説明

熱現像感光材料および画像形成方法

【課題】 本発明の課題は、かぶりが低く、保存安定性が改良された熱現像感光材料および画像形成方法を提供することである。
【解決手段】 支持体の少なくとも一方の面上に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩、還元剤及びバインダーを含有する画像形成層を有する熱現像感光材料であって、
1)前記感光性ハロゲン化銀は、平均ヨウ化銀含有率が40モル%以上であり、全投影面積の50%以上がアスペクト比が2以上の平板状粒子であり、
2)炭素数が4以上16以下の脂肪族モノカルボン酸、そのアルカリ金属塩、及びその銀塩の少なくとも一つ含有することを特徴とする。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体の少なくとも一方の面上に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩、還元剤及びバインダーを含有する画像形成層を有する熱現像感光材料であって、
1)前記感光性ハロゲン化銀は、平均ヨウ化銀含有率が40モル%以上であり、全投影面積の50%以上がアスペクト比が2以上の平板状粒子であり、
2)炭素数が4以上16以下の脂肪族モノカルボン酸、そのアルカリ金属塩、及びその銀塩の少なくとも一つ含有することを特徴とする熱現像感光材料。
【請求項2】
前記脂肪族モノカルボン酸、そのアルカリ金属塩、及びその銀塩の炭素数が4以上14以下であることを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料。
【請求項3】
前記脂肪族モノカルボン酸、そのアルカリ金属塩、及びその銀塩を前記非感光性有機銀塩に対して2.5質量%以上50質量%以下含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱現像感光材料。
【請求項4】
前記脂肪族モノカルボン酸、そのアルカリ金属塩、及びその銀塩を前記非感光性有機銀塩に対して5質量%以上40質量%以下含有することを特徴とする請求項3に記載の熱現像感光材料。
【請求項5】
前記感光性ハロゲン化銀の平均ヨウ化銀含有率が80モル%以上であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項6】
前記感光性ハロゲン化銀の平均ヨウ化銀含有率が90モル%以上であることを特徴とする請求項5に記載の熱現像感光材料。
【請求項7】
前記平板状粒子の平均円相当直径が0.3μm以上8.0μm以下であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項8】
ヨウ化銀錯形成剤を含有することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項9】
下記一般式(PH)で表される化合物を含有することを特徴とする請求項8に記載の熱現像感光材料:
【化1】

(式中、Tはハロゲン原子(フッ素、臭素、ヨウド)、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、又はニトロ基を表し、kは0〜4の整数を表す。kが2以上の時、複数のkは互いに同一であっても異なっても良い。)。
【請求項10】
前記平板状ハロゲン化銀粒子がエピタキシャル部を有することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項11】
前記感光性ハロゲン化銀がカルコゲン増感、および金増感の少なくとも1つで化学増感されていることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項12】
水溶性チオシアン酸塩をハロゲン化銀1モル当たり1×10-3モル以上で、8×10-1モル以下含有することを特徴とする請求項11に記載の熱現像感光材料。
【請求項13】
前記感光性ハロゲン化銀が、第3族から第14族の金属ないし金属錯体を含有することを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項14】
下記一般式(M)で表される化合物を含有することを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の熱現像感光材料:
【化2】

(式中、Qは含窒素芳香族ヘテロ環を形成するに必要な原子群を表す。Mは水素原子又はカチオンを表す。)。
【請求項15】
前記画像形成層を前記支持体の両面に有することを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項16】
前記請求項1〜請求項15のいずれか1項に記載の熱現像感光材料を蛍光増感スクリーンと密着してX線露光し、熱現像することを特徴とする画像形成方法。
【請求項17】
前記蛍光増感スクリーンが、発光光の50%以上が波長350nm以上420nm以下である蛍光体を含んだ蛍光増感スクリーンであることを特徴とする請求項16に記載の画像形成方法。
【請求項18】
前記蛍光体が、2価のEu賦活バリウムハライド系蛍光体であることを特徴とする請求項17に記載の画像形成方法。

【公開番号】特開2006−308968(P2006−308968A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−133142(P2005−133142)
【出願日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】