面には、既知の深さHbの凹部が設けられている。
【0037】
変位の較正工程では、冷却側ロッド22の上に被測定体23を載せる前に、変位較正ブロック63を載せて較正作業を行う。図3(a)は、被測定体23を平坦な面を下にして載せた場合で、変位0の場合に相当する。一方、図3(b)は、凹部を有する面を下にして載せた場合であり、変位は既知の値Hbである。
【0038】
図3(a)、(b)に示すように、変位較正ブロック63の凹部の有無によって、接触式変位計測棒62は伸縮する。その伸縮程度は電気信号に変換され、変位量0およびHbの測定値として計測される。ここでは、これらの変位量と測定値とを用いて、接触式変位計測棒62の変位較正を行う。
【0039】
続いて、被測定体23に膜厚方向に貫通孔を設け、接触式変位計測棒62が貫通孔を通るように冷却側ロッド22上に被測定体23を載せる。更に、その上部に、接触式変位計測棒62の先端が突き当たるように、加熱側ロッド21を載せる。これにより、接触式変位計測棒62の変位量が、被測定体23の厚さと等しくなり、被測定体23の厚さtsを正確に計測できる。この結果、被測定体23の熱伝導率kuを(式1)、(式7)から精度良く求めることができる。
【0040】
特に、図1(b)に示すように、複数の接触式変位計測棒62を用いて、被測定体23の複数の位置で厚さtsを測定するため、被測定体23が傾いて厚さtsが面内で一定でない場合でも、複数の測定結果から平均厚さを求めることにより、被測定体23の熱伝導率kuを精度良く求めることができる。
【0041】
次に、被測定体23と、加熱側ロッド21、冷却側ロッド22との接触面に空気などの膜が存在し、接触熱抵抗Rsが生じる場合について考える。接触熱抵抗Rsがあると、図2に示すような、2つのロッド21、22内の温度勾配の外挿線から求めた温度差ΔTが、実際の被測定体23の温度差とはならない。
【0042】
このような場合には、付加力装置15を用いて、接触面圧力を増減させることにより、被測定体23の厚さtsを変化させ、その時の熱抵抗Rcを、測定した2つのロッド21、22の温度勾配から、(式4)により求める。
【0043】
図4は、測定体23の試験辺厚さ(ts)と、その時の熱抵抗Rcとの関係であり、横軸に測定体23の試験辺厚さ(ts)、縦軸に(式4)から求めた熱抵抗(R)を示す。図4に示す直線の傾きより、被測定体23の厚さtsに対するRcの変化(dRc/dts)を求める。
【0044】
ここで、2つの接触面を含む被測定体23の熱抵抗Rcは以下の(式8)で表される。
【0045】
Rc=2×Rs+ts/(ku・A) (式8)
【0046】
従って、(式8)をtsで微分することにより、被測定体23の熱伝導率kuは、以下の(式9)で表される。
【0047】
ku=1/(dRc/dts・A) (式9)
【0048】
従って、被測定体23の厚さtsに対するRcの変化(dRc/dts)を図4の傾きより求め、これを(式9)に代入することにより、熱伝導率kuを正確に求めることができる。
【0049】
以上のように、本実施の形態にかかる熱伝導率の測定装置および測定方法を用いることにより、被測定体がグリースやラバー等のような弾性体からなり、測定時に膜厚が不均一に変化しても、複数点で被測定体の膜厚を測定することにより、熱伝導率を正確に求めることができる。
【0050】
また、本実施の形態にかかる他の熱伝導率の測定装置および測定方法を用いることにより、被測定体と、加熱側ロッド、冷却側ロッドとの接触面に空気などの膜が存在し、接触面において熱抵抗が生じる場合でも、被測定体の熱伝導率を正確に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の実施の形態にかかる熱伝導率測定装置である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる熱伝導率測定装置のロッド及び被測定体の温度分布である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる接触式変位計測棒の変位の較正方法である。
【図4】測定体の試験辺厚さ(ts)と、その時の熱抵抗(Rc)との関係である。
【図5】従来の熱伝導率測定装置である。
【符号の説明】
【0052】
10 ヒータ、11 加熱ブロック、12 冷却ブロック、13 ロードセル、14 支持部材、15 付加力装置、15a バネ、21 加熱側ロッド、22 冷却側ロッド、23 被測定体、41、42 ロッド温度測定センサ、62 接触式変位計測棒、100 熱伝導率測定装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被測定体を、それぞれの一端で挟持するように対向配置された加熱側ロッド及び冷却側ロッドと、
該加熱側ロッド及び該冷却側ロッドのそれぞれに設けられた温度センサと、
該加熱側ロッドの他端に設けられた加熱手段と、
該冷却側ロッドの他端に設けられた冷却手段とを含み、
該加熱手段から該冷却手段に熱流を与えて、該温度センサで該加熱側ロッドと該冷却側ロッドとの温度勾配を測定し、該温度勾配より計算した該被測定体中の被測定体温度勾配と、被測定体の被測定体膜厚から、該被測定体の熱伝導率を計算する熱伝導率測定装置であって、
熱伝導率測定装置が、更に、該被測定体膜厚を複数点で測定する膜厚測定手段を含み、被測定体膜厚が、該膜厚測定手段の測定膜厚に基づいて定められることを特徴とする熱伝導率測定装置。
【請求項2】
上記膜厚測定手段が、上記冷却側ロッド側から上記被測定体を貫通して上記加熱側ロッドに接するように配置された接触式変位計測棒からなることを特徴とする請求項1に記載の熱伝導率測定装置。
【請求項3】
上記加熱側ロッドと上記冷却側ロッドとの間で上記被測定体を加圧する加圧手段を備え、該加圧手段で該被測定体を加圧した状態で、該被測定体の熱伝導率を計算することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱伝導率測定装置。
【請求項4】
加熱側ロッドと冷却側ロッドとの間に被測定体を挟む工程と、
該加熱側ロッドの上端から冷却側ロッドの下端に熱流を流し、該加熱側ロッド中および該冷却側ロッド中の温度勾配を測定する測定工程と、
該加熱側ロッドおよび該冷却側ロッドの温度勾配の測定結果から、該被測定体中の被測定体温度差(ΔT)を求める工程と、
該測定工程中に、該被測定体の膜厚を複数点で測定し、被測定体膜厚(ts)を求める工程と、
該被測定体温度差(ΔT)と該被測定体膜厚(ts)から、該被測定体の熱伝導率(ku)を求める工程とを含むことを特徴とする熱伝導率測定方法。
【請求項5】
上記加熱側ロッドと上記冷却側ロッドとの間で上記被測定体を加圧し、該被測定体の膜厚(ts)が加圧により異なった複数の状態で、該加熱側ロッドと該冷却側ロッドとの間の熱抵抗(Rc)をそれぞれ求める工程と、
該被測定体の熱伝導率(ku)を、以下の式:
ku=1/(dRc/dts・A)
から求める工程とを含むことを特徴とする請求項4に記載の熱伝導率測定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−309729(P2008−309729A)
【公開日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−159711(P2007−159711)
【出願日】平成19年6月18日(2007.6.18)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】