説明

熱現像感光材料

【課題】カプラー化合物を使用した場合においても、熱現像前の経時での銀色調変化やカブリ上昇、熱現像後の経時での銀色調変化やカブリ上昇が小さく、熱現像時の擦傷発生や熱現像装置内の汚れ発生のない熱現像感光材料を提供する。
【解決手段】支持体上にハロゲン化銀粒子、有機銀塩、還元剤、カプラー化合物、及びバインダーを含有する感光性層、該感光性層の上に設けられた非感光性層を有し、かつ支持体の反対側の面にバックコート層を有する熱現像感光材料において、前記バックコート層が平均粒径が14〜30μmのマット剤Aを含有することを特徴とする熱現像感光材料。
上記感光性層の上に設けられた非感光性層又はバックコート層に、分子量が550〜10,000の潤滑剤を含有することが好ましい。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体上にハロゲン化銀粒子、有機銀塩、還元剤、カプラー化合物、バインダーを含有する感光性層、及び該感光性層上に設けられた非感光性層を有し、かつ支持体の反対側の面にバックコート層を有する熱現像感光材料において、前記バックコート層が平均粒径が14〜30μmのマット剤Aを含有することを特徴とする熱現像感光材料。
【請求項2】
前記バックコート層に含有される平均粒径が14〜30μmのマット剤Aが、バックコート層に含まれる全マット剤の0.05〜5.0質量%であることを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料。
【請求項3】
前記感光性層の上に設けられた非感光性層又はバックコート層に、分子量が550〜10,000の潤滑剤を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱現像感光材料。
【請求項4】
前記感光性層の上に設けられた非感光性層又はバックコート層に、多価アルコールの脂肪酸エステルを含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項5】
前記感光性層の乾燥膜厚が9〜16μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項6】
前記バックコート層にマット剤Bを含有し、該マット剤Bの平均粒径が6〜12μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項7】
前記バックコート層に含有される平均粒径が6〜12μmのマット剤Bが、バックコート層に含まれる全マット剤の95.0〜99.5質量%であることを特徴とする請求項6に記載の熱現像感光材料。
【請求項8】
前記還元剤が下記一般式(RD1)で表されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【化1】

〔式中、X1はカルコゲン原子又はCHR1を表し、R1は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基又は複素環基を表す。R2はアルキル基を表し、同一でも異なってもよいが、少なくとも一方は2級又は3級のアルキル基である。R3は水素原子又はベンゼン環に置換可能な基を表し、同一でも異なってもよい。R4はベンゼン環に置換可能な基を表し、m及びnは各々0〜2の整数を表す。m又はnが2の場合、二つのR4は同一でも異なってもよい。〕
【請求項9】
前記感光性層に省銀化剤を含有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項10】
前記省銀化剤が、ヒドラジン誘導体、ビニル化合物、フェノール誘導体、ナフトール誘導体、4級オニウム化合物及びシラン化合物から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項9に記載の熱現像感光材料。
【請求項11】
123℃で3秒間、次いで127℃で7秒間熱現像した時の画像濃度の最大値が4.0〜5.0であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項12】
123℃で3秒間、次いで127℃で7秒間熱現像して得られる写真特性曲線の光学濃度1.2における平均階調(γ値)が2.0〜6.0であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−145728(P2009−145728A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−324467(P2007−324467)
【出願日】平成19年12月17日(2007.12.17)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】